JP2000207279A - メモリ制御装置およびメモリ制御方法 - Google Patents

メモリ制御装置およびメモリ制御方法

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JP2000207279A
JP2000207279A JP11008193A JP819399A JP2000207279A JP 2000207279 A JP2000207279 A JP 2000207279A JP 11008193 A JP11008193 A JP 11008193A JP 819399 A JP819399 A JP 819399A JP 2000207279 A JP2000207279 A JP 2000207279A
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Toshiyuki Hirose
寿幸 廣瀬
Shinya Ozaki
真也 尾崎
Hitoshi Rikukawa
均 陸川
Hiroyuki Abe
洋之 阿部
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ペナルティの発生を軽減する。 【解決手段】メモリコントローラ75は、モジュール7
1〜73より、同時刻にSDRAM74の各バンクに対
するアクセス要求がある場合には、以下のようにして、
1つのアクセス要求のみを有効とする。まず、同時刻に
発生した複数のアクセス要求より、使用中でないバンク
(空きバンク)へのアクセス要求のみを選択する。次
に、このように選択したアクセス要求より、予め定めら
れたモジュール71〜73の優先順位に基づいて、1つ
のアクセス要求を有効とし、そのアクセス要求に係るモ
ジュールに対してSDRAM74の使用権を与える。こ
れにより、ペナルティの発生を軽減でき、処理の遅延を
防止することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば複数のバ
ンクを持つSDRAM(Synchronous DRAM)の制御
を行う際に適用して好適なメモリ制御装置およびメモリ
制御方法に関する。詳しくは、複数モジュールからの複
数のメモリ部に対するアクセス要求があるとき、使用中
でないメモリ部へのアクセス要求のみを選択し、その後
に複数のモジュールの優先順位に基づいて1つのアクセ
ス要求のみを有効とすることによって、ペナルティの発
生を軽減するようにしたメモリ制御装置およびメモリ制
御方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータにおいて、ハードディスク
などに書き込まれたデータを保護するために、例えば1
日に1回これらデータをデータストリーマと呼ばれるデ
ータレコーダに転送して記録することが行われている。
【0003】従来、データレコーダとしては、通常のア
ナログのオーディオテープレコーダが多く用いられてい
た。しかし、このアナログ・オーディオテープレコーダ
では、磁気テープの消費量が極めて多くなり、また、記
録時のデータレートが低いために、データの記録・転送
に時間がかかっていた。さらに、アナログ・オーディオ
テープレコーダでは、高速検索操作ができないため、所
望のデータの頭出しにも時間がかかるという欠点があっ
た。
【0004】そこで、回転ヘッドを用いるヘリカルスキ
ャン型のデジタル・オーディオテープレコーダ、いわゆ
るDATをデータレコーダとして使用することが行われ
ている。
【0005】DATをデータレコーダとして使用する場
合、ホストコンピュータからのデータをDATフォーマ
ットのデータに変換してから記録することになる。DA
Tフォーマットでは、図4に示すように、互いにアジマ
スの異なる2つのヘッドが1回転する間に形成される2
本の傾斜トラックTA ,TB で1フレームを構成し、こ
の1フレームを単位として16ビットのPCMオーディ
オデータをインターリーブして記録するようにしてい
る。1本のトラックは、36バイトを1ブロックとした
196ブロックよりなる。つまり、各トラックには、そ
れぞれ、トラックの一端から、11ブロックのマージナ
ルエリア(マージン区間)、11ブロックのサブエリア
1、11ブロックのATFエリア1、130ブロックの
メインエリア、11ブロックのATFエリア2、11ブ
ロックのサブエリア2および11ブロックのマージナル
エリア(マージン区間)が配置されている。
【0006】サブエリア1およびサブエリア2は、それ
