JP2000211298A - 形成物の表面装飾方法 - Google Patents
形成物の表面装飾方法Info
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- JP2000211298A JP2000211298A JP11051332A JP5133299A JP2000211298A JP 2000211298 A JP2000211298 A JP 2000211298A JP 11051332 A JP11051332 A JP 11051332A JP 5133299 A JP5133299 A JP 5133299A JP 2000211298 A JP2000211298 A JP 2000211298A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来技術は各分野でそれなりに用いられている
ものであるが、金属板の状態で模様を付けた場合、絞り
加工の工程で模様が流れたり潰れたりしていまい不自然
な模様と成っていた。 【解決手段】本発明は、金属板の表面を硬化処理して硬
化処理部位を形成し、金属板に絞り加工を施すことによ
り硬化処理部位に多数の亀裂を発生させるものであり、
更に、前記亀裂及び表面に塗料等の固形物を塗布するも
のである。
ものであるが、金属板の状態で模様を付けた場合、絞り
加工の工程で模様が流れたり潰れたりしていまい不自然
な模様と成っていた。 【解決手段】本発明は、金属板の表面を硬化処理して硬
化処理部位を形成し、金属板に絞り加工を施すことによ
り硬化処理部位に多数の亀裂を発生させるものであり、
更に、前記亀裂及び表面に塗料等の固形物を塗布するも
のである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貴金属、銅、錫、アル
ミニウム等の比較的柔らかい非鉄金属で工芸品等の装飾
性を備えた形成物を成形する方法に関するもので、更
に、詳細には、絞り加工によって成形する工芸品等の金
属板の表面に装飾を施す方法に関するものである。
ミニウム等の比較的柔らかい非鉄金属で工芸品等の装飾
性を備えた形成物を成形する方法に関するもので、更
に、詳細には、絞り加工によって成形する工芸品等の金
属板の表面に装飾を施す方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、この種の金属板を用いての工芸品の
表面に模様を形成する方法には、非加工状態の金属板に
鍍金を施したり、金属板の表面にスパッタリングやサン
ドブラスト加工を施すことや、写真蝕刻法により模様を
付けたり、予め、成形する前に模様を付けたりしてい
る。
表面に模様を形成する方法には、非加工状態の金属板に
鍍金を施したり、金属板の表面にスパッタリングやサン
ドブラスト加工を施すことや、写真蝕刻法により模様を
付けたり、予め、成形する前に模様を付けたりしてい
る。
【0003】
【解決しようとする課題】然し乍、前述の従来技術は各
分野でそれなりに用いられているものであるが、金属板
の状態で模様を付けた場合、絞り加工の工程で模様が流
れたり潰れたりしていまい不自然な模様と成っていた。
分野でそれなりに用いられているものであるが、金属板
の状態で模様を付けた場合、絞り加工の工程で模様が流
れたり潰れたりしていまい不自然な模様と成っていた。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明は、前述の課題に鑑み、
研鑽の結果創案したものであって、金属板の表面を硬化
処理して硬化処理部位を形成し、金属板に絞り加工を施
すことにより硬化処理部位に多数の亀裂を発生させるも
のであり、更に、前記亀裂及び表面に塗料等の固形物を
塗布するものである。
研鑽の結果創案したものであって、金属板の表面を硬化
処理して硬化処理部位を形成し、金属板に絞り加工を施
すことにより硬化処理部位に多数の亀裂を発生させるも
のであり、更に、前記亀裂及び表面に塗料等の固形物を
塗布するものである。
【0005】従って、本発明の目的は、金属板に絞り加
工を施して成形する形成物に自然な模様を施す表面装飾
方法を提供するものである。
工を施して成形する形成物に自然な模様を施す表面装飾
方法を提供するものである。
【0006】
【作用】本発明の成形物の表面装飾方法は、予め、絞り
加工する金属板の表面を硬化処厚して、絞り加工するた
め硬化処理部位に亀裂が生じ、ごく自然な従来に無い模
様を得られるものであり、更には、前記亀裂に塗料を塗
布することにより、模様をより明確に表現できるもので
ある。
加工する金属板の表面を硬化処厚して、絞り加工するた
め硬化処理部位に亀裂が生じ、ごく自然な従来に無い模
様を得られるものであり、更には、前記亀裂に塗料を塗
布することにより、模様をより明確に表現できるもので
ある。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の形成物の表面装
飾方法の実施例を説明する。
飾方法の実施例を説明する。
【0008】図1は本発明による形成物の表面装飾方法
の実施例の金属板の説明図であり、図2は本発明の形成
物の表面装飾方法の実施例の金属板に硬化処理を施した
後の説明図であり、図3は本発明の形成物の表面装飾方
法の実施例の亀裂が発生した後の説明図であり、図4は
本発明の形成物の表面装飾方法の実施例の亀裂に固形物
を塗布した後の説明図である。
の実施例の金属板の説明図であり、図2は本発明の形成
物の表面装飾方法の実施例の金属板に硬化処理を施した
後の説明図であり、図3は本発明の形成物の表面装飾方
法の実施例の亀裂が発生した後の説明図であり、図4は
本発明の形成物の表面装飾方法の実施例の亀裂に固形物
を塗布した後の説明図である。
【0009】本発明は、貴金属、銅、錫、アルミニウム
等の比較的柔らかい非鉄金属で工芸品等の装飾性を備え
た形成物Aを成形する方法に関するもので、更に、詳細
には、絞り加工によって形成する工芸品等の金属板1の
表面に装飾を施す方法に関するものであり、金属板1の
表面を硬化処理して硬化処理部位2を形成し、金属板1
に絞り加工を施すことにより硬化処理部位2に多数の亀
裂3を発生させるものであり、更に、前記亀裂3及び表
面に塗料等の固形物4を塗布するものである。
等の比較的柔らかい非鉄金属で工芸品等の装飾性を備え
た形成物Aを成形する方法に関するもので、更に、詳細
には、絞り加工によって形成する工芸品等の金属板1の
表面に装飾を施す方法に関するものであり、金属板1の
表面を硬化処理して硬化処理部位2を形成し、金属板1
に絞り加工を施すことにより硬化処理部位2に多数の亀
裂3を発生させるものであり、更に、前記亀裂3及び表
