JP2000206125A - 走査型プロ―ブ顕微鏡の光軸調整補助装置 - Google Patents

走査型プロ―ブ顕微鏡の光軸調整補助装置

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JP2000206125A
JP2000206125A JP11007086A JP708699A JP2000206125A JP 2000206125 A JP2000206125 A JP 2000206125A JP 11007086 A JP11007086 A JP 11007086A JP 708699 A JP708699 A JP 708699A JP 2000206125 A JP2000206125 A JP 2000206125A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光てこ式光学検出系を備えた走査型プローブ顕
微鏡での光軸調整の初期段階で、分割型光検出器の受光
面で照射スポットが受光面の中心からどの方向にどの程
度離れているかを操作者に容易に知らせ、光軸調整の容
易化を図る。 【構成】光てこ式光学検出系を備える走査型プローブ顕
微鏡に用いられ、4分割光検出器11の受光面12を形
成する4つの受光部12a〜12dの各々に、受光部よ
りも大きな面積を有する導光板14a〜14dを、受光
部と導光板が部分的に重なるようにして付設する。複数
の導光板の各々でカンチレバーからの反射レーザ光を受
け、対応する受光部に当該レーザ光を導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査型プローブ顕微
鏡の光軸調整補助装置に関し、特に、例えば原子間力顕
微鏡のごとき光てこ式光学検出系を備えた走査型プロー
ブ顕微鏡においてレーザ光源から光検出器までの光軸調
整を容易に行えるようにした光軸調整補助装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図11〜図14を参照して走査型プロー
ブ顕微鏡での従来の光軸調整の仕方を説明する。図示さ
れた走査型プローブ顕微鏡は原子間力顕微鏡であるとす
る。また光軸調整とは、原子間力顕微鏡の光てこ式光学
検出系においてレーザ光源からのレーザ光が適切にカン
チレバーの背面で反射して光検出器に入射するように設
定することをいう。従来の光軸調整は、操作者の手動操
作によって行われていた。図11はカンチレバーおよび
光てこ式光学検出系を備える原子間力顕微鏡の要部の構
成を概略的に示している。
【0003】測定対象である試料101に対して、先端
に探針102を有するカンチレバー103が配置されて
いる。104はカンチレバーホルダの一部である。探針
102と試料101の表面との距離は両者の間に原子間
力が作用する程度の距離である。試料表面の凹凸形状の
測定では探針102が試料表面に沿って移動することが
必要であり、そのため探針と試料表面との距離は制御機
構によって一定の距離に保持される。探針と試料表面の
距離の変化はカンチレバー103のたわみ変形による変
位によって検出される。カンチレバー103のたわみ変
形による変位を検出する機構として光てこ式光学検出系
が設けられる。光てこ式光学検出系は、レーザ光源10
5と反射作用を生じるミラー106,107と4分割光
検出器108とから構成される。光てこ式光学検出系の
光軸調整が完了し測定が行われる際には、レーザ光源1
05から出射されたレーザ光109はミラー106で反
射され、カンチレバー103の背面に導かれ、カンチレ
バー背面で反射されたレーザ光109はさらにミラー1
07で反射され、4分割光検出器108の受光面に導か
れる。カンチレバー103の変位は、4分割光検出器1
08上のレーザ光109の照射スポットの位置変化とし
て検出される。またカンチレバー103の上方位置には
TVカメラ110を備えた光学顕微鏡111が配置さ
れ、光学顕微鏡111によってカンチレバー103の背
面が観察されている。なお4分割光検出器108から出
力された検出信号は制御装置に送られ、当該検出信号に
よって表示装置にレーザ光の受光位置を表示することが
できる。光学顕微鏡111で観察された像はTVカメラ
