JP2000210211A - 穀類の貯蔵容器及び該貯蔵容器を備えた冷蔵庫 - Google Patents

穀類の貯蔵容器及び該貯蔵容器を備えた冷蔵庫

Info

Publication number
JP2000210211A
JP2000210211A JP1784599A JP1784599A JP2000210211A JP 2000210211 A JP2000210211 A JP 2000210211A JP 1784599 A JP1784599 A JP 1784599A JP 1784599 A JP1784599 A JP 1784599A JP 2000210211 A JP2000210211 A JP 2000210211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage container
rice
humidity
control member
humidity conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1784599A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Amano
真輔 天野
Hiroshi Yoshikawa
浩史 吉川
Kayo Takashima
佳世 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP1784599A priority Critical patent/JP2000210211A/ja
Publication of JP2000210211A publication Critical patent/JP2000210211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 米の保存に適した湿度に保つことができ、細
菌やカビ及び害虫の発生を抑えることができる米の貯蔵
容器を提供する。 【解決手段】 米の貯蔵容器1は、蓋体2によって略密
閉状態が確保されるものとなっており、蓋体2の容器内
面側には調湿部材3が設置されている。調湿部材3は、
平均細孔径が50乃至90オングストロームの多孔質材
料を、不織布で挟み込んでシート状に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀類の貯蔵容器及
び該貯蔵容器を備えた冷蔵庫に関し、より詳細には、容
器内が穀類、例えば、米の保存に適した湿度に保たれる
貯蔵容器及び該貯蔵容器を備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭において使用される米の貯
蔵容器(米櫃)には、温度あるいは湿度のいずれをも調
整する機能も付与されていなかった。米櫃は通常、台所
等の比較的高温多湿となり易い場所に設置されるもので
あるため、米櫃内にはカビが発生したり、あるいは害虫
が発生したりし易く、これが原因となって米の品質低下
を招くことになり、特に、米の長期保存には不向きなも
のであった。
【0003】このような問題を解決するために、冷蔵庫
の一部に米櫃を設けて米を冷蔵保存できるようにし、米
の品質低下を防ぐ提案が、特開平9−294682号公
報に開示されている。
【0004】また、特開昭62−117514号公報に
おいては、米櫃内の温度と湿度をそれぞれ温度センサと
湿度センサにて検知し、これら両センサの検知出力に応
じて冷却、加湿、加熱及び送風の各手段を作動させる構
成とし、米櫃内の温度と湿度を米の保存に適した状態に
保持することにより、米櫃内のカビ及び害虫の発生を防
ぐ提案がなされている。
【0005】しかしながら、特開平9−294682号
公報においては、米を低温にて保存できるものの、米櫃
を冷蔵庫から出し入れしたときに、米櫃内に流入した外
気が室温から低温まで冷却されることによって、米櫃内
に結露が発生し、米の品質低下を招くという問題があっ
た。
【0006】また、特開昭62−117514号公報に
おいては、米櫃内の温度と湿度を米の保存に適した状態
に保持することができるものの、湿度センサや加湿手段
等を備えるため構成が大掛かりとなり、コストも掛かる
ので、一般家庭用には受け入れられ難い側面があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き課題を解決するためになされたもので、台所や夏場と
いった多湿となり易い環境でも、容器内が多湿状態にな
ることを防ぎ、カビや害虫の発生を防止できる米の貯蔵
容器を提供することを目的とする。また、簡易な構成で
容器内を米の保存に適した温度・湿度に保つことのでき
る米の貯蔵容器を備えた冷蔵庫を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、吸放
湿特性を有する調湿部材を容器内に設置したことを特徴
とし、もって、非常に簡易な構成で米の保存に適した湿
度に保つことができ、台所や夏場といった多湿状態にな
り易い環境に設置された場合でも、調湿部材が速やかに
吸湿して貯蔵容器内が過湿状態になるのを防止したもの
である。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記調湿部材は、平均細孔径が50乃至90オング
