JP2000208121A - キュ―ビクル式蓄電池盤 - Google Patents
キュ―ビクル式蓄電池盤Info
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- JP2000208121A JP2000208121A JP11040444A JP4044499A JP2000208121A JP 2000208121 A JP2000208121 A JP 2000208121A JP 11040444 A JP11040444 A JP 11040444A JP 4044499 A JP4044499 A JP 4044499A JP 2000208121 A JP2000208121 A JP 2000208121A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓄電池を収容する筐体内に上下方向に配設す
る各段の棚板上に複数個の蓄電池を並べ載置し、且つ蓄
電池間の電気的接続する作業を容易に行うことができ、
高能率にキュービクル式電源装置の組立てを行うことが
できるキュービクル式蓄電池盤を提供する。 【解決手段】 筐体１の内部に複数個の蓄電池Ｄ，Ｄ，
…を並べ載置する棚板１２の複数枚を上下方向に蓄電池
を収容する空間を存して複数段配設して成る蓄電池盤に
おいて、各段の棚板１１を該筐体１の左右の側板３，４
に着脱自在に取り付けるようにした。
る各段の棚板上に複数個の蓄電池を並べ載置し、且つ蓄
電池間の電気的接続する作業を容易に行うことができ、
高能率にキュービクル式電源装置の組立てを行うことが
できるキュービクル式蓄電池盤を提供する。 【解決手段】 筐体１の内部に複数個の蓄電池Ｄ，Ｄ，
…を並べ載置する棚板１２の複数枚を上下方向に蓄電池
を収容する空間を存して複数段配設して成る蓄電池盤に
おいて、各段の棚板１１を該筐体１の左右の側板３，４
に着脱自在に取り付けるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の蓄電池を内
蔵してキュービクル式電源装置として用いられるキュー
ビクル式蓄電池盤に関する。
蔵してキュービクル式電源装置として用いられるキュー
ビクル式蓄電池盤に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の蓄電池盤は、図１１に示すよう
に、直方体の骨組みａ１に、左側板ａ２、右側板ａ３、
背板ａ４、底板ａ５を溶接して取り付け、前面の開口面
は、ドア板（図示しない）をヒンジを介し開閉自在に取
り付けて成る筐体Ａの内部に複数個の蓄電池を載置し並
べる棚板Ｂの複数枚を上下方向に各相隣る棚板Ｂ，Ｂと
の間に蓄電池を収容する空間Ｃを存して配設して成るも
のであり、使用に当たり、その各棚板Ｂ上に前面の開口
面を介して複数個の蓄電池Ｄ，Ｄ，…を並べ載置し、こ
れらの蓄電池Ｄ，Ｄ，…を互いに電気的に接続して組電
池に構成し、キュービクル式電源装置として使用され
る。この場合、これらの棚板Ｂ，Ｂ，…は上記の配設に
当たり、その各棚板Ｂは、その両端部をその骨組みａ１
の四隅のアングルａ１や左右の側板ａ２及びａ３に溶接
され筐体Ａに一体に固定配設されている。
に、直方体の骨組みａ１に、左側板ａ２、右側板ａ３、
背板ａ４、底板ａ５を溶接して取り付け、前面の開口面
は、ドア板（図示しない）をヒンジを介し開閉自在に取
り付けて成る筐体Ａの内部に複数個の蓄電池を載置し並
べる棚板Ｂの複数枚を上下方向に各相隣る棚板Ｂ，Ｂと
の間に蓄電池を収容する空間Ｃを存して配設して成るも
のであり、使用に当たり、その各棚板Ｂ上に前面の開口
面を介して複数個の蓄電池Ｄ，Ｄ，…を並べ載置し、こ
れらの蓄電池Ｄ，Ｄ，…を互いに電気的に接続して組電
池に構成し、キュービクル式電源装置として使用され
る。この場合、これらの棚板Ｂ，Ｂ，…は上記の配設に
当たり、その各棚板Ｂは、その両端部をその骨組みａ１
の四隅のアングルａ１や左右の側板ａ２及びａ３に溶接
され筐体Ａに一体に固定配設されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のキュービクル式
蓄電池盤の該筐体Ａ内に配設された夫々の棚板Ｂ，Ｂ，
…は、上記のように、該筐体Ａと一体に固設されている
ため、各棚板Ｂに複数個の蓄電池Ｄ，Ｄ，…を並べ載置
するに当たり、その各上段の棚板Ｂとの間に形成された
空間Ｃは比較的狭く、上段の棚板Ｂが邪魔になり勝ち
で、該空間Ｃ内に手を差し入れて各蓄電池Ｄを順次載置
し、所定位置に並べて行く作業が難儀であり、更にま
た、並べ載置した蓄電池Ｄ，Ｄの正，負極端子の接続作
業が極めて煩わしく組電池に構成するまで相当の時間が
