JP2000208836A - 固体レ―ザ装置 - Google Patents

固体レ―ザ装置

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JP2000208836A
JP2000208836A JP971899A JP971899A JP2000208836A JP 2000208836 A JP2000208836 A JP 2000208836A JP 971899 A JP971899 A JP 971899A JP 971899 A JP971899 A JP 971899A JP 2000208836 A JP2000208836 A JP 2000208836A
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Yoko Inoue
陽子 井上
Shuichi Fujikawa
周一 藤川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力で高品質なレーザビームを、高効率で
安定に発生させる固体レーザ装置を得る。 【解決手段】 固体レーザ装置において、活性媒質を含
む固体レーザ素子101、102と偏光回転素子102
を、光軸を一致させて偏光回転素子を間に挟んで接合し
一体化した固体レーザ素子を用い、半導体レーザ5によ
り、活性媒質を含む固体レーザ素子101、1023の
側面のみを照射し励起する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、活性媒質を含む
固体レーザ素子を備えた半導体レーザによる側面励起型
の固体レーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、特願平4ー249483号に
記載されている従来の固体レーザ装置の断面図である。
図において、101、102は活性媒質を含む固体レー
ザ素子、111は偏光回転素子、1は偏光回転素子11
1の両端に活性媒質を含む固体レーザ素子101、10
2を光学接着剤で接合した固体レーザ素子である。55
は励起光源であるフラッシュランプ、7は全反射ミラ
ー、8は部分反射ミラー、10はレーザビーム、93は
ランプハウス、94はブリュースター板である。
【0003】実際に図12に示された固体レーザ装置の
動作を説明する。励起光源のフラッシュランプ55を点
灯させると、フラッシュランプ55から励起光が放射さ
れ、固体レーザ素子101、102に照射される。活性
媒質を含む固体レーザ素子101、102に光を照射す
ると、その活性媒質は光を吸収して励起された状態とな
り、レーザ増幅媒質を形成する。レーザ増幅媒質内の励
起原子からは、様々な位相、偏光を持った自然放出光が
様々な方向へ放射され、その自然放出光がレーザ増幅媒
質内を通過する際には、誘導放出によって光の強度が増
幅される。このとき、固体レーザ素子の両側に反射ミラ
ー7、8を設置しておくと、光軸方向の自然放出光はミ
ラー7、8によって反射され、再びレーザ増幅媒質内を
通過する間にさらに増幅される。このように光軸に沿っ
た光のみが2枚の反射ミラー7、8の間を何度も往復し
て強度を増し、指向性のよいレーザビームとなる。2枚
の反射ミラー7、8の内の1つを部分反射ミラーとして
おけば、しきい値を越えたレーザビームが外部に取り出
される。
【0004】一方、ロッド型の固体レーザ素子101、
102に光を照射すると、固体レーザ素子101、10
2は発熱し、固体レーザ素子101、102の半径方向
に温度勾配が生じる。固体レーザ素子101、102の
屈折率は温度にほぼ比例するため、固体レーザ素子10
1、102内には温度勾配に応じた屈折率勾配が生じ
る。固体レーザ素子内の均一発熱を仮定した場合、温度
分布は中央をピークとした放物面形状となり、通常のレ
ンズと類似した集束効果を有するようになる。そのため
この効果は熱レンズ効果と呼ばれ、固体レーザ素子10
1、102を通過して共振器内を往復するレーザビーム
の伝搬に影響を与える。また、この温度勾配はさらに固
体レーザ素子101、102内に熱応力を発生させる。
熱応力の大きさは半径方向と円周方向とで異なるため、
光弾性効果により、半径方向偏光と円周方向偏光で固体
レーザ素子を通過する際に異なる屈折率を感じる。これ
は熱複屈折と呼ばれ、固体レーザ素子101、102を
通過したレーザビームは、偏光方向により異なる屈折力
を被る。
【0005】そこで固体レーザ素子101、102間に
偏光回転素子111を配置すると、偏光回転素子111
は通過するレーザビームの偏光を90度回転させるた
