JP2000208058A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
プラズマディスプレイパネルInfo
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- JP2000208058A JP2000208058A JP874299A JP874299A JP2000208058A JP 2000208058 A JP2000208058 A JP 2000208058A JP 874299 A JP874299 A JP 874299A JP 874299 A JP874299 A JP 874299A JP 2000208058 A JP2000208058 A JP 2000208058A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 赤外線吸収板をPDPの前面に配設した従来
のPDP装置は、可視光を吸収するため輝度が低く、し
かも赤外線吸収板が2枚のガラス板を一定間隔で対向さ
せ、周縁部を接着剤で気密封止した構造のため、厚み寸
法が大きい、重量が大きい、部品点数が多く組立工数が
かかる、斜め方向から画面を見ると赤外線吸収板による
屈折、反射等で表示が見にくい、などの問題があった。 【解決手段】 PDPの表示セル21B、21R、21
Gに対応する前面ガラス基板12の内側の誘電体層16
とMgOからなる保護層17の間に、近赤外−可視変換
蛍光体からなる蛍光体層22B、22R、22Gを一層
に形成する。また、背面ガラス基板14上のアドレス電
極15上に形成された誘電体層20の上と隔壁18の側
面に、紫外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層19B、
19R、19Gを形成する。
のPDP装置は、可視光を吸収するため輝度が低く、し
かも赤外線吸収板が2枚のガラス板を一定間隔で対向さ
せ、周縁部を接着剤で気密封止した構造のため、厚み寸
法が大きい、重量が大きい、部品点数が多く組立工数が
かかる、斜め方向から画面を見ると赤外線吸収板による
屈折、反射等で表示が見にくい、などの問題があった。 【解決手段】 PDPの表示セル21B、21R、21
Gに対応する前面ガラス基板12の内側の誘電体層16
とMgOからなる保護層17の間に、近赤外−可視変換
蛍光体からなる蛍光体層22B、22R、22Gを一層
に形成する。また、背面ガラス基板14上のアドレス電
極15上に形成された誘電体層20の上と隔壁18の側
面に、紫外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層19B、
19R、19Gを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体放電により放
射される真空紫外線によって蛍光体を励起し発光させる
ことにより文字、画像などを表示するプラズマディスプ
レイパネルに関し、特に近赤外線を遮断したプラズマデ
ィスプレイパネルに関する。
射される真空紫外線によって蛍光体を励起し発光させる
ことにより文字、画像などを表示するプラズマディスプ
レイパネルに関し、特に近赤外線を遮断したプラズマデ
ィスプレイパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】情報化社会の進展のなかで、例えば、コ
ンピュータ端末ディスプレイ、ハイビジョンなどにおい
ては、蛍光体輝度の向上、コントラストの向上などが強
く要望されている。近年、カラー化されたプラズマディ
スプレイパネル(以下、PDPと称する。)の開発が盛
んに行われており、その中でもAC型PDPは、表示容
量や表示画質の優位性、応答速度、階調表示などに優れ
ている。この種の画像表示に用いられる蛍光体として
は、赤色発光蛍光体として(Y、Gd)BO3:Eu、
緑色発光蛍光体としてZn2SiO4:Mn、青色発光蛍
光体としてBaMgAl10O17:Euなどの紫外−可視
変換蛍光体が実用化されている。
ンピュータ端末ディスプレイ、ハイビジョンなどにおい
ては、蛍光体輝度の向上、コントラストの向上などが強
く要望されている。近年、カラー化されたプラズマディ
スプレイパネル(以下、PDPと称する。)の開発が盛
んに行われており、その中でもAC型PDPは、表示容
量や表示画質の優位性、応答速度、階調表示などに優れ
ている。この種の画像表示に用いられる蛍光体として
は、赤色発光蛍光体として(Y、Gd)BO3:Eu、
緑色発光蛍光体としてZn2SiO4:Mn、青色発光蛍
光体としてBaMgAl10O17:Euなどの紫外−可視
変換蛍光体が実用化されている。
【0003】PDPの一例としてAC型PDPについて
図5を用いて説明する。図5はAC面放電型PDP11
の構造を示す斜視図である。前面ガラス基板12にペア
で形成された表示電極13と背面ガラス基板14に形成
されたアドレス電極15を構成する2種類の電極からな
り、前記2枚のガラス板上にマトリックス配置して各交
点からなる個々の表示ドットを形成している。前面ガラ
ス側の表示電極13は、蒸着したITOなどの透明導電
膜をストライプ状にエッチングして形成している。ま
た、表示電極13の上にコンデンサとして機能する誘電
体層16が形成され、さらにその上にMgOからなる保
護層17が形成されている。一方、アドレス電極とアド
レス電極の間には、厚膜印刷によってストライプ状の隔
壁18を設け、各表示ドットを分離独立させている。ま
た、紫外−可視変換蛍光体19はアドレス電極上に形成
された誘電体層20の上と隔壁18の側面に塗布されて
おり、隔壁と前面ガラス基板とで囲まれた放電空間の内
部にはXeを含む不活性ガスの混合ガスが封入されてい
る。
図5を用いて説明する。図5はAC面放電型PDP11
の構造を示す斜視図である。前面ガラス基板12にペア