ストロームである多孔質材料を主な構成材料とすること
を特徴とし、もって、貯蔵容器内を、米の保存に適する
70乃至80%RHの湿度領域に保つことができるよう
にしたものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記調湿部材が、シート状であることを特徴
とし、もって、調湿部材を、シート状に構成することに
よって、貯蔵容器内の有効容積を減らすことなく、貯蔵
容器内を調湿できるようにしたものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの発明において、前記調湿部材に、抗菌・防カビ材
が担持されていることを特徴とし、もって、調湿部材に
抗菌・防カビ材を担持させておくことにより、細菌やカ
ビの温床となることを防止するようにしたものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの発明において、前記調湿部材に、天然抗菌・防カ
ビ材又は該天然抗菌・防カビ材の包接化合物が担持され
ていることを特徴とし、もって、調湿部材に昇華性、揮
発性の天然抗菌・防カビ材、又はその包接化合物を担持
しておくことにより、貯蔵容器内の細菌やカビの繁殖を
抑えるようにしたものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかの発明において、前記調湿部材に、防虫剤又は該防
虫剤の包接化合物が担持されていることを特徴とし、も
って、調湿部材に防虫剤、又はその包接化合物を担持し
ておくことにより、貯蔵容器内の害虫の発生を抑えるよ
うにしたものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかの発明における穀類の貯蔵容器を有し、該貯蔵容器
が、冷蔵庫の一室として設置され、該冷蔵庫に挿抜自在
に設けられていることを特徴とし、もって、非常に簡易
な構成で、穀類(米)の保存に適した温度・湿度に保っ
て米を冷蔵庫内に貯蔵するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。なお、以下の実施例は本発明を具体化
した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格
のものではない。
【0016】(実施例1)図1(A)は、本発明の第1
の実施例における米の貯蔵容器を示す斜視図であり、図
1(B)は、図1(A)のB−B線の断面図である。図
1において、米の貯蔵容器1は、蓋体2によって略密閉
状態が確保されるものとなっており、蓋体2の内壁面上
には調湿部材3が設置されている。なお、調湿部材3の
設置位置は蓋体2に限定されるものではなく、米の貯蔵
容器1の内壁面上であってもよい。
【0017】図2は、図1における調湿部材3の具体的
な構造を示す断面図であり、調湿部材3は、多孔質材料
3Aをアクリル樹脂製(図示せず)の結合剤と共に、ポ
リエステルの不織布3Bで挟み込んでシート状に構成し
たものである。
【0018】細孔径が20乃至200オングストローム
のいわゆるメソポアを有する多孔質材料は、細孔径を均
一に制御することによって、その細孔径で決まるある相
対湿度で等温吸湿曲線(吸湿量 対 相対湿度の曲線)
が急峻に立ち上がるようになる。この細孔径と相対湿度
の関係は、毛細管凝集理論で示される。この相対湿度に
対する吸湿量の大きな変化を利用して、自律的な調湿を
行うことができる。
【0019】調湿部材3を構成する調湿材料としては、
好ましくは、平均細孔径が50乃至90オングストロー
ムのものが使用され、例えば、平均細孔径が約60オン
グストロームのシリカゲルを用いると、貯蔵容器1内を
米の保存に適する70乃至80%RHの湿度領域に保つ
ことができる。
【0020】表1に調湿部材3の仕様を具体的に示す。
多孔質材料3Aは、平均細孔径60オングストロームの
多孔質シリカからなり、相対湿度60%以上で吸水量が
急激に増加する吸湿特性を有する。具体的には、表2に
示すように、5℃、無風状態で、24時間吸湿させたと
き、相対湿度80%雰囲気下で自重の55%、相対湿度
67%雰囲気下で自重の25%に相当する水分を吸着
し、相対湿度80%と67%の間で自重の30%に相当
する水分を吸放出することができ、毛細管凝集理論から
予想される通り、相対湿度60%以上で吸着水分量が急
激に増加するという特性を有する。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】また、多孔質シリカを用いて構成したシー
ト状の調湿部材3においても、表2に示すように、5
℃、無風状態で、24時間吸湿させたとき、相対湿度8
0%雰囲気下で自重の39%、相対湿度67%雰囲気下
で自重の19%に相当する水分を吸着し、相対湿度80
%と67%の間で自重の20%に相当する水分を吸放出
することができる。
【0024】なお、多孔質材料として、本実施例では多
孔質シリカを用いたが、それ以外でも、ゼオライト、珪
藻土、アロフェン、アルミナシリカ、リン酸ジルコニウ
ム等の多孔質材料であれば、平均細孔径を60オングス
トロームとすることで、同様の効果を得ることができ
る。
