JP2000210526A - 有害化学物質除去剤 - Google Patents

有害化学物質除去剤

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JP2000210526A
JP2000210526A JP11012136A JP1213699A JP2000210526A JP 2000210526 A JP2000210526 A JP 2000210526A JP 11012136 A JP11012136 A JP 11012136A JP 1213699 A JP1213699 A JP 1213699A JP 2000210526 A JP2000210526 A JP 2000210526A
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plant
water
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essential oil
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JP11012136A
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Tetsuo Nishimoto
徹郎 西本
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Cosmo Ace Kk
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Cosmo Ace Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の排煙、排気ガス中に含まれている有害
化学物質物質や内装材に使用されている各種の有害化学
物質を吸着する有害化学物質除去剤を提供する。 【解決手段】 植物を水蒸気蒸留して得た精油と、水蒸
気蒸留の際に得られる水溶性画分と、水とからなる植物
精油含有水溶液を有効成分とする有害化学物質除去剤に
より、NOx、SOx、アンモニア、エチレン、メタンガ
ス、スカトール、およびダイオキシンなどの各種有害物
質を除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の排煙、排気
ガス中に含まれる有害化学物質や内装材に使用されてい
る各種の有害化学物質を吸着する有害化学物質除去剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有害化学物質の発生源が多くなっ
ている。戸外では、固定の発生源であるごみの焼却場、
発電所や工場のボイラーなどがあり、これらからは種々
の化学物質を含む排煙が排出されている。また、移動発
生源である自動車からも、一酸化炭素や炭化水素、窒素
酸化物などの各種の人体に有害な化学物質を含む自動車
排ガスが放出されている。また、屋内においても、壁紙
をはじめとする内装材には、種々の揮発性有機溶媒が使
用されているために、これらの有機溶媒(VOC)が揮
発することが知られている。これらの他にも、ウシやブ
タを飼育している畜舎内などでは種々の化合物を含有す
るガスが発生している。
【0003】こうした排煙中には、硫黄酸化物、窒素酸
化物をはじめとする多くの化合物が含まれており、ま
た、自動車の排ガス中にもこれらの酸化物の他に、炭化
水素類が含まれていることが知られている。硫黄酸化物
および窒素酸化物は酸性雨の原因ともなり、また、窒素
酸化物と非メタン系炭化水素との反応に太陽光による光
化学反応が加わると光化学スモッグが発生する。これら
は、いずれも大気汚染の元凶となるために、各種の触媒
を用いて排煙脱硫、排煙脱硝などを行う技術が開発され
てきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多くの化学物
質を含有する排煙や排ガスの処理に際しては、触媒毒と
して作用する物質も混在するため排煙や排ガスの前処理
が必要であった。また、前処理を行っても、触媒活性を
長期間保つことは難しく、さらに、多くの触媒は貴金属
を含むためにこうした処理に要するコスト面での問題も
あった。
【0005】一方、壁紙をはじめとする内装材からは、
ホルムアルデヒドなどのVOCが発生し、これによって
ハウスシック病等の化学物質アレルギー等の疾患が発生