ぞれ、2ブロックのサブコードPLL用プリアンブル区
間、8ブロックのサブデータエリアおよび1ブロックの
ポストアンブル区間で構成されている。ATFエリア1
およびATFエリア2は、それぞれ、3ブロックのIB
G(Inter Block Gap)区間、5ブロックのATF(Aut
omatic TrackFinding)信号区間および3ブロックのI
BG区間で構成されている。
【0007】メインエリアは、2ブロックのデータPL
L用プリアンブル区間および128ブロックのメインデ
ータエリアで構成されている。1データブロックは、図
5に示すように、ブロックの先頭から、同期信号、PC
M・ID、ブロックアドレス,パリティがそれぞれ1バ
イトで配され、次の32バイトの区間にメインデータが
配置されている。
【0008】上記メインデータは、オーディオ信号を取
り扱う場合は、LチャンネルとRチャンネルのそれぞれ
16ビットのPCMデータである。この16ビットのメ
インデータは、図6に示すように、1フレームすなわち
2本のトラックのメインエリアにインターリーブされて
パリティQとともに配される。この場合、1フレームの
メインデータエリアには、略5760バイトのデータが
記録されることになる。このDATフォーマットでは、
サブデータエリアを用いてアフターレコーディングを行
うことができるようになっている。
【0009】ここで、DATフォーマットにおけるメイ
ンデータの誤り訂正符号の構成は、図7に示すように、
二次元符号であり、符号平面は1トラックにつき四平面
で構成され、それぞれC1,C2方向に符号化されてい
る。
【0010】また、DATをデータレコーダとして使用
する場合には、ホストコンピュータから送られてくるデ
ータを16ビットのデータとし、上記PCMデータと同
等に扱い、これらのデータをフォーマット化して1フレ
ームのメインデータエリアに記録する。その場合、L,
Rチャンネルに相当する2バイト16ビットのデータを
用い、例えばその上位4ビットをフォーマットIDと
し、下位8ビットを論理フレーム番号として記録する。
フォーマットIDは、データレコーダ固有のフォーマッ
トを示し、論理フレーム番号、例えば23フレームを1
単位として、単位毎に1〜23のフレーム番号を付加す
る。
【0011】そして、このようなDATを使用したデー
タレコーダのフォーマットとして、例えばECMA(EU
RPPEAN COMPUTER MANUFACTURERS ASSOCIATION)規格によ
りDDSやDDS2が規定されている。
【0012】DDSフォーマットやDDS2フォーマッ
トでは、図8に示すように、磁気テープのローディング
とアンローディングを行うための領域として、リーダテ
ープに続く先頭領域に物理的なテープ開始位置(PBOT:P
hysical Beginning of Tape)から論理的なテープ開始位
置(LBOT:Logical Beginning of Tape)までのデバイス
領域が規定されており、このデバイス領域の次にリファ
レンス領域およびシステム領域が設けられている。リフ
ァレンス領域は、システム領域にシステムログ(履歴情
報)を記録する際の物理的な基準として使用される。そ
して、システム領域の次にデータを記録するためのデー
タ領域が設けられ、このデータ領域の次にEOD(End
of Data)領域が設けらている。
【0013】さらに、DDS2フォーマットでは、図9
に示すように、それぞれリファレンス領域、システム領
域、データ領域およびEOD領域からなる2つのパーテ
ィションP1,P2を有する2パーティション・テープ
が規定されており、各パーティションP1,P2毎のシ
ステムログ(履歴情報)が、それぞれパーティションP
1,P2のシステム領域に記録されるようになってい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したD
ATを使用したデータレコーダでは、記録時には、イン
ターリーブ処理、C2エンコード処理、C1エンコード
処理が行われ、再生時には逆にC1デコード処理、C2
デコード処理、デインターリーブ処理が行われる。これ
らの処理を行うため、各処理を行うモジュールより、例
えばSDRAMの各バンクを適宜アクセスする構成が採
用されている。
【0015】この場合、複数のモジュールより同時刻に
アクセス要求がある場合には、いずれか1つのアクセス
要求のみを有効とし、そのアクセス要求を発生したモジ
ュールに対してSDRAMの使用権を与える必要があ
る。この調整は、複数のモジュールとSDRAMとの間