かゝるなど作業性が極めて悪い。また、キュービクル式
蓄電池盤の製作に当たり、筐体Ａや全ての棚板Ｂ，Ｂ，
…に塗装するに当たり、各段の棚板Ｂが塗布作業を邪魔
して特に棚板Ｂの奥方に未塗布部分が残るなど均一に塗
布することが容易でなく、大きく重いキュービクル式蓄
電池盤を上下斜めに回転させるなどして塗布作業を行わ
ねばならないので、その作業は難儀であり、作業性が悪
く、長時間を要し、生産性が悪く、製造コストの増大を
もたらすなどの問題があった。従って、上記の課題を解
決し、キュービクル式蓄電池盤の均一な塗布作業を容易
且つ短時間で行い高能率且つ安価に製造でき、また、多
数の蓄電池を各段の棚板への載置配列作業、結線作業を
容易にできるキュービクル式蓄電池盤の開発が望まれ
る。
蓄電池盤の該筐体Ａ内に配設された夫々の棚板Ｂ，Ｂ，
…は、上記のように、該筐体Ａと一体に固設されている
ため、各棚板Ｂに複数個の蓄電池Ｄ，Ｄ，…を並べ載置
するに当たり、その各上段の棚板Ｂとの間に形成された
空間Ｃは比較的狭く、上段の棚板Ｂが邪魔になり勝ち
で、該空間Ｃ内に手を差し入れて各蓄電池Ｄを順次載置
し、所定位置に並べて行く作業が難儀であり、更にま
た、並べ載置した蓄電池Ｄ，Ｄの正，負極端子の接続作
業が極めて煩わしく組電池に構成するまで相当の時間が
かゝるなど作業性が極めて悪い。また、キュービクル式
蓄電池盤の製作に当たり、筐体Ａや全ての棚板Ｂ，Ｂ，
…に塗装するに当たり、各段の棚板Ｂが塗布作業を邪魔
して特に棚板Ｂの奥方に未塗布部分が残るなど均一に塗
布することが容易でなく、大きく重いキュービクル式蓄
電池盤を上下斜めに回転させるなどして塗布作業を行わ
ねばならないので、その作業は難儀であり、作業性が悪
く、長時間を要し、生産性が悪く、製造コストの増大を
もたらすなどの問題があった。従って、上記の課題を解
決し、キュービクル式蓄電池盤の均一な塗布作業を容易
且つ短時間で行い高能率且つ安価に製造でき、また、多
数の蓄電池を各段の棚板への載置配列作業、結線作業を
容易にできるキュービクル式蓄電池盤の開発が望まれ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解消し且つ要望を満足した電池盤を提供するもので、筐
体の内部に複数個の蓄電池を並べ載置し、棚板の複数枚
を上下方向に蓄電池を収容する空間を存して複数段配設
して成るキュービクル式蓄電池盤において、各段の棚板
の両端部を該筐体の左右側板に着脱自在に取り付けるよ
うにしたことを特徴とする。更に上記の本発明の蓄電池
盤において、該筐体の左右の側板に、各段の棚板の両端
部を差し込む一対のスリットを対向して配設すると共
に、該スリットに差し込まされた棚板の両端部に設けた
係止部を該スリットに設けた係止部に着脱自在に掛け止
めるようにしたことを特徴とする。更に上記の本発明の
蓄電池盤において、該筐体の該左右の側板の夫々に、上
下方向に複数個配設したスリットを含む中央面域を横断
面コ字状の凹面に形成し、各左右一対のスリットに差し
込んだ棚板の両端部の外端は、該凹面空間内に収容され
るようにしたことを特徴とする。
解消し且つ要望を満足した電池盤を提供するもので、筐
体の内部に複数個の蓄電池を並べ載置し、棚板の複数枚
を上下方向に蓄電池を収容する空間を存して複数段配設
して成るキュービクル式蓄電池盤において、各段の棚板
の両端部を該筐体の左右側板に着脱自在に取り付けるよ
うにしたことを特徴とする。更に上記の本発明の蓄電池
盤において、該筐体の左右の側板に、各段の棚板の両端
部を差し込む一対のスリットを対向して配設すると共
に、該スリットに差し込まされた棚板の両端部に設けた
係止部を該スリットに設けた係止部に着脱自在に掛け止
めるようにしたことを特徴とする。更に上記の本発明の
蓄電池盤において、該筐体の該左右の側板の夫々に、上
下方向に複数個配設したスリットを含む中央面域を横断
面コ字状の凹面に形成し、各左右一対のスリットに差し
込んだ棚板の両端部の外端は、該凹面空間内に収容され
るようにしたことを特徴とする。
【０００５】
【本発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図１乃至図４は、本発明の
実施の１例を示す。図１は、１は本発明のキュービクル
式蓄電池盤の筐体の分解図、図２はその組立図を示す。
該筐体１は、Ｌ形アングル角材２ａを互いに溶接し直方
形に組み立てた骨組み２とその左右側面に取り付けた左
右の側板３，４と、その背面に取り付けた背板５と上面
に取り付けた天板６と下面に下面に取り付けた底板７と
その前面にヒンジ（図示しない）によりその前面開口部
に対し開閉自在に取り付けた扉８とから成る。左右の側
板３，４、背板５、天板６、底板７の骨組み２への取り
