JP2000206156A - ピ―クホ―ルド回路 - Google Patents

ピ―クホ―ルド回路

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JP2000206156A
JP2000206156A JP11004360A JP436099A JP2000206156A JP 2000206156 A JP2000206156 A JP 2000206156A JP 11004360 A JP11004360 A JP 11004360A JP 436099 A JP436099 A JP 436099A JP 2000206156 A JP2000206156 A JP 2000206156A
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during
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Shinichi Yamasaki
慎一 山▲さき▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ面積を小とする。 【解決手段】 21本目の水平走査期間が到来すると、
第1トランスミッションゲート4はオフする。この状態
で、第2及び第3トランスミッションゲート6、7がオ
フし、第4トランスミッションゲート8及びN型MOS
トランジスタ10がオンすると、第1及び第2コンデン
サ5、9が基準電圧Vdd/2と接地との間で直列路を
形成する。従って、演算増幅器3の−端子電圧は第1及
び第2コンデンサ5、9の容量比に応じて下降し、演算
増幅器3の出力電圧は上昇する。その後、第2及び第3
トランスミッションゲート6、7がオンし、第4トラン
スミッションゲート8及びN型MOSトランジスタ10
がオンし、第2コンデンサ9の両端電圧は再びVdd/
2に戻る。この動作を繰り返し、ランインクロックのピ
ーク電圧を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号の特定の
水平捜査期間に重畳されたデータを抜き取る際に使用す
るピークホールド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】米国では、聾唖者がテレビ放送を楽しめ
る様に、放送人物の会話をリアルタイムで字幕表示する
クローズドキャプション機能を内蔵したテレビ受像機が
市場に現れて久しい。字幕表示の為のキャプションデー
タは映像信号の垂直帰線期間に含まれる21本目の水平
捜査期間(21H)に重畳された状態で送信されて来
る。詳しくは、図4に示す様に、キャプションデータの
有無を示すランインクロック、及び字幕内容を示すキャ
プションデータが21Hに連続して重畳された状態で送
信される。キャプションデータの解読は、映像信号のペ
デスタルを基準電圧にクランプした状態でランインクロ
ック最上部のピーク電圧を検出し、その後、キャプショ
ンデータを基準電圧及びピーク電圧間の一点鎖線に示す
中点電圧でスライスして論理値「0」又は「1」から成
る複数ビットデータを生成し、この複数ビットデータを
マイクロコンピュータに取り込むことにより実現可能と
なる。
【0003】また、最近では、時刻情報等の視聴者に対
するサービスを目的としたXDSデータ(EXTENDED DA
TA SERVICE)の提供も実施されている。
【0004】図3は、前記複数ビットデータを生成する
際に使用するピークホールド回路の一例である。
【0005】図3において、比較帰(101)は、+端
子にランインクロックが印加され、−端子に直前までの
ランインクロック最上部のピーク電圧が後段の演算増幅
器の出力端子から帰還される。比較器(101)は、+
端子の入力電圧が−端子の帰還電圧より大の時にハイレ
ベル(5ボルト)を出力し、反対に、+端子の入力電圧
が−端子の帰還電圧より小の時にローレベル(0ボル
ト)を出力する。インバータ(102)は比較器(10
1)の出力電圧を反転する。P型MOSトランジスタ
(103)は、ゲートがインバータ(102)の出力と
接続され、ソースが電源Vdd(5ボルト)と接続され
る。即ち、現在のランインクロック最上部のピーク電圧