に介在されるメモリコントローラで行われている。しか
し、従来、メモリコントローラは、複数のモジュールよ
り同時刻にアクセス要求がある場合には、単に、複数モ
ジュールの優先順位のみに基づいて、1つのアクセス要
求を有効とするようにしている。この場合、使用権を獲
得したモジュールがアクセス要求したバンクが使用中と
いうこともあり、そのときにはそのバンクが空きバンク
になるまで待たなければならない。これを、ペナルティ
の発生と呼ぶ。ペナルティの発生によって、処理の遅延
を招くことになる。
【0016】そこで、この発明では、上述したペナルテ
ィの発生を軽減し、処理の遅延を防止するようにしたメ
モリ制御装置およびメモリ制御方法を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメモリ制
御装置は、独立してアクセス可能な複数のメモリ部に対
する複数のモジュールからのアクセス要求を処理するメ
モリ制御装置であって、複数モジュールより同時刻に発
生した上記複数のメモリ部のいずれかに対するアクセス
要求のうち、使用中でないメモリ部へのアクセス要求の
みを選択する手段と、選択された上記アクセス要求のう
ち、予め定められた上記複数のモジュールの優先順位に
基づいて、1つのアクセス要求のみを有効とする手段と
を備えるものである。例えば、複数のメモリ部はSDR
AMを構成する複数のバンクである。
【0018】また、この発明に係るメモリ制御方法は、
独立してアクセス可能な複数のメモリ部に対する複数の
モジュールからのアクセス要求を処理するメモリ制御方
法であって、複数モジュールより同時刻に発生した上記
複数のメモリ部に対するアクセス要求のうち、使用中で
ないメモリ部へのアクセス要求のみを選択する工程と、
選択された上記アクセス要求のうち、予め定められた上
記複数のモジュールの優先順位に基づいて、1つのアク
セス要求のみを有効とする工程とを有するものである。
【0019】この発明において、複数のモジュールよ
り、同時刻に、独立してアクセス可能な複数のメモリ部
に対するアクセス要求が発生した場合、まず、使用中で
ないメモリ部(空きのメモリ部)へのアクセス要求のみ
を選択する。そして、このように選択したアクセス要求
より、予め定められた複数のモジュールの優先順位に基
づいて、1つのアクセス要求を有効とし、そのアクセス
要求に係るモジュールに対して複数のメモリ部よりなる
メモリの使用権を与える。
【0020】このように、複数モジュールからの複数の
メモリ部に対するアクセス要求があるとき、使用中でな
いメモリ部へのアクセス要求のみを選択し、その後に複
数のモジュールの優先順位に基づいて1つのアクセス要
求のみを有効とすることにより、ペナルティの発生を軽
減することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は実施の形態
としてのDATを使用したデータレコーダ10の構成を
示している。このデータレコーダ10は、外部とのデー
タの授受を行うためのインタフェースコントローラ20
と、このインタフェースコントローラ20を介して入力
されたデータに信号処理を施して所定のフォーマットの
信号に変換する記録系信号処理部30と、この記録系信
号処理部30から供給される信号を一対の回転磁気ヘッ
ド41A,41Bにより磁気テープ42上の傾斜トラッ
クに記録し、また、上記傾斜トラックに記録されている
信号を上記回転磁気ヘッド41A,41Bにより再生す
る記録再生部40と、この記録再生部40により再生さ
れた再生信号に信号処理を施して、元のデータを再生す
る再生系信号処理部50と、上記記録再生部40のテー
プ走行系を制御するトラッキングサーボ回路60などを
備えてなる。
【0022】記録再生部40は、一対の回転磁気ヘッド
41A,41Bが180°の角度をもって配設された回
転ドラム41を備え、磁気テープ42を、この回転ドラ
ム41の周囲に約90°の角範囲に亘って巻装した状態
で、所定の走行速度で走行させるようになっている。そ
して、上記回転ドラム41の1回転毎に、図4に示すよ
うに、一対の回転磁気ヘッド41A,41Bにより、磁
気テープ42上の2本の傾斜トラックTA ,TB を走査
して信号の記録再生を行うようになっている。
【0023】インタフェースコントローラ20は、図示
しない外部のホストコンピュータとバス21を介してデ
ータの授受を行い、ホストコンピュータから送られてく
るデータを記録系信号処理部30に供給し、一方再生系
信号処理部50により再生されたデータをホストコンピ