め、固体レーザ素子101と102では偏光方向成分の
大きさが入れ替わり、各固体レーザ素子101、102
においてうけた熱複屈折がキャンセルされる。したがっ
て、完全に2つの固体レーザ素子101、102が均一
に励起される理想的な状態では、偏光回転素子111を
使用することによって熱複屈折が補償され、高品質で高
出力なレーザビームを安定に発生させることができる。
また、2つの固体レーザ素子101、102と偏光回転
素子111の光軸が精度よく配列されていない場合には
前記の熱複屈折が十分に補償されないが、これらがあら
かじめ接合されているため、光軸の調整が不要であり、
なおかつ精度が保たれ、熱複屈折補償の効果をあげてい
る。さらに、固体レーザ素子101、102と偏光回転
素子111の微調整機構を設ける必要がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の固体レーザ装置
は上記のように構成されており、励起光源にフラッシュ
ランプを用いているため、固体レーザ素子101、10
2と偏光回転素子111に対して同等に光を照射せざる
を得ない構成であった。偏光回転素子111はランプ光
を照射され、その光を吸収して発熱し、熱変形を起こ
し、偏光回転効果および接合の信頼性低下という問題を
引き起こしていた。
【0007】また、ランプ光は半導体レーザに比較する
とスペクトル幅は格段に広く、偏光回転素子111が高
い吸収を持つ波長の光も含まれており、フラッシュラン
プを用いる場合の偏光回転素子の熱的問題は非常に深刻
なものであった。
【0008】また、従来の固体レーザ装置101.10
2では、光の照射を避けた方が好ましく、さらに励起す
る必要がない偏光回転素子111部にも励起光を照射せ
ざるを得ない構成となっているため、上記問題に加え、
励起効率が低下するという問題もあった。
【0009】また、従来の固体レーザ装置では、接合に
光学接着剤を用いており、接着剤の厚みが存在し、不均
一な厚みによるレーザビームの波面の乱れ、および光軸
合わせの精度の低下、発熱時の接着の低信頼性という問
題もあった。
【0010】また、従来の固体レーザ装置では、光軸に
垂直断面内での十分に均一な励起が行われておらず、偏
光回転素子111を用いて熱複屈折補償を図っても、十
分な補償が得られていないという問題もあった。
【0011】また、従来の固体レーザ装置では、励起光
源にフラッシュランプを用いているので、2つの固体レ
ーザ素子101,102の相対的励起強度を調整するこ
とは不可能であり、偏光回転素子111の両側の固体レ
ーザ素子101,102の屈折力の強さが等しくなるよ
うな調整をすることができず、熱複屈折を補償する効果
を十分に上げることができないという問題もあった。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、熱複屈折補償の効果を高め、高品質か
つ高出力なレーザビームを高効率に発生し、信頼性のあ
る固体レーザ装置を得ることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る固体レーザ装置は、活性媒質を含む第1および第2の
固体レーザ素子の中間にレーザビームの偏光を約90度
回転させる偏光回転素子をその間に挟み光軸を一致させ
て接合し一体化させた固体レーザ素子を、半導体レーザ
により側方より固体レーザ素子にのみ励起光を照射して
励起するものである。
【0014】この発明の請求項2に係る固体レーザ装置
は、請求項1記載の固体レーザ素子および励起光源を含
んだ励起手段を用い、さらにその励起手段を備えた固体
レーザ素子を光軸上に偶数個配置するするものである。
【0015】この発明の請求項3に係る固体レーザ装置
は、この固体レーザ素子を光励起する励起光源、この励
起光源により光励起された第1及び第2の固体レーザ素
子からレーザ光を取り出す光共振器を備えた固体レーザ
装置において、前記第1および第2の固体レーザ素子を
それぞれ光学素子の入射面上においてビームの入射と出
射位置に光軸をあわせると共に、レーザビームの偏光を
約45度回転させる偏光回転素子を前記光学素子と前記
第1の固体レーザ素子および第2の固体レーザ素子のそ
れぞれの間に挟み、前記第1の固体レーザ素子および第
2の固体レーザ素子の光軸に一致させて接合して一体化
させ、かつ、前記励起光源には半導体レーザを使用し、
前記第1及び第2の固体レーザ素子の光軸に対し側方よ
り励起光を照射するものである。
【0016】この発明の請求項4に係る固体レーザ装置
は、接合の手段に拡散接合を用いたことを特徴とするも
のである。
【0017】この発明の請求項5に係る固体レーザ装置
