JP2000215381A - 交通管制システム - Google Patents

交通管制システム

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JP2000215381A
JP2000215381A JP11016914A JP1691499A JP2000215381A JP 2000215381 A JP2000215381 A JP 2000215381A JP 11016914 A JP11016914 A JP 11016914A JP 1691499 A JP1691499 A JP 1691499A JP 2000215381 A JP2000215381 A JP 2000215381A
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JP
Japan
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exhaust gas
laser
gas concentration
traffic
light
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Withdrawn
Application number
JP11016914A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kiriyama
聡 桐山
Takaaki Doi
崇明 土井
Kenji Muta
研二 牟田
Masazumi Taura
昌純 田浦
Teruo Takeshita
照雄 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】日毎の交通量の増減には迅速に対応できると共
に、比較的安価に構成し得る交通管制システムを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】交差点に設置される信号機ポール11aに
レーザ発信装置13及びレーザ受光器14を設置すると
共に、他の信号機ポール11b〜11dにミラー15a
〜15cを装着し、レーザ発信装置13から発信された
レーザ光16がミラー15a〜15cにより順次反射さ
れてレーザ受光器14で受光されるようにする。レーザ
受光器14は、受光レベルを電気信号に変換し、排ガス
濃度計測装置17へ送出する。排ガス濃度計測装置17
は、受信した受光レベルから排ガス濃度を特定し、無線
データ通信器18にて交通管制センタへ送信する。交通
管制センタでは、上記排ガス濃度から計測地点における
車両密度を推定すると共に計測地点での排ガス濃度規制
値に対する超過の有無を判断して交通管制を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が通交する道
路上の排ガス濃度を計測して交通車両を管制する交通管
制システムに関する。
【0002】
【従来の技術】道路交通車両の管制は、従来より信号機
により行なわれている。上記信号機の制御は、時間帯毎
に予めプログラムされた一定時間毎の切換え、もしくは
歩行者の少ない箇所では押しボタン式の手動切換えによ
って行なわれている。また、車両の進入が少ない交差点
では、車両の存在を検知するセンサによって一定時間後
に信号が切換わる自動切換えが使用されている。また、
その他、例えば道路上の各車線上にそれぞれ設置された
カメラによって通行量を監視し、目視もしくは特開平1
0−253649号公報(渋滞監視システム)に示され
ているように、カメラにより撮像された画像を画像処理
装置により処理して車両の動きを追尾し、車両数をカウ
ントして交通量を推定し、その推定値に基づいて複数の
信号機を制御して交通管制する技術が開発されている。
【0003】更には特開平10−143795号公報
(車両の渋滞予報システム)に示されているように、道
路の側帯に設置した車両検知センサもしくは車両に搭載
した無線式データキャリアと道路に設置された無線局と
の交信によって車両を検知して交通量を推定し、渋滞緩
和のために任意の区間の信号機を制御して交通の流れを
滑らかにするシステムが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うに手動及び時間設定式の信号切換えによる交通管制シ
ステムでは、統計的な固定されたデータを用いた非フィ
ードバック制御が使用されているので、日毎の交通量の
増減には対応できないという問題がある。また、無線を
用いて車両を検知する方式では、交通車両全てに車載無
線機が搭載されていなければ交通流の制御という初期の
目的を達し得ない。このためシステムの整備が前提とな
り、目的を達成するためには巨額の費用が発生するとい
う問題がある。更に、カメラ等の撮像装置を用いる方式
では、カメラが高価であるため設置場所が限られるう
え、種々な車両が混在する交通状態に対しては、正確な
交通量を判断するために高度な信号処理が必要になり、
やはり広域の交通管制への適用には巨額の費用が発生す
るという問題がある。
【0005】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、日毎の交通量の増減には迅速に対応できる
と共に、比較的安価に構成し得る交通管制システムを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、車両が通
交する道路上の任意地点における排ガス濃度を計測する
排ガス濃度計測手段と、この排ガス濃度計測装置により
計測された排ガス濃度に基づいて計測地点における車両
の交通流を制御する交通流制御手段とを具備したことを
特徴とする。第2の発明は、前記第1の発明における排
