JP2000214057A - 薬液タンク - Google Patents
薬液タンクInfo
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- JP2000214057A JP2000214057A JP11019229A JP1922999A JP2000214057A JP 2000214057 A JP2000214057 A JP 2000214057A JP 11019229 A JP11019229 A JP 11019229A JP 1922999 A JP1922999 A JP 1922999A JP 2000214057 A JP2000214057 A JP 2000214057A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続口から取り外した接続口キャップの保管
場所を確保して接続口キャップの紛失を防ぐと共に、接
続口から取り外した接続口キャップが邪魔にならないよ
うに取り付けることができる薬液タンクを提供する。 【解決手段】 組織片処理装置に供給するための薬液を
収納する薬液タンク30において、薬液を収納可能なタ
ンク本体31と、組織片処理装置に接続されて組織片処
理装置内にタンク本体31内の薬液を供給するようにタ
ンク本体31に開口して設けられた接続口36と、接続
口36が組織片処理装置に接続されていない場合に接続
口36を閉塞するための接続口キャップ42と、タンク
本体31内へ薬液を供給するようにタンク本体に開口し
て設けられた給液口44と、給液口44を閉塞すると共
に、接続口36から取り外した接続口キャップ36を保
持可能な保持部48が設けられている給液口キャップ4
6とを具備する。
場所を確保して接続口キャップの紛失を防ぐと共に、接
続口から取り外した接続口キャップが邪魔にならないよ
うに取り付けることができる薬液タンクを提供する。 【解決手段】 組織片処理装置に供給するための薬液を
収納する薬液タンク30において、薬液を収納可能なタ
ンク本体31と、組織片処理装置に接続されて組織片処
理装置内にタンク本体31内の薬液を供給するようにタ
ンク本体31に開口して設けられた接続口36と、接続
口36が組織片処理装置に接続されていない場合に接続
口36を閉塞するための接続口キャップ42と、タンク
本体31内へ薬液を供給するようにタンク本体に開口し
て設けられた給液口44と、給液口44を閉塞すると共
に、接続口36から取り外した接続口キャップ36を保
持可能な保持部48が設けられている給液口キャップ4
6とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組織片処理装置に
接続されて薬液を組織片処理装置に供給する薬液タンク
に関する。
接続されて薬液を組織片処理装置に供給する薬液タンク
に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、図4に基づいて組織片処理装置に
ついて説明する。組織片処理装置10は、生物の組織片
から顕微鏡標本を作製するために用いられる装置であっ
て、収納された組織片の固定、脱水、脱脂・置換、パラ
フィン包埋の各処理を自動的に行うものである。上述し
た組織片の各処理を行うには、パラフィンを除いたそれ
ぞれの処理工程においてホルマリン固定液、アルコール
とキシレンといった種々の処理用の薬液が必要である。
このため、組織片処理装置10の下方には各処理用の薬
液が収納された複数個の薬液タンク11(図5)が着脱
可能なタンク収納部12が設けられており、このタンク
収納部12内に装着された薬液タンク11から組織片処
理装置10内部の図示しない処理槽内に薬液が供給され
る。
ついて説明する。組織片処理装置10は、生物の組織片
から顕微鏡標本を作製するために用いられる装置であっ
て、収納された組織片の固定、脱水、脱脂・置換、パラ
フィン包埋の各処理を自動的に行うものである。上述し
た組織片の各処理を行うには、パラフィンを除いたそれ
ぞれの処理工程においてホルマリン固定液、アルコール
とキシレンといった種々の処理用の薬液が必要である。
このため、組織片処理装置10の下方には各処理用の薬
液が収納された複数個の薬液タンク11(図5)が着脱