【0025】上述のごとき吸放湿特性を有する調湿部材
3が設置された米の貯蔵容器1は、台所や夏場といった
多湿状態になり易い環境でも、調湿部材3が速やかに吸
湿して貯蔵容器内が過湿状態になるのを防止する。
【0026】また、本実施例による調湿部材3は、厚さ
を約0.7mmと薄くしたので、貯蔵容器1の有効容積
を減らすことなく、貯蔵容器1の蓋体2や貯蔵容器1の
内面に密接させて設置が可能である。
【0027】調湿部材3は、高湿度時には、水分を多く
含み、細菌やカビの温床となり易い環境にある。そのた
め、次に述べるいずれかの方法によって抗菌・防カビ材
を担持させることにより、良好な抗菌・防カビ性が得ら
れ、細菌やカビが繁殖して不衛生になることを防止でき
る。
【0028】抗菌・防カビ材の担持方法としては、抗菌
・防カビ材を不織布3Bに含浸させる、又はその表面に
印刷等の手段を用いて担持させるといった方法や、多孔
質材料3Aを含む層に練り込むといった方法が挙げられ
る。
【0029】抗菌・防カビ材としては、安全性及び効果
の持続性の観点から無機系抗菌・防カビ材が好ましく、
特に、銀糸のものが好ましい。また、有機系抗菌・防カ
ビ材では、TBZ(チアベンダゾール)が好ましい。し
かし、抗菌・防カビ材の種類はこれらのものに限定され
るものではない。
【0030】なお、本実施例においては、多孔質材料3
Aを挟み込むのに用いる材料としてポリエステルから成
る不織布3Bを用いたが、他の材料から成る不織布を用
いてもよいし、また、特に不織布である必要はなく、要
は、透湿性を有する材料であればよく、例えば、織布や
高分子のフィルム等を用いてもよい。また、調湿部材3
の保護・強度向上のために、調湿部材3の表面や周縁部
をプラスチック製の部材で覆ったりしてもよい。
【0031】(実施例2)本発明の第2の実施例におけ
る米の貯蔵容器は、調湿部材3に揮発性の天然抗菌・防
カビ材、又はその包接化合物が担持されている以外は実
施例1と同様の構成である。
【0032】揮発性の天然抗菌・防カビ材としては、ワ
サビ抽出物であるアリルイソチオシアネートが効果の点
から好ましいが、これに限定されるものではなく、リモ
ネンやヒノキチオール等を用いてもよい。また、幾つか
の天然抗菌・防カビ材を組み合わせてもよいことはもち
ろんである。このような揮発性の天然抗菌・防カビ材を
調湿部材3に担持しておくことにより、天然抗菌・防カ
ビ材が少しずつ貯蔵容器1内に徐放され、貯蔵容器1内
に細菌やカビが発生するのを抑えることができる。
【0033】また、上述のごとき天然抗菌・防カビ材の
包接化合物を調湿部材3に担持することで、天然抗菌・
防カビ材の徐放速度を調節して、抗菌・防カビ効果の持
続性を長くすることも可能である。包接に用いる化合物
としては、サイクロデキストリン(α型、β型、γ型)
や無機化合物の中空多孔質体微粒子等が挙げられる。
【0034】天然抗菌・防カビ材、又はその包接化合物
の担持方法としては、多孔質材料3Aを含む層に練り込
めばよいが、これに限定されるものではなく、例えば、
多孔質材料3Aを含む層とは別に天然抗菌・防カビ材
(又はその包接化合物)を含む層を設け、不織布/多孔
質材料を含む層/不織布/天然抗菌・防カビ材(又はそ
の包接化合物)を含む層/不織布のような順に積層して
もよい。
【0035】(実施例3)本発明の第3の実施例におけ
る米の貯蔵容器は、調湿部材3に防虫剤、又はその包接
化合物が担持されている以外は実施例1と同様の構成で
ある。
【0036】防虫剤の例としては、トウガラシ抽出成分
であるカプサイシン類や、ニンニク抽出物であるジアリ
ルジサルファイドなどが挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。このように、防虫剤、又はその包接
化合物を調湿部材3に担持しておくことにより、防虫剤
が少しずつ貯蔵容器1内に徐放され、貯蔵容器1内に害
虫が発生するのを抑えることができる。
【0037】防虫剤、又はその包接化合物の担持方法と
しては、多孔質材料3Aを含む層に練り込めばよいが、
これに限定されるものではなく、実施例2と同様、例え
ば、多孔質材料3Aを含む層とは別に防虫剤(又はその
包接化合物)を含む層を設けてもよい。
【0038】実施例1乃至3における米の貯蔵容器1を
冷蔵庫内に設置することによって、簡易な構成で米の保
存に適した低温貯蔵が可能である。貯蔵容器1を室温状
態から冷蔵庫内に移したとき、貯蔵容器1内の空気は冷
却されて相対湿度が高くなるが、調湿部材3によって速
やかに吸湿して貯蔵容器1内が過湿状態になるのを防止
することができる。
【0039】(実施例4)図3(A)は、本発明の第4
の実施例における米の貯蔵容器を備えた冷蔵庫を示す
図、図3(B)は、図3(A)の米の貯蔵容器を示す斜
視図であり、米の貯蔵容器4は、冷蔵庫の一室として設
けられ、冷蔵庫に挿抜自在に設けられている点以外は、
第1(又は第2、第3)の実施例における米の貯蔵容器
1とほぼ同様の構成である。ここで、貯蔵容器4を冷蔵
庫から引き出したとき、貯蔵容器4の蓋体5は、貯蔵容
器4と共に引き出されないように庫内に固定されて残
り、再び貯蔵容器4を庫内に収納したときには容器の開
放面を略密閉するような構成をとってもよい。
【0040】貯蔵容器4を冷蔵庫から引き出し、再び冷
