JP2000207827A - 信号生成装置及び方法、信号処理装置及び方法 - Google Patents

信号生成装置及び方法、信号処理装置及び方法

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JP2000207827A
JP2000207827A JP11004338A JP433899A JP2000207827A JP 2000207827 A JP2000207827 A JP 2000207827A JP 11004338 A JP11004338 A JP 11004338A JP 433899 A JP433899 A JP 433899A JP 2000207827 A JP2000207827 A JP 2000207827A
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blocks
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JP11004338A
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Tetsuro Suma
哲朗 須磨
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロック境界付近のビデオ信号又はオーディ
オ信号を時間的に連続して出力するときにノイズを発生
させない。 【解決手段】 時間的に連続した信号が所定の容量で分
割されてなるブロックを記憶する記憶手段と、記憶手段
に記憶されたブロックの境界に、前記ブロックの時間的
に前後するブロックに含まれるビデオ信号又はオーディ
オ信号を含むオーバラップ部を付加して処理ブロックを
生成する信号生成手段5と、信号生成手段5で生成した
処理ブロックに含まれるオーバラップ部を用いて、各ブ
ロックの境界におけるビデオ信号及びオーディオ信号に
ついてフェード処理を施して出力する信号処理手段12
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば記録媒体に
記録される時間的に連続したビデオ信号又はオーディオ
信号を生成する信号生成装置及び方法、例えば記録媒体
に記録される時間的に連続したビデオ信号又はオーディ
オ信号を再生する信号処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、NTSC(National Television
System Committee)方式の信号としては、例えば1フレ
ームが525本の走査線であって、毎秒59.94フィ
ールドのビデオ信号に同期するとともに、標本化周波数
が48KHzであるオーディオ信号をビデオ信号の各フ
レーム(以下、ビデオフレームと称する。)の各ブロッ
クに対応して等分割すると1ビデオフレーム当たりに割
り当てられるオーディオ信号のサンプル数は整数とはな
らない。
【0003】このため、実際のブロック分割では、各フ
レーム毎に異なるサンプル数、例えば1601又は16
02を割り当てている。1601又は1602サンプル
毎に各サンプルを割り当てると、5フレーム分、すなわ
ち8008サンプルのオーディオ信号が1601.6の
整数倍となる。この5フレーム単位で構成されるシーケ
ンスを5フレームシーケンスと呼んでいる。ここで、上
述した一例では、分割の単位を1ビデオフレームとした
が、ビデオ信号の各フィールド(以下、ビデオフィール
ドと称する。)とした場合には、上記等分割のサンプル
数は800.8サンプル/フレームとなり、同様に5フ
ィールドで800.8の整数倍となる。この時のシーケ
ンスは、5フィールドシーケンスと呼んでいる。
【0004】例えばディスクにビデオ信号及びオーディ
オ信号を記録再生する記録再生装置に入力された時系列
のビデオ信号又はオーディオ信号は、上述したようにフ
レーム又はフィールド毎のブロックに分割されてディス
クに記録される。このとき、オーディオ信号は、上記シ
ーケンスを区別するためのサンプル数又はフラグととも
に記録される。また内容が異なる時間的に連続した素材
は、ディスクの異なる場所に記録される。
【0005】ここで、VTR(ビデオ・テープ・レコー
ダ)等のテープ状記録媒体にビデオ信号又はオーディオ
信号を記録する記録再生装置においては、記録媒体がテ
ープ状であるために、異なったアドレスに記録された上
記異なった素材を時間的に連続して再生することが困難
である。
【0006】このようなテープ状記録媒体に記録された
異なる素材のビデオ信号又はオーディオ信号を時間的に
連続して再生を行うときには、記録媒体の連続して再生
可能なアドレスに上記連続再生すべき異なる素材を再度
記録する編集処理を行う必要がある。したがって、上述
したVTR等の記録再生装置では、連続して再生する素
材を連続して再生可能なアドレスに再度記録する、所謂
