JP2007512642A - クロスフェードを容易にするために重複させたフレームベースオーディオの伝送/記憶方法 - Google Patents

クロスフェードを容易にするために重複させたフレームベースオーディオの伝送/記憶方法 Download PDF

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Abstract

先行する隣のフレーム又は後続する隣のフレームのどちらかの一部を各フレームに付加することにより修正されたフレームからPCMオーディオフレームを接合する方法である。第1の形態によれば、接合点のみにおいてフレームの端部とフレームの付加部分にフェードアップとフェードダウンを行い、重複して結合することで接合を行って接合点でのクロスフェードを提供する。あるいは、すべてのフレームの端部とフレームの付加部分にフェードアップとフェードダウンを行い、重複して結合する。相補的ェードアップとフェードダウンを提供することにより丸め誤差が削減される。

Description

本発明は、オーディオ情報ストリームが情報のフレーム内に配置されたオーディオ信号処理に関する。特に、本発明はフレームベースのオーディオ情報ストリームを接合することによりオーディオ情報ストリームの質の向上に関する。
〈フレーム化されたオーディオ〉
ディジタルオーディオを使用することで可聴アーティファクトを生じさせることなくオーディオ素材を編集することがさらに難しくなってきた。これはひとつには、一緒に処理しなければならないディジタルサンプルのフレームまたはブロックに、オーディオが高い頻度でパックされるからである。多くのオーディオ伝送システムでは、信号サンプルのフレームを、元の信号のレプリカを復元するためにアンパックもしくはデコードすべきパックもしくはエンコードされた情報のフレームに変換する。少なくとも、オーディオ信号の編集はフレームの境目で行わなければならず、さもなければ、残りの部分的なフレームで表現されたオーディオ情報が適切に復元されない。
本明細書において、用語「フレーム」は1以上の連続するディジタルオーディオサンプルのグループ又はブロックを意味し、用語「ストリーム」はフレームのシーケンスを意味する。用語「フレーム境界」はシーケンシャルに隣り合うフレーム同士の間にある部分を意味する。また、「梱包」及び「パック」とはオーディオのフレームを(例えば、伝送又は保存のために)カプセル化(encapsulate)するための様々な方法又は装置を意味し、「梱包された」のような用語は、これらの方法の結果を意味する。パックには、オーディオでない情報(一般にメタデータと称す)を付加すること、時間圧縮すること、及び不適切又は冗長な情報を除去すること(一般にデータ圧縮と称す)のいずれをも含むことができる。最後に、用語「フェード」はオーディオサンプルのシーケンスに対してエンベロープを変調させるアプリケーションを意味する。
オーディオはしばしばビデオのようなマルチメディアコンテンツに基づく他の「フレーム」にパックされるので、パックされたオーディオの編集はますます重要になってきている。このような状況において、同じ間隔又はフレーム境界でオーディオとビデオの両方を編集することができれば好都合である。
通常は、フレームの長さは所定のアプリケーションに対して固定される。例えば、サンプルレート48kHzのオーディオを毎秒24フレーム(フィルム映写に対して一般的なフレームである)に分割するとき、各フレームの長さは2002サンプルとなる。
状況によっては、フレームの長さを互いに変化させることも必要である。一例として、48kHzのオーディオをフレームレート毎秒29.97フレームのNTSCテレビジョンフレームに分割する場合であり、これはフレーム毎に1601.6サンプルの非整数のフレーム長を必要とする。この状況は、オーディオを(整数のサンプル数を持つ)スーパーフレームに配列すること、又は、フレーム同士でフレームサイズをごく少し変化させることにより対応することができる。本発明においてオーディオフレームは、固定長でも可変長でもよい。
しばしばストリームのフレームにおいて、シーケンスの編集又は操作は種々の形態をとることができる。その形態には、ストリームからフレーム又はフレームのシーケンスを除去する形態(例えば、その長さを短くするためテレビジョンプログラムからあるシーンを除去する形態)、ストリームにフレーム又はフレームのシーケンスを挿入する形態(例えば、ムービーにあるシーンを挿入する形態)、及び、フレーム又はストリームをつなげて長いストリームにする形態が含まれる。
〈スペクトルスプラッタ〉
オーディオを編集した結果オーディオ信号中に不連続点を生じさせ、しばしば「クリック音」や「サンプ音」として特徴づけられるスペクトルスプラッタのような、偽のスペクトル成分又は可聴アーティファクトが生じる。従って、ストリームを編集したとき、フレームのシーケンスをアンパックすることにより復元されたオーディオ信号には、編集したフレームの境界に対応する場所に可聴アーティファクトが含まれることがある。
スペクトルスプラッタは、接合位置の前にオーディオ信号をほとんど聞こえなくなるまでフェードダウンし境界を接合した後再び滑らかにフェードバックすることにより、最小限に抑えることができる。これはしばしば、「Vフェード」と呼ばれる。Vフェードは可聴クリック音を最小限にするが、接合位置の両側に顕著な信号レベルが存在するときオーディオ信号レベルの可聴ディップが明らかとなる。このオーディオ信号レベルのディップは、可聴スペクトルスプラッタと同様に好ましくない場合もある。
本発明のシステム形態によれば、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法であって、
順序付けられたシーケンスにおいて、先行する隣のフレームの終端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの先端部に付加し、又は、順序付けられたシーケンスにおいて、後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの後端部に付加し、これにより、修正されたフレームを生成する、ステップと、
順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序に前記修正されたフレームを保持し、又は、前記修正されたフレームにさらなるシーケンシャルな順序を割り当て、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスとは異なった順序のシーケンシャルな順序にし、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つの順序に関して順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部にPCMオーディオをフェードアップする、ステップと、
修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスにおける不連続点の前後に、前記フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、
修正されたフレームのシーケンシャルな対が前記付加部分の前後に不連続点を含まない場合、修正されたフレームの前記シーケンシャルな対における修正されたフレームに付加されたPCMオーディオの前記セグメントを除去し、その結果生じたPCMオーディオフレームを結合させるステップと、を具備し、
1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序を持つか又は、PCMオーディオフレームのシーケンス間に1以上の不連続点を持つ、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームが提供され、前記シーケンスの各々は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの1つ又は一部分と同じ順序を持ち、不連続点は、関連するPCMオーディオのクロスフェードされた部分を持ち、そこでフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合させることを特徴とするPCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法である。
本発明の他のシステム形態によれば、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法であって、
順序付けられたシーケンスにおいて、先行する隣のフレームの終端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの先端部に付加し、又は、順序付けられたシーケンスにおいて、後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの後端部に付加し、これにより、修正されたフレームを生成する、ステップと、
セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、かつ、前記修正されたフレームの後端部の前記PCMオーディオをフェードダウンするか又は、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、かつ、修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップするステップと、
順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序に、前記修正されたフレーム又は前記フェードアップ及びフェードダウンした修正されたフレームを保持し、又は、前記修正されたフレーム又は前記フェードアップ及びフェードダウンした修正されたフレームに、さらなるシーケンシャルな順序を割り当て、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つとは異なった順序のシーケンシャルな順序にし、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序を持つか又はさらなるシーケンシャルな順序を持つ修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスに、フェードアップ及びフェードダウンされたシーケンシャルな対のPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップとを具備し、
1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序を持つか又は、PCMオーディオフレームのシーケンス間に1以上の不連続点を持つ、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームが提供され、前記シーケンスの各々は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの1つ又は一部分と同じ順序を持ち、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームにおける連続する対は、関連するPCMオーディオのクロスフェードされた部分を持ち、そこでフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合させることを特徴とするPCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法である。
本発明の伝送器の形態によれば、
PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法であって、
順序付けられたシーケンスにおいて、先行する隣のフレームの終端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの先端部にのみ付加し、又は、順序付けられたシーケンスにおいて、後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの後端部に付加し、これにより、修正されたフレームを生成する、ステップと、
前記修正されたフレームを伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶するステップとを具備するPCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法である。
本発明の他の伝送器の形態によれば、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法であって、
順序付けられたシーケンスにおいて、先行する隣のフレームの終端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの先端部にのみ付加し、又は、順序付けられたシーケンスにおいて、後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの後端部に付加し、これにより、修正されたフレームを生成する、ステップと、
セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、かつ、前記修正されたフレームの後端部の前記PCMオーディオをフェードダウンするか又は、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、かつ、修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップするステップと、
前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームを伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶するステップとを具備するPCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法である。
本発明の受信器の形態によれば、PCMオーディオデータを処理する方法であって、
修正されたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、
該修正されたフレームは、
フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオのセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理することにより生成される、ステップと、