ガス濃度計測手段として、レーザ発信装置及び該レーザ
発信装置から発信されるレーザ光を計測地点を経由して
受光するレーザ受光器を備え、前記レーザ受光器に入射
するレーザ光の受光レベルから排ガス濃度を計測するこ
とを特徴とする。第3の発明は、前記第1の発明におけ
る排ガス濃度計測手段として、レーザ発信装置及びレー
ザ受光器を備え、前記レーザ発信装置から発信されるレ
ーザ光を計測地点に設けた単数もしくは複数のミラーに
より反射させてレーザ受光器に入射することにより計測
エリアを設定し、前記レーザ受光器に入射するレーザ光
の受光レベルから前記計測エリアにおける排ガス濃度を
計測することを特徴とする。
【0007】第4の発明は、車両が通交する交差点に設
けられたレーザ発信装置と、このレーザ受光器から発信
されるレーザ光を反射する単数もしくは複数のミラー
と、前記ミラーにより反射されるレーザ光を計測地点を
経由して受光するレーザ受光器と、このレーザ受光器に
より受光されたレーザ光の受光レベルから計測地点にお
ける排ガス濃度を計測する排ガス濃度計測装置と、この
排ガス濃度計測装置により計測された排ガス濃度を遠隔
地点に送信する送信手段と、前記遠隔地点に設けられ、
前記送信手段により送信される排ガス濃度を受信し、こ
の受信した排ガス濃度に基づいて計測地点における車両
の交通流を制御する交通流制御手段とを具備したことを
特徴とする。
【0008】第5の発明は、車両が通交する交差点に設
けられたレーザ発信装置と、このレーザ発信装置から発
信されるレーザ光をスキャニングして複数の方向に送出
するレーザスキャニング機構と、このレーザスキャニン
グ機構により送出されるレーザ光を受光し入射方向と反
対の方向に反射する単数もしくは複数のミラーと、前記
ミラーにより反射されるレーザ光を計測地点を経由して
受光するレーザ受光器と、このレーザ受光器により受光
されたレーザ光の受光レベルから計測地点における排ガ
ス濃度を計測する排ガス濃度計測装置と、この排ガス濃
度計測装置により計測された排ガス濃度に基づいて計測
地点における車両の交通流を制御する交通流制御手段と
を具備したことを特徴とする。第6の発明は、前記第5
の発明におけるレーザ発信装置とレーザスキャニング機
構とレーザ受光器とを一体化して構成したことを特徴と
する。
【0009】第7の発明は、車両が通交する交差点に設
けられたレーザ発信装置と、このレーザ発信装置と一体
的に設けられるレーザ受光器と、前記レーザ発信装置か
ら発信されるレーザ光及びレーザ受光器が受光するレー
ザ光の方向を切換える光学ユニット切換装置と、この光
学ユニット切換装置にそれぞれ光ファイバケーブルを介
して連結され、送光用光学系と受光用光学系が対として
設けられる複数の光学ユニットからなるレーザ送受信用
センシングヘッドと、このセンシングヘッドの各光学ユ
ニットに対向して設けられ、前記センシングヘッドの送
光用光学系から送出されるレーザ光を受光し、前記セン
シングヘッドの受光用光学系に反射するミラーと、前記
センシングヘッドから光ファイバケーブル及び光学ユニ
ット切換装置を介して前記レーザ受光器に入射されるレ
ーザ光の受光レベルから計測地点における排ガス濃度を
計測する排ガス濃度計測装置と、この排ガス濃度計測装
置により計測された排ガス濃度に基づいて計測地点にお
ける車両の交通流を制御する交通流制御手段とを具備し
たことを特徴とする。第8の発明は、前記第5又は第7
の発明において、レーザ光を反射するミラーとしてコー
ナーキューブを用いて構成したことを特徴とする。第9
の発明は、第7の発明におけるレーザ発信装置とレーザ
受光器と光学ユニット切換装置と排ガス濃度計測装置と
を一体化して構成したことを特徴とする。
【0010】第10の発明は、車両が通交する道路に沿
って数十m以上の単位で設置されるレーザ計測光路と、
このレーザ計測光路を透過したレーザ光を受光し、その
レーザ光の受光レベルを計測する手段と、この手段によ
り計測されたレーザ光の受光レベルから計測地点におけ
る排ガス濃度を計測する排ガス濃度計測装置と、この排
ガス濃度計測装置により計測された排ガス濃度に基づい
て計測地点における車両の交通流を制御する交通流制御
手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】第11の発明は、車両が通交する複数の交
差点における排ガス濃度を計測する第1の排ガス濃度計
測手段と、車両が通交する道路に沿って数十m以上の単
位で排ガス濃度を計測する1点以上の第2の排ガス濃度
計測手段と、上記第1及び第2の排ガス濃度計測手段で
計測された排ガス濃度計に基づいて計測地点における車
両の交通流を制御する交通流制御手段とを具備したこと
を特徴とする。第12の発明は、前記第1、第4、第
5、第7、第10又は第11の発明における交通流制御
手段が、排ガス濃度計測手段により計測された排ガス濃
度に基づいて該排ガス濃度が許容値を超えないように計
測地点における車両の交通流を制御することを特徴とす
る。第13の発明は、前記第1、第4、第5、第7、第
10又は第11の発明における交通流制御手段が、排ガ
ス濃度計測手段により計測された排ガス濃度から計測地
点における交通量を推定すると共に、計測地点での排ガ
ス濃度規制値に対する超過の有無を判断し、交差点に設
けられた信号機制御を行なって交通流を制御することを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0013】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態に係る交通管制システムの全体的な構成図であ
る。図1において、11a〜11dは、交通管制を行な
う交差点に設置される敷設物例えば信号機ポールで、こ
