JP2000209967A - 人工皮革を使用した植木鉢等への給水装置。 - Google Patents

人工皮革を使用した植木鉢等への給水装置。

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JP2000209967A
JP2000209967A JP5310199A JP5310199A JP2000209967A JP 2000209967 A JP2000209967 A JP 2000209967A JP 5310199 A JP5310199 A JP 5310199A JP 5310199 A JP5310199 A JP 5310199A JP 2000209967 A JP2000209967 A JP 2000209967A
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water supply
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Masami Nakagawa
正已 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の植木鉢等の水管理を安価で簡単な給水
装置で、水かけができれば、旅行等で数日〜10日間程
度家を留守にする時に、安心して外出できる。 【解決手段】(1)、給水芯として、吸水性ポリエステ
ルを主成分とした超微細繊維の不織布の人工皮革をテー
プ状に裁断したものを使用する。この給水芯は、水位の
変動に対して、非常に減水が少なく安定した給水ができ
る。 (2)、給水容器として、2l入りのペットボトル等を
高さ20cm程度に切断したものを使用する。 (3)、給水方法として、深部給水法、または、表面給
水法によつて給水する。以上のような方法を総合的に利
用して、毎日の給水量の減少を極力少くする。きわめて
簡単で安価な給水装置である。 以上のような特徴をもつた、人工皮革を使用した植木鉢
等への給水装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、植木鉢等に給水
をする装置に関するもの。
【0002】
【従来の技術】単一容器で給水芯を使用して給水をする
ものに、次のものがある。 、ペットボトル(実公平8−11492)や、バケツ
等の容器に水を入れ、給水芯を利用して点滴給水する。 、植木鉢の側面に給水容器を設置し、給水芯を利用し
て表面給水する。 、特願平10−153539がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多数の植木鉢等への水
管理を安価で簡単な給水装置で、水かけができれば、旅
行等で数日〜10日間程度家を留守にする時には、安心
して外出することができる。
【0004】家庭用の植木等では、多数の種類や植物の
大小等いろいろで、従来の、の給水芯を使用した単
一容器での給水方法では、水位の変動が大きく給水量が
毎日20〜50%も減少して、給水できる日数は、4〜
5日程度である。の給水芯では、毎日の給水量の減少
を少なくするために、特別な裁断方法になつている。
【0005】
【発明が解決するための手段】上記課題を達成するため
に、次の方法を総合的に利用して、毎日の減水をできる
だけ少なくすれば、10日間以上の給水が可能である。 (1)給水芯として、厚い布状で吸水性ポリエステルの
超極細繊維を主成分とした人工皮革をテープ状に裁断し
たものを使用する。 (2)ペットボトルの2l入りを、高さ20cm程度に
切断した給水容器を使用する。 (3)給水芯を培養土に深く挿入し、培養土の吸水力も
利用する深部給水法等によつて給水する。
【0006】請求項1の給水芯について。 布状の厚さ1mm程度で、吸水性ポリエステル(92
%)とポリウタレン(8%)混紡の超極細繊維の人工皮
革を幅15mm程度に裁断して、長さ30〜40cm程
度にしたテープ状の給水芯。または、幅10mm程度に
裁断し、2枚重ねて縫製したものを長さ30〜40cm
程度にしたテープ状の給水芯。また、全体の幅を変える
ことによつて、給水量を調節することができ、植物の種
類、大きさの大小、季節による給水量の多少等に対応で
きる。
【0007】この給水芯は、水面の高さが、植木鉢等の
培養土の表面から、+10〜−20cmまでの範囲で変
動しても、毎日の減水が少なく有効に給水できる。
【0008】請求項2の給水容器について。 ペットボトルの1.5〜2l入りのものを高さ20cm
程度のところで切断したものを給水容器に活用する。
【0009】ペットボトルは、1.5lのものより、2
l入りの方が、水位の変動が小さいので、毎日の減水が
少く、より安定した給水ができる。
【0010】請求項3の給水装置について。 給水容器に水を入れ給水芯を使用して、深部給水法、ま
たは、表面給水法で給水する。給水芯と給水容器で構成
した、きわめて簡単な、人工皮革を使用した植木鉢等へ
の給水装置。
【0011】給水法には、深部給水法、表面給水法、腰
水給水法、浅水給水法、点滴給水法等がある。本発明の
ものは、主に深部給水法によつて給水し、表面給水法
は、補助的に使用する。給水芯は、毛細管現象を利用し
て、また、培養土の吸水力等を総合的に利用して、給水
するものである。
【0012】、深部給水法 給水芯の先端部を、植木鉢等の培養土の表面から、中心
部に向けて、中小鉢は3cm以上、大鉢は5cm以上深
く挿入して、給水容器に水を入れ、給水芯の基部を浸
け、挿入した給水芯の周辺の培養土に少し水をやり、給
水芯の毛細管と植木鉢等の培養土の無数に発達した毛細
管とを確実に接続して給水する。深部給水法の特徴とし
て、植物が直接必要とする水以外の水、すなわち、植木
鉢等の表面や側面から蒸発する水、給水が多すぎたと
き、鉢底穴から流れ出る水等を、極力少なくして、給水
することができ、従来の表面給水法より、20〜30%
程度少なくでき、節水効果がある。
【0013】、表面給水法 給水芯の先端部を、植木鉢等の培養土の表面に浅く5c
m以上埋め、あるいは、培養土の表面に置き5cm以上
細砂等で覆い、給水容器に水を入れ、給水芯の基部を浸
け、挿入した給水芯の周辺の培養土に少し水をやり、給
水芯の毛細管と植木鉢等の培養土の無数に発達した毛細