することが近年明らかになってきた。こうしたVOCに
ついては、換気をよくしてこれらの物質が揮発してしま
うまで待つ以外に特に除去の方策はない。上記のような
有害化学物質を含む排煙、自動車排ガス、VOCなどを
除去するにあたっては、現在、種々の触媒の開発が進め
られているが、いずれも何らかの形で貴金属を使用して
おり、貴金属資源の確保および処理に要するコストをど
のようにして低減させるかという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、上記
のような課題を解決すべく鋭意検討を進めた結果、従来
使用されてきた触媒を使用することなく、ある種の植物
精油を含有する水溶液に上記のような有害ガスを吸着す
る性質があることを見出して、本発明を完成したもので
ある。すなわち、本発明は、植物を水蒸気蒸留して得た
植物精油と、この水蒸気蒸留の際に得られる水溶性画分
と、水とからなる植物精油含有水溶液を有効成分とする
有害化学物質除去剤である。
【0007】ここで、前記植物精油を得るために使用す
る植物は、ヒノキ科の植物、ツバキ科の植物、イチョウ
科の植物、イネ科の植物、およびシソ科植物からなる群
から選ばれる1種以上であることを特徴とする。具体的
には、青森産ヒバ、台湾ヒノキ、茶、イチョウ、モウソ
ウチク、マダケ、クマザサ、チシマザサおよびラベンダ
ーからなる群から選ばれる植物であることを特徴とす
る。また、上記植物精油含有水溶液は、上記精油と上記
水溶性画分と、水とを容積比で0.5〜2:2〜4:4〜
8で含んでなることを特徴とする。さらに、上記有害化
学物質は、固定発生源から排出される排煙、移動発生源
から排出される排ガス、および内装用接着剤中に含まれ
るものであることを特徴とする。
【0008】本発明の有害化学物質除去剤が除去の対象
とする上記の固定発生源から排出される排煙に含まれる
有害化学物質は、NOx、SOx、アンモニア、エチレ
ン、メタンガス、スカトール、およびダイオキシンから
なる群から選ばれるものであり、また、上記の移動発生
源から排出される排ガス中に含まれる有害化学物質は、
二酸化炭素、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物および
イオウ酸化物からなる群から選ばれるものである。さら
にまた、上記の内装用接着剤から生じる有害化学物質
は、ホルムアルデヒドおよび酢酸エチルからなる群から
選ばれるものであることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。本発明において使用する植物精油を得るために使用
する植物は特に限定されないが、ヒノキ科の植物、ツバ
キ科の植物、イチョウ科の植物、イネ科の植物およびシ
ソ科の植物から選ばれる植物を水蒸気蒸留して得られる
ものであることが好ましい。
【0010】こうした植物の具体例としては、ヒノキ科
の植物として青森産ヒバおよび台湾ヒノキを、また、ツ
バキ科の植物として茶を、また、イチョウ科の植物とし
てイチョウをそれぞれ挙げることができる。さらに、イ
ネ科の植物としてモウソウチク、マダケ、クマザサおよ
びチシマザサを、シソ科植物としてラベンダーをそれぞ
れ挙げることができる。これらの植物は、精油としたと
きに後述する所望の有害化学物質を気体中から除去する
のに有用な成分を含有していることによる。
【0011】ヒノキ科植物には、エンピツビャクシン、
セイヨウヒノキ、台湾ヒノキ、ネズミサシ、ヒノキ、ベ
ニヒ、ヒバ、ヒノキアスナロなどが含まれる。青森産ヒ
バ(Thujoposis dolabrata Seib.et Zucc. var. Hondai
Makino)は、青森県を産地とするヒバをいい、材およ
び枝葉を水蒸気蒸留することによってヒバ油が得られ
る。材油には、ロジン酸α−ツヤプリシン、β−ツヤプ
リシン、ヒノキチオール、ツヨプセン(主成分)、セド
ロール、カルバクロールなどのフェノール類が含まれ、
葉油には、ジペンテン、サビネン、ボルネオール、サビ
ノールを中心としたモノテルペノイド(主成分)、酢酸
サビニル、セスキテルペノイドならびにヒバエンなどの
ジテルペノイドが含まれる。
【0012】台湾ヒノキ(Chamaecyparis btusa Endl.)
油は、台湾を主産地とするタイワンヒノキの葉、根を水
蒸気蒸留して得られる精油である。成分としては、α-
ピネン、β-ピネン、カンフェン、p-シメン、γ-テル
ピネン、d-サビネン、テルピネオール、リナロール、ツ