は、固体レーザ素子と偏光回転素子および光学素子を密
着させたことを特徴とするものである。
【0018】この発明の請求項6に係る固体レーザ装置
は、固体レーザ素子を囲む拡散反射面を有する集光器を
備えたことを特徴とするものである。
【0019】この発明の請求項7に係る固体レーザ装置
は、偏光回転素子の両側の固体レーザ素子の屈折力が等
しくなるよう励起光源の出力を調整する手段を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
固体レーザ装置を示す横断面図であり、図2は図1にお
けるA−A線断面図である。図中、図12と同一符号
は、従来の固体レーザ装置と同一または相当部分を示す
ものである。図において、4は内面が図示しない拡散反
射面よりなる集光器、5は励起光源である半導体レー
ザ、6はフローチューブで、このフローチューブ6と固
体レーザ素子1との間には冷却水が流される。さらに集
光器4は内部にフローチューブ6を囲むようにして保持
される。7は全反射ミラー、8は部分反射ミラーであ
り、9は励起部を納める基台である。10は発生したレ
ーザビームである。また、本実施の形態1では、偏光回
転素子111に水晶からなる90°ローテーターを使用
している。
【0021】図1、2を参照しながら、この実施の形態
1による固体レーザ装置の動作を説明する。励起光源5
から出射された励起光11は固体レーザ素子101、1
02に照射される。固体レーザ素子101、102が励
起光11を吸収すると、固体レーザ素子101、102
内にレーザ増幅媒質が形成され、その励起原子から自然
放出光が放射される。固体レーザ素子101、102の
両端に設置された全反射ミラー7と部分反射ミラー8に
より、光軸方向の自然放出光が反射されて誘導放出が起
こり、レーザビーム10が発生する。
【0022】このとき、励起光源5は図1に示すよう
に、固体レーザ素子1において固体レーザ素子101、
102の側面にのみ配置されているため、励起光11は
固体レーザ素子101、102にのみ直接照射され、偏
光回転素子111には直接照射されない。これにより、
励起光11は有効にかつ効率よく固体レーザ素子10
1、102を励起し、また、偏光回転素子111が励起
光11を吸収して発熱することによる偏光回転素子11
1の熱変形や破壊、これらに起因する固体レーザ素子1
01、102と偏光回転素子111間の接合部の変形や
破損を防止し、固体レーザ素子1の信頼性を向上させて
いる。
【0023】さらに、この実施の形態1では、励起光源
に複数の半導体レーザ5を用いているため、励起光11
の波長が限定されている。例えば、固体レーザ素子10
1、102にNdをドープしたYAGロッドを用いる場
合、励起光11の波長は808nm±2nm程度のもの
を用いる。水晶の90度ローテーターを用いる場合、水
晶は波長808nm近傍に対して10%以下の吸収しか
持たず、励起光11の吸収による発熱等の問題を生じな
い。一方、励起光源にランプを用いる場合は、励起光1
1の波長には広範囲の波長が含まれ、水晶が20%以上
の吸収率を持つ3000nm以上の波長帯も含まれてお
り、半導体レーザ励起の場合と比較し、偏光回転素子1
11の発熱は大きくなる。この実施の形態1のように、
励起光源に半導体レーザ5を用いることは、偏光回転素
子111の熱変形や破壊、これらに起因する固体レーザ
素子101、102と偏光回転素子111間の接合部の
変形や破損を防止し、固体レーザ素子1の信頼性を大き
く向上させる効果がある。
【0024】ここで、励起部の光軸に垂直な方向の断面
図である図2に関して詳述すると、図において、11は
半導体レーザ5からの励起光、12は例えばサファイア
やドープされていないYAG等からなる板状の光導波固
体素子であり、集光器開口部40から励起光11を集光
器4内に導くものである。集光器4の内面は拡散反射面
41を備えている。
【0025】図2に示すように、励起光源5から出射さ
れた励起光11は、集光器4の開口部40に取り付けら
れた光導波固体素子12の上下面で全反射を繰り返しな
がら伝搬し集光器4の内部に入り、固体レーザ素子10
1、102に照射される。固体レーザ素子101、10
2に照射された励起光11のうち、固体レーザ素子10
1、102に吸収されなかった励起光11は、固体レー
ザ素子101、102を通過後、集光器4の内面41で
拡散反射し、再び固体レーザ素子101、102に照射
される。このように一度集光器4内に導光された励起光
11は、集光器4の内面41での反射と固体レーザ素子
101、102への照射を繰り返し、固体レーザ素子1