可能なタンク収納部12が設けられており、このタンク
収納部12内に装着された薬液タンク11から組織片処
理装置10内部の図示しない処理槽内に薬液が供給され
る。
【0003】図5に示すように、組織片処理装置10に
接続される薬液タンク11は、薬液が収納されるタンク
本体13の両端部の2か所が給液口14、接続口16と
して開口している。接続口16はタンク本体13内の薬
液を組織片処理装置10内へ供給するために、組織片処
理装置10に設けられた接続カプラ22(図6)に接続
可能に形成されている。このような接続口16は、タン
ク収納部12の奥部側方向へ折り曲げられて形成された
薬液が通過する通路部18の先端に設けられている。ま
た、給液口14は上方に向けて開口して形成されてい
る。かかる給液口14には、通常は給液口キャップ17
が取り付けられて薬液がタンク本体13の外部へこぼれ
ないようにしている。なお、給液口キャップ17には、
タンク本体13内で発生したガスを排出するためのガス
抜き穴(図示せず)が設けられている。
接続される薬液タンク11は、薬液が収納されるタンク
本体13の両端部の2か所が給液口14、接続口16と
して開口している。接続口16はタンク本体13内の薬
液を組織片処理装置10内へ供給するために、組織片処
理装置10に設けられた接続カプラ22(図6)に接続
可能に形成されている。このような接続口16は、タン
ク収納部12の奥部側方向へ折り曲げられて形成された
薬液が通過する通路部18の先端に設けられている。ま
た、給液口14は上方に向けて開口して形成されてい
る。かかる給液口14には、通常は給液口キャップ17
が取り付けられて薬液がタンク本体13の外部へこぼれ
ないようにしている。なお、給液口キャップ17には、
タンク本体13内で発生したガスを排出するためのガス
抜き穴(図示せず)が設けられている。
【0004】組織片処理装置10のタンク収納部12内
における薬液タンク10の収納の様子を図6に示す。タ
ンク収納部12の内側上部には、薬液タンク11の接続
口16と接続可能な接続カプラ22が設けられている。
なお、上述してきた薬液タンク11が組織片処理装置1
0に装着していない場合には、薬液や薬液タンク11内
で発生するガスの漏れを防止するために接続口16には
接続口キャップ24が被せられる。
における薬液タンク10の収納の様子を図6に示す。タ
ンク収納部12の内側上部には、薬液タンク11の接続
口16と接続可能な接続カプラ22が設けられている。
なお、上述してきた薬液タンク11が組織片処理装置1
0に装着していない場合には、薬液や薬液タンク11内
で発生するガスの漏れを防止するために接続口16には
接続口キャップ24が被せられる。
【0005】上述したように薬液タンク11を組織片処
理装置10に装着する際には、まず接続口キャップ24
を外して接続口16を接続カプラ22に装着して行う。
しかし、接続口キャップ24を薬液タンク11から完全
に外してしまうと接続口キャップ24を紛失してしまう
おそれもあるといった課題があった。このため、接続口
16から接続口キャップ24を外した場合に接続口キャ
ップ24が紛失しないように、図6に示すように接続口
キャップ24と通路部18等を紐25で結んでおくとい
った方法も考えられる。
理装置10に装着する際には、まず接続口キャップ24
を外して接続口16を接続カプラ22に装着して行う。
しかし、接続口キャップ24を薬液タンク11から完全
に外してしまうと接続口キャップ24を紛失してしまう
おそれもあるといった課題があった。このため、接続口
16から接続口キャップ24を外した場合に接続口キャ
ップ24が紛失しないように、図6に示すように接続口
キャップ24と通路部18等を紐25で結んでおくとい
った方法も考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、薬液
タンクを組織片処理装置に装着する際には接続口を閉塞
している接続口キャップを外さなくてはならないわけで
あるが、接続口キャップを完全に外してしまうと保管場
所が確保できていないため接続口キャップの紛失が発生
しやすいといった課題がある。また、外した接続口キャ
ップが紛失しないように紐等によって接続口キャップを
通路部等につり下げておく方法にあっては、つり下げた
