JP2000214830A - 液晶電源制御装置 - Google Patents

液晶電源制御装置

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JP2000214830A
JP2000214830A JP11017197A JP1719799A JP2000214830A JP 2000214830 A JP2000214830 A JP 2000214830A JP 11017197 A JP11017197 A JP 11017197A JP 1719799 A JP1719799 A JP 1719799A JP 2000214830 A JP2000214830 A JP 2000214830A
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Takashi Kazusa
隆史 上總
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブマトリクス型の液晶表示パネルに
おける液晶電源オフ時の不要な表示を回避する。 【解決手段】 液晶表示パネルに液晶表示用電源を供給
する液晶電源スイッチ52,53,54と、この液晶電
源スイッチ52,53,54のオン/オフを制御するコ
ントローラ51と、液晶表示パネル上の電荷を放電させ
る電荷放電回路2と、液晶電源スイッチ52をオフ制御
するコントローラ51からの電源制御信号CTRLaを
検知して検知信号を出力する電源制御信号検知回路1と
を備え、コントローラ51から液晶電源スイッチ52を
オフする電源制御信号CTRLaが出力されたとき、こ
の電源制御信号CTRLaを電源制御信号検知回路1で
検知し、その検知信号に基づいて電荷放電回路2を作動
し、液晶表示パネル上に残った電荷を放電させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型の液晶表示パネルにおける液晶電源制御装置に係
り、より詳細には、電源オフの際の不必要な表示動作を
回避し得る液晶電源制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アクティブマトリクス型の液
晶表示パネルにおいて、電源オフ時に液晶表示パネルの
表示画像をクリアする技術として、例えば特開平10−
214062号公報に記載の技術(これを、従来技術1
という)がある。
【0003】この従来技術1は、電源保持回路を備えて
おり、この電源保持回路は、ゲートバス駆動回路に供給
される動作電源の電力を電源オフ後も所定時間保持し
て、電源電圧をゲートバス駆動回路に供給する。また、
シフトパルス発生器及びHレベル電圧発生器は、電源保
持回路より動作電源が供給され、電圧降下検出回路の出
力が与えられると、シフトパルス発生器からシフトパス
ルを、Hレベル電圧発生器から論理「1」に対応するH
レベルのデータをそれぞれシフトレジスタに供給する。
その結果、ゲートバス駆動回路の動作は電源オフ後も所
定時間保持され、この間に各画素の薄膜トランジスタ
(TFT)がオンとされ、蓄積電荷が放電されることに
よって、電源オフ時の液晶表示の消去を可能とするもの
である。
【0004】また、別の液晶電源制御装置として、図5
及び図6に示す回路構成のもの(これを、従来技術2と
いう)がある。図5は電源制御回路のブロック図であ
り、図6はその後に続くアクティブマトリクス液晶の液
晶表示パネル及びドライバICのブロック図である。
【0005】各電源Va,Vb,Vcは、各液晶電源ス
イッチ52,53,54のオン/オフに関係なく常に供
給されている電源であり、各液晶電源スイッチ52,5
3,54のオン/オフ制御により、液晶電源への供給を
オン/オフできる。各液晶電源スイッチ52,53,5
4は、コントローラ51から出力される電源制御信号C
TRLa,CTRLb,CTRLcによって制御されて
いる。
【0006】また、各電源Va,Vbは、各液晶電源ス
イッチ52,53を介してソースバスドライバIC62
に接続され、電源Vcは、液晶電源スイッチ54及びゲ
ート用電源回路56を介してゲートバスドライバIC6
3に接続されている。コントローラ51は、各液晶電源
スイッチ52,53,54のオン/オフ制御により、液
晶表示パネル61の表示データ及びドライバ制御、液晶
電源制御を行うようになっている。なお、各電源Va,
Vb,Vcは、1つの共通な電源であってもよい。
【0007】また、液晶ソースアナログ電源Vasに
は、平滑用の大容量コンデンサC1が接続されていると
ともに、階調用基準電源回路55が接続されている。ま
た、ソースロジック電源Vslにも、平滑用の大容量コ
ンデンサC2が接続されている。
【0008】また、ゲート用電源回路56からは、ゲー
