JP2000211012A - 耐衝撃性シ―ト製造用の押出機およびシ―ト製造方法 - Google Patents

耐衝撃性シ―ト製造用の押出機およびシ―ト製造方法

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JP2000211012A
JP2000211012A JP11019589A JP1958999A JP2000211012A JP 2000211012 A JP2000211012 A JP 2000211012A JP 11019589 A JP11019589 A JP 11019589A JP 1958999 A JP1958999 A JP 1958999A JP 2000211012 A JP2000211012 A JP 2000211012A
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polymer
barrel
extruder
water
impact
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JP11019589A
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Inventor
Kaoru Matsuda
薫 松田
Akihiro Toritani
明弘 鳥谷
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡略化された一つの工程で、異物の少ない耐
衝撃性シートを低コストで得る。 【解決手段】 バレルとダイスを含む耐衝撃性シート製
造用の押出機であって、バレルの上流側から下流側に向
けて順次、含水ゴム状重合体の供給口と、含水ゴム状重
合体を圧搾する圧搾部と、バレル内の水を排出する脱水
部と、ゴム状重合体を加熱する加熱部と、溶融した樹脂
の供給口と、ゴム状重合体と樹脂とを混合する混合部
と、揮発物を排出する脱揮部とが配置されてなる押出
機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低コストで品質的
に優れた耐衝撃性シートを製造することができる押出機
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メタクリル系樹脂は、優れた耐候性、光
沢および透明性を有しているが、一方では耐衝撃性が低
いという欠点を有している。そのため耐候性を保持した
まま耐衝撃性を付与するためにはアクリル系エラストマ
ーの導入が有効な手段であり、これまでにゴム状重合体
と硬質状重合体の2層からなるアクリル系2層構造重合
体や、半ゴム状重合体とゴム状重合体と硬質状重合体の
3層からなるアクリル系3層構造重合体を、メタクリル
系樹脂に配合する方法が知られている(米国特許第3、
808,180号公報、同3,843,753号公報、
同4,730,023号公報、特開昭62−23084
1号公報)。
【0003】このようなアクリル系多層構造重合体は、
乳化重合法で製造されたアクリル系多層構造重合体のラ
テックスを凝固し、脱水、乾燥して得られる粉体状のも
のである。一方、ゴム成分を含む含水重合体の混合物を
圧搾脱水押出機に供給し、バレル内で脱水、混練、溶融
した後、先端が開放されたバレルの開放端からフレ−ク
状粒体として取り出す製造方法(特開平4−13920
2号公報)も知られている。
【0004】また発明者等は、比較的硬質状のアクリル
系多層構造重合体について、その乾燥効率に優れた凝固
粉の粉体構造について検討した結果、凝固粉が特定の空
隙構造を持ち、かつ微粉の割合が比較的少ないものが圧
搾脱水押出機等の乾燥方法に適し、その乾燥効率が優れ
ていることを見い出した。即ち、アクリル系多層構造ポ
リマーの乳化ラテックスを凝固して、得られる凝固粉の
粒径212μm以下の微粉の割合が40重量%以下であ
り、且つ、凝固粉を乾燥した後の水銀圧入法で測定した
孔径5μm以下の空隙体積が乾燥単位重量当たり0.7
ml以下であるような粉体が圧搾脱水押出機での乾燥に