接続口キャップが隣り合う他の薬液タンクやタンク収納
部の内壁面との間に挟まってしまったりして組織片処理
装置のタンク収納部への収納の際に接続口キャップが邪
魔になるといった課題がある。
タンクを組織片処理装置に装着する際には接続口を閉塞
している接続口キャップを外さなくてはならないわけで
あるが、接続口キャップを完全に外してしまうと保管場
所が確保できていないため接続口キャップの紛失が発生
しやすいといった課題がある。また、外した接続口キャ
ップが紛失しないように紐等によって接続口キャップを
通路部等につり下げておく方法にあっては、つり下げた
接続口キャップが隣り合う他の薬液タンクやタンク収納
部の内壁面との間に挟まってしまったりして組織片処理
装置のタンク収納部への収納の際に接続口キャップが邪
魔になるといった課題がある。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは組織片処理装置へ薬液タ
ンクを接続して装着する場合に、接続口から取り外した
接続口キャップの保管場所を確保して接続口キャップの
紛失を防ぐと共に、組織片処理装置への装着時に接続口
から取り外した接続口キャップが邪魔にならないように
取り付けることができる薬液タンクを提供するにある。
され、その目的とするところは組織片処理装置へ薬液タ
ンクを接続して装着する場合に、接続口から取り外した
接続口キャップの保管場所を確保して接続口キャップの
紛失を防ぐと共に、組織片処理装置への装着時に接続口
から取り外した接続口キャップが邪魔にならないように
取り付けることができる薬液タンクを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次のような構成を備える。すなわち、本発明
にかかる液タンクによれば、組織片から顕微鏡標本を作
製する組織片処理装置に装着され、該組織片処理装置に
供給するための薬液を収納する薬液タンクにおいて、薬
液を収納可能なタンク本体と、前記組織片処理装置に接
続されて組織片処理装置内に前記タンク本体内の薬液を
供給するように前記タンク本体に開口して設けられた接
続口と、該接続口が前記組織片処理装置に接続されてい
ない場合に前記接続口を閉塞するための接続口キャップ
と、前記タンク本体内へ薬液を供給するように前記タン
ク本体に開口して設けられた給液口と、前記給液口を閉
塞すると共に、前記接続口から取り外した前記接続口キ
ャップを保持可能な保持部が設けられている給液口キャ
ップとを具備することを特徴としている。かかる本発明
によれば、薬液タンクを組織片処理装置へ装着する際に
接続口から外した接続口キャップを、組織片処理装置へ
の装着時には外さない給液口キャップに保持させておく
ので接続口キャップの紛失を防ぐことができると共に、
接続口キャップを隣り合う他の薬液タンクとの間やタン
ク収納部の内壁面との間に挟んでしまう等の組織片処理
装置のタンク収納部への収納時の不都合を防ぐことがで
きる。
するために次のような構成を備える。すなわち、本発明
にかかる液タンクによれば、組織片から顕微鏡標本を作
製する組織片処理装置に装着され、該組織片処理装置に
供給するための薬液を収納する薬液タンクにおいて、薬
液を収納可能なタンク本体と、前記組織片処理装置に接
続されて組織片処理装置内に前記タンク本体内の薬液を
供給するように前記タンク本体に開口して設けられた接
続口と、該接続口が前記組織片処理装置に接続されてい
ない場合に前記接続口を閉塞するための接続口キャップ
と、前記タンク本体内へ薬液を供給するように前記タン
ク本体に開口して設けられた給液口と、前記給液口を閉
塞すると共に、前記接続口から取り外した前記接続口キ
ャップを保持可能な保持部が設けられている給液口キャ
ップとを具備することを特徴としている。かかる本発明
によれば、薬液タンクを組織片処理装置へ装着する際に
接続口から外した接続口キャップを、組織片処理装置へ
の装着時には外さない給液口キャップに保持させておく
ので接続口キャップの紛失を防ぐことができると共に、
接続口キャップを隣り合う他の薬液タンクとの間やタン
ク収納部の内壁面との間に挟んでしまう等の組織片処理
装置のタンク収納部への収納時の不都合を防ぐことがで
きる。
【0009】また、前記保持部は、前記接続口キャップ
を収納保持するための収納凹部を有するので、接続口キ
