JP2000211909A - 黒鉛製造装置 - Google Patents

黒鉛製造装置

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JP2000211909A
JP2000211909A JP11014632A JP1463299A JP2000211909A JP 2000211909 A JP2000211909 A JP 2000211909A JP 11014632 A JP11014632 A JP 11014632A JP 1463299 A JP1463299 A JP 1463299A JP 2000211909 A JP2000211909 A JP 2000211909A
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heating
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tube
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業環境、生産効率、品質、エネルギーコス
トを改善した黒鉛製造装置を提供することである。 【解決手段】 円筒状の黒鉛管1を複数本連接して加熱
管2を形成し、この加熱管2の一端部に黒鉛原料の導入
部3を取り付けると共に、この加熱管2の他端部に製品
黒鉛の導出部4を取り付け、加熱管2を加熱手段により
加熱することにより、上記黒鉛原料を加熱し、上記製品
黒鉛を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、黒鉛を製造する
装置に関し、詳しくは、連続的に黒鉛を製造する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】黒鉛は、電気伝導性、熱伝導性、耐薬品
性、自己潤滑性等の特異な性質を有しているので、冶金
用、電気・電子製品用、機械用等の材料として各種の用
途に広く使用されている。また、最近は、高温で熱処理
をして黒鉛結晶を発達させ、電気伝導性を向上させたも
のが、導電性塗料のフィラーとして、また、リチウム二
次電池の負極材として大量に利用されている。
【0003】このような黒鉛は、フェノール、フラン等
の樹脂、コークス、カーボンブラック、メソカーボン、
天然黒鉛等の炭素質や黒鉛質等の黒鉛を製造するための
原料(以下、「黒鉛原料」と称する。)を高温処理する
ことにより得られる。この高温処理の方法としては、
(1)黒鉛電極の黒鉛化に類似した方法、すなわち、黒
鉛の容器に原料の炭素質粉粒体を充填して抵抗炉(アチ
ソン炉)中に埋め、黒鉛粒で覆い、これに通電して抵抗
加熱し、3000℃までの所望温度に加熱する方法、
(2)特開平1−272827号公報に開示されている
ように、炭素質繊維を耐熱性容器に入れ、連続的に又は
間欠的に高温帯域を通過させる方法、(3)特開平3−
83809号公報に開示さているように、加熱装置の上
端から炭素粉末を連続的に装入し、その炭素粉末を自重
によって降下させながら加熱し、加熱装置の下端から連
続的に取り出す方法、(4)特開平8−198612号
公報に開示されているように、黒鉛製の加熱帯中にスク
リュフィーダを入れ、この加熱帯に通電することによ
り、3000℃付近まで加熱し、上記加熱帯に原料の炭
素質粉粒体を送り込んで、上記スクリュフィーダによっ
て加熱帯内を通過する間に黒鉛化させる方法、(5)特
開平10−284062号公報に開示されているよう
に、炭素粉を圧縮成形した後、誘導加熱する方法等が知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の方法は、粉粒体の嵩密度が小さいため、容器内
の充填密度が小さくなり処理効率の面で好ましくない。
また、作業がバッチ式であり、かつ、冷却に時間がかか
ること等の効率上の問題を有する。特に、粉粒体が細か