ヨプセン、β-エレメン、α-セドレン、エレモール、ビ
ドロール、セドロール、ヒノキチオール(特有成分)、
α-ツヤプリシン、トロポロイド、ヒノキチン等が含ま
れる。
【0013】ツバキ科植物には、茶、ツバキ、サザンカ
などが含まれる。茶(Thea sinensis L.)油には、約300
種の成分が含まれることが同定により明らかにされてい
る。それらのうち、シス−3−ヘキセノールおよびヘキ
サン酸エステル、トランス−2−ヘキセン酸エステル、
そしてリナロール、ゲラニオール、フェニルエチルアル
コール、シス−ジャスモン、ジャスモン酸メチル、イン
ドールなどが緑茶の成分として重要である。
【0014】イチョウ科植物には、イチョウ(Gingko b
iloba)、Baiera、Stenophyllum、Sphaenobaieraなどが
含まれる。イチョウ油は、東アジアを産地とするイチョ
ウ類イチョウ目に属するイチョウ(Gingko biloba)の
葉を水蒸気蒸留して得られる。
【0015】イネ科植物には、ホウライチク(Bambus
a)、ヤダケ(Pseudosasa)、スズタケ(Sasamorpha)、モウ
ソウチク(Arundinaria)およびマダケ(Phyllostachy
s)、並びにクマザサまたはチシマザサ(Sasa)、アズ
マザサ(Sasaella)、オカメザサ(Shibataea)などが
含まれる。竹油は、主に東アジアおよび日本を主産地と
するホウライチク(Bambusa)、ヤダケ(Pseudosasa)、ス
ズタケ(Sasamorpha)、モウソウチク(Arundinaria)お
よびマダケ(Phyllostachys)の葉の部分を水蒸気蒸留
して得る。ササ油は、クマザサまたはチシマザサ(Sas
a)の葉を水蒸気蒸留して得られる。
【0016】ラベンダー油は、フランス、イタリア、ハ
ンガリー、ロシア南部、イギリス、北アメリカ、オース
トラリアおよび北海道などを主産地とするラベンダー
(Lavandula officinalis Chaix.)の花を水蒸気蒸留し
て得られる。ラベンダー油には、リナロール(10〜20
%)、酢酸リナリル(30〜60%)、ラバンジュロール
(特有成分)、酢酸ラバンジュリル、3−オクタノー
ル、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、シネオール、
シトロネラールなどの多数の成分が含まれる。
【0017】上述した各成分を含む精油は、上述した植
物を水蒸気蒸留して得られる。植物の植物の葉、花、種
子、樹皮、果肉、果皮などに含まれる揮発性有香物質
を、水蒸気蒸留または抽出法などによって得た、油状か
ら半固体状物質までのものを精油という。精油は大別し
てテルペン系化合物、脂肪族鎖状化合物と芳香族化合物
とを含有している。テルペン系化合物は、(C58n
なる分子式をもつ鎖状および環状の炭化水素で、母体の
テルペン系炭化水素と同じ炭素骨格をもつアルコール、
アルデヒド、ケトンその他の誘導体までを含めていう。
テルペン系化合物はイソプレン単位の数によって、ヘミ
テルペン(C58)、モノテルペン(C1016)、セス
キテルペン(C1524)、ジテルペン(C2032)、ト
リテルペン(C3048)、ポリテルペン(C58n
どに分類することができる。
【0018】精油は上記のように揮発性油であり、水蒸
気蒸留法、圧搾法、抽出法によって得られる。種々の植
物の花、葉および茎などを水蒸気蒸留して得られたもの
または果皮などを圧搾して得られたものが一般的に精油
と呼ばれる。抽出法により得られたものは、アブソリュ
ート、オレオレジンおよびレジノイド、ならびにチンキ
に分けられる。アブソリュートは、花、種子および果実
などを油脂に吸収させたポマードとこれらを揮発性溶剤
または液化ガスで臨界抽出したコンクリートとを含む。
オレオレジンおよびレジノイドは樹脂や種子などを溶剤
抽出して得られたものをいい、これらを浸出(エタノー
ル抽出)したものが芳香チンキである。上述の、茶、イ
チョウ、竹、ササなどは、水蒸気蒸留に使用した植物体
重量の約3重量%程度を精油として抽出すると、目的と
する成分を効率よく採ることができる。
【0019】精油に含まれる種々の化学物質(以下、精
油成分という)の大部分は水に不溶であるので、水蒸気
の熱によってにおい成分が変化しない場合には、水蒸気
蒸留法による抽出が広く用いられている。水蒸気蒸留法
を用いると、精油成分の沸点(通常、150〜350℃)より