蔵庫内に戻したとき、貯蔵容器4内の空気は室温から低
温まで冷却されて、相対湿度が高くなるが、調湿部材3
が速やかに吸湿して容器内が過湿状態になるのを防止す
る。
【0041】そして、冷気循環によって貯蔵容器4内の
湿度が下がり始めると、調湿部材3が、そのときの相対
湿度に応じた水分を徐々に放出して極端な湿度低下を防
止し、貯蔵容器4内を米の保存に適した70乃至80%
RHの湿度領域に保つことができる。
【0042】冷蔵庫に野菜専用の野菜室が設けられてい
るが、これと同様に、冷蔵庫の一室に米専用の米貯蔵室
として貯蔵容器4を設け、挿抜自在に引き出し可能な構
造とすることにより、非常に簡易な構成で米の保存に適
した温度・湿度に保つことができる。
【0043】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、調湿部材を米の貯蔵容器内に設置することにより、
非常に簡易な構成で米の保存に適した温度・湿度に保つ
ことができ、台所や夏場といった多湿になり易い環境で
も、貯蔵容器内が多湿状態になることを防止できる。更
には、カビや害虫の発生を抑えるようにすることもでき
る。
【0044】請求項1に対応する効果:吸放湿特性を有
する調湿部材が設置された米の貯蔵容器は、非常に簡易
な構成で米の保存に適した湿度に保つことができ、台所
や夏場といった多湿状態になり易い環境に設置された場
合でも、調湿部材が速やかに吸湿して貯蔵容器内が過湿
状態になるのを防止する。
【0045】請求項2に対応する効果:請求項1に対応
する効果に加えて、貯蔵容器内を、米の保存に適する7
0乃至80%RHの湿度領域に保つことができる。
【0046】請求項3に対応する効果:請求項1又は2
に対応する効果に加えて、調湿部材をシート状に構成す
ることによって、貯蔵容器内の有効容積を減らすことな
く、貯蔵容器内を調湿することができる。
【0047】請求項4に対応する効果:請求項1乃至3
に対応する効果に加えて、抗菌・防カビ材を担持するこ
とにより、良好な抗菌・防カビ性が得られ、細菌やカビ
が繁殖して不衛生になることを防止できる。
【0048】請求項5に対応する効果:請求項1乃至3
に対応する効果に加えて、揮発性の天然抗菌・防カビ材
を調湿部材に担持しておくことにより、天然抗菌・防カ
ビ材が少しずつ貯蔵容器内に徐放され、貯蔵容器内に細
菌やカビが発生するのを抑えることができる。
【0049】請求項6に対応する効果:請求項1乃至5
に対応する効果に加えて、防虫剤、又はその包接化合物
を調湿部材に担持しておくことにより、防虫剤が少しず
つ貯蔵容器内に徐放され、貯蔵容器内に害虫が発生する
のを抑えることができる。
【0050】請求項7に対応する効果:請求項1乃至6
に対応する効果に加えて、米の貯蔵容器が、冷蔵庫の一
室として設けられ、冷蔵庫に挿抜自在に設けることによ
り、非常に簡易な構成で米の保存に適した温度・湿度に
保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における米の貯蔵容器を示す
図であり、図1(A)は実施例1における米の貯蔵容器
を示す斜視図、図1(B)は図1(A)のB−B線の断
面図である。
【図2】図1における調湿部材の断面図である。
【図3】本発明の実施例4における米の貯蔵容器を説明
するための図であり、図3(A)は実施例4における米
の貯蔵容器を備えた冷蔵庫を示す図、図3(B)は図3
(A)の米の貯蔵容器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,4…米の貯蔵容器、2,5…蓋体、3…調湿部材、
3A…多孔質材料、3B…不織布。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高島 佳世 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA04 BA01 BA09 CA07 DA02 KA12 4B066 DD04 DD32 DD33 DD90 4B069 HA18 KA01 KA10 KB07 KC07 KC21 KD03 KD04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸放湿特性を有する調湿部材を容器内に
    設置したことを特徴とする穀類の貯蔵容器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の穀類の貯蔵容器におい
    て、前記調湿部材は、平均細孔径が50乃至90オング
    ストロームである多孔質材料を主な構成材料とすること
    を特徴とする穀類の貯蔵容器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の穀類の貯蔵容器
    において、前記調湿部材は、シート状であることを特徴
    とする穀類の貯蔵容器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の穀類
    の貯蔵容器において、前記調湿部材に、抗菌・防カビ材
    が担持されていることを特徴とする穀類の貯蔵容器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の穀類