破壊編集(ディストラクティブ編集)を行う必要があ
り、編集処理の効率が低くなっていた。
【0007】一方、ディスク状記録媒体に記録されたビ
デオ信号又はオーディオ信号を再生するときには、異な
るアドレスに記録された素材を再生するときであって
も、素材に対応するアドレスが記述されたリストを用い
てシーク動作を行うことで連続的に再生することができ
る。すなわち、ディスク状記録媒体に記録されたビデオ
信号又はオーディオ信号を再生する記録再生装置におい
ては、異なるアドレスに記録された異なる素材であって
も、上述のように再度時間的に連続して再生可能なアド
レスに記録する必要がない非破壊編集が可能である。
【0008】また、VTR等の記録再生装置でビデオ信
号又はオーディオ信号が記録されたテープ状記録媒体に
所謂挿入(インサート)モードの編集処理を行う場合に
は、先ずテープ状記録媒体に記録されたオーディオ信号
の上記5フレームシーケンスを検出し、当該5フレーム
シーケンスを崩さないように信号を挿入する編集処理を
行う。このとき、記録再生装置は、5フレームシーケン
ス或いは5フィールドシーケンスのフィードバックをか
けながら処理の対象となる信号にオーバーライトするこ
とで当該シーケンスを保つ処理を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記非破壊編集では、
異なるアドレスに記録された異なった素材を時間的に連
続して再生する場合、上記ブロックの境界部で再生信号
の不連続が生じる場合があり、例えばオーディオ信号で
は当該不連続なブロックの境界部を再生するときにノイ
ズが生ずるという問題がある。
【0010】このような問題に対し、再生するオーディ
オ信号の時間的に不連続な量が少なくなるように、編集
点をずらす編集処理、ブロックの境界部にミュート信号
を挿入する編集処理を行うことがなされていた。しか
し、このような編集処理は、時間がかかる上に、編集点
をずらすことができない場合にはノイズをそのまま出力
していた。一方、ビデオ信号においても、あるブロック
からアドレスの異なるブロックの境界部の信号を再生す
るとき、画像のフェードイン/フェードアウトを称され
るスムーズな切換ができず、急激に異なる素材の画像を
出力することを行っていた。
【0011】また、上記破壊編集においては、挿入モー
ドの編集処理をする場合、オーディオ信号では上記シー
ケンスがあるために、例えば1602サンプルのブロッ
クに1601サンプルのブロックをインサート使用とす
ると、挿入モードの編集処理を行う前における1サンプ
ルの余りが生じてしまい、ノイズを発生させる原因とな
ってしまう。
【0012】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、ブロック境界付近のビデ
オ信号又はオーディオ信号を時間的に連続して出力する
ときにノイズを発生させることがない信号を生成する信
号生成装置及び方法、ブロック境界付近のビデオ信号又
はオーディオ信号を時間的に連続して出力するときにノ
イズを発生させることがない信号処理装置及び方法を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明に係る信号生成装置及び方法は、時間的に連続した
信号を所定の容量のブロック毎に分割し、分割して得た
ブロックの境界に、前記ブロックの時間的に前後するブ
ロックに含まれる信号を含むオーバラップ部を付加して
処理ブロックを生成することを特徴とする。
【0014】このような信号生成装置及び方法によれ
ば、分割して得たブロックについて、時間的に連続する
ブロックに含まれる信号を付加する処理を行って処理ブ
ロックを生成する。この結果、信号生成装置及び方法に
よれば、例えば次のブロックの時間的に先に含まれるビ
デオ信号又はオーディオ信号を含む処理ブロックを生成
する。
【0015】また、本発明に係る信号処理装置及び方法
は、時間的に連続した信号が所定の容量で分割されてな
るブロックの境界に、前記ブロックの時間的に前後する
ブロックに含まれる信号を含むオーバラップ部を付加し
た処理ブロックに含まれるオーバラップ部を用いて、各
処理ブロックに含まれるブロックの境界付近における信
号についてフェード処理を施して出力することを特徴と
する。
【0016】更に、本発明に係る他の信号処理装置及び
方法は、時間的に連続した信号が所定の容量で分割され
てなるブロック毎に分割し、分割して得たブロックの境
界に、前記ブロックの時間的に前後するブロックに含ま
れる信号を含むオーバラップ部を付加して処理ブロック
を生成し、上記処理ブロックに含まれるオーバラップ部
を用いて、上記各ブロックの境界における信号について
フェード処理を施して出力することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】本発明は、例えば図1に示すような構成の