はるかに低い温度で留出させることができるため、精油
成分の分解や精油の変質が生じるおそれはほとんどない
という利点がある。水蒸気蒸留を行った場合でも、例え
ば、ローズ油やオレンジフラワー油のように水溶性成分
を含むのものでは、水溶性成分は水の画分に移行するの
で、バラ水と呼ばれる画分が得られる。
【0020】精油は、同じ植物であっても抽出に用いる
部位によって得られる精油の組成が異なるので、所望の
精油が得られるように特定の部位を使用する。例えば、
本発明の植物精油含有水溶液を得るために使用する植物
が台湾ヒノキの場合には根部を、茶、イチョウ、クマザ
サ、竹などの場合には葉を、また、ラベンダーの場合に
は花の部分をそれぞれ使用する。これらの植物は、いず
れも水蒸気蒸留を行うと精油中の水溶性成分が移行した
水の画分(以下、水画水という)が得られる。
【0021】以下に、台湾産ヒノキを水蒸気蒸留して、
台湾ヒノキ油および水画水を製造する場合を例に挙げつ
つ説明する。まず、台湾ヒノキの根の部分を、常法に従
って適当な大きさのチップに細断する。根部分の細断に
際してはクラッシャーなどを用い、0.5〜1mm角程度の
大きさとすることが台湾ヒノキ油の抽出効率の上から好
ましい。
【0022】こうして得たチップ約50kgを蒸留装置に入
れ、所定の温度で、チップに含まれる水分を利用して水
蒸気蒸留を行う。具体的には、約100〜120℃の温度で4
〜8時間程度蒸し、チップに含有されている精油成分を
蒸気とともに留出させる。温度および時間は、チップに
した木の含水量や湿度などを勘案して適宜調節する。精
油成分を含む蒸気を水に通して冷却すると、精油画分と
水画水との二層に分離する。約100kgのチップを上記の
ようにして処理すると、0.5kg〜1kgの精油画分と約200
kg〜300kgの水画水とを得ることができる。
【0023】水蒸気蒸留により台湾ヒノキ油を抽出する
と、上述のように香り成分が沸点よりかなり低い温度で
留出されるため、香り成分の熱による変性を抑えること
ができる。この方法で得られた精油には、約60〜70重量
%の台湾ヒノキ油が含有されている。また、上述の水画
水には、台湾ヒノキに含まれる精油成分のうち水溶性の
ものが含まれている。本発明の有害化学物質除去剤にお
いては、水画水も使用する。精油と水画水とを合わせて
使用すると、後述する有害化学物質の除去効果が高くな
るからである。
【0024】本発明の有害化学物質除去剤は、精油と水
画水と水とからなり、これらの3成分の混合比は、0.5
〜2:2〜4:4〜8(容積比)とすることが効率よく
混合できるという点で好ましい。容積比を1:3:6と
すると、上述した有害化学物質の中でも、窒素酸化物、
ダイオキシン、二酸化炭素およびインドール類などの除
去効果が高くなる。
【0025】上記の容積比の範囲内で以下の方法に従っ
て精油と水画水と水とを混合し、本発明の有害化学物質
除去剤を製造する。図中、同じ機能を有する部材には同
じ番号を付して説明を省略した。まず、1容量の水画水
に、水画水の1/3容量の精油と、2容量の水とを加え
て攪拌子とスターラーとを用いて、所定の温度で所定の
時間攪拌し、粗混合液を製造する(図1)。攪拌温度は
通常18〜35℃、より好ましくは室温(24〜28℃)であ
り、攪拌時間は通常2〜5時間、より好ましくは約3時
間である。攪拌の時間は、精油と水画水および水との混
合の程度を観察しながら適宜調節すればよい。このよう
な条件で攪拌混合すると、白濁状態の粗混合液が得られ
る。
【0026】このようにして得られた粗混合液を、図2
に示す装置を用いてさらに所定の時間、所定の温度で混
合する。粗混合液を、通常18〜35℃で、より好ましくは
で、通常1〜5時間、より好ましくは3時間この装置を
用いて混合し、植物精油含有水溶液を得る。こうして得
られた植物精油含有水溶液は、そのままで使用しても良
く、さらに水を加えて適宜希釈して使用してもよい。
【0027】本明細書において本発明の有害化学物質が
除去の対象としている有害化学物質は、各種の固定発生
源から排出される排煙、移動発生源から排出される排気
ガス、住宅用塗料や内装用接着剤などから発生するガ
ス、屎尿や廃水処理施設から発生するガス、その他のガ
スに含まれるヒトまたは動植物に対して害を及ぼすかま
たは不快感を与える化学物質をいう。上記排煙や排気ガ
スの固定発生源としては、ゴミの焼却場、発電所または
工場のボイラーなどを挙げることができ、移動発生源と