110により映像信号として制御装置に送られ、表示装
置に表示される。図11で制御装置と表示装置の図示は
説明の簡便化のため省略されている。
【0004】上記構成においてミラー106,107に
は手動で操作される位置調整機構が設けられる。光軸調
整は、測定を行う操作者がミラー106,107の位置
調整機構を操作することにより行われる。従来の光軸調
整は下記の2つのステップから成っていた。
【0005】光軸調整の第1のステップは、カンチレバ
ー103の背面の反射表面にレーザ光109の照射スポ
ットを当てることである。カンチレバー103上のスポ
ット位置の確認は、光学顕微鏡111で得られる像に基
づいて行われる。その例を図12に示す。図12はカン
チレバー103とその周辺部を光学顕微鏡111によっ
て上方から見た像である。第1のステップでは、最終的
にレーザ光109の照射スポットをカンチレバー103
の背面に当てる。この操作は光学顕微鏡111による像
を見ながらミラー106の位置調整機構を手動操作にす
ることにより行われる。112はカンチレバー103の
背面に当てられたレーザ光の照射スポットを示してい
る。カンチレバー103の背面に照射スポットを当てる
前の段階では、レーザ光の照射スポットはカンチレバー
ホルダ104の上面に当てるようにすることが好まし
い。113はカンチレバーホルダ104の上面に当てら
れた照射スポットを示している。このようにする理由
は、カンチレバー103は空中に浮いた状態で保持さて
いるので、照射スポットがカンチレバー103の背面か
ら外れていると、スポット位置を確認することが困難で
あるからである。このためスポット位置を確認しやすい
カンチレバーホルダ104の上面に当てる。第1のステ
ップの操作では、レーザ光の照射スポットを位置113
から位置112に矢印114のように移動させることに
なる。図13は第1のステップでのレーザ光109の移
動(矢印115)を示した側面図である
【0006】光軸調整の第2のステップは、カンチレバ
ー103の背面で反射されたレーザ光109に基づく照
射スポットを4分割光検出器108の受光面の中心に当
てることである。4分割光検出器108上のスポット位
置の確認は、その検出信号に基づいて行われる。4分割
光検出器における照射スポットの調整を図解したものが
図14である。図14は4分割光検出器108の受光面
およびその周辺領域におけるスポットの移動状態〜
を示している。第2のステップでは、最終的にレーザ光
109の照射スポット116を4分割光検出器108の
受光面の中心位置に当てる。この操作はミラー107の
位置調整機構を手動操作することにより行われる。
【0007】ミラー107の位置調整機構を操作してレ
ーザ光109を4分割光検出器108に導くとき、照射
スポットが4分割光検出器108の受光面の一部に当た
っていれば、受光面の中心に照射スポットを導くことは
容易である。図14においてに示される状態である。
すなわち4分割光検出器108ではその受光面を例えば
1/4円形の4つの部分a,b,c,dに分け、それら
の検出出力信号をSa〜Sdとし、4分割光検出器10
8の全出力信号Ss、垂直変位成分Sv、水平変位成分
Shは、それぞれ、Ss=Sa+Sb+Sc+Sd、S
v={(Sa+Sb)−(Sc+Sd)}/Ss、Sh
={(Sa+Sc)−(Sb+Sd)}/Ssとして得
られるので、Ssが最大になり、さらにSvとShが最
小になるようにミラー107を調整すればよい。Svと
Shが共に0になればレーザ光109の照射スポット1
16は受光面の中心位置に設定されたことになる。
【0008】一方、カンチレバー103は同じ規格のカ
ンチレバーであっても表面のコーティングにより生じる
反りや、カンチレバー自身の固定法に応じてレーザ光の
反射方向が大きくばらつき、レーザ光の照射スポットが
4分割光検出器108から大きく離れた位置に当たるこ
ともある。この状態を図14のに示す。116は照射
スポットの位置である。この状態のときには、Ssは0
であり、4分割光検出器108から出力される検出信号
から何の情報も得られないので、スポット位置が完全に
不明である。前述のように、第2のステップではミラー
107を操作してSsの信号を得るようにするのである