信号処理装置1に適用され、例えば外部からのビデオデ
ータ及びオーディオデータ(以下、AVデータと称す
る。)を変換し新たなAVデータを生成して外部に出力
するとともに、外部からのAVデータを所定の形式に変
換して再生するサーバ等に適用可能なものである。
【0019】この信号処理装置1は、外部から端子2を
介して時系列のビデオ信号及びオーディオ信号aが入力
されるA/D変換部3を備えている。このA/D変換部
3は、入力されたアナログ方式のビデオ信号及びオーデ
ィオ信号aをディジタル方式のAVデータに変換して、
セレクタ4に出力する。
【0020】セレクタ4は、A/D(Analog/Digita
l)変換部3からのAVデータbが入力されるととも
に、再生側フォーマット変換部12から時系列のAVデ
ータmが入力される。セレクタ4は、これらのデータの
うちのいずれかを出力するのかが制御される。そして、
セレクタ4は、AVデータcを記録側フォーマット変換
部5に出力する。
【0021】記録側フォーマット変換部5は、図2に示
すように、セレクタ4からAVデータcが入力されるD
SP(Digital Signal Processor)21を備えている。
また、DSP21は、再生側フォーマット変換部12か
ら参照フレームnを読み込む。そして、記録側フォーマ
ット変換部5は、セレクタ4からのAVデータcと、再
生側フォーマット変換部12からの参照フレームnを一
旦メモリ22に格納する。
【0022】そして、記録側フォーマット変換部5で
は、メモリ22に格納したAVデータcと参照フレーム
nとを用いて、所定のサンプル数を有するブロックと、
当該ブロックに対して時間的に前後するブロックの適当
なサンプル数を有するAVデータからなるオーバラップ
部とを読み込む。そして、記録側フォーマット変換部5
は、ブロックの境界にオーバラップ部を付加することで
処理ブロックを生成する。そして、記録側フォーマット
変換部5は、当該新たなAVデータをFIFO(first-
in first-out)23に出力し、FIFO23から当該A
Vデータdをセレクタ6に出力する。ここで、DSP2
1は、入力されたAVデータcをブロックに分割し、参
照フレームを用いてオーバーラップ部を生成して、処理
ブロックを生成する処理を行う。この記録側フォーマッ
ト変換部5で生成された処理ブロックは、例えば記録媒
体に記録するときの記録単位となされる。この記録媒体
としては、ディスク状記録媒体や、テープ状記録媒体で
ある。
【0023】また、記録側フォーマット変換部5に備え
られるDSP21は、上述のように入力された時系列の
AVデータcを処理ブロックに変換するとともに、当該
処理ブロックにエディトフラグを付加する処理を行う。
すなわち、このDSP21は、各処理ブロックの境界の
アドレスを示す情報、上記オーバーヘッド部のサンプル
数に対応した容量等の、処理ブロックとして編集処理を
するときに必要となる情報を含むエディトフラグを生成
する。なお、この記録側フォーマット変換部5が行う処
理手順の詳細については後述する。
【0024】セレクタ6は、記録側フォーマット変換部
5から上記処理ブロックとなされた時系列のAVデータ
dが入力されるとともに、外部からビデオデータvが入
力される。このセレクタ6は、図示しない制御機構から
の制御信号に応じて、選択的に記録側フォーマット変換
部5からのAVデータd又は外部からのビデオデータv
をデータ伝送用エンコーダ7に出力する。
【0025】データ伝送用エンコーダ7は、セレクタ6
からのAVデータeについてエンコード処理を施すとと
もに、外部に出力するための所定の変換処理を施して、
端子8に出力する。そして、端子8に入力されたAVデ
ータfは、例えば外部のサーバや、記録媒体を備えた記
録再生装置に入力されることになる。
【0026】また、信号処理装置1は、端子9を介して
外部からAVデータgが入力されるデータ伝送用デコー
ダ10を備えている。このデータ伝送用デコーダ10
は、入力されたAVデータgにデコード処理を施して、
デコードされたAVデータhを再生側フォーマット変換
部12に出力する。また、このデータ伝送用デコーダ1
0は、デコードしたAVデータhを端子11を介して出
力することでビデオ処理を行わせる。
【0027】再生側フォーマット変換部12は、図3に
示すように、データ伝送用デコーダ10からAVデータ
hが入力されるFIFO31を備えている。このFIF
O31は、時間的に先に入力されたAVデータから順次
DSP32に出力する。
【0028】DSP32は、FIFO31からAVデー
タが入力されるとともに、記録側フォーマット変換部5
から参照フレームnが入力される。このDSP32は、
入力されたAVデータ及び参照フレームnをメモリ33
に一旦格納して再生するAVデータを出力するための所
定の処理を行って、当該所定の処理を施したAVデータ
iをフレームメモリ13に出力する。なお、再生側フォ
