JP2000208340A - 負荷時タップ切換器診断装置及びそれを用いた診断方法 - Google Patents

負荷時タップ切換器診断装置及びそれを用いた診断方法

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JP2000208340A
JP2000208340A JP11004927A JP492799A JP2000208340A JP 2000208340 A JP2000208340 A JP 2000208340A JP 11004927 A JP11004927 A JP 11004927A JP 492799 A JP492799 A JP 492799A JP 2000208340 A JP2000208340 A JP 2000208340A
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Hiroyuki Maehara
宏之 前原
Shinichi Matsui
信一 松井
Eiji Ozaki
英二 尾崎
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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    • H01H9/0005Tap change devices
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変圧器を分解して切換開閉器を変圧器外部に
吊り上げることなく、また負荷時タップ切換器内部に特
別にセンサを取り付けることなく、切換開閉器の切換時
間を簡便かつ確実に測定することのできる負荷時タップ
切換器診断装置及びそれを用いた診断方法を提供する。 【解決手段】 負荷時タップ切換器診断装置21には負
荷時タップ切換器2の内部回路に直流電流を通電する直
流電圧源22と、直流電圧源22を変圧器1のブッシン
グ5へ接続するための外部接続端子28と、直流電流の
時間変化波形を電圧降下として測定する抵抗器24と、
時間変化波形を表示処理するパーソナルコンピュータ2
7とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器を分解する
ことなく負荷時タップ切換器を外部から診断することが
可能な負荷時タップ切換器診断装置及びそれを用いた診
断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、送配電系統では負荷が変動して
電圧変化が起きる。そこで、送配電系統の変圧器には系
統の電圧を一定に保つために負荷時タップ切換器が設け
られている。負荷時タップ切換器は、変圧器の負荷電流
やタップ間の橋絡電流を開閉する切換開閉器と、変圧器
のタップ巻線から引き出されたタップを無負荷状態で選
択するタップ選択器とから構成されている。
【0003】このような負荷時タップ切換器では、送配
電系統の負荷が変動して電圧変化が一定限度を超えた際
に、以下のようにしてタップを切換える。まず、電動操
作機構が始動して負荷時タップ切換器の駆動軸が回転を
始め、タップ選択器の可動接点が固定接点から外れて移
動し、次に接続されるべきタップに対応する固定接点へ
と投入されることになる。この後、切換開閉器が現在通
電中のタップの回路(A側と呼ぶ)から、次に接続され
るべきタップの回路(B側と呼ぶ)へと、タップ間を限
流抵抗を介して橋絡しながら切換を行い、動作が完了す
る。
【0004】ここで、2抵抗式の切換開閉器を例にと
り、その切換動作について図7を参照して具体的に説明
する。図7は切換開閉器における各接点の接続状態を示
しており、符号8がタップ巻線、15がタップ選択器で
ある。また、9、10、13及び16が、それぞれ現在
通電中であるA側の主接点、抵抗接点、限流抵抗器及び
通電接点、12、11、14及び17が、それぞれ次に
接続されるべきB側の主接点、抵抗接点、限流抵抗器及
び通電接点である。
【0005】2抵抗式の切換開閉器においてA側からB
側へと切換を行う場合、初期状態ではA側の主接点9及
び通電接点16が投入状態にあり、A側の抵抗接点11
並びにB側の全ての接点が開放状態にある(図中の一段
目)。この状態からまずA側抵抗接点10が投入され、
通電接点16が開放される(二段目)。続いて、A側主
接点9が開放され(三段目)、B側抵抗接点11が投入
され(四段目)、さらにはA側抵抗接点10が開放され
る(五段目)。そして、B側主接点12が投入され(六