れらの信号機ポール11a〜11dにはそれぞれ信号機
12a〜12dが取り付けられている。そして、1つの
信号機ポール11aの上部に例えば半導体レーザ発信装
置13及びレーザ受光器14を装着すると共に、他の信
号機ポール11b〜11dの上部、つまり、上記レーザ
発信装置13及びレーザ受光器14と同等の位置にミラ
ー15a〜15cを装着し、上記レーザ発信装置13か
ら信号機ポール11bに設けられたミラー15aに向け
てレーザ光16を発信し、このレーザ光16がミラー1
5a〜15cで順次反射されてレーザ受光器14にて受
光されるように構成している。上記レーザ発信装置13
から発信されるレーザ光16は、車両から排気される例
えばNOx、CO、CO 2 、SOx等の排気ガスを検知
するためのもので、車両からの排気ガスを効率的に捕ら
えられるように、例えば車両が通交する地点を多角形状
に囲むようにミラー15a〜15cを配置している。
【0014】なお、上記計測装置を設置する交差点は、
例えば一方通行、三叉路、更には5差路においても可能
であり、基本的に道路の形状には依存しない。また、レ
ーザ発信装置13、レーザ受光器14、ミラー15a〜
15c等の高さは、基本的には人間の頭上よりも高い位
置に設置し、レーザ光16が歩行者によって頻繁に遮断
されないようにする。
【0015】そして、上記レーザ受光器14は、ミラー
15a〜15cにより反射されたレーザ光16を受光す
ると、その受光レベルを例えば電気信号に変換し、信号
機ポールあるいは路側等に設置された排ガス濃度計測装
置17へ送出する。上記ミラー15a〜15cにより反
射されたレーザ光16は、計測領域における排ガス濃度
に応じて強度が減衰する。従って、排ガス濃度計測装置
17は、レーザ受光器14により受光されたレーザ光の
受光レベルから排ガス濃度を特定できる。上記排ガス濃
度計測装置17により計測された排ガス濃度は、有線も
しくは無線データ通信器18によって交通管制センタ
(交通管制局)(図示せず)へ送信される。
【0016】交通管制センタでは、上記排ガス濃度計測
装置17によって計測された排ガス濃度から計測地点に
おける車両密度を推定する。すなわち、排ガス濃度と車
両密度との関係を予め計測しておくことにより、排ガス
濃度から車両密度を推定することができる。また、交通
管制センタでは、計測した排ガス濃度から計測地点での
排ガス濃度規制値に対する超過の有無を判断し、交通量
推定結果を統合して排ガス濃度の平準化、低減のために
必要な交通流実現のための信号制御を行なう。
【0017】上記の構成において、レーザ発信装置13
は、レーザ光を一定間隔例えば数msecの間隔で1.
5〜2μmの波長の範囲で1種類ないし数種類発生す
る。車両から発生、排出される排ガスは、例えばNO
x、CO、CO2 、SOx等の気体によって固有の波長
の光を吸収するので、計測目的に応じて波長の異なる1
種類ないし数種類のレーザ光を使用する。例えばCO
(一酸化炭素)は1.567μm、CO2 (二酸化炭
素)は1.573μm、NO(一酸化窒素)は1.79
7μm、NO2 (二酸化窒素)は1.675μmの波長
を使用することによってきわめて効率的に計測すること
ができるが、その他の波長を用いても計測は可能であ
る。
【0018】上記レーザ発信装置13から発信されるレ
ーザ光16は、信号機ポール11bに設けられたミラー
15aに向けて送られ、このミラー15aで反射されて
次のミラー15bに送られる。上記のようにしてレーザ
発信装置13から発信されたレーザ光16は、ミラー1
5a〜15cで順次反射されてレーザ受光器14にて受
光される。上記ミラー15a〜15cにより反射された
レーザ光16は、計測領域における排ガス濃度に応じて
強度が減衰する。上記レーザ受光器14は、排ガス濃度
に応じて減衰したレーザ光を受光し、その受光レベルを
電気信号に変換して排ガス濃度計測装置17へ送出す
る。排ガス濃度計測装置17は、レーザ受光器14によ
り受光されたレーザ光の受光レベルから排ガス濃度を計
測し、その計測結果を有線もしくは無線データ通信器1
8によって交通管制センタへ送信する。上記無線データ
通信器18は、例えば排ガス濃度計測装置17により排
ガス濃度が計測される都度、あるいは排ガス濃度計測装
置17による計測結果の一定時間毎の平均値を交通管制
センタへ送信する。
【0019】交通管制センタでは、上記排ガス濃度計測
装置17によって計測された排ガス濃度から計測地点に
おける車両密度を推定すると共に、計測地点での排ガス
濃度規制値に対する超過の有無を判断し、計測装置が設
置された複数地点の交通量推定結果を統合して排ガス濃
度の平準化、低減のために必要な交通流実現のための信
号機制御を行なう。この信号機制御は、例えば制御すべ
き信号機の選択、切換インターバル時間等のパラメータ
を変化させて排ガス濃度を平準化すると共に低減化す
る。
【0020】上記第1実施形態によれば、計測システム
の交通量検出原理、構成が簡便であり、日毎の交通量の
増減には迅速に対応できると共に、車両側に一切の装置
を付加する必要がないのでコスト的にきわめて有利であ
る。また、レーザ光を使用することにより、トラック等
の大型車両から排出されるHC(炭化水素)微粒子につ
いても検出可能であり、その検出値に基づいて交通量を
制御することができる。すなわち、波長の異なる複数種
のレーザ光を使用した場合、HC微粒子によって全レー
ザ光の受光レベルが低下するので、レーザ光の全体的な
レベルを計測することによりHC微粒子の濃度を検出す
ることができる。
【0021】また、管制システムの計測部分にあたるレ
ーザ発信装置13、レーザ受光器14、ミラー15a〜
15c、排ガス濃度計測装置17、無線データ通信器1
8を1セットとしてユニット化することにより、システ