ーマット変換部12が行う処理内容の詳細については後
述する。
【0029】また、このDSP32は、上述の記録側フ
ォーマット変換部5から所定のサンプル数を有する上記
ブロックと上記オーバラップ部とからなる複数の処理ブ
ロックとなされたAVデータがFIFO31から入力さ
れたときには、処理ブロック毎にエディトフラグを抽出
し、当該エディトフラグを用いてフェード処理を行う。
DSP32が行うフェード処理としては、時間的に先の
処理ブロックのゲインを徐々に低減させ、当該先のブロ
ックのゲインが零となるとともに時間的に次の処理ブロ
ックのゲインを徐々に増幅させるように出力するVフェ
ード処理、時間的に先の処理ブロックのゲインを低減さ
せるとともに時間的に次の処理ブロックのゲインを増幅
させて前記先と次の処理ブロックの出力を徐々に移し代
えるように出力するクロスフェード処理がある。
【0030】フレームメモリ13は、再生側フォーマッ
ト変換部12からのAVデータiをフレーム単位で格納
する。そして、フレームメモリ13は、格納したAVデ
ータiを時間的に連続してフレーム単位でゲイン制御部
14に出力する。
【0031】ゲイン制御部14は、フレームメモリ13
からのAVデータjのゲインを制御する処理を行う。そ
して、ゲイン制御部14は、ゲインを制御する処理を行
ったAVデータjをD/A変換部15に出力する。
【0032】D/A変換部15は、ゲイン制御部14か
らのAVデータkをアナログ方式のビデオ信号及びオー
ディオ信号に変換する処理を行って、当該ビデオ信号及
びオーディオ信号lを端子16に出力する。
【0033】このように構成された信号処理装置1に備
えられる記録側フォーマット変換部5が入力された時系
列のAVデータを変換して時系列の処理ブロックを生成
する処理について図4に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0034】このフローチャートによれば、先ず、ステ
ップS1において、DSP21は、セレクタ4からの時
系列のAVデータを所定数のサンプルを有するブロック
毎に分割する処理を行う。そして、DSP21は、分割
して得た時系列のブロックを一旦メモリ22に格納する
処理を行う。これにより、DSP21は、時系列に配列
されたブロックを生成する。
【0035】次のステップS2において、DSP21
は、上述のステップS1で分割することで生成した各ブ
ロックの前又は後に付加するオーバラップ部を生成す
る。DSP21は、オーバラップ部を生成するとき、上
記参照フレームとして格納された時間的に前後するAV
データをメモリ22から参照して、例えば数100サン
プル或いは1ブロックのサンプル数のAVデータをオー
バラップ部として生成する。なお、このステップS2に
おいて、オーバラップ部のサンプル数は、生成した処理
ブロックを再生するときに必要とされるサンプル数のA
Vデータを付加するのであって、任意に変更しても良
い。
【0036】次のステップS3において、DSP21
は、上述のステップS1で生成したブロックに上述のス
テップS2で生成したオーバラップ部を時間的に前又は
後ろの境界に付加することにより、処理ブロックを生成
する。
【0037】次のステップS4において、DSP21
は、上述のステップS3において生成してメモリ22に
格納した処理ブロックをFIFO23を介してセレクタ
6に出力する処理を行う。
【0038】このような処理を行う記録側フォーマット
変換部5によれば、例えば図5に示すように、入力され
る参照フレームに応じて、所定のサンプル数に分割した
各ブロックの時間的に前又は後の境界にオーヘッド部を
付加した処理ブロックを生成する。そして、この信号処
理装置1においては、前記処理ブロックを読み込んで出
力するときには、上記ブロックとともにオーバーヘッド
部も読み込まれて出力することになる。この結果、信号
処理装置1は、出力するAVデータとして、オーバラッ
プ部として付加したサンプル数のAVデータを重複して
出力することになる。
【0039】したがって、このように構成された信号処
理装置1は、記録側フォーマット変換部5により時系列
のAVデータを処理ブロックに変換するとき、ブロック
の境界にオーバラップ部を付加する処理を行うので、処
理ブロックを出力するときに行うフェード処理を容易に
行うことができる。すなわち、この信号処理装置1によ
れば、ブロックと当該ブロックの境界に付加されたオー
バラップ部を用いて各ブロックの境界付近のAVデータ
を編集する処理を行うことができ、各ブロックの境界付
近で時系列のAVデータが不連続となるようなことがな
い。
【0040】また、この信号処理装置1によれば、オー
バラップ部を用いてフェード処理等の編集処理を行うこ
とができるので、編集点を容易に決定して編集処理の時
間を短くすることができ、編集処理の処理効率を向上さ
せることができる。
【0041】更に、この信号処理装置1によれば、記録