段目)、最後にB側抵抗接点11が開放される。このよ
うにして切換開閉器の各アーク接点を一定の順序で開閉
しながらタップの切換を行なう。
【0006】ここで、万が一、切換開閉器が正常に動作
しなかった場合、例えば切換途中で停止したり、切換時
間が著しく長くなった場合には、タップ間の橋絡電流を
抑制する限流抵抗器13、14が溶損するおそれがあ
る。また逆に、切換時間が著しく短くなった場合には、
各アーク接点での電流遮断が正常に行われないという事
態が発生する。これらは重大な事故につながるものであ
る。
【0007】以上の事態を防止するため、従来は負荷時
タップ切換器の動作回数を監視し、負荷時タップ切換器
の異常の有無や切換開閉器における接点の消耗状態につ
いて評価、診断を行っていた。具体的には規定動作回数
あるいは規定動作年数に達した段階で切換開閉器を変圧
器の外部に吊り上げ、切換開閉器の切換時間すなわち各
アーク接点の開閉時間をオシロスコープなどで測定する
ことにより、診断を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
診断方法では、切換開閉器を変圧器の外部に吊り上げる
ため変圧器の一部を分解しなくてはならず、変圧器の長
時間停止を余儀なくされた。しかも、電力の負荷が高い
場合には系統の運用上の問題ともなっていた。そこで、
分解点検作業に伴う不具合を解消するために、負荷時タ
ップ切換器の内部に、切換時間や接点消耗量を測定する
センサを設けるといった技術が提案されている。
【0009】例えば、特許第1878919号に係る従
来例では、図8に示すように切換開閉器の固定アーク接
点51及び可動アーク接点52つまり主接点部および抵
抗接点部に、光ファイバ53、発光部54及び受光部5
5からなる消耗量判定用の光センサが取付けられてい
る。しかし、このような技術では、アーク発生部の近傍
にセンサを配置することになるため、センサの故障が発
生しやすく、しかも負荷時タップ切換器の大幅な改造が
必要となるので、経済的に不利であった。
【0010】また、特開平1−95507号公報記載の
従来例のように、変圧器の外部に音や振動を検出するセ
ンサを設け、切換開閉器動作時の発生音を検出して接点
の動作時間を診断するという提案もある。しかし実際に
測定を行なうとなると、変圧器タンクでの反射や共振な
どのために、動作時間を精度良く確実に測定できない場
合もあることが判明した。
【0011】本発明は以上の課題を解決するために提案
されたものであり、変圧器を分解して切換開閉器を変圧
器外部に吊り上げることなく、また負荷時タップ切換器
内部に特別にセンサを取り付けることなく、切換開閉器
の切換時間を簡便かつ確実に測定することのできる負荷
時タップ切換器診断装置及びそれを用いた診断方法を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、変圧器の内部に収納され、切換開閉器と
タップ選択器とから構成される負荷時タップ切換器の診
断装置において、次のような特徴を有するものである。
請求項1に対応する負荷時タップ切換器診断装置は、負
荷時タップ切換器の内部回路に直流電流を通電する直流
電圧源と、前記直流電圧源を変圧器のブッシングへ接続
するための外部接続端子と、前記直流電流の時間変化波
形を測定する電流測定手段と、前記時間変化波形を表示
する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】このような請求項1の発明では、外部接続
端子を介して変圧器内の負荷時タップ切換器と直流電圧
源とを接続し、直流電圧源が負荷時タップ切換器の内部
回路に直流電流を通電する。そして、電流測定手段が、
切換開閉器の開閉により生じる内部回路の抵抗変化を、
直流電流の時間変化波形として測定し、これを表示手段
が表示する。したがって、負荷時タップ切換器に関する
専門的知識を有する測定者が表示手段に表示された時間
変化波形を検討することにより、切換開閉器の切換時間
を判定することができる。これにより、切換開閉器を変
圧器外部に吊り上げることなく、切換開閉器の切換時間
を測定することができ、切換開閉器の異常の有無や各接
点の消耗状態を診断することができる。
【0014】請求項2に対応する発明は、請求項1記載
の負荷時タップ切換器診断装置において、電流測定手段
が測定した時間変化波形に基づいて切換開閉器の切換時
間を算出し、これと予め設定した基準切換時間とを比較
することにより、負荷時タップ切換器の診断を支援する
診断支援手段を備えたことを特徴とするものである。