くなるほど、容器への挿入や取り出し作業が煩雑になっ
たり、作業環境を悪化させる場合がある。さらに、この
方法は、外部ヒーターによって原料の炭素質粉粒体及び
容器を間接的に加熱するため、熱効率が悪い。さらにま
た、この方法は大量の黒鉛製の容器が必要となる。
【0005】また、一般に、黒鉛化は、3000℃付近
で15分程度加熱することによって行われるが、この方
法においては、粉粒体の熱伝導がよくないため、十分長
い熱処理時間が必要となる。さらに、製品たる黒鉛粉粒
体を取り出すには、200℃以下にする必要があり、こ
れに長時間を要するため、生産性を著しく悪化させる。
【0006】また、この方法は、抵抗加熱体及び断熱材
として作用する黒鉛粒を多量に使用するので、熱処理に
消費される電力量が多く、その効率は3%以下といわ
れ、電力原単位の増大の原因の1つとなっている。さら
に、処理雰囲気を制御できないため、熱処理炉からの汚
染等の問題も有する。
【0007】上記(2)の方法は、装置が複雑で高価な
上、数多くの黒鉛製容器に充填して熱処理を行うことか
ら、被処理物の中央部と外周部とでは品質のバラツキが
あり、品質の均質性に問題を有する。
【0008】上記(3)の方法は、微粉や揮発成分の多
い原料を熱処理する場合に、加熱装置内で原料が閉塞す
るトラブルが発生しやすく、品質や処理量に問題が発生
する場合がある。
【0009】上記(4)の方法は、長大なスクリューを
製作する必要がある。
【0010】上記(5)の方法は、誘導加熱装置のイニ
シャルコストが大きく、工業生産規模にするには膨大な
資金が必要となる場合がある。また、一般的に誘導加熱
では、周波数の設定如何により最高到達温度が左右さ
れ、更にコイルの水冷が難しい。
【0011】そこで、この発明の課題は、作業環境、生
産効率、品質、エネルギーコストを改善した黒鉛製造装
置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この黒鉛製造装置にかかる発明は、加熱部として円
筒状の黒鉛管を複数本連接した加熱管を用いたものであ
る。
【0013】また、円筒状の黒鉛管を複数本連接して加
熱管を形成し、この加熱管の一端部に黒鉛原料の導入部
を取り付けると共に、この加熱管の他端部に製品黒鉛の
導出部を取り付け、上記加熱管を加熱手段により加熱す
ることにより、上記黒鉛原料を加熱し、上記製品黒鉛を
製造することができる。
【0014】さらに、上記加熱管の周囲を断熱材で覆
い、上記加熱管の内部に、上記黒鉛原料を搬送する搬送
トレイを配し、上記導入部に上記搬送トレイを上記加熱
管内に送入するための押込装置を取り付け、上記導出部
に上記搬送トレイ内の製品黒鉛及び搬送トレイを回収す
る回収装置を取り付け、上記加熱管の加熱手段を、上記
加熱管の一端部又は上記導入部、及び、上記加熱管の他
端部又は上記導出部の両方に取り付けた給電装置とする
ことができる。
【0015】加熱手段によって加熱管は、1800〜3
500℃程度に加熱される。また、黒鉛原料を導入部か
ら加熱管に供給する。導入部から供給された黒鉛原料
は、隣接する黒鉛原料を押し出すようにして送り出され
る。このため、黒鉛原料は、加熱管の内部を順次移動す
る。この移動の間に黒鉛原料が黒鉛化される。そして、
導出部に送られ、製品黒鉛が回収される。
【0016】また、上記加熱管を構成する黒鉛管の端面
を平面状とし、上記加熱管を構成する1つの黒鉛管の端
面と、これに隣接する黒鉛管の端面とを突き合わせて連
接すると共に、その突き合わせ部の周面に接続リングを
取り付け、上記加熱管をその一端部又は上記導入部に取
り付けられたストッパにより固定し、上記加熱管の他端
部又は上記導出部に取り付けられた加圧装置によって、
上記加熱管の他端部側から一端部側に向かって加圧する
ことにより、上記加熱管を構成する各黒鉛管の連接を保
持することができる。
【0017】黒鉛管の端面を平面状として互いを突き合
わせるので、加工が容易であり、また、黒鉛管同士の接
