JP3477795B2 - データ記録方法、データ記録媒体及びデータストリーマ - Google Patents

データ記録方法、データ記録媒体及びデータストリーマ

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JP3477795B2
JP3477795B2 JP04374894A JP4374894A JP3477795B2 JP 3477795 B2 JP3477795 B2 JP 3477795B2 JP 04374894 A JP04374894 A JP 04374894A JP 4374894 A JP4374894 A JP 4374894A JP 3477795 B2 JP3477795 B2 JP 3477795B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータなどから
送られるデータを回転ヘッドにより磁気テープ上の傾斜
トラックに記録するデータ記録方法、データ記録媒体及
びデータストリーマに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータにおいて、ハードディスク
などに書き込まれたデータを保護するために、例えば1
日に1回これらデータをデータストリーマと呼ばれるデ
ータレコーダに転送して記録することが行われている。
【0003】 従来、上記データレコーダとしては、通
常のアナログのオーディオテープレコーダが多く用いら
れていた。しかし、このアナログ・オーディオテープレ
コーダでは、磁気テープの消費量が極めて多くなり、ま
た、記録時のデータレートが低いために、データの記録
・転送に時間がかかっていた。さらに、アナログ・オー
ディオテープレコーダでは、高速検索操作がでないた
め、所望のデータのスタート部分のサーチ所謂頭出しに
も時間がかかるという欠点があった。
【0004】そこで、回転ヘッドを用いるヘリカルスキ
ャン型のデジタル・オーディオテープレコーダ所謂DA
Tをデータレコーダとして使用することが行われてい
る。
【0005】DATをデータレコーダとして使用する場
合、ホストコンピュータからのデータをDATフォーマ
ットのデータに変換してから記録することになる。DA
Tフォーマットでは、図8に示すように、互いにアジマ
スの異なる2つのヘッドが1回転する間に形成される2
本の傾斜トラックTA ,TB で1フレームを構成し、こ
の1フレームを単位とて16ビットのPCMオーディオ
データをインターリーブして記録するようにしている。
1本のトラックは、36バイトを1ブロックとした19
6ブロックよりなる。そのうちの両端部の34ブロック
がサブエリアとなり、中央部の128ブロックがメイン
エリアとなっている。
【0006】サブエリアは、トラックの一端から、マー
ジン区間、サブコードPLL用プリアンブル区間、第1
サブコード区間、ポストアンブル区間、隣接ブロック間
ギャップ区間、トラックキング(ATF: Automatic Track
Finding)信号区間、隣接ブロック間ギャップ区間、デ
ータPLL用プリアンブル区間、隣接ブロック間ギャッ
プ区間、ATF信号区間、隣接ブロック間ギャップ区
間、サブコードPLL用プリアンブル区間、第2サブコ
ード区間、ポストアンブル区間、隣接ブロック間ギャッ
プ区間、マージン区間に分割されている。なお、上記第
1サブコード区間及び第2サブコード区間は8ブロック
で構成され、他の区間はそれぞれ所定数のブロックで構
成されている。
【0007】また、メインエリアは128個のデータブ
ロックよりなる。1データブロックは、図9に示すよう
に、ブロックの先頭から同期信号,PCM・ID,ブロ
ックアドレス,パリティがそれぞれ1バイトで配され、
次の32バイトの区間にメインデータが配置されてい
る。
【0008】上記メインデータは、オーディオ信号を取
り扱う場合は、LチャンネルとRチャンネルのそれぞれ
16ビットのPCMデータである。この16ビットのメ
インデータは、図10に示すように、1フレームすなわ
ち2本のトラックのメインエリアにインターリーブされ
てパリティQとともに配される。この場合1フレームの
メインエリアには、略5760バイトのデータが記録さ
れることになる。
【0009】このようにDATフォーマットでは、1ト
ラックをメインエリアとサブエリアとに分割することに
より、上記サブエリアを用いてアフターレコーディング
を行うことができるようになっている。
【0010】ここで、DATフォーマットにおけるメイ
ンデータの誤り訂正符号の構成は、図11に示すよう
に、二次元符号であり、符号平面は1トラックにつき四
平面で構成され、それぞれC1,C2方向に符号化され
ている。
【0011】また、DATをデータレコーダとして使用
する場合には、ホストコンピュータから送られてくるデ
ータを16ビッドのデータとし、上記PCMデータと同
等に扱い、これらのデータをフォーマット化して1フレ
ームのメインエリアに記録する。その場合、L,Rチャ
ンネルに相当する2バイト16ビットのデータを用い、
例えばその上位4ビットをフォーマットIDとし、下位
8ビットを論理フレーム番号として記録する。フォーマ
ットIDは、データレコーダ固有のフォーマットを示
し、論理フレーム番号、例えば23フレームを1単位と
して、単位毎に1〜23のフレーム番号を付加する。
【0012】そして、このようなDATを使用したデー
タレコーダのフォーマットとして、例えばECMA(EU
RPPEAN COMPUTER MANUFACTURERS ASSOCIATION)規格によ
りDDSやDDS2が規定されている。
【0013】 上記DDSフォーマットやDDS2フォ
ーマットでは、磁気テープのローディングとアンローデ
ィングを行うための領域として、リーダテープに続く先
頭領域に物理的なテープ開始位置(PBOT: Phy
sical Beginning of Tape)