【0015】請求項2の発明によれば、診断支援手段が
切換開閉器の切換時間と予め設定した基準切換時間とを
比較することによって負荷時タップ切換器の診断を支援
するので、特に負荷時タップ切換器に関する専門的知識
を持たない測定者にも、切換開閉器の異常の有無や接点
の消耗状態を容易に診断することができる。
【0016】請求項3に対応する発明は、請求項1また
は2記載の負荷時タップ切換器診断装置において、電流
測定手段が測定した時間変化波形を時系列ディジタルデ
ータに変換するアナログ−ディジタル変換器を備えたこ
とを特徴とする。
【0017】以上のような請求項3の発明では、アナロ
グ−ディジタル変換器を用いることにより電流の時間変
化波形をディジタルデータの形態で得ることができる。
したがって、パーソナルコンピュータあるいはマイクロ
コンピュータ等によって容易に取り扱えることとなる。
この結果、電流の時間変化波形に対してソフトウェアに
よるノイズ除去や内挿、外挿、微分などの多様な処理を
適用することができ、切換開閉器の切換時間を高精度で
算出することが可能となる。
【0018】請求項4に対応する発明は、請求項1、2
または3記載の負荷時タップ切換器診断装置において、
電流測定手段として直流電圧源に直列に接続された抵抗
器を備えたことを特徴とする。この請求項4の発明にお
いては、電流測定手段を抵抗器とすることにより、測定
される電流の時間変化波形を抵抗器の両端の電圧降下と
して測定することができる。
【0019】請求項5に対応する発明は、請求項4記載
の負荷時タップ切換器診断装置において、抵抗器の抵抗
値を調整する抵抗値調整手段を備えたことを特徴とす
る。通常、診断対象とする負荷時タップ切換器の種類
や、それが装備される変圧器の種類が異なれば、通電さ
れた回路全体のインダクタンスおよび抵抗が異なり、そ
れらから定まる時定数も異なってくる。前記時定数が過
大な場合、抵抗接点開閉時の電流の時間変化が緩慢とな
り、切換時間の算出が困難となる。上記請求項5の発明
によれば、通電された回路の時定数が過大な場合には、
前記抵抗器の抵抗値を調整することにより、電流の時間
変化波形が明確に現れるような測定条件にて測定を実施
することができる。
【0020】請求項6に対応する発明は、請求項1、2
または3記載の負荷時タップ切換器診断装置において、
電流測定手段としてホール素子を備えたことを特徴とす
るものである。このような請求項6の発明では、電流測
定手段としてホール素子を備えたことにより、直流電圧
源に直列に測定用の抵抗器を挿入する必要が無くなるた
め、抵抗接点の開閉により生じる回路の相対的抵抗変化
が大きくなる。したがって電流の時間変化波形が明確と
なり、切換時間の算出精度を高めることができる。
【0021】請求項7に対応する発明は、請求項1、2
または3記載の負荷時タップ切換器診断装置において、
電流測定手段として計器用変流器を備えたことを特徴と
するものである。このような請求項7の発明において
は、電流測定手段として計器用変流器を備えたので直流
電圧源に直列に測定用の抵抗器を挿入する必要が無くな
る。また、計器用変流器の出力が電流の時間変化率に比
例することから、抵抗接点の開閉により生じる直流電流
値の変化を強調、明確化することが可能となる。これに
より、切換時間の算出精度を高めることができる。
【0022】請求項8に対応する発明は、請求項1、
2、3、4、5、6または7記載の負荷時タップ切換器
診断装置において、直流電圧源の電圧を調整する電圧調
整手段を備えたことを特徴とするものである。以上の請
求項8の発明によれば、電圧調整手段が直流電圧源の電
圧を調整することにより、直流電流の時間変化波形が明
確に現れるような測定条件にて測定を実施することがで
きる。
【0023】請求項9に対応する発明は、請求項1〜8
のいずれかに記載の負荷時タップ切換器診断装置を用い
た診断方法であって、ニューラルネットワークによるパ
ターン認識を用いたことを特徴とするものである。この
ような請求項9の発明によれば、切換時間算出の方法と
して明示的なアルゴリズムを考案しなくとも、正常時、
異常時それぞれの電流の時間変化波形を教師データとし
て事前に与えておくことで、切換開閉器の異常の有無を
簡単に診断することができる。
【0024】請求項10に対応する発明は、請求項1〜
8のいずれかに記載の負荷時タップ切換器診断装置を用
いた診断方法であって、診断対象とする負荷時タップ切
換器が装備された変圧器の運転を停止させ、前記外部接
続端子の一端を負荷時タップ切換器が装備された側の変
圧器巻線の高電圧ブッシングに接続し、前記外部接続端
