JP2000213986A - 焦電素子を用いた計測器の回路実装方式 - Google Patents

焦電素子を用いた計測器の回路実装方式

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JP2000213986A
JP2000213986A JP5451399A JP5451399A JP2000213986A JP 2000213986 A JP2000213986 A JP 2000213986A JP 5451399 A JP5451399 A JP 5451399A JP 5451399 A JP5451399 A JP 5451399A JP 2000213986 A JP2000213986 A JP 2000213986A
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Noboru Hasebe
騰 長谷部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焦電素子を用いるセンサーにおいて、温度変
化に対し鋭敏な影響を示す焦電素子を、温度に対し安定
に使用する事により高精度な測定を行い、更に高速応答
性を持った測定を行う事を目的とする。 【構成】 断熱空間を設け、その中を一定値温度に保つ
ための温度制御回路を持つ構成とする。温度制御のため
のヒーターを基板面に設けた回路素子や銅箔パターンで
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【００１】
【産業上の利用分野】本考案は炭酸ガスなどのガスセン
サーにおいて利用される。
【００２】
【従来の技術】１）焦電素子は赤外線に感度を有するた
め赤外線を用いた計測器に使用される。 ２）焦電素子は周囲温度に対する感度変化が大きく精度
の高い計測を行う時には注意を要する。 ３）従来は周囲温度による影響を小さくするために焦電
素子自体の温度をサーミスタなどの温度センサーにより
知り、予め実測しておいた周囲温度に対する感度を使用
時の周囲温度に合わせて補正する方式が用いられて来
た。
【００３】
【考案が解決しようとする課題】１）従来方法による焦
電素子温度特性の補正は焦電素子出力に対してある温度
範囲で一定値に近くなるようにしているが実際には幾つ
かの問題を含んでいる。 ２）まず、焦電素子の温度特性は素子毎に若干のバラツ
キが在り、実際の補正でそのバラツキに応じて補正を行
う事はコストの増大を伴い、高精度な温度補正は事実上
不可能である。 ３）次に、焦電素子の温度特性は温度に対して非直線性
であり、温度検出に用いる簡易な素子であるサーミスタ
も温度に対して非直線性を持つ。このため温度範囲の２
点で補正を行っても外れたポイントでは補正誤差が発生
し高精度な補正は期待出来ない。本考案は以上の不具合
による周囲温度に対しての測定値の変動を小さくし、焦
電素子から周囲温度に対して高精度な出力を得る事を可
能にするものである。
【００４】
【課題を解決するための手段】１）本考案において焦電
素子とその周辺の温度変化に鋭敏な素子を一定温度にて
作動させる事とした。 ２）一定温度で作動させるためには温度を一定値に制御
する技術と温度を保持する技術が必要である。 ３）温度を一定値に制御するために温度を検知する事
は、ある温度範囲の温度を測定する必要が無く、一点の
温度を検知すれば良いため温度センサーとしては安価な
サーミスタを使用出来る。更に、一定値に制御された温
度が保持出来るような断熱空間を設けておけば、電力の
ロスを小さくして安定に一定値の温度に保つ事が出来
る。
【請求項１に関連】 ４）焦電素子とその周辺の温度変化に鋭敏な素子を基板
上に配置し加温により一定値の温度まで上昇させる場
合、加温のため基板上を均一に加熱するヒーターが必要
であるが、基板の、ある一面に設けた印刷素子や銅箔パ
ターンをヒーターとして用いる事を考案した。
【請求項２に関連】
【００５】
【作用】１）焦電素子とその周辺の温度変化に鋭敏な素
子は、一定値温度に保たれた断熱空間において作動され
るため周囲温度が変動した場合にも作動する温度の変動
は発生せず周囲温度変動に対し安定した測定が可能とな
る。 ２）一定値の温度に制御するためのヒーターを基板の面
に設けた印刷素子や銅箔パターンにより形成する事でよ
り均一な、時間応答性の良い一定値温度空間が得られ
る。
【００６】
【実施例】 図１に実施例を示す。
【００７】
【発明の効果】１）一定値温度の空間で作動させる事に
より周囲温度変化に鋭敏な変化を示す焦電素子を安価な
構成で周囲温度変動の影響を受けない状態で使用出来る
ため、例えば、安価で高精度な炭酸ガス濃度測定が可能
となる。 ２）ヒーターを基板面の印刷素子やの銅箔パターンで構
成する事により上記の動作を高精度、高速応答に実現出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 実施例
【記号の説明】 ａ基板 ｂ受光素子（焦電素子） ｃ
基板銅箔パターン ｄ回路素子 ｅ断熱材
【作用の説明】１）基板（ａ）には、受光素子（ｂ）、
回路素子（ｄ）などの一定値温度で作動させたい回路素
子を実装している。 ２）基板（ａ）の銅箔パターン（ｃ）のヒーターにより
基板上の回路素子（ｄ）は一定値温度に加温される。そ
の後、銅箔パターンのヒーターの制御と断熱材（ｅ）に
より一定値温度は保持される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 焦電素子と周辺回路を一定温度の断熱空
    間中で作動させる方式。
  2. 【請求項２】 焦電素子と周辺回路を一定温度の断熱空
    間中で作動させる方式において、焦電素子と周辺回路を
    基板上に乗せ、基板面上の印刷素子や銅箔パターンをヒ
    ーターとして用いる方式。
JP5451399A 1999-01-25 1999-01-25 焦電素子を用いた計測器の回路実装方式 Pending JP2000213986A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2446414A (en) * 2007-02-06 2008-08-13 Thorn Security A Detector

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2446414A (en) * 2007-02-06 2008-08-13 Thorn Security A Detector

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