JP2000207728A - コバルト移動バリアとしてCrN薄膜を有する磁気ディスク - Google Patents

コバルト移動バリアとしてCrN薄膜を有する磁気ディスク

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JP2000207728A
JP2000207728A JP11003239A JP323999A JP2000207728A JP 2000207728 A JP2000207728 A JP 2000207728A JP 11003239 A JP11003239 A JP 11003239A JP 323999 A JP323999 A JP 323999A JP 2000207728 A JP2000207728 A JP 2000207728A
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cobalt
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JP11003239A
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Ren-San Yon
レン−サン ヨン
Chandaa Tsuai
チャンダー ツァイ
James Rian
ジェームズ リアン
Fun-Fei Rian
フン−フェイ リアン
Chen-Min Wan
チエン−ミン ワン
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Trace Storage Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コバルト原子が磁気ヘッドによりピックアッ
プされるという問題を解決したコバルトに基づく磁気記
録媒体を提供する。 【解決手段】 (a)基板と;(b)下層と;(c)コ
バルトに基づく磁気記録層と;(d)コバルトバリア層
とからなり、該コバルトバリア層はアルゴン(Ar)と
窒素(N2 )をAr/N2 比が100/0から15/8
5の間、好ましくは85/15から55/45の間で含
むスパッタリング環境下で該磁気記録層にクロムを含む
層をスパッタリングすることにより形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル情報を記憶
するコンピュータで用いられる磁気ディスクに関し、よ
り詳細にはコバルトに基づく磁性層及びダイアモンド類
似炭素の保護オーバーコートを含む磁気ディスクに関す
る。本発明はダイアモンド類似炭素オーバーコートを通
して磁性層からディスク表面へ移動するコバルト原子の
量を最小化し、それによりコンピュータディスクドライ
ブの読み出し書き込みヘッドの繰り返しの使用にわたり
保全し、斯くしてディスクの読み出し書き込み動作の精
度を向上させる。
【0002】
【従来の技術】コバルト合金に基づく薄膜磁気記録媒体
はコンピュータでの読み出し書き込み用に産業上での使
用が増加してきている。薄膜磁気記録媒体は磁性薄膜を
スパッタリングすることにより典型的に調製され、又は
典型的にはテクスチャー化されたアルミニウム又はNi
P基板である基板上のいわゆる磁気記録層によりなる。
クロム又はクロム合金に基づく下層は典型的にはコバル
ト合金に基づく磁性層とアルミニウム又はNiP基板と
の間にサンドイッチされて設けられる。コバルト合金に
基づく磁性層がクロムの下層上にスパッタリングされた
後に、典型的にはカーボンオーバーコートからなる保護
オーバーコート層がスパッタリングにより磁性層上に塗
布される。
【0003】多数のコバルト合金に基づく合金が薄膜磁
気記録媒体を調製するための磁気記録膜材料として開発
され、用いられてきた。例えば米国特許第488851
4号はクロムの下層上にスパッタリングされたコバルト
ニッケル磁気記録層を含む薄膜磁気記録ディスクを開示
する。他のコバルトニッケル及びコバルトニッケルクロ
ム合金に基づく磁性層が開発されてきた。それらは例え
ば米国特許第4833044、4816127、473
5840号である。米国特許第5049451号は70