子の他端を前記変圧器巻線の中性点ブッシングに接続
し、前記負荷時タップ切換器が装備されていない側の少
なくとも1つの変圧器巻線を短絡した状態で、前記負荷
時タップ切換器を動作させることを特徴とする。
【0025】請求項11に対応する発明は、請求項1〜
8のいずれかに記載の負荷時タップ切換器診断装置を用
いた診断方法であって、診断対象とする負荷時タップ切
換器が装備された変圧器の運転を停止させ、前記外部接
続端子の一端を負荷時タップ切換器が装備されていない
側のいずれか1つの変圧器巻線の高電圧ブッシングに接
続し、前記外部接続端子の他端を前記変圧器巻線の中性
点ブッシングに接続し、負荷時タップ切換器が装備され
た側の変圧器巻線を短絡した状態で、負荷時タップ切換
器を動作させることを特徴とするものである。
【0026】以上のような請求項10及び11の発明に
よれば、切換開閉器を変圧器外部に吊り上げることな
く、切換開閉器の切換時間を測定することができる。ま
た、負荷時タップ切換器が装備されていない側の変圧器
巻線、あるいは負荷時タップ切換器が装備された側の変
圧器巻線を短絡した状態で、負荷時タップ切換器を動作
させるので、外部接続端子からみた変圧器側内部回路の
インダクタンスが小さくなる。そのため、内部回路の時
定数(インダクタンス/抵抗)も小さくなる。したがっ
て、切換開閉器開閉時の直流電流の時間変化波形が鋭く
なり、切換時間の算出精度を高めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って、本発明の実
施の形態の一例について詳細な説明を行う。なお、診断
対象である負荷時タップ切換器の構成に関しては図7に
示した従来技術と同様であり、同一符号を付し、説明は
省略する。
【0028】(1)第1の実施形態…請求項1、2、
3、4、10に対応 図1は、本発明の第1の実施形態の負荷時タップ切換器
診断装置を示す構成図である。
【0029】[構成] A.負荷時タップ切換器2の構成 変圧器1の内部には、診断対象とする負荷時タップ切換
器2が納められている。ここでは一例として、2抵抗式
の切換開閉器を有する負荷時タップ切換器2の場合につ
いて説明するが、本発明はこの場合に限定されることな
く、4抵抗式その他の形式の切換開閉器に対しても同様
に適用可能である。また、変圧器1の内部には、1次側
変圧器巻線3及び2次側変圧器巻線4が収納されてい
る。
【0030】1次側変圧器巻線3の一端には1次側高電
圧ブッシング5が、他端には負荷時タップ切換器2が接
続されている。負荷時タップ切換器2のタップ巻線8の
一端には中性点ブッシング7が接続されている。2次側
変圧器巻線4には2次側高電圧ブッシング6および中性
点ブッシング7が接続されており、その間が短絡ケーブ
ル32により短絡されている。
【0031】B.負荷時タップ切換器診断装置21の構
成 第1の実施形態に係る負荷時タップ切換器診断装置21
には、負荷時タップ切換器2の内部回路に直流電流を通
電する直流電圧源22及びその電源スイッチ23が設け
られている。また、直流電圧源22に対して電流測定手
段である抵抗器24が直列に接続され、電源スイッチ2
3の一端及び抵抗器24の一端に外部接続端子28が接
続されている。さらに、抵抗器24の両端にはその端子
間電圧を入力、絶縁及び増幅するアンプ25が接続され
ている。
【0032】アンプ25にはアナログ−ディジタル変換
器26が接続され、さらにアナログ−ディジタル変換器
26にはパーソナルコンピュータ27が接続されてい
る。アナログ−ディジタル変換器26は抵抗器24の両
端電圧を時系列ディジタルデータに変換するように構成
されている。パーソナルコンピュータ27はディジタル
データ化された電流変化波形を画面上に表示し、専門家
に対して切換開閉器の診断材料を提供すると共に、電流
変化波形をソフトウェアにより処理することで切換開閉
器の切換時間を算出するように構成されている。さらに
パーソナルコンピュータ27は負荷時タップ切換器2の
診断の目安を画面上に表示するようになっている。
【0033】C.負荷時タップ切換器診断装置21によ
る診断方法 ところで、外部接続端子28の一方は変圧器1の1次側
変圧器巻線3の高電圧ブッシング5に、他方は同じく1
次側変圧器巻線3の中性点ブッシング7に、それぞれ接
続ケーブル31によって接続されている。これにより、
1次側変圧器巻線3、負荷時タップ切換器2及び負荷時
タップ切換器診断装置21は直列の通電回路を構成する
こととなり、電源スイッチ23を投入した後に前記通電