で形成された表示電極13と背面ガラス基板14に形成
されたアドレス電極15を構成する2種類の電極からな
り、前記2枚のガラス板上にマトリックス配置して各交
点からなる個々の表示ドットを形成している。前面ガラ
ス側の表示電極13は、蒸着したITOなどの透明導電
膜をストライプ状にエッチングして形成している。ま
た、表示電極13の上にコンデンサとして機能する誘電
体層16が形成され、さらにその上にMgOからなる保
護層17が形成されている。一方、アドレス電極とアド
レス電極の間には、厚膜印刷によってストライプ状の隔
壁18を設け、各表示ドットを分離独立させている。ま
た、紫外−可視変換蛍光体19はアドレス電極上に形成
された誘電体層20の上と隔壁18の側面に塗布されて
おり、隔壁と前面ガラス基板とで囲まれた放電空間の内
部にはXeを含む不活性ガスの混合ガスが封入されてい
る。
【0004】表示はペアになっている表示電極間にAC
電圧を印加することによって行い、表示するセルの選択
は任意のアドレス電極と表示電極との間に電圧を印加
し、これらの電極の交点に発生する放電により行う。そ
の際、Xeのグロー放電により放射される真空紫外線の
中で、主に波長147nmの紫外線により紫外−可視変
換蛍光体を発光させている。
電圧を印加することによって行い、表示するセルの選択
は任意のアドレス電極と表示電極との間に電圧を印加
し、これらの電極の交点に発生する放電により行う。そ
の際、Xeのグロー放電により放射される真空紫外線の
中で、主に波長147nmの紫外線により紫外−可視変
換蛍光体を発光させている。
【0005】上記Xeガスの分子は放電によって上記紫
外線の他に近赤外領域の線スペクトル(以下、近赤外線
と称する。)も発生する。近赤外線は前面ガラス基板1
2を透過してパネル外へ放出される。この近赤外線は、
リモートコントロール(リモコン)装置あるいは光通信
等に用いられるLED(発光ダイオード)の発光波長領
域(800nm〜1000nm)に近い波長であり、しかも、
PDPの動作中にリモコン装置等を使用することが多い
ので、近赤外線がそれらの装置を誤動作させる要因にな
っている。背面ガラス基板14の後方へ放射される近赤
外線はPDPのケース等で一部遮断されるので、PDP
の後方へ放射される近赤外線は前方より放射される近赤
外線より少ない。このため、PDPの前面に近赤外線吸
収フィルタを設けることにより、PDPから発生する近
赤外線を遮断したPDP装置が提案されている。近赤外
線吸収フィルタとしては、例えば、特開平9−1459
17号公報に開示されているような赤外線吸収板があ
る。これは図6に示す構造を有し、赤外線吸収板31
は、PDP11の全面をカバーする大きさの2枚のガラ
ス板32、33をギャップ用部材34を介して一定間隔
で対向させ、周縁部を接着剤35で気密封止し、内部を
排気後Xeガス36を封入したものである。
外線の他に近赤外領域の線スペクトル(以下、近赤外線
と称する。)も発生する。近赤外線は前面ガラス基板1
2を透過してパネル外へ放出される。この近赤外線は、
リモートコントロール(リモコン)装置あるいは光通信
等に用いられるLED(発光ダイオード)の発光波長領
域(800nm〜1000nm)に近い波長であり、しかも、
PDPの動作中にリモコン装置等を使用することが多い
ので、近赤外線がそれらの装置を誤動作させる要因にな
っている。背面ガラス基板14の後方へ放射される近赤
外線はPDPのケース等で一部遮断されるので、PDP
の後方へ放射される近赤外線は前方より放射される近赤
外線より少ない。このため、PDPの前面に近赤外線吸
収フィルタを設けることにより、PDPから発生する近
赤外線を遮断したPDP装置が提案されている。近赤外
線吸収フィルタとしては、例えば、特開平9−1459
17号公報に開示されているような赤外線吸収板があ
る。これは図6に示す構造を有し、赤外線吸収板31
は、PDP11の全面をカバーする大きさの2枚のガラ
ス板32、33をギャップ用部材34を介して一定間隔
で対向させ、周縁部を接着剤35で気密封止し、内部を
排気後Xeガス36を封入したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近赤外線吸
収フィルタをPDPの前面に配設した従来のPDP装
置、特に、上記の赤外線吸収板31をPDPの前面に配
設した従来のPDP装置は、赤外線吸収板31が2枚の
ガラス板32、33を一定間隔で対向させ、周縁部を接
着剤35で気密封止した構造のため、特に輝度が低下す
ること、厚み寸法が大きいこと、重量が大きいこと、部
品点数が多く組立工数がかかること、斜め方向から画面
を見ると赤外線吸収板31による屈折、反射等で表示が
見にくいこと、などの問題があった。
収フィルタをPDPの前面に配設した従来のPDP装
置、特に、上記の赤外線吸収板31をPDPの前面に配
設した従来のPDP装置は、赤外線吸収板31が2枚の
ガラス板32、33を一定間隔で対向させ、周縁部を接
着剤35で気密封止した構造のため、特に輝度が低下す
ること、厚み寸法が大きいこと、重量が大きいこと、部
品点数が多く組立工数がかかること、斜め方向から画面
を見ると赤外線吸収板31による屈折、反射等で表示が
見にくいこと、などの問題があった。
【0007】本発明は上記の問題に鑑みて提案されたも
ので、その目的は、近赤外線を遮断して周辺機器を誤動
作させない、高輝度かつ薄型、軽量で視認性の良好なP
DPを提供することである。
ので、その目的は、近赤外線を遮断して周辺機器を誤動
作させない、高輝度かつ薄型、軽量で視認性の良好なP
DPを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のPDPは、前面
ガラス基板と背面ガラス基板とが対向配置して気密封止
され、前記ガラス基板間に表示セルが形成され、表示セ
ル内に形成された蛍光体層を放電によって発生した紫外
線で発光させて表示を行なうプラズマディスプレイパネ
