JP2000206785A - 現像ブレ―ド - Google Patents

現像ブレ―ド

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JP2000206785A
JP2000206785A JP487799A JP487799A JP2000206785A JP 2000206785 A JP2000206785 A JP 2000206785A JP 487799 A JP487799 A JP 487799A JP 487799 A JP487799 A JP 487799A JP 2000206785 A JP2000206785 A JP 2000206785A
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JP
Japan
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contact surface
developing blade
developing
contact
developing roller
Prior art date
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Pending
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JP487799A
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English (en)
Inventor
Keitaro Kameyama
啓太郎 亀山
Shiro Tanami
史郎 田波
Norie Kazaoka
紀江 風岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ブレード2の現像ローラへの接触面22
の平滑性及び直線性を向上させる。 【解決手段】 現像ローラに接触する面が高分子架橋ゴ
ムからなり、現像ローラとの接触面22の曲率半径が1
mm以下に形成されてなる現像ブレード2において、現
像ブレード2の接触面22に水溶性ポリアミドを主成分
とする表面処理剤24が塗布され、かつ表面処理剤24
が現像ブレード2の接触面22に熱架橋接着されてい
る。これによって、接触面22に平滑性及び直線性に優
れた表面処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
ー等の現像装置において、感光体にトナーを転写する現
像ローラに当接する現像ブレードに関し、特に、現像ブ
レードの現像ローラとの接触面に表面処理を施した現像
ブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンター等の現像装置におい
ては、略筒状の感光体の外周面に均一にトナーを付着さ
せるため、この感光体にトナーを転写する略筒状の現像
ローラの外周面に均一にトナーを付着させる必要があ
る。
【0003】そのため、上記現像ローラの外周面に軸方
向に沿って現像ブレードを接触させている。そして、上
記現像ローラの外周面に均一にトナーを付着させるため
に、上記現像ブレードの上記現像ローラへの接触面は、
上記現像ローラに対して、摩擦抵抗の小さい平滑性及び
長手方向の真直度が20μm以下の直線性が求められて
いる。
【0004】そこで、上記接触面をゴム材料によって形
成し、この接触面に研削加工を施すことによって、上記
現像ローラに対する上記接触面の平滑性及び直線性を向
上させていた。
【0005】一方、研削加工によって上記接触面の平滑
性及び直線性を向上させるには限界があり、更に平滑性
を向上させるためには、上記接触面に表面処理を施すこ
とが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゴム材料から
なる上記接触面に表面処理を行う場合、有機溶剤系表面
処理材を用いると、ゴムを膨潤させてしまうと共に、塗
布後乾燥するとゴム表面は縮み等によって平滑性が逆に
無くなってしまうという問題がある。
【0007】また、一般的な水系表面処理材は、加硫し
たゴムに対して接着力が弱く、仮に接着してもアルコー
ル系の溶剤に対して耐久性がないことが知られている。
従って、現像ブレードが現像装置の組み立て時にアルコ
ールによって接触面のゴミや埃が拭き取られていること
を考慮すると、一般的な水系表面処理材を用いることは
できなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、現像ローラに接触する面が高分子架橋ゴムか
らなり、上記現像ローラとの接触面の曲率半径が1mm
以下に形成されてなる現像ブレードにおいて、上記現像
ブレードの接触面に水溶性ポリアミドを主成分とする表
面処理剤が塗布され、かつ上記表面処理剤が上記現像ブ
レードの接触面に熱架橋接着されていることを特徴とし
ている。これによって、現像ブレードの接触面はアルコ
ール等の有機溶剤に対して耐久性を持たせることができ
る。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、上記表面処理剤には、四弗化
エチレン樹脂の粉末が添加されていることを特徴として
いる。