から論理的なテープ開始位置(LBOT: Logic
al Beginning of Tape)までのデ
バイス領域が規定されており、このデバイス領域の次に
リファレンス領域及びシステム領域が設けられている。
上記リファレンス領域は、上記システム領域にシステム
ログ(履歴情報)を記録する際の物理的な基準として使
用される。そして、上記システム領域の次にデータを記
録するためのデータ領域が設けられ、このデータ領域の
次にEOD(EOD: End of Data) 領
域が設けられている。
【0014】 さらに、上記DDS2フォーマットで
は、それぞれ、リファレンス領域,システム領域,デー
タ領域及びEOD領域からなる2つのパーティションP
1,P2を有する2パーティション・テープが規定され
ており、各パーティションP1,P2毎のシステムログ
(履歴情報)が上記パーティションP1,P2のシステ
ム領域に記録されるようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンピュー
タデータを記録するデータレコーダでは、アフタレコー
ディングを必要としないので、上記DDSフォーマット
やDDS2フォーマットでは、トラックの使用効率が悪
いという問題点があった。
【0016】そこで、本発明は、上述の如き従来の実情
に鑑みてなされたものであり、次のような目的を有する
ものである。
【0017】すなわち、本発明の目的は、回転ヘッドに
より磁気テープ上の傾斜トラックにデータを記録するデ
ータ記録方法であって、メインデータとともにサブコー
ドも記録して、トラックの使用効率の高いデータ記録方
法を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、回転ヘッドにより磁
気テープ上の傾斜トラックにデータを記録するデータ記
録方法であって、メインデータとともにサブコードも記
録して、トラックの使用効率の高く、しかも、サブコー
ドのエラー検出のためのパリティも記録するデータ記録
方法を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、回転ヘッドにより磁
気テープ上の傾斜トラックにデータを記録するデータ記
録方法であって、メインデータとともにサブコードも記
録して、トラックの使用効率の高く、しかも、サブコー
ドのエラー検出のためのパリティも記録するデータ記録
方法を提供することにある。
【0020】また、本発明の他の目的は、回転ヘッドに
より磁気テープ上の傾斜トラックにデータが記録された
データ記録媒体であって、メインデータとともにサブコ
ードが記録され、トラックの使用効率の高いデータ記録
媒体を提供することにある。
【0021】さらに、本発明の他の目的は、回転ヘッド
により磁気テープ上の傾斜トラックにデータを記録する
データストリーマであって、トラックの使用効率の高
く、しかも、サブコードのエラー検出のためのパリティ
も記録するデータストリーマを提供することにある。
【0022】本発明の他の目的は、回転ヘッドにより磁
気テープ上の傾斜トラックにデータを記録するデータス
トリーマであって、メインデータとともにサブコードも
記録して、トラックの使用効率の高く、しかも、サブコ
ードのエラー検出のためのパリティも記録するデータス
トリーマを提供することにある。
【0023】本発明の他の目的は、回転ヘッドにより磁
気テープ上の傾斜トラックにデータを記録するデータス
トリーマであって、トラッキング制御用に特別な信号を
記録することなく、トラッキング制御を行うことができ
るデータストリーマを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転ヘッドに
より磁気テープ上の傾斜トラックにデータを記録するに
あたり、1トラックをメインデータ領域と該メインデー
タ領域の両端のマージン領域とに分割し、各トラックの
メインデータ領域を複数のブロックに分割し、1ブロッ
クを複数の区間に分割し、各ブロックの第1区間に同期
信号を記録し、第2区間にサブコードを記録し、第3区
間にメインデータを記録するデータ記録方法であって、
上記サブコードとしてメインデータの記録単位の絶対位
置情報を各ブロックの第2区間に記録し、各ブロックの
第2区間と第3区間との間に第4区間を設け、上記第2
区間に記録するサブコードのエラー検出のための2バイ
トからなるヘッダパリティを上記第4区間に記録するこ
とを特徴とする。
【0025】 また、本発明は、上記データ記録方法に
おいて、上記サブコードとしてメインデータの区切りを
示す区切り情報を各ブロックの第2区間に記録すること
を特徴とする。
【0026】 また、本発明は、上記データ記録方法に
おいて、上記サブコードとしてテープフォーマットで規
定された磁気テープ上の各領域の判別情報を各ブロック
の第2区間に記録することを特徴とする請求項1記載の
データ記録方法。
【0027】
【0028】
【0029】 また、本発明に係るデータ記録記録媒体
は、回転ヘッドにより傾斜トラックにデータが記録され
た磁気テープであって、1トラックがメインデータ領域
と該メインデータ領域の両端のマージン領域とに分割さ
れ、各トラックのメインデータ領域が複数のブロックに
分割され、1ブロックが複数の区間に分割され、各ブロ
ックの第1区間に同期信号が記録され、第2区間にメイ
ンデータの記録単位の絶対位置情報がサブコードとして
記録され、第3区間にメインデータが記録され、各ブロ
ックの第2区間と第3区間との間の第4区間に上記第2
区間に記録するサブコードのエラー検出のための2バイ
トからなるヘッダパリティが記録されたた磁気テープか
らなることを特徴とする。
【0030】 さらに、本発明は、回転ヘッドにより磁
気テープ上の傾斜トラックにデータを記録するにあた
り、1トラックをメインデータ領域と該メインデータ領
域の両端のマージン領域とに分割し、各トラックのメイ
ンデータ領域を複数のブロックに分割し、1ブロックを
