JP2000209774A - 車両電装品用の誤作動防止装置 - Google Patents

車両電装品用の誤作動防止装置

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JP2000209774A
JP2000209774A JP11004968A JP496899A JP2000209774A JP 2000209774 A JP2000209774 A JP 2000209774A JP 11004968 A JP11004968 A JP 11004968A JP 496899 A JP496899 A JP 496899A JP 2000209774 A JP2000209774 A JP 2000209774A
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友紀 河地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浸水に起因する車両電装品の誤作動を防止する
ことのできる車両電装品用の誤作動防止装置を提供す
る。 【解決手段】スタータ駆動回路11は、バッテリ12、
ヒューズ13、イグニッションスイッチ14、ニュート
ラルスタートスイッチ15、リレー16、及びスタータ
17から構成されている。イグニッションスイッチ14
は、一端がバッテリ12のプラス側に接続され、他端が
ニュートラルスタートスイッチの接点CP2に接続され
ている。ニュートラルスタートスイッチ15は、シフト
ポジションがPまたはNレンジに位置するときには接点
接点CP1と接点CP2との接続状態となり、それ以外
のレンジに位置するときには接点CP1と接点CP3と
の接続状態となる。接点CP1にはリレー16のコイル
部16aの一端が接続され、接点CP3及びコイル部1
6aの他端は接地されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両電装品用の誤
作動防止装置に係り、詳しくは、車両電気系への浸水時
における車両電装品の誤作動を防止することのできる誤
作動防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両内に搭載される電装品に
は、スイッチやリレー等の各種電気部品を介して電力供
給が行われるものがある。すなわち、こうした電装品
は、各種電気部品によって駆動制御されるようになって
いる。これら電気部品のなかには、取付環境や使用目的
などによって防水、防油、防塵等の構造をなしているも
のもある。しかし、こうした構造をなす電気部品はコス
ト高になるため、できる限り通常の部品を用いるように
している。
【0003】そして、このような電装品の従来の電力供
給回路として、例えば、図6に示すようなスタータ駆動
回路がある。このスタータ駆動回路61は、ヒューズ6
2、バッテリ63、イグニッションスイッチ64、ニュ
ートラルスタートスイッチ65、リレー66、及びスタ
ータ67から構成されている。イグニッションスイッチ
64とは、キーシリンダに差し込まれたキーを回してス
タータを駆動させる際にON状態となるスイッチであ
る。また、ニュートラルスタートスイッチ65とは、オ
ートマチックトランスミッション内に設けられ、シフト
ポジションがPレンジまたはNレンジに位置するときに
ON状態となるスイッチである。
【0004】イグニッションスイッチ64は、一端がヒ
ューズ62を介してバッテリ63のプラス側に接続さ
れ、他端がニュートラルスタートスイッチ65の一端に
接続されている。ニュートラルスタートスイッチ65の
他端は、リレー66のコイル部66aの一端に接続され
ている。コイル部66aの他端は接地されている。ま
た、リレー66の接点66bの一端はヒューズ62を介
してバッテリ63のプラス側に接続されている。同接点
66bの他端は、スタータ67に接続されている。
【0005】このように構成されたスタータ駆動回路6
1においては、イグニッションスイッチ64及びニュー
トラルスタートスイッチ65がON状態となったときに
リレー66のコイル部66aに電流が流れる。そして、
これにより接点66bがON状態となってスタータ67
に電力が供給され、スタータ67が駆動する。換言すれ