ムの設置が容易となる効果が生じる。また、歩行者は、
二酸化炭素を放出するが、それを含めて二酸化炭素のト
ータル量で交通を制御することも可能である。
【0022】なお、上記第1実施形態では、レーザ発信
装置13及びレーザ受光器14を同一の敷設物である信
号機ポール11aに設置している。このような構成とす
ることにより、レーザ発信装置13及びレーザ受光器1
4と排ガス濃度計測装置17との設置距離を小さくで
き、システムの設置に有利であるが、設置条件に応じて
レーザ発信装置13とレーザ受光器14とを異なる敷設
物上に設置してもよいことは勿論である。また、上記第
1実施形態では、車両からの排気ガスを効率的に検知す
るために、車両が通交する地点を地点を多角形状に囲む
ようにミラー15a〜15cを配置した場合について説
明したが、その他、例えばレーザ光16の進路が互いに
交差するようにミラー15a、15b、…を配置するよ
うにしてもよい。
【0023】(第2実施形態)次に本発明の第2実施形
態について説明する。図2は、本発明の第2実施形態に
係る交通管制システムの全体的な構成図である。この第
2実施形態は、前記第1実施形態におけるレーザ発信装
置13とレーザ受光器14とを一体化すると共に、レー
ザ発信装置13のレーザ出射端にレーザスキャニング機
構21を設けてなるレーザ送受光装置20を配置し、更
に、反射用ミラーとして、図1に示した一般的なミラー
15a〜15cに代えてコーナーキューブ22a〜22
cを設けたものである。このコーナーキューブ22a〜
22cは、レーザ発信装置13からレーザスキャニング
機構21を介して発信されるレーザ光16を入射方向と
同一軸上で反対の向きに反射する作用を有する。
【0024】図3は、上記レーザスキャニング機構21
の詳細を示したものである。図3において、25はスキ
ャンミラーで、そのスキャン角度がスキャナモータ26
により制御される。上記スキャンミラー25は、スキャ
ナモータ26により一定角度ずつ回転子、ガス計測用半
導体レーザ27から発信されるレーザ光をミラー15
a、15b、…方向に反射し、レーザ光16として送出
する。そして、上記レーザ光16は、ミラー15a、1
5b、…で順次順次反射され、レーザ受光器14に入射
する。上記スキャナモータ26の駆動制御および半導体
レーザ27の発信動作は、排ガス計測用信号処理装置2
8により制御される。また、この信号処理装置28に
は、レーザ受光器14により受光されレーザ光16の受
光レベルが電気信号に変換されて入力される。
【0025】上記信号処理装置28は、例えばレーザ光
を4方向にスキャンする場合、図4(a)に示すように
4レベルのスキャン角度制御電圧を一定時間毎に順次切
換えて出力し、スキャナモータ26を一定角度ずつ回転
させる。このスキャナモータ26の回転により、スキャ
ンミラー25が図4(b)に示すように一定の角度ずつ
回転し、半導体レーザ27からのレーザ光を各ミラーの
方向に反射する。従って、信号処理装置28は、スキャ
ナモータ26に対するスキャン角度制御電圧によってス
キャンミラー25のスキャン角度を知ることができ、レ
ーザ受光器14にて受光したレーザ光がミラー15a、
15b、…の何れから反射されてきたものかを識別する
ことができる。
【0026】図4(c)は、レーザ受光器14の出力電
圧(レーザ光受光レベル)の一例を示したものである。
今、例えば信号処理装置28あるいは排ガス濃度計測装
置17で、排ガス濃度アラーム閾値Eが設定されている
場合、レーザ受光器14の出力レベルがa、b、cの位
置で排ガス濃度アラーム閾値Eを越えたとすると、信号
処理装置28あるいは排ガス濃度計測装置17から、図
4(d)に示すように上記a、b、cの位置で排ガス濃
度アラーム信号が出力される。
【0027】上記第2実施形態では、レーザ発信装置1
3から発信されたレーザ光は、上記したようにレーザス
キャニング機構21により一定の角度範囲でスキャニン
グされ、コーナーキューブ22a〜22cへ順次送られ
る。各コーナーキューブ22a〜22cは、レーザスキ
ャニング機構21でスキャニングされたレーザ光16を
順次受光し、レーザ受光器14へ反射する。レーザ受光
器14は、各コーナーキューブ22a〜22cで反射し
て送られてくるレーザ光16を受光し、各受光レベルを
電気信号に変換して排ガス濃度計測装置17へ出力す
る。排ガス濃度計測装置17は、レーザ受光器14によ
り受光されたレーザ光の受光レベルから排ガス濃度を計
測し、その計測結果を有線もしくは第1実施形態におい
て示した無線データ通信器18により交通管制センタへ
送信する。
【0028】交通管制センタでは、第1実施形態の場合
と同様にして、排ガス濃度計測装置17によって計測さ
れた排ガス濃度から計測地点における車両密度を推定す
ると共に、計測地点での排ガス濃度規制値に対する超過
の有無を判断し、計測装置が設置された複数地点の交通
量推定結果を統合して排ガス濃度の平準化、低減のため
に必要な交通流実現のための信号機制御を行なう。
【0029】上記第2実施形態によれば、レーザ発信装
置13からレーザスキャニング機構21を介して出力さ
れるレーザ光16は、コーナーキューブ22a〜22c
の作用により単に光路を往復してレーザ受光器14に至
るのみであるので、レーザ光16の進路は非常に単純で
ある。このためレーザ光16の光軸調整が容易であり、
計測の信頼性を向上し得ると共に、システム設置の簡略
化を図ることができる。また、レーザスキャニング機構
21により、複数のレーザ光の進路を選ぶことができ、
計測点を比較的容易に増設することができる。更に、レ
ーザスキャニング機構21によるスキャンの方向、タイ
ミングと計測点とが対応付けられているため、計測点で