複数の区間に分割し、各ブロックの第1区間に同期信号
を記録し、第2区間にサブコードを記録し、第3区間に
メインデータを記録するデータストリーマであって、外
部とのデータの授受を行うためのインターフェースコン
トローラと、上記インターフェースコントローラを介し
て入力されたメインデータに付加するサブコードを発生
するサブコード発生手段と、上記インターフェースコン
トローラを介して入力されたメインデータに上記サブコ
ード発生手段からのサブコードを付加するサブコード付
加手段と、上記サブコード付加手段によりサブコードが
付加されたメインデータに同期信号を付加する同期信号
付加手段と、上記同期信号付加手段により同期信号が付
加されたメインデータにマージンを付加するマージン付
加手段と、各ブロックの第1区間から再生される同期信
号のタイミングを基準タイミングと比較することにより
トラッキングエラーを検出して、テープ走行系を制御す
るトラッキング制御手段と、上記サブコード付加手段に
よりメインデータに付加されたサブコードのエラー検出
のための2バイトからなるヘッダパリティを生成するヘ
ッダパリティ生成手段を備え、上記サブコードとしてメ
インデータの記録単位の絶対位置情報を各ブロックの第
2区間に記録し、各ブロック第2区間と第3区間との間
に第4区間を設け、上記第2区間に記録するサブコード
のエラー検出のためのヘッダパリティを上記第4区間に
記録することを特徴とする。
【0031】
【0032】
【0033】
【作用】本発明に係るデータ記録方法では、1トラック
をメインデータ領域と該メインデータ領域の両端のマー
ジン領域とに分割し、各トラックのメインデータ領域を
複数のブロックに分割し、1ブロックを複数の区間に分
割し、各ブロックの第1区間に同期信号を記録し、第2
区間にサブコードを記録し、第3区間にメインデータを
記録するにあたり、上記サブコードとしてメインデータ
の記録単位の絶対位置情報を各ブロックの第2区間に記
録し、各ブロックの第2区間と第3区間との間に第4区
間を設け、上記第2区間に記録するサブコードのエラー
検出のための2バイトからなるヘッダパリティを上記第
4区間に記録する。
【0034】 また、本発明に係るデータ記録方法で
は、上記サブコードとしてメインデータの区切りを示す
区切り情報を各ブロックの第2区間に記録する。
【0035】 さらに、本発明に係るデータ記録方法で
は、上記サブコードとしてテープフォーマットで規定さ
れた磁気テープ上の各領域の判別情報を各ブロックの第
2区間に記録する。
【0036】
【0037】
【0038】 また、本発明に係るデータ記録記録媒体
では、1トラックがメインデータ領域と該メインデータ
領域の両端のマージン領域とに分割され、各トラックの
メインデータ領域が複数のブロックに分割され、1ブロ
ックが複数の区間に分割され、各ブロックの第1区間に
同期信号が記録され、第2区間に記録されるサブコード
としてメインデータの記録単位の絶対位置情報を保持
し、第3区間でメインデータを保持し、各ブロックの第
2区間と第3区間との間の第4区間で上記第2区間に記
録するサブコードのエラー検出のための2バイトからな
るヘッダパリティを保持する。
【0039】 さらに、本発明に係るデータストリーマ
では、外部とのデータの授受を行うためのインターフェ
ースコントローラを介して入力されたメインデータに、
サブコード発生手段からのサブコードをサブコード付加
手段により付加し、同期信号付加手段により同期信号を
付加し、マージン付加手段によりマージンを付加するこ
とにより、1トラックをメインデータ領域と該メインデ
ータ領域の両端のマージン領域とに分割し、各トラック
のメインデータ領域を複数のブロックに分割し、1ブロ
ックを複数の区間に分割し、各ブロックの第1区間に同
期信号を記録し、第2区間にサブコードを記録し、第3
区間にメインデータを記録するにあたり、上記サブコー
ドとしてメインデータの記録単位の絶対位置情報を各ブ
ロックの第2区間に記録し、上記サブコード付加手段に
よりメインデータに付加されたサブコードのエラー検出
のための2バイトからなるヘッダパリティをヘッダパリ
ティ生成手段により生成し、各ブロック第2区間と第3
区間との間に第4区間を設け、上記第2区間に記録する
サブコードのエラー検出のためのヘッダパリティを上記
第4区間に記録する。
【0040】
【0041】
【0042】
【実施例】以下、本発明に係るデータ記録方法、データ
記録媒体及びデータストリーマの実施例について、図面
に従い詳細に説明する。
【0043】本発明に係るデータストリーマは、例えば
図1に示すように構成される。本発明に係るデータ記録
方法はこのデータストリーマにより実施される。また、
本発明に係るデータ記録媒体は、データストリーマによ
り磁気テープにデータを記録することにより作成され
る。
【0044】このデータストリーマは、回転磁気ヘッド
により磁気テープ上の傾斜トラックをデータの記録再生
を行うものであって、外部とのデータの授受を行うため
のインタフェースコントローラ10と、このインタフェ
ースコントローラ10を介して入力されたデータに信号
処理を施して所定のフォーマットの信号に変換する記録
系信号処理部20と、この記録系信号処理部20から供
給される信号を一対の回転磁気ヘッド31A,31Bに
より磁気テープ32上の傾斜トラックに記録し、また、
上記傾斜トラックに記録されている信号を上記回転磁気
ヘッド31A,31Bにより再生する記録再生部30
と、この記録再生部30により再生された再生信号に信
号処理を施して、元のデータを再生する再生系信号処理
部40と、上記記録再生部30のテープ走行系を制御す
るトラッキング制御部50などを備えてなる。
【0045】この実施例のデータストリーマにおいて、
上記記録再生部30は、一対の回転磁気ヘッド31A,
31Bが180°の角度をもって配設された回転ドラム
31を備え、この回転ドラム31の周囲に磁気テープ3