トバスドライバIC63に対し、ゲートロジック電源V
ghl,Vgll、及びゲート電圧電源Vgh,Vgl
が供給されている。
【0009】液晶表示パネル61は、液晶画素がマトリ
クス状に配置され、その画素電極65が薄膜トランジス
タ64のドレインに接続されている。また、この画素電
極65に対向して対向電極66が配置されており、薄膜
トランジスタ64のソース及びゲートは、互いに直交す
るソースバスS1〜Sn及びゲートバスG1〜Gnにそ
れぞれ接続されている。
【0010】液晶ソースアナログ電源Vsaは、ソース
バスドライバIC62から、液晶表示パネル61の薄膜
トランジスタ64のソースバスS1〜Snに階調用基準
電源V1〜Vnのいずれかの電位を出力する電源であ
る。また、ソースロジック電源Vslは、ソースバスド
ライバIC62とコントローラ51とのインターフェイ
ス用の電源である。また、ゲート用電源回路56は、ゲ
ートバスドライバIC63を介して液晶表示パネル61
のゲートG1〜Gnに電源を供給している。
【0011】上記構成の液晶電源制御装置において、液
晶電源オフ時、コントローラ51は電源制御信号CTR
Laによって、電源スイッチ52をオフする。このと
き、他の電源スイッチ53,54はオンされたままでク
リア表示(ノーマリーホワイトの液晶であれば白、ノー
マリーブラックの液晶であれば黒)を行い、液晶表示パ
ネル61の薄膜トランジスタ64をオンさせることによ
って、液晶ソースアナログ電源Vsa及びソースバスS
1〜Snのライン上の電荷を放電させる。そして、ある
程度放電される時間をおいて表示をオフさせた後、他の
液晶電源スイッチ53,54をオフさせるようになって
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術1及
び従来技術2の液晶電源制御装置では、液晶電源オフ時
に、各画素の蓄積電荷を放電させることができるが、T
FTの画素の蓄積電荷のみを抜くため、ゲートバス停止
後に、液晶電源回路に残った電荷が画素に対して回り込
んでしまうといった問題があった。また、TFTをオン
することによって放電させているが、各画素のTFTの
放電先は、対向電極というコンデンサを介しての放電
(つまり、画素電極と対向電極とで形成されるコンデン
サを介しての放電)となるため、完全に放電することが
できないといった問題もあった。また、電源保持回路に
よってゲートバス駆動回路を動作させている間のみ、T
FTをオンさせて放電を行うものであるため、電源保持
回路の停止後に液晶表示パネルに残された電荷は放電さ
れることなく残るといった問題もあった。
【0013】さらに、従来技術1及び従来技術2の液晶
電源制御装置では、上記した如く完全な放電がなされて
いないため、例えばアクティブマトリクス型の液晶表示
パネルに適用した場合には、液晶電源オフ時に、一時的
に不要な内容が表示されてしまうといった問題がある。
これは、液晶表示パネルの画素電極の容量バラツキによ
り、部分的な電荷の抜けに差ができるために生じる現象
である。この現象は、特に反射型TFTにおいて顕著で
ある。
【0014】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、液晶表示パネルの液晶電源オフ
時の不要な表示を回避し得る液晶電源制御装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の液晶電源制御装置は、アクティブマトリク
ス型の液晶表示パネルにおける液晶電源制御装置であっ
て、液晶表示パネルに液晶表示用電源を供給する液晶電
源スイッチと、この液晶電源スイッチのオン/オフを制
御する制御手段と、液晶表示パネル上の電荷を放電させ
る電荷放電手段とを備え、前記液晶電源スイッチがオフ
されたとき、前記電荷放電手段によって液晶表示パネル
上に残った電荷を放電させるように構成したものであ
る。
【0016】すなわち、液晶電源スイッチがオフされた
とき、電荷放電手段を作動させることにより、液晶表示
用電源がアース電位(GND電位)となる。そのため、
液晶ソースアナログ電源の電荷が放電されてGND電位
となり、この液晶ソースアナログ電源を元に作成してい
る階調用基準電源もGND電位となる。よって、液晶表
示パネルとソースバスドライバICのソースバスのライ
ン上の電荷も、保護ダイオードを介して液晶ソースアナ
ログ電源に流れるためGND電位となり、この状態で薄
膜トランジスタをオンさせることによって、画素電極の
電荷もソースバスと同じGND電位となる。つまり、放
電が完全に行われることになる。
【0017】また、本発明の液晶電源制御装置は、上記
構成において、前記液晶電源スイッチをオフ制御する前
記制御手段からの電源制御信号を検知して検知信号を出
力する電源制御信号検知手段を備え、前記電荷放電手段