付けは、溶接又はビス９を介して行う。尚、天板６及び
扉８には、通気孔６ａ及び８ａを設けることが好まし
い。また、骨組み２の下部に四隅の支柱２ａ，２ａ，２
ａ，２ａ間にＬ字状角材を２ｂ，２ｂ，２ｂ，２ｂを張
り渡し、骨組み２を補強することが好ましい。
付図面に基づいて説明する。図１乃至図４は、本発明の
実施の１例を示す。図１は、１は本発明のキュービクル
式蓄電池盤の筐体の分解図、図２はその組立図を示す。
該筐体１は、Ｌ形アングル角材２ａを互いに溶接し直方
形に組み立てた骨組み２とその左右側面に取り付けた左
右の側板３，４と、その背面に取り付けた背板５と上面
に取り付けた天板６と下面に下面に取り付けた底板７と
その前面にヒンジ（図示しない）によりその前面開口部
に対し開閉自在に取り付けた扉８とから成る。左右の側
板３，４、背板５、天板６、底板７の骨組み２への取り
付けは、溶接又はビス９を介して行う。尚、天板６及び
扉８には、通気孔６ａ及び８ａを設けることが好まし
い。また、骨組み２の下部に四隅の支柱２ａ，２ａ，２
ａ，２ａ間にＬ字状角材を２ｂ，２ｂ，２ｂ，２ｂを張
り渡し、骨組み２を補強することが好ましい。
【０００６】本発明によれば、左側板３及び右側板４の
夫々の中央部の面域に上下方向に所望の一定の間隔を存
して対向する左右一対の各スリット１０，１０，…を複
数段、図示では７段配設する。図示の例では、各スリッ
ト１０は、水平のスリットに形成した。かくして、左右
の両側板３，４に設けた各対向するスリット１０，１０
に、図３に示す棚板１１，１１，…の長さ方向の両端部
１１ａ，１１ａを図４（ａ）（ｂ）に明示するように差
し込んで、そのスリット１０，１０の下縁に載置せし
め、かくして左右の両側板３，４間に着脱自在に架設す
るようにして本発明のキュービクル式蓄電池盤１２を構
成した。この場合、各スリット１０は、その幅を棚板１
１の厚さより大きくして棚板１１の両端部１１ａ，１１
ａを該スリット１０に差込み易くすることが一般であり
好ましい。
夫々の中央部の面域に上下方向に所望の一定の間隔を存
して対向する左右一対の各スリット１０，１０，…を複
数段、図示では７段配設する。図示の例では、各スリッ
ト１０は、水平のスリットに形成した。かくして、左右
の両側板３，４に設けた各対向するスリット１０，１０
に、図３に示す棚板１１，１１，…の長さ方向の両端部
１１ａ，１１ａを図４（ａ）（ｂ）に明示するように差
し込んで、そのスリット１０，１０の下縁に載置せし
め、かくして左右の両側板３，４間に着脱自在に架設す
るようにして本発明のキュービクル式蓄電池盤１２を構
成した。この場合、各スリット１０は、その幅を棚板１
１の厚さより大きくして棚板１１の両端部１１ａ，１１
ａを該スリット１０に差込み易くすることが一般であり
好ましい。
【０００７】このように、本発明によれば、該筐体１の
左右の側板３，４に複数枚の棚板１１，１１，…を着脱
自在に取り付けるようにしたので、例えば、先ず図４に
実線で示すように、その最下段の対向する左右一対のス
リット１０，１０に一枚目の棚板１１をその両端部１１
ａ，１１ａを差込んで左右の側板３，４間に架設し、そ
の棚板１１上に複数個の蓄電池１３，１３，…を並べ載
置し、更に相隣る蓄電池１３，１３の正，負端子間を接
続杆で互いに接続するなどの結線作業を行う作業が、そ
の上方に従来のキュービクル式蓄電池盤の場合のように
その上段に棚板がないので、その上方の広い空間を利用
して容易且つ迅速になし得られ、次で、２枚目の棚板１
１を仮想線示のようにその上の段の左右の一対のスリッ
ト１０，１０に同様に差し込み架設し、蓄電池の載置と
並べ作業、更には結線作業を行い、このようにして順次
各棚板１１，１１，…を最上段まで同様にして架設し、
蓄電池１３全体を組電池に構成し、キュービクル式電源
装置の設置工事を迅速容易に且つ短時間に高能率に行う
ことができる。また、本発明の筐体１は内部に棚板１１
がないので、容易且つ均一にその内面の塗装作業が隅々
まで均一に行うことができる一方、筐体１とは別個に用
意した各棚板１１への全面に亘る均一な塗布作業を行う
ことができる。
左右の側板３，４に複数枚の棚板１１，１１，…を着脱
自在に取り付けるようにしたので、例えば、先ず図４に
実線で示すように、その最下段の対向する左右一対のス
リット１０，１０に一枚目の棚板１１をその両端部１１
ａ，１１ａを差込んで左右の側板３，４間に架設し、そ
の棚板１１上に複数個の蓄電池１３，１３，…を並べ載
置し、更に相隣る蓄電池１３，１３の正，負端子間を接
続杆で互いに接続するなどの結線作業を行う作業が、そ
の上方に従来のキュービクル式蓄電池盤の場合のように
その上段に棚板がないので、その上方の広い空間を利用