2を約90°の範囲に巻装した状態で、所定の走行速度
で上記磁気テープ32を走行させるようになっている。
そして、上記回転ドラム31の1回転毎に、図2に示す
ように、上記一対の回転磁気ヘッド31A,31Bによ
り磁気テープ32上の2本の傾斜トラックTA,TB
走査して信号の記録再生を行うようになっている。
【0046】ここで、このデータストリーマでは、1ト
ラックをメインデータ領域と該メインデータ領域の両端
のマージン領域の3領域に分割し、195バイトを1ブ
ロックとして64ブロックに上記メインデータ領域を分
割し、さらに、同期信号を記録する1バイトの第1区間
と、サブコードとブロックアドレスを記録する6バイト
の第2区間と、ヘッダパリティを記録する2バイトの第
3区間と、データを記録する186バイトの第4区間
に、1ブロックを4分割して、上記メインデータ領域の
各ブロックにサブコードとブロックアドレスをデータと
ともに記録する。
【0047】上記第4区間に記録する186バイトデー
タは、図3に示すように、2次元構成の誤り訂正符号C
2,C1が付加されている。そして、上記誤り訂正符号
C1はブロック毎のメインデータに付加されて記録さ
れ、また、上記誤り訂正符号C2は各トラックの上記メ
インデータ領域の両端部分に2分割されて記録される。
【0048】また、このデータストリーマでは、2トラ
ックすなわち128ブロック分の1フレームとして、4
6トラックすなわち23フレームを1単位(グループ)
としたエラー訂正用の符号構成を採用し、図4に示すよ
うに、トラック方向に対応するデータ列のエラー訂正符
号C2をトラックの両側に配置して記録し、トラック幅
方向に対応するデータ列のエラー訂正符号C3を上記4
6トラックの最終の2トラックに割り当てて記録する。
なお、上記1単位毎に、1連のデータを区分するための
インデックス情報が付加されている。
【0049】そして、上記サブコードとして、メインデ
ータの区切りを示す区切り情報であるセパレータカウン
ト、記録数を示すレコードカウント、テープフォーマッ
ト上で定義された各領域を示すエリアID、記録単位の
絶対位置を示すフレーム番号、記録単位数を示すグルー
プカウントやチェクサムなどを記録する。
【0050】 ここで、このデータストリーマでは、テ
ープフォーマットとして、上記DDS2フォーマットと
同様に、図5に示すように、磁気テープのローディング
とアンローディングを行うための領域として、リーダテ
ープに続く先頭領域に物理的なテープ開始位置(PBO
T: Physical Beginning of
Tape) から論理的なテープ開始位置(LBOT:
Logical Beginning of Tap
e)までのデバイス領域が規定されており、このデバイ
ス領域の次にリファレンス領域及びシステム領域が設け
られている。上記リファレンス領域は、上記システム領
域にシステムログ(履歴情報)を記録する際の物理的な
基準として使用される。そして、上記システム領域の次
にデータを記録するためのデータ領域が設けられ、この
データ領域の次にEOD(EOD:End of Da
ta) 領域が設けられている。さらに、図6に示すよ
うに、それぞれリファレンス領域,システム領域,デー
タ領域及びEOD領域からなる2つのパーティションP
1,P2を有する2パーティション・テープが規定され
ている。
【0051】そして、各パーティションP1,P2毎の
システムログ(履歴情報)は、ともに上記パーティショ
ンP1のシステム領域に記録される。
【0052】この実施例のデータストリーマおいて、上
記インタフェースコントローラ10は、図示しない外部
のホストコンピュータとバス11を介してのデータの授
受を行い、上記ホストコンピュータから送られてくるデ
ータを上記記録系信号処理部20に供給し、また、上記
再生系信号処理部40により再生されたデータを上記ホ
ストコンピュータに送るようになっている。
【0053】また、上記記録系信号処理部20は、上記
インタフェースコントローラ10を介して入力されたデ
ータが供給されるインデックス付加回路21及びサブコ
ード発生部22と、上記インデックス付加回路21によ
りインデックス情報が付加されたメインデータが供給さ
れる誤り訂正符号生成部23と、この誤り訂正符号生成
部23により誤り訂正符号が付加されたメインデータと
上記サブコード発生部22からサブコード及びブロック
アドレスが供給されるサブコード付加回路24と、この
サブコード付加回路24によりサブコード及びブロック
アドレスが付加されたメインデータが供給されるヘッダ
パリティ付加回路25と、このヘッダパリティ付加回路
25によりヘッダパリティが付加されたメインデータが
供給される8/10変調回路26と、この8/10変調
回路27により10ビッドデータに変換されたメインデ
ータが供給される同期信号付加回路27と、この同期信
号付加回路27が付加されたメインデータが供給される
マージン付加回路28と、このマージン付加回路28に
よりマージンが付加されたメインデータが供給される記
録増幅器29などからなる。
【0054】上記インデックス付加回路21は、上記イ
ンタフェースコントローラ10を介して入力されたデー
タに、上述の46トラックすなわち23フレームを単位
とする1単位毎に1連のデータを区分するためのインデ
ックス情報を付加する。
【0055】また、上記誤り訂正符号生成部23は、メ
モリ49、C3エンコーダ23A、C2エンコーダ23
B及びC1エンコーダ23Cからなる。
【0056】この誤り訂正符号生成部23において、上
記メモリ49は、上記インデックス付加回路21により
インデックス情報が付加されたメインデータを1単位毎
に一時記憶する。そして、上記C3エンコーダ23A
は、上記メモリ49に記憶された1単位毎のメインデー
タについて、上述のトラック幅方向に対応するデータ列
のエラー訂正符号C3を生成し、このエラー訂正符号C
3を上記1単位46トラックの最終の2トラックに割り