面に塗料等の固形物4を塗布するものである。
【0010】即ち、本発明の形成物の表面装飾方法の実
施例の金属板1は、金、銀、白金等の貴金属、銅、錫、
アルミニウム等の比較的柔らかい非鉄金属を用いるもの
であり、該金属板1を焼き入れ、酸化等の加工をするこ
とによって表面を硬化処理して硬化処理部位2を形成す
るものである。
施例の金属板1は、金、銀、白金等の貴金属、銅、錫、
アルミニウム等の比較的柔らかい非鉄金属を用いるもの
であり、該金属板1を焼き入れ、酸化等の加工をするこ
とによって表面を硬化処理して硬化処理部位2を形成す
るものである。
【0011】そして、表面に硬化処理部位2を形成した
金属板1をバルジ加工等による絞り加工を施すものであ
り、この絞り加工によって表面の硬化処理部位2に図3
に図示する如く、亀裂3が生じるものであり、この亀裂
3を自然な模様として形成物Aの装飾に利するものであ
る。
金属板1をバルジ加工等による絞り加工を施すものであ
り、この絞り加工によって表面の硬化処理部位2に図3
に図示する如く、亀裂3が生じるものであり、この亀裂
3を自然な模様として形成物Aの装飾に利するものであ
る。
【0012】更に、前記亀裂3及び金属板1の表面に塗
料等の固形物4を塗布することにより、亀裂3を強調し
てより明確な模様として仕上ることを可能とするもので
ある。
料等の固形物4を塗布することにより、亀裂3を強調し
てより明確な模様として仕上ることを可能とするもので
ある。
【0013】更には、深い絞り加工を実施する場合は、
予め、金属板1に浅く絞り加工をした後に本発明の形成
物Aの表面装飾方法を実施することは任意なものであ
る。
予め、金属板1に浅く絞り加工をした後に本発明の形成
物Aの表面装飾方法を実施することは任意なものであ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明は前述の構成によって、比較的柔
らかい非鉄金属の金属板の絞り加工の装飾を、金属板の
表面に硬化処理を施して硬化処理部位を形成し、絞り加
工を実施するため表面の硬化処理部位に発生する亀裂を
自然な模様とするものであって、容易に且つ廉価で自然
な模様が具現できるものであり、実用性の高い発明であ
る。
らかい非鉄金属の金属板の絞り加工の装飾を、金属板の
表面に硬化処理を施して硬化処理部位を形成し、絞り加
工を実施するため表面の硬化処理部位に発生する亀裂を
自然な模様とするものであって、容易に且つ廉価で自然
な模様が具現できるものであり、実用性の高い発明であ
る。
【図1】図1は本発明による形成物の表面装飾方法の実
施例の金属板の説明図である。
施例の金属板の説明図である。
【図2】図2は本発明の形成物の表面装飾方法の実施例
の金属板に硬化処理を施した後の説明図である。
の金属板に硬化処理を施した後の説明図である。
【図3】図3は本発明の形成物の表面装飾方法の実施例
の亀裂が発生した後の説明図である。
の亀裂が発生した後の説明図である。
【図4】図4は本発明の形成物の表面装飾方法の実施例
の亀裂に固形物を塗布した後の説明図である。
の亀裂に固形物を塗布した後の説明図である。
【図5】図5は本発明形成物の表面装飾方法の成形した
形成物の斜視図である。
形成物の斜視図である。
A 形成物 1 金属板 2 硬化処理部位 3 亀裂 4 固形物
Claims (2)
- 【請求項1】金属板の表面を硬化処理して硬化処理部位
を形成し、該金属板に絞り加工を施すことにより硬化処
理部位に多数の亀裂を発生させることを特徴とする形成
物の表面装飾方法。 - 【請求項2】前記亀裂及び表面に塗料等の固形物を塗布
することを特徴とする請求項1に記載の形成物の表面装
飾方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051332A JP2000211298A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 形成物の表面装飾方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051332A JP2000211298A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 形成物の表面装飾方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000211298A true JP2000211298A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=12883978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11051332A Pending JP2000211298A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 形成物の表面装飾方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000211298A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7812281B2 (en) * | 2006-07-14 | 2010-10-12 | Jenoptik Automatisierungstechnik Gmbh | Method for generating optically perceptible laser-induced cracks in brittle material |
CN107363121A (zh) * | 2017-07-30 | 2017-11-21 | 刘慧� | 一种表面仿木纹铝合金建材的制作方法 |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP11051332A patent/JP2000211298A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7812281B2 (en) * | 2006-07-14 | 2010-10-12 | Jenoptik Automatisierungstechnik Gmbh | Method for generating optically perceptible laser-induced cracks in brittle material |
CN107363121A (zh) * | 2017-07-30 | 2017-11-21 | 刘慧� | 一种表面仿木纹铝合金建材的制作方法 |
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