ば、シフトポジションがPレンジまたはNレンジに位置
する状態でキーをスタータ駆動位置まで回したときに、
スタータ67を駆動することができるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、リ
レー66は、電気接続箱等に収容された状態で車両のエ
ンジンルーム内に設置されている。また、リレー66
は、コストの観点から防水構造を有していない。そし
て、一般にリレー66は、外部に露出するコイル部66
aの端子と接点66bの端子とが近接した状態に形成さ
れている。
【0007】このため、エンジンルーム内に水が入り込
んでリレー66が浸水した場合には、図6にポイントP
1で示すように、リレー66のコイル部66aのバッテ
リ側と接点66bのバッテリ側とが短絡してしまうおそ
れがある。そして、こうした短絡が生じると、各スイッ
チ64,65をONさせていないにもかかわらず、コイ
ル部66aに電流が流れてしまうこととなる。したがっ
て、接点66bがON状態となってスタータ67が駆動
してしまうこととなる。すなわち、スタータ67が誤作
動することとなる。スタータ67の駆動時には大電力を
消費するため、こうしたスタータ67の誤作動により、
バッテリ63から他の電装品に対して供給される電力が
低下してしまうおそれがある。その結果、他の電装品が
充分に機能しなくなるおそれがある。
【0008】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、浸水に起因する車両電装品の誤作
動を防止することのできる車両電装品用の誤作動防止装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、バッテリから電力が
供給されて作動する電装品への通電経路の接続・遮断を
行うリレーと、前記リレー内のコイル部への通電経路の
接続・遮断を行うコイル部接続スイッチと、前記コイル
部接続スイッチと直列に接続され、シフトポジションが
特定の位置にあるときには前記コイル部への通電を可能
として該リレーの作動を可能とするとともに、シフトポ
ジションが前記特定の位置以外の位置にあるときには前
記コイル部の両端を短絡して該リレーの作動を不能とす
るリレー作動制御スイッチとを備えることを要旨とす
る。
【0010】請求項2に記載の発明では、バッテリから
電力が供給されて作動する電装品への通電経路の接続・
遮断を行うリレーと、前記リレー内のコイル部への通電
経路の接続・遮断を行うコイル部接続スイッチと、前記
コイル部接続スイッチと連動し、コイル部接続スイッチ
が前記コイル部への通電経路を遮断しているときに、前
記コイル部の両端を短絡して該リレーの作動を不能とす
るリレー作動制御スイッチとを備えることを要旨とす
る。
【0011】請求項3バッテリから電力が供給されて作
動する電装品への通電経路の接続・遮断を行うリレー
と、前記リレー内の接点への通電経路の接続・遮断を行
うリレー作動制御スイッチと、前記リレー作動制御スイ
ッチと連動し、リレー作動制御スイッチがON状態とな
って前記接点への通電経路が接続された後にON状態と
なって前記リレー内のコイル部への通電経路を接続する
とともに、リレー作動制御スイッチがOFF状態となる
前に同通電経路を遮断するコイル部接続スイッチとを備
えることを要旨とする。
【0012】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、シフトポジション
が特定の位置以外の位置にあるときには、リレー作動制
御スイッチによってリレーのコイル部の両端が短絡され
た状態となる。このため、こうした場合にリレーが浸水
してコイル部のプラス側と接点のプラス側とが短絡して
も、コイル部にはほとんど電流が流れず、リレーは作動
しない。したがって、リレーの浸水に起因する電装品の
誤作動が防止される。
【0013】請求項2に記載の発明によると、リレー作
動制御スイッチは、コイル部接続スイッチがコイル部の
通電経路を遮断しているときにコイル部の両端を短絡す
るようになっている。このため、こうした場合に各スイ
ッチ内に水等が浸入してコイル部の通電経路を短絡して
しまったとしても、コイル部にはほとんど電流が流れ
ず、リレーは作動しない。したがって、コイル部接続ス