01、102をその周囲から均一に励起し、かつ無駄な
く固体レーザ素子101、102に吸収される。特に本
実施の形態においては拡散反射面を備えた集光器4を使
用しているため、固体レーザ素子101、102内の励
起の均一性は格段に向上する。また、図2に示すよう
に、励起光源5は、固体レーザ素子101、102の側
面周囲における4方向に設置されており、固体レーザ素
子101、102内の励起分布の均一度がさらに上昇す
る。
【0026】また、光導波固体素子により励起光を集光
器5内に導光し、拡散反射集光器内に閉じ込め未吸収励
起光を繰り返し固体レーザ素子101、102に照射さ
せる励起方法により、非常に高効率な励起を行ってい
る。
【0027】では次に、このように発生したレーザビー
ムの共振器内での伝搬と熱複屈折補償の機構について説
明する。従来の技術の項で述べたように、励起光を吸収
した固体レーザ素子101、102には半径方向に温度
勾配が生じ、熱応力と屈折率勾配が発生する。熱応力は
固体レーザ素子101、102の光軸に垂直な断面内で
半径方向と円周方向で屈折率が異なるという熱複屈折を
生む。また半径方向の屈折率勾配はその固体レーザ素子
101、102を通過するレーザビームに対して半径方
向で勾配を持った屈折力を与え、レンズと類似した効果
となることから熱レンズ効果と呼ばれる現象を引き起こ
す。これらは共振器を往復し固体レーザ素子101、1
02を通過するレーザービームの伝搬に影響を及ぼす。
【0028】ここでレーザビームの2つの偏光として、
例えば図3の(a)、(b)に示したような半径方向
(以下r偏光とよぶ)および円周方向(φ偏光)の2つ
の基本偏光モードを考える。いかなる偏光状態もこの2
方向の成分の和として表すことができるため、以下では
これら2方向成分を用いて説明する。
【0029】励起光源5の出力により固体レーザ素子1
01、102の温度勾配は変化して熱レンズ効果が変化
するため、固体レーザ素子101、102内でのビーム
径は励起光源5の出力によって変化する。励起された固
体レーザ素子101、102のように熱複屈折をもつ材
料中をレーザビームが通過すると、レーザビームの2つ
のr、φ偏光成分はそれぞれ異なった屈折力を被るか
ら、r、φ偏光におけるビーム径は、図4(a)のB1
1、B22で示したように、偏光により異なっている。
図4の中で、ビーム径が有限に定まる領域が安定領域で
あり、安定型共振器が構成される。そして各々の偏光方
向において定まる2つの領域が重なる部分でのみ安定な
レーザ発振が可能であることが実験的にわかっている。
特に高品質なレーザビームを発生させようとする場合に
は、この2つの領域の重なりは小さくなり、熱複屈折の
影響を受けたレーザビームでは、レーザ発振領域が非常
に狭く、安定に高出力で高品質なレーザ発振を行うこと
は困難であった。
【0030】そこで図1に示すように、2つの固体レー
ザ素子101、102の間に偏光を90度回転する偏光
回転素子111を設ける構成を考える。すると固体レー
ザ素子101においてr偏光成分は、偏光回転素子11
1を通過することにより偏光が90度回転し、固体レー
ザ素子102ではφ偏光成分となり、固体レーザ素子1
01においてφ偏光成分は、固体レーザ素子102では
r偏光成分となる。したがって、偏光回転素子111を
介して固体レーザ素子101、102を通過する間に受
ける屈折力の総和としては、レーザビームの2方向成分
で等しくなる。このように共振器内で受ける屈折力がほ
ぼ等しい2つのレーザビームの偏光に対するレーザ発振
可能領域は図4(b)に示すようになり、両偏光の安定
領域の重なりが広くなり、熱複屈折による影響が補償さ
れている。その結果、レーザビームを安定に高出力に得
ることができるようになった。
【0031】さらに、集光器4の内面に拡散反射面41
を備えているため、光軸に垂直な断面内での励起分布が
より均一になり、2つの異なる固体レーザ素子101、
102で受ける屈折力の大きさが等しくなり、偏光を回
転させることによる熱複屈折の補償の効果は極めて高
い。
【0032】さらに励起光源に半導体レーザを用いたの
で、偏光回転素子の両側の固体レーザ素子101、10
2の励起状態が等しくなるように調整することができる
ので、熱複屈折が補償される効果をさらに高めている。
【0033】一方、2つの固体レーザ素子101、10
2と偏光回転素子を用いて熱複屈折を補償するこの構成
の場合、共振器を往復するレーザビームにおいて、固体
レーザ素子101内でのr偏光成分は、固体レーザ素子
102内ではφ偏光成分として屈折力を被り、固体レー
ザ素子101内でのφ偏光成分は、固体レーザ素子10