ルにおいて、前面ガラス基板の内側に近赤外−可視変換
蛍光体を含む蛍光体層が形成されたことを特徴とする。
この構成により、放電で発生する近赤外線のうち表示セ
ルの前方へ進む近赤外線が可視光に変換されるので、P
DPの前方へ放射される近赤外線が激減し、周辺機器の
誤動作を大幅に阻止できる。また、紫外−可視変換蛍光
体による本来の可視光は前面ガラス基板の内側の近赤外
−可視変換蛍光体からなる蛍光体層で一部吸収される
が、近赤外−可視変換蛍光体による可視光が加算される
ので、全体として可視光の発光輝度が減少することはな
い。しかもこの構成では、近赤外線を遮断する手段が表
示セルの内部に形成されているので、近赤外線吸収フィ
ルタをPDPの前面に配設した従来のPDP装置に比べ
て、薄型軽量であり、フィルタの取付け、位置合わせが
不要で組立工数が減り、さらに、表示の視認性が低下し
ないなどの作用効果がある。
ガラス基板と背面ガラス基板とが対向配置して気密封止
され、前記ガラス基板間に表示セルが形成され、表示セ
ル内に形成された蛍光体層を放電によって発生した紫外
線で発光させて表示を行なうプラズマディスプレイパネ
ルにおいて、前面ガラス基板の内側に近赤外−可視変換
蛍光体を含む蛍光体層が形成されたことを特徴とする。
この構成により、放電で発生する近赤外線のうち表示セ
ルの前方へ進む近赤外線が可視光に変換されるので、P
DPの前方へ放射される近赤外線が激減し、周辺機器の
誤動作を大幅に阻止できる。また、紫外−可視変換蛍光
体による本来の可視光は前面ガラス基板の内側の近赤外
−可視変換蛍光体からなる蛍光体層で一部吸収される
が、近赤外−可視変換蛍光体による可視光が加算される
ので、全体として可視光の発光輝度が減少することはな
い。しかもこの構成では、近赤外線を遮断する手段が表
示セルの内部に形成されているので、近赤外線吸収フィ
ルタをPDPの前面に配設した従来のPDP装置に比べ
て、薄型軽量であり、フィルタの取付け、位置合わせが
不要で組立工数が減り、さらに、表示の視認性が低下し
ないなどの作用効果がある。
【0009】また、本発明のPDPは、前面ガラス基板
と背面ガラス基板とが対向配置して気密封止され、前記
ガラス基板間に表示セルが形成され、表示セル内に形成
された蛍光体層を放電によって発生した紫外線で発光さ
せて表示を行なうプラズマディスプレイパネルにおい
て、前面ガラス基板の内側および背面ガラス基板の内側
に近赤外−可視変換蛍光体を含む蛍光体層が形成された
ことを特徴とする。この構成によると、表示セルの放電
空間が近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層で囲ま
れるので、放電で発生する近赤外線のほとんどが可視光
に変換され、PDPの外部へ放射される近赤外線が上記
の構成よりも激減し、周辺機器の誤動作をより確実に阻
止できる。また、可視光の輝度も向上する。また、この
構成においても、同様に近赤外線を遮断する手段が表示
セルの内部に形成されているので、近赤外線吸収フィル
タをPDPの前面に配設した従来のPDP装置に比べ
て、薄型軽量であり、フィルタの取付け、位置合わせが
不要で組立工数が減り、さらに、表示の視認性が低下し
ないなどの作用効果がある。
と背面ガラス基板とが対向配置して気密封止され、前記
ガラス基板間に表示セルが形成され、表示セル内に形成
された蛍光体層を放電によって発生した紫外線で発光さ
せて表示を行なうプラズマディスプレイパネルにおい
て、前面ガラス基板の内側および背面ガラス基板の内側
に近赤外−可視変換蛍光体を含む蛍光体層が形成された
ことを特徴とする。この構成によると、表示セルの放電
空間が近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層で囲ま
れるので、放電で発生する近赤外線のほとんどが可視光
に変換され、PDPの外部へ放射される近赤外線が上記
の構成よりも激減し、周辺機器の誤動作をより確実に阻
止できる。また、可視光の輝度も向上する。また、この
構成においても、同様に近赤外線を遮断する手段が表示
セルの内部に形成されているので、近赤外線吸収フィル
タをPDPの前面に配設した従来のPDP装置に比べ
て、薄型軽量であり、フィルタの取付け、位置合わせが
不要で組立工数が減り、さらに、表示の視認性が低下し
ないなどの作用効果がある。
【0010】また、本発明の下位の構成として、近赤外
−可視変換蛍光体からなる蛍光体層をPDP本来の紫外
−可視変換蛍光体からなる蛍光体層と積層して形成して
もよいし、両蛍光体を混合して一層に形成してもよい。
積層する場合は、背面ガラス基板の内側に近赤外−可視
変換蛍光体からなる蛍光体層を形成し、その上に(放電
空間側に)紫外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層を積
層して形成することが望ましい。この構成によると、紫
外−可視変換蛍光体層が放電空間に直接曝されるので、
紫外線の損失が最小となり、紫外−可視変換蛍光体によ
る本来の可視光の発光輝度を減少させることなく上記の
ように近赤外線を遮断できる。混合する場合は、印刷す
る工数が半減する利点がある。ただし、紫外線の一部が
近赤外−可視変換蛍光体に吸収されるので、積層の場合
よりも輝度はやや減少する。
−可視変換蛍光体からなる蛍光体層をPDP本来の紫外
−可視変換蛍光体からなる蛍光体層と積層して形成して
もよいし、両蛍光体を混合して一層に形成してもよい。
積層する場合は、背面ガラス基板の内側に近赤外−可視
変換蛍光体からなる蛍光体層を形成し、その上に(放電
空間側に)紫外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層を積
層して形成することが望ましい。この構成によると、紫
外−可視変換蛍光体層が放電空間に直接曝されるので、
紫外線の損失が最小となり、紫外−可視変換蛍光体によ