当てる。また、上記C2エンコーダ23Bは、上述のト
ラック方向に対応するデータ列のエラー訂正符号C2を
生成し、このエラー訂正符号C2を2分割して各トラッ
クの上記メインデータ領域の両端部分に割り当てる。さ
らに、上記C1エンコーダ23Cは、上述のブロック毎
の誤り訂正符号C1を生成する。
【0057】また、上記サブコード付加回路24は、上
記誤り訂正符号生成部23により誤り訂正符号C3,C
2,C1が付加されたメインデータに上記サブコード発
生部22から供給されるサブコード及びブロックアドレ
スを付加する。これにより、上記サブコード及びブロッ
クアドレスを上述の各ブロックの第2区間に割り付け
る。
【0058】ここで、上記サブコード発生部22は、第
1及び第2のサブコード発生回路22A,22Bと、シ
ステムログ生成回路22Cとからなる。
【0059】このサブコード発生部22において、上記
第1のサブコード発生回路22Aは、上記インタフェー
スコントローラ10を介して入力されたデータに基づい
て、メインデータの区切りを示す区切り情報であるセパ
レータカウントや記録数を示すレコードカウントなどを
発生する。また、上記第2のサブコード発生回路22B
は、テープフォーマット上で定義された各領域を示すエ
リアID、フレーム番号、記録単位数を示すグループカ
ウントやチェクサムなどをブロックアレスとともに自動
的に発生する。さらに、上記システムログ生成回路22
Cは、上記テープフォーマットとして規定されている各
パーティションP1,P2毎のシステムログ(履歴情
報)を生成する。
【0060】また、上記ヘッダパリティ付加回路25
は、上記サブコード付加回路24によりメインデータに
付加されたサブコード及びブロックアドレスについてエ
ラー検出のための2バイトパリティを生成し、この2バ
イトパリティを上記メインデータに付加する。これによ
り、上記2バイトパリティを上述の各ブロックの第3区
間に割り付ける。
【0061】また、上記8/10変調回路26は、上記
ヘッダパリティ付加回路25によりヘッダパリティ及び
ブロックアドレスが付加されたメインデータを1バイト
単位で8ビットを10ビットに変換して、記録する信号
の直流レベルを略々0に保つようにする。
【0062】また、上記同期信号付加回路27は、上記
8/10変調回路26により10ビッドデータに変換さ
れたメインデータに1ブロック毎に同期信号を付加す
る。これにより、上記同期信号を上述の各ブロックの第
1区間に割り付ける。
【0063】さらに、上記マージン付加回路28は、上
記同期信号付加回路27が付加されたメインデータに、
1トラック毎にマージンを付加する。これにより、上述
の1トラック毎の各メインデータ領域の両側にマージン
領域を付加する。
【0064】そして、上記マージン付加回路28により
1トラック毎にマージンが付加されたメインデータは、
上記記録増幅器29を介して記録再生部30に供給され
る。
【0065】この実施例のデータストリーマでは、この
ような構成の上記記録系信号処理部20を備えることに
より、1トラックをメインデータ領域と該メインデータ
領域の両端のマージン領域の3領域に分割し、195バ
イトを1ブロックとして64ブロックに上記メインデー
タ領域を分割し、さらに、同期信号を記録する1バイト
の第1区間と、サブコードとブロックアドレスを記録す
る6バイトの第2区間と、ヘッダパリティを記録する2
バイトの第3区間と、データを記録する186バイトの
第4区間に、1ブロックを4分割して、上記メインデー
タ領域の各ブロックにサブコードをデータとともに記録
することができる。そして、上記サブコードとして、メ
インデータの区切りを示す区切り情報であるセパレータ
カウント、記録数を示すレコードカウント、テープフォ
ーマット上で定義された各領域を示すエリアID、フレ
ーム番号、記録単位数を示すグループカウントやチェク
サムなどを記録することができる。このように、1トラ
ックをメインデータ領域と該メインデータ領域の両端の
マージン領域の3領域に分割し、上記メインデータ領域
にメインデータとともにサブコードも記録するので、ト
ラックの使用効率を高めることができる。しかも、サブ
コードのエラー検出のための2バイトパリティを各ブロ
ックの第3区間に記録する記録することにより、サブコ
ードの信頼性を高めることができる。従って、トラック
の使用効率の高いデータ記録媒体を提供することができ
る。
【0066】また、このデータストリーマでは、上記第
4区間に記録する186バイトデータに対して、2次元
構成の誤り訂正符号C2,C1を生成し、上記誤り訂正
符号C1をブロック毎のメインデータに付加して記録
し、また、上記誤り訂正符号C2を各トラックの上記メ
インデータ領域の両端部分に2分割して記録することが
できる。このように、上記誤り訂正符号C1をブロック
毎に記録しておくことにより、上記ブロック毎のメイン
データの信頼性を向上させることができる。また、上記
誤り訂正符号C2を1トラック毎に記録しておくことに
より、上記トラック毎のメインデータの信頼性を向上さ
せることができる。しかも、上記誤り訂正符号C2を各
トラック毎に上記メインデータ領域の両端部分に2分割
して記録することによって、回転ヘッドとの摺接開始/
終了部分から上記メインデータ領域を離すことができ、
上記メインデータ領域のデータに発生するエラーを少な
くすることができる。
【0067】また、このデータストリーマでは、2トラ
ックすなわち128ブロック分の1フレームとして、4
6トラックすなわち23フレームを1単位(グループ)
としたエラー訂正用の符号構成を採用し、トラック方向
に対応するデータ列のエラー訂正符号C2をトラックの
両側に配置して記録し、トラック幅方向に対応するデー
タ列のエラー訂正符号C3を上記46トラックの最終の
2トラックに割り当てて記録することができる。さら
に、上記1単位毎に、1連のデータを区分するためのイ