から80原子パーセントのコバルト、10から20原子
パーセントのクロム、3から20原子パーセントの白
金、2から10原子パーセントのタンタルを含む4つの
成分のコバルト合金に基づく磁性層を開示する。
【0004】磁気記録ディスクがディスクドライブ内で
回転する読み出し書き込み動作中に、スライダー上の磁
気ヘッドは空気のクッション上に乗り又は滑走するよう
にされ、これはディスクの表面に関して所定の高さにあ
り、通常空気軸受と称される。ハードディスクの密度が
増加され続ける故に、空気軸受の高さ又はいわゆる「滑
走高さ」はいっそう低くなるようにされてきた。コバル
トに基づく磁気ディスクでの一つの問題はコバルト原子
がディスク表面に移動し、磁気ヘッドによりピックアッ
プされることである。これはデータ転送での誤りを引き
起こし、読み出し書き込み動作の健全性に悪影響を及ぼ
す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はダイア
モンド類似炭素オーバーコートを通して磁性層からディ
スク表面へ達するコバルト原子の移動を実質的に減少し
た磁気ディスクを提供することにある。より詳細には本
発明の第一の目的はコバルトに基づく磁性層からディス
ク表面へ移動するコバルト原子の量を最小化したコバル
トに基づくコンピュータハードディスクを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の改善された磁気
ディスクはコンピュータ産業で経験されている移動した
コバルト原子が磁気ヘッドによりピックアップされ、そ
のために読み取り及び/又は書き込み動作での誤りを生
じさせるという重要な問題を解決する。この問題は磁気
ヘッドの滑走高さが非常に高い密度のコンピュータハー
ドディスクの増加を収容するために実質的に減少される
ときにより顕著となる。
【0007】本発明によればCrN層がコバルトに基づ
く層とダイアモンド類似炭素オーバーコートとの間にス
パッタリングされたときにコバルト原子の外への移動の
程度を50%以上減少させるという予期し得ない優れた
結果が得られた。磁気ヘッドによるコバルト原子とディ
スク表面上のコバルト原子の量との間の初期の高度に非
線形の関係が存在する(コバルト原子の数が磁気ヘッド
によりピックアップされる前に、ある閾値を越えなけれ
ばならない)故に、本発明は磁気ヘッドによりピックア
ップされるコバルト原子の量を大幅に減少又は除去しさ
えする。CrN層がより適切にはCrNx 層と記載さ
れ、ここでxはスパッタリングの後のCr及びN原子の
価数の組合せが常に存在するという事実を反映する整数
と分数の組合せである。しかしながらこれは当業者に良
く知られていることであるがCrNという名称が混乱を
導くことなくこの明細書及び請求項で用いられる。
【0008】好ましい実施例ではCrN層はAr/N2
環境下でスパッタされた。ArとN2の分子比は100
/0から15/85の間であり、好ましくは85/15
及び55/45の間である。CrN層の厚さは100か
ら120オングストロームの厚さのダイアモンド類似炭
素を有する磁気ディスクに対して10から50オングス
トロームの間である。しかしながら適切なスパッタリン
グ条件下で、20オングストロームのCrN層は要求さ
れる効果を提供することが判明している。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は以下に好ましい実施例を
示す図面を参照して詳細に説明される。本発明はコバル
トに基づく磁性層からディスク表面へ移動するコバルト
原子の量を最小化し、斯くしてハードディスクドライブ
の磁気ヘッドによりピックアップされるコバルト原子を
最小化又は除去された改善されたコバルトに基づくコン
ピュータハードディスクを開示する。
【0010】上記のように本発明の発明者は保護ダイア
モンド類似炭素オーバーコートによりシールドされてい
るがコバルトに基づく磁性層のコバルト原子はダイアモ
ンド類似炭素オーバーコートを通して移動し、ディスク
表面に到達することを発見した。これが発生したときに
外に移動したコバルト原子はディスクドライブが動作中
に磁気ヘッドによりピックアップされ、斯くして読み出
