JP2000211351A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2000211351A
JP2000211351A JP11018833A JP1883399A JP2000211351A JP 2000211351 A JP2000211351 A JP 2000211351A JP 11018833 A JP11018833 A JP 11018833A JP 1883399 A JP1883399 A JP 1883399A JP 2000211351 A JP2000211351 A JP 2000211351A
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JP
Japan
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refrigerant
compressor
solenoid valve
valve
condenser
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JP11018833A
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Koji Kondo
浩二 近藤
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Nissan Shatai Co Ltd
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン停止などでコンプレッサが停止した
場合でも、効果的に冷風を作り出し、冷風を供給する。 【解決手段】 コンデンサ8およびリキッドタンク9の
上流と下流に電磁弁と、エバポレータ10の下流に膨張
空間としてサブタンク12とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の空調装置
に関し、冷房効率の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用の空調装置の冷房効率を向
上させる技術として、例えば、特開平5−332623
号公報に記載のものが知られている。この従来の空調装
置は、冷媒を加圧するコンプレッサと、コンプレッサか
らの高温高圧の液冷媒から低温高圧の液冷媒を得るコン
デンサと、低温高圧の液冷媒を膨張させる冷風を得るエ
バポレータとを備え、コンプレッサの出口からコンデン
サの入り口に向かって液冷媒が通過する管路をエバポレ
ータの管路に接触させて配置し、結露した低温の水滴に
より高温の液冷媒を冷却させる構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両用の空
調装置にあっては、エンジン停止などでコンプレッサが
停止した場合には、コンデンサやリキッドタンク,エバ
ポレータに凝縮していた冷媒は、車室内の空調に用いら
れることなく放置され、しばらくの後には、サイクル内
は平衝圧力となるというものであり、エアコンサイクル
中に凝縮した冷媒を有効に活用できていなかったという
問題があった。この問題は、上述の従来技術にあっても
解決することはできなかった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、コンプレッサの停止前に凝縮
した冷媒を有効に用いることを可能として、冷房効率の
向上を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の空調装置は、冷媒が循環される管路に、液
状に凝縮された冷媒を霧状にするエキスパンションバル
ブと、このエキスパンションバルブの下流に設けられて
外部から熱を吸収して冷媒を気化させるエバポレータ
と、このエバポレータで気化された冷媒を加圧するコン
プレッサと、このコンプレッサの下流に配置されて気化
された冷媒の熱を外部に放出させて液化させるコンデン
サと、このコンデンサの下流に設けられて液化された冷
媒を蓄えるリキッドタンクと、が順に設けられた空調装
置において、前記コンデンサとコンプレッサとの間に管
路を開閉する第1電磁弁を設けるとともに、前記コンデ
ンサとエキスパンションバルブとの間に管路を開閉する
第2電磁弁を設け、かつ、各電磁弁の開閉を切り換える
コントローラーを設けた。また請求項2記載の発明にお
いては、前記第2電磁弁を、コンデンサとリキッドタン
クとの間に設けた。また請求項3記載の発明において
は、前記第2電磁弁を、リキッドタンクとエキスパンシ
ョンバルブとの間に設けた。また請求項4記載の発明に
おいては、前記管路のエバポレータとコンプレッサとの
間に、冷媒を膨張させるサブタンクを設け、前記管路か
らサブタンクへ冷媒が流入する状態と流入しない状態と
に切り換える切換弁を設けた。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は、実施の形態1を示す全体構成
図である。図1において、14は冷媒が循環する管路で