ュータに送るようになっている。
【0024】記録系信号処理部30は、インタフェース
コントローラ20を介して入力されたデータが供給され
るインターリーバ/デインターリーバ71と、このイン
ターリーバ/デインターリーバ71でインターリーブ処
理されたデータが供給されるC2エンコーダ/デコーダ
72と、このC2エンコーダ/デコーダ72で誤り訂正
符号C2が付加されたデータが供給されるC1エンコー
ダ/デコーダ73と、これら各モジュール71〜73に
おける処理を実行する際に必要なバッファメモリとして
のSDRAM74と、各モジュール71〜73とSDR
AM74との間に介在されるメモリコントローラ75と
を有している。
【0025】ここで、C2エンコーダ/デコーダ72
は、トラック方向に対応するデータ列の誤り訂正符号C
2を生成し、この誤り訂正符号C2を各トラックのメイ
ンデータエリアの中央部分に割り当てる。C1エンコー
ダ/デコーダ73は、上述のブロック毎の誤り訂正符号
C1を生成する。SDRAM74は、図2に示すよう
に、例えばバンク0〜バンク3の独立してアクセス可能
な4つのバンクを有して構成されている。
【0026】また、記録系信号処理部30は、C1エン
コーダ/デコーダ73で誤り訂正符号C1が付加された
データが供給されるサブコード付加回路31と、このサ
ブコード付加回路31でサブコードおよびブロックアド
レスが付加されたメインデータが供給されるヘッダパリ
ティ付加回路32と、このヘッダパリティ付加回路32
でヘッダパリティが付加されたメインデータが供給され
る8/10変調回路33と、この8/10変調回路33
により10ビットデータに変換されたメインデータが供
給される同期信号付加回路34と、この同期信号付加回
路34でブロック毎に同期信号が付加されたメインデー
タが供給されるATF・マージン付加回路35と、この
ATF・マージン付加回路35によりATFパターンお
よびマージンが付加されたメインデータが供給される記
録アンプ36とを有している。
【0027】ヘッダパリティ付加回路32は、サブコー
ド付加回路31でメインデータに付加されたサブコード
およびブロックアドレスについて、エラー検出のための
1バイトのパリティを生成し、このパリティをメインデ
ータに付加する。8/10変調回路33は、ヘッダパリ
ティ付加回路32によりヘッダパリティが付加されたメ
インデータを1バイト単位で8ビットを10ビットに変
換して、記録する信号の直流レベルを略々0に保つよう
にする。
【0028】同期信号付加回路34は、8/10変調回
路33により10ビッドデータに変換されたメインデー
タに1ブロック毎に同期信号を付加する。さらに、AT
F・マージン付加回路35は、同期信号が付加されたメ
インデータに、1トラック毎にATFパターンおよびマ
ージンを付加する。このように、ATF・マージン付加
回路35で1トラック毎にATFパターンおよびマージ
ンが付加されたメインデータは、記録アンプ36を介し
て記録再生部40に供給される。
【0029】ここで、図3に示すように、ATFパター
ンは、4種類の周波数信号を使用してなるものである。
すなわち、ATFパターンは、f1=fch/72(fch
はチャネルビット周波数)である130.67kHzの
パイロット信号と、f2=fch/18である522.6
7kHzの同期信号と、f3=fch/12である78
4.00kHzの同期信号と、f4=fch/6である
1.568MHzのイレーズ信号とからなるパターンで
ある。トラッキングサーボ回路60では、再生時に、ヘ
ッド41A,41Bが各トラックを走査する際に、同期
信号の検出時点をタイミング基準として、隣接する左右
のトラックからのパイロット信号のレベルSP1,SP
2を取得し、それらが等しくなるようにキャプスタン
(図示せず)の回転位相を制御することで、トラッキン
グサーボを実行するようになされている。
【0030】上述した記録系信号処理部30の動作を、
簡単に説明する。インタフェースコントローラ20を介
して入力されたデータは、インターリーバ/デインター
リーバ71でインターリーブ処理される。そして、その
後に、この入力データに対し、C2エンコーダ/デコー
ダ72でトラック方向に対応するデータ列の誤り訂正符
号C2が生成されて付加され、さらにC1エンコーダ/
デコーダ73ではブロック毎の誤り訂正符号C1が生成
されて付加される。
【0031】C1エンコーダ/デコーダ73より出力さ
れる誤り訂正符号C2,C1が付加されたメインデータ
に対し、サブコード付加回路31でサブコードおよびブ