して容易且つ迅速になし得られ、次で、２枚目の棚板１
１を仮想線示のようにその上の段の左右の一対のスリッ
ト１０，１０に同様に差し込み架設し、蓄電池の載置と
並べ作業、更には結線作業を行い、このようにして順次
各棚板１１，１１，…を最上段まで同様にして架設し、
蓄電池１３全体を組電池に構成し、キュービクル式電源
装置の設置工事を迅速容易に且つ短時間に高能率に行う
ことができる。また、本発明の筐体１は内部に棚板１１
がないので、容易且つ均一にその内面の塗装作業が隅々
まで均一に行うことができる一方、筐体１とは別個に用
意した各棚板１１への全面に亘る均一な塗布作業を行う
ことができる。
【０００８】図面において、各棚板１１は、その前端縁
を下向きに直角に屈曲した屈曲板部１１ｂに形成し、そ
の後端縁を上向きに直角に屈曲した屈曲板部１１ｃに形
成する一方、これに対応して左右の両側板３，４に配設
した各左右一対の対向する水平スリット１０，１０の前
端と後端に対し直角に上向きの前部係止用スリット１０
ａと直角に下向きの後部係止用スリット１０ｂを設ける
ときは、その両端部１１ａ，１１ａを該左右一対の対向
スリット１０，１０に差込み、左右の両側板３，４間に
架設後の棚板１１はその前後方向の振動によるガタツキ
や脱落を防止した。
を下向きに直角に屈曲した屈曲板部１１ｂに形成し、そ
の後端縁を上向きに直角に屈曲した屈曲板部１１ｃに形
成する一方、これに対応して左右の両側板３，４に配設
した各左右一対の対向する水平スリット１０，１０の前
端と後端に対し直角に上向きの前部係止用スリット１０
ａと直角に下向きの後部係止用スリット１０ｂを設ける
ときは、その両端部１１ａ，１１ａを該左右一対の対向
スリット１０，１０に差込み、左右の両側板３，４間に
架設後の棚板１１はその前後方向の振動によるガタツキ
や脱落を防止した。
【０００９】更に好ましくは、各スリット１０の前後方
向の中間に、図６に明示のように、その下縁から上方に
突出する係止用突起１０ｃを設ける一方、各棚板１１の
両端部１１ａ，１１ａの幅方向の中間には、該スリット
１０の該係止用突起１０ｃに嵌合する係止用孔１１ｄ，
１１ｄを設けて、各棚板１１の両端部１１，１１ａを左
右のスリット１０，１０に差し込んだとき、その係止用
孔１１ｄ，１１ｄをその対応する左右の各スリット１０
の係止用突起１０ｃ，１０ｃに嵌合することにより、架
設した棚板１１の前後、左右方向の振動による棚板１１
の位置ずれや脱落を防止し、安定した耐震性のキュービ
クル式蓄電池盤１２をもたらす。
向の中間に、図６に明示のように、その下縁から上方に
突出する係止用突起１０ｃを設ける一方、各棚板１１の
両端部１１ａ，１１ａの幅方向の中間には、該スリット
１０の該係止用突起１０ｃに嵌合する係止用孔１１ｄ，
１１ｄを設けて、各棚板１１の両端部１１，１１ａを左
右のスリット１０，１０に差し込んだとき、その係止用
孔１１ｄ，１１ｄをその対応する左右の各スリット１０
の係止用突起１０ｃ，１０ｃに嵌合することにより、架
設した棚板１１の前後、左右方向の振動による棚板１１
の位置ずれや脱落を防止し、安定した耐震性のキュービ
クル式蓄電池盤１２をもたらす。
【００１０】このように、本発明のキュービクル式蓄電
池盤１２に上記のように蓄電池を配置、結線し（図示し
ない）組電池を構成した後、開閉扉（図示しない）を閉
じてキュービクル式電源装置として使用するが、その使
用に当たり、組電池から導出したリード線のコードは、
図示しないが、その天板６又は背板に設けた貫通孔より
導出し所望の負荷に接続される。その使用中に、その筐
体１内にその多数の蓄電池１３，１３，…から熱が発生
するが、上記したように、左右の側板３，４に配設した
各スリット１０の幅は、棚板１１の厚さよりは大きく形
成してあるので、その棚板１１の両端部１１ａ，１１ａ
の上面とスリット１０の上縁との間に間隙１４を生ずる
ので、蓄電池１３，１３，…から放散する熱気は、各間
隙１４より筐体１の外部に排出されるので、蓄電池１
３，１３，…の異常な昇温を防止し得られ、長期に亘り
安定良好なキュービクル式電源装置をもたらす。
池盤１２に上記のように蓄電池を配置、結線し（図示し
ない）組電池を構成した後、開閉扉（図示しない）を閉
じてキュービクル式電源装置として使用するが、その使
用に当たり、組電池から導出したリード線のコードは、
図示しないが、その天板６又は背板に設けた貫通孔より
導出し所望の負荷に接続される。その使用中に、その筐
体１内にその多数の蓄電池１３，１３，…から熱が発生
するが、上記したように、左右の側板３，４に配設した
各スリット１０の幅は、棚板１１の厚さよりは大きく形
成してあるので、その棚板１１の両端部１１ａ，１１ａ
