JP3022030B2 - クランプ回路 - Google Patents

クランプ回路

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JP3022030B2
JP3022030B2 JP5048041A JP4804193A JP3022030B2 JP 3022030 B2 JP3022030 B2 JP 3022030B2 JP 5048041 A JP5048041 A JP 5048041A JP 4804193 A JP4804193 A JP 4804193A JP 3022030 B2 JP3022030 B2 JP 3022030B2
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博 小山
博康 新藤
一雅 千明
昌也 太田
周作 寺脇
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MOSトランジスタで
クランプ回路を実現した際、映像信号のペデスタルレベ
ルを精度良く所定電圧に固定できるクランプ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】米国では、難聴者でもテレビ放送を十分
に楽しめる様に、放送中の人物の喋りをリアルタイムで
字幕表示するクローズドキャプション機能を搭載したテ
レビ受像機が販売されている。字幕表示の為のキャプシ
ョンデータは映像信号の垂直帰線期間に存在する21本
目の水平走査期間に重畳している。そして、映像信号の
ペデスタルレベルを或る電圧にクランプし、該ペデスタ
ルレベルから或る値だけ離れた電圧でキャプションデー
タをスライスして「0」及び「1」から成る複数ビット
データを発生し、この複数ビットデータに信号処理を施
すことにより字幕表示を実現している。図2は上記した
クランプ動作を行う従来回路であり、正極性の映像信号
のペデスタルレベルをVdd/2にクランプする例であ
る。
【0003】図2において、(1)は映像信号の直流分
を除去するコンデンサであり、映像信号の交流分が端子
(2)に現れる。(3)(4)は電源Vdd及びアース間
に直列接続された値の等しい抵抗であり、その接続点か
らVdd/2が発生する。(5)は比較器であり、非反転
入力端子には抵抗(3)(4)の接続点に現れたVdd/
2が印加され、反転入力端子には端子(2)に現れた映
像信号の交流分が抵抗(6)を介して印加され、出力端
子から両入力の比較結果が出力される。(7)は比較器
(5)の比較出力に応じて開閉されるスイッチ回路であ
る。(8)は一端が電源Vddと接続され他端がスイッチ
回路(7)を介して比較器(5)の反転入力端子と接続
された定電流源である。(9)は一端が比較器(5)の
反転入力端子と接続され他端が接地された定電流源であ
る。ここで、各水平走査期間における映像信号及び同期
信号の面積比は平均的に約8:1である為に、定電流源
(8)の能力は定電流源(9)の能力に比べて9倍に設
定されている。尚、コンデンサ(1)、抵抗(6)及び
定電流源(8)(9)は積分器を構成しており、その時
定数は映像信号の為の同期信号の周期より非常に大きい
ものとする。
【0004】例えば比較器(5)の両入力において映像
信号がVdd/2より大の時、比較器(5)からローレベ
ルが出力され、スイッチ回路(7)は開状態となる。す
ると、コンデンサ(1)及び抵抗(6)の時定数に従っ
て、抵抗(6)の右方向に実線に示す定電流Iが流れ、
比較器(5)の反転入力端子は徐々にVdd/2まで下降
する。反対に比較器(5)の両入力において映像信号が
Vdd/2より小の時、比較器(5)からハイレベルが出
力され、スイッチ回路(7)は閉状態となる。すると、
コンデンサ(1)及び抵抗(6)の時定数に従って、抵
抗(6)の左方向に破線に示す定電流8Iが流れ、比較
器(5)の反転入力端子は前者に比べて8倍速でVdd/
2まで上昇する。即ち、比較器(5)が面積比8の映像
信号部分を比較するタイミングでは、比較器(5)の反