ロックアドレスが付加され、さらにヘッダパリティ付加
回路32でそれらに対するパリティも付加される。この
ヘッダパリティ付加回路32より出力されるメインデー
タは、8/10変調回路33で8ビットデータより10
ビットデータに変換される。
【0032】この10ビットデータに変換されたメイン
データに対し、同期信号付加回路34でブロック毎にそ
の先頭に同期信号が付加され、さらにATF・マージン
付加回路35でトラック毎にトラッキングサーボに使用
するATFパターンが付加されると共に、マージンが付
加され、記録信号としての所定フォーマットの信号が得
られる。そして、この記録信号が記録アンプ36を介し
て記録再生部40に供給され、磁気テープ42の傾斜ト
ラックに記録される。
【0033】データレコーダ10では、上述したような
記録系信号処理部30を備えることにより、DATと同
様に、一端から、1トラックがマージナルエリア、サブ
エリア1、ATFエリア1、メインエリア、ATFエリ
ア2、サブエリア2およびマージナルエリアが形成さ
れ、そしてメインエリア内のメインデータエリアが32
バイトを1ブロックとして128ブロックに領域が分割
され、各ブロック領域にサブコードやメインデータが記
録される。因みに、サブコードとしては、メインデータ
の区切り情報であるセパレータカウント、記録数を示す
レコードカウント、テープフォーマット上で定義された
各領域を示すエリアID、記録単位の絶対位置を示すフ
レーム番号、記録単位数を示すグループカウントやチェ
ックサム等が記録される。
【0034】また、再生系信号処理部50は、記録再生
部40により磁気テープ42の傾斜トラックから再生さ
れた再生信号が再生アンプ51を介して供給されるPL
L(phase-locked loop)回路52と、このPLL回路
52から再生データが供給される同期信号検出回路53
と、この同期信号検出回路53から上述の再生データと
検出された同期信号とが供給される10/8復調回路5
4と、この10/8復調回路54で8ビットデータに変
換された再生データが供給されるヘッダパリティチェッ
ク回路55と、このヘッダパリティチェック回路55で
パリティチェックが行われた再生データが供給されるサ
ブコード分離回路56とを有している。
【0035】PLL回路52は、記録再生部40から再
生アンプ51を介して供給される再生信号よりチャネル
ビットクロック信号を再生し、その再生クロック信号に
同期した再生データを生成する。同期信号検出回路53
は、上述の再生クロック信号を使用して、PLL回路5
2からの再生データより各ブロックの先頭に配置された
同期信号を検出する。10/8復調回路54は、同期信
号検出回路53で検出される同期信号をタイミング基準
とし、再生データを10ビットデータから8ビットデー
タに変換する。
【0036】また、ヘッダパリティチェック回路55で
は、上述の1バイトのヘッダパリティを用いてメインデ
ータに付加されたサブコードおよびブロックアドレスの
パリティチェックを行う。そして、サブコード分離回路
56では、ヘッダパリティチェック回路55によりパリ
ティチェックされた正しいサブコードおよびブロックア
ドレスを再生データから分離し、図示しないシステムコ
ントローラなどに供給する。
【0037】また、再生系信号処理部50は、サブコー
ド分離回路56でサブコードおよびブロックアドレスが
分離された再生データが供給されるC1エンコーダ/デ
コーダ73と、このC1エンコーダ/デコーダ73で誤
り訂正符号C1によって誤り訂正されたメインデータが
供給されるC2エンコーダ/デコーダ72と、このC2
エンコーダ/デコーダ72で誤り訂正符号C2によって
誤り訂正されたメインデータが供給され、デインターリ
ーブ処理をしてインタフェースコントローラ20に供給
するインターリーバ/デインターリーバ71と、これら
各モジュール71〜73における処理を実行する際に必
要なバッファメモリとしてのSDRAM74と、各モジ
ュール71〜73とSDRAM74との間に介在される
メモリコントローラ75とを有している。
【0038】ここで、C1エンコーダ/デコーダ73
は、上述のブロック毎に付加されている誤り訂正符号C
1を用いて、各ブロック毎のメインデータに誤り訂正処
理を施す。また、C2エンコーダ/デコーダ72は、上
述したようにC1エンコーダ/デコーダ73で誤り訂正
処理が施された各1単位毎のメインデータについて、メ
インデータエリアの中央部分に付加されている誤り訂正
符号C2を用いて、トラック方向に対応するデータ列に