ャップを保持させて組織片処理装置へ装着した場合に、
接続口キャップが邪魔にならない。さらに、前記接続口
キャップは合成樹脂で形成されると共に外方に突出する
フランジ部を有し、前記収納凹部内壁には、内方に向け
て突出して弾性的に乗り越えて挿入された前記接続口キ
ャップのフランジ部に係合する複数の凸部が設けられて
いるので、保持させる際には接続口キャップを収納凹部
内に押し込むだけで接続口キャップが弾性変形して凸部
を乗り越えるのでワンタッチで接続口キャップの保持が
できる。また、接続口キャップを収納する際に挿入感覚
を有するので保持が確実に行える。
を収納保持するための収納凹部を有するので、接続口キ
ャップを保持させて組織片処理装置へ装着した場合に、
接続口キャップが邪魔にならない。さらに、前記接続口
キャップは合成樹脂で形成されると共に外方に突出する
フランジ部を有し、前記収納凹部内壁には、内方に向け
て突出して弾性的に乗り越えて挿入された前記接続口キ
ャップのフランジ部に係合する複数の凸部が設けられて
いるので、保持させる際には接続口キャップを収納凹部
内に押し込むだけで接続口キャップが弾性変形して凸部
を乗り越えるのでワンタッチで接続口キャップの保持が
できる。また、接続口キャップを収納する際に挿入感覚
を有するので保持が確実に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1に薬液タン
クの側面図を、図2に接続口キャップを収納した給液口
キャップの側面からの断面図を、図3に接続口キャップ
を収納した給液口キャップの平面図を示す。薬液タンク
30は、内部に種々の薬液32を収納可能なタンク本体
31を有している。タンク本体31の上方側には把手部
34が形成されており、薬液タンク30を持ち運ぶ際に
は、この把手部34を掴んで運ぶことができる。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1に薬液タン
クの側面図を、図2に接続口キャップを収納した給液口
キャップの側面からの断面図を、図3に接続口キャップ
を収納した給液口キャップの平面図を示す。薬液タンク
30は、内部に種々の薬液32を収納可能なタンク本体
31を有している。タンク本体31の上方側には把手部
34が形成されており、薬液タンク30を持ち運ぶ際に
は、この把手部34を掴んで運ぶことができる。
【0011】タンク本体31上部の矢印A方向側の端部
には、矢印A方向に突出するような形状に接続口36が
設けられている。接続口36は、組織片処理装置10
(図4、図6)の接続カプラ22に接続可能な形状に形
成されている。接続口36には、タンク本体31内から
伸びる供給チューブ38が接続されている。薬液はこの
供給チューブ38を通じてタンク本体31内を通過し
て、接続口36から供給される。なお、ここでいう矢印
A方向は、薬液タンク30を組織片処理装置内へ挿入す
る際の挿入方向である。
には、矢印A方向に突出するような形状に接続口36が
設けられている。接続口36は、組織片処理装置10
(図4、図6)の接続カプラ22に接続可能な形状に形
成されている。接続口36には、タンク本体31内から
伸びる供給チューブ38が接続されている。薬液はこの
供給チューブ38を通じてタンク本体31内を通過し
て、接続口36から供給される。なお、ここでいう矢印
A方向は、薬液タンク30を組織片処理装置内へ挿入す
る際の挿入方向である。
【0012】また、接続口36には接続口キャップ42
が取り付け可能である。接続口キャップ42を接続口3
6に装着して閉塞すると、タンク本体31内に収納され
た薬液32や、タンク本体31内で生じたガス等が漏れ
ないようにすることができる。また、薬液タンク30を
組織片処理装置10へ装着するときには接続口キャップ
42が被せられていると薬液の供給ができなくなるの
で、このときは接続口キャップ42を取り外して装着し
ている。なお、接続口キャップ42は合成樹脂製であっ
て、接続口36に装着した際にタンク本体31側となる
端部(以下、後述する給液口キャップ46内に装着した
際の底面側なので底面42aいう)側に外方に突出する
フランジ部50が形成されている。
が取り付け可能である。接続口キャップ42を接続口3
6に装着して閉塞すると、タンク本体31内に収納され