2内ではr偏光成分として屈折力を被るから、一方の偏
光方向のレーザビームが共振器内で受ける屈折力は左右
2つの固体レーザ素子101、102で異なり、レーザ
ビームが感じる共振器構成は左右非対称となる。その結
果、図5に示したように、熱複屈折は補償しているため
2つの偏光の安定領域C1、C2はほぼ一致するが、各
々の領域C1、C2の中間には不安定領域C0が発生す
る。
【0034】ここで不安定領域の大きさは活性媒質を含
む第1および第2の固体レーザ素子101、102の間
隔に依存する。固体レーザ素子101、102と偏光回
転素子111を接合していない場合は、固体レーザ素子
101、102と偏光回転素子111とを隔離して設置
することになり、固体レーザ素子101、102間の距
離(L)は接合している場合と比較して大きくなる。固
体レーザ素子101(もしくは102)と偏光回転素子
111との距離をL1、偏光回転素子の長さをL2と
し、反射ミラーおよび部分反射ミラーと固体レーザ素子
101、102間の距離を300mmで同一としたした
場合において、共振器の安定領域を表した特性図を図6
に示す。図6(a)では固体レーザ素子101、102
と偏光回転素子111を接合せず距離L1=30mmを
あけて隔離して設置した場合(L=2×L1+L2)
と、図6(b)ではこれらを接合した場合(L=L2)
である。
【0035】図6からわかるように、2つの固体レーザ
素子101、102間の距離Lが大きい方が、2つの安
定領域間に存在する不安定領域D01は広くなる。 し
たがって、安定なビームを取り出すためには、2つの固
体レーザ素子101、102間の距離Lが小さい方が望
ましい。本実施の形態1のように、2つの固体レーザ素
子101、102と偏光回転素子111とを接合するこ
とは、2つの固体レーザ素子101、102間の距離L
を減少させ、不安定領域を縮小し、レーザビームを安定
に取り出す効果がある。
【0036】さらに、従来の2つの固体レーザ素子10
1、102を用いる固体レーザ装置では2つの独立した
励起部基台90が必要であったが、この実施の形態1で
は、図1に示すように、2つの固体レーザ素子101、
102と偏光回転素子111を接合して一体化させた固
体レーザ素子1を用いているため、1つの励起部基台9
で構成することができる。その結果、装置の小型化、簡
素化が図れる。
【0037】さらに、2つの固体レーザ素子101、1
02を用いる固体レーザ装置では、それらの高精度な光
軸の調整が必要であったが、この実施の形態1ではあら
かじめ接合されているため、調整の必要がなく、微調整
機構も不要となる。偏光回転素子の調整および調整機構
も不要となる。
【0038】ここでは図2に示したように、半導体レー
ザ5を4方向に配置した構成により説明したが、半導体
レーザの数は4個に限らない。
【0039】実施の形態2.図7は、本発明の実施の形
態2による固体レーザ装置の励起部の詳細を示す断面図
である。図7は実施の形態1の図2に示した励起部基台
9において、2つの固体レーザ素子101の励起手段で
ある集光器4と半導体レーザ5を、各固体レーザ素子1
01、102に対して別々の基台90に備えた励起部を
使用している。この場合フローチューブ6は、図7
(a)のように固体レーザ素子1に対して1つ設けても
良いし、図7(b)のように励起部ごとに設けても良
い。
【0040】実施の形態2は実施の形態1による固体レ
ーザ装置の励起部の構成を変えたもので、動作は実施の
形態1と同様である。実施の形態2では、1つの固体レ
ーザ素子1内の各固体レーザ素子101、102ごとに
励起部を設けているので、励起部が2台必要となる一
方、1台の構成は簡単となり、励起部内部の半導体レー
ザなどの交換が容易となる。
【0041】実施の形態3.図8は、本発明の実施の形
態3による固体レーザ装置を示す断面図である。図8
は、図1および図2に示した固体レーザ素子1を含んだ
励起部を光軸上に2台設置してレーザ共振器を構成した
ものである。
【0042】次に動作を説明する。実施の形態1と同様
に熱複屈折が補償されてレーザビームが発振する。ここ
でこの実施の形態3では、図8に示すように励起部9が
2台光軸上に設置されている。そのため共振器内部には
偏光回転素子が2個(偏光回転素子111、112)設
置されており、発振するレーザビームの2つの偏光方向
は偏光回転素子を1個通過することに90度回転し、全
反射ミラー7から部分反射ミラー8までの共振器半周を
考えると総和で180度回転する。したがって、偏光回
転素子112と部分反射ミラー8の間の固体レーザ素子
104を通過する際のレーザビームの偏光状態は、偏光