誤り訂正処理を施す。
【0039】上述した再生系信号処理部50の動作を、
簡単に説明する。記録再生部40により磁気テープ42
の傾斜トラックから再生された再生信号は再生アンプ5
1を介してPLL回路52に供給され、その再生信号よ
りクロック信号(チャネルビットクロック信号)が再生
されると共に、その再生クロック信号に同期した再生デ
ータが生成される。そして、この再生データに対し、同
期信号検出回路53で各ブロックの先頭に付加された同
期信号が検出され、10/8復調回路54でその検出さ
れた同期信号をタイミング基準として8ビットデータへ
の変換が行われる。
【0040】この8ビットデータに変換された再生デー
タはヘッダパリティチェック回路55に供給され、各ブ
ロック毎にメインデータに付加されているサブコードお
よびブロックアドレスについてパリティチェックが行わ
れる。そして、正しいサブコードおよびブロックアドレ
スがサブコード分離回路56で分離され、図示しないシ
ステムコントローラなどに供給される。
【0041】サブコード分離回路56でサブコードおよ
びブロックアドレスが分離された再生データに対し、C
1エンコーダ/デコーダ73で上述のブロック毎に付加
されている誤り訂正符号C1を用いて各ブロック毎に誤
り訂正処理が行われ、さらにC2エンコーダ/デコーダ
72でメインデータエリアの中央部分に付加されている
誤り訂正符号C2を用いてトラック方向のデータ列につ
いての誤り訂正処理が行われる。そして、C2エンコー
ダ/デコーダ72より出力される誤り訂正された再生デ
ータは、インターリーバ/デインターリーバ71でデイ
ンターリーブ処理された後に、インタフェースコントロ
ーラ20を介してホストコンピュータに送られる。
【0042】データレコーダ10では、上述したような
再生系信号処理部50を備えることにより、DATと同
様に、ブロック毎の誤り訂正符号C1およびトラック毎
の誤り訂正符号C2を用いた誤り訂正処理を行うことが
でき、メインデータのエラーを良好に訂正でき、信頼性
の高いメインデータを得ることができる。
【0043】さて、本実施の形態において、メモリコン
トローラ75は、モジュール71〜73より、同時刻に
SDRAM74の各バンクに対するアクセス要求がある
場合には、以下のようにして、1つのアクセス要求のみ
を有効とする。まず、同時刻に発生した複数のアクセス
要求より、使用中でないバンク(空きバンク)へのアク
セス要求のみを選択する。次に、このように選択したア
クセス要求より、予め定められたモジュール71〜73
の優先順位に基づいて、1つのアクセス要求を有効と
し、そのアクセス要求に係るモジュールに対してSDR
AM74の使用権を与える。
【0044】ここで、具体例として、例えば、バンク0
が使用中、バンク1〜バンク3が空きであり、モジュー
ル71がバンク1のアクセス要求を発生し、モジュール
72がバンク2のアクセス要求を発生し、さらにモジュ
ール73がバンク0のアクセス要求を発生した場合につ
いて考える。ただし、優先順位は、モジュール73、
モジュール72、モジュール71の順であるとす
る。
【0045】この場合、メモリコントローラ75は、ま
ず、空きバンクに対するモジュール71,72のアクセ
ス要求を選択する。そして、その中から、優先順位の高
いモジュール72のアクセス要求を有効とする。
【0046】このように本実施の形態においては、モジ
ュール71〜73より同時刻にSDRAM74のバンク
0〜3に対するアクセス要求が発生するとき、使用中で
ないバンク(空きバンク)へのアクセス要求のみを選択
し、その後にモジュール71〜73の優先順位に基づい
て1つのアクセス要求のみを有効とするものであり、ペ
ナルティの発生を軽減でき、処理の遅延を防止すること
ができる。
【0047】因みに、上述した具体例において、従来の
ように優先順位のみで判断する場合には、優先順位の高
いモジュール73からのアクセス要求が有効とされ、モ
ジュール73がSDRAM74の使用権を獲得すること
となるが、モジュール73のアクセス要求に係るバンク
0は使用中であるため、待ち、すなわちペナルティが発
生する。
【0048】なお、上述実施の形態においては、この発
明をDATを使用したデータレコーダ10に適用したも
のであるが、この発明は独立してアクセス可能な複数の
メモリ部に対する複数のモジュールからのアクセス要求
を処理するメモリ制御装置に同様に適用できることは勿
論である。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、複数モジュールから