た薬液32や、タンク本体31内で生じたガス等が漏れ
ないようにすることができる。また、薬液タンク30を
組織片処理装置10へ装着するときには接続口キャップ
42が被せられていると薬液の供給ができなくなるの
で、このときは接続口キャップ42を取り外して装着し
ている。なお、接続口キャップ42は合成樹脂製であっ
て、接続口36に装着した際にタンク本体31側となる
端部(以下、後述する給液口キャップ46内に装着した
際の底面側なので底面42aいう)側に外方に突出する
フランジ部50が形成されている。
【0013】44は給液口である。給液口44はタンク
本体31上部の接続口36が設けられている側と対向す
る側の端部に設けられている。また、給液口44は上方
に向けて開口して設けられており、通常は給液口キャッ
プ46が装着されて閉塞されている。この給液口44は
薬液タンク30に薬液を最初に収納する場合に用いられ
るものであって、薬液タンク32を組織片処理装置10
に装着した後などにおいては殆ど使用されない。本実施
例では、給液口キャップ46と給液口44との間はネジ
溝によって螺合して取り付けられている。つまり、給液
口キャップ46の内壁面46aと給液口44の外壁面4
4aとには互いに螺合するようなネジ溝が形成されてい
る。給液口キャップ46の給液口44からの着脱は、給
液口キャップ46を回すことで行われる。
本体31上部の接続口36が設けられている側と対向す
る側の端部に設けられている。また、給液口44は上方
に向けて開口して設けられており、通常は給液口キャッ
プ46が装着されて閉塞されている。この給液口44は
薬液タンク30に薬液を最初に収納する場合に用いられ
るものであって、薬液タンク32を組織片処理装置10
に装着した後などにおいては殆ど使用されない。本実施
例では、給液口キャップ46と給液口44との間はネジ
溝によって螺合して取り付けられている。つまり、給液
口キャップ46の内壁面46aと給液口44の外壁面4
4aとには互いに螺合するようなネジ溝が形成されてい
る。給液口キャップ46の給液口44からの着脱は、給
液口キャップ46を回すことで行われる。
【0014】給液口キャップ46の中央には、接続口キ
ャップ42を収納保持するための収納凹部48が凹設さ
れている。本実施例による収納凹部48は、接続口キャ
ップ42が完全に収納されるような深さに形成されてい
る。このように、収納凹部48が接続口キャップ42を
完全に隠れるようにして保持することで、タンク収納部
12内の上方側のスペースも給液口キャップ46が収納
可能な程度のスペースがあれば接続口キャップ42を十
分に保持可能である。また、給液口キャップ46はタン
ク本体31の上面側に設けられているので、接続口キャ
ップ42を収納した後に保持が外れてしまっても外れ落
ち等を防止できる。また、収納凹部48の内壁面49に
は、接続口キャップ42のフランジ部50の上方側を係
止するための略半球状の凸部52を設けると収納された
接続口キャップ42を確実に保持するので好適である。
このような構造にすると、たとえ給液口キャップ46を
上下逆さにした場合でもフランジ部50が凸部52に引
っ掛かるので、収納凹部48内から接続口キャップ42
が落下することがない。凸部52は、収納凹部48の内
壁面49上に所定の間隔を開けて内方へ突出するよう
に、複数箇所(本実施例では3箇所)に設けられてい
る。また、凸部52は、内方側の先端部分52aが接続
口キャップ42のフランジ部50よりも内側に位置する
ような大きさに形成されている。
ャップ42を収納保持するための収納凹部48が凹設さ
れている。本実施例による収納凹部48は、接続口キャ
ップ42が完全に収納されるような深さに形成されてい
る。このように、収納凹部48が接続口キャップ42を
完全に隠れるようにして保持することで、タンク収納部
12内の上方側のスペースも給液口キャップ46が収納
可能な程度のスペースがあれば接続口キャップ42を十
分に保持可能である。また、給液口キャップ46はタン
ク本体31の上面側に設けられているので、接続口キャ
ップ42を収納した後に保持が外れてしまっても外れ落
ち等を防止できる。また、収納凹部48の内壁面49に
は、接続口キャップ42のフランジ部50の上方側を係
止するための略半球状の凸部52を設けると収納された