し及び/又は書き込み動作で誤作動を生ずる。この問題
は磁気ヘッドの滑走高さが非常に高い密度のコンピュー
タハードディスクの増加を収容するために実質的に減少
されるときにより顕著となる。
【0011】また上記のようにCrN層がコバルトに基
づく層とダイアモンド類似炭素オーバーコートとの間に
スパッタリングされたときにコバルト原子の外への移動
の程度を50%以上減少させるという予期し得ない優れ
た結果が得られた。磁気ヘッドによるコバルト原子とデ
ィスク表面上のコバルト原子の量との間の初期の高度に
非線形の関係が存在する(コバルト原子の数が磁気ヘッ
ドによりピックアップされる前に、ある閾値を越えなけ
ればならない)故に、本発明は磁気ヘッドによりピック
アップされるコバルト原子の量を大幅に減少又は除去し
さえする。上記のようにCrN層は種々の価数を有する
クロムと窒素原子の混合体を含む。
【0012】図1は本発明で開示される多層薄膜磁性媒
体の断面図である。磁性媒体は基板1と、その上に堆積
されたスパッタであるクロムの下層2と、クロム層上に
スパッタリングにより堆積されたコバルトに基づく四成
分磁気記録層3と、磁気記録層上の保護オーバーコート
4とからなる。CrN層5はコバルトに基づく四成分磁
気記録層3とダイアモンド類似炭素オーバーコート4と
の間にサンドイッチされる。コバルトに基づく四成分磁
気記録は同時係属出願08/964523に開示されて
おり、約66から78原子パーセントのコバルト(C
o)、約12から16原子パーセントのクロム(C
r)、約6から10原子パーセントのニッケル(N
i)、約4から8原子パーセントのタンタル(Ta)を
含み、その内容をここに参考として引用する。本発明の
好ましい実施例ではコバルトに基づく四成分磁気記録は
72原子パーセントのコバルト(Co)、14原子パー
セントのクロム(Cr)、8原子パーセントのニッケル
(Ni)、6原子パーセントのタンタル(Ta)を含
み、CoCrNiTa(72/14/8/6)で示され
る。
【0013】本発明の好ましい実施例では磁気記録層は
約120から250オングストロームの厚さを有する。
磁気記録層はクロム又はクロム合金に基づく下層に堆積
される(以下にクロム層と称する)。クロム下層は好ま
しくや約300から700オングストロームの厚さを有
する。好ましい実施例ではクロム下層は約500オング
ストロームの厚さを有する。アルミニウム又はNiP基
板上にスパッタ堆積される下層の厚さはスパッタ圧、タ
ーゲットパワー、電圧、堆積時間などのような多数のス
パッタリングパラメータにより制御可能である。また好
ましくはダイアモンド類似炭素オーバーコートは120
オングストローム以下の厚さを有し、CrN層は約10
から50オングストロームの厚さを有する。
【0014】CrN層の組成はスパッタリング環境下で
Ar/N2の比を変更することにより変更可能である。
ArとN2の分子比は100/0から15/85の間で
あり、好ましくは85/15及び55/45の間であ
る。CrN層の厚さは100から120オングストロー
ムの厚さのダイアモンド類似炭素を有する磁気ディスク
に対して10から50オングストロームの間である。し
かしながら適切なスパッタリング条件下で、20オング
ストロームのCrN層は要求される効果を提供すること
が判明している。
【0015】本発明は以下の例を参照してより詳細に説
明される。本発明の好ましい実施例を含む例の以下の記
載は例示の目的で示すものであり、開示された正確な形
に制限することを意図するものではない。
【0016】
【実施例】例1A−1B 図1に示されるように磁性媒体は基板1と、その上に堆
積されたスパッタであるクロムの下層2と、クロム層上
にスパッタリングにより堆積されたコバルトに基づく四
成分磁気記録層3と、四成分記録層3上のCrN層5
と、CrN層5の上にスパッタされた典型的にはダイア
モンド類似炭素(DLC)オーバーコートである保護オ
ーバーコート4とからなる。四成分磁気記録は72原子
パーセントのコバルト(Co)、14原子パーセントの
クロム(Cr)、8原子パーセントのニッケル(N
i)、6原子パーセントのタンタル(Ta)を含み、C
oCrNiTa(72/14/8/6)で示される。ク