の上面とスリット１０の上縁との間に間隙１４を生ずる
ので、蓄電池１３，１３，…から放散する熱気は、各間
隙１４より筐体１の外部に排出されるので、蓄電池１
３，１３，…の異常な昇温を防止し得られ、長期に亘り
安定良好なキュービクル式電源装置をもたらす。
【００１１】また、上記の筐体１において、左右の側板
３，４は、上下方向に配設したスリット１０，１０，…
を含む中央面域板部３ａ，４ａは、その外周板部３ｂ，
４ｂよりも内方にへこんだ矩形状の凹面に形成し、その
外面を凹部空間１５，１５に形成し、各段の左右のスリ
ット１０，１０に差し込んで架設した棚板１１の両端部
１１ａ，１１ａが、その凹部空間１５，１５内に収容さ
れて左右の側板３，４の外周３ｂ，４ｂよりも外方へ突
出しないようにして、筐体１の占有空間を可及的に小さ
くしたキュービクル式蓄電池盤１２に構成することが好
ましい。
３，４は、上下方向に配設したスリット１０，１０，…
を含む中央面域板部３ａ，４ａは、その外周板部３ｂ，
４ｂよりも内方にへこんだ矩形状の凹面に形成し、その
外面を凹部空間１５，１５に形成し、各段の左右のスリ
ット１０，１０に差し込んで架設した棚板１１の両端部
１１ａ，１１ａが、その凹部空間１５，１５内に収容さ
れて左右の側板３，４の外周３ｂ，４ｂよりも外方へ突
出しないようにして、筐体１の占有空間を可及的に小さ
くしたキュービクル式蓄電池盤１２に構成することが好
ましい。
【００１２】図５〜図１０は、本発明の他の実施例を示
す。この実施例では、筐体１をその左右の側板の各対応
するスリット１０，１０，…の各対応するスリット１
０，１０に差込み、左右の側板３，４間に架設した棚板
１１の両端部１１ａ，１１ａが外面に露出しないで体裁
が良く構成すると共に、筐体１の左右の側板３，４のス
リット１０，１０から筐体１内の熱気が直接外部に排気
されることなく、筐体１の天板６の通気孔６ａを介して
上方に排出される安全良好なキュービクル式蓄電池盤１
２に構成した。即ち、キュービクル式蓄電池盤１２′
は、図５〜図１０に示すように構成した。即ち、前記の
実施例における左右の側板３，４の上下方向に配設した
スリット１０，１０，…を含む中央面域板部３ａ，４ａ
に対応する板部を横断面コ字状のチャンネル状中央面域
板部３ａ′，４ａ′に作製し、これをその前後の側縁の
折り曲げ板部を介して前記の実施例における左右の側板
３，４と同じ大きさの平板から成る左右の側板基板１
６，１６の裏面に溶接により取り付け、該平板から成る
左右の側板基板３′，４′の裏面とチャンネル状中央面
域板部３ａ′，４ａ′との間に凹部空間１５，１５を形
成すると共に、該基板３′，４′により外面からそのチ
ャンネル状中央面域板部３ａ′，４ａ′に配設したスリ
ット１０，１０，…が見えない体裁の良い左右の側板
３′，４′に構成した。かくして、かゝる左右の側板
３′，４′を具備したキュービクル式蓄電池盤１２′
は、その筐体１′のその左右の側板３，４は、体裁の良
い平坦な側板として外観され、スリット１０，１０，…
やこれに差し込まれた棚板１１の両端部１１ａ，１１ａ
は外観されないので、体裁が良く、また、各スリット１
０，１０，…からの熱気は上方の天板６に設けた通気口
６ａから外部へ排出されるので好ましい。
す。この実施例では、筐体１をその左右の側板の各対応
するスリット１０，１０，…の各対応するスリット１
０，１０に差込み、左右の側板３，４間に架設した棚板
１１の両端部１１ａ，１１ａが外面に露出しないで体裁
が良く構成すると共に、筐体１の左右の側板３，４のス
リット１０，１０から筐体１内の熱気が直接外部に排気
されることなく、筐体１の天板６の通気孔６ａを介して
上方に排出される安全良好なキュービクル式蓄電池盤１
２に構成した。即ち、キュービクル式蓄電池盤１２′
は、図５〜図１０に示すように構成した。即ち、前記の
実施例における左右の側板３，４の上下方向に配設した
スリット１０，１０，…を含む中央面域板部３ａ，４ａ
に対応する板部を横断面コ字状のチャンネル状中央面域
板部３ａ′，４ａ′に作製し、これをその前後の側縁の
折り曲げ板部を介して前記の実施例における左右の側板
３，４と同じ大きさの平板から成る左右の側板基板１
６，１６の裏面に溶接により取り付け、該平板から成る
左右の側板基板３′，４′の裏面とチャンネル状中央面
域板部３ａ′，４ａ′との間に凹部空間１５，１５を形
成すると共に、該基板３′，４′により外面からそのチ
ャンネル状中央面域板部３ａ′，４ａ′に配設したスリ
ット１０，１０，…が見えない体裁の良い左右の側板
３′，４′に構成した。かくして、かゝる左右の側板
３′，４′を具備したキュービクル式蓄電池盤１２′
は、その筐体１′のその左右の側板３，４は、体裁の良
