JP2000215939A - コネクタの固定構造 - Google Patents

コネクタの固定構造

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JP2000215939A
JP2000215939A JP11014786A JP1478699A JP2000215939A JP 2000215939 A JP2000215939 A JP 2000215939A JP 11014786 A JP11014786 A JP 11014786A JP 1478699 A JP1478699 A JP 1478699A JP 2000215939 A JP2000215939 A JP 2000215939A
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JP
Japan
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terminal
connector
connector housing
fixing structure
board
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JP11014786A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sawayanagi
昌広 沢柳
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減して低重量化及び低コスト化
を図ることができると共に、コネクタハウジングを基板
に容易かつ確実に固定することができる作業性及び信頼
性に優れたコネクタの固定構造を提供する。 【解決手段】 コネクタハウジング11より外側へ突出
した端子12,12′の一端12a側を、基板20の端
子貫通孔21,22に貫通させて基板20に半田付けH
により固定するようにしたコネクタ10の固定構造にお
いて、端子12′の一端12a側に屈曲部13を形成
し、この屈曲部13を基板20の端子貫通孔22に貫通
させて該端子貫通孔22に係止自在にした。即ち、コネ
クタハウジング11の両端側に位置する一対の端子1
2′,12′の各一端12a側に屈曲部13をく字状に
折り曲げ形成し、この各屈曲部13をコネクタハウジン
グ11の両端に形成した各端子挿通孔11eに挿通させ
て基板20側に突出させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端子を備え
たコネクタハウジングを例えばプリント基板に固定する
のに好適なコネクタの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタの固定構造として、図
6〜図8に示す半田付け固定タイプのものと、図9に示
すネジ固定タイプのものが知られている。
【0003】図6〜図8に示すように、半田付け固定タ
イプのコネクタ1は、内部から外部にかけて略U字状の
雄端子3を複数並列に突設した箱状で雌型のコネクタハ
ウジング2を有している。
【0004】そして、コネクタハウジング2から外側に
突出した各雄端子3の一端3aはプリント基板4に形成
された各端子貫通孔4aに貫通されて半田付け(この部
分を図中符号Hで示す)により該プリント基板4に固定
され、コネクタハウジング2の内部に露出した各雄端子
3の他端3bはワイヤハーネスWを接続した雄型の相手
側コネクタ5の各雌端子(図示省略)に嵌合されるよう
になっている。
【0005】また、図9に示すように、ネジ固定タイプ
のコネクタ6は、内部から外部にかけて棒状の雄端子8
を複数並列に突設した箱状で雌型のコネクタハウジング
7を有している。このコネクタハウジング7の両側に突
出した一対の鍔部7a,7aにはネジ挿通孔7bをそれ
ぞれ形成してある。
【0006】そして、コネクタ6をプリント基板4に固
定する場合には、コネクタハウジング7の底面から外側
に突出した各雄端子8の一端8aをプリント基板4の各
端子貫通孔4aに貫通させた状態で、コネクタハウジン
グ7の両側の一対の鍔部7a,7aの各ネジ挿通孔7b
とプリント基板4の各ネジ挿通孔4bとにネジ9aを挿
通させてナット9bを介して締結固定するようになって
いる。
【0007】尚、この半田付け固定タイプのコネクタ1
の固定構造に関する類似技術は、実開平6−60067
号公報等に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の半田付け固定タイプのコネクタ1の固定構造では、
半田付けが終了するまでの間、作業者が手や治具等でコ