適しており、この粉体から圧搾脱水押出機により顆粒状
のアクリル系多層構造重合体が得られる(特開平8−2
45854号公報:米国特許第5,521,252号公
報)。
【0005】一方、耐衝撃性メタクリル系シートを製造
する場合、乳化重合で得られるアクリル系多層構造重合
体のラテックスを凝固し、脱水、乾燥して単離させた粉
体状の重合体と、懸濁重合法により得られるメタクリル
系樹脂ビーズまたは塊状重合法により得られるメタクリ
ル系樹脂ペレットとを混合し、押出機を用いて溶融、可
塑化させてペレット状に賦形し、更に別の押出機により
ペレットをシート状に成形する方法が一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような耐衝撃性メ
タクリル系シートの製造方法は、アクリル系多層構造重
合体が一旦粉体として取り出されるために多くの工程が
必要になり製造コストの上昇を招くこと、また重合体と
樹脂との混合時、その環境が汚染されている場合には得
られる耐衝撃性メタクリル系シートに異物が混入する等
の問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前述の圧
搾脱水押出機を用いた粉体の乾燥技術(特開平8−24
5854号公報、米国特許第5,521,252号公
報)を更に改良して、含水アクリル系多層構造重合体と
メタクリル系樹脂を混合しながら特定方法で溶融、可塑
化させることでシート状に成形できることを見いだし本
発明に至った。
【0008】本発明の要旨は、バレルとダイスを含む耐
衝撃性シート製造用の押出機であって、バレルの上流側
から下流側に向けて順次、含水ゴム状重合体の供給口
と、含水ゴム状重合体を圧搾する圧搾部と、バレル内の
水を排出する脱水部と、ゴム状重合体を加熱する加熱部
と、溶融した樹脂の供給口と、ゴム状重合体と樹脂とを
混合する混合部と、揮発物を排出する脱揮部とが配置さ
れてなる押出機にある。
【0009】また本発明の要旨は、含水ゴム状重合体で
ある含水アクリル系多層構造重合体を押出機に供給し
て、バレル内で圧搾しながら生じる水をバレル内から排
出し、得られた脱水物を加熱し、この脱水物とバレル内
に溶融状態で供給されたメタクリル系樹脂とを混合し、
揮発物をバレルから排出した混合物を押出機のダイスか
ら押し出してシート状に成形する耐衝撃性シートの製造
方法にある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の耐衝撃性シートの製造用
押出機は、基本的にはスクリュー、シリンダー、ダイス
およびスクリュー駆動部を主たる構成要素とする一種の
スクリュー式押出機である。その特徴とするところは、
押出機の上流側において圧搾部で含水ゴム状重合体から
分離された水を排出させるための脱水用スリットを備え
た脱水部、そして下流側には、溶融した樹脂の供給口
と、脱水されたゴム状重合体と樹脂とを混合し、その混
合物を常温から400℃までの温度域に昇温することが
できる加熱部分(脱揮部)を有することである。
【0011】本発明で押出機に供給される含水ゴム状重
合体としては、乳化重合で得られたゴム状重合体を凝
固、水洗し、遠心脱水機等で脱水したものであって、含
水率が20〜60%程度のものが挙げられる。
【0012】図1に本発明の押出機の一例を示す。
【0013】図1の押出機は、バレル1に総数12のバ
レルブロックNo.1〜No.12が設けられており、
そのバレルの内部に2本の同一形状を持つスクリューが
互いに噛み合った状態で軸芯を平行にして挿入されてい
る。
【0014】これらの構造を有する本発明の押出機は、
バレルブロックNo.1およびNo.7が原料投入部、
バレルブロックNo.2およびNo.5が脱水部、バレ
ルブロックNo.4とNo.5の前部、及びNo.7が
ニーディングディスクブロックと左回りのスクリューブ
ロックとからなる圧搾部、バレルNo.6が加熱部、バ
レルNo.7の後部とNo.8が混合部、バレルNo.
9およびNo.11が脱揮部を構成している。
【0015】バレルブロックNo.1、No.3、N
o.4、No.6、No.8、No.10およびNo.