が、前記電源制御信号検知手段からの検知信号を受けて
作動するように構成したものである。
【0018】また、本発明の液晶電源制御装置は、上記
構成において、前記電荷放電手段が、前記液晶電源スイ
ッチをオフ制御する前記制御手段からの電源制御信号を
受けて作動するように構成したものである。
【0019】また、本発明の液晶電源制御装置は、上記
構成において、前記制御手段が、前記液晶電源スイッチ
をオフ制御する電源制御信号に同期した放電制御信号を
生成し、前記電荷放電手段が、この放電制御信号を受け
て作動するように構成したものである。
【0020】また、本発明の液晶電源制御装置は、上記
構成において、前記液晶電源スイッチと同期する電源の
電圧低下を検知して検知信号を出力する電圧検知手段を
備え、前記電荷放電手段が、前記電圧検知手段からの検
知信号を受けて作動するように構成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、これによってこの
発明が限定されるものではない。
【0022】図1は、本発明の液晶電源制御装置の一実
施の形態を示す電源制御回路ブロック図であり、主に請
求項2に対応している。
【0023】本実施の形態の液晶電源制御装置は、図5
及び図6に示す従来の液晶電源制御装置に、コントロー
ラ51から液晶電源スイッチ52への電源制御信号CT
RLaを検知して検知信号を出力する電源制御信号検知
回路1と、この電源制御信号検知回路1からの検知信号
を受けて作動する電荷放電回路2とを加えたものであ
る。
【0024】電荷放電回路2は、電流制限用抵抗R1と
電界効果トランジスタFET1とで構成されており、電
流制限用抵抗R1の一端がソースアナログ電源ラインに
接続され、他端がFET1のドレインに接続されてい
る。また、FET1のソースがアース電位(GND電
位)に接続されており、FET1のゲートに電源制御信
号検知回路1の検知信号が、FET1の動作信号として
入力される構成となっている。その他の構成は図5に示
す従来の液晶電源制御装置と同様であるので、ここでは
同部材に同符号を付すこととし、詳細な説明を省略す
る。また、液晶表示パネル及びドライブICの符号を用
いて説明する必要がある場合には、図6に示すブロック
図に付された符号を用いて説明を行うものとする。
【0025】このような構成において、オン状態の液晶
表示パネル61をオフするには、表示をクリア表示にし
たまま、コントローラ51からの電源制御信号CTRL
aによって、液晶電源スイッチ52をオフさせる。また
このとき、コントローラ51からの電源制御信号CTR
Laが電源制御信号検知回路1によって検知され、検知
信号がFET1のゲートに与えられてFET1がオン、
すなわち電荷放電回路2がオンされる。つまり、この電
荷放電回路2によって液晶ソースアナログ電源Vsaの
電荷を放電させ、GND電位とする。
【0026】そのため、この液晶ソースアナログ電源V
saを元に作成している階調用基準電源回路55の階調
用基準電源V1〜VnもGND電位となる。よって、液
晶表示パネル61及びソースバスドライバIC62のソ
ースバスS1〜Snの各ライン上の電荷も、保護ダイオ
ードD1〜Dnを介して液晶ソースアナログ電源Vsa
に流れるためGND電位となり、この状態で薄膜トラン
ジスタ64をオンさせることによって、画素電極65の
電荷もソースバスS1〜Snと同じGND電位となる。
つまり、放電が完全に行われることになる。この後、コ
ントローラ51からの電源制御信号CTRLb,CTR
Lcによって他の液晶電源スイッチ53,54をオフに
する。これにより、液晶電源オフ時の不要な表示を完全
に無くすことができる。一方、液晶電源をオンするとき
は上記と逆に電荷放電回路2をオフとする。
【0027】なお、上記実施の形態では、電荷放電回路
2を電流制限抵抗R1と電界効果トランジスタFET1
とで構成しているが、この他にも例えばリレー等を用い
て構成することが可能である。
【0028】また、本実施の形態の液晶電源制御装置
は、電源制御信号検知回路1と電荷放電回路2とを追加
するだけであり、従来の液晶電源制御装置をそのまま利
用できるといった利点がある。また、液晶表示パネル6
1の電源オフ時に発生する不要な表示を完全に無くすこ
とができるものである。
【0029】図2は、本発明の液晶電源制御装置の他の
実施の形態を示す電源制御回路ブロック図であり、主に
請求項3に対応している。
【0030】本実施の形態の液晶電源制御装置は、図1
に示す液晶電源制御装置から電源制御信号検知回路1を
削除し、コントローラ51からの電源制御信号CTRL
aを動作信号として電荷放電回路2に直接供給する構成
としたものである。
【0031】この場合、液晶電源スイッチ52は、コン