側フォーマット変換部5により処理ブロックを生成する
ことから、例えば1602サンプルのブロックに160
1サンプルのブロックをインサート処理を行うときに、
オーバラップ部を用いてインサート処理を行うことで1
サンプル分の不連続な信号を、オーバラップ部のAVデ
ータとすることができ、ノイズとするようなことがな
い。
【0042】つぎに上述の再生側フォーマット変換部1
2がAVデータについて行う処理ついて図6に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、以下の図6に示し
たフローチャートの説明においては、記録側フォーマッ
ト変換部5で時系列のAVデータが時系列の上記処理ブ
ロックとなされて再生側フォーマット変換部12に入力
されたときの処理の一例について説明する。
【0043】このフローチャートによれば、先ず、ステ
ップS11において、DSP32は、入力された処理ブ
ロックを、上記ブロックとオーバラップ部に分割する処
理を行う。そして、DSP32は、分割した上記ブロッ
クとオーバラップ部とを一旦メモリ33に格納する。
【0044】次のステップS12において、DSP32
は、上述のステップS11で分割して得たオーバラップ
部をメモリ33から抽出する処理を行う。
【0045】次のステップS13において、DSP32
は、入力された処理ブロックからエディトフラグをメモ
リ33から抽出する処理を行う。
【0046】次のステップS14において、DSP32
は、上述のステップS13でフェード処理を行う旨を示
すエディトフラグを検出したときにはステップS15に
進み、フェード処理を行わない旨を示すエディトフラグ
を検出しないときには、ステップS16に進み、フェー
ド処理を行わないでフレームメモリ13に処理ブロック
を出力する。
【0047】ステップS15において、DSP32は、
上述のステップS11で分割して得た上記ブロック及び
上述のステップS12で抽出したオーバラップ部を用
い、上述のステップS14で検出したエディトフラグに
応じてフェード処理を行う。このとき、DSP32は、
オーバラップ部がブロックの時間的に先の境界に付加さ
れているときには、時間的に先に付加されたオーバラッ
プ部を用いてフェードインを行って出力するようにフェ
ード処理を行うことができ、オーバラップ部がブロック
の時間的に後の境界に付加されているときには、時間的
に後に付加されたオーバラップ部を用いてフェードアウ
トを行って出力するようにフェード処理を施す。また、
このDSP32は、エディトフラグに応じて、上記Vフ
ェード又はクロスフェードのフェード処理を行って、ス
テップS16で出力する。この結果、再生側フォーマッ
ト変換部12は、時系列で入力された処理ブロックを、
時系列のシリアルデータとしてフレームメモリ13に出
力することになる。
【0048】このように構成された信号処理装置1によ
れば、例えば非破壊編集を行うことにより時間的に隣接
するブロック間でAVデータの連続性がない場合であっ
ても、オーバラップ部を用いてフェード処理を行ってA
Vデータを出力する処理を行うことにより、AVデータ
の連続性を保持することができる。
【0049】また、上述した信号処理装置1によれば、
例えば破壊編集を行う場合であっても、上述のように例
えば100サンプルという大きな容量のオーバーヘッド
部をブロックに付加することにより、従来においてなさ
れていた所謂フィードバック制御等を行う必要がなく、
編集処理を行うことで時間的に不連続なAVデータを生
成することを防止して不連続なデータに起因する出力時
のノイズを防止することができ、時間的に連続的なAV
データを保証することができる。
【0050】なお、この信号処理装置1の説明において
は、分割して得たAVデータの各ブロックの時間的に前
又は後の境界にオーバラップ部を付加することで処理ブ
ロックを生成する処理を行う一例について説明したが、
ブロックの時間的に前及び後の境界にオーバラップ部を
付加しても良い。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る信号生成装置及び方法によれば、信号を時間的に連続
した所定の容量のブロック単位で分割し、上記ブロック
の境界付近であって時間的に連続するブロックに含まれ
る信号を含んで構成された処理ブロックを生成するの
で、例えば編集処理をするときに時間的に連続するブロ
ックの信号を用いて、編集処理を行うことができ、分割
したブロック間の連続性を保持することができる。
【0052】また、本発明に係る信号処理装置及び方法
によれば、信号を時間的に連続した所定の容量のブロッ
クの境界付近であって時間的に連続するブロックに含ま
れる信号を含んで構成された各処理ブロックの境界付近
における信号についてフェード処理を施して出力するの
で、時間的に前後するブロック間の連続性を保持して出
力することができる。
【0053】更に、本発明に係る他の信号処理装置及び