触面積を大きくすることができる。これにより、加熱手
段として給電装置により通電する場合、通電したときに
生じやすい接触部分の過熱を防止でき、3500℃を越
える温度まで昇温して、この過熱部分が消失するのを防
止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
【0019】この発明にかかる黒鉛製造装置は、図1に
示すように、加熱部として円筒状の黒鉛管1を複数本連
接した加熱管2を用いた装置である。
【0020】上記黒鉛管1は、後述するように、加熱手
段により、1800〜3500℃、好ましくは2800
〜3200℃に昇温される。これにより、黒鉛管1内を
通過する、黒鉛を製造するための原料、すなわち、黒鉛
原料が黒鉛化され、製品たる黒鉛(以下、「製品黒鉛」
と称する。)が製造される。したがって、この黒鉛管1
は、ヒータとタイトボックスとしての役割を兼ね備える
こととなる。
【0021】上記黒鉛管1は、複数本連接されて加熱管
2を形成する。この加熱管2の長さは、そのまま、その
内部を通過する黒鉛原料の1800〜3500℃下での
通過距離となる。これは、黒鉛原料の1800〜350
0℃下での滞留時間、ひいては、黒鉛の生産性に影響を
与える。このため、この加熱管2の長さは、長さ/径で
5〜500がよく、10〜100が好ましい。5未満だ
と、黒鉛原料が通過するために十分な時間を確保しにく
くなる。また、500を越えると、圧力の伝達不良をお
こし、これを回避すべく圧力を上げすぎると、座屈やク
リープ及び変形が生じる場合がある。
【0022】上記黒鉛管1の連接方法は、特に限定され
ない。例えば、図1に示すように、加熱管2を構成する
黒鉛管1の端面を平面状に形成し、1つの黒鉛管1の端
面と、これに隣接する黒鉛管1の端面とを突き合わせて
連接する方法があげられる。
【0023】上記加熱管2の一端部には黒鉛原料の導入
部3が、また、上記加熱管2の他端部には製品黒鉛の導
出部4が連接される。
【0024】上記導入部3は、黒鉛原料を導入し、加熱
管2に送出するためのものであり、導入部3内に黒鉛原
料を供給するための原料供給部13、及び、窒素ガス等
の不活性ガスを流通させるためのガス流通口14を有す
る。
【0025】また、上記導出部4は、加熱管2で製造さ
れた製品黒鉛を加熱管2から導出するためのものであ
り、窒素ガス等の不活性ガスを流通させるためのガス流
通口14を有する。また、上記導出部4のうち、後述す
る炉壁10の外部に出ている部分は、外気による空冷が
行われ、冷却部としての機能も有する。
【0026】上記導入部3及び導出部4の材質は、後述
する炉壁10内の部分では、黒鉛製のものがよい。さら
に、炉壁10の外部の部分は、黒鉛等、ある程度の高温
で耐えられる材質のものなら特に限定されない。また、
導入部3及び導出部4の形状は、特に限定されず、例え
ば、円筒、角筒等をあげることができる。
【0027】上記の加熱管2と導入部3及び導出部4と
を連接する方法は、特に限定されるものではなく、例え
ば、黒鉛管1同士の場合と同様に、それぞれの接合面を
平面状に形成してこれらを突き合わせる方法や、図1に
示すように、導入部3及び導出部4の加熱管2と連接さ
せる側の端面に溝を設け、ここに、平面状に形成した加
熱管2の端部を嵌め込む方法等があげられる。
【0028】上記加熱管2を構成する各黒鉛管1の連接
を保持する方法としては、任意の方法があげられるが、
例えば、図1に示すように、ストッパ49及び加圧装置
12によって保持することができる。これは、まず、導
入部3にストッパ49を取り付け、又は、図示しない
が、加熱管2の一端部にストッパ49を取り付け、この
ストッパ49を地面等に固定する。これにより、加熱管
2の一端部が固定される。また、導出部4に加圧装置1
2を取り付け、又は、図示しないが、加熱管2の他端部
に加圧装置12を取り付ける。この加圧装置12は、加
熱管2の他端部又は導出部4に接する板状体21にシリ