12の構造は、通常の二軸押出機に使用されるものと同
様のものである。
【0016】この押出機の先端部にはアダプター8を介
してダイス9が取り付けられている。ダイスの上流部に
は、押出量の変動を少なくするためにギアポンプが設け
られていることが好ましい。
【0017】バレルの上流側には、原料の一つである含
水ゴム状重合体の供給口2が形成されたバレルブロック
No.1が設けられており、その供給口2には、ホッパ
ー3が取付けられている。ホッパー3の上方には図示し
ていないが含水ゴム状重合体投入装置が配設されてい
る。
【0018】押出機の圧搾部は1個以上設けられること
が必要であり、複数個設けられていることが好ましい。
図1においては圧搾部が2個設けられた押出機が例示さ
れている。含水ゴム状重合体を圧搾する圧搾部のスクリ
ューは、左回りのLスクリュー部やニーディングディス
ク部を長くすることにより圧搾効果を強化して、含水ゴ
ム状重合体から水分が容易に排出されるように構成され
ていることが好ましい。
【0019】押出機の脱水部は1個以上設けられること
が必要であり、複数個設けられていることが好ましい。
図1においては脱水部が2個設けられた押出機が例示さ
れており、No.2およびNo.5の各バレルブロック
の側面には、ゴム状重合体は通さず、水だけを通す間隔
をもつ脱水用スリット4および5が形成されている。
【0020】脱水部が複数個設けられた場合は、含水ゴ
ム状重合体供給口のある上流側の第一脱水部で排出され
る水量は、含水ゴム状重合体に含まれる水量に対して5
5%以上が好ましく、60%以上がより好ましい。この
第一脱水部での脱水量が少ないと、押出機先端の脱揮部
に水分を多く持ち込むことになり、得られる耐衝撃性シ
ートが水分を含んで発泡することがあり好ましくない。
【0021】ゴム状重合体は、含水率が10%以下にな
るまで脱水されて溶融樹脂と混合されることが好まし
い。
【0022】脱水されたゴム状重合体はバレルブロック
No.6の加熱部で半溶融状態、または完全に溶融され
た状態にまで加熱される。
【0023】バレルブロックNo.7には溶融した樹脂
と、必要があれば更に添加剤類等を供給できる供給口1
0が形成されている。この供給口は、含水ゴム状重合体
が十分に脱水されたバレルブロックの下流側に配置され
る。
【0024】脱水されたゴム状重合体と、溶融した状態
で供給された樹脂とは供給口10よりも下流側の混合部
で混合される。
【0025】耐衝撃性シートを製造する際の押出機にお
けるバレルの加熱温度は、脱水されたゴム状重合体と溶
融した樹脂とからなる混合物の最高温度として200℃
〜300℃の範囲に調整することが好ましい。温度が高
すぎると混合物が劣化し、得られた耐衝撃性シートの外
観等が悪化する場合がある。また温度が低すぎると混合
物が完全に溶融しにくいため、耐衝撃性シートの衝撃強
度等の物性が悪化する場合がある。
【0026】また、混合物中の揮発成分を排出する脱揮
部は1個以上設けられることが必要であり、複数個設け
られていることが好ましい。脱揮部においては常圧以下
で脱揮口から脱揮されることが好ましい。図1に例示し
た押出機はバレルブロックNo.9及びNo.11に脱
揮部が設けられている。
【0027】以上の構成からなるバレルに挿入されるス
クリューは、様々な構成が採れるように多種のスクリュ
ー構成および長さをもつスクリューブロックおよびニー
ディングディスクブロックとを適宜組み合わせて構成さ
れる。図2では、各種のスクリューブロックとニーディ
ングディスクブロックとを組み合わせた、全長が144
0mmのスクリューが例示されている。
【0028】図2において、スクリュー部は「Sブロッ
ク長/リード長」または「Lブロック長/リード長」
で、ニーディングディスク部は「Nブロック長/枚」で
示す構成からなる。なお、図中、Sはねじれ方向が右回
りのスクリューブロック、Lはねじれ方向が左回りのス
クリューブロック、Nはねじれ方向が右回りのニーディ
ングディスクブロックを示す。
【0029】かかる構成からなる2本一対のスクリュー
13が互いに噛み合った状態で上記バレル1に貫通挿入
され、その基端は変速機能を備える駆動源に連結され
る。
【0030】凝固後、脱水して得られた含水ゴム状重合
体をこのような構成の押出機に、原料供給口2から供給
し、脱水し、耐衝撃性シートにおいてマトリックス成分
となる溶融した樹脂を供給口10から供給し、混合、脱
揮して先端部のダイスからシートが得られる。
【0031】本発明の耐衝撃性シートの製造装置は、ゴ
ム状重合体としてアクリル系多層構造重合体を使用し、
樹脂としてメタクリル系樹脂を使用する耐衝撃性シート