【0010】これによって、現像ブレードの接触面の摩
擦抵抗を低減させることができる。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に記載の発明において、上記表面処理剤は1
0μm以下の厚さに塗布されていることを特徴としてい
る。これによって、現像ブレードの接触面の曲率半径を
1mm以下に保つことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明に係る現像ブレード2を使
用した複写機またはプリンター等の現像装置を表してい
る。
【0014】粉末状のトナー4が収容されたトナー容器
内6には、図中の矢印A方向に回転可能な略円筒状の弾
性ローラ8が配設されている。この弾性ローラ8には、
図中の矢印B方向に回転可能な略円筒状の現像ローラ1
0が当接している。
【0015】この現像ローラ10は図1において左側の
略半周面が上記トナー容器6の外部に張り出すように上
記トナー容器6の開口部12に配設されている。
【0016】そして、上記トナー容器6の開口部12の
外側には、上記現像ローラ10と微小間隙を空けて対向
する、図中の矢印C方向に回転可能な略円筒状の感光体
14が配設されている。
【0017】また、上記現像ローラ10の外周面には、
軸方向に沿って、上記現像ブレード2が接触している。
【0018】上記弾性ローラ8により上記現像ローラ1
0の表面に供給されたトナー4は、上記現像ブレード2
と上記現像ローラ10との接触部を通過することによっ
て上記現像ローラ10の表面に均一に付着した状態とな
り、この状態で上記感光体14にトナー4が転写され
る。
【0019】上記現像ブレード2は、図2及び図3に示
すように、細長い金属製のプレート16と、このプレー
ト16上に型成形により接着された細長い板状の高分子
架橋ゴムからなるゴム部18と、からなっている。
【0020】上記プレート16は、図3に示すように平
板状を呈している。
【0021】また上記ゴム部18は、上記プレートの、
図3において左側の端部となる長手方向の端部全長に沿
って配設されており、上記ゴム部18の図3において左
側の端部20は、上記プレート16の図3における左側
の端部より外側に突出している。上記ゴム部18の端部
20は、上記現像ローラ10と接触する接触面22を有
している。この接触面22は型成形された後に研削加工
され、曲率半径が1mm以下で、かつ真直度が20μm
以下となるように形成されている。
【0022】そして、研削加工が施された上記接触面2
2には、表面処理材24が塗布されている。この表面処
理材24は、水溶性ポリアミド(トレジンFS−350
帝国化学製またはトレジンFS−500 帝国化学
製)に硬化剤として水溶性メラミンまたは水溶性エポキ
シを3重量部と純水50重量部を加え、そして四弗化エ
チレン樹脂微粉末(ルブロンL2 ダイキン製)を1重
量部添加し、空気を巻き込まないように混合することに
よって作られる。尚、四弗化エチレン樹脂微粉末1重量
部に代えてウレタン系エマルジョン(JLY−601
日本アチソン製)10重量部を添加してもよい。
【0023】上記表面処理剤24は、図4に示すよう
に、空気を巻き込まないようにスポンジ26にふくま
せ、上記ゴム部18の接触面22の長手方向の一端から
他端に向かって一度塗りで塗布される。
【0024】そして、塗布された上記表面処理剤24は
約10分間風乾させ溶媒(水分)を十分乾燥させた後、
熱架橋接着処理のため130℃の温度で10分間で熱硬
化処理される。
【0025】このように、上記ゴム部18の接触面22
に水溶性ポリアミドからなる上記表面処理剤24を塗布
後、熱架橋接着させた現像ブレード2においては、アル
コール等の有機溶剤に対して耐久性を有し、上記接触面
22に対して十分な接着力を有することができる。
【0026】また、上記表面処理剤24は水溶性ポリア
ミドを主成分としているので、上記ゴム部18の接触面
22を膨潤させることなく表面処理を行うことができ
る。
【0027】研削加工のみ施された上記接触面22の表
面粗さRmax(表面うねりの最大高さ)は平均で5μm
以上あったが、研削加工後に上記表面処理剤24を用い
て上記接触面22に表面処理を施こすことによって、上
記接触面22の表面粗さRmax(表面うねりの最大高
さ)は平均で2.4μmとなり、平滑性を大幅に向上さ
せることできる。
【0028】また、研削加工のみ施された上記接触面2
2の静摩擦係数は平均して5以上、動摩擦係数は平均し
て4以上であるのに対し、研削加工後に上記表面処理剤
24を用いて表面処理を施すことによって上記接触面2
2の静摩擦係数を平均で1.8、動摩擦係数を平均で1
にすることができる。すなわち、水溶性ポリアミドに摩
擦低減効果を付与する四弗化エチレン樹脂の微粉末を添
加した上記表面処理剤24を用いて表面処理を施すこと
によって、摩擦係数の小さい平滑性のすぐれた接触面2
2を形成することができる。
【0029】上記接触面22に塗布された表面処理剤2
4の膜厚が10μm以上の場合、曲率半径が1mm以下
の形状を維持することはできない。しかし、表面処理剤
24をスポンジ26にふくませ塗布することによって、
空気を巻き込むことなく表面処理剤24の膜厚を10μ
m以下に確実に形成することができる。また、水溶性ポ
リアミドは水溶媒で蒸発量を少なく、一定濃度にして塗