接続口キャップ42を確実に保持するので好適である。
このような構造にすると、たとえ給液口キャップ46を
上下逆さにした場合でもフランジ部50が凸部52に引
っ掛かるので、収納凹部48内から接続口キャップ42
が落下することがない。凸部52は、収納凹部48の内
壁面49上に所定の間隔を開けて内方へ突出するよう
に、複数箇所(本実施例では3箇所)に設けられてい
る。また、凸部52は、内方側の先端部分52aが接続
口キャップ42のフランジ部50よりも内側に位置する
ような大きさに形成されている。
【0015】凸部52は、収納凹部48の内底面51か
ら距離hの位置に設けられている。この距離hは、接続
口キャップ42のフランジ部50の底面42aからの距
離h´よりも大となるように設定されている。このた
め、凸部52は接続口キャップ42のフランジ部50の
上面側を確実に係止する。なお、接続口キャップ42を
収納凹部48内に収納するときには、図2に示すよう
に、まず接続口キャップ42を傾けてフランジ部50の
一部を3か所ある凸部52のうちのいずれか2か所また
は1か所の下方に位置するようにし、この後、傾いて収
納凹部48内に収納されている接続口キャップ42の上
面42bを押圧するのである。このため、接続口キャッ
プ42のフランジ部50は凸部52に当接して弾性変形
し、凸部52を乗り越えて凸部52の下方に位置するよ
うに押し込められるのである。このようにすれば、ワン
タッチで接続口キャップ42を給液口キャップ46には
め込むことができ、接続口キャップ42の収納が容易に
行えると同時に保持手段としての凸部52による確実な
保持が行える。また、収納する際に挿入感覚を有するの
で保持が確実に行える。
ら距離hの位置に設けられている。この距離hは、接続
口キャップ42のフランジ部50の底面42aからの距
離h´よりも大となるように設定されている。このた
め、凸部52は接続口キャップ42のフランジ部50の
上面側を確実に係止する。なお、接続口キャップ42を
収納凹部48内に収納するときには、図2に示すよう
に、まず接続口キャップ42を傾けてフランジ部50の
一部を3か所ある凸部52のうちのいずれか2か所また
は1か所の下方に位置するようにし、この後、傾いて収
納凹部48内に収納されている接続口キャップ42の上
面42bを押圧するのである。このため、接続口キャッ
プ42のフランジ部50は凸部52に当接して弾性変形
し、凸部52を乗り越えて凸部52の下方に位置するよ
うに押し込められるのである。このようにすれば、ワン
タッチで接続口キャップ42を給液口キャップ46には
め込むことができ、接続口キャップ42の収納が容易に
行えると同時に保持手段としての凸部52による確実な
保持が行える。また、収納する際に挿入感覚を有するの
で保持が確実に行える。
【0016】なお、図1では矢印A方向を組織片処理装
置のタンク収納部12(図4、図6)の奥部側方向とし
て図示している。つまり、本実施例で示す薬液タンクと
従来の技術で説明した薬液タンクとは、接続口36の突
出方向が異なっているものである。特に本実施例に示し
たように接続口36がタンク収納部12の奥部に位置す
るように形成された薬液タンク30は、従来の技術で説
明した方法である接続口キャップを紐等で接続口付近に
吊り下げておくと、タンク収納部12内への収納時に吊
り下げた接続口キャップ42がタンク収納部12の奥部
に挟まれてしまい、組織片処理装置10への装着ができ
ないといったことが生じるので本発明の効果が顕著に現
れるものである。なお、本発明のように薬液タンク30
をタンク収納部12内に収納した際に接続口36がタン
ク収納部12の奥部側に位置するものを用いる場合に
は、このような薬液タンク30を収納するタンク収納部
12内の接続カプラ22は、薬液タンク30の接続口3
6の位置に合わせてタンク収納部12の奥部側に位置す
る組織片処理装置(図示せず)が用いられる。
置のタンク収納部12(図4、図6)の奥部側方向とし
て図示している。つまり、本実施例で示す薬液タンクと
従来の技術で説明した薬液タンクとは、接続口36の突
出方向が異なっているものである。特に本実施例に示し
たように接続口36がタンク収納部12の奥部に位置す
るように形成された薬液タンク30は、従来の技術で説