順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序に前記修正されたフレームを保持し、又は、前記修正されたフレームにさらなるシーケンシャルな順序を割り当て、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスとは異なった順序のシーケンシャルな順序にし、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つの順序とは順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部にPCMオーディオをフェードアップする、ステップと、
修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスにおける不連続点の前後に、前記フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、
修正されたフレームのシーケンシャルな対が前記付加部分の前後に不連続点を含まない場合、修正されたフレームの前記シーケンシャルな対における修正されたフレームに付加されたPCMオーディオの前記セグメントを除去し、その結果生じたPCMオーディオフレームを結合させるステップと、を具備し、
1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序を持つか又は、PCMオーディオフレームのシーケンス間に1以上の不連続点を持つ、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームが提供され、前記シーケンスの各々は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの1つ又は一部分と同じ順序を持ち、不連続点は、関連するPCMオーディオのクロスフェードされた部分を持ち、そこでフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合させることを特徴とする、PCMオーディオデータを処理する方法である。
本発明の他の受信方法によれば、PCMオーディオデータを処理する方法であって、
修正されたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、
該修正されたフレームは、
フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理することにより生成され、
順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序を有するか又は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスとは異なった順序のさらなるシーケンシャルな順序を有し、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つの順序とは順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップする、ステップと、
修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスにおける不連続点の前後に、前記フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、
修正されたフレームのシーケンシャルな対が前記付加部分の前後に不連続点を含まない場合、修正されたフレームの前記シーケンシャルな対における修正されたフレームに付加されたPCMオーディオの前記セグメントを除去し、その結果生じたPCMオーディオフレームを結合させるステップと、を具備し、
1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序を持つか又は、PCMオーディオフレームのシーケンス間に1以上の不連続点を持つ、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームが提供され、前記シーケンスの各々は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの1つ又は一部分と同じ順序を持ち、不連続点は、関連するPCMオーディオのクロスフェードされた部分を持ち、そこでフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合させることを特徴とする、PCMオーディオデータを処理する方法である。
本発明の他の受信方法によれば、PCMオーディオデータを処理する方法であって、
修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、
該修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームは、
フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理すること、及び
セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップする、ことにより、PCMオーディオフレームの1以上のシーケンスを処理して、生成されるステップと、
順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序に、前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームを保持し、又は、前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームに、さらなるシーケンシャルな順序を割り当て、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つとは異なった順序のシーケンシャルにし、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスの順序とは順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスに、前記フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオのシーケンシャルな対を重複させて付加的に結合するステップと、を具備し
さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスであって、PCMオーディオフレームの連続する対は、フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて付加的に結合させたPCMオーディオのクロスフェードされた部分を有する、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスを提供することを特徴とする、PCMオーディオデータを処理する方法である。
本発明の他の受信方法によれば、PCMオーディオを処理する方法であって、
修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、
該修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームは、
フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理すること、及び
セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップする、ことにより、順序付けられたPCMオーディオフレームの1以上のシーケンスを処理することにより生成され、
ここで、前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームは、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの1つと同じシーケンシャルな順序を持つか、又は、さらなるシーケンシャルな順序を持ち、このシーケンシャルな順序は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームの順序とは異なり、前記さらなるシーケンシャルな順序は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームの順序について少なくとも1つの不連続点を有することを特徴とするステップと、
修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスに、前記フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、を具備し、
これにより、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスであって、PCMオーディオフレームの連続する対はフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合したPCMオーディオのクロスフェードした部分を有する、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスが提供されるとを特徴とする、PCMオーディオを処理する方法である。
本発明の他の受信方法によれば、PCMオーディオを処理する方法であって、
修正されたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、該修正されたフレームは、フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオのセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオのセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理することにより生成される、ステップと、
セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップするステップと、
順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序に、前記修正されたフレーム又は前記フェードアップ及びフェードダウンした修正されたフレームを保持し、又は、前記修正されたフレーム又は前記フェードアップ及びフェードダウンした修正されたフレームに、さらなるシーケンシャルな順序を割り当て、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つとは異なった順序のシーケンシャルにし、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序を持つか又はさらなるシーケンシャルな順序を持つ修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスに、フェードアップ及びフェードダウンされたシーケンシャルな対のPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、
これにより、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスであって、PCMオーディオフレームの連続する対はフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合したPCMオーディオのクロスフェードした部分を有する、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスが提供されることを特徴とする、PCMオーディオを処理する方法である。
本発明の他の受信方法によれば、PCMオーディオを処理する方法であって、
修正されたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、
該修正されたフレームは、
フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理することにより生成され、
順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序を有するか又は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスとは異なった順序のさらなるシーケンシャルな順序を有し、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つの順序とは順序に少なくとも1つの不連続点をもつステップと、
セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップするステップと、
修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスに、フェードアップ及びフェードダウンされたシーケンシャルな対のPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、
これにより、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスであって、PCMオーディオフレームの連続する対はフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合したPCMオーディオのクロスフェードした部分を有する、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスが提供されることを特徴とする、PCMオーディオを処理する方法である。
図1は、第1の形態による本発明の特徴を採用したシステムを全体的に示した機能ブロック図である。このシステムは、すべてが同じ場所になくてもよい。以下に説明するように、システムの要素を分割して、伝送、記憶、または伝送と記憶の組み合わせを行うことができる。さらに、以下に説明するように、伝送、記憶、または伝送と記憶の組み合わせと関連させて、時間圧縮/伸長およびデータコーディングの一方または両方を用いることもできる。
図1を参照すると、PCMオーディオサンプルのみならず他の情報及び/又はメタデータも含むPCMオーディオフレーム(固定長又は可変長)が「付加(append)」機能又は装置2より受け取られる。本発明のこの実施形態又は他の実施形態において、PCMオーディオフレームは、概念的なシーケンシャルな順序、一般的には割り当てられたフレーム番号又は適切なシーケンス識別子により示される順序を持つという意味で、「順序付けられたシーケンス」となる。また、この実施形態又は他の実施形態において、順序付けられたシーケンスは、例えば、付加機能2により、(図2のように)PCMオーディオフレームのストリーム中で受け取られるか、又は、(図3のように)PCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスが(図3のように)記憶される記憶領域から受け取られる。この場合、PCMオーディオフレームはランダムに記憶され、順序は、フレーム番号のような一意的な識別子により示される。