ンダ22を取り付けたものであり、このシリンダ22の
作動によって、板状体21を導出部4に押しつける。し
たがって、加圧装置12により、加熱管2の他端側から
一端側に向かって加圧することが可能となる。これによ
り、加熱管2を構成する各黒鉛管1の連接を保持させる
ことができる。
【0029】また、上記黒鉛管1同士の突き合わせ部の
周面に接続リング11を取り付けることができる。この
接続リング11により、黒鉛管1の連接に多少のずれが
生じるような力が加わった場合であっても、このずれを
抑制することができ、座屈等が生じるのを防止できる。
【0030】なお、上記接続リング11は、加熱管2の
膨張率より0〜50%大きい膨張率を有し、1800〜
3500℃で耐久性のある材質が用いられる。これを用
いると、加熱管2を破損しないので好ましい。例えば、
黒鉛をあげることができる。
【0031】上記加熱管2、導入部3及び導出部4の周
囲には、炉壁10が配され、この内部に断熱材5が充填
される。このため、加熱管2は断熱材5によって覆わ
れ、加熱管2の熱の発散を抑制することができる。
【0032】上記黒鉛原料及び製品黒鉛の加熱管2内の
移動方法としては、図1に示すように、加熱管2、導入
部3及び導出部4に搬送トレイ6(図2参照)を配し、
導入部3に取り付けた押込装置7によって、搬送トレイ
6を導入部3に押し込むことにより、順次、搬送トレイ
6を移動させて、加熱管2内を通過させる方法があげら
れる。なお、このとき、原料供給部13でこの搬送トレ
イ6に、黒鉛原料が供給される。また、図示していない
が、黒鉛原料を所定形状に成形し、この成形体を加熱管
2、導入部3又は導出管4に配し、そして、導入部3に
取り付けた押込装置7によって、上記成形体を導入部3
に押し込み、順次、黒鉛原料の成形体を移動させて、加
熱管2内を移動させる方法があげられる。
【0033】搬送トレイ6により黒鉛原料を搬送する場
合、上記押込装置7は、図3に示すように、導入部3の
端面に設けられた入口側パスボックス23、搬送トレイ
6を導入管3に押し出すシリンダ25、及び、この入口
側パスボックス23に搬送トレイ6を送り込むコンベア
24から構成される。搬送トレイ6は、コンベア24に
よって入口側パスボックス23に送り込まれ、シリンダ
25によって導入部3内に押し込まれる。搬送トレイ6
を入口側パスボックス23に送り込む際には、コンベア
24と入口側パスボックス23との間を遮蔽するシャッ
タ30が一時的に開き、また、この搬送トレイ6をシリ
ンダ25によって導入部3内に押し込むときにも、導入
部3の端部を遮蔽しているシャッタ26が一時的に開か
れる。
【0034】また、黒鉛原料の成形体が移動する場合、
図示していないが、上記の搬送トレイ6の代わりに黒鉛
原料の成形体を用いればよい。この場合、原料供給部1
3が不要となる場合がある。
【0035】加熱管2を通過する間に黒鉛原料は、加熱
され、製品黒鉛となる。この製品黒鉛は、導出部4に送
られ、導出部4に取り付けられた回収装置8によって、
回収される。
【0036】黒鉛原料を加熱管2の内部の搬送トレイ6
によって搬送する場合、上記回収装置8は、図4及び図
5に示すように、製造された製品黒鉛及びトレイを回収
する装置となる。すなわち、導出部4からの搬送トレイ
6を回収装置8内部に取り込むローラ28、製品黒鉛を
回収する製品回収部29、製品黒鉛を解砕する解砕機3
3、解砕された製品黒鉛を冷却する冷却機34、搬送ト
レイ6を送りだすシリンダ35、送り出された搬送トレ
イ6を回収する出口側パスボックス36及びその内部の
コンベア50、及びコンベア37によって、製品黒鉛及
び搬送トレイ6が回収される。また、回収装置8は、製
品黒鉛の搬入、解砕時に圧力が急上昇し、冷却するにし
たがって圧力が低下する。この圧力の急上昇に対し、圧
力調整をするために、圧力調整弁47が設けられる。
【0037】搬送トレイ6の進行方向に沿った、上記製
品回収部29の先端部には、ストッパ31及び回転軸3