が、現在どの位置にあるのかが分からないので、最初に
どの方向に移動させるべきかが不明である。従来、現実
的には、Ssを監視しながら照射スポット116を適当
に大きく動かし、Ssの出力が出た段階で止めるように
していた。このような状態は図14のに対応するの
で、前述した通り、スポットを中心位置へ移動するよう
に調整することができる。
【0009】以上のごとく第1のステップと第2のステ
ップを実行することにより、光てこ式光学検出系に関す
る光軸調整が完了した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】光てこ式光学検出系に
おける従来の光軸調整は、測定操作者の手動で行われて
おり、第1ステップでカンチレバーに照射スポットを合
わせるときに人の目が不可欠であり、通常、第2ステッ
プの初期段階で試行錯誤が必要なことが多い。特に第2
ステップの最初の段階では、比較的に容易な試行錯誤に
よる照射スポットの動きで運良く検出することができる
場合もあるが、例えばカンチレバーの取付不良等が原因
で照射スポットが光検出器の受光面の調整可能範囲の外
まで大きく外れることがある。このような場合には、試
行錯誤によってはほとんど検出できない。このような調
整不可能な場合には、他にとる手段もなく、結果的に試
行錯誤に長い時間を使った挙げ句「原因が分からなかっ
た」ということになる。
【0011】本発明の目的は、上記課題を解決すること
にあり、光てこ式光学検出系を備えた走査型プローブ顕
微鏡における光てこ式光学検出系の光軸調整作業の初期
段階で、4分割光検出器の受光面において照射スポット
が受光面の中心からどの方向にどの程度離れているかを
測定操作者が容易に知ることができ、光軸調整作業の容
易化を図ることのできる走査型プローブ顕微鏡の光軸調
整補助装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
走査型プローブ顕微鏡の光軸調整補助装置は、上記目的
を達成するため、次の通り構成される。本発明に係る光
軸調整補助装置は、試料に対向して配置される探針を備
えたカンチレバーと、レーザ光を出射するレーザ光源
と、レーザ光が入射される受光面を有しかつこの受光面
が複数の受光部に分割されて成る光検出器とを備え、反
射部を利用して、レーザ光源から出射されるレーザ光を
カンチレバーの背面へ導いてここに照射させ、カンチレ
バーの背面で反射されたレーザ光を光検出器へ導きその
受光面に入射させるように構成された光てこ式光学検出
系を備える走査型プローブ顕微鏡に用いられる。第1の
光軸調整補助装置は、光検出器の受光面を形成する複数
の受光部の各々に、受光部よりも大きな面積を有する導
光板を、受光部と導光板が部分的に重なるようにして付
設し、これらの大きな面積を有する複数の導光板の各々
でカンチレバーからのレーザ光を受け、対応する受光部
に当該レーザ光を導くように構成される。光検出器の受
光面を形成する各受光部は、導光板によって、カンチレ
バー側から到来するレーザ光を受ける面積が実質的に拡
大され、当該レーザ光の入射を確実に行うことが可能と
なる。また複数の導光板の各々は、レーザ光が当たった
とき、その内部で、当該レーザ光を散乱させながら伝播
させる作用を生じ、レーザ光が当たったことを、光検出
器の受光面における対応する受光部に検出させることが
可能となる。従って光軸調整を行う操作者は、光検出器
から出力される検出出力をモニタすることによって、カ
ンチレバーの背面で反射されたレーザ光の受光を確実に
知ることができ、これによって従来の試行錯誤を行うこ
となく、光検出器の受光面へのレーザ光の入射を行うこ
とが可能となる。第2の光学調整補助装置は、上記の構
成において、好ましくは、複数の導光板が互いに光学的
に分離されて形成されており、その結果、ある導光板に
入射した光が他の導光板に入ることを防止している。こ
の構成によって、レーザ光、どの受光部の導光板に入射
したかを正確に知ることができ、光軸調整の作業を正確
に行うことが可能となる。第3の光軸調整補助装置は、
さらに、光検出器における複数の受光部で形成される受
光面の中心部は、当該中心部に対応する領域を形成する
複数の導光板の部分が除去されることにより、外方に開