図2において、ディジタルオーディオサンプルのストリーム20の一例を3個のPCMオーディオフレームn−1,n,n+1を含んだ形で示している。このフレームは順序付けられたシーケンスを持ち、ストリームの中のそのシーケンス内にある。参照番号22,24,26及び28はフレームの境界を示す。
図3において、PCMオーディオフレームn−1,n,n+1は、記憶領域30にランダムに記憶されているのが示されている。図3の例では、フレームはランダムに記憶領域に置かれているが、フレーム番号により示された順序付けられたシーケンスも持っている。
図2及び3その他の図において、本発明とそのさまざまな特徴を説明する目的で、PCMオーディオフレームは理想化され、概略的に縮尺なしで示されていて、各オーディオサンプルは示されていない。図2は、時間領域での表現であり、水平目盛りは時間を示している。図3は、空間領域での表現であり空間はデータの量を示している。
本発明に関係する特定な環境の下で、PCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスは、関連するビデオ信号ストリームのフレーム境界と同時的なフレーム境界を有するストリームの中で受け取られる。ディジタルオーディオは、しばしば、ビデオのようなマルチメディアコンテンツと一緒にパッケージされる。このような状況の元では、共通するフレーム境界の中でオーディオとビデオの双方を編集することは好都合なことである。
図1を参照して、付加機能2は、受信したフレームの順序付けられたシーケンスにおける、先行する隣のフレーム終端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオのセグメントを、受信した各フレームの先端部に付加することにより修正されたPCMオーディオを生成する。(「PCMオーディオのセグメント」及び類似の文言は、PCMオーディオサンプルのセグメントを意味する表現である)。以下に述べる理由で、PCMオーディオのセグメントは受信した各フレームの一端にのみ付加することが好ましく有益である。例えば、図4に修正されたPCMオーディオフレーム40が示され、フレームnにおいて、その先端部に付加部分an−1があり、この付加部分は先行する隣のフレームn−1の終端部のレプリカである。先行する隣のフレームが存在しない場合、この付加部分はどんなオーディオ情報でもよいが、無音であることが最も適切であろう。
フレームの先端部に付加することの利点は、ストリームの終端部と他のストリームの先端部とを接合するとき、2番目のストリームからのオーディオ情報が最大レベルで再構成されることである。すなわち、図5を用いて以下に説明するようにオーディオがフレームの終端部に付加された場合のように、オーディオ情報はフェードアップしないのである。例えば、テレビジョン広告の終端部がテレビジョンプログラムの先端部と接合された場合、(広告の終端部を変化させずに)テレビジョンプログラムの開始部をフェードアップするより、テレビジョン広告の終端部はテレビジョンプログラムの開始に先立ってフェードダウンすることが好ましい。
あるいは、付加機能2は、受信したフレームの順序付けられたシーケンスにおける、後続する隣のフレーム先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオのセグメントを、受信した各フレームの終端部に付加することにより修正されたPCMオーディオを生成する。例えば、図5に修正されたPCMオーディオフレーム50が示され、フレームnにおいて、その終端部に付加部分an+1があり、この付加部分は後続する隣のフレームn−1の開始部のレプリカである。後続する隣のフレームが存在しない場合、この付加部分はどんなオーディオ情報でもよいが、無音であることが最も適切であろう。
フレームの終端部に付加することの利点は、ドルビーE(Dolby E)で知覚的エンコードされたオーディオにおいて、フレーム対フレームのクロスフェードの直線上にクロスフェードされた部分が生じ、これにより、PCMオーディオとドルビーEエンコードされたオーディオとをともに編集することが容易になる点である。ここで、ドルビーとドルビーE(Dolby
E)とはドルビー・ラボラトリーズ・ライセンシング・コーポレーションの商標である。
以下に説明するように、記憶又は伝送のために修正されたPCMオーディオフレームをパックした場合、パックした情報は入力したPCMオーディオフレームより高いデータ転送速度を持つ。一般に、データ転送速度を上げることは好ましくないが、本発明のさまざまな特徴によれば、スムーズなクロスフェードとアーティファクトを減らすことはデータ転送速度をあげるという代償を支払うだけの利点がある。以下に説明するように、データ圧縮により、このようなデータ転送速度の上昇を緩和させるために採用される。
修正されたPCMオーディオフレームは、修正されたPCMフレームを、1以上のPCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスの順序と同じシーケンス順序に保持するか又は、修正されたフレームにさらなるシーケンス順序を割り当てる、「保持又は再順序付け」機能又は装置4に適用される。さらに割り当てられたシーケンス順序は、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスの内の1つの順序とは異なり、この場合、さらに割り当てられたシーケンス順序は、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスの内の1つについてその順序に少なくとも1つの不連続点を持つ。例えば、図1のシステムに、オーディオフレームの1つの順序付けられたシーケンスがあるとすると、同じ順序付けられたシーケンス、例えば、n,n+1,n+2,n+3,及びn+4は保持される。あるいは、一例として、1つフレームが除去され、あらためて順序付けられたシーケンスn,n+1,n+3,及びn+4が生成され、ここでは,n+1とn+3との間に不連続が生じる。他の例では、フレームを再構成しさらなる順序付けられたシーケンスn+3,n+4,n,n+1,n+2が生成され、ここでは、n+4とnとの間に不連続が生じる。さらなる例では、第1の順序付けられたシーケンスn,n+1,n+2,n+3と第2の順序付けられたシーケンスn+20,n+21,n+22,n+23との、2つの順序付けられたオーディオフレームのシーケンスが図1のシステムに適用される。この2つの順序付けられたシーケンスは、結合され、n+3とn+20との間に不連続のある、さらなる順序付けられたシーケンスn,n+1,n+2,n+3,n+20,n+21,n+22,n+23が生成される。
「不連続点検出」機能又は装置6は、1以上の不連続点を有することのある修正されたPCMオーディオフレームを受け取る。機能又は装置6は、不連続点を検出し、不連続点を検出すると、そのことについて適切な信号又は表示を以下に説明するような他の機能又は装置に送る。
「フェードアップ及びフェードダウン」機能又は装置8も1以上の不連続点を有することのある修正されたPCMオーディオフレームを受け取る。付加機能2がフレームの先端部にセグメントを付加し、不連続点が「不連続点検出」機能又は装置6により検出されると、機能又は装置8は、修正されたフレームの先端部に付加されこの不連続点の後にあるPCMオーディオを、フェードアップし、修正されたフレームの後端部のこの不連続点の前にあるPCMオーディオを、フェードダウンする。これについては、図6に関連付けて説明している。付加機能2がフレームの後端部にセグメントを付加し、不連続点が検出されると、機能又は装置8は、修正されたフレームの後端部に付加されこの不連続点の前にあるPCMオーディオを、フェードダウンし、修正されたフレームの先端部のこの不連続点の後にあるPCMオーディオを、フェードアップする。これについては、図7に関連付けて説明している。修正されたフレームのフェードアップ部分とフェードダウン部分の長さは実質的に同じであり、適切な長さを定める基準について以下に説明する。
「フェードアップ及びフェードダウン」機能又は装置は、1つの機能又は装置がフェードアップを行い、他の機能又は装置(おそらく一方の装置とは離れて置かれる)がフェードダウンを行なう、あるいはその逆を行なうような別々の機能又は装置でもよい。
図6aは、相互に不連続点を持つ2つの修正されたフレームの例を示す。これは、修正されたフレームは、システムに適用されるフレームと同じシーケンシャルな順序を持たないことを示す。保持又は再順序付け機能又は装置4は、元のシーケンスに関して不連続点を持つさらなるシーケンスを生成する。機能又は装置4からのシーケンシャルなフレーム間の不連続点が(機能又は装置6により)検出されると、フェードアップ及びフェードダウン機能又は装置が2つの不連続なフレームに作用を及ぼす。図6aには、付加部分を伴うフレーム60を作るために(n+1)番目のフレームの先端部に付加されたフェードアップされた付加部分a’が示されている。このフェードアップは直線的なフェードアップとして示されている。以下に説明するように他のフェードアップ機能も可能である。フレームn−1はいったん除去された前に隣接するフレームである。この終端部はフェードダウンされており、付加部分an−2は、前に隣接するフレームn−2の終端部のセグメントのレプリカであり、付加部分を伴うフレーム62を作るためにその先端部に付加される。このフェードダウンは直線的なフェードダウンとして示されている。以下に説明するように他のフェードダウン機能も可能である。本発明の第1の形態に採用されるフェードアップ及びフェードダウン機能は、相補的なものでもよいが、相補的なものでなくてもよい。フェードアップ及びフェードダウンが接合が行われているときに生じる限り、完全な相補性は要求されない。クロスフェードの技法と相補性については以下に説明する。
図7aは、フレームの終端部に付加部分が付加されているにもかかわらず相互に不連続点を持つ2つの修正されたフレームの例を示す点で、図6aとは異なる。
図7aには、フェードダウンされた付加部分を伴うフレーム70を作るために、(n−1)番目のフレームの後端部に付加されたフェードダウンされた付加部分a’が示されている。このフェードダウンは直線的なフェードダウンとして示されている。以下に説明するように他のフェードダウン機能も可能である。フレームn+1は、いったん除去された後に隣接するフレームであり、付加部分を伴うフェードアップされたフレーム72を作るために、その先端部にフェードアップされ付加部分an+2、すなわち、その後に隣接するフレームn+2の先端部のレプリカが付加される。このフェードアップは直線的なフェードアップとして示されている。以下に説明するように他のフェードアップ機能も可能である。上述のように、本発明の第1の形態に採用されるフェードアップ及びフェードダウン機能は、相補的なものでもよいが、相補的なものでなくてもよい。
図6a及び図7aに示すように、不連続点でフェードアップ及びフェードダウンされた修正されたPCMオーディオフレームには、フェードアップ及びフェードダウンされたセグメントが重複して結合しているクロスフェード部分を作るために、「不連続点検出」機能又は装置6により不連続点が検出されたとき、不連続点の前後でPCMオーディオのフェードアップ及びフェードダウンされた一組のセグメント重複して結合させる、「重複及び結合」機能又は装置12が適用される。
図6aの例は、修正されたフレームの1つにクロスフェード部分64を持たせるために、重複して結合させた状態で図6bに示されている。この例では、重複して結合させることにより、システムの出力において、フレームの境界66にて以前はシーケンシャルでなかったフレームn−1とn+1との連結が最終的に得られる。クロスフェードされた部分は、フレームn−1のPCMオーディオからフレームn+1のPCMオーディオへの滑らかなクロスフェード部分となる。このクロスフェードは、フレームn−1の終端部のオーディオとフレームnの終端部のオーディオとの間にあり、フレームn+1に先立ちフレームn−1の終端部の中で生じる。付加部分an+2のような付加部分は、フレームn−1の先端部に付加され、以下に説明するように、他の不連続点に関連する場合は、別のクロスフェードに用いられることもあり、他の不連続点に関連しない場合は、除去されることもある。フレーム68は、フレームn−1からのオーディオとクロスフェード点64とを含むが、付加部分an+2が除外されており、「アセンブル」機能又は装置14により、形成ブロックとして、すなわち、さらにPCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスとして、以下に説明するようなシステム出力を生成するために使われることが好ましい。
同様に、図7aの例は、修正されたPCMオーディオフレームの1つにクロスフェード部分74を持たせるために、重複して結合させた状態で図7bに示されている。加えてこの例では、重複して結合させることにより、システムの出力において、フレームの境界76にて以前はシーケンシャルでなかったフレームn−1とn+1との連結が最終的に得られる。クロスフェードされた部分は、フレームn−1のPCMオーディオからフレームn+1のPCMオーディオへの滑らかなクロスフェード部分となる。このクロスフェードは、フレームnの先端部でフレームn−1のすぐ後のオーディオと、フレームn+1の先端部のオーディオとの間にあり、フレームn+1内で生じる。付加部分an+2のような付加部分は、フレームn+1の終端部に付加され、以下に説明するように、他の不連続点に関連する場合は、別のクロスフェードに用いられることもあり、他の不連続点に関連しない場合は、除去されることもある。フレーム78は、フレームn+1からのオーディオとクロスフェード点74とを含むが、付加部分an+2が除外されており、アセンブル機能14により、形成ブロックとして、すなわち、さらにPCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスとして、以下に説明するようなシステム出力を生成するために使われることが好ましい。