る本来の可視光の発光輝度を減少させることなく上記の
ように近赤外線を遮断できる。混合する場合は、印刷す
る工数が半減する利点がある。ただし、紫外線の一部が
近赤外−可視変換蛍光体に吸収されるので、積層の場合
よりも輝度はやや減少する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のPDPの第一の実施の形
態について図1を参照して説明する。図1はPDPの一
例としてのAC面放電型PDPの構造を示す要部拡大断
面図である。図5に示した従来のPDPとの相違点は蛍
光体層の構成であり、その他の構成は図5と同様である
から重複する部分の説明は省略する。図1に示すPDP
の構成上の特徴は、表示セルの前面ガラス基板側に近赤
外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層が形成されている
ことである。すなわち、表示セル21B、21R、21
Gにおいて、前面ガラス基板12の内側の誘電体層16
とMgOからなる保護層17の間に、近赤外−可視変換
蛍光体からなる蛍光体層22B、22R、22Gが一層
に形成されている。形成方法は、該蛍光体粉末を含むス
ラリーを用いてスクリーン印刷し、後工程で焼成してバ
インダ等を除去する一般的な方法である。ここで、B、
R、Gはそれぞれ青色、赤色、緑色に対応する。一方、
背面ガラス基板14上のアドレス電極15上に形成され
た誘電体層20の上と隔壁18の側面には、従来と同様
に紫外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層19B、19
R、19Gが形成されている。
態について図1を参照して説明する。図1はPDPの一
例としてのAC面放電型PDPの構造を示す要部拡大断
面図である。図5に示した従来のPDPとの相違点は蛍
光体層の構成であり、その他の構成は図5と同様である
から重複する部分の説明は省略する。図1に示すPDP
の構成上の特徴は、表示セルの前面ガラス基板側に近赤
外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層が形成されている
ことである。すなわち、表示セル21B、21R、21
Gにおいて、前面ガラス基板12の内側の誘電体層16
とMgOからなる保護層17の間に、近赤外−可視変換
蛍光体からなる蛍光体層22B、22R、22Gが一層
に形成されている。形成方法は、該蛍光体粉末を含むス
ラリーを用いてスクリーン印刷し、後工程で焼成してバ
インダ等を除去する一般的な方法である。ここで、B、
R、Gはそれぞれ青色、赤色、緑色に対応する。一方、
背面ガラス基板14上のアドレス電極15上に形成され
た誘電体層20の上と隔壁18の側面には、従来と同様
に紫外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層19B、19
R、19Gが形成されている。
【0012】この構成により、PDPの表示セル内で発
生する近赤外線のうち、前面ガラス基板側に進む近赤外
線は、近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層22
B、22R、22Gによって可視光に変換されるので、
PDPの前方へ放射される近赤外線が激減し、周辺機器
の誤動作を阻止できる。また、紫外−可視変換蛍光体に
よる本来の可視光は前面ガラス基板の内側の近赤外−可
視変換蛍光体からなる蛍光体層で一部吸収されるが、近
赤外−可視変換蛍光体による可視光が加算されるので、
近赤外線吸収フィルタを前面に配設した従来のPDPに
比べて可視光の発光輝度が増加する。しかもこの構成で
は、近赤外線を遮断する手段が基板の内側に形成されて
いるので、近赤外線吸収フィルタをPDPの前面に配設
した従来のPDP装置に比べて、薄型軽量であり、フィ
ルタの取付け、位置合わせが不要で組立工数が減り、さ
らに、表示の視認性が低下しないなどの作用効果があ
る。
生する近赤外線のうち、前面ガラス基板側に進む近赤外
線は、近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層22
B、22R、22Gによって可視光に変換されるので、
PDPの前方へ放射される近赤外線が激減し、周辺機器
の誤動作を阻止できる。また、紫外−可視変換蛍光体に
よる本来の可視光は前面ガラス基板の内側の近赤外−可
視変換蛍光体からなる蛍光体層で一部吸収されるが、近
赤外−可視変換蛍光体による可視光が加算されるので、
近赤外線吸収フィルタを前面に配設した従来のPDPに
比べて可視光の発光輝度が増加する。しかもこの構成で
は、近赤外線を遮断する手段が基板の内側に形成されて
いるので、近赤外線吸収フィルタをPDPの前面に配設
した従来のPDP装置に比べて、薄型軽量であり、フィ
ルタの取付け、位置合わせが不要で組立工数が減り、さ
らに、表示の視認性が低下しないなどの作用効果があ
る。
【0013】また、変形例として紫外−可視変換蛍光体
からなる蛍光体層19B、19R、19Gを前面ガラス
基板側に形成することもできる。この場合は、図2に示
すように、保護層17の上(放電空間側)に、紫外−可
視変換蛍光体からなる蛍光体層19B、19R、19G
を積層して形成することが望ましい。この構成でも、紫
外−可視変換蛍光体の近赤外線透過率は高いので、近赤
外―可視変換量が減少することはなく、第一の実施の形
態と同程度の近赤外線遮断効果がある。また、紫外−可
視変換蛍光体層が放電空間に直接曝されるので、紫外線
の損失が少なく、紫外−可視変換蛍光体による本来の可
視光の発光輝度が減少することなく、全体として発光輝
度は第一の実施の形態と同程度である。
からなる蛍光体層19B、19R、19Gを前面ガラス
基板側に形成することもできる。この場合は、図2に示
すように、保護層17の上(放電空間側)に、紫外−可