    の貯蔵容器において、前記調湿部材に、天然抗菌・防カ
    ビ材又は該天然抗菌・防カビ材の包接化合物が担持され
    ていることを特徴とする穀類の貯蔵容器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の穀類
    の貯蔵容器において、前記調湿部材に、防虫剤又は該防
    虫剤の包接化合物が担持されていることを特徴とする穀
    類の貯蔵容器。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の穀類
    の貯蔵容器を有し、該貯蔵容器が、冷蔵庫の一室として
    設置され、該冷蔵庫に挿抜自在に設けられていることを
    特徴とする冷蔵庫。
JP1784599A 1999-01-27 1999-01-27 穀類の貯蔵容器及び該貯蔵容器を備えた冷蔵庫 Pending JP2000210211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1784599A JP2000210211A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 穀類の貯蔵容器及び該貯蔵容器を備えた冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1784599A JP2000210211A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 穀類の貯蔵容器及び該貯蔵容器を備えた冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000210211A true JP2000210211A (ja) 2000-08-02

Family

ID=11955019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1784599A Pending JP2000210211A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 穀類の貯蔵容器及び該貯蔵容器を備えた冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000210211A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009072515A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 食料保管庫
JP2013029230A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009072515A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 食料保管庫
JP2013029230A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5454471A (en) Insulative food container employing breathable polymer laminate
US8771770B1 (en) Long life dough package
JP2000210211A (ja) 穀類の貯蔵容器及び該貯蔵容器を備えた冷蔵庫
JP2732447B2 (ja) 冷蔵庫
US20040224144A1 (en) Humidity control with solid support
JP2660196B2 (ja) 米の品質保存剤
JPH09324979A (ja) 保存庫
JPH05302781A (ja) 冷蔵庫野菜室
JP2001091144A (ja) 冷蔵庫
JP2022033793A (ja) 青果物用調湿材、青果物収納用容器及び青果物の保存方法
WO2020000544A1 (zh) 环境湿度调节物品
JP2000039251A (ja) 冷蔵庫
JP3743361B2 (ja) 揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機
JP3582636B2 (ja) 冷蔵庫
JP2000203649A (ja) 皮革製品及び毛皮製品の保存容器並びに皮革製品及び毛皮製品の保存方法
JP4556390B2 (ja) 揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機
JP2004215942A (ja) 揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機
CN108999020A (zh) 环境湿度调节物品
JP2001029730A (ja) 防ダニ除湿シート
CN220363740U (zh) 一种防冷凝水的琼脂培养基平板包装体
JP2000346537A (ja) 冷蔵ショーケース
JPH0740542U (ja) 緩衝性鮮度保持シート
JPS59222211A (ja) 除湿装置
JP3081897U (ja) 食品保存庫
JP2571626Y2 (ja) 脱臭吸湿器兼用簀子