JP2000211933A - 真空断熱びんの製造方法 - Google Patents

真空断熱びんの製造方法

Info

Publication number
JP2000211933A
JP2000211933A JP11015145A JP1514599A JP2000211933A JP 2000211933 A JP2000211933 A JP 2000211933A JP 11015145 A JP11015145 A JP 11015145A JP 1514599 A JP1514599 A JP 1514599A JP 2000211933 A JP2000211933 A JP 2000211933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
heat
shielding film
heat ray
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11015145A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Aono
忠行 青野
Hisafumi Kobayashi
尚史 小林
Noboru Otani
昇 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP11015145A priority Critical patent/JP2000211933A/ja
Publication of JP2000211933A publication Critical patent/JP2000211933A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/04Re-forming tubes or rods
    • C03B23/13Reshaping combined with uniting or heat sealing, e.g. for making vacuum bottles

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 開口部5付近を除く外面に熱線遮蔽膜4
を蒸着したガラス製の内びん体8を、当該内びん体8よ
りやゝ大径のガラス製の外びん体10内に収容し、当該
外びん体10と内びん体8との開口部周縁を加熱熔融し
て接合し、得られた二重びん11における外びん3と内
びん2との間の空所6を真空とする。 【効果】 熱線遮蔽膜4により熱線が遮断されて部分的
な加熱のむらが生じることがなく、従来の真空二重びん
と同様の工程により、内びん体8と外びん体10とを適
切に加工して接合することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス製の内びん
と外びんとよりなり、その内びんの外面に熱線遮蔽膜を
蒸着すると共に、内びんと外びんとの間の空所を真空に
してなる真空断熱びんを製造するための方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】上記のような構造の真空断熱びんは、特
開昭60−135021号公報に記載されているよう
に、既に知られている。
【0003】図1はかかる真空断熱びん1を示すもので
あって、2は内びん、3は外びんであり、内びん2の外
面には熱線遮蔽膜4が蒸着により形成されている。そし
て内びん2と外びん3とはその開口部5周縁において接
合され、外びん3の底部には内びん2と外びん3との間
の空所6の空気を抜いて真空とするためのチップ7が形
成されている。
【0004】この種の真空断熱びんは、一般のまほうび
んの中びんとして使用される真空二重びんと類似の構造
を有しているが、熱線遮蔽膜が可視光線を透過する性質
があるため、外部から内容液の状態を見ることができる
という特徴を有しており、真空二重びんと比べれば多少
断熱性に劣りはするものの、十分に有用な断熱容器であ
る。
【0005】而してこの種の真空断熱びんを製造する場
合、熱線遮蔽膜4は内びん2の外面及び外びん3の内面
の少なくともいずれか一方に形成されるが、熱線遮蔽膜
4は蒸着により形成されるため、びんの内側に形成する
ことは困難であり、一般に内びん2の外面に形成され
る。
【0006】そしてこの種の真空断熱びん1の一般的な
製造手順としては、真空断熱びん1が従来の真空二重び
んと同様の構造を有しているので、基本的には真空二重
びんの製造工程をそのまま転用することが可能である。
先ず図2(a)に示すように、外面に熱線遮蔽膜4を形
成した内びん体8と、底部にチップ管9を溶接した外び
ん体10とを用意し、図2(b)に示すように内びん体
8を外びん体10内に嵌合する。
【0007】次いで図2(c)に示すように、外びん体
10の開口部に近い部分を加熱し、軟化させて径を絞っ
て内びん体8の外径形状に沿わせ、さらに内びん体8及
び外びん体10の開口部を加熱熔融して図2(d)に示
すように接合し、内びん2と外びん3とよりなる二重び
ん11を形成する。
【0008】然る後チップ管9から内びん2と外びん3
との間の空所6の空気を抜き、当該空所6内を真空と
し、チップ管9を加熱熔融して封止し、真空断熱びん1
を得るのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
において、外びん体10の開口部付近の径を絞り、その
外びん体10と内びん体8との開口部を接合する際に
は、内びん体8や外びん体10を加熱して軟化乃至熔融
するのであるが、内びん体8の外面に熱線遮蔽膜4が形
成されており、その熱線遮蔽膜4が輻射熱を遮蔽して反
射するため、適切に加熱することが困難となるのであ
る。
【0010】すなわち図2(c)のように外びん体10
の径を絞る工程においては、主として外びん体10の外
側からガスバーナーによって加熱し、外びん体10のガ
ラスを軟化させて外方から押圧して縮径するのである
が、その外びん体10の内部には熱線遮蔽膜4を形成し
た内びん体8があるため、ガスバーナーの熱は外びん体
10を加熱するのみならず、輻射熱が外びん体10を透
過して熱線遮蔽膜4で反射されて外びん体10を内側か
らも加熱することとなり、外びん体10が過度に加熱さ
れて必要以上に軟化し、所望の形状を得ることが困難と
なる。
【0011】また図2(d)に示すように内びん体8と