イッチ及びリレー作動制御スイッチの浸水に起因する電
装品の誤作動が防止される。
【0014】請求項3に記載の発明によると、リレー作
動制御スイッチによってリレーの接点への通電経路の接
続・遮断を行い、リレー作動制御スイッチと連動するコ
イル部接続スイッチによってリレーのコイル部への通電
経路の接続・遮断を行うようにしている。また、リレー
が浸水してコイル部のプラス側と接点のプラス側とが短
絡しても、各スイッチの通電経路が遮断されていればリ
レーに電流が流れることはない。したがって、リレーの
浸水に起因する電装品の誤作動が防止される。
【0015】しかも、コイル部接続スイッチは、リレー
作動制御スイッチがON状態となった後にON状態とな
り、リレー作動制御スイッチがOFF状態となった後に
OFF状態となるようにしている。このため、電装品を
駆動するためのスイッチングをリレーの接点によって確
実に行うことができる。したがって、特に大電力を必要
とする電装品のスイッチングを行う際に、リレー作動制
御スイッチの接点劣化が防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1に基づき詳細に説明す
る。
【0017】本実施形態は、誤作動防止装置をスタータ
駆動回路として具体化したものである。すなわち、誤作
動防止装置としてのスタータ駆動回路11は、電源とし
てのバッテリ12、ヒューズ13、コイル部接続スイッ
チとしてのイグニッションスイッチ14、リレー作動制
御スイッチとしてのニュートラルスタートスイッチ1
5、リレー16、電装品としてのスタータ17から構成
されている。
【0018】イグニッションスイッチ14は、キーシリ
ンダに差し込まれたキーを回してスタータを駆動させる
際にON状態となるスイッチであり、一端がヒューズ1
3を介してバッテリ12のプラス側に接続されている。
【0019】ニュートラルスタートスイッチ15は2接
点式のスイッチであり、内部に3つの接点CP1〜CP
3と1つの可動片15aとを備えている。可動片15a
の一端は接点CP1に接続され、他端は接点CP2,C
P3のいずれか一方に選択的に接触可能となっている。
このニュートラルスタートスイッチ15は、取付環境が
悪いオートマチックトランスミッション内に設けられて
いる。このため、ニュートラルスタートスイッチ15は
防水・防油構造をなしている。そして、シフトポジショ
ンがPレンジまたはNレンジに位置するときには接点接
点CP1と接点CP2との接続状態となる。また、それ
以外のレンジ、すなわちDレンジやRレンジ等の走行レ
ンジに位置するときには接点CP1と接点CP3との接
続状態となる。
【0020】リレー16は非防水性のリレーであり、内
部にコイル部16aと、同コイル部16aに電流が流れ
たときにON状態となる接点16bとを備えている。そ
して、コイル部16aの一端はニュートラルスタートス
イッチ15の接点CP1に接続され、他端は接地されて
いる。また、ニュートラルスタートスイッチ15の接点
CP2はイグニッションスイッチ14の他端に接続さ
れ、接点CP3は接地されている。このため、イグニッ
ションスイッチ14がONするとともに、ニュートラル
スタートスイッチ15の接点CP1と接点CP2とが接
続されたときには、リレー16のコイル部16aに電流
が流れることとなる。また、接点CP1と接点CP3と
が接続された状態においては、コイル部16aに対する
バッテリ12からの電力供給が遮断されるとともに、コ
イル16aの両端が短絡された状態となる。
【0021】一方、リレー16の接点16bは、一端が
バッテリ12のプラス側に接続され、他端がスタータ1
7に接続されている。このため、コイル部16aに電流
が流れたときにON状態となってスタータ17が駆動す
ることとなる。したがって、スタータ17は、シフトポ
ジションがPレンジまたはNレンジに位置した状態にお
いて、キーを回してイグニッションスイッチ15をON
させたときに駆動することとなる。
【0022】また、走行中などにおいて、シフトポジシ
ョンが走行レンジに位置している際には、コイル部16
aの両端が短絡された状態となるため、イグニッション
スイッチ15がON状態となってもスタータ17は駆動
しない。
【0023】このように構成されたスタータ駆動回路1