放される。通常、導光板の角部が切り欠かれ、例えば全
体として円形の孔のごとき形状をしたスペースが形成さ
れる。受光面の中心部は当該スペースを介してレーザ光
の到来方向に臨んでいる。第4の光軸調整補助装置は、
好ましくは、光検出器の検出出力感度特性において、受
光面の中心での感度がほぼ0であり、かつ受光面の中心
近傍から導光板の周縁に向かって感度が低下するように
設定される。その結果、レーザ光が光検出器によって検
出されているとき、当該レーザ光の入射位置を、検出出
力に基づいて知ることができ、そのために、レーザ光を
受光面の中心位置に位置合わせすることが可能となる。
このように容易に光軸調整を行うことが可能となる。第
5の光軸調整補助装置は、好ましくは、前述の分割型光
検出器が4分割の受光面を有する場合に対応して構成さ
れ、4枚の導光板からなり、各導光板は正方形の板材に
よって形成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0014】図1と図2は本発明に係る走査型プローブ
顕微鏡の光てこ式光学検出系に使用される光検出器の一
例を示し、この光検出器は一例としてその受光面が4分
割された形態を有している。走査型プローブ顕微鏡は、
従来技術に関して図11で示された原子間力顕微鏡を想
定している。原子間力顕微鏡に関しては従来技術の箇所
で説明したので、先の記述を参照することとし、ここで
は図示および説明を省略する。また光てこ式光学検出系
は、前述の通り、レーザ光源、先端に探針を備え背面に
反射部を有するカンチレバー、上記光検出器、および必
要な反射ミラーとから構成されている。光てこ式光学検
出系も、従来技術の箇所で説明されているので、先の記
述を参照することとし、ここではその図示および説明を
省略する。光検出器は、その受光面が4分割されている
ので、以下、4分割光検出器という。図1は正面図であ
り、図2は側面図である。正面図に示される通り、4分
割光検出器11の上面に、受光面12が形成されてい
る。受光面12は、好ましくは正方形の形状を有する小
形の4つの受光部(または受光区画)12a,12b,
12c,12dから構成される。受光面12は全体とし
て例えば正方形の形状を有し、当該正方形面積を有する
受光面は、互いに分割されかつ検出部として互いに独立
した小さい部分面積を有する受光部12a〜12dから
形成されている。なお、4分割光検出器12には、通
常、市販のものが使用される。例えば、浜松ホトニクス
社製の多素子型Siフォトダイオード(S5981)が
使用される。このような光検出器に関しては受光面の面
積が大きいものも市販されているが、小型化の観点から
比較的に面積が小さいものが使用される。その結果、反
対に、カンチレバーの背面で反射されたレーザ光が4分
割光検出器の受光面に当たることに関しては、困難性が
増すことになる。そこで、本発明による光軸調整補助装
置を利用することによって、受光面が比較的に小さい4
分割光検出器を用いても、光軸調整の作業を容易に行う
ことができるようになる。
【0015】図1に示すように、4分割光検出器11の
頭部11aは、外観が偏平円柱城の形態を有する金属容
器(センサパッケージ)で形成されている。内部に、受
光面12の各受光部12a〜12dで受光されたレーザ
光を電気に変換し、かつ所定のレベルに増幅する増幅器
が内蔵されている。また図2に示すように、4分割光検
出器11の下側には頭部11aの下面から引き出された
ピン状の複数の電気配線13が設けられている。電気配
線13の本数は任意であって、特に限定されない。4分
割光検出器11が原子間力顕微鏡の光てこ式光学検出系
の一部として設けられるとき、4分割光検出器はカンチ
レバーおよび探針の斜め上方位置に配置され、かつその
受光面12がカンチレバーの背面に向うように配置され
る。
【0016】図3と図4は、本発明に係る光軸調整補助
装置の要部構成を示し、光軸調整補助具を前述の4分割
光検出器12に設けた構成を示す。図3は正面図、図4
は側面図である。図3は図1に対応し、図4は図2に対
応している。図5は光軸調整補助装置の作用を説明する
ための図である。以下において光軸調整補助具のことを
説明の便宜上単に補助具という。
【0017】補助具14は、4分割光検出器11の受光