布することによって、膜厚を一定にすることができる。
【0030】そして、研削加工した後に表面処理を施し
た上記接触面22の真直度の平均値は8μmであり、研
削加工のみを施した接触面22の真直度の平均値は15
μmである。つまり、表面処理を行うことによって、真
直度を向上させることができる。
【0031】尚、シリコンエマルジョン(KM753
信越シリコン製)を四弗化エチレン樹脂微粉末またはウ
レタン系エマルジョンに代えて上記表面処理剤24に添
加しても摩擦低減効果効果を得ることができる。
【0032】上記表面処理剤24を上記接触面22に塗
布する方法としては、吹き付けや刷毛塗りも考えられる
が、塗布された上記表面処理剤24の膜厚を10μm以
下とするには、空気を巻き込む虞れがあるため不適であ
る。また、デッピング法は塗布した表面処理剤24が塗
料流れを起こす虞れがあるため不適である。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、水溶性
ポリアミドを主成分とする表面処理剤を用いることによ
って、上記接触面を膨潤させることなく、上記接触面に
平滑性及び直線性に優れた表面処理を行うことができ
る。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、現像ブレ
ードの接触面の摩擦抵抗を低減させることによって平滑
性の優れた表面処理を行うことができる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、現像ブレ
ードの接触面の曲率半径を1mm以下に保つことによっ
て平滑性の優れた表面処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像ブレードを使用した現像装置
の説明図。
【図2】本発明に係る現像ブレードの斜視図。
【図3】本発明に係る現像ブレードの断面図。
【図4】本発明に係る現像ブレードに表面処理剤を塗布
するときの工程図。
【符号の説明】 2…現像ブレード 16…プレート 18…ゴム部 22…接触面 24…表面処理剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 風岡 紀江 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼怒 川ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AC04 AD06 AD13 AD17 AD23 FA01 FA13 FA22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像ローラに接触する面が高分子架橋ゴ
    ムからなり、上記現像ローラとの接触面の曲率半径が1
    mm以下に形成されてなる現像ブレードにおいて、上記
    現像ブレードの接触面に水溶性ポリアミドを主成分とす
    る表面処理剤が塗布され、かつ上記表面処理剤が上記現
    像ブレードの接触面に熱架橋接着されていることを特徴
    とする現像ブレード。
  2. 【請求項2】 上記表面処理剤には、四弗化エチレン樹
    脂の粉末が添加されていることを特徴とする請求項1に
    記載の現像ブレード。
  3. 【請求項3】 上記表面処理剤は10μm以下の厚さに
    塗布されていることを特徴とする請求項1また2に記載
    の現像ブレード。
JP487799A 1999-01-12 1999-01-12 現像ブレ―ド Pending JP2000206785A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047640A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Ricoh Printing Systems Ltd 現像装置
US8043081B2 (en) * 2005-10-17 2011-10-25 Bridgestone Corporation Mold for forming developer blade, and developer blade formed with same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047640A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Ricoh Printing Systems Ltd 現像装置
US8043081B2 (en) * 2005-10-17 2011-10-25 Bridgestone Corporation Mold for forming developer blade, and developer blade formed with same
US8644740B2 (en) 2005-10-17 2014-02-04 Bridgestone Corporation Mold for forming developer blade, and developer blade formed with same

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