1において、リレー16は、電気接続箱等に収容された
状態で車両のエンジンルーム内に設置されている。前述
したように、リレー16は、コストの観点から防水構造
をなしていないものを採用している。このため、エンジ
ンルーム内に水等が入り込んで、リレー16が浸水して
しまうおそれがある。通常、リレー16は、外部に露出
するコイル部16aの端子と接点16bの端子とが近接
した状態に形成されている。このため、図1にポイント
P1で示すように、コイル部16aのバッテリ側と接点
16bのバッテリ側とが短絡してしまうおそれがある。
そして、前述した従来のスタータ駆動回路61において
は、こうした短絡が生じると、スタータ67は誤作動す
ることとなった。しかし、本実施形態においては、シフ
トポジションが走行レンジに位置するときには、ニュー
トラルスタートスイッチ15の接点CP1と接点CP3
とが接続された状態となる。このため、リレー16のコ
イル部16aの両端は短絡された状態となる。したがっ
て、こうした短絡が生じてもコイル部16aには電流が
ほとんど流れない。その結果、リレー16の浸水に起因
するスタータ17の誤作動が防止されるようになる。
【0024】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)車両の走行時に、リレー16が浸水してコイル部
16aのプラス側と接点16bのプラス側とが短絡した
際においても、スタータ17の誤作動を防止することが
できる。すなわち、リレー16の浸水に起因するスター
タ17の誤作動を防止することができる。
【0025】(2)ニュートラルスタートスイッチ15
として2接点式のものを用いることにより、リレー16
として防水構造を有するリレーを用いなくてもスタータ
17の誤作動を防止することができる。このため、部品
コストが高騰してしまうことを防止することができる。 (第2実施形態)次に、本発明を具体化した第2実施形
態を図2に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態
においては、第1実施形態と相違する点を主に述べ、共
通する点については同一部材番号を付すのみとしてその
説明を省略する。
【0026】本実施形態において、前記第1実施形態と
相違する点は、ニュートラルスタートスイッチ15の接
続箇所を変更した点である。図2に示すように、本実施
形態の誤作動防止装置としてのスタータ駆動回路11に
おいては、リレー16のコイル部16aの一端がイグニ
ッションスイッチ14に接続され、他端がニュートラル
スタートスイッチ15の接点CP1に接続されている。
また、ニュートラルスタートスイッチ15の接点CP2
は接地され、接点CP3はイグニッションスイッチ14
に接続されている。すなわち、前記第1実施形態ではニ
ュートラルスタートスイッチ15がリレー16の上流側
に位置しているのに対して、本実施形態では同スイッチ
15がリレー16の下流側に位置している。なお、上流
側・下流側とは、電流の流れる方向を基準としたもので
ある。
【0027】したがって、このように構成されたスター
タ駆動回路11においても、シフトポジションをPレン
ジまたはNレンジに位置させた状態でイグニッションス
イッチ14をONさせたときにスタータ17が駆動す
る。
【0028】また、シフトポジションが走行レンジに位
置するとニュートラルスタートスイッチ15の接点が切
り換わる。これにより、ニュートラルスタートスイッチ
15が接点CP1と接点CP3との接続状態となって、
コイル部16aの両端が短絡された状態及び接地が浮い
た状態となる。このため、シフトポジションが走行レン
ジに位置するときには、リレー16が浸水して、同図に
ポイントP1で示す箇所、すなわちコイル部16aのプ
ラス側と接点16bのプラス側とが短絡しても、コイル
部16aには全く電流が流れない。その結果、リレー1
6の浸水に起因するスタータ17の誤作動が確実に防止
されるようになる。
【0029】したがって、本実施形態によれば、前記第
1実施形態における上記(1),(2)に記載の効果に
加えて、以下のような効果を得ることができる。 (3)ニュートラルスタートスイッチ15が接点CP1
と接点CP3との接続状態においては、コイル部16a
の他端がオープン状態となっている。このため、リレー
