JP2000211672A - 紙箱用シ―ト - Google Patents

紙箱用シ―ト

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JP2000211672A
JP2000211672A JP11051285A JP5128599A JP2000211672A JP 2000211672 A JP2000211672 A JP 2000211672A JP 11051285 A JP11051285 A JP 11051285A JP 5128599 A JP5128599 A JP 5128599A JP 2000211672 A JP2000211672 A JP 2000211672A
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JP11051285A
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Koji Iwasaki
廣司 岩崎
Masanori Murakami
政徳 村上
Shunsuke Shioi
俊介 塩井
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Oji Packaging Systems Co Ltd
Original Assignee
Oji Packaging Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食材、加工食品等の保温保冷を必要とする
物品の輸送或いは貯蔵に適する、また衝撃に対して弱い
物品の梱包に適する紙箱用シートを提供する。 【解決手段】 セルロース系繊維を主成分とするカナダ
標準フリーネス(CSF)が550ml以上の組成物か
らなるスラリーを、メッシュを用いて脱水した後乾燥し
て得られる、密度が0.25g/cm以下の低密度シ
ートと、段ボール用ライナー原紙の二種類のシートを、
積層シートの構成要素として有することを特徴とする紙
箱用シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食材、加工食品等
の保温保冷を必要とする物品の輸送或いは貯蔵に適す
る、また衝撃に対して弱い物品の梱包に適する紙箱用シ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】紙箱用シートして最も一般的である段ボ
ールは、段ボールの表裏面に使用する平坦なライナー
に、段繰りを行って表裏ライナーを一定間隔で支持する
ための波形の紙、すなわち中芯原紙を接着して造られ、
リサイクル性に優れ廃棄処理が容易な素材として知られ
ている。しかし、段ボールは、中芯部分の空気の移動が
極めて容易であるために、断熱性が低く、それから造ら
れた箱は、食材、加工食品等の保温保冷を必要とする物
品を入れて輸送或いは貯蔵に適さないという問題があっ
た。また、段ボールは、弾性限界を超えてつぶれた場合
に復元性に乏しく、壊れやすいものを入れる場合には、
更に緩衝材を併用する必要があった。
【0003】かかる問題を解決するには、段ボールに断
熱性や緩衝性を有する素材を貼り合わせる手段が有効で
あり、発泡スチロールや低密度紙が素材として挙げられ
ているが、発泡スチロールの場合、安価で、緩衝性や断
熱性の性能面で大変優れているが、近年、環境問題への
関心が高まるにつれて、他の所謂プラスチック製品と同
様に、使用後の処理性を問題視する声が高まっている。
すなわち、使用した後、焼却した場合には、高温の発生
による炉の損傷、有毒ガスの発生が指摘されている。ま
た、埋め立て処理を行った場合は、分解性がなく、さら
に嵩張るため、処理場の不足を招く一因とも考えられて
いる。一方、段ボールとの組み合わせ使用に提案されて
いる従来の低密度紙は、環境面では優れているが、断熱
性、緩衝性等の性能面と価格面の何れかで発泡スチロー
ルよりかなり劣り、より優れた素材が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、保温
保冷性、緩衝性、耐圧縮性に優れ、リサイクル性、廃棄
処理性に優れた安価な紙箱用シートを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる現
状に鑑み検討した結果、特定のカナダ標準フリーネス
(CSF)の組成物からなるスラリーを、メッシュを用