明した方法である接続口キャップを紐等で接続口付近に
吊り下げておくと、タンク収納部12内への収納時に吊
り下げた接続口キャップ42がタンク収納部12の奥部
に挟まれてしまい、組織片処理装置10への装着ができ
ないといったことが生じるので本発明の効果が顕著に現
れるものである。なお、本発明のように薬液タンク30
をタンク収納部12内に収納した際に接続口36がタン
ク収納部12の奥部側に位置するものを用いる場合に
は、このような薬液タンク30を収納するタンク収納部
12内の接続カプラ22は、薬液タンク30の接続口3
6の位置に合わせてタンク収納部12の奥部側に位置す
る組織片処理装置(図示せず)が用いられる。
【0017】上述してきた実施例における保持部は、給
液口キャップに接続口キャップを収納する収納凹部を設
けたものであった。しかし、保持部としての接続口キャ
ップの保持の方法については、収納凹部を設けていない
保持部であってもよい(図示せず)。また、保持部とし
て収納凹部を設けた場合であっても収納凹部内に凸部を
設けずに、単に接続口キャップを押し込んだだけ(接続
口キャップの弾性変形により接続口キャップの径を縮め
て収納凹部の内壁面に保持させる)で接続口キャップを
保持するようにしてもよい(図示せず)。さらに、保持
部としての接続口キャップの保持はフランジ部と凸部と
の係合による方法に限られることはなく、他の方法であ
ってもよい。例えば、接続口キャップの外周面にネジ溝
を設け、給液口キャップには接続口キャップに形成され
たネジ溝に螺合するようなネジ溝を設けて螺合させて保
持するようにしてもよい。(図示せず)。また、接続口
キャップのフランジ部において、接続口キャップを収納
凹部内に挿入した際に凸部がフランジ部を通過しうるよ
うに切欠部を設けるようにしてもよい(図示せず)。こ
のような構成を採用すれば、接続口キャップを収納凹部
内に収納する際にフランジ部を変形させなくとも凸部を
乗り越えていき、フランジ部が凸部を通過した後に接続
口キャップを回転させることによって、フランジ部の切
欠部が形成されていない部位の上面に凸部が配置して収
納凹部内に接続口キャップを保持するのである。
液口キャップに接続口キャップを収納する収納凹部を設
けたものであった。しかし、保持部としての接続口キャ
ップの保持の方法については、収納凹部を設けていない
保持部であってもよい(図示せず)。また、保持部とし
て収納凹部を設けた場合であっても収納凹部内に凸部を
設けずに、単に接続口キャップを押し込んだだけ(接続
口キャップの弾性変形により接続口キャップの径を縮め
て収納凹部の内壁面に保持させる)で接続口キャップを
保持するようにしてもよい(図示せず)。さらに、保持
部としての接続口キャップの保持はフランジ部と凸部と
の係合による方法に限られることはなく、他の方法であ
ってもよい。例えば、接続口キャップの外周面にネジ溝
を設け、給液口キャップには接続口キャップに形成され
たネジ溝に螺合するようなネジ溝を設けて螺合させて保
持するようにしてもよい。(図示せず)。また、接続口
キャップのフランジ部において、接続口キャップを収納
凹部内に挿入した際に凸部がフランジ部を通過しうるよ
うに切欠部を設けるようにしてもよい(図示せず)。こ
のような構成を採用すれば、接続口キャップを収納凹部
内に収納する際にフランジ部を変形させなくとも凸部を
乗り越えていき、フランジ部が凸部を通過した後に接続
口キャップを回転させることによって、フランジ部の切
欠部が形成されていない部位の上面に凸部が配置して収
納凹部内に接続口キャップを保持するのである。
【0018】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る薬液タンクによれば、薬液
タンクを組織片処理装置へ装着する際に接続口から外し
た接続口キャップを、組織片処理装置への装着時には外
さない給液口キャップに保持させておくので接続口キャ
ップの紛失を防ぐことができると共に、隣り合う他の薬
液タンクの間やタンク収納部の内壁面との間に挟まない
ようにすることができる。
タンクを組織片処理装置へ装着する際に接続口から外し
た接続口キャップを、組織片処理装置への装着時には外
さない給液口キャップに保持させておくので接続口キャ
ップの紛失を防ぐことができると共に、隣り合う他の薬