の排ガス濃度分布をコーナーキューブ22a〜22cの
数、すなわち往復するレーザ光16の進路の数に応じて
計測することができる。なお、上記コーナーキューブ2
2a〜22cの代わりに図1に示した一般的なミラー1
5a、15b、…を用いることも可能である。
【0030】(第3実施形態)次に第3実施形態につい
て説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係る交通
管制システムの全体的な構成図である。この第3実施形
態は、前記第2実施形態におけるレーザ送受光装置20
に代えて、信号機ポール11aの上部にレーザ送受信用
センシングヘッド30を設けると共に、例えば信号機ポ
ール11aの下部、あるいは排ガス濃度計測装置17の
近傍にレーザ発信装置13及びレーザ受光器14と共に
光学ユニット切換装置32を設けている。そして、レー
ザ発信装置13及びレーザ発信装置13とセンシングヘ
ッド30との間を光学ユニット切換装置32及び複数本
の光ファイバケーブル33を介して接続している。上記
光学ユニット切換装置32は、例えば図3に示したよう
なレーザスキャニング機構を用いて構成しており、レー
ザ発信装置13から発信されるレーザ光を順次切換えて
光ファイバケーブル33によりセンシングヘッド30へ
送出すると共に、センシングヘッド30から送られてく
るレーザ光をレーザ受光器14に入射する機能を有して
いる。
【0031】上記センシングヘッド30は、コーナーキ
ューブ22a〜22cへレーザ光16を送出すると共
に、コーナーキューブ22a〜22cにより反射される
レーザ光を受光してレーザ受光器14へ送出するための
もので、例えば図6に示すように構成される。
【0032】センシングヘッド30は、例えば1〜5個
の光学ユニット31a、31b、…からなっている。な
お、図6では、3つの光学ユニット31a〜31cを備
えた場合について示している。上記各光学ユニット31
a〜31cは、それぞれコーナーキューブ22a〜22
cに対向するように所定の角度をもってケース34内に
配置され、それぞれ送光用光学系35及び受光用光学系
36からなっている。上記送光用光学系35の前端面に
はレーザ発信面35aが設けられ、受光用光学系36の
前端面にはレーザ受光面36aが設けられる。そして、
上記光学ユニット31a〜31cを構成する送光用光学
系35及び受光用光学系36は、光ファイバケーブル3
3を介して光学ユニット切換装置32に接続される。上
記光ファイバケーブル33は、各光学ユニット31a〜
31c毎に送光用光学系35及び受光用光学系36に対
応させて送光用及び受光用光ファイバケーブルを対とし
て構成されている。
【0033】また、図5に示すようにセンシングヘッド
30から送光されるレーザ光に対して例えば信号機ポー
ル11dが障害となるような位置の信号機ポール11e
に対して計測システムを設置したい場合には、信号機ポ
ール11eの上部にコーナーキューブ22dを設けると
共に、障害を回避し得る敷設物例えば信号機ポール11
dの上部にレーザ送受信用センシングヘッド30Aを設
置し、このセンシングヘッド30Aと光学ユニット切換
装置32との間を光ファイバケーブル33aにより接続
する。センシングヘッド30Aは、上記センシングヘッ
ド30と同様に構成されるが、この例では1組の光学ユ
ニットを備えている。
【0034】上記第3実施形態において、計測処理を行
う場合、レーザ発信装置13から所定の間隔でレーザ光
を発信し、光学ユニット切換装置32へ出力する。この
光学ユニット切換装置32は、レーザ発信装置13から
発信されたレーザ光を順次切換え、光ファイバケーブル
33を介してセンシングヘッド30へ送出すると共に、
光ファイバケーブル33aを介してセンシングヘッド3
0Aへ送出する。
【0035】上記光学ユニット切換装置32は、レーザ
発信装置13から発信されたレーザ光を、先ず光ファイ
バケーブル33を介して図6に示す各光学ユニット31
aの送光用光学系35へ送出する。この送光用光学系3
5は、送られてきたレーザ光をコーナーキューブ22a
へ向けて送出する。コーナーキューブ22aは、送光用
光学系35から送られてくるレーザ光を受光し、センシ
ングヘッド30へ向けて反射する。センシングヘッド3
0は、コーナーキューブ22aで反射されたレーザ光を
各光学ユニット31aの受光用光学系36で受光し、光
ファイバケーブル33を介して光学ユニット切換装置3
2へ送出する。光学ユニット切換装置32は、光ファイ
バケーブル33により送られてきたレーザ光をレーザ受
光器14へ入射する。
【0036】上記光学ユニット切換装置32は、以下同
様にしてレーザ発信装置13から発信されたレーザ光を
順次切換え、光ファイバケーブル33を介してセンシン
グヘッド30の各光学ユニット31a〜31cへ送出
し、各コーナーキューブ22a〜22cからの反射光を
レーザ受光器14へ入射する。
【0037】次いで、光学ユニット切換装置32は、レ
ーザ発信装置13からのレーザ光を光ファイバケーブル
33aを介してセンシングヘッド30Aへ出力する。こ
のセンシングヘッド30Aは、光学ユニット切換装置3
2から送られてくるレーザ光をコーナーキューブ22d
へ送出し、その反射光を光ファイバケーブル33aを介
して光学ユニット切換装置32へ転送する。光学ユニッ
ト切換装置32は、センシングヘッド30Aからのレー
ザ反射光を受光してレーザ受光器14へ入射する。光学
ユニット切換装置32は、上記のようにレーザ発信装置
13から発信されたレーザ光を順次切換えてセンシング
ヘッド30、30Aへ送出すると共に、各コーナーキュ
ーブ22a〜22dからの反射光をレーザ受光器14へ
入射する。
【0038】レーザ受光器14は、各コーナーキューブ
22a〜22dから光学ユニット切換装置32を介して