転入力端子は1倍速でVdd/2まで下降し、また比較器
(5)が面積比1の同期信号部分を比較するタイミング
では、比較器(5)の反転入力端子は8倍速でVdd/2
まで上昇することになるので、結果として、端子(2)
にはペデスタルレベルがVdd/2にクランプされた映像
信号が得られることになる。即ち、キャプションデータ
の最低レベルがVdd/2に固定された映像信号が得られ
ることになる。そして例えば3Vdd/4でキャプション
データをスライスして「0」及び「1」から成る複数ビ
ットデータを発生し、この複数ビットデータが表す文字
内容をマイクロコンピュータで判定し、テレビ画面上へ
の字幕表示を実行していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、マイクロコンピ
ュータの高集積化に伴い、図2のクランプ回路をMOS
トランジスタで構成してマイクロコンピュータ内部に取
り込む動きがある。該クランプ回路を構成する定電流源
(8)(9)は、通常各々1個のMOSトランジスタで
構成されており、詳しくは該MOSトランジスタを定電
流量に応じたサイズとし、該MOSトランジスタのゲー
ト及びドレインを短絡することで、所望の定電流を発生
する機能を実現している。特に、MOSトランジスタの
活性領域で定電流を発生させるには、ゲート及びソース
間のスレッショルド電圧を一定値に設定する必要があ
る。しかしながら、同一のMOSトランジスタを製造し
ようとしても、該MOSトランジスタの構造上必要とな
るゲート酸化膜厚、チャンネル不純物濃度等のばらつき
を無視できず、この結果、スレッショルド電圧及びこれ
に伴う定電流源(8)(9)の電流量がばらついてしま
い、映像信号のペデスタルレベルをVdd/2に確実にク
ランプすることができない問題があった。
【0006】そこで、本発明は、クランプ回路がMOS
トランジスタで構成される場合であっても、映像信号の
ペデスタルレベルを確実に所定電圧に固定することので
きるクランプ回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に創作されたものであり、映像信号のペデス
タルレベルを所定電圧に固定するクランプ回路におい
て、前記所定電圧と等しい基準電圧を発生する基準電圧
発生器と、前記映像信号を積分する積分器と、一方の入
力端子に前記基準電圧が印加され他方の入力端子に前記
積分器の積分電圧が印加される比較器と、一方の入力端
子に前記基準電圧が印加される演算増幅器と、前記映像
信号が前記基準電圧より大の時、前記比較器の出力電圧
が印加されて導通する第1スイッチングトランジスタ
と、前記第1スイッチングトランジスタの出力路の一端
と前記演算増幅器の他方の入力端子との間に直列接続さ
れ、前記第1スイッチングトランジスタが導通した時、
前記演算増幅器の他方の入力端子を前記基準電圧とする
為に、ペデスタルレベルと当該ペデスタルレベルを境に
正方向又は負方向に存在する映像信号波形とで囲まれた
面積と、前記ペデスタルレベルと当該ペデスタルレベル
を境に負方向又は正方向に存在する同期信号とで囲まれ
た面積との面積比のうち、何れか一方の面積比に応じた
第1定電流を流す値に設定された第1抵抗と、前記映像
信号が前記基準電圧より小の時、前記比較器の出力電圧
が印加されて導通する第2スイッチングトランジスタ
と、前記第2スイッチングトランジスタの出力路の一端
と前記演算増幅器の他方の入力端子との間に直列接続さ
れ、前記第2スイッチングトランジスタが導通した時、
前記演算増幅器の他方の入力端子を前記基準電圧とする
為に、ペデスタルレベルと当該ペデスタルレベルを境に
正方向又は負方向に存在する映像信号波形とで囲まれた
面積と、前記ペデスタルレベルと当該ペデスタルレベル
を境に負方向又は正方向に存在する同期信号とで囲まれ
た面積との面積比のうち、他方の面積比に応じた第2定
電流を流す値に設定された第2抵抗と、前記映像信号が
前記基準電圧より大の時、前記演算増幅器の出力電圧が
印加されて導通する第3スイッチングトランジスタと、
前記第3スイッチングトランジスタの出力路の一端と直