「付加部分除去」機能又は装置10もまた、1以上の不連続点を有することのある修正されたPCMオーディオフレームを受け取る。連続する一組の修正されたフレームが付加部分の終端部又は先端部に不連続点を含まない場合は、(不連続点がないことは不連続点検出機能6により検出される)機能又は装置10はこの一組の修正されたフレームの一方にある付加部分を除去する。例えば、図1のシステムに適用されたフレームと同じシーケンス(n,n+1)を持つ一組の修正されたフレームが図8に示されている。機能又は装置10は、フレームnを有する修正されたフレームから付加部分an+1を除去し、その結果図8に示したフレーム80のようにる。この例において、次のシーケンシャルな修正されたフレームに付加された付加部分an+2のような付加部分は、不連続点に関連する場合はクロスフェードに用いられ、そうでない場合は除去される。図1のシステムに適用されたPCMフレームと同じフレーム80は、アセンブル機能14によりシステム出力を生成するために形成ブロックとして使われることが好ましい。
「フェードアップ及びフェードダウン」8、「重複及び結合」12、及び「付加部分除去」10により処理がなされた結果、(図6bのフレーム68や図7bのフレーム78のような)クロスフェードを有するPCMオーディオフレームと(フレーム80のような)このシステムに適用されたPCMオーディオフレームに対応するPCMオーディオフレームが生成される。このようなPCMオーディオフレームが選択され、「アセンブル」機能又は装置14により、さらにPCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスが組み立てられる。このようにして、さらにPCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスは、1以上のPCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスの1つの順序と同じ順序を有するか又はPCMオーディオフレームのシーケンス間で1以上の不連続点を有する出力として、システムから出力される。ここで、各シーケンスは1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスの内の1つ又はその一部と同じ順序を有し、不連続点はそこでフェードアップ及びフェードダウンされたオーディオが重複して結合される、関連するPCMオーディオのクロスフェード部分を有する。換言すれば、出力信号を、入力信号と同一又は同等とすることができる。一般には、接合を行いクロスフェードがなされたとき出力信号は入力信号とは異なる。
図9aと図9bは第2の形態による本発明の特徴を採用した全体システムを示した機能ブロック図である。
第2の形態によれば、修正されたすべてのフレームの先端部及び終端部フェードし(つまり、エンベロープにフェードアップ及びフェードダウンがかけられる)、この修正されたすべてのフレームは、クロスフェードさせるために重複して結合される。この第2の形態の利点には、修正されたすべてのフレームのシーケンスにおいて不連続点の存在を検出する必要が無いことが含まれ、2次的に、受信器における処理が少なくてすむことが利点である(以下の「受信器」についての記載参照のこと)―― 受信器では加算演算(乗算演算ではない)が必要となるだけである。しかしながら、この形態の欠点は、用いられるエンベロープの変調が相補的なものであっても、フェードダウンとフェードアップ
エンベロープが一様に行われ、演算装置での乗算演算が丸め誤差を生じさせる限りクロスフェード領域で再生されたオーディオに丸め誤差が存在する可能性がある。この欠点を解消するための、エンベロープに相補的なフェードアップ及びフェードダウンをかける減算方法を以下に説明する。
図1の場合において、図9aと図9bのシステムでは、全てを同じ場所に置く必要はない。以下に説明するように、伝送、記憶又は、伝送と記憶の結合は、システム構成要素と分離することができる。加えて、以下に説明するように、圧縮/伸張の一方又は両方とデータコーディングが伝送、記憶又は、伝送と記憶の結合との関連において採用されことがある。
図9aと図9bの形態は、順序はどちらが先でもよいが「保持又は再順序付け」機能又は装置94及び「フェードアップ及びフェードダウン」機能又は装置96により実行することができる。図9aでは、「保持又は再順序付け」機能又は装置94が「フェードアップ及びフェードダウン」機能又は装置96より先にある例が示されている。図9bでは、「フェードアップ及びフェードダウン」機能又は装置96が「保持又は再順序付け」機能又は装置94より先にある例が示されている。両方の例において、PCMオーディオサンプルのみならず他の情報及び/又はメタデータも含まれることのある1以上のPCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスが、「付加」機能又は装置92、この機能又は装置は図1の形態と同じでもよい、により受け取られる。図1の形態の場合、概念的にシーケンシャルな順序、一般には割り付けられたフレーム番号、又は他の適当なシーケンス識別子により示される順序を持つ点で、PCMオーディオフレームは、「順序付けられたシーケンス」である。さらに、図1の形態の場合、順序付けられたシーケンスは、例えば、(図2のようにして)PCMオーディオフレームのストリーム中で付加機能92により受け取られるか又は、PCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスが(図3のようにして)保存される記憶領域から受け取られ、この場合、PCMオーディオフレームは、ランダムに記憶され、フレーム番号のような一意的な識別子だけでその順序が示される。図1の形態の場合、オーディオフレームは固定語長であってもでも可変語長であってもよい。
図1の形態の場合、本発明に関連のある特定の環境の下では、PCMオーディオフレームの順序付けられたシーケンスを、関係するビデオ信号ストリームのフレーム境界と同じフレーム境界を有するストリーム中で受信することができる。ディジタルオーディオは、しばしば、ビデオのようなマルチメディアコンテンツに基づく他の「フレーム」と一緒にパッケージされる。このような状況において、共通のフレーム境界でオーディオとビデオの両方を編集することは有益なことである。
再び図9aと図9bを参照して、付加機能92は、図1の付加機能2と同様の動作を行なう。すなわち、受け取ったフレームの順序付けられたシーケンスにおいて前に隣接するフレームの終端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオのセグメントを、受け取った各フレームの先端部に付加することにより、あるいは、受け取ったフレームの順序付けられたシーケンスにおいて後に隣接するフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオのセグメントを、受け取った各フレームの後端部に付加することにより、修正されたPCMオーディオフレームを生成する。図4と図5の例は、図9aと図9bの付加機能92により生成された修正されたフレームにも適用される。
図9aのオプションによれば、修正されたPCMオーディオフレームは、修正されたフレームをPCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスと同じ順序のシーケンシャルな順序に保持するか又は、修正されたフレームに新たなシーケンシャルな順序を割り付ける「保持又は再順序付け」機能又は装置94に適用される。新たに割り付けられるシーケンシャルな順序は、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスの内の1つとは異なり、この場合は、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスの一つの順序に関してその順序の中に少なくとも一つの不連続点を持つ。機能又は装置94は、図1の「保持又は再順序付け」機能又は装置4と同様の作用を行なう。例えば、図1において、例えばn,n+1,n+2,n+3,及びn+4のフレームを持つ図9aのシステムに適用された、オーディオフレームの1つの順序付けられたシーケンスがある場合、順序付けられたシーケンスは同じ順序に保持される。あるいは、一つの例として、n+1とn+3との間に不連続点のある、順序付けられた新たなシーケンスn,n+1,n+3,n+4を作るために、フレームを1つ削除してもよい。他の例では、n+4とnとの間に不連続点のある、順序付けられた新たなシーケンスn+3,n+4,n,n+1,n+2を作るよう構成される。さらに他の例では、図9aのシステムにオーディオフレームの2つの順序付けられたシーケンスが適用される。すなわち、第1の順序付けられたシーケンスは、n,n+1,n+2,n+3で第2の順序付けられたシーケンスは、n+20,n+21,n+22,n+23である。2つの順序付けられたシーケンスは、結合して、フレームn+3とn+20との間に不連続点のある順序付けられた新たなシーケンスn,n+1,n+2,n+3,n+20,n+21,n+22,n+23としてもよい。
また、図9aのオプションによれば、「フェードアップ及びフェードダウン」機能又は装置96は、1以上の不連続点を有することのある修正されたオーディオフレームも受け取る。付加機能92がフレームの先端部にセグメントを付加すると、機能又は装置96は、修正されたフレームの先端部(不連続点の後のものではない)に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、修正されたフレームの終端部(不連続点の前のものではない)のPCMオーディオをフェードダウンする。このように、図1の「フェードアップ及びフェードダウン」機能又は装置8とは異なり、機能又は装置96のフェードアップ及びフェードダウン作用は、修正されたフレームに不連続点の前後で作用するにとどまらず、不連続点の有無にかかわらず作用する。これは図10aに例示されている。付加機能92はフレームの終端部にセグメントを付加し、機能又は装置96は、修正されたフレームの終端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップする。これは図11aに例示されている。修正されたフレームをフェードアップ及びフェードダウンする長さは実質的に同じであり、適切な長さを決める基準を以下に説明する。
「フェードアップ及びフェードダウン」機能又は装置は、別々の機能又は装置でもよく、1つの機能又は装置がフェードアップを行い、他の機能又は装置(おそらく一方の装置とは離れて置かれる)がフェードダウンを行なう、あるいはその逆を行なうような別々の機能又は装置でもよい。
図10aは、連続する一方の組には不連続点がなく他方の組には不連続点がある3個の修正されたフレームの例を示す。すなわち一方の組はシステムに適用されたフレームと同じシーケンシャルな順序を持ち、他方の組はそのような順序を持たない。「保持又は再順序付け」機能又は装置94は、元のシーケンスに対して不連続点を含む新たなシーケンスを生成している。フェードアップ及びフェードダウン機能又は装置は、その組が不連続であるないにかかわらず、すべてのフレームに作用する。図10aにおいて、フェードアップされた付加部分an−2’は(n−1)番目のフレームの先端部に付加され、(n−1)番目のフレームの後端部はフェードダウンされて、付加部分102を伴うフレームが生成される。この例における次の連続するフレーム、フレームnは、その先端部に付加されたフェードアップされた付加部分an−1’を有し、その後端部はフェードダウンされて、付加部分104を伴うフレームが生成される。この例における次の連続するフレーム、フレームn+2は、その先端部に付加されたフェードアップされた付加部分an+1’を有し、その後端部はフェードダウンされて、付加部分106を伴うフレームが生成される。このようにして、不連続点の有無にかかわらず修正されたフレームはフェードアップ及びフェードダウンされる。このフェードアップは直線的なフェードアップとして示されている。以下に説明するように他のフェードアップ機能も可能である。このフェードダウンは直線的なフェードダウンとして示されている。以下に説明するように他のフェードダウン機能も可能である。フェードアップ及びフェードダウン機能は、以下に説明するように相補的なものが好ましいが、相補的なものでなくてもよい。
図11aは、付加部分が修正されたフレームの終端部に付加された3個の修正されたフレームの例について示されている点で図10aとは異なり、連続する一方の組には不連続点がなく他方の組には不連続点がある。すなわち、すなわち一方の組はシステムに適用されたフレームと同じシーケンシャルな順序を持ち、他方の組はそのような順序を持たない。保持又は再順序付け機能又は装置94は、元のシーケンスに対して不連続点を含む新たなシーケンスを生成している。フェードアップ及びフェードダウン機能又は装置は、その組が不連続であるないにかかわらず、すべてのフレームに作用する。図11aにおいて、フェードダウンされた付加部分a’は(n−1)番目のフレームの後端部に付加され、(n−1)番目のフレームの先端部はフェードアップされて、付加部分108を伴うフレームが生成される。この例における次の連続するフレーム、フレームnは、その後端部に付加されたフェードダウンされた付加部分an+1’を有し、その先端部はフェードダウンされて、付加部分110を伴うフレームが生成される。この例における次の連続するフレーム、フレームn+2は、その後端部に付加されたフェードダウンされた付加部分an+3’を有し、その先端部はフェードダウンされて、付加部分112を伴うフレームが生成される。このようにして、不連続点の有無にかかわらず修正されたフレームはフェードアップ及びフェードダウンされる。このフェードアップは直線的なフェードアップとして示されている。以下に説明するように他のフェードアップ機能も可能である。このフェードダウンは直線的なフェードダウンとして示されている。以下に説明するように他のフェードダウン機能も可能である。フェードアップ及びフェードダウン機能は、以下に説明するように相補的なものが好ましいが、相補的なものでなくてもよい。
図9bのオプションの場合は、フェードアップ及びフェードダウンは、「フェードアップ及びフェードダウン」機能又は装置96により、付加機能92により生成されたすべての修正されたフレームに適用される。このようなフェードアップ及びフェードダウンされた修正されたフレームは、次に、保持又は再順序付け機能94により可能な再順序付けを受ける。図10aと図11aの例は、図9bの保持又は再順序付け機能94の出力に適用することができる。図9bの「フェードアップ及びフェードダウン」機能96の出力の例は、修正されたフレームの順序が付加機能92に適用された順序付けられたシーケンスの順序と同じとなることを除いて、図10aと図11aの例と同じとなる。