回転素子111と全反射ミラー7の間の固体レーザ素子
101を通過する際の偏光状態と等しく、2つの偏光回
転素子111と112間の固体レーザ素子102、10
3を通過する際の偏光状態は前記偏光状態とは90度回
転している状態、すなわち半径方向および円周方向の成
分の大きさが入れ替わっている偏光状態となっている。
結局、全反射ミラー7から部分反射ミラー8まで進行す
るレーザビームにとって、この共振器は左右対称な構成
となっていることがわかる。その結果、レーザビームの
発振可能領域は、図9に示すように、熱複屈折が補償さ
れた効果と左右対称型共振器構成により、単一の広い領
域となる。この実施の形態3ではこのようにして、固体
レーザ素子1を含んだ独立した励起部を2台用いること
により安定で高品質なレーザビームを高出力に得ること
ができる。
【0043】また、図8では励起部に図2で示した励起
部9を用いて説明したが、図7に示した励起部90を用
いても良い。
【0044】また、図8では励起部を2台用いた場合に
ついて説明したが、励起部を共振器内に光軸上に沿って
2個以上の偶数個設けた場合にも、同様の効果がある。
【0045】実施の形態4.図10は実施の形態4によ
る固体レーザ装置を示す断面図である。図中、115、
116は偏光を45度回転させる45度偏光回転素子、
13は例えばプリズムミラーのようなレーザビームの入
射面が平面でありビームを内部で折り返して反射させる
固体光学素子である。また固体レーザ素子33、34
は、光軸を一致させて固体レーザ素子101と偏光回転
素子115および固体レーザ素子102と偏光回転素子
116を接合した固体レーザ素子であり、複合固体レー
ザ素子3は2本の固体レーザ素子33、34を光学素子
13の入射平面上に、ビームの入射と出射位置にやはり
光軸を合わせて、偏光回転素子115,116側をプリ
ズムミラー13に接合したものである。また91は励起
部基台である。
【0046】図11はこの実施の形態4による固体レー
ザ装置励起部の光軸に垂直な方向の断面図である。ここ
で、集光器4は、図11(a)のように固体レーザ素子
101、102を個々に、または図11(b)のように
2つを一括して取り囲む形状をとり、内面は拡散反射面
を持つ。固体レーザ素子33内の固体レーザ素子10
1、102は、励起光源である半導体レーザ5からの励
起光11を吸収して、集光器4内で光軸に垂直断面内で
ほぼ均一に励起され、レーザビーム10を増幅するレー
ザ増幅媒質を生成する。
【0047】次に動作を説明する。固体レーザ素子10
1、102で発生したレーザビーム10は、2つの固体
レーザ素子101、102間の2つの偏光回転素子11
5、116を通過することにより、あわせてレーザビー
ムの偏光を90°回転させ、実施の形態1の図2におけ
る偏光回転素子111を通過することと同様の効果を受
け、熱複屈折の影響が補償される。図10のように、全
反射ミラー7と部分反射ミラー8を用いて共振器を構成
すると、高品質で安定なレーザビームを高出力に得るこ
とができる。
【0048】この実施の形態4による固体レーザ装置で
は、図10に示すように、固体光学素子13を用いて固
体レーザ素子101、102を並列して配置しているた
め、2つの固体レーザ素子101、102を単一の励起
部で励起し、さらに折り返し型の共振器構成をとるため
レーザ発振器の長さを約2分の1に縮小することができ
る。
【0049】また、固体レーザ素子101、102と偏
光回転素子115、116と固体光学素子13を光軸を
一致させて接合しているため、固体レーザ素子101、
102および偏光回転素子115、116および固体光
学素子13を各々保持する機構、および微調整機構が不
要であり、装置の一層の簡素化が図れる。
【0050】また、2つの固体レーザ素子101、10
2および偏光回転素子115、116を光軸を一致させ
て微調整することは非常に困難であるが、その必要がな
い。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば以下の効
果がある。偏光回転素子を間に挟んで2つの固体レーザ
素子を接合しているため、固体レーザ素子を励起すると
生じる熱複屈折を補償し、高品質で安定なレーザビーム
を高出力に得ることができるという効果がある。 ま
た、接合により固体レーザ素子間の距離を短縮し、レー
ザ発振の不安定領域を縮小させ、安定なビームを取り出
せる領域を拡大させることができる。また、一体化した
固体レーザ素子としたため、常に高精度に光軸が一致し
ており、調整する必要がなく、熱複屈折補償の効果が高
い状態を維持できる。さらに、個別に保持、調整する機