い平坦な側板として外観され、スリット１０，１０，…
やこれに差し込まれた棚板１１の両端部１１ａ，１１ａ
は外観されないので、体裁が良く、また、各スリット１
０，１０，…からの熱気は上方の天板６に設けた通気口
６ａから外部へ排出されるので好ましい。
【００１３】また、この実施例では、棚板１１は、図１
０に示すように、その幅方向の中心において２分し、前
半板部１１Ａと後半板部１１Ｂとから成るものに軽量化
する一方、これに対応して左右の両側板３′，４′に配
設した各段のスリット１０も棚板１１の該前半板部１１
Ａと後半板部１１Ｂとを夫々差し込まれる前半スリット
部１０Ａと後半スリット部１０Ｂとに形成し、各棚板１
１の重量を半分に分けて左右の側板３′，４′に各段の
左右の対応するスリット１０，１０への１０Ａ及び１０
Ｂに差し込み設置するようにして架設作業を容易とし
た。尚、この実施例では、各スリット１０は、先の実施
例の水平に延びたスリット１０に代え、前側から後方に
至るに従い漸次下方へ水平線に対し傾斜した、例えば１
５度傾斜したスリット１０に形成したものである。
０に示すように、その幅方向の中心において２分し、前
半板部１１Ａと後半板部１１Ｂとから成るものに軽量化
する一方、これに対応して左右の両側板３′，４′に配
設した各段のスリット１０も棚板１１の該前半板部１１
Ａと後半板部１１Ｂとを夫々差し込まれる前半スリット
部１０Ａと後半スリット部１０Ｂとに形成し、各棚板１
１の重量を半分に分けて左右の側板３′，４′に各段の
左右の対応するスリット１０，１０への１０Ａ及び１０
Ｂに差し込み設置するようにして架設作業を容易とし
た。尚、この実施例では、各スリット１０は、先の実施
例の水平に延びたスリット１０に代え、前側から後方に
至るに従い漸次下方へ水平線に対し傾斜した、例えば１
５度傾斜したスリット１０に形成したものである。
【００１４】このように構成した筐体１′に、図１１に
示すように、上記の各棚板１１を左右側板３′，４′の
各左右一対のスリット１０，１０に、所望の段から差し
込み架設することにより、本発明のキュービカル式蓄電
池盤１２′が得られるが、その棚板１１の架設順序は、
先の実施例と同様に図９に示すように、最下段から順次
行うことが好ましい。
示すように、上記の各棚板１１を左右側板３′，４′の
各左右一対のスリット１０，１０に、所望の段から差し
込み架設することにより、本発明のキュービカル式蓄電
池盤１２′が得られるが、その棚板１１の架設順序は、
先の実施例と同様に図９に示すように、最下段から順次
行うことが好ましい。
【００１５】尚、図示しないが、筐体の左右側板に配設
したスリットの中間部に設けた係止用突起を係止用凹部
に代え、棚板１１の中間部に設けた係止用突起とするよ
うにしても良い。また、図示しないが、その左右側板の
内面に棚板の両端部を受ける水平に突出する係止用リブ
を左右一対配設したものを上下方向に複数段配設し、そ
の各左右一対のリブに各棚板の両端部に設けた係止用凹
部を着脱自在に嵌着するようにしてもよい。
したスリットの中間部に設けた係止用突起を係止用凹部
に代え、棚板１１の中間部に設けた係止用突起とするよ
うにしても良い。また、図示しないが、その左右側板の
内面に棚板の両端部を受ける水平に突出する係止用リブ
を左右一対配設したものを上下方向に複数段配設し、そ
の各左右一対のリブに各棚板の両端部に設けた係止用凹
部を着脱自在に嵌着するようにしてもよい。
【００１６】
【発明の効果】このように、本発明によるときは、キュ
ービクル式蓄電池盤は、その筐体の左右の側板に、上下
方向に所定の間隔を存して複数枚棚板を着脱自在に取り
付けるように構成したので、筐体及び各棚板への塗布作
業を容易且つ均一に行うことができ、また、その各段の
棚板に蓄電池を並べ載置し、電気的接続する作業を容易
に行うことができる。また、該筐体の左右の側板に上下
方向に所定の間隔を存して複数段にスリットを対向配設
するときは、各段の左右対向する一対のスリットに棚板
の両端部を差し込むだけで、筐体に棚板を取り付けるこ
とができ、キュービクル式蓄電池盤の組立てが容易迅速
にできる。この場合、該筐体の左右の側板をその中央面
域板部をこれらの配設したスリットを囲繞する凹面と
し、該凹面空間部に棚板の両端部を収容することによ
り、体裁の良いキュービクル式電池盤をもたらす。
ービクル式蓄電池盤は、その筐体の左右の側板に、上下
方向に所定の間隔を存して複数枚棚板を着脱自在に取り
付けるように構成したので、筐体及び各棚板への塗布作
業を容易且つ均一に行うことができ、また、その各段の
棚板に蓄電池を並べ載置し、電気的接続する作業を容易
に行うことができる。また、該筐体の左右の側板に上下