ネクタ1がずれたり、脱落しないように保持し続ける必
要があり、作業性が悪かった。また、図8に示すよう
に、コネクタ1とプリント基板4との間に隙間tが発生
したままの状態で半田付けされて固定されることもあ
り、信頼性が劣った。
【0009】また、ネジ固定タイプのコネクタ6の固定
構造では、ネジ9aやナット9b等の固定専用の複数の
別部品が必要不可欠なため、その分部品点数が増えて高
重量やコスト高になった。
【0010】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、部品点数を削減して低重量化
及び低コスト化を図ることができると共に、コネクタハ
ウジングを基板に容易かつ確実に固定することができる
作業性及び信頼性に優れたコネクタの固定構造を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クタハウジングより外側へ突出した端子の一端側を、基
板に形成された端子貫通孔に貫通させて該基板に半田付
けにより固定するようにしたコネクタの固定構造におい
て、前記端子の一端側に屈曲部を形成し、この屈曲部を
前記基板の端子貫通孔に貫通させて該端子貫通孔に係止
自在にしたことを特徴とする。
【0012】このコネクタの固定構造では、コネクタハ
ウジングを基板に固定する際に、コネクタハウジングよ
り外側に突出した端子の一端側の屈曲部を基板の端子貫
通孔に係止させることにより、コネクタハウジングを基
板に仮固定することができるため、端子の一端側と基板
との半田付けが容易かつ確実に行われる。これにより、
固定専用の別部品が不要となり、その分部品点数が削減
されて全体の低重量化及び低コスト化が図られると共
に、作業性及び信頼性が向上する。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のコネク
タの固定構造であって、前記端子の全体を略U字状に折
り曲げて弾性変形自在に形成すると共に、前記屈曲部を
く字状に折り曲げ形成し、このく字状の屈曲部の下側の
傾斜部で前記コネクタハウジングを前記基板に押圧させ
る方向に付勢自在にしたことを特徴とする。
【0014】このコネクタの固定構造では、端子のく字
状の屈曲部の下側の傾斜部によりコネクタハウジングが
基板側に押圧付勢されるため、コネクタハウジングと基
板との間に隙間が発生することなく、コネクタハウジン
グが基板に高精度で固定される。
【0015】請求項3の発明は、請求項1記載のコネク
タの固定構造であって、前記コネクタハウジングに前記
端子を複数並列に設け、これら複数の端子のうちの前記
コネクタハウジングの両端側に位置する一対の端子の各
一端側に屈曲部をく字状にそれぞれ折り曲げ形成し、こ
の一対の端子の各屈曲部を前記コネクタハウジングの両
端に形成した各端子挿通孔に挿通させて前記基板側にそ
れぞれ突出させたことを特徴とする。
【0016】このコネクタの固定構造では、コネクタハ
ウジングの両端側の一対の端子の各屈曲部が該コネクタ
ハウジングの両端の一対の端子挿通孔を介して基板の各
端子貫通孔に確実に位置決めされるため、基板へのコネ
クタハウジングの仮固定が容易かつ確実に行われ、作業
性及び信頼性がより一段と向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の一実施形態のコネクタの固
定構造が適用された基板とコネクタの固定状態を示す断
面図、図2は同コネクタの斜視図、図3は基板とコネク
タの仮固定の途中状態を一部断面で示す正面図、図4は
基板とコネクタの仮固定状態を示す断面図、図5は同コ
ネクタに用いられる端子の拡大正面図である。
【0019】図1〜図4に示すように、コネクタ10
は、合成樹脂製の箱状で雌型のコネクタハウジング11
を有している。このコネクタハウジング11の内部から
外部にかけて略U字(コ字)状の雄端子(端子)12,
12′を複数並列に突設してある。また、図2に示すよ
うに、コネクタハウジング11の後側には矩形板状の鍔
部11aを一体突出形成してあると共に、該コネクタハ
ウジング11の両側には舌片状で一対の鍔部11b,1
1bを一体突出形成してある。この矩形板状の鍔部11
aに位置(両側の雄端子12′を除く)する複数の雄端
子12の一端12a側がインサート成形により一体にな
って外側にそれぞれ突出していると共に、各雄端子1
2,12′の他端12b側はコネクタハウジング11の
底部11cにインサート成形により一体になってその内
部11dにそれぞれ突出している。
【0020】また、一対の鍔部11b,11bには端子
挿通孔11eをそれぞれ形成してあり、この各端子挿通
孔11eにはコネクタハウジング11の両端側に位置す