の製造に適している。
【0032】本発明の製造方法に用いられるアクリル系
多層構造重合体(以下、適宜「多層構造重合体」とい
う)としては、例えば内層として少なくとも一つのゴム
状弾性体を有し、最外層として硬質重合体層を有するも
のが挙げられる。内層にはゴム状弾性体以外に、一つ以
上の中間層や最内層をさらに設けることができる。
【0033】具体的な構造として、例えば、内層がゴム
状弾性体層、外層が硬質重合体層の2層構造重合体、あ
るいは最内層が硬質重合体層、中間層がゴム状弾性体
層、最外層が硬質重合体層である3層構造重合体、ある
いは、最内層がゴム状弾性体層、第2層が硬質重合体
層、第3層がゴム状弾性体層、最外層が硬質重合体層で
ある4層構造重合体などが挙げられる。またこれらの多
層構造重合体は、ゴム状弾性体層中に複数の硬質重合体
が分散したサラミ構造、内層の硬質重合体層中に複数の
ゴム状弾性体が分散したサラミ構造をとることもでき
る。
【0034】アクリル系多層構造重合体は、内層に単独
で重合した場合のガラス転移温度(Tg)が25℃以下
であるポリマーを含む少なくとも1層のゴム状弾性体層
を有し、また、最外層に単独で重合した場合のTgが5
0℃以上になる硬質重合体層を有しているものが好まし
い。
【0035】ゴム状弾性体層の組成は炭素数8以下のア
ルキル基を有するアルキルアクリレート40〜90重量
%、これらと共重合可能な少なくとも1個のビニル基を
有する単官能性単量体10〜60重量%とからなる単量
体混合物100重量部に対してグラフト交叉剤0.1〜
10重量部及び少なくとも2個のビニル基を有する多官
能性架橋剤0.1〜10重量部から製造される共重合体
が好ましい。このアルキルアクリレートと単官能性単量
体の割合は樹脂の透明性が要求される場合には屈折率に
より決定されるが、アルキルアクリレートの含有率が少
なすぎると耐衝撃性が低下しやすい。このゴム状弾性体
層を構成する重合体のTgは、低いほど得られる樹脂組
成物の低温時における耐衝撃性を向上させることができ
るので、単独で重合した場合のTgは25℃以下が好ま
しく、10℃以下がさらに好ましい。
【0036】炭素数8以下のアルキル基を有するアルキ
ルアクリレートとしては、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、プロピルアクリレート、n−ブチルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート等が挙げら
れ、特にn−ブチルアクリレートが好ましい。これらは
単独で用いることができ、また併用もできる。共重合可
能な単官能性単量体としてはスチレン、ビニルトルエ
ン、α−メチルスチレンなどの芳香族不飽和単量体、フ
ェニルメタクリレート、ナフチルメタクリレートなどの
メタクリル系単量体が挙げられる。特に屈折率を調整す
るための単量体としてはスチレンが好ましい。
【0037】グラフト交叉剤とは、官能基を複数個持つ
化合物であって、少なくとも1個の官能基の反応性が、
他の官能基の反応性と異なるものであり、例えばアクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、またはフマル酸のア
リルエステル等が挙げられる。これらの中でも特にアク
リル酸アリル、メタクリル酸アリルが好ましい。
【0038】また、多官能性架橋剤は、分子中に反応性
が同じ官能基を複数個有するものであり、例えば1,3
−ブチレンジメタクリレート、1,4−ブタンジオール
ジアクリレートが挙げられる。
【0039】一方、最外層を構成する硬質重合体層は、
単独で重合した場合のTgが50℃以上の重合体で構成
されていることが好ましく、炭素数4以下のアルキル基
のアルキルメタクリレート60〜100重量%とこれら
と共重合可能な他の不飽和単量体0〜40重量%からな
るものが好ましい。炭素数4以下のアルキル基を有する
アルキルメタクリレートの例としてはメチルメタクリレ
ート、エチルメタクリレートおよびnーブチルメタクリ
レートが挙げられるが、特にメチルメタクリレートが好
ましい。また、これらと共重合可能な不飽和単量体の例
としては、ゴム状弾性体用の単量体として例示したアル
キルアクリレート、単官能性単量体、および1,3ーブ
タジエン、2,3ーブタジエン、ビニルトルエン、シク
ロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられ、
これらは単独で用いることができ、また併用もできる。
【0040】この硬質重合体層は内層部とグラフト結合