図9aと図9bの両方において、保持又は再順序付けされそしてフェードアップ及びフェードダウンされた、修正されたフレームは、不連続点の有無にかかわらずフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオのセグメントの連続するすべての組に対して重複して付加的に結合させる、「重複及び結合」機能又は装置98に適用される。このようにして、結果として生じたすべてのフレームはクロスフェード部分を有する。連続するフレームの組がシステムに適用されたフレームの順序と同じ順序を持つとき、クロスフェードされた部分は、システムに適用されたフレームの対応する部分と実質的に同じとなる。もし、フェードアップ及びフェードダウンが相補的であり、相補的なフェーディング機能が以下に説明するような減算方法で得られるならば、クロスフェードされた部分は、システムに適用されたフレームの対応する部分と本質的に同一となる。本質的に同一とまでいかないが実質的に同一の関係は、相補的なフェーディング機能が乗算方法により得られる場合に得られる。一組の連続するフレームが不連続点を有するとき、不連続点があるときのシステムとして図1に示したように、クロスフェードされた部分により、1つのフレームにおけるPCMオーディオから次のフレームにおけるPCMオーディオへのスムーズなクロスフェードが提供される。
図10aの例は、修正されたフレームの連続するクロスフェードされた部分114及び116を有することとなるように、重複し結合させて表したものである。この例において、重複し結合させた結果フレームの境界118と120でのフレームの連鎖ができる。不連続点のない連続する一組の修正されたフレームのクロスフェード114は、フレームn−1の終端部のオーディオとそれ自身との間で生じ、フェードアップとフェードダウンの相補性の精度に応じて、フレームn−1の終端部における元のオーディオと同じになる。クロスフェード116は、フレームn+2に先立つフレームnの終端部のオーディオとフレームn−1の終端部のオーディオとの間にあり、フレームnの終端部内で生じる。クロスフェード116により、フレームnのPCMオーディオからフレームn+2へのスムーズなクロスフェードが生じる。フレームn−1の先端部に付加されたフェードアップ付加部分のような付加部分an−2’は、図示しないもう一つのクロスフェードに用いてもよい。同様に、フレームn+2の終端部でのダウンフェードは、図示しないもう一つのクロスフェードに用いてもよい。
同様に、図11の例は修正されたフレームの連続する部分にクロスフェード部分122と124とを持たせるための重複した結合を示したものです。この例において、重複して結合させた結果フレーム境界126と128とでのフレームの連結が生じる。不連続点のない連続する一組の修正されたフレームのクロスフェード122は、フレームnの先端部のオーディオとそれ自身との間で生じ、フェードアップとフェードダウンの相補性の精度に応じて、フレームnの先端部における元のオーディオと同じになる。クロスフェード122は、フレームnの中で生じる。クロスフェード124は、フレームn+1の先端部のオーディオとフレームn+2の先端部のオーディオとの間にあり、フレームn+2の先端部内で生じる。クロスフェード124により、フレームnのPCMオーディオからフレームn+2へのスムーズなクロスフェードが生じる。フレームn−1の先端部に付加されたフェードアップ付加部分のような付加部分an−2’は、図示しないもう一つのクロスフェードに用いてもよい。同様に、フレームn−1の先端部でのアップフェードは、図示しないもう一つのクロスフェードに用いてもよい。
図11cは図11bに類似するが、図11cは、修正されたフレームで時間圧縮と時間伸張に用いる例も示している。図11cにおいて、3個の修正されたフレーム108,110,及び112が記憶領域100に保存されていることが示されている。次に、それぞれがフレーム期間内に収まるように時間圧縮される(フレーム境界125,126,128,及び129と、時間圧縮された修正されたフレーム108’,110’,及び112’が示されている)。修正されたフレームを単一のストリームで伝送するために、修正されたフレームは、それぞれがフレーム期間内に収まるように時間圧縮される。しかし、その結果連続するデータストリームとなるよう、フレーム長さと同じ持続時間であるが、フレーム期間より短くフレーム内に任意に置かれた図11cの例に示すように、フレーム長さより短くてもよい。実際には、時間圧縮されたフレームは、フレーム境界間に少ししかスペースを置かないように、非常に速い伝送速度(例えば、SPDIFトランスポート又はAES‐EBUトランスポート)を持つ。次いで、時間圧縮されたフレームは、時間伸張され、図11bの例に示したようなクロスフェード領域122及び124を有し、フレームn−1,n,及びn+2の順序を持つデータストリームを生成するために重複して結合される。
このように、図9a及び図9bの変形例において、PCMオーディオフレームのさらに順序付けられたシーケンスは、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスの1つと同じ順序を持つか、又はPCMオーディオフレームのシーケンス間に1以上の不連続点を持つシステムの出力に供され、各シーケンスは、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンス又はその一部の1つと同じ順序をもち、新たに順序付けられたPCMオーディオフレームの連続するペアは、フェードアップ及びェードダウンされたPCMオーディオが重複して結合される、関連するPCMオーディオのクロスフェード部分を有する。
実際には、図1,9a,及び9bのシステムの装置又は機能は、別々にしてもよい。例えば、図12に示すように、「伝送」機能又は装置130と、任意的な「編集」機能又は装置134(上述のように複数編集機能又は装置でもよい)と、「受信」機能又は装置138とに分けてもよい。3つの機能又は装置の各々はお互いに離して配置してもよい。以下に説明するように編集機能及び受信機能は相互に組み込んでもよい。このような送信器や受信器も本発明の形態を形成する。
送信器130の出力は、適切な技術を用いて送信、記憶、又は送信及び記憶を行なう任意的な「送信/記憶」機能又は装置132を通って、編集機能134により受け取られる。編集機能134の出力は、適切な技術を用いて送信、記憶、又は送信及び記憶を行なう、さらに任意的な「送信/記憶」機能又は装置136を通って、受信器により受け取られる。送信/記憶機能132及び136の送信又は記憶は、シリアルデータストリーム、マルチプルデータストリーム、又は記憶空間中のデータのような様々な形態が可能である。
送信器130に、(例えば知覚コーディング形式のような)損失のあるコーディング、(例えばハフマン・コーディング又はメリディアン・ロスレス・コーディング(MLP)のような)損失のないコーディング、又は、損失のあるコーディングと損失のないコーディングとの組み合わせを用いて送信器の出力をコーディングするコーディング装置又は機能が含まれていてもよい。送信器130は、エンコードされた出力を出し、適切なデコーダが受信器138に含まれる。編集機能134は、適切なデコーダを含んでもよく、自身の出力をエンコードしてもよい。あるいは、エンコーディングとデコーディングは、送信器130、編集機能134、及び受信器138とは別の機能又は装置により行ってよい。このようなコーディングは、付加部分の量だけ元のフレームより大きくなるフレームの修正の結果生じるデータ転送速度の増大を緩和するために有益である。例えば、PCMオーディオフレームがNTSCビデオフレームと同じ長さ、すなわち33.37ミリセカンド、を持つ場合で付加部分が5ミリセカンドである場合、修正されたフレームは、入力フレームに対して係数(33.37+5)/33.37分だけ、つまり約15%増加する。データ転送速度を復元するためには、100%/(100%+15%)の圧縮比、すなわち約87%の圧縮比が必要となり、これは、損失のない圧縮システムで実行可能である。
伝送器130は、付加部分を含む修正されたフレームを、由来するフレームより長くない時間間隔で伝送することが可能なように、時間圧縮器を含んでもよい。このような時間圧縮器は、伝送器130の出力がシリアルデータストリームであるときに必要である。伝送器130が時間圧縮された出力を出す場合、適切な圧縮解除器が受信器138に含まれてもよい。編集機能134は、圧縮解除器を含んでいてもよく、(おそらくは、編集機能又は装置にローカルな受信かが含まれているとき)出力を再圧縮してもよい。あるいは、時間圧縮と圧縮解除とは、伝送器130、編集機能134、及び受信器138とは別の機能又は装置により行ってもよい。
図1に示される本発明の第1の形態による伝送器130には、付加機能2が含まれている。図1の本発明の第1の形態による編集機能134には、保持又は再順序付け機能4が含まれている。図1の本発明の第1の形態による受信器138には、図1に示した残りの装置と機能が含まれていてもよく、あるいは、図1に示した残りの装置と機能だけではなく保持又は再順序付け機能4が含まれてもよく、この場合、個別の編集機能134はない(編集機能又は装置は受信器138の一部となる)。これらの変形例は、「FIG.1」で表記した表にまとめた。ここには複数の編集機能134があり、1以上の編集機能134には、ローカルな受信器が含まれていてもよい。
Figure 2007512642
本発明の第1番目の変形である第2の形態による伝送器130は、図9aに示されており付加機能92が含まれる。第2の形態による編集機能134には、図9aの第1番目の変形として、保持又は再順序付け機能94、あるいは、保持又は再順序付け機能94とフェードアップ及びフェードダウン機能96の両方が含まれる。第2の形態による受信器138には、図9aの第1番目の変形として、重複及び結機能98が含まれてもよく、フェードアップ及びフェードダウン機能96が編集機能134に含まれていない場合、又は、フェードアップ及びフェードダウン機能96のみならず保持又は再順序付け機能94が含まれていない場合は、フェードアップ及びフェードダウン機能96が受信器138に含まれてもよい。この場合、個別の編集機能124は存在しない(編集機能又は装置は受信器138の一部となる)。重複及び結機能98が含まれる受信器138には、保持又は再順序付け機能又は装置も含まれていてもよい。複数の編集装置または機能134が受信器128とは別になっていてもよく、1個以上の編集装置または機能134が受信器138とは別になっていてもよい(この場合、受信器138には、保持又は再順序付け機能94、フェードアップ及びフェードダウン機能96、及び重複及び結機能98が含まれる)。これらの変形例は、「FIG.9a」で表記した表にまとめた。ここには複数の編集機能134があり、1以上の編集機能134には、ローカルな受信器が含まれていてもよい。
Figure 2007512642
本発明の第2番目の変形である第2の形態による伝送器130は、図9bに示されており付加装置又は機能92、又は、付加装置又は機能92とフェードアップ及びフェードダウン機能96の両方が含まれていてもよい。第2の形態による編集機能134は、図9bの第2の変形例であり、これには保持又は再順序付け機能94が含まれていてもよい。第2の形態による受信器138は、図9bの第2の変形例であり、これには重複及び結機能98が含まれていてもよく、編集機能又は装置が受信器の一部である場合は、保持又は再順序付け機能94、又は、保持又は再順序付け機能94とフェードアップ及びフェードダウン機能96の両方が含まれていてもよい。重複及び結機能98が含まれている受信器138には、さらに保持又は再順序付け機能又は装置が含まれていてもよい。複数の編集装置または機能134が受信器138とは別になっていてもよく、1個以上の編集装置または機能134が受信器138とは別になっていてもよい。これらの変形例は、「FIG.9b」で表記した表にまとめた。ここには複数の編集機能134があり、1以上の編集機能134には、ローカルな受信器が含まれていてもよい。
Figure 2007512642
〈変調エンベロープ〉
フェードアップ及びフェードダウン変調のエンベロープ及びクロスフェード領域の長さは共に接合編集又はクロスフェードに直接的な影響を与える。
変調エンベロープはゲイン形状又はその輪郭であり、オーディオサンプルに適用されたとき、一般にオーディオに同一(ゲイン=1.0)から沈黙(ゲイン=0.0)、又はその逆に移行させる。この変調エンベロープを生成するために様々な機能が存在し、その各々がクロスフェードによって生じる異なった形態のスペクトル的な歪みの広がりに対応する。一般に使われているクロスフェード機能には、(ここに様々な形状が示されている)リニアランプ、ログ、ハニング、ハミング、及びサインが含まれる。
クロスフェード領域の長さは、クロスフェードを完成させるのに必要なサンプル又は秒単位の時間量である。もし、クロスフェード領域の長さが小さすぎると(例えば5ミリセカンド以下の場合)、クロスフェードにより、可聴なクリック音やサンプ音を抑制するのに十分な効果が得られない。クロスフェードを導入し、重複をゼロ以上に増大すると、クリック音がサンプ音に変わり、重複の長さが増大するにつれて可聴ではなくなって行く。(常識的なフェーディング機能の設計がなされたと仮定して)数ms又は数十msになるまでに、サンプ音は実質的に聞こえなくなる。しかしながら、長いクロスフェード領域を使うことには2つの欠点がある。1つは、各フレームに関してサンプル数の冗長性を増加させる点である(したがって、データ転送速度のオーバーヘッドが増加する)。2番目は、聞き手がクロスフェード領域で内容の混合に気がつくことであり、これは特定の状況では好ましくない。例えば、類似しない音楽がクロスフェードされた場合、クロスフェード領域で異なった基調とテンポの混合を有することになる。もしクロスフェードが十分な長さ(例えば100ミリセカンド以上の長さ)で行われたとすると、この混合は明確となりおそらくはうるさく感じさせる。
従って、可聴アーティファクトを最少にする一方、一緒になって遷移時間を短くするクロスフェード領域長さと変調エンベロープ機能を持つことが好ましい。実際には、米国特許5,903,872で定義された、1と等しく設定されたアルファ係数と約5ミリセカンドの重複長さを有するカイザーベッセル由来の(KBD)二乗機能がこれを満たすことがわかっている。