ンデックス情報を付加して記録することができる。この
ように、トラック方向に対応するデータ列のエラー訂正
符号C2をトラックの両側に配置して記録することによ
り、メインデータを破壊され難くすることができ、上記
メインデータにエラーが発生する確率を低くして、上記
トラック幅方向に対応するデータ列のエラー訂正符号C
3により確実にメインデータのエラーを訂正することが
できるようになる。
【0068】さらに、このデータストリーマでは、各パ
ーティションP1,P2毎のシステムログ(履歴情報)
を両方ともに上記パーティションP1のシステム領域に
サブコードとして記録する。このように、上記パーティ
ションP1のシステム領域に、各パーティションP1,
P2毎のシステムログ(履歴情報)を両方ともに記録す
ることにより、アクセス時間を短縮することができ、操
作性の良好なデータストリーマを実現することができ
る。
【0069】また、この実施例のデータストリーマにお
いて、上記再生系信号処理部40は、上記記録再生部3
0により上記磁気テープ32の傾斜トラックから再生さ
れた再生信号が再生増幅器41を介して供給される同期
信号検出回路42と、この同期信号検出回路42から2
値化された再生データが供給される10/8復調回路4
3と、この10/8復調回路43から8ビットデータに
変換された再生データがヘッダパリティチェック回路4
4を介して供給されるサブコード分離回路45と、この
サブコード分離回路45によりサブコードが分離され再
生データが供給される誤り訂正処理部46と、この誤り
訂正処理部46により誤り訂正された再生データが供給
されるインデックス分離回路47などからなる。
【0070】この再生系信号処理部40において、上記
同期信号検出回路42は、上記記録再生部30から再生
増幅器41を介して供給される再生信号について、同期
信号を検出して、この同期信号に同期したクロックによ
り上記再生信号を2値化し、再生データを生成する。
【0071】また、上記10/8復調回路43は、上記
同期信号検出回路42から供給される再生データについ
て、10ビットデータを8ビットデータに変換するもの
で、上述の記録系信号処理部20の8/10変調回路2
6に対応した10/8復調を行う。
【0072】また、上記ヘッダパリティチェック回路4
4では、上述の2バイトヘッダパリティを用いてサブコ
ード及びブロックアドレスのパリティチェックを行う。
そして、サブコード分離回路45では、上記ヘッダパリ
ティチェック回路44によりパリティチェックされた正
しいサブコードを再生データから分離して、図示しない
システムコントローラなどに供給する。
【0073】また、上記誤り訂正処理部46は、メモリ
49、C1デコーダ46A、C2デコーダ46B及びC
3デコーダ46Cからなる。
【0074】この誤り訂正符号生成部46において、上
記メモリ49は、上記46トラックすなわち23フレー
ム分のメインデータを1単位として、上記インデックス
情報が付加されたメインデータを1単位毎に一時記憶す
る。なお、このメモリ49は、上記記録系信号処理部2
0の誤り訂正符号生成処理部23と共用されている。
【0075】そして、上記メモリ49に記憶された1単
位毎のメインデータについて、上記C1デコーダ46A
は、上述のブロック毎に付加されている誤り訂正符号C
1を用いて、各ブロックのメインデータに誤り訂正処理
を施す。また、上記C2デコーダ46Bは、上記C1デ
コーダ46Aにより誤り訂正処理が施された1単位毎の
メインデータについて、上述の各トラックのメインデー
タ領域の両端部分に付加されているエラー訂正符号C2
を用いて、トラック方向に対応するデータ列にエラー訂
正処理を施す。さらに、上記C3デコーダ46Cは、上
記C2デコーダ46Bにより誤り訂正処理が施された1
単位毎のメインデータについて、上述の1単位46トラ
ックの最終の2トラックに割り当てられているエラー訂
正符号C3を用いて、トラック幅方向に対応するデータ
列にエラー訂正処理を施す。
【0076】さらに、上記インデックス分離回路47で
は、上記エラー訂正処理部46によりエラー訂正処理が
施された1単位毎のメインデータから、インデックス情
報を分離して、図示しないシステムコントローラなどに
供給する。
【0077】この実施例のデータストリーマでは、この
ような構成の再生系信号処理部40を備えることによ
り、上記エラー訂正処理部46において、ブロック毎の
エラー訂正符号C1、トラック毎のエラー訂正符号C2
及び1単位毎の誤り訂正符号C3を用いたエラー訂正処
理を行うことにより、確実にメインデータのエラーを訂
正することができ、極めて信頼性の高いメインデータを
得ることができる。
【0078】また、この実施例のデータストリーマにお
いて、上記トラッキング制御部50は、上記再生系信号
処理部40から上記ヘッダパリティチェック回路44を
介してブロックアドレスが供給されるブロックアドレス
検出回路51と、上記記録再生部30からPGパルスが
供給されるPG検出回路52と、上記ブロックアドレス
検出回路51と上記PG検出回路52の各検出出力が供
給される時間検出回路53と、この時間検出回路53の
検出出力が供給されるトラッキングサーボ回路54と、
このトラッキングサーボ回路54の出力が供給されるキ
ャプスタン駆動回路55などからなる。
【0079】このトラッキング制御部50において、上
記ブロックアドレス検出回路51は、上記ヘッダパリテ
ィチェック回路44によりパリティチェックされた正し
いブロックアドレスを検出し、その検出タイミングを示
す検出出力を上記時間検出回路53に供給する。また、
上記PG検出回路52は、上記記録再生部30から供給
される上記回転ドラム31の回転位相を示すPGパルス
を検出し、その検出タイミングを示す検出出力を上記時
間検出回路53に供給する。上記時間検出回路53は、
上記ブロックアドレス検出回路51が所定のブロックア
ドレスを検出したタイミングと上記PG検出回路52が