面12の4つの受光部12a〜12bに対応する4枚の
板材14a〜14dから形成されている。これらの板材
14a〜14dは導光板としての機能を有する。すなわ
ち、導光板とは、板材の1つの面にレーザ光等の光が入
射されると、板材そのものがその内部で光を散乱させて
伝播させるものであり、外部から見ると、光が当たると
き全体が明るくなるような部材である。このような導光
作用を生じる板材としては、任意の材質を使用でき、例
えばアクリル等の樹脂板のごとき半透明の板材、あるい
は背面側に遮光面を有する透明板材、その他ガラスファ
イバ等の光伝送体などを使用することができる。従っ
て、上記の板材の一部の明るさ状態を監視するとき、他
の部分で光が当たったか否かを検出することが可能とな
る。以下、板材14a〜14dを導光板という。
【0018】4枚の導光板14a〜14dの各々は同じ
形態を有する。正面形状は、ほぼ正方形であり、かつ望
ましい厚みを有する板状形態である。その厚みは任意に
決めることができる。また正面形状における面積も任意
に決めることができる。4枚の導光板14a〜14dの
各々は、4分割光検出器11の受光面12の前面位置
に、隙間をあけてあるいは接触させて、図3および図4
に示すような位置関係で固定されている。図では、固定
構造は示されていないが、任意の固定構造を採用するこ
とができる。特に図3に示されるごとく、受光部12a
に対しては導光板14aが、受光部12bに対しては導
光板14bが、受光部12cに対しては導光板14c
が、受光部12dに対しては導光板14dがそれぞれ一
定の隙間18を設けて配置されている。正方形の受光部
12a〜12dと正方形の導光板14a〜14dのそれ
ぞれは、導光板の内側に位置する角部位置で部分的に重
なるように位置が決められている。導光板14a〜14
dの内側に位置する角部は、先端頂部がほぼ1/4円の
形状に切り欠かれている。その結果、4枚の導光板14
a〜14dの内側角部の部分によってほぼ円形のスペー
ス15が形成される。この円形のスペース15を介し
て、受光面12を形成する4つの受光部12a〜12d
の各々の一部がレーザ光が到来する方向に臨んでいる。
各受光部12a〜12dは、各々の切り欠き部で形成さ
れる孔状のスペース15を通してレーザ光を受光するこ
とが可能となる。一方、各受光部12a〜12dは、各
導光板14a〜14dの当該切り欠きが形成された角部
の近傍で部分的に重なっているために、対応する導光板
14a〜14dに光が当たって当該導光板で光を伝播す
るとき当該光を受光し、検出することができる。
【0019】受光面12を形成する各受光部12a〜1
2dの面積と対応する導光板14a〜14dの面積との
比は、必要に応じて任意に定められる。すなわち、受光
部12a〜12dに対してどの程度大きな導光板14a
〜14dを設けるかということについては、経験的に得
られた知見に基づいて、容易な光軸調整を可能にする適
切な大きさの導光板が決定される。導光板の好ましい寸
法として、上限は10mm程度である。
【0020】図5に一例として導光板14bの作用を示
す。レーザ光16がカンチレバーの背面で反射されて4
分割光検出器11の側へ到来するときにおいて、レーザ
光16の位置が4分割光検出器11の受光面12の外側
の位置にあったとしても、4枚の導光板14a〜14d
からなる補助具14の範囲であって例えば導光板14b
に入射したとすると、当該レーザ光16は、実質的に矢
印17のごとく導光板14bの中を伝播し、対応する受
光部12bによって、レーザ光16の導光板14bへの
入射を検出することが可能となる。図5に示した矢印1
7では、導光板14bに入射したレーザ光16があたか
も反射を繰り返しながら進行するようなイメージで示さ
れているが、実際には、導光板14bにレーザ光16が
入射することによってその明るさが、対応する受光部1
2bによって検出されるというイメージである。図5に
示された、4分割光検出器11の受光面12の受光部1
2bと導光板14bとの間に生じる作用の関係は、他の
受光部12a,12c,12dと、対応する導光板14
a,14c,14dとの関係においても同じである。従
って、光軸の調整の際において、4つの受光部12a〜
12dから出力される信号に基づいてレーザ光がどの位