2が設けられる。このストッパ31により、ローラ29
によって送られた搬送トレイ6は、ストッパ31によっ
て製品回収部29上で停止される。
【0038】上記冷却機34は回転テーブル状の冷却機
であり、その内部を水が流通し、回転テーブル上にのっ
た解砕された製品黒鉛を冷却する。
【0039】加熱管2の内部を黒鉛原料の成形体が移動
する場合、上記回収装置は、図示していないが、上記の
搬送トレイ6を用いる場合の回収装置8のうち、製品黒
鉛を回収する部分だけを使用すればよい。
【0040】また、製品黒鉛の解砕を必要としない場合
は、上記いずれの回収装置においても、解砕機33を使
用せず、他の部分の配置を適宜設置することにより、製
品黒鉛を回収することができる。
【0041】上記加熱手段は、任意の手段を採用するこ
とができる。例えば、他で発生させた熱を加熱管2に伝
えて、加熱管2を間接加熱する手段があげられる。ま
た、給電装置を用い、加熱管2に通電することにより抵
抗加熱を発生させ、加熱管2を直接加熱する手段があげ
られる。
【0042】この直接加熱の場合の給電装置9は、図1
に示すように、加熱管2の一端部又は導入部3、及び、
加熱管2の他端部又は導出部4の両方に取り付けられ
る。この2つの給電装置9は、いずれも、図2に示すよ
うに、地中ばり38に固定された反力柱39支持された
電極41、及び、地中ばり38に固定された反力柱40
に、シリンダ42を介して支持された電極43から構成
される。この電極41及び43のうち、加熱管2、導入
部3又は導出部4と接触する部分は、加熱管2、導入部
3又は導出部4のいずれかの外周形状と同様の形状を有
する。このため、加熱管2、導入部3又は導出部4のい
ずれかを両電極41、43で挟み、シリンダ42で電極
43を押すことにより、加熱管2、導入部3又は導出部
4を電極41及び43で支持することができる。このと
き、加熱管2、導入部3又は導出部4と、電極41及び
43との接触面圧は、互いの欠損を防止するため、0.
1〜10Kg/cm2 が好ましい。このとき、上記接触
面圧を均一化させるために、電極41、43が加熱管
2、導入部3又は導出部4と接触する面に凹部を設ける
ことが好ましい。
【0043】また、2つの給電装置9の電極41及び4
3は、電源(図示せず)に接続されており、加熱管2に
通電することができる。さらに、加熱管2、導入部3又
は導出部4は、電極41及び43に対して、加熱管2の
一端部若しくは他端部、導入部3又は導出部4の長さ方
向に移動自在である。したがって、この給電装置9は、
加熱管2、場合によっては、導入部3及び導出部4が温
度上昇によって膨張しても、加熱管2、場合によって
は、導入部3及び導出部4の変形等を防止できるフレキ
シブル機能を備える。
【0044】なお、回収装置8には、車輪(図示せず)
が設けられており、加熱管2、場合によっては、導入部
3及び導出部4が温度上昇によって膨張しても、対応し
て移動自在である。
【0045】上記給電装置9は、上記の形態に限られる
ものではなく、電極を導入部3、導出部4又は加熱管2
に固定し、反力柱39(又は40)との間でパンタグラ
フ等のフレキシブルな機能を有する部材で連結したもの
等を用いることができる。また、上記給電装置9を設け
る位置は、炉壁10内であっても、炉壁10外であって
もよい。
【0046】給電装置9が加熱管2、導入部3又は導出
部4のいずれかに取り付けられることから、加熱管2に
直接通電し、加熱することができる。このため、昇温速
度が大きく、熱効率を高めることができる。
【0047】この発明にかかる黒鉛連続装置には、複数
のシャッタが設けられる。すなわち、入口側パスボック
ス23の入口にシャッタ30、導入部3の入口にシャッ
タ26、導出部4の出口にシャッタ27、回収装置8の
搬送トレイ6出口にシャッタ45、及び、出口側パスボ
ックス36の出口にシャッタ46が設けられる。これら
は、加熱管2内に空気中の酸素が流入するのを防止する