る一対の雄端子12′,12′の各一端12a側がそれ
ぞれ挿通している。この各雄端子12′の一端12a側
には屈曲部13をく字状(V字状)に折り曲げ形成して
ある。この各雄端子12′の屈曲部13はコネクタハウ
ジング11の両端の各鍔部11bの端子挿通孔11eに
挿通して上方に突出している。
【0021】そして、コネクタハウジング11から外側
に突出した各雄端子12の一端12a及び一対の雄端子
12′,12′の各屈曲部13は、プリント基板(基
板)20に形成された各端子貫通孔21,22にそれぞ
れ貫通された後で、該プリント基板20の各端子貫通孔
21,22の周りの上面20aに形成された各パターン
(接点)23,24に半田付け(この部分を図中符号H
で示す)されて固定されるようになっている。
【0022】上述した一対の雄端子12′,12′の各
屈曲部13のプリント基板20の一対の端子貫通孔2
2,22に対する貫通時において、図5に示すように、
該各雄端子12′の全体は略U字状に折り曲げられて弾
性変形自在に形成されているので、く字状の屈曲部13
の下側の傾斜部13bによりコネクタハウジング11は
プリント基板20に押圧される方向に付勢されるように
なっている。即ち、コネクタハウジング11の上面11
fがプリント基板20の下面20bに隙間なく当接する
まで、各雄端子12′の弾性変形による屈曲部13側の
押圧力(図4中矢印方向の力F)によりコネクタハウジ
ング11はプリント基板20側に常に押圧付勢されるよ
うになっている。
【0023】また、図4に示す各雄端子12′の屈曲部
13のプリント基板20の端子貫通孔22に貫通した後
は、該屈曲部13の下側の傾斜部13bの中途が上記端
子貫通孔22の上縁に係止(仮固定)されるようになっ
ている。尚、矩形板状の鍔部11aに並列に配置された
各雄端子12とコネクタハウジング11の両端側に配置
された各雄端子12′とは略直交する方向に配置されて
いる。また、プリント基板20のコネクタハウジング1
1の開口部11gに対向する位置には矩形の開口孔25
を形成してある。
【0024】以上実施形態のコネクタ10の固定構造に
よれば、コネクタハウジング11をプリント基板20に
固定する際に、図3,図4に示すように、該コネクタハ
ウジング11をプリント基板20側へ押し付けること
で、その両側に突出した一対の雄端子12′,12′の
各屈曲部13がプリント基板20の一対の端子貫通孔2
2,22に係止されることにより仮固定されて保持され
る。この際、作業者は手や治具等でコネクタハウジング
11を押さえておく必要がなく、また、一対の雄端子1
2′,12′の各屈曲部13の両外側に働く弾性力Fに
より、コネクタハウジング11はプリント基板20へ押
さえ付けられるように付勢され、両者には隙間が発生し
ない。このようにして、コネクタハウジング11をプリ
ント基板20に仮固定することができるため、各端子1
2,12′の一端12a側とプリント基板20の各パタ
ーン23,24とを容易かつ確実に半田付けすることが
できる。コネクタハウジング11の両側の一対の雄端子
12′,12′の一端12a側はく字状に折り曲げられ
た屈曲部13になっているため、従来のすべて真っ直ぐ
になっている雄端子の一端に比べて半田接合面が広くな
るため、コネクタハウジング11の保持力(固着力)も
従来のものに比べて強くなる。
【0025】このように、雄端子12′の一端12a側
の一部である屈曲部13をコネクタハウジング11をプ
リント基板20に固定する際の仮固定用としたので、固
定専用の別部品が不要となり、その分部品点数を削減す
ることができて全体の低重量化及び低コスト化を図るこ
とができると共に、作業性及び信頼性を向上させること
ができる。
【0026】また、一対の雄端子12′,12′の各一
端12a側のく字状の屈曲部13の下側の傾斜部13b
により、コネクタハウジング11をプリント基板20側
に押圧付勢することができるため、コネクタハウジング
11とプリント基板20との間に隙間が発生することな
く、コネクタハウジング11をプリント基板20に高精
度で固定することができる。
【0027】さらに、コネクタハウジング11の両端側
に位置する一対の雄端子12′,12′の各屈曲部13
を該コネクタハウジング11の両端の一対の端子挿通孔
11e,11eを介してプリント基板20の一対の端子
貫通孔22,22に確実に位置決めすることができるた
め、プリント基板20へのコネクタハウジング11の仮
固定を容易かつ確実に行うことができ、作業性及び信頼
性をより一段と向上させることができる。
【0028】尚、前記実施形態によれば、コネクタハウ
ジングの両端側に位置する各雄端子の一端側の屈曲部を