外びん体10との開口部を接合する工程においては、内
びん体8の開口縁まで熱線遮蔽膜4が形成されている
と、当該熱線遮蔽膜4で熱が反射されるために内びん体
8が十分に加熱されず、また前述のように外びん体10
は過度に加熱されるため、内びん体8と外びん体10と
の熔融の程度に差が生じ、適切に接合することが困難と
なる。
【0012】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、従来の真空二重びんと同様の工程により、内び
ん体8と外びん体10とを加熱して適切に加工して接合
し、品質の良い真空断熱びん1を得ることのできる方法
を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】而して本発明の真空断熱
びんの製造方法は、開口部付近を除く外面に熱線遮蔽膜
を蒸着したガラス製の内びん体を、当該内びん体よりや
ゝ大径のガラス製の外びん体内に収容し、当該外びん体
と内びん体との開口部周縁を加熱熔融して接合し、得ら
れた二重びんにおける外びんと内びんとの間の空所を真
空とすることを特徴とするものである。
【0014】本発明における前記熱線遮蔽膜は、インジ
ウム・錫酸化物膜を使用することができ、また酸化チタ
ン/銀/酸化チタン、又は酸化シリコン/酸化チタンの
積層膜であることもできる。
【0015】図3は本発明において使用する内びん体8
を示すものである。12はガラス製のびん体であって、
胴部13の上部が細く絞られて傾斜部14を介して頚部
15に接続されている。そしてその頚部15の先端の開
口部5には、二重びん11における内びん2と外びん3
との接続部となるべき延長部16が、先拡がりのテーパ
ー状に形成されている。
【0016】そしてそのびん体12の外面には、底部1
7から胴部13を経て傾斜部14にかけて熱線遮蔽膜4
が蒸着されており、当該熱線遮蔽膜4は頚部15及び延
長部16には形成されていない。
【0017】かかる内びん体8を形成するには、びん体
12の頚部15及び延長部16にマスキングを施し、そ
の状態でイオンプレーティングなどの手段で熱線遮蔽膜
4を蒸着する。然る後マスキングを除去することによ
り、頚部15及び延長部16に熱線遮蔽膜4が形成され
ていない内びん体8を得ることができる。
【0018】而してこの内びん体8を使用して、図2に
示す手順により二重びん11を製造する。すなわち内び
ん体8を外びん体10内に嵌合し、外びん体10の開口
部に近い部分を加熱軟化して径を絞って内びん体8の外
径形状に沿わせ、さらに内びん体8及び外びん体10の
開口部を熔融接合し、内びん2と外びん3とよりなる二
重びん11を形成する。然る後チップ管9から空所6の
空気を抜いて真空とし、チップ管9を封止して真空断熱
びん1を得る。
【0019】
【作用】本発明においては、内びん体8の開口部5に近
い頚部15及び延長部16に熱線遮蔽膜4が形成されて
いないので、外びん体10の端部を絞り、内びん体8と
外びん体10とを溶接する際に、熱線が熱線遮蔽膜4に
より反射されることがなく、外びん体10が過度に加熱
されることがなく、また内びん体8に加熱不足が生じる
こともなく、適切に加工することができる。
【0020】
【発明の効果】従って本発明によれば、熱線遮蔽膜4に
より熱線が遮断されて部分的な加熱のむらが生じること
がなく、従来の真空二重びんと同様の工程により、内び
ん体8と外びん体10とを適切に加工して接合すること
ができ、品質の良い真空断熱びん1を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 真空断熱びんの中央縦断面図
【図2】 真空断熱びんの製造手順を示す工程図
【図3】 本発明の真空断熱びんを製造するための内び
ん体の中央縦断面図
【符号の説明】
1 真空断熱びん 2 内びん 3 外びん 4 熱線遮蔽膜 5 開口部 6 空所 8 内びん体 10 外びん体 11 二重びん
フロントページの続き (72)発明者 大谷 昇 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 Fターム(参考) 4G015 BA15 BB01 4G059 AA04 AC06 DA01 DB02 EA03 EA04 EA05 EB02 GA01 GA02 GA04 GA12 GA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部(5)付近を除く外面に熱線遮蔽
    膜(4)を蒸着したガラス製の内びん体(8)を、当該
    内びん体(8)よりやゝ大径のガラス製の外びん体(1
    0)内に収容し、当該外びん体(10)と内びん体
    (8)との開口部周縁を加熱熔融して接合し、得られた
    二重びん(11)における外びん(3)と内びん(2)
    との間の空所(6)を真空とすることを特徴とする、真
    空断熱びんの製造方法
  2. 【請求項2】 前記熱線遮蔽膜が、インジウム・錫酸化
    物膜であることを特徴とする、請求項1に記載の真空断
    熱びんの製造方法
  3. 【請求項3】 前記熱線遮蔽膜が、酸化チタン/銀/酸
    化チタン、又は酸化シリコン/酸化チタンの積層膜であ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の真空断熱びんの
    製造方法
JP11015145A 1999-01-25 1999-01-25 真空断熱びんの製造方法 Pending JP2000211933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11015145A JP2000211933A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 真空断熱びんの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11015145A JP2000211933A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 真空断熱びんの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000211933A true JP2000211933A (ja) 2000-08-02