回路に流れる電流の時間変化波形は、通電回路全体の抵
抗およびインダクタンスによって定まることになる。
【0034】以上のような通電回路を構成した上で、接
続負荷時タップ切換器診断装置21を用いた診断方法で
は、診断対象とする負荷時タップ切換器2が装備された
変圧器1の運転を停止させ、負荷時タップ切換器2が装
備されていない2次側変圧器巻線4を短絡ケーブル32
により短絡した状態で、負荷時タップ切換器2を動作さ
せることを特徴としている。
【0035】[作用]上記構成を有する負荷時タップ切
換器診断装置21の動作について、図2〜図4を用いて
説明する。図2は診断装置21を接続した状態での変圧
器1・負荷時タップ切換器2の等価回路を示している。
等価回路中の41は、1次側に換算した変圧器1・負荷
時タップ切換器2の合計での巻線インダクタンスを示し
ており、その大きさを記号Lで表す。42は、1次側に
換算した変圧器1・負荷時タップ切換器2の合計での巻
線抵抗を示しており、その大きさを記号Rで表す。43
は、切換開閉器の限流抵抗器13、14の抵抗を示して
おり、その大きさを記号rで表す。44は、負荷時タッ
プ切換器診断装置21内の抵抗器24の抵抗を示してお
り、その大きさを記号RSHで表す。また45は、負荷時
タップ切換器診断装置21内の直流電圧源22の起電力
を示しており、その大きさを記号Eで表す。
【0036】既に説明したように、現在通電しているタ
ップから次のタップに切換える場合には、切換開閉器の
各接点が一定のタイミングで開閉動作する。その正常時
の動作タイミングの詳細およびその際に測定される電流
の時間変化波形を図3に示す。以下、図2及び図3を用
いて負荷時タップ切換器2の動作及びそれに伴う電流の
時間変化波形について説明する。
【0037】電源スイッチ23が投入されると、図2の
等価回路に直流電流が流れ始める。投入後、通電回路の
時定数
【数1】L/(R+RSH) と比較して十分長い時間が経過した後には、電流の大き
さ(記号Iで表す)は、
【数2】I=E/(R+RSH) で決まる一定の値となる。この状態は、図3においてT
0 で示す時間領域に対応する。
【0038】ここで、負荷時タップ切換器2を動作させ
ると、まずA側抵抗接点10が投入され、次にA側通電
接点16およびA側主接点9が開放される。この時点で
通電回路に直列に限流抵抗rが挿入されるため、以降電
流の大きさは、時定数
【数3】L/(R+r+RSH) をもって、定常値は、
【数4】I=E/(R+r+RSH) に向かって減少する。この状態は、図3においてT1
示す時間領域に対応する。
【0039】その後、B側抵抗接点11が投入される
と、限流抵抗rが2つ並列に挿入されるようになるた
め、電流の大きさは、時定数
【数5】L/(R+(r/2)+RSH) をもって、定常値は、
【数6】I=E/(R+(r/2)+RSSH) に向かう変化となる。この状態は、図3においてT2
示す時間領域に対応する。
【0040】さらに、A側抵抗接点10が開放される
と、挿入される限流抵抗rは1つとなり、以降の電流の
大きさは再び、時定数
【数7】L/(R+r+RSH) をもって、定常値は、
【数8】I=E/(R+r+RSH) に向かって減少する。この状態は、図3においてT3
示す時間領域に対応する。
【0041】最後に、B側通電接点およびB側主接点が
投入されると、通電回路は初めの状態に戻り、以降の電
流の大きさは、時定数
【数9】L/(R+RSH) をもって、定常値は、
【数10】I=E/(R+RSH) に向かって増加する。この状態は、図3においてT4
示す時間領域に対応する。以上のようにして、切換開閉
器における各接点の開閉動作の進行につれて、特徴的な
電流の時間変化波形が得られることになる。
【0042】また、第1の実施形態に係る診断方法で
は、負荷時タップ切換器2が装備されない2次側変圧器
巻線4を、短絡ケーブル32によって短絡したので、外
部接続端子28からみた1次側換算の変圧器1・負荷時
タップ切換器2合計の巻線インダクタンスLが小さくな
る。そのため、通電回路の時定数も小さくなり、抵抗接
点開閉時の電流の時間変化波形が鋭くなるので、切換時
間の算出が容易且つ高精度に行えるようになる。なお、
この診断方法は、診断装置21の構成とは無関係に、一
般的に適用することが可能である。
【0043】次に、診断装置21側に着目すると、この
電流変化波形は、負荷時タップ切換器診断装置21の内
部の抵抗器24の両端の電圧降下として測定されること
になる。この電圧は、アンプ25により絶縁、増幅さ
れ、アナログ−ディジタル変換器26によって時系列デ