管とを確実に接続して給水する。培養土の表面に広く給
水するので、気化熱により冷却効果があるので、夏期の
高温どきに暑さ嫌う植物に使用する。あるいは、培養土
が硬くて深部給水ができないものに使用する。
【0014】培養土の吸水作用について。 培養土は、水に養分が溶けているため、水より濃度が濃
く浸透圧が高いから水は、給水容器から給水芯の毛細管
現象により、自動的に給水される。また、培養土が、乾
けば濃度が濃く浸透圧が、高くなり多く吸水し、しだい
に濃度が、薄くなれば吸水は、少なくなる。深部給水法
と表面給水法は、給水芯を培養土と十分に接続できるの
で、この培養土の吸水作用を活用できる。給水容器の水
位が低下して、給水量が少なくなり、乾ききぎみになつ
たとき、特に有効に作用する。
【0015】給水芯の毛細管現象と培養土の吸水作用と
の給水量の主、従の関係について。給水芯の毛細管現象
による給水量は、給水容器の水面が高いと多く、低くな
れば、次第に少なくなる。培養土の吸水作用による給水
量は、培養土が乾けば給水量は、多くなり、湿れば少な
くなる。両方の給水量の主従の関係により、水面が、低
くなる給水中期〜後期に給水芯の毛細管現象による給水
量が次第に少なくなり、培養土の吸水作用による給水量
が、主となり、天候に対応した、給水量になる。
【0016】水を含んだ給水芯は、表面張力の働きによ
り、表面はサイホン管としての役割をして、水は、内側
をより多く流れる。給水芯の設置の方法が、サイホン管
の役割を兼ねた、逆U字型となつているので、培養土の
吸水作用に容易に対応して、給水量が確保される。
【0017】以上、給水芯の毛細管現象による水の吸い
上げ力、サイホンの原理、培養土の吸水作用および毛細
管現象等の相乗効果により、給水容器の全量を10日間
以上有効に給水することができる。
【0018】水量の調整。 本給水芯の最大の特徴である水位の変動に対して減水率
が極めて少ないので、水量の調整は、ほとんど必要とし
ない。植物の種類、大きさの大小、季節による給水量の
多少に応じて、給水芯の幅を大、中、小として、調整を
することができる。給水初期の水量調整は、給水容器の
水面の高さと、植木鉢等の相互の高さを上下させて、水
量を調整することができる。また、中期〜後期は、培養
土の吸水力により、自動的に調整される。また、季節に
よる水量調整は、夏は、給水容器を満杯にして、春秋
は、80%程度入れて、冬は、60%程度入れて、給水
を始める。
【0019】夏の高温どきの給水管理。 ペットボトルをそのまま使用するのにくらべて、上部が
開いている給水容器を使用するので、水温の上昇が少な
い。
【0020】1週間以上留守にするときは、バケツ等の
大型の給水容器を使用して給水すれば、更に安定した給
水が出来る。給水容器としては、バケツ等で深さが、2
0cm程度で、十分な水量が入る容器であれば、どのよ
うな給水容器でもよい。また、大型の給水容器は、同時
に複数の植木鉢等に給水できる。しかも、非常に安定し
た給水量を、より長期間持続できる。
【0021】給水容器は、給水量に対して、水位の変動
の少ない容器ほど、毎日の減水の少ない、より安定した
給水ができる。すなわち、ペットボトルの1.5l入り
より、2l入り、それよりもバケツの方が給水状況は、
良好となる。
【0022】給水容器のペットボトルは、使用済みの物
を活用すれば、リサイクルの一助となる。
【0023】
【表1】
【0024】毎日の給水量の比較グラフ。 給水量は、植物の大きさ、季節や天候等で異なり、同一
条件での測定が困難であるから、概ねの給水量(ml)
である。 ア、現在販売されているペットボトルを利用したもの
で、給水状況がきわめて良好なM社の給水装置。 イ、芯入りアクリル不織布巻き(特願平10−1535
39)の給水装置。 ウ、本発明のもの。給水容器に、2l入りのペットボト
ルを高さ20cm切断したものを使用し、給水芯は、幅
15mmを使用した給水装置。晴天日が連続したときの
給水量である。縦軸は給水量、横軸は経過日数である。
【0025】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
ずき図1を参照して説明する。植木鉢等(3)の培養土
の表面から鉢の中心部に向かつて穴を開け、給水芯
(1)の先端を5cm以上深く挿入し、基部を給水容器
(2)の水につけて給水する。(深部給水法による給
水)
【0026】
【発明の効果】給水装置の設置がきわめて簡単で、給水
芯と使用説明書程度でよく、現在販売されている給水装
置よりも長期間使用でき、安価に製作でき、家庭用簡易
給水装置として普及が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】給水装置から植木鉢等に給水中の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 給水芯 2 給水容器 3 植木鉢等

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚い布状で吸水性ポリエステルの超極細
    繊維を主成分とした人工皮革をテープ状に裁断した給水
    芯(1)。
  2. 【請求項2】 ペットボトルを高さ20cm程度に切断
    した給水容器(2)。
  3. 【請求項3】 給水芯(1)を使用して、給水容器
    (2)に水を入れ、深部給水法、または、表面給水法で
    給水する、人工皮革を使用した植木鉢等への給水装置。
JP5310199A 1999-01-21 1999-01-21 人工皮革を使用した植木鉢等への給水装置。 Pending JP2000209967A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011019503A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Yuji Hisamatsu かん水装置
CN104126484A (zh) * 2013-05-03 2014-11-05 北京化工大学 环保节能型水分输运微灌系统及方法

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