いて脱水した後乾燥して得られる低密度シートを該低畜
度紙として使うことによって、安価で高性能のものが得
られること、また該低密度シートを使うことによって段
ボールでは必須の中芯原紙無しでも良好な紙箱用シート
となり得ることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は、セルロース系繊維を主成分とする
カナダ標準フリーネス(CSF)が550ml以上の組
成物からなるスラリーを、メッシュを用いて脱水した後
乾燥して得られる密度が0.25g/cm以下の低密
度シートと、段ボール用ライナー原紙の二種類のシート
を、積層シートの構成要素として有することを特徴とす
る紙箱用シートである。中でも、乾燥後の低密度シート
の厚みが、該スラリーを非加圧脱水して得た場合の湿潤
低密度シートの厚みの2分の1以上となるような圧縮条
件で処理して得られるものが好ましい。中でも、本発明
に用いられるセルロース系繊維が、撥水化、耐水化、硬
化の何れかの処理の少なくとも一つを施された古紙繊維
であることが好ましい。中でも、スラリー組成物が、更
に保水度150%以上のセルロース系微細繊維を含有す
ることが好ましい。また、本発明は、積層シートの構成
要素として、該二種類のシート以外に、更に段ボール用
の波形付けされた中芯原紙を有することが好ましい。ま
た、本発明に用いられるセルロース系繊維が、木材を機
械的に粉砕して得られた機械パルプであることが好まし
い。また、セルロース系繊維が、非木質材を機械的に粉
砕して得られたものであることが好ましい。中でも、非
木質材が、麻繊維であることが好ましい。中でも、麻繊
維が、麻袋を機械的に粉砕して得られたものであること
が好ましい。
【0006】本発明の成功の原因は、セルロース系繊維
を主成分とするカナダ標準フリーネス(CSF)が55
0ml以上の組成物からなるスラリーを、脱水・乾燥し
て得られる低密度シートと、段ボール用ライナー原紙を
組み合わせて使うことによって、従来技術では成し得な
かったレベルの、低コストで保温保冷性、緩衝性、耐圧
縮性に優れた紙箱用シートに成り得ることを見出した点
にある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、セルロース系繊維を主
成分とするカナダ標準フリーネス(CSF)が550m
l以上の組成物からなるスラリーを用いて得られる密度
が0.25g/cm以下の低密度シートと、段ボール
用ライナー原紙の二種類のシートを、積層シートの構成
要素とすることによって、保温保冷性、緩衝性、耐圧縮
性に優れた紙箱用シートにするものである。
【0008】本発明に用いられるセルロース系繊維とし
ては、例えば、針葉樹、広葉樹をクラフトパルプ化、サ
ルファイトパルプ化、アルカリパルプ化等して得られる
未晒又は晒化学パルプ、或いはGP、RMP、TMP、
CTMP等の機械パルプ、液体アンモニア処理パルプ、
マーセル化パルプ、撥水化、耐水化、硬化の何れかの処
理の少なくとも一つを施したセルロース繊維、コットン
パルプ、リンターパルプ、麻や竹等の非木質材を機械的
に粉砕して得られる繊維等が挙げられ、中でも好ましい
ものとしてカナダ標準フリーネスが550ml以上のも
のが挙げられる。中でも、木材を機械的に粉砕して得ら
れファイバーボードの原料として使われる機械パルプ、
及び非木質材を機械的に粉砕して得られたセルロース系
繊維、及び撥水化、耐水化、硬化の何れかの処理の少な
くとも一つを施されたセルロース繊維は、得られる低密
度シートが保温保冷性、緩衝性等の性能面で極めて優れ
おり好ましい。中でも、撥水化、耐水化、硬化の何れか
の処理の少なくとも一つを施されたセルロース繊維は特
に好ましい。中でも取り分け、撥水化、耐水化、硬化の
何れかの処理の少なくとも一つを施された古紙繊維は、
在庫過剰気味の原料である古紙の用途拡大に繋がるので
特に好ましい。
【0009】以下、セルロース系繊維として好ましいも
のである撥水化、耐水化、硬化の何れかの処理の少なく
とも一つを施されたセルロース繊維を例に具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0010】セルロース繊維の撥水化、耐水化、硬化の
処理に使われる試薬としては、一般にセルロース繊維加
工に使用されている、繊維素反応型試薬、撥水加工試
薬、耐水加工試薬、防水加工試薬等を挙げることができ
る。中でも、本発明の効果の点で繊維素反応型試薬が最
も好ましい。