ために設けられる。加熱管2内は1800〜3500℃
となっているため、酸素が存在すると、加熱管2内部の
製品黒鉛や加熱管2自体が反応するからである。
【0048】また、導入部3、加熱管2、導出部4、ト
レイ押込装置7及び回収装置8には、窒素ガスやアルゴ
ンガス等の不活性ガス等のガス流通口14が設けられ、
不活性ガス等を流通させる。これにより、外部より流入
した酸素を外部へ追い出すことができる。また、加熱管
2に含まれる不純物や黒鉛原料中に含まれるFe、C
a、Ti等の不純物が気体化した場合、製品黒鉛を汚染
する可能性が高いので、これら不純物を外部へ追い出す
ことができる。さらに、製品黒鉛の純化をするため、上
記ガス流通口14からハロゲンガスを流通させることも
できる。さらにまた、黒鉛原料として水やポリビニルア
ルコール等の水溶性バインダを用いて成形体を形成した
場合は、加熱の段階でバインダーが蒸発し、製品黒鉛を
酸化する可能性が高いので、これらを外部へ追い出すこ
とができる。これらにより、製品黒鉛の汚染を防止する
ことができる。上記のガス流通口14の数や位置は、上
記の目的を達成しうる場所に設ければ、特に限定される
ものでない。
【0049】また、黒鉛原料を搬送トレイ6によって搬
送する場合、揮発成分の多少や粒子径の大きさにほとん
ど関係なく、粒子間にブリッジの形成もおこならい。こ
のため、加熱管2の滞留時間を常に一定にコントロール
することができ、品質の安定した製品黒鉛が得られる。
また、搬送トレイ6又は黒鉛原料の成形体の送り込む時
間を調節することにより、搬送トレイ6又は黒鉛原料の
成形体の搬送速度、加熱時間等を自由にかつ確実に制御
することができる。
【0050】さらに、各黒鉛管1の抵抗を同一で製作し
て加熱管2を形成して黒鉛原料を供給した場合、入口側
ほど低温となり、加熱効率に問題が生じやすい。これに
対し、各黒鉛管1の抵抗を調整し、入口側ほど抵抗の大
きい黒鉛管1を配して加熱管2を形成すると、加熱管2
内の温度を均一にすることが可能となる。このときの、
出口側の黒鉛管1に対する入口側の黒鉛管1の抵抗は、
1.1〜2倍程度にするのが好ましい。
【0051】次に、図1〜図5に示す黒鉛連続装置を用
いて製品黒鉛を製造する工程を説明する。
【0052】まず、両給電装置9に電気を流して両者間
を通電する。このとき、両者間は抵抗加熱が生じる。通
電量を調節することにより、加熱管2を1800〜35
00℃、好ましくは2800〜3200℃で保持する。
【0053】次いで、コンベア24によって、搬送トレ
イ6を入口側パスボックス23に送り込む。このとき、
シャッタ30が一時的に開く。そして、この入口側パス
ホックス23内の空気を入れ替える。これにより、次工
程で空気が導入部3内に流入するのを防止できる。
【0054】次に、入口側パスボックス23に送り込ま
れた搬送トレイ6は、トレイ押込装置7によって、搬送
トレイ6を導入部3内に押し込む。このとき、導入部3
の入口に設けられるシャッタ26が一時的に開く。搬送
トレイ6が導入部3内に押し込まれることにより、既
に、導入部3内、加熱管2内及び導出部4内にある搬送
トレイ6は、1つ分だけ移動する。
【0055】導入部3内に押し込まれた搬送トレイ6に
は、導入部3に設けられた原料供給部13から、黒鉛原
料が供給される。そして、新しい搬送トレイ6の押し込
みにより、順々に移動していく。加熱管2内を通過する
際に、黒鉛原料は黒鉛化され、製品黒鉛となっていく。
【0056】搬送トレイ6が導出部4内に入り、炉壁1
0の外側に出ると、炉壁10の外側の導出部4の部分自
体が空冷されているので、搬送トレイ6及びその内部の
製品黒鉛が冷却される。
【0057】そして、導出部4出口から回収装置8入口
部に搬送トレイ6が送られると、ローラ28によって、
搬送トレイ6が製品回収部29に送られる。ここで、製
品回収部29は回転軸32を中心に回転し、搬送トレイ
6を傾斜させて製品黒鉛を解砕機33に落下させる。解