しては各種自動車を挙げることができる。また、悪臭の
発生源としては、内装用の塗料や接着剤、屎尿や廃水の
処理施設、家畜の畜舎などを挙げることができる。
【0028】これらの発生源から発生される各種のガス
中に含まれる化学物質の具体例としては、窒素酸化物
(以下、NOxという)、硫黄酸化物(以下、SOxとい
う)、炭素の酸化物または炭化水素;アルデヒド類およ
び各種有機溶媒(VOC);インドール類やアミン類;
クロロジベンゾジオキシン(以下、ダイオキシンとい
う)などを挙げることができる。
【0029】炭素の酸化物としては、一酸化炭素(C
O)および二酸化炭素(CO2)などを挙げることがで
き、炭化水素(HC)としては、メタン、エタンおよび
プロパンなどを挙げることができる。NOxとしては、
一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO2)、三酸化二窒素
(N2 3)、一酸化二窒素(N2O)、四酸化二窒素(N
24)、五酸化二窒素(N25)などを挙げることがで
き、また、SOxとしては、二酸化硫黄(SO2)、亜硫酸
イオン(SO3 2-)硫酸イオン(SO4 2-)などを挙げるこ
とができる。
【0030】アルデヒド類としては、ホルムアルデヒ
ド、クロトンアルデヒド、およびベンズアルデヒドなど
を挙げることができる。各種有機溶媒としては、トルエ
ン、酢酸エチル、シンナーなどが挙げられる。インドー
ル類としては、インドール、スカトールなどを挙げるこ
とができ;アミン類としては、アンモニア、アニリン、
ジメチルアミン、およびトリメチルアミンなどが挙げら
れる。その他の化学物質であるクロロジベンゾジオキシ
ン(以下、ダイオキシンともいう)としては、2,3,7,8-
テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン、2,3,7-トリクロ
ロジベンゾ-p-ジオキシン、1,3-ジクロロジベンゾ-p-ジ
オキシン、2,3-ジクロロジベンゾ-p-ジオキシン、およ
び2,7-ジクロロジベンゾ-p-ジオキシンなどを挙げるこ
とができる。
【0031】これらの有害化学物質のうち、特に、地球
温暖化防止の観点から各国ごとに削減目標が設けられて
いる二酸化炭素、および、酸性雨の元凶となっている窒
素酸化物はできる限り除去することが望ましい。さら
に、光化学スモッグの原因である炭化水素や、催奇形性
や発ガン性があるといわれるダイオキシンなども無害な
物質に変換することが望ましい。本発明の有害化学物質
除去剤は、上述の有害化学物質を除去する性質を有し、
特に、二酸化炭素、窒素酸化物、炭化水素、ホルムアル
デヒドおよびダイオキシンなどの除去能が高い。
【0032】こうした有害化学物質を上述した各種ガス
から除去するためには、本発明の有害化学物質除去剤を
図4に示す気体浄化装置とともに使用すると除去効果が
高い。図中、同様の機能を奏する部材については同一の
符号を付し、説明を省略する。図4に、本発明の有害化
学物質除去剤を好適に使用できる気体浄化装置を概略的
に示す。図4に例示する気体浄化装置40は、板金製もし
くは合成樹脂製の箱型の容器部材41と、容器部材内で吸
入口44から排出口49に向かう気流に対して、容器部材41
中に貯留された上記の有害化学物質除去剤を噴霧してこ
の気流中の有害化学物質を除去する噴霧手段16及び17と
を有し、容器部材41の底部は、後述するように有害化学
物質除去剤が貯留される貯留槽42となっている。
【0033】上記容器部材の上面には、気体を吸入する
吸入口44、および上記有害化学物質除去剤を容器部材41
内の気流に噴霧するノズルとが設けられ、上記容器部材
41の側面には、上記ノズル16および17に貯留槽42に貯留
された有害化学物質除去剤を導く管15および18並びにポ
ンプPが容器の側面を貫通するように設けられている。
管15が設けられた側面と対向する容器部材41の側面に
は、清浄化された気体を排出する排出口49が設けられて
いる。
【0034】この気体浄化装置40においては、上記吸入
口44より容器部材41内に吸入された気体が、図4におい
て仮想線の白抜き矢印で示されるように、容器部材41の
貯留槽42に貯留された有害化学物質除去剤の表面上方で
気流を形成して、右から左へと流れて行き、排出口49か
らファン43によって容器部材の外へと排出されるように
なっている。
【0035】そして、図4に示す装置においては、吸入