して、ゴム状弾性体層とマトリックス用樹脂との相溶性
を向上させる働きがある。このため多層構造重合体にお
ける硬質重合体層の割合は、10〜50重量%が好まし
い。硬質重合体層の割合が少なすぎると多層構造重合体
とマトリックス用樹脂との相溶性が悪くなる。また、硬
質重合体層の割合が多すぎると、ゴム状弾性体の割合が
少なくなり、耐衝撃性の向上効果が発現しにくくなる。
【0041】本発明に用いられる多層構造重合体は乳化
重合によって製造され、乳化重合は上記のポリマーを形
成し得る範囲で、任意の単量体組成をもって実施され
る。
【0042】重合の方法は特に限定されないが、ラジカ
ル重合開始剤としては、例えばベンゾイルパーオキサイ
ド、クメンハイドロパーオキサイド、過酸化水素等の過
酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、
過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過硫酸化合
物、過塩素酸化合物、過ホウ酸化合物、過酸化物と還元
性スルホキシ化合物との組み合わせからなるレドックス
系開始剤があげられる。
【0043】そして前記単量体および重合開始剤等は一
括添加法、分割添加法、連続添加法、あるいはモノマー
添加法、エマルジョン添加法等の公知の方法で添加され
る。また、反応をスムーズに進めるために反応系を窒素
置換するとか、残量単量体を除去するために反応終了後
反応系を昇温するとか、特別な触媒を添加するとかの方
法もとられる。
【0044】各層の重合体を形成するための適切な重合
温度は、各層ともに30〜120℃が好ましく、50〜
100℃がより好ましい。また、単量体/水の重量比は
特に限定されないが1/1〜1/5程度が好ましく、通
常1/1.5〜1/3の範囲がより好ましい。その他、
連鎖移動剤、紫外線吸収剤など通常、重合時に用いる添
加剤を添加することができる。
【0045】また、重合時に使用される乳化剤は特に限
定されないが、リン酸エステル塩またはそれらの混合物
が好ましい。例えばモノ−n−ブチルフェニルペンタオ
キシエチレンリン酸、ジ−n−ブチルフェニルペンタオ
キシエチレンリン酸、モノ−n−ペンチルフェニルヘキ
サオキシエチレンリン酸、ジ−n−ペンチルフェニルヘ
キサオキシエチレンリン酸、モノ−n−ヘプチルフェニ
ルペンタオキシエチレンリン酸、ジ−n−ヘプチルフェ
ニルペンタオキシエチレンリン酸、モノ−n−ペンチル
オキシヘプタオキシエチレンリン酸、ジ−n−ペンチル
オキシヘプタオキシエチレンリン酸、モノ−n−ヘキシ
ルオキシペンタオキシエチレンリン酸、ジ−n−ヘキシ
ルオキシペンタオキシエチレンリン酸のアルカリ金属塩
またはアルカリ土類金属塩があげられる。かかるアルカ
リ金属としてはナトリウムまたはカリウム、アルカリ土
類金属としてはカルシウムまたはバリウムが好ましい。
これらのリン酸エステル塩は一種を単独でまたはモノエ
ステルとジエステルを混合して使用することができる。
【0046】また、上記のリン酸エステル塩の使用量は
重合させる単量体の種類、重合条件等と密接に関連する
ため特に限定されないが、本発明においては単量体10
0重量部に対して0.1〜10重量部が好ましく、0.5
〜5重量部の範囲がより好ましい。
【0047】乳化ラテックスから多層構造重合体を回収
する際の凝固方法としては、特に限定されないが、圧搾
脱水時の乾燥効率を高めるためには凝固粉の含水量が少
なく、且つ微粉量が少なくなる方法が好ましい。
【0048】具体的には温度90℃以上で濃度1.8〜
5%の酢酸カルシウム水溶液(凝固剤溶液)中に、ラテ
ックスを線速度0.5m/秒以下で流し込み凝固させる
方法が好ましい。
【0049】目的とする含水量が少なく且つ微粉の割合
が少ない多層構造重合体の凝固粉を得るための凝固剤溶
液温度は、原料として用いられる単量体の種類、量ある
いは撹拌による剪断力等の凝固条件の影響も受けるため
特に限定されないが、90〜100℃の範囲が好まし
い。凝固剤溶液温度が低すぎると凝固粉の含水量が高
く、また微粉量が多くなることがある。
【0050】凝固剤の種類も特に限定されないが、含水
量を少なくするためには凝析力が比較的大きなカルシウ
ム化合物が好ましく、酢酸カルシウム水溶液を用いるの
がさらに好ましい。好ましい酢酸カルシウムの水溶液の
濃度は0.1〜20重量%、より好ましくは1.8〜5
重量%である。酢酸カルシウムの水溶液の濃度が低すぎ
ると安定して多層重合体を回収できない場合があり、ま
た酢酸カルシウムの水溶液の濃度が高すぎると酢酸カル
シウム水溶液が飽和して酢酸カルシウムが析出すること