砕機33によって解砕された製品黒鉛は、回転式の冷却
機34によって200℃以下に冷却されながら遠心力に
よって飛ばされ、製品出口47から回収される。
【0058】残った搬送トレイ6は、シリンダ35によ
って出口側パスボックス36内のコンベア50に送られ
る。このとき、シャッタ45が一時的に開く。コンベア
50上に送られた搬送トレイ6は、シャッタ46が一時
的に開いているときにコンベア37に送られ、コンベア
37によって、搬送トレイ6が回収される。
【0059】この発明で使用される黒鉛原料としては、
フェノール、フラン等の樹脂、コークス、カーボンブラ
ック、メソカーボン、天然黒鉛等の炭素質や黒鉛質等、
任意のものを使用できる。また、黒鉛原料の形状は、特
に限定されない。上記のように、製品黒鉛とした後に解
砕する場合は、粉状、粒子状、粉粒状等のものを用いる
ことができる。このものの大きさは、特に限定されるも
のではなく、数mm程度の大きさのものから10mm、
更に5μm程度の微粒子のものまで原料として使用でき
る。さらに、前もって成形した黒鉛原料の成形体を用い
てもよい。この場合、回収装置8では、解砕機を設け
ず、直接、冷却機にかける機構を設けることが好まし
い。
【0060】
【実施例】以下、この発明を実施例を用いて詳しく説明
する。
【0061】(実施例1)図1〜図5に示す黒鉛連続製
造装置を用いて黒鉛を連続的に製造した。このとき、搬
送トレイ6に、エアパージ可能な原料供給装置を通じ
て、黒鉛原料であるコークス粉(250μm以下)の粉
粒体が2Kg/分の一定速度で供給された。その他の操
業条件は、次の通りである。なお、搬送トレイ6として
は、図1〜図5に示すような直方体のものではなく、円
柱状のものを用いた。 炉壁の大きさ 4m×3m×20m 加熱管のサイズ φ400mm×2000リットル 搬送トレイのサイズ φ400mm×400リットル 黒鉛原料の搬送トレイへの積載量 50Kg 加熱管の温度 3000℃ 連続操業時間 1ヶ月 トレイの加熱管における平均滞留時間 15時間 製品黒鉛の製造量 120Kg/Hr 電力原単位 8Kwh/Kg 上記装置の両端部からアルゴンガスを100リットル/
分の速度で流し、導入部3及び加熱管2の上端部のガス
流通口14から排出した。得られた製品黒鉛を冷却後、
5サンプルを取り、灰分、鉄分、X線パラメータを測定
した。その結果を表1に示す。
【0062】(比較例1)実施例1で使用したコークス
粉を黒鉛製の容器(直径600mm×長さ2000m
m)に装填し、アチソン炉で3000℃に熱処理した。
熱処理工程には28日を要した。なお、その時の使用電
力原単位は30Kwh/Kgであり、他の条件は次の通
りである。 アチソン式黒鉛化炉のサイズ 4m×3m×20m 原料充填用ルツボ φ600mm×2000mm 1炉当たりの詰め重量 13トン 処理温度 3000℃ 加熱通電時間 4日 冷却時間 21日 加熱所要電力量 390Mwh 電力原単位 30Kwh/Kg 炉詰め、炉だし時間 3日 得られた製品黒鉛の単位時間当たりの製造量は、19k
g/Hrであった。加熱後のルツボの壁側から中心部に
向かって5つのサンプルをとり、灰分、鉄分、X線パラ
メータを測定した。その結果を表1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】結果 実施例1と比較例1から明らかなように、この装置を使
用することにより、黒鉛原料は、連続的にかつ効率的に
熱処理される。また、黒鉛ルツボ等への挿入、取り出し
等の煩わしい作業が一切不要となり、熱処理期間も必要
にして十分な程度で済み、さらに、得られる製品黒鉛の
粉粒体特性は高度に均質である。
【0065】また、不活性ガス等の導入により、加熱管
からの不純物や、黒鉛原料内の不純物の除去を行うこと
ができ、処理品の純度は顕著に向上する等の効果が発生
する。
【0066】この場合の使用電力原単位は、8Kwh/
Kg程度で、通常の熱処理炉中で容器に詰めて処理する