ある。この管路14の途中には、液状に凝縮された冷媒
を霧状にするエキスパンションバルブ11と、このエキ
スパンションバルブ11の下流に配置されて、外部から
熱を吸収して冷媒を気化させるエバポレータ10と、こ
のエバポレータ10の下流に配置され、気化された冷媒
を加圧するコンプレッサ13と、このコンプレッサ13
の下流に配置され、冷媒の熱を外部に放出させて冷媒を
液化させるコンデンサ8と、このコンデンサ8の下流に
配置され、液化された冷媒を蓄えるリキッドタンク9
と、が設けられている。
【0007】また、前記コンプレッサ13とコンデンサ
8との間には、管路14を開閉させる第1電磁弁1が設
けられ、また、コンデンサ8とエキスパンションバルブ
11との間には、管路14を開閉させる第2電磁弁3が
設けられている。なお、第2電磁弁3を設ける位置は、
図1(a)に示すように、リキッドタンク9とエキスパ
ンションバルブ11との間であってもよいし、同図
(b)に示すように、コンデンサ8とリキッドタンク9
との間であってもよい。これら電磁弁1,3は、コント
ローラ15により開閉切換が制御される。なお、コント
ローラ15には、運転席近傍などの車室に配置されたリ
リーススイッチ16が接続されている。このリリースス
イッチ16は、人為的に投入するスイッチであり、投入
操作を行うと、タイマなどにより一定時間ONになる。
【0008】次に、コントローラ15による制御の内容
を、図2のフローチャートにより説明する。まず、ステ
ップ101で、コンプレッサ13の作動が停止したか否
かを判断し、YESすなわち作動停止の場合はステップ
102に進み、NOすなわち作動中の場合はこのステッ
プ101を繰り返す。ステップ102では、第1電磁弁
1と第2電磁弁3を閉じる。これにより、コンデンサ8
あるいはそれに加えてリキッドタンク9の[図1(a)
の構成の場合]内部の高圧の冷媒を、これら電磁弁1,
3の間に閉じこめることになる。閉じこめられた直後の
冷媒は高温高圧であり、時間経過とともに徐々に雰囲気
温に向けて低下する。エキスパンションバルブ11より
も下流は、サイクル作動時は低温の冷媒であり、時間経
過後もコンデンサ8あるいはリキッドタンク9に閉じこ
められた冷媒に比べると、希薄な状態にある。
【0009】ステップ103では、リリーススイッチ1
6がONになったか否かを判断し、YESすなわちリリ
ーススイッチ16が投入された場合には、ステップ10
4に進んで第2電磁弁3を開き、さらにステップ105
に進んでコンプレッサ13の作動が開始されたか否かを
判定し、作動開始時にはステップ106に進んで第1電
磁弁1を開く。
【0010】一方、ステップ103において、NOすな
わちリリーススイッチ16が投入されない場合には、ス
テップ107に進んで、コンプレッサ13が作動を開始
したか否かを判定し、コンプレッサ13が作動を開始し
た場合、ステップ109に進んで第1・第2電磁弁1,
3を開く。
【0011】次に、実施の形態1の作動を説明する。本
実施の形態では、車両を停止させて一端エンジンを切っ
たり、あるいは空調装置の作動を停止してコンプレッサ
13の作動を停止すると、ステップ101→102の流
れにより第1・第2電磁弁1,3が閉じられて、これら
電磁弁1,3の間に、高圧に凝縮された冷媒が閉じ込め
られる。なお、空調装置の作動中は、第1・第2電磁弁
1,3は開かれている。次に、エンジンあるいは空調装
置を再始動する場合、停止時間が短い時には、運転者な
どがリリーススイッチ16を投入する操作を行う。この
リリーススイッチ16の投入により第2電磁弁3が開か
れて(ステップ103→104の流れ)、コンデンサ8
あるいはリキッドタンク9に蓄えられていた凝縮された
高圧の冷媒が、圧力的に平衡になろうとしてエキスパン
ションバルブ11を通り、エバポレータ10に流れてい
く。この時、液冷媒がエキスパンションバルブ11を通
ってエバポレータ10内で気化することにより、コンプ
レッサ13の作動を待つことなく、車室内に冷風を供給
することができる。さらに、コンプレッサ13が作動を
開始すると、エバポレータ10内に溜まった冷媒が強制
的に吸い出され、コンデンサ8とリキッドタンク9内に
溜まっていた冷媒が無駄なくエバポレータ10内に送り
込まれることになる。なお、コンプレッサ13が作動を
開始すると、第1電磁弁1が開かれて(ステップ105
→106の流れ)、高圧の冷媒がコンデンサ8に供給さ
れる。
【0012】また、エンジンあるいは空調装置の停止時
間が長かった場合には、運転者などはリリーススイッチ
16を投入することなく始動する。これによりコンプレ
ッサ13が作動を開始すると、第1・第2電磁弁1,3
が開かれて(ステップ103→107→109)、従来
通りの作動が成される。
【0013】以上説明したように、従来技術ではエンジ
ン停止などでコンプレッサが停止した場合、コンデンサ
8やリキッドタンク9で凝縮されていた冷媒は車室内の
空調に用いられることなく放置されていたが、本実施の
形態1にあっては、エンジンあるいはコンプレッサ13