順次入射されるレーザ反射光を受光し、各受光レベルを
電気信号に変換して排ガス濃度計測装置17へ出力す
る。排ガス濃度計測装置17は、レーザ受光器14によ
り受光されたレーザ光の受光レベルから排ガス濃度を計
測し、その計測結果を有線もしくは第1実施形態におい
て示した無線データ通信器18により交通管制センタへ
送信する。
【0039】交通管制センタでは、第1実施形態の場合
と同様にして、排ガス濃度計測装置17によって計測さ
れた排ガス濃度から計測地点における車両密度を推定す
ると共に、計測地点での排ガス濃度規制値に対する超過
の有無を判断し、計測装置が設置された複数地点の交通
量推定結果を統合して排ガス濃度の平準化、低減のため
に必要な交通流実現のための信号機制御を行なう。
【0040】上記第3実施形態によれば、信号機ポール
11a、11eの上部に設置されるレーザ送受信用セン
シングヘッド30、30Aは、一切の電気的要素、可動
的機械要素を含まず、光学部品のみで構成される光学ユ
ニット31a、31b、…によって代替されるので、軽
量化、低メンテナンス性が実現され、第2実施形態と比
較して更にコスト的に有利となる。また、レーザ送受信
用センシングヘッド30、30Aは、取り回しが容易な
光ファイバケーブル33、33aにより、光学ユニット
切換装置32を介してレーザ発信装置13、レーザ受光
器14と連結しているため、図5に示したように計測シ
ステムを設置したい場所にレーザ光を遮蔽する遮蔽物が
存在するような場合でも、遮蔽物を回避するようにセン
シングヘッド30Aを設置することで、計測範囲の制限
を除去することが可能となる。
【0041】なお、上記第3実施形態では、レーザ発信
装置13、レーザ受光器14、排ガス濃度計測装置17
及び光学ユニット切換装置32を別体に構成した場合に
ついて示したが、これらを一体化(ユニット化)して構
成しても良いことは勿論である。
【0042】(第4実施形態)次に第4実施形態につい
て説明する。図7は、本発明の第4実施形態に係る交通
管制システムの全体的な概略構成図である。前記第1な
いし第3実施形態では排ガス計測システムを各交差点を
単位として設けた場合について示したが、この第4実施
形態は排ガス計測システムを広い範囲例えば隣接する交
差点間に設置するようにしたものである。すなわち、図
7に示すようにある交差点41aの敷設物例えば信号機
ポール11aの上部に第1実施形態で示したレーザ発信
装置13とレーザ受光器14、あるいは第2実施形態で
示したレーザ送受光装置20、あるいは第3実施形態で
示したレーザ送受信用センシングヘッド30を設置し、
次の交差点41bの敷設物例えば信号機ポール11bの
上部に反射ミラーとしてコーナーキューブ22aを設置
している。また、交差点41aの敷設物には、上記各実
施形態で示したように他の計測機器が設置され、交通管
制センタへ計測データが送信される。同様にして他の交
差点間にも排ガス計測システムが設置され、その計測デ
ータが交通管制センタへ送信される。従って、この第4
実施形態では、交差点41aと次の交差点41bとの間
が計測区間A、更に次の交差点間が計測区間Bとなる。
そして、交通管制センタでは、上記計測データに基づい
て交通管制を実施する。なお、図7では、一方の車線に
対して計測システムを設けた場合について示したが、他
方の車線に対しても計測システムを設けても良いことは
勿論である。
【0043】上記第4実施形態では、交差点41a、4
1b間に排ガス計測用レーザの光路を設けているので、
各交差点でのピンポイントの計測データを線状もしくは
面状の計測データ、つまり通路区間の平均排ガス濃度デ
ータで結びつけることが可能となり、交通流の粗密の動
き、及びその動きの方向性を容易に把握することができ
る。
【0044】なお、上記実施形態では、交差点間にレー
ザ計測光路を設けた場合について示したが、その他、例
えば道路に沿って数十m以上の単位でレーザ計測光路を
設けるようにしても同様の効果を得ることができる。
【0045】また、上記各実施形態で示した計測システ
ムを組み合わせ、例えば2点以上の交差点での数m〜数
十m四方程度の計測エリアにおける排ガス濃度データ
と、1点以上の交差点間等道路に沿った方向に数十m以
上の長い計測範囲の排ガス濃度データとから排ガス濃度
や交通流の流れの粗密、及びその粗密の進行方向を算定
するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、各
交差点毎にレーザ計測光路を設け、それぞれレーザ光の
受光レベルから排ガス濃度を計測して交通管制センタに
送信し、交通管制センタでは計測された計測された排ガ
ス濃度から計測地点における車両密度を推定すると共
に、計測地点での排ガス濃度規制値に対する超過の有無
を判断し、交通量推定結果を統合して排ガス濃度の平準
化、低減のために必要な交通流実現のための信号制御を
行なうようにしたので、計測システムの交通量検出原
理、構成が簡便であり、しかも、車両側に一切の装置を
付加する必要がないのでコスト的にきわめて有利であ
る。
【0047】また、本発明は、レーザ発信装置とレーザ
受光器とを一体化すると共に、レーザ発信装置のレーザ
出射端にレーザスキャニング機構を設け、このスキャニ
ング機構によりスキャニングされたレーザ光を敷設物に
設けたコーナーキューブにより上記レーザ受光器側に反
射し、該レーザ受光器で上記反射レーザ光を受光してそ
の受光レベルから排ガス濃度を計測するようにしたの
で、レーザ光の進路を単純化してコーナーキューブの光
軸調整を容易にでき、計測の信頼性を向上し得ると共
に、システム設置の簡略化を図ることができる。
【0048】更に本発明は、敷設物の上部に光学部品の
みで構成される光学ユニットからなるレーザ送受信用セ