PGパルスを検出したタイミングとの間の時間を検出す
る。ここで、磁気テープ32上の傾斜トラックを所定の
回転位相の回転磁気ヘッド31A,31Bで走査した場
合、図7に示すように、トラックのテープエッジから所
定のブロックまでの走査距離は、ジャストトラッキング
の状態ではLであるのに対し、トラッキングエラーがあ
ると、そのトラッキングエラーに応じて±Δだけ変化す
るが変化する。従って、上記時間検出回路53により検
出される時間は、ジャストトラッキングの状態における
時間からトラッキングエラーに応じて変化する。
【0080】そして、上記トラッキングサーボ回路54
は、ジャストトラッキングの状態における時間を基準時
間とし、この基準時間と上記時間検出回路53により検
出された時間との時間差すなわちトラッキングエラーを
検出して、その検出出力に基づいて、トラッキングエラ
ーを0になるように、上記記録再生部30のテープ走行
系のキャプスタンモータを駆動するキャプスタン駆動回
路55を制御する。
【0081】この実施例のデータストリーマでは、この
ような構成のトラッキング制御部50を備えることによ
り、トラッキング制御のATF信号を磁気テープに記録
することなく、トラッキング制御を行うことができる。
したがって、トラッキング制御のATF信号を記録する
ための区間を確保する必要がないので、その分だけメン
データのデータ量を増加することができ、トラックの利
用効率をさらに高めることができる。
【0082】
【発明の効果】本発明に係るデータ記録方法では、回転
ヘッドにより磁気テープ上の傾斜トラックにデータを記
録するにあたり、1トラックをメインデータ領域と該メ
インデータ領域の両端のマージン領域とに分割し、各ト
ラックのメインデータ領域を複数のブロックに分割し、
1ブロックを複数の区間に分割する。そして、各ブロッ
クの第1区間に同期信号を記録し、第2区間にサブコー
ドを記録し、第3区間にメインデータを記録するので、
トラックの使用効率を高めることができる。さらに、上
記第2区間に記録するサブコードのエラー検出のための
2バイトからなるヘッダパリティを上記第2区間と第3
区間との間に設けた第4区間に記録することにより、サ
ブコードの信頼性を高めることができる。
【0083】従って、本発明によれば、回転ヘッドによ
り磁気テープ上の傾斜トラックにデータを記録するデー
タ記録方法であって、メインデータとともにサブコード
も記録して、トラックの使用効率の高く、しかも、サブ
コードのエラー検出のためのパリティも記録するデータ
記録方法を提供することができる。
【0084】また、本発明に係るデータ記録媒体では、
1トラックがメインデータ領域と該メインデータ領域の
両端のマージン領域とに分割され、各トラックのメイン
データ領域を複数のブロックに分割され、1ブロックが
複数の区間に分割された各ブロックの第1区間で同期信
号を保持し、第2区間にサブコードを保持し、第3区間
でメインデータを保持することができる。これにより、
本発明によれば、回転ヘッドにより磁気テープ上の傾斜
トラックにデータが記録されたデータ記録媒体であっ
て、メインデータとともにサブコードが記録され、トラ
ックの使用効率の高いデータ記録媒体を提供することが
できる。
【0085】さらに、本発明に係るデータストリーマで
は、回転ヘッドにより磁気テープ上の傾斜トラックにデ
ータを記録するにあたり、外部とのデータの授受を行う
ためのインターフェースコントローラを介して入力され
たメインデータに、サブコード発生手段からのサブコー
ドをサブコード付加手段により付加し、同期信号付加手
段により同期信号を付加し、マージン付加手段によりマ
ージンを付加することにより、1トラックをメインデー
タ領域と該メインデータ領域の両端のマージン領域とに
分割し、各トラックのメインデータ領域を複数のブロッ
クに分割し、1ブロックを複数の区間に分割し、各ブロ
ックの第1区間に同期信号を記録し、第2区間にサブコ
ードを記録し、第3区間にメインデータを記録するの
で、トラックの使用効率を高めることができる。また、
上記第2区間に記録するサブコードのエラー検出のため
の2バイトからなるヘッダパリティを上記第2区間と第
3区間との間に設けた第4区間に記録することにより、
サブコードの信頼性を高めることができる。
【0086】従って、 本発明によれば、回転ヘッドに
より磁気テープ上の傾斜トラックにデータを記録するデ
ータストリーマであって、メインデータとともにサブコ
ードも記録して、トラックの使用効率の高く、しかも、
サブコードのエラー検出のためのパリティも記録するデ
ータストリーマを提供することができる。
【0087】さらに、本発明に係るデータストリーマで
は、トラッキング制御手段により、各ブロックの第1区
間から再生される同期信号のタイミングを基準タイミン
グと比較することによりトラッキングエラーを検出し
て、テープ走行系を制御するので、トラッキング制御用
に特別な信号を記録することなく、トラッキング制御を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータストリーマの構成を示すブ
ロック回路図である。
【図2】上記データストリーマによりデータを記録する
磁気テープのトラックフォーマットを示す図である。
【図3】上記データストリーマにより磁気テープに記録
するデータの1トラック分のデータ構成を示す図であ
る。
【図4】上記データストリーマにより磁気テープに記録
するデータの1単位46トラック分のデータ構成を示す
図である。
【図5】上記データストリーマによりデータを記録する
磁気テープのテープフォーマットを示す図である。
【図6】上記磁気テープの2パーティション・テープの
テープフォーマットを示す図である。
【図7】上記データストリーマにおけるトラッキング制
御部によるトラックキングエラーの検出原理を説明する
ための図である。
【図8】DATフォーマットを示す図である。