視変換蛍光体からなる蛍光体層19B、19R、19G
を積層して形成することが望ましい。この構成でも、紫
外−可視変換蛍光体の近赤外線透過率は高いので、近赤
外―可視変換量が減少することはなく、第一の実施の形
態と同程度の近赤外線遮断効果がある。また、紫外−可
視変換蛍光体層が放電空間に直接曝されるので、紫外線
の損失が少なく、紫外−可視変換蛍光体による本来の可
視光の発光輝度が減少することなく、全体として発光輝
度は第一の実施の形態と同程度である。
【0014】次に、本発明のPDPの第二の実施の形態
について図3を参照して説明する。図3に示すPDPの
構成上の特徴は、表示セルの前面ガラス基板側および背
面ガラス基板側に近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光
体層が形成されていることである。すなわち、表示セル
21B、21R、21Gに対応して、前面ガラス基板1
2の内側の誘電体層16とMgOからなる保護層17の
間に、近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層22
B、22R、22Gが該蛍光体粉末を含むスラリーを用
いてスクリーン印刷等で一層に形成されている。一方、
背面ガラス基板14上のアドレス電極15上に形成され
た誘電体層20の上と隔壁18の側面には、近赤外−可
視変換蛍光体からなる蛍光体層22B、22R、22G
がスクリーン印刷等で形成され、その上に紫外−可視変
換蛍光体からなる蛍光体層19B、19R、19Gが同
様の方法で積層して形成されている。なお、紫外−可視
変換蛍光体からなる蛍光体層19B、19R、19Gは
放電空間側に位置している。
について図3を参照して説明する。図3に示すPDPの
構成上の特徴は、表示セルの前面ガラス基板側および背
面ガラス基板側に近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光
体層が形成されていることである。すなわち、表示セル
21B、21R、21Gに対応して、前面ガラス基板1
2の内側の誘電体層16とMgOからなる保護層17の
間に、近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層22
B、22R、22Gが該蛍光体粉末を含むスラリーを用
いてスクリーン印刷等で一層に形成されている。一方、
背面ガラス基板14上のアドレス電極15上に形成され
た誘電体層20の上と隔壁18の側面には、近赤外−可
視変換蛍光体からなる蛍光体層22B、22R、22G
がスクリーン印刷等で形成され、その上に紫外−可視変
換蛍光体からなる蛍光体層19B、19R、19Gが同
様の方法で積層して形成されている。なお、紫外−可視
変換蛍光体からなる蛍光体層19B、19R、19Gは
放電空間側に位置している。
【0015】この構成により、PDPの放電空間が近赤
外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層によって囲まれる
ので、表示セル内で発生する近赤外線が近赤外−可視変
換蛍光体からなる蛍光体層によって可視光に変換され、
PDPの前方および後方へ放射される近赤外線は遮断さ
れる。このため、第一の実施の形態よりもさらに周辺機
器の誤動作を阻止できる。また、前面側だけでなく背面
側でも近赤外線が可視光に変換されるので、その分だけ
可視光の輝度が加算され第一の実施の形態よりも輝度が
向上する。
外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層によって囲まれる
ので、表示セル内で発生する近赤外線が近赤外−可視変
換蛍光体からなる蛍光体層によって可視光に変換され、
PDPの前方および後方へ放射される近赤外線は遮断さ
れる。このため、第一の実施の形態よりもさらに周辺機
器の誤動作を阻止できる。また、前面側だけでなく背面
側でも近赤外線が可視光に変換されるので、その分だけ
可視光の輝度が加算され第一の実施の形態よりも輝度が
向上する。
【0016】また、変形例として、図示しないが背面ガ
ラス基板14上の近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光
体層22B、22R、22Gと、紫外−可視変換蛍光体
からなる蛍光体層19B、19R、19Gとの積層順序
を逆にしてもよく、近赤外線の遮断効果はほとんど変わ
らない。ただし、紫外線が近赤外−可視変換蛍光体に若
干吸収されるので可視光輝度はやや減少する。
ラス基板14上の近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光
体層22B、22R、22Gと、紫外−可視変換蛍光体
からなる蛍光体層19B、19R、19Gとの積層順序
を逆にしてもよく、近赤外線の遮断効果はほとんど変わ
らない。ただし、紫外線が近赤外−可視変換蛍光体に若
干吸収されるので可視光輝度はやや減少する。
【0017】次に、本発明のPDPの第三の実施の形態
について図4を参照して説明する。図4に示すPDPの
構成上の特徴は、前面ガラス基板12の内側の誘電体層
16とMgOからなる保護層17の間に近赤外−可視変
換蛍光体からなる蛍光体層22B、22R、22Gがス
クリーン印刷等で形成され、保護層17の上に紫外−可
視変換蛍光体からなる蛍光体層19B、19R、19G
が形成され、かつ、背面ガラス基板14の内側の誘電体
層20の上に、近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体
層22B、22R、22Gがスクリーン印刷等で形成さ
れていることを特徴とする。この構成でも近赤外線の遮
断効果は第二の実施の形態とほぼ同様である。また、前
面ガラス基板12の内側では紫外−可視変換蛍光体から
なる蛍光体層19B、19R、19Gが放電空間側に形
成されているので、紫外線がほとんど損失することなく