が直前までのピーク電圧より大となった時、P型MOS
トランジスタ(103)はインバータ(102)のロー
レベル出力に従い導通する。抵抗(104)及びコンデ
ンサ(105)は、P型MOSトランジスタ(103)
のドレインと接地との間に直列接続され、P型MOSト
ランジスタ(103)がオンした時の出力電流を積分す
るものである。演算増幅器(106)は、+端子が抵抗
(104)及びコンデンサ(105)の接続点と接続さ
れ、−端子が出力端子と接続される。即ち、演算増幅器
(106)は、出力端子から−端子に対し出力電圧が+
端子の積分電圧と等しくなる為の帰還をかけ、出力端子
からピーク電圧を出力する。詳しくは、演算増幅器(1
06)は、ランインクロック最上部のピーク電圧が直前
までのピーク電圧より大となった時に出力電圧をより大
なる値に更新し、また、ランインクロック最上部のピー
ク電圧が直前までのピーク電圧より小となった時に現在
の出力電圧を保持する。そして、演算増幅器(106)
の出力端子から得られるピーク電圧は比較器(101)
の−端子にも帰還される。即ち、比較器(101)は、
現在のランインクロック最上部のピーク電圧と直前まで
の随時更新されるピーク電圧とを比較する。
【0006】演算増幅器(106)から出力されるピー
クホールド電圧は後段回路(図示せず)で1/2に分圧
され、キャプションデータ、XDSデータ等を論理値
「0」「1」の複数ビットデータに判別する為の閾値電
圧(図4の一点鎖線)となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3のピーク
ホールド回路の場合、積分回路を構成する抵抗(10
4)及びコンデンサ(105)に対し、絶対的な抵抗値
及び容量を設定する必要がある。例えば、抵抗(10
4)の抵抗値は1MΩ、コンデンサ(105)の容量は
20pF程度に設定する必要がある。従って、図3回路
を集積化する場合、チップ面積を小とすることが困難と
なる問題があった。
【0008】そこで、本発明は、チップ面積を小とでき
るピークホールド回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に創作されたものであり、映像信号の特定の
水平走査期間に重畳されたデータを抜き取る際に使用す
るピークホールド回路であって、演算増幅器と、前記演
算増幅器の入出力間の帰還路に介在し、前記特定の水平
捜査期間のみ開く第1ゲート回路と、前記演算増幅器の
入出力間の帰還路に介在し、前記特定の水平捜査期間の
み容量変化を生じる第1コンデンサと、前記演算増幅器
の帰還路側の入力と接続され、前記第1コンデンサより
小容量の第2コンデンサと、前記第2コンデンサの両端
と前記演算増幅器の基準入力との間に介在し、前記特定
の水平捜査期間において周期的に開閉する第2及び第3
ゲート回路と、前記演算増幅器の帰還路側の入力と前記
第2コンデンサの一端との間に介在し、前記特定の水平
走査期間において前記第2及び第3ゲート回路と異なる
タイミングで開閉する第4ゲート回路と、前記第2コン
デンサの他端と接地との間に介在し、前記第4ゲート回
路と同一タイミングで開閉する第5ゲート回路と、を備
え、前記第1及び第2コンデンサの容量比に従い、前記
データのピーク値をホールドすることを特徴とする。
【0010】また、前記特定の水平走査期間以外におけ
る前記第1及び第2コンデンサの両端電圧は、前記演算
増幅器の基準入力電圧と等しいことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に従って具体
的に説明する。
【0012】図1は本発明のピークホールド回路を示す
回路図である。
【0013】図1において、比較器(1)は+端子に図
4に示すランインクロックが印加され、−端子に前段の
演算増幅器から出力されるピーク電圧が印加され、ラン
インクロックが現在のピーク電圧を超えたか否かを比較
するものである。即ち、比較器(1)は、ランインクロ
ックがピーク電圧より大の時にハイレベル(論理値
「1」)を出力し、ランインクロックがピーク電圧より
小の時にローレベル(論理値「0」)を出力する。制御
部(2)は、比較器(1)の出力レベルに応じて、信号