の停止時間が短い場合には、コンプレッサ13が作動す
る前に、コンデンサ8やリキッドタンク9内の凝縮され
た冷媒をエバポレータ10に送ってエバポレータ10に
よる冷却を実行することができ、冷房効率の向上を図る
ことができるという効果が得られる。なお、第1・第2
電磁弁1,3の間に閉じ込める冷媒の量は、図1(a)
の構成の方が、リキッドタンク9を含む分だけ同図
(b)よりも多く、それだけ冷房効率の向上を図ること
ができる。
【0014】また、実施の形態1にあっては、リリース
スイッチ16を運転席の近傍に設けることにより、コン
デンサ8およびリキッドタンク9内の冷媒を利用する場
合と利用しない場合とを切り換えができるもので、品質
向上を図ることができる。
【0015】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2を示す全体構成図である。この実施の形態2で
は、エバポレータ10の下流にサブタンク12を設け、
このサブタンク12と管路14との間に、サブタンク1
2へ冷媒が流入する状態と流入しない状態とに切り換え
る切換弁4を設けた。この切換弁4もコントローラ15
により開閉が切り換えられる。なお、実施の形態1と同
様に、第2電磁弁3は、同図(a)に示すようにリキッ
ドタンク9とエキスパンションバルブ11との間に設け
てもよいし、同図(b)に示すようにコンデンサ8とリ
キッドタンク9との間に設けてもよい。
【0016】次に、実施の形態2のコントローラ15の
制御を図4のフローチャートにより説明する。ステップ
201では通常のエアコンの作動を行っている状態であ
り、この状態において切換弁4を開いたままとしてい
る。この場合、管路14に冷媒の流れがあることから、
サブタンク12内は低圧になっている。まず、ステップ
202で、コンプレッサ13の作動が停止したか否かを
判断し、YESすなわち作動停止の場合はステップ20
3に進み、NOすなわち作動中の場合はこのステップ2
02を繰り返す。ステップ203では、第1電磁弁1と
第2電磁弁3と切換弁4とを閉じる。これにより、コン
デンサ8あるいはそれに加えてリキッドタンク9の[図
3(a)の構成の場合]内部の高圧の冷媒を、これら電
磁弁1,3の間に閉じこめることになるとともに、サブ
タンク12内を低圧に保持する。ステップ204では、
リリーススイッチ16がONになったか否かを判断し、
ONに切り替えられた場合には、ステップ105に進ん
で、第2電磁弁3ならびに切換弁4を開弁する。そし
て、続くステップ206で、コンプレッサ13が作動を
開始したか否かを判定して、作動を介した場合にはステ
ップ207に進んで第1電磁弁1を開弁させる。
【0017】なお、ステップ204において、リリース
スイッチ16が投入されない場合には、ステップ208
に進んで、コンプレッサ13が作動を開始したか否かを
判定し、作動開始時にはステップ209に進んで第1電
磁弁1,第2電磁弁3,切換弁4を開く。
【0018】次に、実施の形態2の作動を説明する。こ
の実施の形態2にあっても、基本的には実施の形態1と
同様にコンデンサ8あるいはリキッドタンク9内の高圧
の凝縮冷媒を有効利用できるものであるが、この実施の
形態2にあっては、空調装置の作動中にサブタンク12
内を低圧にし、コンプレッサ13の停止とともに、切換
弁4を閉じてサブタンク12内を低圧に保持し、リリー
ススイッチ16がONとなった時に切換弁4を開くこと
により、第1・第2電磁弁1,3の間に閉じ込めていた
冷媒を利用する際に、サブタンク12の分だけ低圧側の
膨張空間を確保しており、より冷房効果が得られる。
【0019】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3を示す全体構成図である。実施の形態3の特徴
は、実施の形態2で示したサブタンク12に吸引管路3
1を追加するとともに、この吸引回路31に、冷媒の流
れる方向をサブタンク12から管路14の方向のみに規
制する逆止弁6を設け、さらに、管路14のサブタンク
12の下流に第2切換弁7を設けたことにある。なお、
図5(a)(b)は、実施の形態1,2と同様に第2電
磁弁3の位置が異なる。
【0020】また、図6は実施の形態3のコントローラ
15のフローチャートである。図6において、ステップ
301では、コンプレッサ13が作動しているか否かを
判断し、NOすなわちコンプレッサ13が作動していな
ければステップ308に進み、第1電磁弁1および第2
電磁弁3を開き、切換弁4を閉じ、第2切換弁7を閉じ
る。一方、ステップ301においてYESすなわちコン
プレッサ13が作動していれば、ステップ302に進ん
で、第1電磁弁1および第2電磁弁3を開き、切換弁4
を閉じ、第2切換弁7を開く。このコンプレッサ13の
駆動中は、サブタンク12は、管路14を冷媒が流通す
ることにより吸引回路31により負圧で引かれ、サブタ
ンク12内は、空調装置の作動中で最も低圧となった時
の圧力が保持される。
【0021】続くステップ303では、コンプレッサ1
3が作動中から作動を停止したか否かを判定し、NOす