方向に所定の間隔を存して複数段にスリットを対向配設
するときは、各段の左右対向する一対のスリットに棚板
の両端部を差し込むだけで、筐体に棚板を取り付けるこ
とができ、キュービクル式蓄電池盤の組立てが容易迅速
にできる。この場合、該筐体の左右の側板をその中央面
域板部をこれらの配設したスリットを囲繞する凹面と
し、該凹面空間部に棚板の両端部を収容することによ
り、体裁の良いキュービクル式電池盤をもたらす。
【図１】 本発明の実施の１例のキュービクル式蓄電池
盤の筐体の分解斜視図である。
盤の筐体の分解斜視図である。
【図２】 同筐体の斜視図である。
【図３】 棚板の斜視図である。
【図４】 本発明の実施の１例のキュービクル式蓄電池
盤を示し、図４（ａ）はその一部を裁除した正面図、図
４（ｂ）は図４（ａ）に示すキュービクル式蓄電池盤の
一部の拡大正面図である。
盤を示し、図４（ａ）はその一部を裁除した正面図、図
４（ｂ）は図４（ａ）に示すキュービクル式蓄電池盤の
一部の拡大正面図である。
【図５】 本発明の他の実施例のキュービクル式蓄電池
盤の筐体の一部を分解した斜視図である。
盤の筐体の一部を分解した斜視図である。
【図６】 他の実施例の棚板の斜視図である。
【図７】 図５に示す筐体の左側板の裏面図である。
【図８】 図７に示す左側板の上面図である。
【図９】 他の実施例のキュービクル式蓄電池盤を示
し、図９（ａ）はその一部を裁除した正面図、図９
（ｂ）は図９（ａ）に示すキュービクル式蓄電池盤の一
部の拡大正面図である。
し、図９（ａ）はその一部を裁除した正面図、図９
（ｂ）は図９（ａ）に示すキュービクル式蓄電池盤の一
部の拡大正面図である。
【図１０】 図９に示すキュービクル式蓄電池盤の右側
板の一部の拡大裁断図である。
板の一部の拡大裁断図である。
【図１１】 従来のキュービクル式蓄電池盤の斜視図で
ある。
ある。
１ 筐体 ３ 左側板 ３′ 左側板 ４ 右側板 ４′ 右側壁 １０ スリット １０ｃ 係止用突起 １１ 棚板 １１ａ 棚板の両端部 １１ｃ 係止用孔 １１ｄ 係止用孔 １２ キュービクル式蓄電池盤 １２′ キュービクル式蓄電池盤 １３ 蓄電池 １５ 凹部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒崎 豊 栃木県今市市荊沢字上原597 古河電池株 式会社今市事業所内 (72)発明者 吉田 祐一 茨城県那珂郡大宮町工業団地12−１ 株式 会社国分電機茨城工場内 Ｆターム(参考） 5H020 AA04 AS02 BB03 CC02 CC16
Claims (3)
- 【請求項１】 筐体の内部に複数個の蓄電池を並べ載置
し、棚板の複数枚を上下方向に蓄電池を収容する空間を
存して複数段配設して成るキュービクル式蓄電池盤にお
いて、各段の棚板の両端部を該筐体の左右側板に着脱自
在に取り付けるようにしたことを特徴とするキュービク
ル式蓄電池盤。 - 【請求項２】 該筐体の左右の側板に、各段の棚板の両
端部を差し込む一対のスリットを対向して配設すると共
に、該スリットに差し込まされた棚板の両端部に設けた
係止部を該スリットに設けた係止部に着脱自在に掛け止
めるようにしたことを特徴とする請求項１に記載のキュ
ービクル式蓄電池盤。 - 【請求項３】 該筐体の該左右の側板の夫々に、上下方
向に複数個配設したスリットを含む中央面域を横断面コ
字状の凹面に形成し、各左右一対のスリットに差し込ん
だ棚板の両端部の外端は、該凹面空間内に収容されるよ
うにしたことを特徴とする請求項１又は２に記載のキュ
ービクル式蓄電池盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04044499A JP3403964B2 (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | キュービクル式蓄電池盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04044499A JP3403964B2 (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | キュービクル式蓄電池盤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000208121A true JP2000208121A (ja) | 2000-07-28 |