列接続され、前記第3スイッチングトランジスタが導通
した時に前記第1定電流が流れる様に値に設定された第
3抵抗と、前記第3スイッチングトランジスタと直列接
続され、前記映像信号が前記基準電圧より小の時、前記
演算増幅器の出力電圧が印加されて導通する第4スイッ
チングトランジスタと、前記第4スイッチングトランジ
スタの出力路の一端と直列接続され、前記第4スイッチ
ングトランジスタが導通した時に前記第2定電流が流れ
る様に値が設定された第4抵抗と、前記第3及び第4ス
イッチングトランジスタの直列接続点出力を前記演算増
幅器の他方の入力端子と接続する第1接続線と、前記映
像信号が前記基準電圧より大の時、前記演算増幅器の出
力電圧が印加されて前記第3スイッチングトランジスタ
と共に導通する第5スイッチングトランジスタと、前記
第5スイッチングトランジスタの出力路の一端と直列接
続され、前記第5スイッチングトランジスタが導通した
時に前記第1定電流が流れる様に値に設定された第5抵
抗と、前記第5スイッチングトランジスタと直列接続さ
れ、前記映像信号が前記基準電圧より小の時、前記演算
増幅器の出力電圧が印加されて導通する前記第4スイッ
チングトランジスタと共に導通する第6スイッチングト
ランジスタと、前記第6スイッチングトランジスタの出
力路の一端と直列接続され、前記第6スイッチングトラ
ンジスタが導通した時に前記第2定電流が流れる様に値
が設定された第6抵抗と、前記第5及び第6スイッチン
グトランジスタの直列接続点出力を前記比較器の他方の
入力端子と接続する第2接続線と、とを備えたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、映像信号のペデスタルレベル
を所定電圧に固定する為に、該ペデスタルレベルを境に
正方向及び負方向に存在する映像信号及び同期信号の面
積比に応じた第1及び第2定電流が必要となる。第1及
び第2定電流は第1及び第2スイッチングトランジスタ
が飽和領域で導通している時の出力電流を第1及び第2
抵抗で調節して得られるものである。従って、第1及び
第2スイッチングトランジスタのスレッショルド電圧の
ばらつきを無視でき、確実なクランプ動作を行うことが
できる。
【0009】
【実施例】本発明の詳細を図面に従って具体的に説明す
る。図1は本発明のクランプ回路であり、該クランプ回
路はMOSトランジスタで構成され、例えば映像信号の
ペデスタルレベルをVdd/2にクランプする様に動作す
るものである。尚、図1及び図2の間で同一の素子につ
いては同一符号を付すものとする。
【0010】図1において、(10)(11)は電源V
dd及びアース間に直列接続された抵抗値の等しい抵抗で
あり、その接続中点からVdd/2を発生する。(12)
は比較器であり、非反転入力端子には抵抗(10)(1
1)の接続点に現れたVdd/2が印加され、反転入力端
子には端子(2)に現れた正極性の映像信号の交流分が
抵抗(6)を介して印加され、出力端子から両入力の比
較結果が出力される。
【0011】(13)はPチャンネル型の第1スイッチ
ングトランジスタであり、ゲートは比較器(12)の出
力端子と接続され、ソースは電源Vddと接続されてい
る。そして、該第1スイッチングトランジスタ(13)
は、比較器(12)の両入力端子において映像信号がV
dd/2より大の時に飽和領域で導通する。(14)はN
チャンネル型の第2スイッチングトランジスタであり、
ゲートは比較器(12)の出力端子と接続され、ソース
は接地されている。そして、該第2スイッチングトラン
ジスタ(14)は、比較器(12)の両入力端子におい
て映像信号がVdd/2より小の時、第1スイッチングト
ランジスタ(13)とは相補的に飽和領域で導通する。
(15)(16)は第1及び第2スイッチングトランジ
スタ(13)(14)のドレイン間に直列接続された第
1及び第2抵抗であり、第1及び第2スイッチングトラ
ンジスタ(13)(14)が飽和状態で導通している時
の出力電流を調節する役目をするものである。即ち、ペ
デスタルレベルを境に正方向及び負方向に存在する映像