【0011】繊維素反応型の試薬としては、米国特許
2,971,815号に記載されているような繊維架橋
剤等を挙げることができ、より具体的に示すならば、
アルデヒド(ホルムアルデヒド及び、グリオキザール、
グルタルアルデヒド等のジアルデヒド等)、N−ヒド
ロキシメチル化合物(ホルムアルデヒドと、尿素、ジメ
チル尿素、環状尿素、トリアジン、アミド、アクリルア
ミド、カルバメート等との反応生成物、例えばジメチロ
ール尿素、ジメチロールエチレン尿素、トリメチロール
メラミン、N−メチロールアミド、N−メチロールアク
リルアミド、エチレン−bis−N−メチロールカルバ
メート等)、グリオキザールとジメチル尿素の反応生
成物、ジビニル化合物(ジビニルスルホン等)、ハ
ロゲン化合物(ジクロロアセトン、1,2−ジクロロプ
ロパノール、2−クロロムコン酸、塩化シアヌル、ジク
ロロ酢酸等)、エポキシ化合物(エピクロルヒドリン
等のハロヒドリン、ブタジエンジエポキシド、ポリグリ
シジルエーテル等のポリエポキシド等)、アジリジニ
ル化合物(Tris−(アジリジニル)ホスフィンオキ
シド、Tris−(アジリジニル)ホスフィンスルフィ
ド、カルボニル−bis−アジリジン等)、多価カル
ボン酸(マレイン酸、クエン酸、トリカルバリル酸、メ
リット酸、シクロペンタンテトラカルボン酸等)、酸
無水物(無水フタル酸、無水マレイン酸、無水コハク酸
等)、▲10▼多価イソシアネート(ヘキサメチレンジ
イソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート
等)、▲11▼第4級アンモニウム塩(Bis−クロロ
メチルエーテルの第四級アンモニウム誘導体等)、等が
挙げられる。
【0012】撥水加工、耐水加工、防水加工に使われる
試薬としては、例えば化学結合タイプ、接着タイプを挙
げることができ、化学結合タイプとしては、例えば酸ク
ロライド型撥水剤、イソシアネート型撥水剤、ケテンダ
イマー型撥水剤、ピリジン縮合型撥水剤、エチレン尿素
型撥水剤、メチロール化合物型撥水剤、エチレンオキサ
イド型撥水剤、珪素化合物型撥水剤、クロム錯化合物型
撥水剤、チタン含有化合物型撥水剤、ジルコニウム含有
化合物型撥水剤等を挙げることができる。接着タイプと
しては、例えばフッ素化合物型撥水剤、珪素化合物型撥
水剤、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、天然ゴム、合成
ゴム、炭化水素系樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド系樹脂、油脂(植物
油、動物油、植物脂、動物脂)、高級脂肪族化合物(飽
和或いは不飽和の酸、アルコール、エステル、アミン、
アミド、塩類)、ワックス(植物系ワックス、動物系ワ
ックス、鉱物系ワックス、石油系ワックス、変性ワック
ス)等を挙げることができる。
【0013】上記撥水化剤、耐水化剤、硬化剤(以下、
これらの処理剤を纏めて変性剤と称する)は、単独で或
いは適宜2種類以上を組み合わせて、必要に応じて溶
融、媒体への溶解、混和、乳化、分散等して用いられ
る。変性剤の配合量は特に限定されるものではないが、
通常セルロース繊維100部に対して0.2〜50部
(固形分)の範囲で添加される。
【0014】変性剤処理に用いられるセルロース繊維と
しては、針葉樹、広葉樹をクラフトパルプ化、サルファ
イトパルプ化、アルカリパルプ化等して得られる未晒又
は晒化学パルプ、或いはGP、RMP、TMP、CTM
P等の機械パルプ、或いはコットンパルプ、リンターパ
ルプ、古紙パルプ等が挙げられる。古紙パルプとして
は、新聞、書籍、雑誌、電話帳、カタログ類、上質紙、
包装用箱、段ボール箱、パルプモールド、紙製緩衝材、
或いは抄紙、印刷、製本、製箱、段ボール製造などの工
場・事業場から排出される裁落、損紙等を乾式或いは湿
式解繊したものが挙げられる。
【0015】シート等の形状物として入手した場合のパ
ルプの解繊に用いられる機械としては、例えば、ポケッ
トグラインダー、チェーングラインダー、リンググライ
ンダー等のグラインダー類、シングルディスクリファイ
ナー、ダブルディスクリファイナー、コニカル型リファ
イナー等のリファイナー類、ビーター類等のその他の叩
解機類、ブレンダー、デフレーカー等の攪拌機類、デフ
ァイブレーター、デファイブライザー等の木材チップ解
繊機、ハンマーミル、ピンミル、その他フラッファー等
のフラッシュ乾燥パルプ製造設備、等が挙げられる。中