構が必要でなくなり、装置の構成を簡素化できる。
【0052】また、励起光源として半導体レーザを用い
ているため、固体レーザ素子にのみ励起光を照射するこ
とが可能であり、また励起光に偏光回転素子の吸収が高
い波長の光が含まれていないため、偏光回転素子の熱に
起因する問題を防止し、偏光回転素子と固体レーザ素子
間の接合の信頼性を格段に高めることができる。
【0053】また、固体レーザ素子にのみ励起光を照射
し、励起領域を規定することにより、効率を向上させる
ことができる。
【0054】請求項2に記載の発明によれば、偏光回転
素子を間に挟んで2つの固体レーザ素子を接合した固体
レーザ素子を光軸上に共振器内部に偶数個配列させたの
で、レーザビームに対して対称共振器となるため、非対
称な共振器で現れる不安定領域のないレーザ発振領域を
得、さらに高出力なレーザビームを得ることができると
いう効果がある。
【0055】請求項3に記載の発明によれば、活性媒質
を含む固体レーザ素子、この固体レーザ素子を光励起す
る励起光源、この励起光源により光励起された第及び第
2の固体レーザ素子からレーザ光を取り出す光共振器を
備えた固体レーザ装置において、前記第1および第2の
固体レーザ素子をそれぞれ光学素子の入射面上において
ビームの入射と出射位置に光軸をあわせると共に、レー
ザビームの偏光を約45度回転させる偏光回転素子を前
記光学素子と前記第1の固体レーザ素子および第2の固
体レーザ素子のそれぞれの間に挟み、前記第1の固体レ
ーザ素子および第2の固体レーザ素子の光軸に一致させ
て接合して一体化させ、かつ、前記励起光源には半導体
レーザを使用し、前記第1及び第2の固体レーザ素子の
光軸に対し側方より励起光を照射することで、熱複屈折
を補償して高品質で安定なレーザビームを高出力に得る
ことができ、また発振器の長さを短縮し、2本の固体レ
ーザ素子を単一の励起部で励起することができるという
効果がある。
【0056】請求項4に記載の発明によれば、接合手段
として拡散接合を用いているため、接合媒質間に挿入物
がないため波面の乱れを防ぎ、光軸を高精度に一致させ
ることができる、さらに熱的、機械的に強固な接合を実
現できるという効果がある。
【0057】請求項5に記載の発明によれば、固体レー
ザ素子と偏光回転素子、および光学素子を密着させたの
で、固体レーザ素子間の距離を短縮し、レーザ発振の不
安定領域を縮小させ、安定なビームを取り出せる領域を
拡大させることができるという効果がある。
【0058】請求項6に記載の発明によれば、拡散反射
面を備えた集光器を用いるよう構成したので、効率よく
均一なレーザ増幅媒質を固体レーザ素子内に生成し、熱
複屈折の保証の効果を極めて高めることができるという
効果がある。
【0059】請求項7に記載の発明は、偏光回転素子の
両側の屈折力の大きさを等しくするように調整する機構
を備えたため、熱複屈折の補償の効果を高めることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である固体レーザ装
置を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である固体レーザ装
置の励起部を示す断面図である。
【図3】 固体レーザ装置における、レーザビームの基
本偏光モードを表す説明図である。
【図4】 熱複屈折が存在する場合および補償した場合
の固体レーザ装置における、励起光源の出力と固体レー
ザ素子内のレーザビーム径の関係を示す特性図である。
【図5】 非対称共振器構成をとる固体レーザ装置にお
ける、励起光源の出力と固体レーザ素子内のレーザビー
ム径の関係を示す特性図である。
【図6】 励起部内の固体レーザ素子間距離が異なる場
合の励起光源の出力と固体レーザ素子内のレーザビーム
径の関係を示す特性図である。
【図7】 この発明の実施の形態2である固体レーザ装
置の励起部を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3である固体レーザ装
置を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3である固体レーザ装
置における、励起光源の出力と固体レーザ素子内のビー
ム径の関係を示す特性図である。
【図10】 本発明の実施の形態4である固体レーザ装
置を示す断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態4である固体レーザ装
置の励起部を示す断面図である。
【図12】 従来の技術の固体レーザ装置を示す断面図
である。
【符号の説明】
1、33、34 固体レーザ素子(1:101+102