紫外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層に到達する。こ
のため、紫外線励起による可視光の発光輝度は第二の実
施の形態とほぼ同様である。
について図4を参照して説明する。図4に示すPDPの
構成上の特徴は、前面ガラス基板12の内側の誘電体層
16とMgOからなる保護層17の間に近赤外−可視変
換蛍光体からなる蛍光体層22B、22R、22Gがス
クリーン印刷等で形成され、保護層17の上に紫外−可
視変換蛍光体からなる蛍光体層19B、19R、19G
が形成され、かつ、背面ガラス基板14の内側の誘電体
層20の上に、近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体
層22B、22R、22Gがスクリーン印刷等で形成さ
れていることを特徴とする。この構成でも近赤外線の遮
断効果は第二の実施の形態とほぼ同様である。また、前
面ガラス基板12の内側では紫外−可視変換蛍光体から
なる蛍光体層19B、19R、19Gが放電空間側に形
成されているので、紫外線がほとんど損失することなく
紫外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層に到達する。こ
のため、紫外線励起による可視光の発光輝度は第二の実
施の形態とほぼ同様である。
【0018】ところで、上記の各実施の形態、変形例で
は、近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層22B、
22R、22Gを誘電体層と保護層の間に形成した場合
について説明したが、この位置に限定されず、前面ガラ
ス基板の内面でもよいし、表示電極と誘電体層との間で
もよいし、保護層の上(放電空間側)でもよい。両蛍光
体粉末を混合して塗布し一層の蛍光体層としてもよい。
は、近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層22B、
22R、22Gを誘電体層と保護層の間に形成した場合
について説明したが、この位置に限定されず、前面ガラ
ス基板の内面でもよいし、表示電極と誘電体層との間で
もよいし、保護層の上(放電空間側)でもよい。両蛍光
体粉末を混合して塗布し一層の蛍光体層としてもよい。
【0019】また、上記の第二の各実施の形態と変形例
では、紫外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層と近赤外
−可視変換蛍光体からなる蛍光体層とを積層した場合に
ついて説明したが、両蛍光体粉末を混合して塗布し一層
の蛍光体層としてもよい。この場合も、近赤外線の遮断
効果はほとんど変わらない。しかも、塗布工程が半減す
る。ただし、紫外線が近赤外−可視変換蛍光体に吸収さ
れる分、紫外−可視変換蛍光体による可視光の輝度は減
少する。
では、紫外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層と近赤外
−可視変換蛍光体からなる蛍光体層とを積層した場合に
ついて説明したが、両蛍光体粉末を混合して塗布し一層
の蛍光体層としてもよい。この場合も、近赤外線の遮断
効果はほとんど変わらない。しかも、塗布工程が半減す
る。ただし、紫外線が近赤外−可視変換蛍光体に吸収さ
れる分、紫外−可視変換蛍光体による可視光の輝度は減
少する。
【0020】本発明で使用できる紫外−可視変換蛍光体
としては、従来より公知のPDP用蛍光体であり、例え
ば、赤色発光蛍光体として(Y、Gd)BO3:Eu、
緑色発光蛍光体としてZn2SiO4:Mn、青色発光蛍
光体としてBaMgAl10O17:Euなどがある。一
方、近赤外−可視変換蛍光体としては、およそ700〜
1000nmの近赤外線で励起され、可視光を発光する
蛍光体であればいずれのものでも基本的に使用できる。
例えば、緑色または赤色発光センターとなるエルビウム
(Er)、青色発光センターとなるツリウム(Tm)を
用い、赤外吸収付活剤としてイッテルビウム(Yb)を
用いてなる蛍光体、例えば、青色発光のLnF3:Y
b,Tm、Ln2O2S:Yb,Tm(ただし、Lnは
Y、La、Lu、Gdなど)、緑色発光のLnF3:Y
b,Er又はHo、BaYF5:Yb,Er又はHo、
MF3:Yb,Er又はHo(ただし、MはBa,C
a,Sr)、YOCl:Yb,Er、Ln2O2S:Y
b,Er、赤色発光のLn2O3:Yb,Er等が好適す
る。
としては、従来より公知のPDP用蛍光体であり、例え
ば、赤色発光蛍光体として(Y、Gd)BO3:Eu、
緑色発光蛍光体としてZn2SiO4:Mn、青色発光蛍
光体としてBaMgAl10O17:Euなどがある。一
方、近赤外−可視変換蛍光体としては、およそ700〜
1000nmの近赤外線で励起され、可視光を発光する
蛍光体であればいずれのものでも基本的に使用できる。
例えば、緑色または赤色発光センターとなるエルビウム
(Er)、青色発光センターとなるツリウム(Tm)を
用い、赤外吸収付活剤としてイッテルビウム(Yb)を
用いてなる蛍光体、例えば、青色発光のLnF3:Y
b,Tm、Ln2O2S:Yb,Tm(ただし、Lnは
Y、La、Lu、Gdなど)、緑色発光のLnF3:Y
b,Er又はHo、BaYF5:Yb,Er又はHo、
MF3:Yb,Er又はHo(ただし、MはBa,C
a,Sr)、YOCl:Yb,Er、Ln2O2S:Y
b,Er、赤色発光のLn2O3:Yb,Er等が好適す
る。
【0021】近赤外−可視変換蛍光体からなる蛍光体層
の形成に関し、上記のように通常の蛍光体粉末を含むス
ラリーを用いて印刷する方法が一般的であるが、粉末に
代えて偏平な結晶板状の蛍光体を含むスラリーを用いて
印刷することにより、可視光透過率を高めて輝度を改善
してもよい。また、蒸着、スパッタ等で形成してもよ
い。蒸着、スパッタ等で形成する場合は、電極、保護