ロム下層2は約500オングストロームの厚さを有す
る。下層の厚さはスパッタ圧、ターゲットパワー、電
圧、堆積時間などのような多数のスパッタリングパラメ
ータにより制御可能である。
【0017】同一の条件でなされた例1A及び1Bでは
CrN層がAr/N2 =100/0のスパッタリング環
境下でスパッタされた。CrN層は30オングストロー
ム、ダイアモンド類似炭素オーバーコートは110オン
グストロームの厚さを有するようスパッタされた。その
ように調製された磁気ディスク(95mmの径を有す
る)は7日間80゜C、相対湿度80%に保たれたテス
ト環境内に配置された。その後でテストディスクは50
mlの脱イオン水中に置かれ、50゜Cで15分間加熱
され、その後で3分間超音波処理される。最終的に例1
A及び1Bのディスクに対するコバルトイオンの濃度は
ICP−MASS(誘導結合プラズマ質量スペクトログ
ラフィー)を用いて測定され、それぞれ0.0205μ
g/ディスク、0.0210μg/ディスクの値を得
た。平均のコバルトイオン濃度は0.021μg/ディ
スクであった。例2A−2B 例2A、2BはCrN層がAr/N2 =85/15のス
パッタリング環境下でスパッタされ、CrN層は20オ
ングストローム、ダイアモンド類似炭素オーバーコート
は120オングストロームの厚さを有するようスパッタ
されたことを除いて例1A及び1Bと同一の条件でなさ
れた。そのように調製された磁気ディスクは同様に7日
間80゜C、相対湿度80%に保たれたテスト環境内に
配置された。最終的に例2A及び2Bのディスクに対す
るコバルトイオンの濃度はそれぞれ0.0108μg/
ディスク、0.0120μg/ディスクの値を得た。平
均のコバルトイオン濃度は0.011μg/ディスクで
あった。例3A−3B 例3A、3BはCrN層がAr/N2 =70/30のス
パッタリング環境下でスパッタされ、CrN層は20オ
ングストローム、ダイアモンド類似炭素オーバーコート
は120オングストロームの厚さを有するようスパッタ
されたことを除いて例1A及び1Bと同一の条件でなさ
れた。そのように調製された磁気ディスクは同様に7日
間80゜C、相対湿度80%に保たれたテスト環境内に
配置された。最終的に例3A及び3Bのディスクに対す
るコバルトイオンの濃度はそれぞれ0.0176μg/
ディスク、0.0197μg/ディスクの値を得た。平
均のコバルトイオン濃度は0.019μg/ディスクで
あった。例4A−4B 例4A、4BはCrN層がAr/N2 =55/45のス
パッタリング環境下でスパッタされ、CrN層は20オ
ングストローム、ダイアモンド類似炭素オーバーコート
は120オングストロームの厚さを有するようスパッタ
されたことを除いて例1A及び1Bと同一の条件でなさ
れた。そのように調製された磁気ディスクは同様に7日
間80゜C、相対湿度80%に保たれたテスト環境内に
配置された。最終的に例4A及び4Bのディスクに対す
るコバルトイオンの濃度はそれぞれ0.0194μg/
ディスク、0.0191μg/ディスクの値を得た。平
均のコバルトイオン濃度は0.019μg/ディスクで
あった。例5A−5B 例5A、5BはCrN層がAr/N2 =70/30のス
パッタリング環境下でスパッタされ、CrN層は10オ
ングストローム、ダイアモンド類似炭素オーバーコート
は120オングストロームの厚さを有するようスパッタ
されたことを除いて例1A及び1Bと同一の条件でなさ
れた。そのように調製された磁気ディスクは同様に7日
間80゜C、相対湿度80%に保たれたテスト環境内に
配置された。最終的に例2A及び2Bのディスクに対す
るコバルトイオンの濃度はそれぞれ0.0286μg/
ディスク、0.0189μg/ディスクの値を得た。平
均のコバルトイオン濃度は0.024μg/ディスクで
あった。比較例1A−1B 比較例1A、1BはCrN層がなく、ダイアモンド類似
炭素オーバーコートは140オングストロームの厚さを
有するようスパッタされたことを除いて例1A及び1B
と同一の条件でなされた。そのように調製された磁気デ
ィスクは同様に7日間80゜C、相対湿度80%に保た
れたテスト環境内に配置された。比較例1A及び1Bの
ディスクに対するコバルトイオンの濃度はそれぞれ0.