Family

ID=11880649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11015145A Pending JP2000211933A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 真空断熱びんの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000211933A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137607A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Leben Hanbai:Kk 二重ガラス容器とその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137607A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Leben Hanbai:Kk 二重ガラス容器とその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006103729A1 (ja) 断熱容器及びその製造方法
WO2006100770A1 (ja) 断熱容器
EP1065698B1 (en) Mount for lamp and lamp seal structure employing the mount
JP2000211933A (ja) 真空断熱びんの製造方法
CN101119673A (zh) 隔热容器
US1980840A (en) Seal for electric lamps and similar articles
JP2005332822A (ja) 石英ガラスランプ及び石英ガラスランプを形成する方法
KR900008283B1 (ko) 진공 보온병의 진공실 내벽처리 방법과 진공실 내벽을 증착 코팅한 진공보온병
JP4244508B2 (ja) ガラス製真空断熱容器とその製造方法
JPH078395A (ja) 金属製真空二重容器とその製造方法
JP2774748B2 (ja) 金属製真空二重容器及びその製造方法
US4220462A (en) Apparatus for making a vacuum insulated container
US3313610A (en) Method of tipping-off exhaust tubing
JP2002255593A (ja) 低圧複層ガラスの製造方法
JPS60187493A (ja) 真空二重容器の製作方法
JPH08264162A (ja) 白熱電球及びその製造方法
KR20050084915A (ko) 솔더 유리 프리폼을 갖는 광 장치 부품 어셈블리 및 밀봉공정
JPS57124830A (en) Sealing method for cathode-ray tube
JPH041866Y2 (ja)
JPS5873938A (ja) 陰極線管の封止方法
JPH02152159A (ja) 白熱電球の製造方法
KR200222504Y1 (ko) 개량형 소다유리관 램프
JPH027495B2 (ja)
US20200217126A1 (en) Integrated tube for vacuum insulated glass (vig) unit evacuation and hermetic sealing, vig unit including integrated tube, and associated methods
JPS5859530A (ja) 陰極線管の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517