層、絶縁体層などを損傷しないように、また、安定な蛍
光膜を得るために先行してガラス基板上に直接形成する
のがよい。
の形成に関し、上記のように通常の蛍光体粉末を含むス
ラリーを用いて印刷する方法が一般的であるが、粉末に
代えて偏平な結晶板状の蛍光体を含むスラリーを用いて
印刷することにより、可視光透過率を高めて輝度を改善
してもよい。また、蒸着、スパッタ等で形成してもよ
い。蒸着、スパッタ等で形成する場合は、電極、保護
層、絶縁体層などを損傷しないように、また、安定な蛍
光膜を得るために先行してガラス基板上に直接形成する
のがよい。
【0022】上記の発明の実施の形態、変形例等は、A
C面放電型PDPを例にして説明したが、本発明はDC
型にも適用できる。また、面放電型(反射型)だけでな
く透過型にも適用できる。
C面放電型PDPを例にして説明したが、本発明はDC
型にも適用できる。また、面放電型(反射型)だけでな
く透過型にも適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、前面
ガラス基板と背面ガラス基板とが対向配置して気密封止
され、前記ガラス基板間に表示セルが形成され、表示セ
ル内に形成された紫外−可視変換蛍光体層を放電によっ
て発生した紫外線で発光させて表示を行なうプラズマデ
ィスプレイパネルにおいて、少なくとも前面ガラス基板
の内側に近赤外−可視変換蛍光体を含む蛍光体層を形成
したことを特徴とする。この構成により、表示セルの放
電空間が近赤外−可視変換蛍光体を含む蛍光体層で囲ま
れるので、放電で発生する近赤外線が近赤外−可視変換
蛍光体で可視光に変換される。このため、PDPの前方
へ放射される近赤外線が遮断され、周辺機器の誤動作を
阻止できると共に、可視光の発光輝度が向上した薄型、
軽量のPDPを提供できる。
ガラス基板と背面ガラス基板とが対向配置して気密封止
され、前記ガラス基板間に表示セルが形成され、表示セ
ル内に形成された紫外−可視変換蛍光体層を放電によっ
て発生した紫外線で発光させて表示を行なうプラズマデ
ィスプレイパネルにおいて、少なくとも前面ガラス基板
の内側に近赤外−可視変換蛍光体を含む蛍光体層を形成
したことを特徴とする。この構成により、表示セルの放
電空間が近赤外−可視変換蛍光体を含む蛍光体層で囲ま
れるので、放電で発生する近赤外線が近赤外−可視変換
蛍光体で可視光に変換される。このため、PDPの前方
へ放射される近赤外線が遮断され、周辺機器の誤動作を
阻止できると共に、可視光の発光輝度が向上した薄型、
軽量のPDPを提供できる。
【図1】 本発明の第一の実施の形態を示すAC面放電
型PDPの要部拡大断面図
型PDPの要部拡大断面図
【図2】 本発明の第一の実施の形態の変形例を示すA
C面放電型PDPの要部拡大断面図
C面放電型PDPの要部拡大断面図
【図3】 本発明の第二の実施の形態を示すAC面放電
型PDPの要部拡大断面図
型PDPの要部拡大断面図
【図4】 本発明の第三の実施の形態を示すAC面放電
型PDPの要部拡大断面図
型PDPの要部拡大断面図
【図5】 従来のAC面放電型PDPの一例を示す斜視
図
図
【図6】 赤外線吸収板を前面に配設した従来のPDP
の要部構成図
の要部構成図
1 PDP 12 前面ガラス基板 14 背面ガラス基板 16 誘電体層 17 保護層 18 隔壁 19B、19R、19G 紫外−可視変換蛍光体層 20 誘電体層 21B、21R、21G 表示セル 22B、22R、22G 近赤外−可視変換蛍光体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 康貴 滋賀県大津市晴嵐2丁目9番1号 関西日 本電気株式会社内 (72)発明者 畑 昇一 滋賀県大津市晴嵐2丁目9番1号 関西日 本電気株式会社内 (72)発明者 吉田 尚史 滋賀県大津市晴嵐2丁目9番1号 関西日 本電気株式会社内 Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 GB03 GB14 GG04 GG07 GG08
Claims (7)
- 【請求項1】前面ガラス基板と背面ガラス基板とが対向
配置して気密封止され、前記ガラス基板間に表示セルが
形成され、表示セル内に形成された蛍光体層を放電によ
って発生した紫外線で発光させて表示を行なうプラズマ
ディスプレイパネルにおいて、前面ガラス基板の内側に
近赤外−可視変換蛍光体を含む蛍光体層が形成されたこ
とを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項2】前面ガラス基板の内側に近赤外−可視変換
蛍光体と紫外−可視変換蛍光体とからなる蛍光体層が形
成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマデ
ィスプレイパネル。 - 【請求項3】前面ガラス基板と背面ガラス基板とが対向
配置して気密封止され、前記ガラス基板間に表示セルが
形成され、表示セル内に形成された蛍光体層を放電によ
って発生した紫外線で発光させて表示を行なうプラズマ
ディスプレイパネルにおいて、前面ガラス基板の内側お
よび背面ガラス基板の内側に近赤外−可視変換蛍光体を
含む蛍光体層が形成されたことを特徴とするプラズマデ
ィスプレイパネル。 - 【請求項4】前面ガラス基板の内側に近赤外−可視変換
蛍光体からなる蛍光体層が形成され、かつ、背面ガラス
基板の内側に紫外−可視変換蛍光体と近赤外−可視変換
蛍光体とからなる蛍光体層が形成されたことを特徴とす
る請求項3に記載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項5】前面ガラス基板の内側に紫外−可視変換蛍
光体と近赤外−可視変換蛍光体とからなる蛍光体層が形
成され、かつ、背面ガラス基板の内側に近赤外−可視変
換蛍光体からなる蛍光体層が形成されたことを特徴とす