ィジタルデータに変換されてから、パーソナルコンピュ
ータ27へ導かれる。
【0044】パーソナルコンピュータ27では、チャタ
リングや外部からの侵入ノイズを除去するためのノイズ
処理等を行った上で、電流変化波形を画面上に表示し、
専門家に対して切換開閉器の診断材料を提供するととも
に、この電流変化波形をソフトウェアにより処理するこ
とで切換開閉器の切換時間、すなわち図3に示すT1
2 及びT3 を算出する。さらにこの切換時間に基づ
き、以下のような診断の目安を画面上に表示し、的確な
診断を支援することができる。
【0045】(1)切換時間T1 、T2 及びT3 が、あ
らかじめ設定した要注意レベル時間を超過した場合に
は、切換動作が緩慢であると診断する。
【0046】(2)切換時間T1 、T2 及びT3 が、正
常に検出されない場合には、中間停止の可能性があると
診断する。
【0047】(3)切換開閉器の接点の接触タイミング
は、各接点の消耗により変化するので、本診断装置21
の測定する電流の時間変化波形も変化する。これは切換
時間T1 、T2 及びT3 の変化として検出することがで
き、この切換時間の増減の様子から、接点の消耗状態を
診断する。
【0048】例えば、図4のように、切換時間T2 の短
縮がみられる場合、点線で示す本来の接触タイミングが
実線で示す接触タイミングへと変化したということにな
る。すなわち、抵抗接点において、接点接触のタイミン
グは遅れ、接点離脱のタイミングは早くなっている。こ
のような変化は通常、主接点に比べて抵抗接点の消耗量
が大きいことが原因となって起こる。このようなタイミ
ングの変化量が、あらかじめ設定した要注意レベルを逸
脱した場合には、接点交換の必要があると診断する。
【0049】[効果]以上説明した第1の実施形態によ
れば、変圧器1を分解して負荷時タップ切換器2内の切
換開閉器を変圧器1の外部に吊り上げることなく、また
特別なセンサを負荷時タップ切換器2の内部に設けるこ
となく、切換開閉器の切換時間を外部から簡便かつ確実
に測定し、この測定データに基づいて正確な診断を行な
うことができる。さらに、負荷時タップ切換器2が装備
されていない2次側変圧器巻線4を短絡ケーブル32に
より短絡しているので、抵抗接点開閉時の電流の時間変
化波形が鋭くなり、切換開閉器の切換時間の算出を容易
且つ高精度に行うことができる。
【0050】また、負荷時タップ切換器2の動作時にお
ける抵抗接点の開閉により生じる内部回路の抵抗変化
を、アナログ−ディジタル変換器26によりディジタル
データに変換するので、パーソナルコンピュータ27に
て容易に取扱い可能となる。そのため、ソフトウェアに
よりノイズ除去や内挿、外挿及び微分といった多様な処
理を適用することが可能である。さらには、パーソナル
コンピュータ27により異常の有無の診断まで行わせる
ことができる。従って、特に負荷時タップ切換器2に関
する専門的知識を持たない測定者にも、切換開閉器の異
常の有無を容易に知ることができる。
【0051】(2)第2の実施形態…請求項5対応 [構成]図5は、本発明の第2の実施形態の負荷時タッ
プ切換器診断装置である。診断装置21の構成は、第1
の実施形態とほぼ同一であるが、抵抗器24及びパーソ
ナルコンピュータ27に抵抗器24の抵抗値を調整する
抵抗値調整手段29が接続されている点が異なってい
る。
【0052】[作用]抵抗器24の抵抗値RSHの選定
は、電流波形の測定において重要な要素である。抵抗値
SHが小さい場合には、限流抵抗rの有無による定常電
流値の相対的変化が大きくなるので、電流波形の変化の
幅が大きくなる。その反面、通電回路の時定数が大きく
なるので電流の時間変化が緩慢となり、抵抗器24の両
端に現れる電圧信号レベルが小さくなる。そのため、外
部からの侵入ノイズ等の影響を受けやすくなる。抵抗値
SHが大きい場合には、上記とは逆の傾向となる。した
がって、抵抗値RSHを適切に選定することが、精度の良
い測定につながる。
【0053】第2の実施形態においては抵抗器24の抵
抗値が可変であり、抵抗値調整手段29の制御によって
これを変更することができる。パーソナルコンピュータ
27は本測定に先立つ予備的測定の結果に基づいて抵抗
値調整手段29を制御することにより、抵抗器24の抵
抗値RSHを適切な値に調整する。なお、この調整はパー
ソナルコンピュータ27による自動調整だけでなく、測
定者が波形視察に基づいて手動で調整することも可能で
ある。
【0054】[効果]以上のような第2の実施形態によ
れば、複数の異なる種類の負荷時タップ切換器2を診断