口44の真下にノズル17が設けられ、ここから貯留槽に貯
留された有害化学物質除去剤が気流に対して鉛直上向き
に噴霧される。また、容器部材41の上面にノズル16が設
けられ、ここから上記有害化学物質除去剤が気流に対し
て鉛直下向きに噴霧される。噴霧された有害化学物質除
去剤は、霧状のミストとなって吸入口から吸入された気
流および貯留槽の上方を流れる気流と交差するから、こ
こを流れる気体中に含まれる各有害化学物質は、ミスト
の液滴に捕捉されて気流中から除去され、ミストは貯留
槽42中へと落下する。
【0036】なお、特に図示はしないが、上記の気体清
浄化装置には、上記吸入口44にファンが設けられ、ま
た、上記吸入口44や排出口49には、必要に応じて空気の
吸込み方向、吹出し方向を定めるダクトの類が取り付け
られる。さらに、上記容器部材41には、上記有害化学物
質除去剤やノズル16の点検用等の開閉部が設けられる。
場合によっては、紫外線ランプなどを取り付けてもよ
い。図4に示す気体浄化装置40においては、吸入口44よ
り容器部材41内に吸入された空気は、排出口49へ向かう
気流を形成し、貯留されている有害化学物質除去剤と接
触しつつ、ノズル17と16とから噴霧された有害化学物質
除去剤と接触するので、有害化学物質が除去されながら
流れることになる。
【0037】気流中に上述のような有害化学物質が存在
する場合には、これらは貯留されている有害化学物質除
去剤及び噴霧された有害化学物質除去剤の液滴と接触し
て吸収され、これらを吸収した液滴は落下して貯留され
ている有害化学物質除去剤中に取り込まれる。
【0038】図5には、気体浄化装置の別の実施態様を
示す。図5に示す気体浄化装置は、もう1つのノズル17
は排出口19の真下に設けられている点を除いて、図4に
示す気体浄化装置と同様の構成をとっている。したがっ
て、図5に示す気体浄化装置では吸入口54から吸入され
た気体が貯留槽52に貯留された有害化学物質除去剤と接
触し、ついでノズル16から噴出されるミスト状の有害化
学物質除去剤と接触する。これによって気流中の有害化
学物質を吸着した有害化学物質除去剤の液滴は貯留槽52
中へと落下する。排出口49の真下に設けられているノズ
ル17から噴出される有害化学物質除去剤のミストは気流
中に残っている有害化学物質と接触して気流中からこれ
らを除去し、貯留槽52中へと落下する。
【0039】以上のように、本発明の有害化学物質除去
剤を気体浄化装置とともに使用すると、気体浄化装置中
を通過する気体中に存在する有害化学物質が多種類にわ
たって除去される。また、一部の有害化学物質除去剤
は、気流に乗ってきたい浄化装置の外へと排出される
が、本発明の有害化学物質除去剤は植物由来の精油と水
とを本質的に含まないので、ヒトおよび動物のいずれに
対しても安全性が高い。
【0040】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明は何らこれらに限定されるもので
はない。 (実施例1) (1)台湾ヒノキ油含有水溶液の製造 台湾ヒノキのチップ(0.5×1×1mm角)100kgを、120
℃で5〜6時間水蒸気蒸留し、約1kgの台湾ヒノキ油と
250kgの水画水とを得た。
【0041】(2)台湾ヒノキ油含有水溶液の製造 図1に示す装置10の混合槽22に、上記(1)で得た台湾
ヒノキ油と水画水とを容積比で1:3の割合で入れ、台
湾ヒノキ油の6容量の水をさらに加えた。ついで混合槽
内の液体を図2に示す攪拌機24およびSを用いて、室温
(26℃)にて、約60分間、上記の攪拌を続けながら、ポ
ンプPで吸い上げ、ノズル16から吹き出した。この操作
によって粗混合液を製造した。
【0042】次に、この工程の終了後、コンプレッサー
を用いて約10気圧で、3本のノズル34'、36'、および3
8'からそれぞれ上記の粗混合液を噴射させて霧状にし
た。これら3本のノズルは、噴射された混合液が互いに
衝突するように配置した。図3に、これら3本のノズル
の位置関係およびこれらのノズルから吐出される混合液
の衝突具合を示す。混合液はノズル34'から容器32の底
面に対して鉛直に吐出され、ノズル36'から吐出される
混合液の中心部での方向と38'のそれとは、それぞれ、
ノズル34'から吐出される混合液の中心での方向に対し
て35°と45°となるように設定した。
【0043】互いに衝突した霧状の液体はより大きな液
滴を形成して混合槽32の中に溜まり、約25〜30重量%の