信号及び同期信号の面積比が平均的に8:1である為、
第1及び第2スイッチングトランジスタ(13)(1
4)が導通している時に第1及び第2抵抗(15)(1
6)を流れる電流が1:8となる様に、第1及び第2抵
抗(15)(16)の値を選択すればよい。特に、第1
及び第2スイッチングトランジスタ(13)(14)が
導通した時のドレインソース間抵抗が第1及び第2抵抗
(15)(16)の値より十分小さくなるならば、第1
及び第2抵抗(15)(16)の値を8:1に設定すれ
ばよい。尚、第1及び第2スイッチングトランジスタ
(13)(14)を飽和状態にすると該トランジスタの
スレッショルド電圧のばらつきを無視できる為、第1及
び第2抵抗(15)(16)を流れる電流を確実に1:
8とできる。以下、説明の都合上、第1及び第2抵抗
(15)(16)を流れる電流をI及び8Iとする。
尚、第1及び第2抵抗(15)(16)の設定が比較器
(12)に直接影響を与えない様に、後述する入力イン
ピーダンスが無限大の演算増幅器を設けている。
【0012】(17)は演算増幅器であり、非反転入力
端子には抵抗(10)(11)の接続点に現れるVdd/
2が印加され、反転入力端子には第1及び第2抵抗(1
5)(16)の接続点に現れる電圧が印加され、この結
果、両入力電圧の比較結果を出力するものである。(1
8)はNチャンネル型の第3スイッチングトランジスタ
であり、ゲートは演算増幅器(17)の出力端子と接続
され、ドレインは演算増幅器(17)の反転入力端子と
接続され、ソースは抵抗(19)を介して接地されてい
る。該第3スイッチングトランジスタ(18)は、第1
及び第2抵抗(15)(16)の接続点電圧がVdd/2
より小の時に飽和領域で導通し、第1スイッチングトラ
ンジスタ(13)と接続されて出力電流Iを流すもので
ある。(20)はPチャンネル型の第4スイッチングト
ランジスタであり、ゲートは演算増幅器(17)の出力
端子と接続され、ドレインは演算増幅器(17)の反転
入力端子と接続され、ソースは抵抗(21)を介して電
源Vddと接続されている。該第4スイッチングトランジ
スタ(20)は、第1及び第2抵抗(15)(16)の
接続点電圧がVdd/2より大の時、第3スイッチングト
ランジスタ(18)とは相補的に飽和領域で導通し、第
2スイッチングトランジスタ(14)と接続されて出力
電流8Iを流すものである。
【0013】(22)はNチャンネル型の第5スイッチ
ングトランジスタであり、ゲートは演算増幅器(17)
の出力端子と接続され、ドレインは比較器(12)の反
転入力端子と接続され、ソースは抵抗(23)を介して
接地されている。第5スイッチングトランジスタ(2
2)及び抵抗(23)の値は第3スイッチングトランジ
スタ(18)及び抵抗(19)の値と等しく、互いにミ
ラー動作を行う様になっている。即ち、第3及び第5ス
イッチングトランジスタ(18)(22)は演算増幅器
(17)の出力電圧に応じて同時に導通し、同時に出力
電流Iを流すことになる。(24)はPチャンネル型の
第6スイッチングトランジスタであり、ゲートは演算増
幅器(17)の出力端子と接続され、ドレインは比較器
(12)の反転入力端子と接続され、ソースは抵抗(2
5)を介して電源Vddと接続されている。第6スイッチ
ングトランジスタ(24)及び抵抗(25)の値は第4
スイッチングトランジスタ(20)及び抵抗(21)の
値と等しく、互いにミラー動作を行う様になっている。
即ち、第4及び第6スイッチングトランジスタ(20)
(24)は演算増幅器(17)の出力電圧に応じて同時
に導通し、同時に出力電流8Iを流すことになる。
【0014】まず、比較器(12)の反転入力端子に印
加される映像信号がVdd/2より大の時、比較器(1
2)の出力電圧がローレベルとなるのに伴い、第1スイ
ッチングトランジスタ(13)が導通し、演算増幅器
(17)の反転入力端子は第1抵抗(15)を流れる電
流Iに応じてVdd/2まで上昇し始める。一方、演算増
幅器(17)の出力電圧がハイレベルであるので、第3
スイッチングトランジスタ(18)が導通し、第1スイ