方法によれば、信号を時間的に連続した所定の容量のブ
ロック単位で分割し、上記ブロックの境界付近であって
時間的に連続するブロックに含まれる信号を含んで構成
された処理ブロックを生成し、上記各処理ブロックの境
界における信号についてフェード処理を施して出力する
ので、分割して生成した処理ブロック間の連続性を保持
して出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した信号処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】記録側フォーマット変換部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】再生側フォーマット変換部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】記録側フォーマット変換部で処理ブロックを生
成するときの処理手順を説明するためのフローチャート
である。
【図5】記録側フォーマット変換部で生成する処理ブロ
ックを説明するための図である。
【図6】再生側フォーマット変換部で処理ブロックを出
力するときの処理手順を説明するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 信号処理装置、5 記録側フォーマット変換部、1
2 再生側フォーマット変換部、21 DSP、32
DSP
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 N G11B 27/02 G Fターム(参考) 5C023 AA12 AA34 BA07 BA15 BA17 CA01 CA04 DA04 EA01 5C053 FA14 FA22 FA23 GA14 GB07 GB11 GB21 JA05 JA30 KA01 KA03 KA08 KA16 KA22 5D044 AB05 AB07 BC01 BC06 CC03 CC04 DE03 DE14 DE37 DE49 GK04 HH07 HL15 5D110 AA04 AA17 AA27 AA29 BB04 BB16 CA05 CA06 CD05 CD26 CH04 CH15 CH25 CK05 CK14 CK17 CK18

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間的に連続した信号を所定の容量のブ
    ロック単位に分割して記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されたブロックの境界に、前記ブロ
    ックの時間的に前後するブロックに含まれるビデオ信号
    又はオーディオ信号を含むオーバラップ部を付加して処
    理ブロックを生成する信号生成手段とを備えることを特
    徴とする信号生成装置。
  2. 【請求項2】 上記信号生成手段で生成した処理ブロッ
    クを記録媒体に記録する記録手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の信号生成装置。
  3. 【請求項3】 上記記録媒体は、テープ状記録媒体であ
    ることを特徴とする請求項2記載の信号生成装置。
  4. 【請求項4】 上記記録媒体は、ディスク状記録媒体で
    あることを特徴とする請求項2記載の信号生成装置。
  5. 【請求項5】 上記信号生成手段で生成された各処理ブ
    ロックについての信号の容量を少なくとも示すフラグ情
    報を生成するフラグ情報生成手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の信号生成装置。
  6. 【請求項6】 時間的に連続した信号を所定の容量のブ
    ロック毎に分割し、 分割して得たブロックの境界に、前記ブロックの時間的
    に前後するブロックに含まれる信号を含むオーバラップ
    部を付加して処理ブロックを生成することを特徴とする
    信号生成方法。
  7. 【請求項7】 上記処理ブロックを記録媒体に記録する
    ことを特徴とする請求項6記載の信号生成方法。
  8. 【請求項8】 上記記録媒体は、テープ状記録媒体であ
    ることを特徴とする請求項7記載の信号生成方法。
  9. 【請求項9】 上記記録媒体は、ディスク状記録媒体で
    あることを特徴とする請求項7記載の信号生成方法。
  10. 【請求項10】 上記各処理ブロックについての信号の
    容量を少なくとも示すフラグ情報を生成することを特徴
    とする請求項6記載の信号生成方法。
  11. 【請求項11】 時間的に連続した信号が所定の容量で
    分割されてなるブロックの境界に、前記ブロックの時間
    的に前後するブロックに含まれる信号を含むオーバラッ