16が浸水して図2に示したポイントP1位置で短絡が
生じても、コイル部16aには全く電流が流れない。し
たがって、リレー16の浸水時にリレー16の接点がO
N状態となることを確実に防ぐことができる。すなわ
ち、リレー16の浸水に起因するスタータ17の誤作動
をより確実に防止することができる。 (第3実施形態)次に、本発明を具体化した第3実施形
態を図3に基づいて説明する。
【0030】同図に示すように、本実施形態の誤作動防
止装置としてのスタータ駆動回路11は、バッテリ1
2、ヒューズ13、スタータ17、コイル部接続スイッ
チ及びリレー作動制御スイッチとしての2接点式のイグ
ニッションスイッチ21、及び防水型リレー22から構
成されている。なお、防水型リレー22とは、前記リレ
ー16が防水加工されたものである。すなわち、この実
施形態は、防水構造をなすリレー22を備えるスタータ
駆動回路11において、スタータ17の誤作動を防止す
るものである。
【0031】イグニッションスイッチ21は、4つの接
点CP4〜CP7と2つの可動片21a,21bとを備
えている。可動片21aは接点CP4と接点CP5とを
接続・遮断可能となっており、可動片21bは接点CP
6と接点CP7とを接続・遮断可能となっている。各可
動片21a,21bは連動するようになっており、可動
片21aが接点CP4と接点CP5とを接続していると
きには、可動片21bが接点CP6と接点CP7とを遮
断するようになっている。また、可動片21bが接点C
P6と接点CP7とを接続しているときには、可動片2
1aが接点CP4と接点CP5とを遮断するようになっ
ている。接点CP4は、ヒューズ13を介してバッテリ
12のプラス側に接続されている。接点CP5及び接点
CP7は、リレー22のコイル部22aの一端に接続さ
れている。そして、接点CP6及びコイル部22aの他
端は接地されている。すなわち、接点CP6と接点CP
7とが接続状態にあるとき、コイル部22aの両端が短
絡されるようになっている。
【0032】また、リレー22の接点22bは、一端が
ヒューズを介してバッテリ12のプラス側に接続され、
他端がスタータ17に接続されている。このように構成
されたスタータ駆動回路11において、イグニッション
スイッチ21は、通常、接点CP6と接点CP7とが接
続されるようになっている。そして、運転者によってキ
ーがキーシリンダのスタータ駆動位置まで回されると、
接点CP4と接点CP5との接続状態に切り換わるよう
になっている。前述したように、このとき接点CP6と
接点CP7との間の通電経路は遮断された状態となる。
このため、リレー22のコイル部22aに電流が流れて
接点22bがON状態となる。すなわち、スタータ17
に電力が供給されて同スタータ17が駆動する。
【0033】そして、キーがスタータ駆動位置から解除
されると、イグニッションスイッチ21は接点CP6と
接点CP7との接続状態となって、接点CP4と接点C
P5との間の通電経路が遮断される。このため、リレー
22のコイル部22aに対するバッテリ12からの電力
供給が遮断される。したがって、コイル部22aに電流
が流れなくなってスタータ17が駆動を停止することと
なる。
【0034】また、このときリレー22のコイル部22
aの両端は短絡された状態となる。このため、イグニッ
ションスイッチ21に水等が入り込んで各接点CP4〜
CP7間が短絡してしまった場合においても、コイル部
22aにはバッテリ12からの電流がほとんど流れな
い。その結果、こうしたイグニッションスイッチ21内
への浸水に起因するスタータ17の誤作動が防止される
ようになる。
【0035】したがって、本実施形態によれば、以下の
ような効果を得ることができる。 (4)イグニッションスイッチ21内に水等が入り込ん
でバッテリ12からリレー22のコイル部22aへの通
電経路が接続されてしまった場合においても、コイル部
22aの両端は短絡された状態にあるため、コイル部2
2aに電流はほとんど流れない。したがって、こうした
イグニッションスイッチ21の浸水に起因するスタータ
17の誤作動を防止することができる。
【0036】(5)前記第1及び第2実施形態ではニュ
ートラルスタートスイッチ15を用いてスタータ17の
誤作動を防止するようにしている。同ニュートラルスタ