なわち作動中は、ステップ303の判定を繰り返し、作
動停止時にはステップ304に進んで、第1電磁弁1お
よび第2電磁弁3を閉じるとともに、第2切換弁7を閉
じる。
【0022】続くステップ305では、リリーススイッ
チ16が投入されたか否か判定し、投入された場合はス
テップ306に進んで、第2電磁弁3を開弁するととも
に、切換弁4を開弁する。この時、第1・第2電磁弁
1,3の間に溜められていた凝縮されていた冷媒が、サ
ブタンク12に引かれて膨張する。ステップ307で
は、コンプレッサ13が作動を開始したか否かを判定
し、作動を開始した場合は、ステップ309に進んで、
第1電磁弁1を開き、切換弁4を閉じ、第2切換弁7を
開く。
【0023】また、ステップ305でリリーススイッチ
16が投入されない場合は、ステップ310に進んで、
コンプレッサ13が作動しているか否かを判定し、作動
時にはステップ311に進んで、第1電磁弁1および第
2電磁弁3を開き、第2切換弁7を開く。
【0024】以上説明したように、実施の形態3では、
サブタンク12には、空調装置を作動させている間に最
も低圧となった圧力を保持して、サブタンク12の吸引
力を高め、これにより膨張性能を向上させて冷房効果を
高めることができる。また、サブタンク12に冷媒を流
す際に、第2切換弁7を閉じることによりコンプレッサ
13に流れる冷媒をカットすることにより、冷房効果が
向上する。
【0025】(実施の形態4)実施の形態4は、いわゆ
るターボタイマと呼ばれ、イグニッションスイッチをO
FFとした後も、一定時間エンジンを駆動させるタイマ
を搭載した車両に適用したものであって、図7におい
て、17は運転席近傍に設けられて運転者などにより人
為的に投入される制御スイッチ、18は所定の高圧で投
入される圧力検出スイッチ、19は所定の高温で投入さ
れる温度検出スイッチである。また、第2電磁弁3は、
他の実施の形態と同様に、同図(a)の位置に設けても
よいし、同図(b)の位置に設けてもよい。
【0026】図8はコントローラ15のフローチャート
である。図外のエアコンスイッチおよびファンスイッチ
の投入を受けてこの流れをスタートして、まず、ステッ
プ401において、コンプレッサ13を作動させる。続
くステップ402では、制御スイッチ17がONか否か
を判断し、ONとなったらステップ403に進む。ちな
みに、この制御スイッチ17は、運転者などが車両を停
車させる数十秒から数分程度前に投入するものである。
【0027】ステップ403では、エバポレータ10の
前流にある第2電磁弁3を閉じるとともに、切換弁4を
開き、さらに、第1タイマと第2タイマを起動させる。
続くステップ404では、圧力検出スイッチ18がON
であるか否かを判定し、ONである(圧力が所定圧以上
になっている)場合にはステップ410に進んでコンプ
レッサ13を停止させる。一方、圧力検出スイッチ18
がOFFである場合にはステップ405に進んで、温度
検出スイッチ19がONであるか否かを判定し、ONで
ある(冷媒温度が所定温度以上になっている)場合に
は、ステップ410に進み、一方、温度検出スイッチ1
9がOFFの場合には、ステップ406に進んでコンプ
レッサ13の作動を続行させる。続くステップ407で
は、エンジンが停止しているか否かを判定し、ターボタ
イマによりエンジンが停止した場合には、ステップ41
1に移行し、第1タイマおよび第2タイマを停止させ、
コンプレッサ13の作動を停止させ、切換弁4を閉弁さ
せるとともに第1電磁弁1を閉弁させ、さらに制御スイ
ッチ17をOFFにする。なお、このステップ411か
ら、図4に示す実施の形態2のフローチャートのステッ
プ204に移行する。ステップ407において、ターボ
タイマによりエンジンの駆動が続行されている場合は、
次のステップ408に移行し、ステップ408において
第1タイマのカウント終了を待って続くステップ409
において、第1タイマを停止させ、コンプレッサ13を
停止させ、切換弁4を閉弁させるとともに第1電磁弁1
を閉弁させ、さらに、制御スイッチ17をOFFとし、
ステップ412に進む。
【0028】ステップ412では、再びエンジンが停止
したか否かを判定し、停止した場合にはステップ415
に進んで、第2タイマを停止させ、図4のフローチャー
トのステップ204以降の流れに続く。一方、ステップ
412において、エンジンが駆動している場合は、エン
ジンが停止されなかったと判断して、ステップ413に
進んで、第2タイマのカウントの終了を待った後、ステ
ップ414に進んで、コンプレッサ13を起動させ、か
つ、第1電磁弁1および第2電磁弁3を開弁させるとと
もに、切換弁4を開弁させ、さらに、第2タイマを終了
させるとともに制御スイッチ17をOFFとし、ステッ
プ401からの処理に戻る。なお、エアコンスイッチが
OFFにされた場合には、その時点で第1タイマおよび
第2タイマのカウントが停止され、かつ制御スイッチ1
7はOFFとなる。
【0029】実施の形態4にあっては、イグニッション
スイッチをOFFとした後、ターボタイマによりエンジ