でも、撥水化、耐水化、硬化の処理あるいは排水処理が
容易な点で、全く水を使わない或いはセルロース繊維
(乾燥重量)に対して等量以下の水しか使わない乾式・
半乾式解繊が好ましい。乾式・半乾式解繊に用いられる
解繊機の中でも、ハンマーミル、ピンミル、ディスクリ
ファイナーが好ましい。具体的には、住倉工業・西日本
技術開発製のファイバライザ、ダルトン製のインパクト
ミル、奈良機械製作所の自由粉砕機、ハンマーミル、ケ
ージミル、増幸産業製のMKハンマーミル等が挙げられ
る。
【0016】撥水化、耐水化、硬化の処理は、乾紙成い
は湿紙状態のバージン或いは古紙のセルロース繊維或い
はシート等の形状物を上記の変性剤と接触させて反応さ
せる或いは表面に付着せしめる、更に必要によっては乾
燥処理或いは反応促進処理を施すことによって行われ
る。セルロース繊維成いはシート等の形状物を処理剤と
接触させる方法としては、例えば含浸、塗工、噴霧、混
合等を用いることができる。その際、撥水化、耐水化、
硬化の処理工程の中で、セルロース繊維が固形分濃度9
0%以上の乾燥状態に少なくとも一度はなるようにして
得られたものは、繊維と変性剤の反応状態或いは付着状
態が良好であり、処理の効果が特に顕著となるので好ま
しい。尚、変性剤と接触させたシート等の形状物の解繊
は、変性剤と接触させた後のどの段階で行ってもよい。
【0017】上記セルロース系繊維は単独使用或いは複
数種併用され、通常スラリー組成物に対して乾燥重量で
30〜100%の範囲で配合される。
【0018】スラリー組成物としては、カナダ標準フリ
ーネスが550ml以上で、所期の性能の低密度シート
が得られるならば上記のセルロース系繊維単独でもよい
が、性能向上や機能付与が必要な場合には他の素材を配
合することができる。その際、組成物全体のカナダ標準
フリーネスが550ml以上になるように選択される。
因みに、カナダ標準フリーネスはJIS−P−8121
に規定されており、通常はパルプの濾水性を示す値であ
る。本発明では同測定法に準じて、組成物やパルプ系以
外の素材の濾水性を判定し、その値もカナダ標準フリー
ネスと称する。
【0019】低密度シートの層間強度を向上させたい場
合には、層間強度増強材の配合が有効であり、層間強度
増強材としては、セルロース系微細繊維、熱融着性合成
繊維(合成パルプ等)、製紙業界公知の紙力増強剤が挙
げられる。セルロース系微細繊維としては、針葉樹、広
葉樹をクラフトパルプ化、サルファイトパルプ化、アル
カリパルプ化等して得られる未晒又は晒化学パルプ、或
いはGP、RMP、TMP、CTMP等の機械パルプ、
或いはコットンパルプ、リンターパルプ、古紙パルプ等
の天然パルプ繊維を、更に媒体撹拌ミル、振動ミル、高
圧均質化装置、コロイドミル、叩解機等で湿式機械処理
して得られる保水度150%以上の範囲のものが挙げら
れる。熱融着性合成繊維としては、例えば、ポリエチレ
ン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン−ポリプロ
ピレン鞘芯繊維、ポリスチレン繊維、ポリ乳酸繊維、ポ
リエステル繊維、脂肪族ポリエステル繊維、アセチルセ
ルロース系繊維等が挙げられる。紙力増強剤としては、
例えば、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムア
ルデヒド樹脂、ポリアミド尿素ホルムアルデヒド樹脂、
ケトン樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂、ポリ
アミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂、グリセロー
ルポリグリシジルエーテル樹脂、ポリエチレンイミン樹
脂等の樹脂、澱粉、加工澱粉、植物ガム、ゼラチン、P
VA、CMC等の水溶性バインダー、酢酸ビニル樹脂、
アクリル酸エステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
物、スチレン−ブタジエン共重合物等のエマルジョンな
どが挙げられる。
【0020】層間強度増強材の中でも、セルロース系微
細繊維は環境に優しい素材である上に、層間強度向上に
対する効果が大きく特に好ましい。層間強度増強材の組
成物への配合量は、特に限定されないが、通常組成物に
対して乾燥重量で1〜40%の範囲で配合される。
【0021】スラリー組成物に配合される他の素材とし