台湾ヒノキ油を含む台湾ヒノキ油含有水溶液が得られ
た。この溶液は安定で、台湾ヒノキ油と水画水とが分離
することはない。以上のようにして得られた混合液を約
24時間、約20℃で空気との接触をできる限り防ぐように
容器一杯に入れて静置した。この後、水画水またはミネ
ラルを含んだ水で25〜30倍に希釈して使用した。台湾ヒ
ノキ油を含有する有害化学物質除去剤のpHをガラス電極
法で測定したところ、6.7であった。
【0044】(実施例2)ラベンダー油含有水溶液の製
造 ラベンダーの花約3kgを水蒸気蒸留してラベンダー油約
300gを得た。こうして得られたラベンダー油を使用する
以外は実施例1と同様にして、ラベンダー油含有水溶液
を得た。ラベンダー油含有有害化学物質除去剤のpHをガ
ラス電極法で測定したところ6.7であった。
【0045】(実施例3)茶油含有水溶液の製造 茶の葉約1kgを水蒸気蒸留して茶油約30gを得た。こう
して得られた茶油を使用する以外は実施例1と同様にし
て、茶油含有水溶液を得た。茶油含有水溶液のpHをガラ
ス電極法で測定したところ約7であった。
【0046】(実施例4)イチョウ油含有水溶液の製造 イチョウの葉約1kgを水蒸気蒸留してイチョウ油約30g
を得た。こうして得られたイチョウ油を使用する以外は
実施例1と同様にして、イチョウ油含有水溶液を得た。
イチョウ油含有有害化学物質除去剤のpHをガラス電極法
で測定したところ約7であった。
【0047】(実施例5)竹油含有水溶液の製造 竹の葉約1kgを水蒸気蒸留して竹油約30gを得た。こう
して得られた竹油を使用する以外は実施例1と同様にし
て、茶油含有水溶液を得た。竹油含有水溶液のpHをガラ
ス電極法で測定したところ約7であった。
【0048】(実施例6)屋内空気中の有害化学物質の
除去 実施例1で製造した台湾ヒノキ油を含む有害化学物質除
去剤8Lを、図4に示す装置に入れた。調製時の希釈液
の性状は、無色透明であった。新築マンションの室内
(床面積33m2)にて2週間(1998年07月03日〜17日)運
転したところ、液量は2Lまで減少した。また、運転開
始2週間後の希釈液は淡黄色半透明に変化した(図
6)。この液を少量とって ガスクロマトグラフィー
で分析したところ、0.5ppmのホルムアルデヒドが検出さ
れた。検出されたホルムアルデヒドは、このマンション
の内装材から発生したものと思われる。
【0049】(実施例7)二酸化炭素の除去 蓋つきのアクリル板製の箱(内容積1m3)の中にファ
ンヒーター(発熱量1kw、三洋電気(株)製)を入れて
30分稼動させ、箱内の二酸化炭素濃度を北川式二酸化炭
素検知管で測定した。ファンヒーター稼動30分後の二酸
化炭素の箱内濃度は、2000ppmであった。
【0050】ファンヒーターを停止して蓋をし、本発明
の有害物質除去剤を入れた図4に示す気体清浄化装置の
吸入口および排出口に長さ約80cm、直径約10cmのパイプ
を取り付けて、これらのパイプの末端を箱の中に入れ、
上記の気体清浄化装置を稼動させて、箱内の二酸化炭素
濃度の変化を、15分ごとにサンプリングして調べた。フ
ァンヒーターを停止しただけの箱を対照とした。結果を
図7および8に示す。対照の箱内の二酸化炭素濃度はま
ったく変化が認められなかった(図8)のに対し、本発
明の有害物質除去剤を使用した箱内では、二酸化炭素濃
度は急速に低下し、30分後に約半分の1000ppmとなり、6
0分後には約500ppmまで低下した(図7)。
【0051】(実施例8)排気ガス中の有害化学物質の
除去 自動車(ソアラ2000CC(トヨタ製))のマフラーにホー
スをつないだ。ついで、有害化学物質除去装置の吸入口
をすっぽり覆う大きさのビニール袋をかぶせ、吸入口の
外側でビニール袋の片側をガムテープで留めて固定し
た。このホースの先をビニール袋の他の側の中に入れ、
マフラーから排出される排記ガスが漏れることなく有害
化学物質除去装置内に送られるよう、ホースにガムテー
プで留めて固定した。
【0052】このようにセットして、図4および図5に
示す有害化学物質除去装置40および50を用いて、排気ガ
ス中の二酸化炭素濃度がどの程度減少するかを調べた。
図4および図5に示す有害化学物質除去装置の各排出口
49から排出された排気ガス中の二酸化炭素濃度を、二酸
化炭素検知管で測定した。ノズルの位置に若干の変更を
加えつつ、10回の測定を行った。結果を表1に示す。