ンが駆動している間、これに連動してコンプレッサ13
を作動させるとともに、第2電磁弁3を閉じ、切換弁4
を開弁させる。したがって、エバポレータ10ならびに
サブタンク12をよりいっそう希薄な状態とするととも
に、コンデンサ8あるいはリキッドタンク9に、よりい
っそうの多くの冷媒を凝縮させることができ、空調装置
を再起動させる際に、冷媒をより効果的に気化させるこ
とができ、これにより、冷房効果をさらに高めることが
できる。
【0030】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更などがあっても本発明に含まれる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の空調装
置にあっては、エンジン停止などでコンプレッサが停止
した場合、凝縮された冷媒を第1電磁弁と第2電磁弁と
の間に保持し、次回の始動時に、従来全く利用されなか
ったコンデンサ内の冷媒を利用して冷風を供給すること
ができるものであり、冷房効率の向上を図ることができ
るという効果が得られる。さらに、管路のエバポレータ
とコンプレッサとの間に、冷媒を膨張させるサブタンク
と、前記管路からサブタンクへ冷媒が流入する状態と流
入しない状態とに切り換える切換弁を設ける事によっ
て、低圧側の膨張空間を確保する事ができ、より効果的
に冷風を作り出し、しかも冷風を供給できる時間を引き
伸ばす事ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す全体構成図であ
る。
【図2】本発明実施の形態1に対応する電磁弁作動フロ
ーチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2を示す全体構成図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態2に対応する電磁弁作動フ
ローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3を示す全体構成図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態3に対応する電磁弁作動フ
ローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態4を示す全体構成図である
【図8】本発明の実施の形態4を示すコンプレッサの制
御フローチャートである
【符号の説明】
1 第1電磁弁 3 第2電磁弁 4 切替弁 6 逆止弁 7 第2切替弁 8 コンデンサ 9 リキッドタンク 10 エバポレータ 11 エキスパンションバルブ 12 サブタンク 13 コンプレッサ 14 管路 15 コントローラ 16 リリーススイッチ 17 制御スイッチ 18 圧力検出スイッチ 19 温度検出スイッチ 31 吸引管路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒が循環される管路に、液状に凝縮さ
    れた冷媒を霧状にするエキスパンションバルブと、この
    エキスパンションバルブの下流に設けられて外部から熱
    を吸収して冷媒を気化させるエバポレータと、このエバ
    ポレータで気化された冷媒を加圧するコンプレッサと、
    このコンプレッサの下流に配置されて気化された冷媒の
    熱を外部に放出させて液化させるコンデンサと、このコ
    ンデンサの下流に設けられて液化された冷媒を蓄えるリ
    キッドタンクと、が順に設けられた空調装置において、 前記コンデンサとコンプレッサとの間に管路を開閉する
    第1電磁弁を設けるとともに、前記コンデンサとエキス
    パンションバルブとの間に管路を開閉する第2電磁弁を
    設け、かつ、各電磁弁の開閉を切り換えるコントローラ
    ーを設けたことを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 前記第2電磁弁が、コンデンサとリキッ
    ドタンクとの間に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の空調装置。
  3. 【請求項3】 前記第2電磁弁が、リキッドタンクとエ
    キスパンションバルブとの間に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の空調装置。
  4. 【請求項4】 前記管路のエバポレータとコンプレッサ
    との間に、冷媒を膨張させるサブタンクが設けられ、 前記管路からサブタンクへ冷媒が流入する状態と流入し
    ない状態とに切り換える切換弁が設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし3記載の空調装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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