従来法に比べて約1/4となり、大幅に低下させること
ができる。また、黒鉛原料の供給から製品黒鉛の排出ま
での時間は20時間であり、生産性が向上した。さら
に、加熱管の熱容量が著しく小さくなるので、電力効率
は、13%程度と計算される。この点でも、効率的であ
る。さらにまた、設置面積について、同じ生産量の炉と
比較すると1/16となり、この面でも効率化できる。
【0067】この発明の装置を用いると、アチソン炉に
おける黒鉛原料たる粉粒体の供給や製品黒鉛の排出の
際、及び、詰め粉の充填・排出の際に発生する粉塵によ
る作業環境の悪化は生じない。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、品質バラツキが小さ
く、純度の高い黒鉛粉粒体や成形体を連続的、経済的、
かつ、優れた環境下で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる黒鉛連続製造装置の例を示す
平面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のトレイ押込装置の拡大断面図
【図4】図1の回収装置の拡大正面図
【図5】図1の回収装置の拡大平面図
【符号の説明】
1 黒鉛管 2 加熱管 3 導入部 4 導出部 5 断熱材 6 搬送トレイ 7 トレイ押込装置 8 回収装置 9 給電装置 10 炉壁 11 接続リング 12 加圧装置 13 原料供給部 14 ガス流通口 21 板状体 22 シリンダ 23 入口側パスボックス 24 コンベア 25 シリンダ 26 シャッタ 27 シャッタ 28 ローラ 29 製品回収部 30 シャッタ 31 ストッパ 32 回転軸 33 解砕機 34 冷却機 35 シリンダ 36 出口側パスボックス 37 コンベア 38 地中ばり 39 反力柱 40 反力柱 41 電極 42 シリンダ 43 電極 45 シャッタ 46 シャッタ 47 製品出口 48 凹部 49 ストッパ 50 コンベア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱部として円筒状の黒鉛管を複数本連
    接した加熱管を用いた黒鉛製造装置。
  2. 【請求項2】 円筒状の黒鉛管を複数本連接して加熱管
    を形成し、この加熱管の一端部に黒鉛原料の導入部を取
    り付けると共に、この加熱管の他端部に製品黒鉛の導出
    部を取り付け、 上記加熱管を加熱手段により加熱することにより、上記
    黒鉛原料を加熱し、上記製品黒鉛を製造する黒鉛製造装
    置。
  3. 【請求項3】 上記加熱管の周囲は断熱材で覆われ、上
    記加熱管の内部に、上記黒鉛原料を搬送する搬送トレイ
    を配し、上記導入部に上記搬送トレイを上記加熱管内に
    送入するための押込装置を取り付け、上記導出部に上記
    搬送トレイ内の製品黒鉛及び搬送トレイを回収する回収
    装置を取り付け、上記加熱管の加熱手段を、上記加熱管
    の一端部又は上記導入部、及び、上記加熱管の他端部又
    は上記導出部の両方に取り付けた給電装置とする請求項
    2に記載の黒鉛製造装置。
  4. 【請求項4】 上記加熱管を構成する黒鉛管の端面は平
    面状であり、上記加熱管を構成する1つの黒鉛管の端面
    と、これに隣接する黒鉛管の端面とを突き合わせて連接
    すると共に、その突き合わせ部の周面に接続リングを取
    り付け、 上記加熱管を、その一端部又は上記導入部に取り付けた
    ストッパにより固定し、上記加熱管の他端部又は上記導
    出部に取り付けられた加圧装置によって、上記加熱管の
    他端部側から一端部側に向かって加圧することにより、
    上記加熱管を構成する各黒鉛管の連接を保持する請求項
    2又は3に記載の黒鉛製造装置。
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