があり好ましくない。凝固剤としては、必要に応じて他
の酸、塩基等も併用可能であるが、硫酸塩や炭酸塩など
の無機塩と併用すると不溶解性のカルシウム塩になるの
で好ましくない。
【0051】ラテックスを凝固剤溶液中に流し込むとき
の速度も他の凝固条件の影響を受けるため特に限定され
ないが、線速度を0.5m/秒以下としてなるべく低い
速度で凝固剤溶液中に流し込み凝固させる方法が好まし
い。線速度が高すぎると、凝固粉の含水量が比較的多く
なることがあり好ましくない。
【0052】乳化ラテックスを凝固して得られた凝固粉
(湿潤状重合体)は重合体重量当たり5〜100倍重量
程度の水で十分に水洗される。水洗に使用する水の使用
量が少なすぎると残存凝固剤量が多くなり、得られる耐
衝撃性シートの外観や物性が損なわれることがあり好ま
しくない。凝固粉は水洗後、遠心脱水機等で脱水し、含
水アクリル系多層構造重合体として押出機に供給され
る。
【0053】供給された含水アクリル系多層構造重合体
は、圧搾されて、生じた水がバレル内から排出されて脱
水物となる。
【0054】この脱水物は加熱されて、半溶融状態また
は完全に溶融した状態となる。
【0055】本発明の製造方法においてアクリル系多層
構造重合体の脱水物と混合されるメタクリル系樹脂は特
に限定されないが、メタクリル酸メチル80〜100重
量%、およびこれらと共重合可能な単量体0〜20重量
%とからなるものが挙げられる。共重合可能な単量体と
しては前述した単官能性単量体や炭素数8以下のアルキ
ル基を有するアルキルアクリレートが好ましい。
【0056】得られる耐衝撃性シートが良好な耐衝撃性
を発現するためには、十分にアクリル系多層構造重合体
とメタクリル系樹脂とが混合される必要がある。そのた
めにはメタクリル系樹脂は溶融した状態でバレル内に供
給される必要がある。
【0057】アクリル系多層構造重合体とメタクリル系
樹脂とはバレル内で混合されて、混合物中の揮発物がバ
レルから排出される。
【0058】揮発物がバレルから排出された混合物は、
押出機のダイスから押し出されて、成形ロールで面付け
される等の公知の方法でシート状に成形される。
【0059】また、耐衝撃性シートには必要に応じて有
機系安定剤、滑剤、加工助剤、染料、顔料等を添加する
ことができる。有機安定剤は、公知のものを用いること
ができ、例えばリン系化合物としては、旭電化工業
(株)製のアデカスタブ2112、ヒンダ−ドフェノー
ル系化合物としては、旭電化工業(株)製のデカスタブ
AO−50、アデカスタブAO−60、ヒンダ−ドアミ
ン系化合物としては、旭電化工業(株)製のアデカスタ
ブLA−57、アデカスタブLA−77等が挙げられ
る。
【0060】有機安定剤の使用量は、単独で用いる際は
得られる耐衝撃性シート100重量部に対して、リン系
化合物では0.01〜5重量部、ヒンダードフェノール
系化合物では0.01〜3重量部、ヒンダードアミン系
化合物では0.01〜3重量部が好ましい。いずれの場
合も有機安定剤の添加量が少なすぎると安定剤の効果を
発揮しないことがあり、また、有機安定剤の添加量が多
すぎると得られた耐衝撃性シートから添加剤がブリード
アウトすることがあり好ましくない。また、有機安定剤
を2種類以上用いる場合の添加量は、耐衝撃性シート1
00重量部に対して0.03〜5重量部が好ましい。添
加方法としては含水アクリル系多層構造重合体や溶融し
たメタクリル系樹脂と混合して、あるいは、有機安定剤
単独でバレルブロックに添加することができる。ただ
し、添加するバレルブロックの位置としては押出機全長
に対して押出機先端から1/3以上の上流側が好まし
い。
【0061】多層構造重合体とメタクリル系樹脂との配
合比については特に限定されず、場合によってはそのす
べてが多層構造重合体であってもよい。ただし、耐衝撃
性シートの成形加工性を維持するためには多層構造重合
体の含有量として1〜80重量%が好ましい。
【0062】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。な
お、実施例中の「部」は「重量部」を、全光線透過率、
曇価および引張伸度以外の「%」は「重量%」をそれぞ
れ表わす。
【0063】押出機において第一脱水部の脱水率は、脱
水用スリット(図1の4)から排出される1時間当たり
の水量(Wa)を求め、1時間当たりに供給される含水
アクリル系多層構造重合体に含まれる水分量(Wb)か
ら、以下の式で求めた。
【0064】脱水率(%)=(Wa/Wb)×100 また得られた耐衝撃性シートを下記の大きさに切断して