本発明において、特に本発明の第2の形態において、図9aと図9bの例に示したように、フェードアップ及びフェードダウン変調エンベロープ機能は、一般に対称的であり相補的である。「対称的」とは、フェードダウンエンベロープとフェードアップエンベロープとが時間を反転したときお互いに等しくなることを意味する。「相補的」とは、フェードダウンエンベロープとフェードアップエンベロープとを加算したときクロスフェードの期間を通して一定になることを意味する。しかし、本発明では、特に本発明の第1の形態において、図1の例に示したように、非対称及び/又は非相補的な変調のエンベロープを除外していない。例えば、オーディオ信号特性に基づき変調エンベロープを修正することは有益なことである。もし、加算すると一定値以上となる非相補的な変調のエンベロープが用いられたとすると、クロスフェードされたオーディオが結果として、アンパック装置のゲイン制限を越えるかもしれないサンプル値である「クリップ」となるかもしれない。
〈全フレーム領域のクロスフェードと丸め誤差〉
上述のとおり、本発明の第2の形態において、図9aと図9bの例に示したように、丸め誤差を生じさせない相補的な変調が好ましい。
相補的な変調エンベロープを用いた以下の例について考える。S(n)は0から1までの範囲のランダムな値(インデックスn=0から7)で3ビット(ステップサイズが8分の1すなわち0.125)の精度で量子化された8個のオーディオサンプルの配列である。以下の式で関数random(8)は、0から8までの範囲における精度が無限大である一様確率の値を生成し、関数rounds()は値を近似する整数値に丸める。
Figure 2007512642
W(n)は同じく3ビットの精度で量子化された変調エンベロープである。この例では、4分の1サイン波形が選択されるが変調エンベロープ関数は任意である。
Figure 2007512642
相補的変調エンベロープは、1から窓W(n)をマイナスし、変調エンベロープと相補的変調エンベロープの和が1になるようにする。
Figure 2007512642
以下の表はランダムに生成したサンプル及び変調エンベロープと相補的変調エンベロープの値である。
Figure 2007512642
Figure 2007512642
Figure 2007512642
各変調エンベロープを上記サンプルに適用し、3ビットの精度で量子化すると、以下の配列A(n)及びB(n)となる。
Figure 2007512642
理想的には、A(n)とB(n)との和は元のサンプルS(n)と同じになるはずであるが、この和と元のサンプルとを比較すると、いくつかのサンプル(インデックスn=3と4)で丸め誤差が出ている。
相補的クロスフェード
もし、サンプルB(n)をS(n)に1−W(n)を乗算することで算出する代わりに減算により算出すると、丸め誤差は打ち消される。これを本発明において、「相補的クロスフェード」と定義する。このようにして、新しいサンプルB’(n)が、S(n)マイナスA(n)により算出される。
Figure 2007512642
誤差(Error)はここで、A(n)+B’(n)−S (n)となり、簡単化するとA(n)+S(n)−A(n)−S (n)=0となる。
このようにして、相補的変調エンベロープがこのような減算技法で導き出されるならば、不連続点を持たないシーケンシャルフレームの対、すなわち同じ元のオーディオ情報信号から生成された隣り合うシーケンシャルフレーム、の丸め誤差は打ち消される。
本発明とその種々の形態はアナログ回路、又はディジタル信号プロセッサ、プログラムされた汎用ディジタルコンピュータ、及び/又は特定目的のディジタルコンピュータにより実行されるソフトウェア機能により実施することができる。アナログ信号とディジタル信号とのインターフェースは適切なハードウエア及び/又はソフトウエアの機能及び/又はファームウエアの機能として実施することができる。本発明とその種々の形態はアナログ信号又はディジタル信号を用いるが、実際の応用例では、おそらくほとんどの処理機能は、オーディオ信号がサンプルとして表現されるディジタル信号ストリームのディジタル領域で実施されるであろう。本発明を変形又は修正した他の実施例及びその様々な形態は当業者には明らかであり、上記にて説明した発明の具体的実施形態に限定されるものではないことは了解されよう。したがって、本発明のすべての変形、修正、又はここに開示し請求した基本的な原則及び思想の範囲内のものは、本発明に含まれると考える。
第1のやり方による本発明の特徴を採用したシステムを全体的に示した機能ブロック図である。 ディジタルオーディオサンプルのストリーム部分の理想化された概略概念を示す1例であり、時間領域で表現したものである。 ディジタルオーディオサンプルのストリーム部分の理想化された概略概念を示す1例であり、空間領域で表現したものである。 隣接する先行フレーム終端部のレプリカである付加部分を先頭に付加したPCMオーディオフレームから成る、修正されたPCMオーディオフレームの理想化された概略概念を示す1例である。 隣接する先行フレーム先端部のレプリカである付加部分を終端に付加したPCMオーディオフレームから成る、修正されたPCMオーディオフレームの理想化された概略概念を示す1例である。 お互いに不連続である2つの修正されたフレームであって、先頭に付加部分を有するフレームの理想化された概略概念を示す1例である。この2つはシステムに適用されるフレームのシーケンシャルな順序が同じでない。 修正されたフレームの一方がクロスフェード部分を持つように重複して結合される、図6aの2つの修正されたフレームの理想化された概略概念を示す1例である。 お互いに不連続である2つの修正されたフレームであって、終端に付加部分を有するフレームの理想化された概略概念を示す1例である。この2つはシステムに適用されるフレームのシーケンシャルな順序が同じでない。 修正されたフレームの一方がクロスフェード部分を持つように重複して結合される、図7aの2つの修正されたフレームの理想化された概略概念を示す1例である。 システムに適用されるフレームと同じシーケンスを持つ一対の修正されたフレームの理想化された概略概念を示す1例である。図は、シーケンシャルなフレーム同士で修正されたフレームからの付加部分の除去を概念的に示したものである。 第2のやり方の第1の変形例による本発明の特徴を採用したシステムを全体的に示した機能ブロック図である。 第2のやり方の第2の変形例による本発明の特徴を採用したシステムを全体的に示した機能ブロック図である。 連続する一つの対とは不連続となっているが他の対とは不連続とはなっていない3つの修正されたフレームであって、先頭に付加部分を有するフレームの理想化された概略概念を示す1例である。 修正されたフレームの連続する部分がクロスフェード部分を持つように重複して結合される、図10aの3つの修正されたフレームの理想化された概略概念を示す1例である。 連続する一方とは不連続となっているが他の一方とは不連続とはなっていない3つの修正されたフレームであって、終端に付加部分を有するフレームの理想化された概略概念を示す1例である。 修正されたフレームの連続する部分がクロスフェード部分を持つように重複して結合される、図11aの3つの修正されたフレームの理想化された概略概念を示す1例である。 記憶領域から受信され、時間圧縮され、時間伸長され、そして、修正されたフレームの連続する部分がクロスフェード部分を持つように重複して結合される、図11aの3つの修正されたフレームの理想化された概略概念を示す1例である。 図1,9a,および9bに示した本発明の第1および第2のやり方のシステムの装置または機能がどのように「伝送器」の機能または装置、付加的な「編集」機能または装置、および「受信器」の機能または装置に分割されるかを示した機能ブロック図である。

Claims (36)

  1. PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法であって、
    順序付けられたシーケンスにおいて、先行する隣のフレームの終端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの先端部に付加し、又は、順序付けられたシーケンスにおいて、後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの後端部に付加し、これにより、修正されたフレームを生成する、ステップと、
    順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序に前記修正されたフレームを保持し、又は、前記修正されたフレームにさらなるシーケンシャルな順序を割り当て、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスとは異なった順序のシーケンシャルな順序にし、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つの順序に関して順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
    セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部にPCMオーディオをフェードアップする、ステップと、
    修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスにおける不連続点の前後に、前記フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、
    修正されたフレームのシーケンシャルな対が前記付加部分の前後に不連続点を含まない場合、修正されたフレームの前記シーケンシャルな対における修正されたフレームに付加されたPCMオーディオの前記セグメントを除去し、その結果生じたPCMオーディオフレームを結合させるステップと、を具備し、
    1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序を持つか又は、PCMオーディオフレームのシーケンス間に1以上の不連続点を持つ、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームが提供され、前記シーケンスの各々は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの1つ又は一部分と同じ順序を持ち、不連続点は、関連するPCMオーディオのクロスフェードされた部分を持ち、そこでフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合させることを特徴とするPCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法。
  2. PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法であって、
    順序付けられたシーケンスにおいて、先行する隣のフレームの終端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの先端部にのみ付加し、又は、順序付けられたシーケンスにおいて、後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの後端部に付加し、これにより、修正されたフレームを生成する、ステップと、
    前記修正されたフレームを伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶するステップとを具備するPCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法。
  3. 前記修正されたフレームを時間圧縮するステップをさらに具備し、前記伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶するステップにおいて、修正され時間圧縮されたフレームを伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記修正されたフレームを時間圧縮及びエンコードするステップをさらに具備し、前記伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶するステップにおいて、修正され時間圧縮されたフレームを伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. PCMオーディオデータを処理する方法であって、
    修正されたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、該修正されたフレームは、フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオのセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理することにより生成される、ステップと、
    順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序に前記修正されたフレームを保持し、又は、前記修正されたフレームにさらなるシーケンシャルな順序を割り当て、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスとは異なった順序のシーケンシャルな順序にし、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つの順序とは順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
    セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部にPCMオーディオをフェードアップする、ステップと、
    修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスにおける不連続点の前後に、前記フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、
    修正されたフレームのシーケンシャルな対が前記付加部分の前後に不連続点を含まない場合、修正されたフレームの前記シーケンシャルな対における修正されたフレームに付加されたPCMオーディオの前記セグメントを除去し、その結果生じたPCMオーディオフレームを結合させるステップと、を具備し、
    1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序を持つか又は、PCMオーディオフレームのシーケンス間に1以上の不連続点を持つ、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームが提供され、前記シーケンスの各々は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの1つ又は一部分と同じ順序を持ち、不連続点は、関連するPCMオーディオのクロスフェードされた部分を持ち、そこでフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合させることを特徴とする、PCMオーディオデータを処理する方法。