ートスイッチ15は、オートマチックトランスミッショ
ン車(AT車)のみに搭載されるものであるため、AT
車にしか適用できない。これに対して、本実施形態では
同スイッチ15を用いないでスタータ17の誤作動を防
止するようにしている。このため、マニュアルトランス
ミッション車(MT車)にも適用することができる。
【0037】また、ニュートラルスタートスイッチ15
を省いた構成となっているため、回路構成が簡単とな
る。 (第4実施形態)次に、本発明を具体化した第4実施形
態を図4及び図5に基づいて説明する。
【0038】図4に示すように、本実施形態の誤作動防
止装置としてのスタータ駆動回路11は、バッテリ1
2、ヒューズ13、リレー16、スタータ17、第1の
スイッチ31、及び第2のスイッチ32を有する防水型
イグニッションスイッチ33から構成されている。すな
わち、この実施形態は、防水構造をなしていないリレー
16と、防水構造をなすイグニッションスイッチ33を
備えるスタータ駆動回路11において、スタータ17の
誤作動を防止するものである。
【0039】第1及び第2のスイッチ31,32の一端
は、ともにヒューズ13を介してバッテリ12のプラス
側に接続されている。そして、第1のスイッチ31の他
端はリレー16のコイル部16aの一端に接続され、第
2のスイッチ32の他端はリレー16の接点16bの一
端に接続されている。また、コイル部16aの他端は接
地され、接点16bの他端はスタータ17に接続されて
いる。
【0040】第1及び第2のスイッチ31,32は、運
転者によってキーがスタータ駆動位置まで回されたとき
に、連動してON状態となるように構成されている。こ
のため、両スイッチ31,32がON状態となったとき
にリレーのコイル部16a及び接点16bへの通電経路
が接続される。そして、これによりコイル部16aに電
流が流れて接点16bがON状態となる。すなわち、ス
タータ17に電力が供給されて同スタータ17が駆動す
る。したがって、第1のスイッチ31はコイル部接続ス
イッチとして機能し、第2のスイッチ32はリレー作動
制御スイッチとして機能する。
【0041】ところで、スタータ17は駆動時に大電力
を必要とすることから、スタータ17の駆動をスイッチ
ング制御するには、スイッチング素子の接点に多大な負
荷が加わるため、大電力用のスイッチング素子が必要と
なる。すなわち、単にスイッチングを行うだけであれば
リレー16は不要であるが、こうした大電力をスイッチ
ングするためにはリレー16の接点16bによってスイ
ッチングを行う必要がある。換言すれば、スタータ17
のスイッチングはリレー16の接点16bで行う必要が
ある。
【0042】そこで、第1のスイッチ31は、第2のス
イッチ32よりも遅くON状態となるとともに、第2の
スイッチ32よりも早くOFF状態となる構造をなして
いる。すなわち、例えば図5に示すように、段差状に配
置された各スイッチ31,32の接点31a,32aに
対して、幅広に形成された可動片34が移動して接触す
る構造をなしている。この可動片34は、ヒューズ13
を介してバッテリ12のプラス側に接続され、同図に矢
印F1,F2で示す方向に移動するようになっている。
このため、可動片34が矢印F1方向に移動すると、同
可動片34は、まず接点32aと接触し、その後接点3
1aとも接触する。したがって、はじめにリレー16の
接点16bへの通電経路が接続され、その後コイル部1
6aへの通電経路が接続されることとなる。これによ
り、スタータ17のスイッチングはリレー16の接点1
6bによってなされることとなり、第2のスイッチ32
の接点劣化が防止される。
【0043】このように構成されたスタータ駆動回路1
1において、リレー16は防水構造をなしていない。こ
のため、リレー16が浸水したときなどには、図4にポ
イントP1で示すように、コイル部16aのプラス側と
接点16bのプラス側とが短絡してしまうおそれがあ
る。しかし、通常、コイル部16aへの通電経路及び接
点16bへの通電経路は遮断された状態になっている。
このため、リレー16には電流が流れない。したがっ
て、前述した従来の装置とは異なり、こうしたリレー1
6の浸水時においてもスタータ17が誤作動することは
ない。
【0044】したがって、本実施形態によれば、以下の