ッチングトランジスタ(13)、第1抵抗(15)、第
3スイッチングトランジスタ(18)及び抵抗(19)
の経路に電流Iが流れることになる。同時に、比較器
(12)の反転入力端子、第5スイッチングトランジス
タ(22)及び抵抗(23)の経路にも実線に示す電流
Iが流れることになる。反対に、比較器(12)の反転
入力端子に印加される映像信号がVdd/2より小の時、
比較器(12)の出力電圧がハイレベルとなるのに伴
い、第2スイッチングトランジスタ(14)が導通し、
更に、第4スイッチングトランジスタ(20)が導通
し、抵抗(21)、第4スイッチングトランジスタ(2
0)、第2抵抗(16)及び第2スイッチングトランジ
スタ(14)の経路に電流8Iが流れることになる。同
時に、抵抗(25)、第6スイッチングトランジスタ
(24)及び比較器(12)の反転入力端子の経路にも
破線に示す電流8Iが流れることになる。尚、該電流8
Iは、演算増幅器(17)の反転入力端子がVdd/2へ
下降する迄の時間だけ流れ続ける。従って、面積比8の
映像信号部分が比較器(12)で比較される時は、比較
器(12)の反転入力端子がVdd/2へ下降する様に、
コンデンサ(1)及び抵抗(6)が1倍速の積分動作を
行い、また面積比1の同期信号部分が比較器(12)で
比較される時は、比較器(12)の反転入力端子がVdd
/2へ上昇する様に、コンデンサ(1)及び抵抗(6)
が8倍速の積分動作を行う為、結果として、ペデスタル
レベルがVdd/2にクランプされた映像信号が端子
(2)に現れることになる。
【0015】以上より、実線に示す電流I及び破線に示
す電流8Iを決めるのに、第1及び第2スイッチングト
ランジスタ(13)(14)のスレッショルド電圧のば
らつきを無視できる為、映像信号のペデスタルレベルを
確実にVdd/2にクランプできる回路を提供できること
になる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、映像信号のペデスタル
レベルを所定電圧に固定する為に、該ペデスタルレベル
を堺に正方向及び負方向に存在する映像信号及び同期信
号の面積比に応じた第1及び第2定電流が必要である
が、第1及び第2定電流は第1及び第2スイッチングト
ランジスタが飽和領域で導通している時の出力電流を第
1及び第2抵抗で調節して得られるものである。従っ
て、第1及び第2スイッチングトランジスタのスレッシ
ョルド電圧のばらつきを無視でき、確実なクランプ動作
を行うことが可能となる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクランプ回路を示す図である。
【図2】従来のクランプ回路を示す図である。
【符号の説明】
(1) コンデンサ (6)(10)(11) 抵抗 (12) 比較器 (13) 第1スイッチングトランジスタ (14) 第2スイッチングトランジスタ (15) 第1抵抗 (16) 第2抵抗 (17) 演算増幅器 (18) 第3スイッチングトランジスタ (20) 第4スイッチングトランジスタ (22) 第5スイッチングトランジスタ (24) 第6スイッチングトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 昌也 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 寺脇 周作 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−210770(JP,A) 特開 昭62−164381(JP,A) 特開 昭62−165482(JP,A) 特開 昭63−268375(JP,A) 特開 昭63−175582(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号のペデスタルレベルを所定電圧
    に固定するクランプ回路において、 前記所定電圧と等しい基準電圧を発生する基準電圧発生
    器と、 前記映像信号を積分する積分器と、 一方の入力端子に前記基準電圧が印加され他方の入力端