ンシングヘッドを設置し、レーザ発信装置から発信され
るレーザ光を光学ユニット切換装置及び光ファイバケー
ブルを介してセンシングヘッドに供給し、このセンシン
グヘッドによりレーザ光を送出してコーナーキューブか
らの反射光を受光するようにしたので、センシングヘッ
ドの軽量化、及び低メンテナンス性を実現でき、更にコ
スト的に有利となる。また、上記センシングヘッドは、
取り回しが容易な光ファイバケーブルにより光学ユニッ
ト切換装置を介してレーザ発信装置及びレーザ受光器に
連結できるので、計測システムを設置したい場所にレー
ザ光を遮蔽する遮蔽物が存在するような場合でも、遮蔽
物を回避するようにセンシングヘッドを設置すること
で、計測範囲の制限を除去することが可能となる。
【0049】また、本発明は、交差点間あるいは道路に
沿って数十m以上の単位でレーザ計測光路を設置するよ
うにしているので、各交差点でのピンポイントの計測デ
ータを線状もしくは面状で結びつけることが可能とな
り、交通流の粗密の動き、及びその動きの方向性を容易
に把握することができる。
【0050】更に、各実施形態で示した計測システムを
組み合わせ、例えば2点以上の交差点での数m〜数十m
四方程度の計測エリアにおける排ガス濃度データと、1
点以上の交差点間等道路に沿った方向に数十m以上の長
い計測範囲の排ガス濃度データとから排ガス濃度や交通
流の流れの粗密、及びその粗密の進行方向を算定するこ
とにより、交通流の粗密の動き、及びその動きの方向性
を更に容易に把握することが可能となり、交通管制を高
精度で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る交通管制システム
の全体的な構成図。
【図2】本発明の第2実施形態に係る交通管制システム
の全体的な構成図。
【図3】同実施形態におけるレーザスキャニング機構の
詳細を示す構成図。
【図4】(a)は図3のレーザスキャニング機構におけ
るスキャン角度制御電圧、(b)はスキャン角度、
(c)はレーザ受光器出力電圧、(d)は排ガス濃度ア
ラーム信号例を示す図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る交通管制システム
の全体的な構成図。
【図6】同実施形態におけるレーザ送受信用センシング
ヘッドの詳細を示す構成図。
【図7】本発明の第4実施形態に係る交通管制システム
の全体的な概略構成図。
【符号の説明】
11a〜11d、11e 信号機ポール 12a〜12d 信号機 13 半導体レーザ発信装置 14 レーザ受光器 15a〜15c ミラー 16 レーザ光 17 排ガス濃度計測装置 18 無線データ通信器 20 レーザ送受光装置 21 レーザスキャニング機構 22a〜22c、22d コーナーキューブ 25 スキャンミラー 26 スキャナモータ 27 半導体レーザ 28 信号処理装置 30、30A レーザ送受信用センシングヘッド 31a〜31c 光学ユニット 32 光学ユニット切換装置 33、33a 光ファイバケーブル 34 ケース 35 送光用光学系 35a レーザ発信面 36 受光用光学系 36a レーザ受光面 41a、41b 交差点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牟田 研二 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社基盤技術研究所内 (72)発明者 田浦 昌純 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社基盤技術研究所内 (72)発明者 竹下 照雄 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA01 CC03 CC27 DD01 EE03 GG01 JJ06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が通交する道路上の任意地点におけ
    る排ガス濃度を計測する排ガス濃度計測手段と、この排
    ガス濃度計測装置により計測された排ガス濃度に基づい
    て計測地点における車両の交通流を制御する交通流制御
    手段とを具備したことを特徴とする交通管制システム。
  2. 【請求項2】 前記排ガス濃度計測手段は、レーザ発信
    装置及び該レーザ発信装置から発信されるレーザ光を計
    測地点を経由して受光するレーザ受光器を備え、前記レ
    ーザ受光器に入射するレーザ光の受光レベルから排ガス
    濃度を計測することを特徴とする請求項1記載の交通管
    制システム。
  3. 【請求項3】 前記排ガス濃度計測手段は、レーザ発信
    装置及びレーザ受光器を備え、前記レーザ発信装置から
    発信されるレーザ光を計測地点に設けた単数もしくは複
    数のミラーにより反射させてレーザ受光器に入射するこ
    とにより計測エリアを設定し、前記レーザ受光器に入射
    するレーザ光の受光レベルから前記計測エリアにおける
    排ガス濃度を計測することを特徴とする請求項1記載の
    交通管制システム。
  4. 【請求項4】 車両が通交する交差点に設けられたレー
    ザ発信装置と、このレーザ受光器から発信されるレーザ
    光を反射する単数もしくは複数のミラーと、前記ミラー
    により反射されるレーザ光を計測地点を経由して受光す
    るレーザ受光器と、このレーザ受光器により受光された
    レーザ光の受光レベルから計測地点における排ガス濃度
    を計測する排ガス濃度計測装置と、この排ガス濃度計測
    装置により計測された排ガス濃度を遠隔地点に送信する