ような効果を得ることができる。 (6)通常、リレー16への通電経路は第1及び第2の
スイッチ31,32によって遮断されているため、リレ
ー16が浸水してコイル部16aのプラス側と接点16
bのプラス側とが短絡しても、リレー16に電流は流れ
ない。したがって、こうしたリレー16の浸水に起因す
るスタータ17の誤作動を防止することができる。
【0045】(7)第1のスイッチ31は、第2のスイ
ッチ32がON状態となった後にON状態となり、第2
のスイッチ32がOFF状態にる前にOFF状態とな
る。このため、スタータ17を駆動する際のスイッチン
グ動作をリレー16の接点16bに確実に行わせること
ができる。したがって、第2のスイッチ32の接点劣化
を確実に防止することができる。
【0046】(8)前記第3実施形態における(5)に
記載の効果と同等の効果を得ることができる。なお、本
発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
【0047】・ 第1及び第2実施形態において、イグ
ニッションスイッチ14として防水構造をなすスイッチ
を用いてもよい。 ・ 第1実施形態において、ニュートラルスタートスイ
ッチ15として防水構造をなさないスイッチを用いても
よい。このようにすれば、第1実施形態の効果を維持し
つつ、ニュートラルスタートスイッチ15の部品コスト
を低減することができる。但し、この場合には、取付環
境の良い場所にニュートラルスタートスイッチ15を取
り付けることが望ましい。
【0048】・ 前記各実施形態では電装品としてスタ
ータ17を用いているが、これに限らず、例えばヘッド
ライトやエアコンディショナ等の他の電装品を用いても
よい。但し、この場合には、イグニッションスイッチ1
4,21,33に代えて、ヘッドライト点灯スイッチや
エアコンディショナ駆動スイッチ等を用いることも考え
られる。
【0049】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 請求項1に記載の車両電装品の誤作動防止装置
において、前記リレー作動制御スイッチは、電流の流れ
る方向を基準として前記リレーの下流側に接続されてな
ることを特徴とする車両電装品の誤作動防止装置。
【0050】(2) 請求項1または技術的思想(1)
に記載の車両電装品の誤作動防止装置において、前記コ
イル部接続スイッチは運転者のキー操作によってON状
態となるイグニッションスイッチであり、前記リレー作
動制御スイッチはオートマチックトランスミッション内
に配設された2接点式のニュートラルスタートスイッチ
であることを特徴とする車両電装品の誤作動防止装置。
【0051】(3) 請求項2に記載の車両電装品の誤
作動防止装置において、前記コイル部接続スイッチ及び
前記リレー作動制御スイッチは、運転者のキー操作によ
ってONまたはOFF状態となる2接点式のイグニッシ
ョンスイッチであることを特徴とする車両電装品の誤作
動防止装置。
【0052】(4) 請求項3に記載の車両電装品の誤
作動防止装置において、運転者のキー操作によって時差
的にON及びOFF状態となる第1及び第2のスイッチ
を有する防水型イグニッションスイッチを備え、前記コ
イル部接続スイッチとして前記第1のスイッチを用い、
前記リレー作動制御スイッチとして前記第2のスイッチ
を用いることを特徴とする車両電装品の誤作動防止装
置。
【0053】(5) 請求項1〜3、技術的思想(1)
〜(4)のいずれか1項に記載の車両電装品の誤作動防
止装置において、前記電装品は、スタータであることを
特徴とする車両電装品用の誤作動防止装置。
【0054】この技術的思想(5)に記載の発明によれ
ば、浸水に起因するスタータの誤作動を防止することが
できる。このため、スタータの誤作動によって他の電装
品が充分に動作できなくなることを防止することができ
る。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、シフトポジションが特定の位置以外の位
置にあるときにリレーが浸水してコイル部のプラス側と
接点のプラス側とが短絡しても、コイル部にはほとんど
電流が流れず、リレーは作動しない。したがって、リレ
ーの浸水に起因する電装品の誤作動を防止することがで
きる。