る請求項3に記載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項6】背面ガラス基板の内側に近赤外−可視変換
蛍光体からなる蛍光体層が形成され、その上に紫外−可
視変換蛍光体からなる蛍光体層が積層して形成されたこ
とを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイ
パネル。 - 【請求項7】背面ガラス基板の内側に、紫外−可視変換
蛍光体と近赤外−可視変換蛍光体とを混合してなる蛍光
体層が形成されたことを特徴とする請求項4に記載のプ
ラズマディスプレイパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP874299A JP2000208058A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | プラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP874299A JP2000208058A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | プラズマディスプレイパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000208058A true JP2000208058A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11701405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP874299A Pending JP2000208058A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | プラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000208058A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002058095A1 (en) * | 2001-01-17 | 2002-07-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Plasma display panel and its manufacturing method |
KR100496285B1 (ko) * | 2000-10-06 | 2005-06-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 표시패널 |
EP1693874A1 (en) * | 2005-02-21 | 2006-08-23 | Samsung SDI Co., Ltd. | Plasma display panel |
KR100718051B1 (ko) * | 2004-12-03 | 2007-05-14 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 그의 제조방법 |
-
1999
- 1999-01-18 JP JP874299A patent/JP2000208058A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100496285B1 (ko) * | 2000-10-06 | 2005-06-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 표시패널 |
WO2002058095A1 (en) * | 2001-01-17 | 2002-07-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Plasma display panel and its manufacturing method |
US7329991B2 (en) | 2001-01-17 | 2008-02-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Plasma display panel provided with thinned crystal phosphor material and its corresponding method of manufacturing |
CN100372042C (zh) * | 2001-01-17 | 2008-02-27 | 松下电器产业株式会社 | 等离子体显示屏及其制造方法 |
KR100884152B1 (ko) | 2001-01-17 | 2009-02-17 | 파나소닉 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 제조방법 |
KR100718051B1 (ko) * | 2004-12-03 | 2007-05-14 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 그의 제조방법 |
EP1693874A1 (en) * | 2005-02-21 | 2006-08-23 | Samsung SDI Co., Ltd. | Plasma display panel |
US7443098B2 (en) | 2005-02-21 | 2008-10-28 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display panel with first and second phosphor layers respectively on first and second substrate surfaces |
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