    プ部を付加した処理ブロックを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された処理ブロックに含まれるオー
    バラップ部を用いて、上記記憶手段に記憶された各処理
    ブロックに含まれるブロックの境界付近における信号に
    ついてフェード処理を施して出力する信号処理手段とを
    備えることを特徴とする信号処理装置。
  12. 【請求項12】 上記記憶手段には、記憶している処理
    ブロックの容量を少なくとも示すフラグ情報が記憶さ
    れ、 上記信号処理手段は、上記フラグ情報を用いてフェード
    処理を開始する開始点を制御して信号にフェード処理を
    施すことを特徴とする請求項11記載の信号処理装置。
  13. 【請求項13】 時間的に連続した信号が所定の容量で
    分割されてなるブロックの境界に、前記ブロックの時間
    的に前後するブロックに含まれる信号を含むオーバラッ
    プ部を付加した処理ブロックに含まれるオーバラップ部
    を用いて、各処理ブロックに含まれるブロックの境界付
    近における信号についてフェード処理を施して出力する
    ことを特徴とする信号処理方法。
  14. 【請求項14】 記憶している処理ブロックの容量を少
    なくとも示すフラグ情報を用いてフェード処理を開始す
    る開始点を制御して信号にフェード処理を施すことを特
    徴とする請求項13記載の信号処理方法。
  15. 【請求項15】 時間的に連続した信号が所定の容量で
    分割されてなるブロックを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されたブロックの境界に、前記ブロ
    ックの時間的に前後するブロックに含まれる信号を含む
    オーバラップ部を付加して処理ブロックを生成する信号
    生成手段と、 上記信号生成手段で生成した処理ブロックに含まれるオ
    ーバラップ部を用いて、上記各ブロックの境界における
    信号についてフェード処理を施して出力する信号処理手
    段とを備えることを特徴とする信号処理装置。
  16. 【請求項16】 上記信号生成手段で生成した処理ブロ
    ックを記録媒体に記録する記録手段を備えることを特徴
    とする請求項15記載の信号処理装置。
  17. 【請求項17】 上記記録媒体は、テープ状記録媒体で
    あることを特徴とする請求項16記載の信号処理装置。
  18. 【請求項18】 上記記録媒体は、ディスク状記録媒体
    であることを特徴とする請求項16記載の信号処理装
    置。
  19. 【請求項19】 上記信号生成手段で生成された各処理
    ブロックについての信号の容量を少なくとも示すフラグ
    情報を生成するフラグ情報生成手段を備えることを特徴
    とする請求項15記載の信号処理装置。
  20. 【請求項20】 上記信号生成手段で生成した処理ブロ
    ックを記憶する記憶手段を備え、 上記記憶手段には、記憶している処理ブロックの容量を
    少なくとも示すフラグ情報が記憶され、 上記信号処理手段は、上記フラグ情報を用いてフェード
    処理を開始する開始点を制御して信号にフェード処理を
    施すことを特徴とする請求項15記載の信号処理装置。
  21. 【請求項21】 時間的に連続した信号が所定の容量で
    分割されてなるブロック毎に分割し、 分割して得たブロックの境界に、前記ブロックの時間的
    に前後するブロックに含まれる信号を含むオーバラップ
    部を付加して処理ブロックを生成し、 上記処理ブロックに含まれるオーバラップ部を用いて、
    上記各ブロックの境界における信号についてフェード処
    理を施して出力することを特徴とする信号処理方法。
  22. 【請求項22】 上記処理ブロックを記録媒体に記録
    し、 上記記録媒体に記録された処理ブロックについてフェー
    ド処理を施して出力することを特徴とする請求項21記
    載の信号処理方法。
  23. 【請求項23】 上記記録媒体は、テープ状記録媒体で
    あることを特徴とする請求項22記載の信号処理方法。
  24. 【請求項24】 上記記録媒体は、ディスク状記録媒体
    であることを特徴とする請求項22記載の信号処理方
    法。
  25. 【請求項25】 上記各処理ブロックについてのビデオ
    信号又はオーディオ信号の容量を少なくとも示すフラグ
    情報を生成することを特徴とする請求項21記載の信号
    処理方法。
  26. 【請求項26】 上記フラグ情報を用いてフェード処理
    を開始する開始点を制御して信号にフェード処理を施す
    ことを特徴とする請求項25記載の信号処理方法。
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