対象とし、測定条件が測定毎に変化する場合でも、測定
者自身で複雑な調整をする必要が無くなり、診断作業の
作業性が向上する。
【0055】(3)第3の実施形態…請求項6、8対応 [構成]図6は、本発明の第3の実施形態の負荷時タッ
プ切換器診断装置である。診断装置21の構成は、第1
の実施形態とほぼ同一であるが、電流測定手段として抵
抗器24の代わりにホール素子30を用いる点、および
電圧調整手段33が付加されている点に特徴がある。電
圧調整手段33は直流電圧源22及びパーソナルコンピ
ュータ27に接続されている。
【0056】[作用]第3の実施形態においては、通電
回路に流れる電流値をホール素子30を用いて磁界の大
きさとして測定している。そのため抵抗器24が不要と
なり、限流抵抗rの有無による時定数や定常電流値の相
対的変化が大きくなるので、電流波形の変化するタイミ
ングを明確に検出することができる。
【0057】また、直流電圧源22の出力電圧は可変で
あり、電圧調整手段33の制御によって変更することが
できる。パーソナルコンピュータ27は本測定に先立つ
予備的測定の結果に基づいて電圧調整手段33を制御す
ることにより、通電電流を適切な値に調整することがで
きる。なお、電圧調整手段33の調整は前記抵抗値調整
手段29のそれと同様に、パーソナルコンピュータ27
による自動調整だけであっても良いし、測定者が波形視
察に基づく手動調整であっても良い。
【0058】[効果]このような第3の実施形態によれ
ば、ホール素子30を用いたことにより電流波形の変化
するタイミングを明確に検出することができるので、切
換開閉器の切換時間の算出を容易に高精度に行うことが
できる。また、電圧調整手段33が直流電圧源21の電
圧を調整するので、電流の時間変化波形が明確に現れる
測定条件にて測定を実施することができる。
【0059】(4)他の実施の形態 本発明は以上のような実施の形態に限定されるものでは
なく、例えば、電流測定手段として抵抗器24やホール
素子30の代わりに、計器用変流器を用いても良い(請
求項7に対応)。このような実施の形態では、計器用変
流器の出力が電流の時間変化率に比例するので、抵抗接
点の開閉により生じる直流電流値の変化を強調、明確化
することができ、切換時間の算出精度の向上という効果
が得られる。
【0060】また、切換時間算出の方法としては明示的
なアルゴリズムにより直接切換時間を求める方法や、ニ
ューラルネットワークによるパターン認識を用いる方法
がある(請求項9に対応)。さらに、本発明の負荷時タ
ップ切換器診断装置による診断方法としては、負荷時タ
ップ切換器が装備された側の変圧器巻線を短絡した状態
で、負荷時タップ切換器を動作させても良い(請求項1
1に対応)。
【0061】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の負荷時タッ
プ切換器診断装置及びそれを用いた診断方法によれば、
負荷時タップ切換器の切換開閉器の異常の有無や接点の
消耗状態を、直流電流を通電して切換開閉器を動作させ
ることに伴う電流の時間変化波形として測定し、切換開
閉器の各接点の切換時間を算出することにより診断する
ことができるため、変圧器を分解することなく、また特
別なセンサを設けることなく、負荷時タップ切換器の切
換開閉器を外部から簡便かつ確実に診断することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の負荷時タップ切換器
診断装置の構成図。
【図2】第1の実施形態に係る診断装置を接続した状態
での、変圧器・負荷時タップ切換器の等価回路を示す回
路図。
【図3】正常時の切換開閉器の接点動作タイミングおよ
び測定される電流の時間変化波形を示すグラフ。
【図4】抵抗接点の消耗量が大きい場合の切換開閉器の
接点動作タイミングおよび測定される電流の時間変化波
形を示すグラフ。
【図5】本発明の第2の実施形態による負荷時タップ切
換器診断装置の構成図。
【図6】本発明の第3の実施形態による負荷時タップ切
換器診断装置の構成図。
【図7】従来の負荷時タップ切換器の切換開閉器の各接
点の接続状態を示す図。
【図8】従来の負荷時タップ切換器診断装置の一例を示
す外形図。
【符号の説明】