試験片として、実施例中の評価に用いた。 1.試験片サイズ 試験片200mm×200mm×2mm(厚さ) 試験片110mm×110mm×2mm(厚さ) 試験片70mm×12.5mm×6.2mm(厚さ) 2.評価方法 (1)シート外観 試験片の外観を目視により下記の基準で評価した。
【0065】 ○ 良好 △ やや不良 × 不良 (2)シート中の異物数 試験片中の0.2mm2以上の大きさの異物数を計測
し、異物数とした。 (3)全光線透過率 試験片を用いてASTM D−1003に準拠して全
光線透過率を測定した。 (4)曇価 試験片を用いてASTM D−1003に準拠して曇
価を測定した。 (5)イエローネスインデックス(YI) 試験片を用いてASTM D−1925に準拠してY
Iを測定した。 (6)引張特性 試験片を用いてASTM D−638に準拠して引張
特性を測定した。 (7)曲げ特性 試験片を用いてASTM D−790に準拠して曲げ
特性を測定した。 (8)アイゾット衝撃強度(ノッチ付き) 試験片を用いてASTM D−256に準拠してアイ
ゾット衝撃強度を測定した。 3.押出機 上述した図1のバレルおよび図2のスクリューで構成さ
れる圧搾脱水用の押出機を用いた。
【0066】 押出機:二軸型方式 バレル口径:35mm スクリュー長:1244mm スクリュ−回転数:200rpm スクリュー構成:図2に示した構成 脱水用スリット間隙:0.2mm バレルブロック温度:No.1、No.2、No.5、No.7=常温 No.3=120℃、No.4=140℃、 No.6=170℃、No.8〜12=250℃、 ダイス温度:250℃ 脱揮圧力:第1脱揮口 常圧 第2脱揮口 −100kPa(ゲージ圧) アクリル系多層構造重合体供給量:8.0kg/hr(ドライベース) メタクリル系樹脂供給量:12.0kg/hr 混合物の温度:TR−1=150℃ TR−2=255℃ [実施例1]ステンレススチール製反応容器に脱イオン
水300部を仕込んだ後、加熱し内温が80℃になった
時点で下記組成割合の混合物(a)を投入した。
【0067】 混合物(a): 脱イオン水 5.0部 ホルムアルデヒドナトリウムスルホキシラート二水塩 (以下、ロンガリットという) 0.48部 硫酸第1鉄 0.4×10-6部 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 1.2×10-6部 15分間保持後、あらかじめ窒素置換しておいた下記組
成割合の混合物(b)を2時間かけて滴下し、80℃に
保ったまま1時間重合した。得られたラテックスの重合
率は99%以上であった。
【0068】 混合物(b): メチルメタクリレート 21.6部(54.0%) スチレン 2.0部( 5.0%) n―ブチルアクリレート 16.4部(41.0%) 1,3−ブチレンジメタクリレート 1.2部 マレイン酸ジアリル 0.14部 t−ブチルハイドロパーオキサイド 0.08部 モノ−n−ペンチルフェニルヘキサオキシエチレンリン酸ナトリウムとジ− n−ペンチルフェニルヘキサオキシエチレンリン酸ナトリウムの1:1混合 物(以下「乳化剤A」という) 1.20部 引き続き上記反応器内に下記組成割合の混合物(c)を投
入し15分間保持した後、あらかじめ窒素置換しておい
た下記組成割合の混合物(d)を3時間かけて滴下し、
さらに3時間重合して多層構造のアクリル系ゴム状弾性
体ラテックスを得た。得られたラテックスの重合率は9
9%以上で、粒子径は0.25μmであった。
【0069】 混合物(c): ロンガリット 0.2部 脱イオン水 5.0部 混合物(d): スチレン 10.0部(16.7%) n―ブチルアクリレート 50.0部(83.3%) 1,3−ブチレンジメタクリレート 0.2部 マレイン酸ジアリル 1.0部 クメンハイドロパーオキサイド 0.17部 乳化剤A 1.8部 次に上記反応器内に下記組成割合の混合物(e)を投入
し30分間保持した後、あらかじめ窒素置換しておいた
下記組成割合の混合物(f)を2時間かけて滴下し、さ
らに1時間重合してアクリル系多層構造重合体ラテック
ス(L−1)を得た。得られたラテックス(L−1)の
重合率は99%以上で、粒子径は0.27μmであっ
た。
【0070】 混合物(e): ロンガリット 0.2部 脱イオン水 5.0部 混合物(f) メチルメタクリレート 95.0部(95%) メチルアクリレート 5.0部( 5%) t−ブチルハイドロパーオキサイド 0.15部 n−オクチルメルカプタン 0.25部 ステンレス製容器に凝固剤溶液として1.8%酢酸カル
シウム水溶液を仕込み、混合撹拌下90℃に昇温し、先
に製造したラテックス(L−1)を線速度0.4〜0.