  6. 前記受信した修正されたPCMオーディオフレームは時間圧縮されていて、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップをさらに具備することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記受信した修正されたPCMオーディオフレームは時間圧縮とエンコードとがなされており、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップをさらに具備することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. PCMオーディオデータを処理する方法であって、
    修正されたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、
    該修正されたフレームは、
    フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理することにより生成され、
    順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序を有するか又は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスとは異なった順序のさらなるシーケンシャルな順序を有し、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
    セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、不連続点の前にある前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、不連続点の後にある前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップする、ステップと、
    修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスにおける不連続点の前後に、前記フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、
    修正されたフレームのシーケンシャルな対が前記付加部分の前後に不連続点を含まない場合、修正されたフレームの前記シーケンシャルな対における修正されたフレームに付加されたPCMオーディオの前記セグメントを除去し、その結果生じたPCMオーディオフレームを結合させるステップと、を具備し、
    1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序を持つか又は、PCMオーディオフレームのシーケンス間に1以上の不連続点を持つ、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームが提供され、前記シーケンスの各々は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの1つ又は一部分と同じ順序を持ち、不連続点は、関連するPCMオーディオのクロスフェードされた部分を持ち、そこでフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合させることを特徴とする、PCMオーディオデータを処理する方法
  9. 前記受信した修正されたPCMオーディオフレームは時間圧縮されており、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップをさらに具備することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記受信した修正されたPCMオーディオフレームは時間圧縮とエンコードとがなされており、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップとデコーディングするステップとをさらに具備することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 前記修正されたフレームを、受信したときのそれらの順序と同じシーケンシャルな順序に保持するステップをさらに具備し、前記修正されたフレームは、前記PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスのうちの1つの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつか、又は、前記修正されたフレームにさらなるシーケンシャルな順序を割り当て、受信した順序とは異なった順序のシーケンシャルな順序にし、ここで、前記さらなるシーケンシャルな順序は、前記PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスのうちの1つの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  12. PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法であって、
    順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの先端部に付加し、又は、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの後端部に付加し、これにより、修正されたフレームを生成するステップと、
    セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、かつ、前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、かつ、前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップするステップと、
    順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序に、前記修正されたフレーム又は前記フェードアップ及びフェードダウンした修正されたフレームを保持し、又は、前記修正されたフレーム又は前記フェードアップ及びフェードダウンした修正されたフレームに、さらなるシーケンシャルな順序を割り当て、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つとは異なった順序のシーケンシャルにし、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスの順序に関して順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
    順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序を持つか又はさらなるシーケンシャルな順序を持つ修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスに、フェードアップ及びフェードダウンされたシーケンシャルな対のPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、を具備し、
    1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序を持つか又は、PCMオーディオフレームのシーケンス間に1以上の不連続点を持つ、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームを提供し、前記シーケンスの各々は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの1つ又は一部分と同じ順序を持ち、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームにおける連続する対は、関連するPCMオーディオのクロスフェードされた部分を持ち、そこでフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合させることを特徴とするPCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法。
  13. PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法であって、
    順序付けられたシーケンスにおいて、先行する隣のフレームの終端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの先端部にのみ付加し、又は、順序付けられたシーケンスにおいて、後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを、フレームの後端部に付加し、これにより、修正されたフレームを生成する、ステップと、
    セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、かつ、前記修正されたフレームの後端部の前記PCMオーディオをフェードダウンするか又は、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、かつ、修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップするステップと、
    前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームを伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶するステップとを具備する、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理する方法
  14. 前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームを時間圧縮するステップをさらに具備し、前記伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶するステップにおいて、修正されフェードアップ及びフェードダウンされ時間圧縮されたフレームを伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームを時間圧縮及びエンコードするステップをさらに具備し、前記伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶するステップにおいて、修正されフェードアップ及びフェードダウンされエンコードされ時間圧縮されたフレームを伝送し、記憶し、又は伝送しかつ記憶することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. 前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームは、PCMオーディオの一部をフェーディング関数で乗算し、他のPCMオーディオの一部から前記乗算した結果得られたPCMオーディオの一部を減算する処理を行なうことにより生成されたことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  17. PCMオーディオデータを処理する方法であって、
    修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、
    該修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームは、
    フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理すること、及び
    セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップすることにより、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理して、生成されるステップと、
    順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序に、前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームを保持し、又は、前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームに、さらなるシーケンシャルな順序を割り当て、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つとは異なった順序のシーケンシャスにし、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
    修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスに、前記フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオのシーケンシャルな対を重複させて付加的に結合するステップと、を具備し
    さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスであって、PCMオーディオフレームの連続する対は、フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて付加的に結合させたPCMオーディオのクロスフェードされた部分を有する、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスを提供することを特徴とする、PCMオーディオデータを処理する方法。
  18. 前記受信した修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームは時間圧縮され、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップをさらに具備する請求項17に記載の方法。
  19. 前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームは時間圧縮とエンコードがなされ、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップとデコードするステップとをさらに具備する請求項17に記載の方法。