液タンクの間やタンク収納部の内壁面との間に挟まない
ようにすることができる。
【図1】本発明にかかる薬液タンクの側面図である。
【図2】給液口キャップに接続口キャップを装着したと
ころを示す給液口キャップの断面図である。
ころを示す給液口キャップの断面図である。
【図3】給液口キャップの平面図である。
【図4】組織片処理装置の斜視図である。
【図5】従来の薬液タンクの斜視図である。
【図6】組織片処理装置に従来の薬液タンクを装着する
ところを示す説明図である。
ところを示す説明図である。
30 薬液タンク 31 タンク本体 32 薬液 34 把手部 36 接続口 38 供給管 40 接続ノズル 42 接続口キャップ 44 給液口 46 給液口キャップ 48 収納凹部 49 内壁面 50 フランジ部 51 内底面 52 凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 組織片から顕微鏡標本を作製する組織片
処理装置に装着され、該組織片処理装置に供給するため
の薬液を収納する薬液タンクにおいて、 薬液を収納可能なタンク本体と、 前記組織片処理装置に接続されて組織片処理装置内に前
記タンク本体内の薬液を供給するように前記タンク本体
に開口して設けられた接続口と、 該接続口が前記組織片処理装置に接続されていない場合
に前記接続口を閉塞するための接続口キャップと、 前記タンク本体内へ薬液を供給するように前記タンク本
体に開口して設けられた給液口と、 前記給液口を閉塞すると共に、前記接続口から取り外し
た前記接続口キャップを保持可能な保持部が設けられて
いる給液口キャップとを具備することを特徴とする薬液
タンク。 - 【請求項2】 前記保持部は、前記接続口キャップを収
納保持するための収納凹部を有することを特徴とする請
求項1記載の薬液タンク。 - 【請求項3】 前記接続口キャップは合成樹脂で形成さ
れると共に外方に突出するフランジ部を有し、 前記収納凹部内壁には、内方に向けて突出して弾性的に
乗り越えて挿入された前記接続口キャップのフランジ部
に係合する複数の凸部が設けられていることを特徴とす
る請求項2記載の薬液タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019229A JP2000214057A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 薬液タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019229A JP2000214057A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 薬液タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000214057A true JP2000214057A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11993561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11019229A Pending JP2000214057A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 薬液タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000214057A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102466666A (zh) * | 2010-11-12 | 2012-05-23 | 株式会社岛津制作所 | Toc计 |
-
1999
- 1999-01-28 JP JP11019229A patent/JP2000214057A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102466666A (zh) * | 2010-11-12 | 2012-05-23 | 株式会社岛津制作所 | Toc计 |
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