    送信手段と、前記遠隔地点に設けられ、前記送信手段に
    より送信される排ガス濃度を受信し、この受信した排ガ
    ス濃度に基づいて計測地点における車両の交通流を制御
    する交通流制御手段とを具備したことを特徴とする交通
    管制システム。
  5. 【請求項5】 車両が通交する交差点に設けられたレー
    ザ発信装置と、このレーザ発信装置から発信されるレー
    ザ光をスキャニングして複数の方向に送出するレーザス
    キャニング機構と、このレーザスキャニング機構により
    送出されるレーザ光を受光し入射方向と反対の方向に反
    射する単数もしくは複数のミラーと、前記ミラーにより
    反射されるレーザ光を計測地点を経由して受光するレー
    ザ受光器と、このレーザ受光器により受光されたレーザ
    光の受光レベルから計測地点における排ガス濃度を計測
    する排ガス濃度計測装置と、この排ガス濃度計測装置に
    より計測された排ガス濃度に基づいて計測地点における
    車両の交通流を制御する交通流制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする交通管制システム。
  6. 【請求項6】 前記レーザ発信装置とレーザスキャニン
    グ機構とレーザ受光器とを一体化して構成したことを特
    徴とする請求項5記載の交通管制システム。
  7. 【請求項7】 車両が通交する交差点に設けられたレー
    ザ発信装置と、このレーザ発信装置と一体的に設けられ
    るレーザ受光器と、前記レーザ発信装置から発信される
    レーザ光及びレーザ受光器が受光するレーザ光の方向を
    切換える光学ユニット切換装置と、この光学ユニット切
    換装置にそれぞれ光ファイバケーブルを介して連結さ
    れ、送光用光学系と受光用光学系が対として設けられる
    複数の光学ユニットからなるレーザ送受信用センシング
    ヘッドと、このセンシングヘッドの各光学ユニットに対
    向して設けられ、前記センシングヘッドの送光用光学系
    から送出されるレーザ光を受光し、前記センシングヘッ
    ドの受光用光学系に反射するミラーと、前記センシング
    ヘッドから光ファイバケーブル及び光学ユニット切換装
    置を介して前記レーザ受光器に入射されるレーザ光の受
    光レベルから計測地点における排ガス濃度を計測する排
    ガス濃度計測装置と、この排ガス濃度計測装置により計
    測された排ガス濃度に基づいて計測地点における車両の
    交通流を制御する交通流制御手段とを具備したことを特
    徴とする交通管制システム。
  8. 【請求項8】 前記レーザ光を反射するミラーとしてコ
    ーナーキューブを用いて構成したことを特徴とする請求
    項5又は7記載の交通管制システム。
  9. 【請求項9】 前記レーザ発信装置とレーザ受光器と光
    学ユニット切換装置と排ガス濃度計測装置とを一体化し
    て構成したことを特徴とする請求項7記載の交通管制シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 車両が通交する道路に沿って数十m以
    上の単位で設置されるレーザ計測光路と、このレーザ計
    測光路を透過したレーザ光を受光し、そのレーザ光の受
    光レベルを計測する手段と、この手段により計測された
    レーザ光の受光レベルから計測地点における排ガス濃度
    を計測する排ガス濃度計測装置と、この排ガス濃度計測
    装置により計測された排ガス濃度に基づいて計測地点に
    おける車両の交通流を制御する交通流制御手段とを具備
    したことを特徴とする交通管制システム。
  11. 【請求項11】 車両が通交する複数の交差点における
    排ガス濃度を計測する第1の排ガス濃度計測手段と、車
    両が通交する道路に沿って数十m以上の単位で排ガス濃
    度を計測する1点以上の第2の排ガス濃度計測手段と、
    上記第1及び第2の排ガス濃度計測手段で計測された排
    ガス濃度計に基づいて計測地点における車両の交通流を
    制御する交通流制御手段とを具備したことを特徴とする
    交通管制システム。
  12. 【請求項12】 前記交通流制御手段は、排ガス濃度計
    測手段により計測された排ガス濃度に基づいて該排ガス
    濃度が許容値を超えないように計測地点における車両の
    交通流を制御することを特徴とする請求項1、4、5、
    7、10又は11記載の交通管制システム。
  13. 【請求項13】 前記交通流制御手段は、排ガス濃度計
    測手段により計測された排ガス濃度から計測地点におけ
    る交通量を推定すると共に、計測地点での排ガス濃度規
    制値に対する超過の有無を判断し、交差点に設けられた
    信号機制御を行なって交通流を制御することを特徴とす
    る請求項1、4、5、7、10又は11記載の交通管制
    システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002203080A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Horiba Ltd 環境負荷制御システム
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CN106530701A (zh) * 2016-11-23 2017-03-22 北海高创电子信息孵化器有限公司 一种实时监控并改善城市交通状况的系统

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