21H、信号Φ1、信号Φ2を出力するものである。
尚、信号21Hは21本目の水平走査期間でハイレベル
となる信号、信号Φ1は21本目の水平走査期間におい
てピーク電圧がランインクロック最大値より大となるま
で周期的に発生するパルス信号、信号Φ2は21本目の
水平走査期間においてピーク電圧がランインクロック最
大値より大となるまで信号Φ1と異なるタイミングで周
期的に発生するパルス信号である。信号Φ1、信号Φ2
のパルス幅は例えば200nsec程度である。演算増
幅器(3)は+端子に基準電圧Vdd/2が印加され
る。第1トランスミッションゲート(4)はP型MOS
トランジスタ及びN型MOSトランジスタのドレインソ
ースを接続したものであり、演算増幅器(3)の−端子
と出力端子との間に接続される。第1トランスミッショ
ンゲート(4)は信号21Hで開閉制御され、21本目
の水平走査期間でオフし、それ以外の水平走査期間でオ
ンする。第1コンデンサ(5)は演算増幅器(3)の−
端子と出力端子との間に接続される。即ち、演算増幅器
(3)は、21本目以外の水平走査期間では出力電圧が
映像信号のペデスタルレベルに固定される様に動作し、
第1コンデンサ(5)の両端電圧をVdd/2とする。
【0014】第2及び第3トランスミッションゲート
(6)(7)は信号Φ1で同時に開閉制御され、基準電
圧Vdd/2を伝達するものである。第4トランスミッ
ションゲート(8)は一端が演算増幅器(3)の−端子
と接続され、信号Φ2で開閉制御される。第2コンデン
サ(9)の一端は第4トランスミッションゲート(8)
の他端と接続される。N型MOSトランジスタ(10)
は、ドレインが第2コンデンサ(9)の他端と接続され
且つソースが接地され、信号Φ2でオンオフ制御され
る。21本目以外の水平走査期間では信号Φ1、Φ2は
各々ハイレベル、ローレベルに固定された状態となる。
即ち、第2及び第3トランスミッションゲート(6)
(7)がオンし、第4トランスミッションゲート(8)
及びN型MOSトランジスタ(10)がオフした状態と
なる。従って、第2コンデンサ(9)の両端電圧は基準
電圧Vdd/2となる。
【0015】尚、本発明の実施の形態において、第1及
び第2コンデンサ(5)(9)の容量を各々1.6p
F、0.1pFとする。また、第1、第2、第3、第4
トランスミッションゲート(4)(6)(7)(8)及
びN型MOSトランジスタ(10)は各々請求項1の第
1、第2、第3、第4、第5ゲート回路に相当する。
【0016】さて、21本目の水平走査期間が到来する
と、第1トランスミッションゲート(4)が信号21H
のハイレベルに従い常時オフした状態となる。即ち、第
1コンデンサ(5)の両端電圧が基準電圧Vdd/2の
固定状態から開放され、外部要因に基づき変動可能な状
態となる。同時に、第2及び第3トランスミッションゲ
ート(6)(7)が信号Φ1のローレベルに従いオフす
る。即ち、第1コンデンサ(5)と同様、第2コンデン
サ(9)の両端電圧が基準電圧Vdd/2の固定状態か
ら開放され、外部要因に基づき変動可能な状態となる。
その後、第4トランスミッションゲート(8)及びN型
MOSトランジスタ(10)が信号Φ2のハイレベルに
従いオンする。この時、第1及び第2コンデンサ(5)
(9)は演算増幅器(3)の出力端子と接地との間に直
列接続された状態となる。これより、第1及び第2コン
デンサ(5)(9)の接続点電圧は最初はVdd/2で
あるが、第1及び第2コンデンサ(5)(9)の容量比
に従い16:1に分圧されたVdd/34まで下降す
る。これに伴い、演算増幅器(3)は−端子電圧を基準
電圧Vdd/2に戻す為に出力電圧を(Vdd/2−V
dd/34)だけ上昇させる。この時、第1コンデンサ
(5)は放電経路を持たない為、演算増幅器(3)の出
力電圧は上昇した状態のまま保持される。その後、第2
及び第3トランスミッションゲート(6)(7)がオ
ン、第4トランスミッションゲート(8)及びN型MO
Sトランジスタ(10)がオフし、第2コンデンサ
(9)の両端電圧が基準電圧Vdd/2に戻る。以上の
動作を繰り返し、演算増幅器(3)の出力電圧がランイ
ンクロック最上部の電圧値より大となり保持されると、
比較器(1)の出力がローレベルに変化し、制御部