【図9】DATフォーマットにおけるメインデータのブ
ロックフォーマットを示す図である。
【図10】DATフォーマットにおけるインターリーブ
によるデータ配列を示す図である。
【図11】DATフォーマットにおけるメインデータの
誤り訂正符号の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 インターフェースコントローラ 20 記録系信号処理部 21 インデックス付加回路 22 サブコード発生部 22A 第1のサブコード発生回路 22B 第2のサブコード発生回路 22C システムログ生成回路 23 誤り訂正符号生成部 23A C3エンコーダ 23B C2エンコーダ 23C C1エンコーダ 24 サブコード付加回路 25 ヘッダパリティ付加回路 26 8/10変調回路 27 同期信号付加回路 28 マージン付加回路 30 記録再生部 31 回転ドラム 31A,31B 回転磁気ヘッド 32 磁気テープ 40 再生系信号処理回路 42 同期検出回路 43 8/10復調回路 44 ヘッダパリティチェック回路 45 サブコード分離回路 46 エラー訂正処理部 46A C1デコーダ 46B C2デコーダ 46C C3デコーダ 47 インデックス分離回路 49 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−320680(JP,A) 特開 平1−204275(JP,A) 特開 平4−143969(JP,A) 特開 平6−44701(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッドにより磁気テープ上の傾斜トラ
    ックにデータを記録するにあたり、1トラックをメイン
    データ領域と該メインデータ領域の両端のマージン領域
    とに分割し、各トラックのメインデータ領域を複数のブ
    ロックに分割し、1ブロックを複数の区間に分割し、各
    ブロックの第1区間に同期信号を記録し、第2区間にサ
    ブコードを記録し、第3区間にメインデータを記録する
    データ記録方法であって、 上記サブコードとしてメインデータの記録単位の絶対位
    置情報を各ブロックの第2区間に記録し、 各ブロックの第2区間と第3区間との間に第4区間を設
    け、 上記第2区間に記録するサブコードのエラー検出のため
    の2バイトからなるヘッダパリティを上記第4区間に記
    録することを特徴とするデータ記録方法。
  2. 【請求項2】上記サブコードとしてメインデータの区切
    りを示す区切り情報を各ブロックの第2区間に記録する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ記録方法。
  3. 【請求項3】上記サブコードとしてテープフォーマット
    で規定された磁気テープ上の各領域の判別情報を各ブロ
    ックの第2区間に記録することを特徴とする請求項1記
    載のデータ記録方法。
  4. 【請求項4】回転ヘッドにより傾斜トラックにデータが
    記録された磁気テープであって、1トラックがメインデ
    ータ領域と該メインデータ領域の両端のマージン領域と
    に分割され、各トラックのメインデータ領域が複数のブ
    ロックに分割され、1ブロックが複数の区間に分割さ
    れ、各ブロックの第1区間に同期信号が記録され、第2
    区間にメインデータの記録単位の絶対位置情報がサブコ
    ードとして記録され、第3区間にメインデータが記録さ
    れ、各ブロックの第2区間と第3区間との間の第4区間
    に上記第2区間に記録するサブコードのエラー検出のた
    めの2バイトからなるヘッダパリティが記録されたた磁
    気テープからなることを特徴とするデータ記録記録媒
    体。
  5. 【請求項5】回転ヘッドにより磁気テープ上の傾斜トラ
    ックにデータを記録するにあたり、1トラックをメイン
    データ領域と該メインデータ領域の両端のマージン領域
    とに分割し、各トラックのメインデータ領域を複数のブ
    ロックに分割し、1ブロックを複数の区間に分割し、各
    ブロックの第1区間に同期信号を記録し、第2区間にサ
    ブコードを記録し、第3区間にメインデータを記録する
    データストリーマであって、 外部とのデータの授受を行うためのインターフェースコ
    ントローラと、 上記インターフェースコントローラを介して入力された
    メインデータに付加するサブコードを発生するサブコー
    ド発生手段と、 上記インターフェースコントローラを介して入力された
    メインデータに上記サブコード発生手段からのサブコー
    ドを付加するサブコード付加手段と、 上記サブコード付加手段によりサブコードが付加された
    メインデータに同期信号を付加する同期信号付加手段
    と、 上記同期信号付加手段により同期信号が付加されたメイ
    ンデータにマージンを付加するマージン付加手段と、 各ブロックの第1区間から再生される同期信号のタイミ
    ングを基準タイミングと比較することによりトラッキン
    グエラーを検出して、テープ走行系を制御するトラッキ
    ング制御手段と、 上記サブコード付加手段によりメインデータに付加され
    たサブコードのエラー検出のための2バイトからなるヘ
    ッダパリティを生成するヘッダパリティ生成手段を備
    え、 上記サブコードとしてメインデータの記録単位の絶対位
    置情報を各ブロックの第2区間に記録し、 各ブロック第2区間と第3区間との間に第4区間を設
    け、上記第2区間に記録するサブコードのエラー検出の
    ためのヘッダパリティを上記第4区間に記録することを
    特徴とするテープストリーマ。
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