    子に前記積分器の積分電圧が印加される比較器と、 一方の入力端子に前記基準電圧が印加される演算増幅器
    と、 前記映像信号が前記基準電圧より大の時、前記比較器の
    出力電圧が印加されて導通する第1スイッチングトラン
    ジスタと、前記第1スイッチングトランジスタの出力路の一端と前
    記演算増幅器の他方の入力端子との間に直列接続され、
    前記第1スイッチングトランジスタが導通した時、前記
    演算増幅器の他方の入力端子を前記基準電圧とする為
    に、ペデスタルレベルと当該ペデスタルレベルを境に正
    方向又は負方向に存在する映像信号波形とで囲まれた面
    積と、前記ペデスタルレベルと当該ペデスタルレベルを
    境に負方向又は正方向に存在する同期信号とで囲まれた
    面積との面積比のうち、何れか一方の面積比に応じた第
    1定電流を流す値に設定された第1抵抗と、 前記映像信号が前記基準電圧より小の時、前記比較器の
    出力電圧が印加されて導通する第2スイッチングトラン
    ジスタと、前記第2スイッチングトランジスタの出力路の一端と前
    記演算増幅器の他方の入力端子との間に直列接続され、
    前記第2スイッチングトランジスタが導通した時、前記
    演算増幅器の他方の入力端子を前記基準電圧とする為
    に、ペデスタルレベルと当該ペデスタルレベルを境に正
    方向又は負方向に存在する映像信号波形とで囲まれた面
    積と、前記ペデスタルレベルと当該ペデスタルレベルを
    境に負方向又は正方向に存在する同期信号とで囲まれた
    面積との面積比のうち、他方の面積比に応じた第2定電
    流を流す値に設定された第2抵抗と、 前記映像信号が前記基準電圧より大の時、前記演算増幅
    器の出力電圧が印加されて導通する第3スイッチングト
    ランジスタと、前記第3スイッチングトランジスタの出力路の一端と直
    列接続され、前記第3 スイッチングトランジスタが導通
    した時に前記第1定電流が流れる様に値に設定された第
    3抵抗と、 前記第3スイッチングトランジスタと直列接続され、
    記映像信号が前記基準電圧より小の時、前記演算増幅器
    の出力電圧が印加されて導通する第4スイッチングトラ
    ンジスタと、前記第4スイッチングトランジスタの出力路の一端と直
    列接続され、前記第4スイッチングトランジスタが導通
    した時に前記第2定電流が流れる様に値が設定された第
    4抵抗と、 前記第3及び第4スイッチングトランジスタの直列接続
    点出力を前記演算増幅器の他方の入力端子と接続する第
    1接続線と、 前記映像信号が前記基準電圧より大の時、前記演算増幅
    器の出力電圧が印加されて前記第3スイッチングトラン
    ジスタと共に導通する 第5スイッチングトランジスタ
    と、前記第5スイッチングトランジスタの出力路の一端と直
    列接続され、前記第5スイッチングトランジスタが導通
    した時に前記第1定電流が流れる様に値に設定された第
    5抵抗と、 前記第5スイッチングトランジスタと直列接続され、前
    記映像信号が前記基準電圧より小の時、前記演算増幅器
    の出力電圧が印加されて導通する前記第4スイッチング
    トランジスタと共に導通する 第6スイッチングトランジ
    スタと、前記第6スイッチングトランジスタの出力路の一端と直
    列接続され、前記第6スイッチングトランジスタが導通
    した時に前記第2定電流が流れる様に値が設定された第
    6抵抗と、 前記第5及び第6スイッチングトランジスタの直列接続
    点出力を前記比較器の他方の入力端子と接続する第2接
    続線と、 とを備えたことを特徴とするクランプ回路。
  2. 【請求項2】 前記積分器の時定数は前記同期信号の周
    期より大であることを特徴とする請求項1記載のクラン
    プ回路。
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