JP2000216029A - 変圧器の巻線構造 - Google Patents

変圧器の巻線構造

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JP2000216029A
JP2000216029A JP11013324A JP1332499A JP2000216029A JP 2000216029 A JP2000216029 A JP 2000216029A JP 11013324 A JP11013324 A JP 11013324A JP 1332499 A JP1332499 A JP 1332499A JP 2000216029 A JP2000216029 A JP 2000216029A
Authority
JP
Japan
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electric wire
wire
winding
layer
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP11013324A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kobayashi
真彦 小林
Koji Sakurai
浩治 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takaoka Electric Mfg Co Ltd filed Critical Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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  • Insulating Of Coils (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁特性および冷却特性を損なうことなく層
間寸法を縮小し、巻線高さを低減した巻線構造を提供す
る。 【解決手段】 内径側と外径側とで厚さが異なる段差付
スペーサ2を円板状コイルのコイル間に交互に挿入し、
同電位側の層間寸法を小さくした構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器の巻線構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器巻線は電線を円板状に鉄心周囲を
周回させて構成することにより、電圧を変成する構造と
なっている。この電線には、出力電流に応じた電流が流
れるため、電線にジュール熱等が発生する。このジュー
ル熱等を電線周囲の冷媒(絶縁油等)に効率よく伝えて
電線の温度上昇を抑えるため、巻線内には冷却通路が一
般に設けられている。図2には、従来からなる電線を円
板状に鉄心の周囲に周回した巻線構造断面図を示す。変
圧器巻線は、銅素線に絶縁紙等を絶縁被覆した電線1が
同心円状に巻回されており、課電端子につながる巻線1
層目の外側電線1(a)から内側へ向けて同心円状に巻
回されている。電線1は銅素線部に負荷電流が流れるこ
とによりジュール熱が発生するため、この熱を周囲の冷
却媒体に伝えるために、巻線2層目との間にスペーサを
設けている。電線は巻線の中で連続してつながっていな
ければならないため、巻線1層目の内側電線1(b)と
巻線2層目の内側電線1(c)とは上下でつながれてお
り、巻線2層目の外側電線1(d)に致る構成となって
いる。この構成が2層毎に繰り返され、巻線が構成され
ている。なお、1層目の外周電線1(a)と2層目の外
周電線1(d)との間には1層に巻回されている電線1
の2倍の巻回数がある。このため、スペーサ2の厚さ
は、冷却としての寸法確保だけでなく、絶縁的な寸法を
確保する必要があり、スペーサ2の厚さtが増大するこ
とによって巻線寸法が増大していた。これを改善するた
めに電線1(a)の周囲に絶縁紙を施し、絶縁耐力を向
上させる方策がとられているが、絶縁層の増大により発
熱部である銅素線から冷却媒体への熱伝達が低下し、電
線温度が高くなる欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような巻線構
造の問題点は、絶縁上必要としない部位の層間寸法が大
となっているため、巻線全体が大きくなっていることで
ある。本発明においては、絶縁特性および冷却特性を損
なうことなく層間寸法を縮小し、巻線高さを低減した巻
線構造を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の巻線構造は、内
径側と外径側とで厚さが異なる段差付スペーサを内径側
と外径側で交互に挿入し、同電位側の層間寸法を小さく
した構造とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1を
参照して説明する。図1は本発明の巻線構造断面図であ
り、1は絶縁被覆された電線、2は巻線各層間に設けら
れた段差付スペーサを示す。課電端子につながる1層目
外周の電線1(a)から1層目内周の電線1(b)まで
巻回され、内周側で2層目内側巻線1(c)に接続され
ている。さらに2層目内側電線1(c)から2層目外側
電線1(d)へ巻回され、2層目外側電線1(d)は3
層目外側電線1(e)に接続されている。1層目外側電
線1(a)とs層目外側電線1(d)との間には各層の
2倍の巻回数があるため、このコイル間には巻回数に応
じた電圧が発生する。しかし、1層目内側電線1(b)
と2層目内側電線1(c)との間は、層間の接続箇所で
あるため電位差が発生せず、層間の絶縁寸法を確保する
必要がなく、冷却上の最小の寸法が確保されていればよ
い。そのため、スペーサを1端の厚みをt1、他端の厚
みをt2とし、 t2<t1 とした段差付スペーサ2を厚みt2が接続箇所側になる
ように内径側と外径側で交互に配置する。厚みt1は絶
縁的に必要とされる層間寸法とし、厚みt2を冷却的に
必要とされる層間寸法とすることにより、巻線の層間寸
法を絶縁および冷却として必要な最小寸法とすることが
できる。したがって、絶縁性能および冷却性能を巻線高
さが図2の構成に比し (t1−t2)×(層数−1) の巻線高さを低減することができる。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の巻線構成
は、絶縁特性および冷却特性を損なうことなく巻線高さ
を低減することができ、変圧器をコンパクト化できると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変圧器の巻線構造の一実施の形態例を
示す断面図である。
【図2】従来の変圧器の巻線構造の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1(a),1(b),1(c),1(d),1(e)
電線 2 段差付スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 31/00 S

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状に電線を巻回した変圧器巻線で、
    内径側と外径側とで電位差の少ない方のスペーサは薄
    く、電位差が大きい方のスペーサを厚くした、厚さが異
    なる段差付スペーサを円板状コイルのコイル間に交互に
    挿入したことを特徴とする変圧器の巻線構造。
JP11013324A 1999-01-21 1999-01-21 変圧器の巻線構造 Pending JP2000216029A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012069621A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Mitsubishi Electric Corp 静止誘導器における冷却構造、及び該冷却構造を有する静止誘導器
WO2024106455A1 (ja) * 2022-11-15 2024-05-23 大日本印刷株式会社 コイル部品及びその製造方法、送電装置、受電装置、並びに電力伝送システム

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