1…変圧器 2…負荷時タップ切換器 3…1次側変圧器巻線 4…2次側変圧器巻線 5…1次側高電圧ブッシング 6…2次側高電圧ブッシング 7…中性点ブッシング 8…タップ巻線 15…タップ選択器 21…負荷時タップ切換器診断装置 22…直流電圧源 23…電源スイッチ 24…抵抗器 25…アンプ 26…アナログ−ディジタル変換器 27…パーソナルコンピュータ 28…外部接続端子 29…抵抗値調整手段 30…ホール素子 31…接続ケーブル 32…短絡ケーブル 33…電圧調整手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器の内部に収納され、切換開閉器と
    タップ選択器とから構成される負荷時タップ切換器の診
    断装置であって、 前記負荷時タップ切換器の内部回路に直流電流を通電す
    る直流電圧源と、 前記直流電圧源を変圧器のブッシングへ接続するための
    外部接続端子と、 前記直流電流の時間変化波形を測定する電流測定手段
    と、 前記電流測定手段が測定した時間変化波形を表示する表
    示手段とを備えたことを特徴とする負荷時タップ切換器
    診断装置。
  2. 【請求項2】 前記電流測定手段が測定した時間変化波
    形に基づいて前記切換開閉器の切換時間を算出し、これ
    と予め設定した基準切換時間とを比較することにより、
    負荷時タップ切換器の診断を支援する診断支援手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の負荷時タップ切換
    器診断装置。
  3. 【請求項3】 前記電流測定手段が測定した時間変化波
    形を時系列ディジタルデータに変換するアナログ−ディ
    ジタル変換器を備えたことを特徴とする請求項1または
    2記載の負荷時タップ切換器診断装置。
  4. 【請求項4】 前記電流測定手段として前記直流電圧源
    に直列に接続された抵抗器を備えたことを特徴とする請
    求項1、2または3記載の負荷時タップ切換器診断装
    置。
  5. 【請求項5】 前記抵抗器の抵抗値を調整する抵抗値調
    整手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の負荷時
    タップ切換器診断装置。
  6. 【請求項6】 電流測定手段としてホール素子を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の負荷時タ
    ップ切換器診断装置。
  7. 【請求項7】 電流測定手段として計器用変流器を備え
    たことを特徴とする請求項1、2または3記載の負荷時
    タップ切換器診断装置。
  8. 【請求項8】 前記直流電圧源の電圧を調整する電圧調
    整手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6または7記載の負荷時タップ切換器診断装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の負荷時
    タップ切換器診断装置を用いた診断方法であって、 ニューラルネットワークによるパターン認識を用いたこ
    とを特徴とする負荷時タップ切換器診断方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれかに記載の負荷
    時タップ切換器診断装置を用いた診断方法であって、 診断対象とする負荷時タップ切換器が装備された変圧器
    の運転を停止させ、 前記外部接続端子の一端を負荷時タップ切換器が装備さ
    れた側の変圧器巻線の高電圧ブッシングに接続し、 前記外部接続端子の他端を前記変圧器巻線の中性点ブッ
    シングに接続し、 前記負荷時タップ切換器が装備されていない側の少なく
    とも1つの変圧器巻線を短絡した状態で、前記負荷時タ
    ップ切換器を動作させることを特徴とする負荷時タップ
    切換器の診断方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜8のいずれかに記載の負荷
    時タップ切換器診断装置を用いた診断方法であって、 診断対象とする負荷時タップ切換器が装備された変圧器
    の運転を停止させ、 前記外部接続端子の一端を負荷時タップ切換器が装備さ
    れていない側のいずれか1つの変圧器巻線の高電圧ブッ
    シングに接続し、 前記外部接続端子の他端を前記変圧器巻線の中性点ブッ
    シングに接続し、 前記負荷時タップ切換器が装備された側の変圧器巻線を
    短絡した状態で、前記負荷時タップ切換器を動作させる
    ことを特徴とする負荷時タップ切換器の診断方法。
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