【0056】請求項2に記載の発明によれば、リレー作
動制御スイッチは、コイル部接続スイッチがコイル部の
通電経路を遮断しているときにコイル部の両端を短絡す
るようになっている。このため、こうした場合に各スイ
ッチ内に水等が浸入してコイル部の通電経路を短絡して
しまったとしても、コイル部にはほとんど電流が流れ
ず、リレーは作動しない。したがって、コイル部接続ス
イッチ及びリレー作動制御スイッチの浸水に起因する電
装品の誤作動を防止することができる。
【0057】請求項3に記載の発明によれば、リレーが
浸水してコイル部のプラス側と接点のプラス側とが短絡
しても、リレーに電流が流れることはない。したがっ
て、リレーの浸水に起因する電装品の誤作動を防止する
ことができる。
【0058】しかも、電装品を駆動する際のスイッチン
グをリレーの接点によって確実に行うことができるた
め、特に大電力を必要とする電装品のスイッチングを行
う際に、リレー作動制御スイッチの接点劣化を確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誤作動防止装置をスタータ駆動回路に
具体化した第1実施形態を示す回路図。
【図2】同スタータ駆動回路の第2実施形態を示す回路
図。
【図3】同スタータ駆動回路の第3実施形態を示す回路
図。
【図4】同スタータ駆動回路の第4実施形態を示す回路
図。
【図5】第4実施形態のイグニッションスイッチの概略
構成を示す概念図。
【図6】従来の誤作動防止装置をスタータ駆動回路に具
体化した従来の形態を示す回路図。
【符号の説明】
11…車両電装品用の誤作動防止装置としてのスタータ
駆動回路、12…バッテリ、14…コイル部接続スイッ
チとしてのイグニッションスイッチ、15…リレー作動
制御スイッチとしてのニュートラルスタートスイッチ、
16…リレー、16a…コイル部、16b…接点、17
…電装品としてのスタータ、21…コイル部接続スイッ
チ及びリレー作動制御スイッチとしての2接点式イグニ
ッションスイッチ、22…防水型リレー、31…コイル
部接続スイッチとしての第1のスイッチ、32…リレー
作動制御スイッチとしての第2のスイッチ、33…イグ
ニッションスイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリから電力が供給されて作動する
    電装品への通電経路の接続・遮断を行うリレーと、 前記リレー内のコイル部への通電経路の接続・遮断を行
    うコイル部接続スイッチと、 前記コイル部接続スイッチと直列に接続され、シフトポ
    ジションが特定の位置にあるときには前記コイル部への
    通電を可能として該リレーの作動を可能とするととも
    に、シフトポジションが前記特定の位置以外の位置にあ
    るときには前記コイル部の両端を短絡して該リレーの作
    動を不能とするリレー作動制御スイッチとを備えること
    を特徴とする車両電装品用の誤作動防止装置。
  2. 【請求項2】 バッテリから電力が供給されて作動する
    電装品への通電経路の接続・遮断を行うリレーと、 前記リレー内のコイル部への通電経路の接続・遮断を行
    うコイル部接続スイッチと、 前記コイル部接続スイッチと連動し、コイル部接続スイ
    ッチが前記コイル部への通電経路を遮断しているとき
    に、前記コイル部の両端を短絡して該リレーの作動を不
    能とするリレー作動制御スイッチとを備えることを特徴
    とする車両電装品用の誤動作防止装置。
  3. 【請求項3】 バッテリから電力が供給されて作動する
    電装品への通電経路の接続・遮断を行うリレーと、 前記リレー内の接点への通電経路の接続・遮断を行うリ
    レー作動制御スイッチと、 前記リレー作動制御スイッチと連動し、リレー作動制御
    スイッチがON状態となって前記接点への通電経路が接
    続された後にON状態となって前記リレー内のコイル部
    への通電経路を接続するとともに、リレー作動制御スイ
    ッチがOFF状態となる前に同通電経路を遮断するコイ
    ル部接続スイッチとを備えることを特徴とする車両電装
    品用の誤動作防止装置。
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