ては、上記層間強度増強材の他に、耐水化剤、撥水剤、
発泡性マイクロカプセル、サイズ剤、染料、顔料、歩留
向上剤、填料、PH調整剤、スライムコントロール剤、
増粘剤、防腐剤、防黴剤、抗菌剤、難燃剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、殺鼠剤、防虫剤、保湿剤、鮮度保持
剤、脱酸素剤、マイクロカプセル、発泡剤、界面活性
剤、電磁シールド材、帯電防止剤、防錆剤、芳香剤、消
臭剤等が挙げられる。
【0022】本発明に用いられるスラリーはフリーネス
が550ml以上になるように上記原料が配合される
が、中でもフリーネスが600ml以上、取り分け65
0ml以上の組成物は保温保冷性が極めて優れている上
に、生産性に優れ特に好ましい。スラリーは、通常撹拌
機を有する装置でバッチ式或いは連続的に調製される。
スラリー形成に用いられる媒体としては通常水が使用さ
れる。スラリーの濃度は、通常乾燥固形分量が0.05
〜10重量%の範囲に調製されるが、分散状態の点で
0.05〜5重量%の範囲のものが好ましい。
【0023】本発明に用いられる低密度シートは、特に
限定されるものではないが通常2〜20mmの範囲の厚
みを有するもので、円網、長網、傾斜ワイヤー、ツイン
ワイヤー等の製紙業界・ボード業界公知の抄紙・抄造
機、パルプモールド製造機等で製造することが出来る。
得られるシートの密度は、スラリー組成物の原料や配合
以外に、製造工程においてシートにかかる圧力に大きく
影響される。出来るだけ低密度で断熱性及び緩衝性に優
れたシートを得るには、脱水をプレス圧に頼るのではな
く、密度上昇の影響が出難い吸引脱水を出来るだけ強力
に行う、或いは加圧気味に強制通気させることが出来る
装置を取りつけて脱水を強力に行う等の工夫をして、脱
水工程にかかるプレス圧を出来るだけ低く抑えるべきで
ある。脱水後の湿潤シートのワイヤーと非接触側の面を
スライス或いは均して平滑な面とする工程を経て得られ
るシートは、極めて弱いプレス圧で平滑性が出るので低
書度になりやすく特に好ましい。その際のスライス或い
は均しには、ウォータージェット、ウォーターカーテン
等の水流が有効である。乾燥工程には、熱風乾燥、赤外
線乾燥、マイクロウェーブ乾燥等の当業界公知の方法を
取ることができるが、中でも加熱エアー(ガス)を脱水
後の湿潤状態のシートに注入する、或いは湿潤シートの
反対側から加熱エアーを入れながら吸引する等の方法で
繊維間空隙のエアーの流れを良くした通気乾燥は、乾燥
効率が良く特に好ましい。この通気乾燥では通常80〜
300℃の範囲の熱風が使われる。通気乾燥の通気量と
しては、乾燥初期で0.2リッター/cm・分以上が
乾燥効率の点で好ましく、3リッター/cm・分以上
が特に好ましい。乾燥速度を速めるには、更にシートの
表面にパターン状の凹凸をつけて表面積を広げる、或い
はシートにパターン状に貫通或いは非貫通の孔を開けて
エアーが繊維間空隙に入りやすくする工夫も有効であ
る。シートに凹凸或いは貫通孔或いは非貫通孔を設ける
方法としては凹凸ワイヤーを有する製造装置を使う方法
が有効である。本発明では、脱水及び乾燥工程にシート
にかかるプレス圧を抑え、乾燥後のシートの厚みが、該
スラリーを非加圧脱水して得た場合の湿潤シートの厚み
の2分の1以上となるような圧縮条件で処理して得られ
る低密度シートが断熱性等の品質面で特に好ましい。
【0024】本発明の紙箱用シートとしては、これに限
定されるものではないが、以下の構成のものが具体例と
して挙げられる。段ボール用ライナー原紙と低密度シ
ートの貼合品(図1)、段ボール用ライナー原紙、低
密度シート、段ボール用ライナー原紙の順次貼合品(図
2)、段ボール用ライナー原紙、低密度シート、段ボ
ール用ライナー原紙、低密度シート、段ボール用ライナ
ー原紙の順次貼合品(図3)、段ボール用ライナー原
紙、中芯原紙、低密度シートの順次貼合品(図4)、
段ボール用ライナー原紙、中芯原紙、低密度シート、段
ボール用ライナー原紙の順次貼合品(図5)、段ボー
ル用ライナー原紙、中芯原紙、段ボール用ライナー原
紙、低密度シートの順次貼合品(図6)、段ボール用
ライナー原紙、中芯原紙、段ボール用ライナー原紙、低
密度シート、段ボール用ライナー原紙の順次貼合品(図
7)、段ボール用ライナー原紙、低密度シート、中芯
原紙、低書度シート、段ボール用ライナー原紙の順次貼
合品(図8)、段ボール用ライナー原紙、中芯原紙、
低密度シート、中芯原紙、段ボール用ライナー原紙の順