トローラ51からの電源制御信号CTRLaが「L」レ
ベルのときオン、「H」レベルのときオフとなり、電荷
放電回路2は、コントローラ51からの電源制御信号C
TRLaが「L」レベルのときオフ、「H」レベルのと
きオンとなるように作動する。
【0032】本実施の形態の液晶電源制御装置によれ
ば、電荷放電回路2を追加するだけの最も簡単な回路構
成で液晶表示パネル61の電源オフ時に発生する不要な
表示を完全に無くすことができるものである。
【0033】図3は、本発明の液晶電源制御装置のさら
に他の実施の形態を示す電源制御回路ブロック図であ
り、主に請求項4に対応している。
【0034】本実施の形態の液晶電源制御装置は、図2
に示す液晶電源制御装置と構成上は同じであるが、コン
トローラ51の内部で、電源オフのタイミングである電
源制御信号CTRLaの出力をモニタして、これに同期
した放電制御信号CTRLdを生成し、この放電制御信
号CTRLdを電荷放電回路2に供給する構成としたも
のである。電荷放電回路2は、この放電制御信号CTR
Ldによって作動し、液晶ソースアナログ電源Vsaの
電荷を放電させる。
【0035】本実施の形態の液晶電源制御装置によれ
ば、電荷放電回路2をコントローラ51で直接制御する
ため、電荷放電回路2を作動させるタイミングを容易に
調整でき、また結果として、液晶表示パネル61の電源
オフ時に発生する不要な表示を完全に無くすことができ
るものである。
【0036】図4は、本発明の液晶電源制御装置のさら
に他の実施の形態を示す電源制御回路ブロック図であ
り、主に請求項5に対応している。
【0037】本実施の形態の液晶電源制御装置は、図5
及び図6に示す従来の液晶電源制御装置に、液晶ソース
アナログ電源Vsaを検知し、表示中の電圧より低く設
定された電圧以下になると検知信号を出力する電圧検知
回路3と、この電圧検知回路3からの検知信号を受けて
作動する電荷放電回路2とを加えたものである。
【0038】本実施の形態の液晶電源制御装置によれ
ば、電源制御信号CTRLaによって液晶電源スイッチ
52がオフしてから、若干のタイムラグをおいて電荷放
電回路2が作動することになる。このことは、例えば図
1や図2に示す液晶電源制御装置では、液晶電源スイッ
チ52がオフする瞬間に電荷放電回路2が作動するため
に、電源Vaから液晶電源スイッチ52と電荷放電回路
2とを通って貫通電流が流れてしまう場合があるが、本
実施の形態の液晶電源制御装置では、この貫通電流を防
止することができる。また結果として、液晶表示パネル
61の電源オフ時に発生する不要な表示を完全に無くす
ことができる。また、検知する電源は、液晶電源スイッ
チ52に同期する他の電源でもよい。さらに、本実施の
形態の液晶電源制御装置は、電圧検知回路3と電荷放電
回路2とを追加するだけであり、従来の液晶電源制御装
置をそのまま利用できるといった利点もある。
【0039】
【発明の効果】本発明の液晶電源制御装置は、液晶表示
パネルに液晶表示用電源を供給する液晶電源スイッチ
と、この液晶電源スイッチのオン/オフを制御する制御
手段と、液晶表示パネル上の電荷を放電させる電荷放電
手段とを備え、液晶電源スイッチがオフされたとき、電
荷放電手段によって液晶表示パネル上に残った電荷を放
電させるように構成している。これにより、液晶表示パ
ネル上に残った電荷を完全に放電できるので、アクティ
ブマトリクス型の液晶表示パネルの電源オフ時に発生し
ていた不要な表示を完全に無くすことができ、表示品位
を向上することができる。また、液晶表示パネルやソー
スバスドライバICに不要が電荷が残らなくなるので、
液晶表示パネルの使用寿命を伸ばし、装置の長寿命化に
も効果がある。
【0040】また、本発明の液晶電源制御装置は、上記
構成において、液晶電源スイッチをオフ制御する制御手
段からの電源制御信号を検知して検知信号を出力する電
源制御信号検知手段を備え、電荷放電手段が、電源制御
信号検知手段からの検知信号を受けて作動するように構
成している。つまり、電源制御信号検知手段と電荷放電
手段とを追加するだけであり、従来の液晶電源制御装置
をそのまま利用することができるとともに、アクティブ
マトリクス型の液晶表示パネルの電源オフ時に発生して
いた不要な表示を完全に無くすことができる。
【0041】また、本発明の液晶電源制御装置は、上記
構成において、電荷放電手段が、液晶電源スイッチをオ
フ制御する制御手段からの電源制御信号を受けて作動す
るように構成している。つまり、電荷放電手段を追加す
るだけの最も簡単な回路構成で液晶表示パネルの電源オ
フ時に発生する不要な表示を完全に無くすことができ
る。また、電荷放電手段を追加するだけであり、従来の
液晶電源制御装置をそのまま利用することができる。
【0042】また、本発明の液晶電源制御装置は、上記