の複数のメモリ部に対するアクセス要求があるとき、使
用中でないメモリ部へのアクセス要求のみを選択し、そ
の後に複数のモジュールの優先順位に基づいて1つのア
クセス要求のみを有効とするものであり、ペナルティの
発生を軽減し、モジュールにおける処理の遅延を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのDATを使用したデータレ
コーダの構成を示すブロック図である。
【図2】SDRAMのバンク構成を示す図である。
【図3】トラッキングサーボ用のATFパターンを説明
するための図である。
【図4】DATフォーマットを示す図である。
【図5】DATフォーマットにおけるメインデータのブ
ロックフォーマットを示す図である。
【図6】DATフォーマットにおけるインターリーブに
よるデータ配列を示す図である。
【図7】DATフォーマットにおけるメインデータの誤
り訂正符号の構成を示す図である。
【図8】磁気テープのテープフォーマットを示す図であ
る。
【図9】磁気テープの2パーティション・テープのテー
プフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
10・・・データレコーダ、20・・・インタフェース
コントローラ、30・・・記録系信号処理部、31・・
・サブコード付加回路、32・・・ヘッダパリティ付加
回路、33・・・8/10変調回路、34・・・同期信
号付加回路、35・・・ATF・マージン付加回路、3
6・・・記録アンプ、40・・・記録再生部、41・・
・回転ドラム、41A,41B・・・回転磁気ヘッド、
42・・・磁気テープ、50・・・再生系信号処理部、
51・・・再生アンプ、52・・・PLL回路、53・
・・同期信号検出回路、54・・・10/8復調回路、
55・・・ヘッダパリティチェック回路、56・・・サ
ブコード分離回路、60・・・トラッキングサーボ回
路、71・・・インターリーバ/デインターリーバ、7
2・・・C2エンコーダ/デコーダ、73・・・C1エ
ンコーダ/デコーダ、74・・・SDRAM、75・・
・メモリコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陸川 均 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 阿部 洋之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B060 CD16 5D110 AA03 BB12 DA10 DB09 DC06 DC17 DC22 DE06 DF01 DF03 DF04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立してアクセス可能な複数のメモリ部
    に対する複数のモジュールからのアクセス要求を処理す
    るメモリ制御装置であって、 上記複数モジュールより同時刻に発生した上記複数のメ
    モリ部のいずれかに対するアクセス要求のうち、使用中
    でないメモリ部へのアクセス要求のみを選択する手段
    と、 選択された上記アクセス要求のうち、予め定められた上
    記複数のモジュールの優先順位に基づいて、1つのアク
    セス要求のみを有効とする手段とを備えることを特徴と
    するメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記複数のメモリ部はSDRAMを構成
    する複数のバンクであることを特徴とする請求項1に記
    載のメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】 独立してアクセス可能な複数のメモリ部
    に対する複数のモジュールからのアクセス要求を処理す
    るメモリ制御方法であって、 上記複数モジュールより同時刻に発生した上記複数のメ
    モリ部に対するアクセス要求のうち、使用中でないメモ
    リ部へのアクセス要求のみを選択する工程と、 選択された上記アクセス要求のうち、予め定められた上
    記複数のモジュールの優先順位に基づいて、1つのアク
    セス要求のみを有効とする工程とを有することを特徴と
    するメモリ制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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