次貼合品(図9)。本発明の紙箱用シートは、枚葉で貼
り合わせて製造することも可能であるが、通常はコルゲ
ーター、貼合機等を用いて巻取り状の連続シートから造
るのが生産性の面で好ましく、低密度シートとして巻取
りとして扱うことが不可能な厚さのものを望む場合に
は、二枚以上の低密度シートを貼り合わせて使う方法が
取られる。具体例としては、▲10▼段ボール用ライナ
ー原紙、低密度シート、低密度シートの順次貼合品(図
10)、▲11▼段ボール用ライナー原紙、低密度シー
ト、低密度シート、段ボール用ライナー原紙の順次貼合
品(図11)等の構成のものが挙げられる。本発明の紙
箱用シートは、上記のものに限定されるものではなく、
更に段ボール業界で公知の他の素材を組み合わせて構成
したシートも含まれる。
【0025】本発明で低密度シートと組み合せて用いら
れる段ボール用ライナー原紙としては、外装用ライナー
(クラフトライナー、ジュートライナー)、内装用ライ
ナー、特殊ライナー(撥水ライナー、耐水ライナー、防
湿ライナー)等当業界公知のものを使用することが出来
る。また、二枚の紙の間に合成樹脂エマルジョンからな
る合成樹脂層を設けた3層構造のシート、或いは紙と塗
料層とアルミニウム蒸着層と接着層と一般ライナーを順
次積層したシート等をライナーとして用いることが出来
る。尚、本発明の保温保冷性、緩衝性の効果は、段ボー
ル用ライナーと該低密度シートを組み合せた場合に限定
されるものではなく、白板紙等の他のシートとの組合せ
でも発揮される。
【0026】上記低密度シートと段ボール用ライナー原
紙の貼合に用いられる接着剤としては、例えば、澱粉、
加工澱粉、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、植物
ガム、ゼラチン、カゼイン、PVA、尿素ホルムアルデ
ヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド
尿素ホルムアルデヒド樹脂、ケトン樹脂、ポリアミドエ
ピクロルヒドリン樹脂、ポリアミドポリアミンエピクロ
ルヒドリン樹脂、グリセロールポリグリシジルエーテル
樹脂、ポリエチレンイミン樹脂、SBR樹脂、アクリル
樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、ロジン系樹
脂、テルペン系樹脂、天然ゴム、合成ゴム、その他にU
V或いはEB硬化樹脂等を挙げることができ、これらは
単独或いは組み合わせて用いることができる。これら
は、通常水或いは溶剤に溶解して、或いはエマルジョン
として、或いは液体の場合はそのまま塗布される。中で
も、作業環境上水性系の使用が好ましい。塗布量は通常
乾燥重量で0.1〜30g/mである。塗布後、必要
に応じて熱風、赤外線、マイクロウェーブ、紫外線、電
子線等を使って乾燥、硬化の処理が施される。低密度シ
ートの表面平滑性が劣ることで貼合面の強度が出ない等
の問題が生じる場合には、低密度シート表面の研磨が有
効である。
【0027】本発明のシートは、断熱性、緩衝性を必要
とする紙箱用以外の用途にも使用できる。
【0028】
【実施例】以下に実施例を挙げてより具体的に説明する
が、勿論本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例及び比較例において「部」及び「%」とある
のは特に断らない限り「固形分重量部」及び「重量%」
を示す。
【0029】<実施例1>非ホルマリン系架橋剤(商品
名:スミテックスNF−500K、住友化学工業社製)
とその架橋助剤(商品名:スミテックスACCELER
ATER MX、住友化学工業社製)をそれぞれ固形分
換算で5部、2部含有する水溶液60部を調製した。次
に、新聞古紙を西日本技術開発製のファイバライザの粗
粉砕機部を使って約1cm角の大きさに粗粉砕した後、
セメント用ミキサーに100部入れ、撹拌しながら上記
架橋剤溶液全量を噴霧して均一に古紙を湿潤させた。続
いて、この湿潤古紙を同ファイバライザの微粉砕機部で
繊維状に解繊した後に、開放容器に入れて、150℃の
送風乾燥器中で60分間加熱して反応を完結させて架橋
古紙繊維を得た。この架橋古紙繊維のカナダ標準フリー
ネス(以下、フリーネスと略す)を測定したところ71
5mlであった。また、固形分濃度1%の広葉樹晒クラ
フトパルプの水スラリーを、平均粒径2mmφのガラス
ビーズを80%充填した1.5リットル容のダイノミル