く字状(略V字状)に折り曲げ形成したが、略U字状や
略C字状等に折り曲げ形成しても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、コネクタハウジングを基板に固定する際に、コ
ネクタハウジングより外側に突出した端子の一端側の屈
曲部を基板の端子貫通孔に係止させることにより、コネ
クタハウジングを基板に仮固定することができるため、
端子の一端側と基板との半田付けを容易かつ確実に行う
ことができる。これにより、固定専用の別部品が不要と
なるため、その分部品点数を削減することができて全体
の低重量化及び低コスト化を図ることができると共に、
作業性及び信頼性を向上させることができる。
【0030】請求項2の発明によれば、端子の一端側の
く字状の屈曲部の下側の傾斜部によりコネクタハウジン
グを基板側に押圧付勢することができるため、コネクタ
ハウジングと基板との間に隙間が発生することなく、コ
ネクタハウジングを基板に高精度で固定することができ
る。
【0031】請求項3の発明によれば、コネクタハウジ
ングの両端側の一対の端子の各屈曲部を該コネクタハウ
ジングの両端の一対の端子挿通孔を介して基板に形成さ
れた各端子貫通孔に確実に位置決めすることができるた
め、基板へのコネクタハウジングの仮固定を容易かつ確
実に行うことができ、作業性及び信頼性をより一段と向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の基板にコネクタを固定し
た状態を示す断面図である。
【図2】上記コネクタの斜視図である。
【図3】上記基板にコネクタを仮固定する途中の状態を
一部断面で示す正面図である。
【図4】上記基板にコネクタを仮固定した状態を示す断
面図である。
【図5】上記コネクタに用いられる端子の拡大正面図で
ある。
【図6】従来例の基板にコネクタを固定した状態を示す
断面図である。
【図7】上記従来例のコネクタの斜視図である。
【図8】上記従来例の基板にコネクタを固定した状態の
問題点を一部断面で示す正面図である。
【図9】他の従来例の基板にコネクタを固定する前の斜
視図である。
【符号の説明】
10 コネクタ 11 コネクタハウジング 11e 端子挿通孔 12,12′ 雄端子(端子) 12a 一端 13 屈曲部 13b 下側の傾斜部 20 プリント基板(基板) 21,22 端子貫通孔 H 半田付け

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングより外側へ突出した
    端子の一端側を、基板に形成された端子貫通孔に貫通さ
    せて該基板に半田付けにより固定するようにしたコネク
    タの固定構造において、 前記端子の一端側に屈曲部を形成し、この屈曲部を前記
    基板の端子貫通孔に貫通させて該端子貫通孔に係止自在
    にしたことを特徴とするコネクタの固定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタの固定構造であ
    って、 前記端子の全体を略U字状に折り曲げて弾性変形自在に
    形成すると共に、前記屈曲部をく字状に折り曲げ形成
    し、このく字状の屈曲部の下側の傾斜部で前記コネクタ
    ハウジングを前記基板に押圧させる方向に付勢自在にし
    たことを特徴とするコネクタの固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコネクタの固定構造であ
    って、 前記コネクタハウジングに前記端子を複数並列に設け、
    これら複数の端子のうちの前記コネクタハウジングの両
    端側に位置する一対の端子の各一端側に屈曲部をく字状
    にそれぞれ折り曲げ形成し、この一対の端子の各屈曲部
    を前記コネクタハウジングの両端に形成した各端子挿通
    孔に挿通させて前記基板側にそれぞれ突出させたことを
    特徴とするコネクタの固定構造。
JP11014786A 1999-01-22 1999-01-22 コネクタの固定構造 Pending JP2000215939A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015530723A (ja) * 2012-10-02 2015-10-15 タイコ・エレクトロニクス・コーポレイションTyco Electronics Corporation ヘッダーコネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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