+111、103+104+112、	33:101
+115、34:102+116)、3 複合固体レー
ザ素子(3:33+34+13)、101、102,1
03,104 固体レーザ素子、111、112 90
度偏光回転素子、115,116 45度偏光回転素
子、4 集光器、40 集光器開口、41 拡散反射
面、5 半導体レーザ、55 フラッシュランプ、6
フローチューブ、7 全反射ミラー、8部分反射ミラ
ー、9,90,91 励起部基台、10 レーザビー
ム、11励起光、12 光導波固体素子、13 プリズ
ムミラー、93 ランプハウス、94 ブリュースター
板。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性媒質を含む固体レーザ素子、この固
    体レーザ素子を光励起する励起光源、この励起光源によ
    り光励起された固体レーザ素子からレーザ光を取り出す
    光共振器を備えた固体レーザ装置において、前記固体レ
    ーザ素子は、第1および第2の固体レーザ素子の間にレ
    ーザビームの偏光を約90度回転させる偏光回転素子を
    挟み光軸を一致させて接合し一体化させ、かつ、前記励
    起光源には複数の半導体レーザを使用し、前記第1及び
    2の固体レーザ素子の光軸に対し側方より励起光を照射
    することを特徴とする固体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 固体素子と偏光回転素子とを接合した固
    体素子を光軸上に偶数個配列させて用いたことを特徴と
    する請求項1に記載の固体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 活性媒質を含む固体レーザ素子、この固
    体レーザ素子を光励起する励起光源、この励起光源によ
    り光励起された第1及び第2の固体レーザ素子からレー
    ザ光を取り出す光共振器を備えた固体レーザ装置におい
    て、前記第1および第2の固体レーザ素子をそれぞれ光
    学素子の入射面上においてビームの入射と出射位置に光
    軸をあわせると共に、レーザビームの偏光を約45度回
    転させる偏光回転素子を前記光学素子と前記第1の固体
    レーザ素子および第2の固体レーザ素子のそれぞれの間
    に挟み、前記第1の固体レーザ素子および第2の固体レ
    ーザ素子の光軸に一致させて接合して一体化させ、か
    つ、前記励起光源には半導体レーザを使用し、前記第1
    及び第2の固体レーザ素子の光軸に対し側方より励起光
    を照射することを特徴とする固体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 固体レーザ素子、偏光回転素子および光
    学素子間の接合手段に拡散接合を用いたことを特徴とす
    る請求項3に記載の固体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 固体レーザ素子、偏光回転素子および光
    学素子を密着させたことを特徴とする請求項3または4
    に記載の固体レーザ装置。
  6. 【請求項6】 固体レーザ素子を囲む拡散反射面を有す
    る集光器を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれかに記載の固体レーザ装置。
  7. 【請求項7】 偏光回転素子の両側に接続された各々の
    固体レーザ素子で発生する屈折力がほぼ同一となるよう
    に調整する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のいずれかに記載の固体レーザ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003060268A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Mitsubishi Electric Corp 固体レーザ装置
WO2009109978A1 (en) * 2008-03-06 2009-09-11 Soreq Nuclear Research Center Aberration compensation for high average power laser rods by guided diode transverse pumping

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