0402μg/ディスク、0.0282μg/ディスク
の値を得た。平均のコバルトイオン濃度は0.034μ
g/ディスクであった。
【0018】以上の結果は表1に示される。
【0019】
【表1】
【0020】本発明の好ましい実施例の上記の説明は例
示の目的でなされたのものである。上記の説明から変形
及び改良は容易になされる。実施例は本発明の原理の最
良の例を提供するために選択され、述べられたものであ
り、その実際的な応用は当業者により種々の実施例及び
実際の使用に合わせるよう適合されるように変形可能で
ある。このような変形及び改良の全ては請求項により決
定される本発明の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンピュータ磁気ディスクの多層構造
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 基板 2 クロム層 3 四成分磁気記録層 4 保護オーバーコート 5 CrN層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ツァイ チャンダー 台湾 シンチュ ジェン−アイ・ストリー ト ナンバー22 3F (72)発明者 リアン ジェームズ 台湾 シンチュ サイエンス−ベイスト・ インダストリアル・パーク テクノロジ ー・ロード・フィフス ナンバー8 (72)発明者 リアン フン−フェイ 台湾 チャン−フア・シエン フ−シン・ タウン チュン−ワイ・バーグ ナンバー 32 (72)発明者 ワン チエン−ミン 台湾 シンチュ カオ−チュイ・ロード レーン327 アレイ2 ナンバー10 Fターム(参考) 5D006 AA02 AA05 AA06 BB01 CA01 DA03 EA03 FA09 5D112 AA03 AA05 AA06 AA07 AA24 BB05 BC05 BD04 FA04 FB20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 基板と; (b) 下層と; (c) コバルトに基づく磁気記録層と; (d) コバルトバリア層と; (e) 保護オーバーコートとからなり、各層は該基板
    に上記の順に設けられ、 (f) 該コバルトバリア層はアルゴン(Ar)と窒素
    (N2 )をAr/N2 比が100/0から15/85の
    間で含むスパッタリング環境下で該磁気記録層上にクロ
    ムを含む層をスパッタリングすることにより形成される
    磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 該コバルトバリア層はアルゴン(Ar)
    と窒素(N2 )をAr/N2 比が85/15から55/
    45の間で含むスパッタリング環境下で該磁気記録層に
    クロムを含む層をスパッタリングすることにより形成さ
    れる請求項1記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 該保護オーバーコートはダイアモンド類
    似炭素オーバーコートである請求項1の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 該コバルトバリア層は10から50オン
    グストロームの間の厚さを有する請求項1記載の磁気記
    録媒体。
  5. 【請求項5】 該コバルトバリア層は約20オングスト
    ロームの厚さを有する請求項1記載の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 該保護オーバーコートは100から12
    0オングストロームの間の厚さを有するダイアモンド類
    似炭素オーバーコートである請求項1記載の磁気記録媒
    体。
  7. 【請求項7】 該コバルトに基づく磁気記録層は約66
    から78原子パーセントのコバルト(Co)、約12か
    ら16原子パーセントのクロム(Cr)、約6から10
    原子パーセントのニッケル(Ni)、約4から8原子パ
    ーセントのタンタル(Ta)を含む請求項1記載の磁気
    記録媒体。
  8. 【請求項8】(a) 基板上に下層をスパッタ堆積し; (b) 該下層上にコバルトに基づく磁気記録層をスパ
    ッタ堆積し; (c) 該コバルトに基づく磁気記録層上にバリア層を
    スパッタ堆積し; (d) 該バリア層上に保護オーバーコートをスパッタ
    堆積する各段階を含み、 (e) 該コバルトバリア層はアルゴン(Ar)と窒素
    (N2 )をAr/N2 比が100/0から15/85の
    間で含むスパッタリング環境下で該磁気記録層にクロム
    を含む層をスパッタリングすることにより形成される磁
    気記録媒体製造方法。
  9. 【請求項9】 該コバルトバリア層はアルゴン(Ar)
    と窒素(N2 )をAr/N2 比が85/15から55/
    45の間で含むスパッタリング環境下で該磁気記録層に
    クロムを含む層をスパッタリングすることにより形成さ
    れる請求項8記載の磁気記録媒体製造方法。
  10. 【請求項10】 該保護オーバーコートはダイアモンド
    類似炭素オーバーコートである請求項8記載の磁気記録
    媒体製造方法。
  11. 【請求項11】 該コバルトバリア層は10から50オ
    ングストロームの間の厚さを有する請求項8記載の磁気
    記録媒体製造方法。
  12. 【請求項12】 該コバルトバリア層は約20オングス
    トロームの厚さを有する請求項8記載の磁気記録媒体製
    造方法。
  13. 【請求項13】 該保護オーバーコートは100から1
    20オングストロームの間の厚さを有するダイアモンド
    類似炭素オーバーコートである請求項8記載の磁気記録
    媒体製造方法。
  14. 【請求項14】 該コバルトに基づく磁気記録層は約6
    6から78原子パーセントのコバルト(Co)、約12
    から16原子パーセントのクロム(Cr)、約6から1
    0原子パーセントのニッケル(Ni)、約4から8原子
    パーセントのタンタル(Ta)を含む請求項8記載の磁
    気記録媒体製造方法。
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WO2009123281A1 (ja) * 2008-04-04 2009-10-08 昭和電工株式会社 磁気記録媒体及びその製造方法、並びに磁気記録再生装置

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