(型式:KDL−PILOT型、シンマル・エンタープ
ライゼス社製)装置に350ml/分で導入、通過させ
ることにより数平均繊維長0.28mm、保水度285
%の微細繊維を得た。以上のようにして得られた架橋古
紙繊維90部(乾燥重量)と微細繊維10部(乾燥重
量)、及び水を加えて固形分濃度1%となるように原料
スラリーを調整した。尚、この二種類の混合繊維のフリ
ーネスは670mlであった。次に、この原料スラリー
をパルプモールド成形機のタンクに投入した後、幅50
0mm×長さ800mm×深さ8mmのシート成型用の
雌型金型を該スラリー中に浸漬して真空吸引し、パルプ
が型からやや飛び出すレベルまで金型内に堆積させた
後、金型をスラリーから引き上げ、次に180度反転さ
せた。続いて、ウオーターカーテンを使って、金型から
飛び出しているパルプ堆積物を切除し、堆積層の厚みが
8mmの湿潤成型物を得た。その後吸引を続けて成形物
の水分量を低減させながら、同時にその上から小孔を有
する平板を押し当て軽く圧縮し、該小孔から加圧気味に
150℃の熱風を注入して乾燥し、幅800mm×長さ
1000mm×厚み7mmの低密度シートが得られた。
密度は0.13g/cmであった。次に、上記低密度
シートと、二枚の坪量280g/mのライナー(王子
RK280)を酢酸ビニルエマルジョンを使って貼合
し、ライナー/低密度シート/ライナーの積層構造の紙
箱用シートを得た。次に、この積層シートを使い接着剤
として酢酸ビニルエマルジョンを用いて内寸法430m
m×360mm×195mmの箱を作成、保冷性の試験
を行った。
【0030】<実施例2>8mmの湿潤成形物を小孔を
有する平板で圧縮する際に、実施例1より強く行って厚
みが5mmの低密度シートを得た。密度は0.18g/
cmであった。続いて、この低密度シートを用いた以
外実施例1と同様にして紙箱用シートを得た。次に、こ
の積層シートを使い接着剤として酢酸ビニルエマルジョ
ンを用いて内寸法430mm×360mm×195mm
の箱を作成、保冷性の試験を行った。
【0031】<実施例3>8mmの湿潤成形物を小孔を
有する平板で圧縮する際に、実施例1より強く行って厚
みが4.2mmの低密度シートを得た。密度は0.22
g/cmであった。続いて、この低密度シートを用い
た以外実施例1と同様にして紙箱用シートを得た。次
に、この積層シートを使い接着剤として酢酸ビニルエマ
ルジョンを用いて内寸法430mm×360mm×19
5mmの箱を作成、保冷性の試験を行った。
【0032】<比較例1>8mmの湿潤成形物を小孔を
有する平板で圧縮する際に、実施例1より強く行って厚
みが2.5mmの低密度シートを得た。密度は0.36
g/cmであった。続いて、この低密度シートを用い
た以外実施例1と同様にして紙箱用シートを得た。次
に、この積層シートを使い接着剤として酢酸ビニルエマ
ルジョンを用いて内寸法430mm×360mm×19
5mmの箱を作成、保冷性の試験を行った。
【0033】<実施例4>次に、実施例1と同様にして
調製した原料スラリーをパルプモールド成形機のタンク
に投入した後、幅500mm×長さ800mm×深さ4
mmのシート成型用の雌型金型を該スラリー中に浸漬し
て真空吸引し、パルプが型からやや飛び出すレベルまで
金型内に堆積させた後、金型をスラリーから引き上げ、
次に180度反転させた。続いて、ウオーターカーテン
を使って、金型から飛び出しているパルプ堆積物を切除
し、堆積層の厚みが4mmの湿潤成型物を得た。その後
吸引を続けて成形物の水分量を低減させながら、同時に
その上から小孔を有する平板を押し当て軽く圧縮し、該
小孔から加圧気味に150℃の熱風を注入して乾燥し、
幅800mm×長さ1000mm×厚み3.5mmの低
密度シートが得られた。密度は0.13g/cmであ
った。次に、上記低密度シート二枚と、二枚の坪量28
0g/mのライナー(王子RK280)を酢酸ビニル
エマルジョンを使って貼合し、ライナー/低密度シート
/低密度シート/ライナーの積層構造の紙箱用シートを
得た。次に、この積層シートを使い接着剤として酢酸ビ
ニルエマルジョンを用いて内寸法430mm×360m
m×195mmの箱を作成、保冷性の試験を行った。
【0034】<実施例5>坪量280g/mのライナ
ー(王子RK280)と坪量200g/mの中芯(北
陽中芯)をコルゲーターのシングルフェーサー部で酢酸
ビニルエマルジョンを使って貼合し、次に該重層紙と実
施例1と同様にして得られた低密度シートを酢酸ビニル