| JP3403964B2 JP3403964B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=12580826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04044499A Expired - Lifetime JP3403964B2 (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | キュービクル式蓄電池盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3403964B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014034351A1 (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-06 | Ｎｅｃエナジーデバイス株式会社 | 蓄電装置 |
| WO2015087671A1 (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | 新神戸電機株式会社 | 電力貯蔵装置 |
| WO2016068322A1 (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-06 | 日本電気株式会社 | 蓄電装置 |
| WO2017037999A1 (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 蓄電池用ラックおよび蓄電装置 |
| WO2018221474A1 (ja) * | 2017-06-01 | 2018-12-06 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 蓄電池ユニット |
-
1999
- 1999-01-08 JP JP04044499A patent/JP3403964B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014034351A1 (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-06 | Ｎｅｃエナジーデバイス株式会社 | 蓄電装置 |
| CN104781949A (zh) * | 2012-08-27 | 2015-07-15 | Nec能源元器件株式会社 | 电力存储设备 |
| JPWO2014034351A1 (ja) * | 2012-08-27 | 2016-08-08 | Ｎｅｃエナジーデバイス株式会社 | 蓄電装置 |
| WO2015087671A1 (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | 新神戸電機株式会社 | 電力貯蔵装置 |
| JPWO2015087671A1 (ja) * | 2013-12-11 | 2017-03-16 | 日立化成株式会社 | 電力貯蔵装置 |
| WO2016068322A1 (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-06 | 日本電気株式会社 | 蓄電装置 |
| WO2017037999A1 (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 蓄電池用ラックおよび蓄電装置 |
| CN107004923A (zh) * | 2015-09-01 | 2017-08-01 | 松下知识产权经营株式会社 | 蓄电池用架以及蓄电装置 |
| JPWO2017037999A1 (ja) * | 2015-09-01 | 2018-06-14 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 蓄電池用ラックおよび蓄電装置 |
| CN107004923B (zh) * | 2015-09-01 | 2021-02-02 | 松下知识产权经营株式会社 | 蓄电池用架以及蓄电装置 |
| WO2018221474A1 (ja) * | 2017-06-01 | 2018-12-06 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 蓄電池ユニット |
| JP2018206557A (ja) * | 2017-06-01 | 2018-12-27 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 蓄電池ユニット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3403964B2 (ja) | 2003-05-06 |
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