  20. 前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームは損失のないコーディングによりエンコードされることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームは、PCMオーディオの一部をフェーディング関数で乗算し、他のPCMオーディオの一部から前記乗算した結果得られたPCMオーディオの一部を減算する処理を行なうことにより生成され、前記さらなるPCMオーディオフレームのシーケンスは、前記受信した順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの少なくとも一部と同じ順序を有し、前記さらなるPCMオーディオフレームのシーケンスは、前記受信した順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの少なくとも一部と実質的に同一に再構成したものであることを特徴とする請求項17又は請求項20に記載の方法。
  22. PCMオーディオを処理する方法であって、
    修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、
    該修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームは、
    フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理すること、及び
    セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップする、ことにより、順序付けられたPCMオーディオフレームの1以上のシーケンスを処理することにより生成され、
    ここで、前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームは、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの1つと同じシーケンシャルな順序を持つか、又は、さらなるシーケンシャルな順序を持ち、このシーケンシャルな順序は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームの順序とは異なり、前記さらなるシーケンシャルな順序は、前記1以上の順序付けられたPCMオーディオフレームの順序について少なくとも1つの不連続点を有することを特徴とするステップと、
    修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスに、前記フェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップとを具備し、
    これにより、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスであって、PCMオーディオフレームの連続する対はフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合したPCMオーディオのクロスフェードした部分を有する、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスが提供されるとを特徴とする、PCMオーディオを処理する方法。
  23. 前記受信した修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームは時間圧縮され、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップをさらに具備する請求項22に記載の方法。
  24. 前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームは時間圧縮とエンコードがなされ、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップとデコードするステップとをさらに具備する請求項22に記載の方法。
  25. 前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームは損失のないコーディングによりエンコードされることを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームは、PCMオーディオの一部をフェーディング関数で乗算し、他のPCMオーディオの一部から前記乗算した結果得られたPCMオーディオの一部を減算する処理を行なうことにより生成され、前記さらなるPCMオーディオフレームのシーケンスは、前記受信した順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの少なくとも一部と同じ順序を有し、前記さらなるPCMオーディオフレームのシーケンスは、前記受信した順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの少なくとも一部と実質的に同一に再構成したものであることを特徴とする請求項22又は請求項25に記載の方法。
  27. 前記修正されたフレームを、受信したときのそれら順序と同じシーケンシャルな順序に保持するステップをさらに具備し、前記修正されたフレームは、前記PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスのうちの1つの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつか、又は、前記修正されたフレームにさらなるシーケンシャルな順序を割り当て、ここで、該さらなるシーケンシャルな順序は、前記PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスのうちの1つの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  28. PCMオーディオを処理する方法であって、
    修正されたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、該修正されたフレームは、フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオのセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオのセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理することにより生成される、ステップと、
    セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップするステップと、
    順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序に、前記修正されたフレーム又は前記フェードアップ及びフェードダウンした修正されたフレームを保持し、又は、前記修正されたフレーム又は前記フェードアップ及びフェードダウンした修正されたフレームに、さらなるシーケンシャルな順序を割り当て、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つとは異なった順序のシーケンシャルにし、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつ、ステップと、
    順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序を持つか又はさらなるシーケンシャルな順序を持つ修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスに、フェードアップ及びフェードダウンされたシーケンシャルな対のPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、
    これにより、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスであって、PCMオーディオフレームの連続する対はフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合したPCMオーディオのクロスフェードした部分を有する、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスが提供されることを特徴とする、PCMオーディオを処理する方法。
  29. 前記受信した修正されたPCMオーディオフレームは時間圧縮されており、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップをさらに具備することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 前記受信した修正されたPCMオーディオフレームは時間圧縮とエンコードとがなされており、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップとデコーディングするステップとをさらに具備することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  31. 前記受信した修正されたPCMオーディオフレームは損失のないコーディングによりエンコードされることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 前記フェードアップするステップ及びフェードダウンするステップには、PCMオーディオの一部をフェーディング関数で乗算するステップと、他のPCMオーディオの一部から前記乗算した結果得られたPCMオーディオの一部を減算するステップとが含まれ、前記さらなるPCMオーディオフレームのシーケンスは、前記受信した順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの少なくとも一部と同じ順序を有し、前記さらなるPCMオーディオフレームのシーケンスは、前記受信した順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスの少なくとも一部の再構成と実質的に同一であることを特徴とする請求項28又は請求項31に記載の方法。
  33. PCMオーディオを処理する方法であって、
    修正されたPCMオーディオフレームを受信するステップであって、該修正されたフレームは、
    フレームの先端部に、順序付けられたシーケンスにおいて先行する隣のフレームの後端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加するか又は、フレームの後端部に、順序付けられたシーケンスにおいて後続する隣のフレームの先端部のPCMオーディオの実質的なレプリカであるPCMオーディオセグメントを付加することで、PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスを処理することにより生成され、
    順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのシーケンスのうちの1つと同じ順序のシーケンシャルな順序を有するか又は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つのシーケンスとは異なった順序のさらなるシーケンシャルな順序を有し、これにより、前記さらなるシーケンシャルな順序は、順序付けられた1以上のPCMオーディオフレームのうちの1つの順序に関し、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつステップと、
    セグメントがフレームの先端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの先端部に付加されたPCMオーディオをフェードアップし、前記修正されたフレームの後端部にあるPCMオーディオをフェードダウンし、セグメントがフレームの後端部に付加されたとき、前記修正されたフレームの後端部に付加されたPCMオーディオをフェードダウンし、前記修正されたフレームの先端部のPCMオーディオをフェードアップするステップと、
    修正されフェードアップ及びフェードダウンされたフレームのシーケンスに、フェードアップ及びフェードダウンされたシーケンシャルな対のPCMオーディオを重複させて付加的に結合するステップと、
    これにより、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスであって、PCMオーディオフレームの連続する対はフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオを重複させて結合したPCMオーディオのクロスフェードした部分を有する、さらに順序付けられたPCMオーディオフレームのシーケンスが提供されることを特徴とする、PCMオーディオを処理する方法
  34. 前記受信した修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームは時間圧縮され、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップをさらに具備する請求項33に記載の方法。
  35. 前記修正されフェードアップ及びフェードダウンされたPCMオーディオフレームは時間圧縮とエンコードがなされ、前記受信した修正されたPCMオーディオフレームを伸張するステップとデコードするステップとをさらに具備する請求項33に記載の方法。
  36. 前記修正されたフレームを、受信したときのそれらの順序と同じシーケンシャルな順序に保持するステップをさらに具備し、前記修正されたフレームは、前記PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスのうちの1つの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつか、又は、前記修正されたフレームにさらなるシーケンシャルな順序を割り当て、ここで、該さらなるシーケンシャルな順序は、前記PCMオーディオフレームの1以上の順序付けられたシーケンスのうちの1つの順序に関して、その順序に少なくとも1つの不連続点をもつことを特徴とする請求項33に記載の方法。
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