構成において、制御手段が、液晶電源スイッチをオフ制
御する電源制御信号に同期した放電制御信号を生成し、
電荷放電手段が、この放電制御信号を受けて作動するよ
うに構成している。つまり、電荷放電手段を制御手段で
直接制御するため、電荷放電手段を作動させるタイミン
グを容易に調整でき、また結果として、液晶表示パネル
の電源オフ時に発生する不要な表示を完全に無くすこと
ができる。
【0043】また、本発明の液晶電源制御装置は、上記
構成において、液晶電源スイッチと同期する電源の電圧
低下を検知して検知信号を出力する電圧検知手段を備
え、電荷放電手段が、電圧検知手段からの検知信号を受
けて作動するように構成している。すなわち、液晶電源
スイッチがオフする瞬間に電荷放電手段が作動する場
合、電源から液晶電源スイッチと電荷放電手段とを通っ
て貫通電流が流れてしまう場合があるが、本発明の液晶
電源制御装置では、この貫通電流を防止することができ
る。また結果として、液晶表示パネルの電源オフ時に発
生する不要な表示を完全に無くすことができる。また、
電圧検知手段と電荷放電手段とを追加するだけであり、
従来の液晶電源制御装置をそのまま利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶電源制御装置の一実施の形態を示
す電源制御回路ブロック図である。
【図2】本発明の液晶電源制御装置の他の実施の形態を
示す電源制御回路ブロック図である。
【図3】本発明の液晶電源制御装置のさらに他の実施の
形態を示す電源制御回路ブロック図である。
【図4】本発明の液晶電源制御装置のさらに他の実施の
形態を示す電源制御回路ブロック図である。
【図5】従来の液晶電源制御装置における電源制御回路
のブロック図である。
【図6】従来の液晶電源制御装置におけるアクティブマ
トリクス液晶の液晶表示パネル及びドライバICのブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 電源制御信号検知回路 2 電荷放電回路 3 電圧検知回路 51 コントローラ(制御手段) 52,53,54 液晶電源スイッチ 61 液晶表示パネル 62 ソースバスドライバIC 63 ゲートバスドライバIC
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NC01 NC21 NC49 NC52 ND47 ND60 5C006 AF33 AF51 AF64 AF67 AF71 BB16 BC06 BF34 BF36 BF37 BF38 BF42 FA16 5C080 AA10 BB05 DD05 DD06 FF03 FF11 JJ02 JJ03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブマトリクス型の液晶表示パネ
    ルにおける液晶電源制御装置であって、液晶表示パネル
    に液晶表示用電源を供給する液晶電源スイッチと、この
    液晶電源スイッチのオン/オフを制御する制御手段と、
    液晶表示パネル上の電荷を放電させる電荷放電手段とを
    備え、前記液晶電源スイッチがオフされたとき、前記電
    荷放電手段によって液晶表示パネル上に残った電荷を放
    電させることを特徴とする液晶電源制御装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶電源スイッチをオフ制御する前
    記制御手段からの電源制御信号を検知して検知信号を出
    力する電源制御信号検知手段を備え、前記電荷放電手段
    は、前記電源制御信号検知手段からの検知信号を受けて
    作動する請求項1に記載の液晶電源制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電荷放電手段は、前記液晶電源スイ
    ッチをオフ制御する前記制御手段からの電源制御信号を
    受けて作動する請求項1に記載の液晶電源制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記液晶電源スイッチ
    をオフ制御する電源制御信号に同期した放電制御信号を
    生成し、前記電荷放電手段は、この放電制御信号を受け
    て作動する請求項1に記載の液晶電源制御装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶電源スイッチと同期する電源の
    電圧低下を検知して検知信号を出力する電圧検知手段を
    備え、前記電荷放電手段は、前記電圧検知手段からの検
    知信号を受けて作動する請求項1に記載の液晶電源制御
    装置。
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