(2)は信号Φ1、Φ2を各々再びハイレベル、ローレ
ベルに固定する。演算増幅器(3)の出力電圧は分圧器
(11)で基準電圧Vdd/2と最大値との中間値に分
圧され、閾値電圧となる。
【0017】尚、ピークホールド動作は遅くともキャプ
ションデータ、XDSデータ等が到来する前に完了する
必要がある。その為には、第1及び第2コンデンサ
(5)(9)の容量比を適切な値に設定するだけで良
い。
【0018】以上より、 積分回路を構成する高抵抗(1MΩ程度)が不要とな
り、ピークホールド回路を集積化する際に小型化が可能
となる。
【0019】第1及び第2コンデンサ(5)(9)の
容量比がピークホールド動作を決定する為、従来の様な
絶対容量が不要となる。従って、小容量のコンデンサ
(pF程度)で済み、ピークホールド回路を集積化する
際に小型化、微細化が可能となる。
【0020】第1及び第2コンデンサ(5)(9)は
同一半導体基板上に集積化する為、特性ばらつきは均一
となる。従って、ピークホールド値がばらつくことは無
い。といった作用効果を奏する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ピークホールド動作を
行う際、高抵抗が不要となり、コンデンサが絶対容量を
要求されない為、ピークホールド回路を集積化した場合
に小型化及び微細化が可能となる。更に、第1及び第2
コンデンサを同一半導体基板上に集積化すれば、特性ば
らつきが均一となる為、ピークホールド値がばらつくこ
とも無い。といった利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピークホールド回路を示す回路図であ
る。
【図2】図1回路に使用する信号のタイムチャートであ
る。
【図3】従来のピークホールド回路を示す回路図であ
る。
【図4】21本目の水平走査期間の重畳情報を示す図で
ある。
【符号の説明】
(1) 比較器 (3) 演算増幅器 (4) 第1トランスミッションゲート (5) 第1コンデンサ (6) 第2トランスミッションゲート (7) 第3トランスミッションゲート (8) 第4トランスミッションゲート (9) 第2コンデンサ (10) N型MOSトランジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の特定の水平走査期間に重畳さ
    れたデータを抜き取る際に使用するピークホールド回路
    であって、 演算増幅器と、 前記演算増幅器の入出力間の帰還路に介在し、前記特定
    の水平捜査期間のみ開く第1ゲート回路と、 前記演算増幅器の入出力間の帰還路に介在し、前記特定
    の水平捜査期間のみ容量変化を生じる第1コンデンサ
    と、 前記演算増幅器の帰還路側の入力と接続され、前記第1
    コンデンサより小容量の第2コンデンサと、 前記第2コンデンサの両端と前記演算増幅器の基準入力
    との間に介在し、前記特定の水平捜査期間において周期
    的に開閉する第2及び第3ゲート回路と、 前記演算増幅器の帰還路側の入力と前記第2コンデンサ
    の一端との間に介在し、前記特定の水平走査期間におい
    て前記第2及び第3ゲート回路と異なるタイミングで開
    閉する第4ゲート回路と、 前記第2コンデンサの他端と接地との間に介在し、前記
    第4ゲート回路と同一タイミングで開閉する第5ゲート
    回路と、を備え、 前記第1及び第2コンデンサの容量比に従い、前記デー
    タのピーク値をホールドすることを特徴とするピークホ
    ールド回路。
  2. 【請求項2】 前記特定の水平走査期間以外における前
    記第1及び第2コンデンサの両端電圧は、前記演算増幅
    器の基準入力電圧と等しいことを特徴とする請求項1記
    載のピークホールド回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009250628A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Mitsubishi Electric Corp ピークホールド回路

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