エマルジョンを使って貼合して、ライナー/中芯/低密
度シートの積層構造の紙箱用シートを得た。次に、この
積層シートを使い接着剤として酢酸ビニルエマルジョン
を用いて内寸法430mm×360mm×195mmの
箱を作成、保冷性の試験を行った。
【0035】<比較例2>坪量280g/mのライナ
ー(王子RK280)と坪量200g/mの中芯(北
陽中芯)と坪量280g/mのライナー(王子RK2
80)をコルゲーターで酢酸ビニルエマルジョンを使っ
て貼合し、汎用の両面段ボールシートを得た。次に、こ
の積層シートを使い接着剤として酢酸ビニルエマルジョ
ンを用いて内寸法430mm×360mm×195mm
の箱を作成、保冷性の試験を行った。
【0036】〔保冷性評価〕箱にテストパッケージ(J
IS B8611)5kgを入れて5℃とした後に封緘
し、外気条件を35℃、80%RHにした場合に、テス
トパッケージの表面温度が30℃に達する時間を評価
し、15時間以上要するものを○、13〜15時間のも
のを△、13時間以下のものを×とした。
【0037】
【発明の効果】上記のように本発明は、セルロース系繊
維を主成分とするカナダ標準フリーネス(CSF)が5
50ml以上の組成物からなるスラリーを、メッシュを
用いて脱水した後乾燥して得られる密度が0.25g/
cm以下の低密度シートと、段ボール用ライナー原紙
の二種類のシートを積層シートの構成要素として有する
ので、保温保冷性、緩衝性に優れた環境に優しい、しか
も安価な紙箱用シートとなるという功を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面図
である。
【図2】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面図
である。
【図3】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面図
である。
【図4】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面図
である。
【図5】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面図
である。
【図6】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面図
である。
【図7】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面図
である。
【図8】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面図
である。
【図9】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面図
である。
【図10】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面
図である。
【図11】本発明の実施態様を示す紙箱用シートの断面
図である。
【符号の説明】
1:段ボール用ライナー,2:低密度シート,3:中芯
厚紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系繊維を主成分とするカナダ
    標準フリーネス(CSF)が550ml以上の組成物か
    らなるスラリーを、メッシュを用いて脱水した後乾燥し
    て得られる密度が0.25g/cm以下の低密度シー
    トと、段ボール用ライナー原紙の二種類のシートを、積
    層シートの構成要素として有することを特徴とする紙箱
    用シート。
  2. 【請求項2】 セルロース系繊維が、撥水化、耐水化、
    硬化の何れかの処理の少なくとも一つを施された古紙繊
    維である請求項1に記載の紙箱用シート。
  3. 【請求項3】 積層シートの構成要素として、該二種類
    のシート以外に、更に段ボール用の波形付けされた中芯
    原紙を有する請求項1に記載の紙箱用シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004054411A1 (ja) * 2002-12-17 2004-07-01 Kirin Brewery Company, Limited 容器吊り下げ具
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