5m/秒でこの容器内に連続的に添加し、その後30分
間保持した。室温まで冷却した後、得られた凝固重合体
を、重合体重量あたり10倍重量の脱イオン水で洗浄し
ながら遠心脱水機で濾別して、含水率が53%である白
色の含水アクリル系多層構造重合体(A−1)を得た。
【0071】次に、含水アクリル系多層構造重合体(A
−1)、およびメタクリル系樹脂であるアクリペット
(登録商標)VH(三菱レイヨン(株)製)を上述の条
件で押出機に供給し、耐衝撃性シート(AS−1:板厚
2mmおよび6.2mm、アクリル系多層構造重合体含
有率40%)を得た。第一脱水部での脱水率は65%で
あった。得られたシートの評価結果を表1に示す。 [参考例1]含水アクリル系多層構造重合体(A−1)
を流動乾燥した後、得られた粉体4000部とメタクリ
ル系樹脂であるアクリペット(登録商標)VH6000
部との混合物を、外形40mmφのスクリュー型押出機
((株)日本製鋼所製、P−40−26AB−V型、L
/D=26)に供給し、シリンダー温度200〜260
℃、ダイス温度250℃で溶融混練してペレット化し、
アクリル系多層構造重合体の含有率が40%である耐衝
撃性樹脂ペレットを得た。次いで、45mm単軸押出機
を用いて250℃でペレットを押出し、耐衝撃性シート
(AS−2:板厚2mmおよび6.2mm)を得た。得
られたシートの物性を表1に示す。
【表1】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、粉体を取り
出すことなく著しく簡略化された一つの工程で耐衝撃性
シートが連続的に得られるため、低いコストで製造がで
き、シート中の異物が少ない。また本発明の製造装置は
耐衝撃性シートの製造に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いた押出機の概略構成図である。
【図2】図1の押出機に用いたスクリュー構成図であ
る。
【符号の説明】
1.バレル 2.原料供給口 3.ホッパー 4.5.脱水用スリット 6.第1脱揮口 7.第2脱揮口 8.アダプター 9.ダイス 10.溶融樹脂の供給口 11.溶融樹脂供給用の押出機 12.樹脂タンク及び添加剤タンク 13.スクリュー 14.長さ調整用スペーサー No.1〜No.12 バレルブロック TR−1、TR−2 樹脂温度測定用熱電対

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バレルとダイスを含む耐衝撃性シート製
    造用の押出機であって、バレルの上流側から下流側に向
    けて順次、含水ゴム状重合体の供給口と、含水ゴム状重
    合体を圧搾する圧搾部と、バレル内の水を排出する脱水
    部と、ゴム状重合体を加熱する加熱部と、溶融した樹脂
    の供給口と、ゴム状重合体と樹脂とを混合する混合部
    と、揮発物を排出する脱揮部とが配置されてなる押出
    機。
  2. 【請求項2】 含水ゴム状重合体である含水アクリル系
    多層構造重合体を押出機に供給して、バレル内で圧搾し
    ながら生じる水をバレル内から排出し、得られた脱水物
    を加熱し、この脱水物とバレル内に溶融状態で供給され
    たメタクリル系樹脂とを混合し、揮発物をバレルから排
    出した混合物を押出機のダイスから押し出してシート状
    に成形する耐衝撃性シートの製造方法。
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