【0053】 表 1 試験回数 二酸化炭素濃度 二酸化炭素除去率 (ppm) (%) 処理前*1 2,000 100 1 900 55 2 1,000 50 3 700*2 75 4 1,000 50 5 900 55 6 800*3 60 7 600*2 70 8 800*3 60 9 700*2 75 10 900 55 平均 830±134 61±9.56
【0054】*1処理前:マフラーから排出された排気ガ
ス中の二酸化炭素濃度を直接検知管で測定した。測定値
は上限の2,000ppmを越えていたため、2,000ppmと表示し
た。 *2:ノズルの位置は、図4のとおりである。 *3:ノズルの位置は、図5のとおりである。
【0055】本発明の台湾ヒノキ油含有水溶液を用いる
と、ノズルの位置によって若干の差はあるが、平均して
58.5%の二酸化炭素が除去されることが明らかになっ
た。また、有害化学物質除去装置中の台湾ヒノキ油含有
水溶液の表面には、炭素粒子が膜状に浮いているのが観
察された。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、空気中に存在する各種
の有害化学物質を除去する性質を有する植物精油含有水
溶液を有効成分とする有害化学物質除去剤が提供され
る。本発明の有害化学物質除去剤を使用することによ
り、排気ガス中に存在するNOx、SOx、炭化水素や内
装用接着剤から発生する有機溶媒などの有害化学物質を
効率よく除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】精油の混合装置を示す図である。
【図2】精油と水画水と水とを混合する装置を示す図で
ある。
【図3】精油と水画水と水とを混合する装置の一部を示
す図である。
【図4】本発明の有害化学物質除去剤とともに使用する
気体浄化装置の一態様を示す図である。
【図5】本発明の有害化学物質除去剤とともに使用する
気体浄化装置の他の態様を示す図である。
【図6】気体浄化装置の運転前後の有害化学物質除去剤
の性状の変化を示す図である。
【図7】箱内の二酸化炭素濃度の変化を示す図である。
【図8】箱内の二酸化炭素濃度の変化を示す図である。
【符号の説明】
10、20 液体混合装置 11、19 気体供給装置 13 攪拌棒 14 保持部材 12、22 容器部材 15、18 配管 16、17 ノズル M 混合液 P ポンプ 24 攪拌装置 S 攪拌子の柄 34、36、38 配管 34'、36'、38' ノズル 32、42、52 貯留槽 43 ファン 44 吸入口 49 排出口 16、17 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A62D 3/00 Fターム(参考) 2E191 BA01 BA11 BA12 BC05 BD11 4D002 AA02 AA08 AA09 AA12 AA13 AA14 AA21 AA32 AA33 AB01 AB02 AB03 BA02 CA01 DA70 GA01 4D020 AA03 AA05 AA06 AA07 AA08 AA09 BA30 BB03 CB25 DA03 DB07 4H059 AA04 BC12 BC23 CA18 CA51 DA22 EA40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物を水蒸気蒸留して得た精油と、水蒸
    気蒸留の際に得られる水溶性画分と、水とからなる植物
    精油含有水溶液を有効成分とする有害化学物質除去剤。
  2. 【請求項2】 前記植物が、ヒノキ科の植物、ツバキ科
    の植物、イチョウ科の植物、イネ科の植物、およびシソ
    科植物からなる群から選ばれる1種以上であることを特
    徴とする請求項1に記載の有害化学物質除去剤。
  3. 【請求項3】 前記植物が、青森産ヒバ、台湾ヒノキ、
    茶、イチョウ、モウソウチク、マダケ、クマザサ、チシ
    マザサおよびラベンダーからなる群から選ばれることを
    特徴とする請求項2に記載の有害化学物質除去剤。
  4. 【請求項4】 前記精油と前記水溶性画分と、水とを容
    積比で0.5〜2:2〜4:4〜8で含んでなることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の植物精油含有
    水溶液を有効成分とする有害化学物質除去剤。
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