置に存在するかを知ることができる。
【0021】上記において、上記実施形態で示された構
成によれば4つの導光板14a〜14dは別々に作ら
れ、かつ隙間を設けて配置されるので、或る導光板の内
部の光が漏れて他の導光板の中に入るということは生じ
ない。
【0022】光軸調整補助具については、図6または図
7に示すような変形例を用いることもできる。図6に示
した補助具114は一枚状の導光板の中央に孔115を
あけると共に、十字形状に切れ目116を形成して領域
114a〜114dを形成している。領域114a〜1
14dはそれぞれ上記導光板14a〜14dに対応して
いる。かかる構造を採用することにより、作り方、組立
て方が容易となる。また図7に示した補助具214は、
前述の導光板14a〜14dを遮光板215を介して結
合し、一体として形成したものである。かかる補助具に
よれば、4分割光検出器に補助具を取り付ける際に、取
付方を容易にすることができる。
【0023】次に、図8〜図10を参照して上記補助具
14を備える4分割光検出器11を利用した光軸調整の
仕方を説明する。
【0024】光てこ式光学検出系を備えた走査型プロー
ブ顕微鏡の当該光てこ式光学検出系における光軸調整の
作業の全体は、従来技術の箇所で述べた通りである。こ
こで要約的に述べると、まずレーザ光源から出射された
レーザ光の位置を制御しながら導いてカンチレバーの背
面に形成された反射領域に当てる第1ステップと、カン
チレバーの背面で反射されたレーザ光を4分割光検出器
の受光面に入射するようにレーザ光の位置を調整する第
2ステップとからなっている。第1ステップが終了し、
第2ステップを行う段階で、カンチレバーの背面で反射
されたレーザ光が4分割光検出器11の受光面の近傍に
照射された状態にする。最初からレーザ光の照射スポッ
トが受光面12に入射されるのであれば、第2ステップ
は終了し、何の問題もなく短時間で第2ステップを終え
ることができる。このようなことが起きるのは希であ
り、通常、レーザ光の照射スポットは受光面12の外側
の位置であって受光面の近傍に位置するのが、経験的に
一般的に認められている。
【0025】一方、前述の通り、本実施形態による4分
割光検出器11の受光面12の4つの受光部12a〜1
2dの各々には補助具14を構成する4枚の導光板14
a〜14dが付設されている。従って、カンチレバーか
らの反射で到来したレーザ光は、受光面12から外れて
いても、一般的には補助具14の4枚の導光板14a〜
14dのいずれかによって捕捉される。すなわち、4枚
の導光板14a〜14dのいずれかに入射するであろう
と考えられる。またかかる入射が高い確率で起きること
を想定して、導光板14a〜14dの面積が設定され
る。その結果、図8に示される例では、レーザ光16の
照射スポット16aが導光板14bに形成された状態を
示している。このような導光板14bにおけるレーザ光
の入射状態が生じることによって、レーザ光16を、4
分割光検出器11の受光面12に容易に入射させること
が可能となる。
【0026】図8において、導光板14bにレーザ光1
6が入射するとき、当該レーザ光によって導光板14b
の内部では散乱光が生じる。その散乱光は、4分割光検
出器11の受光面12の受光部12bによって感知され
る。
【0027】図8の(A),(B),(C)は、導光板
14bの外側位置に入射したレーザ光の照射スポット1
6aがその位置を調整されて(A)から(C)のごとく
受光面12の中心位置に導かれる状態を示す。また図9
は、図8の(A)〜(C)に示された状態に対応させ
て、(A)ではレーザ光16の照射スポット16aの強
度分布の例を示し、(B)は照射スポットの位置に対応
する4分割光検出器11の検出出力(水平方向の検出感
度)Shのレベル(感度)を示している。図9(A)に
おける照射スポット16aの位置,,はそれぞれ
図8の(A),(B),(C)のそれぞれに対応してい
る。図9(B)で横軸は図8に示した2次元座標系
(X,Y)のX軸を示しており、図から明らかなよう
に、受光面12の中心位置に照射スポット16aが当た
るときにはレベルは0であって検出出力Shの変化特性
が顕著になる。受光部12bと導光板14bとの境界部
に照射スポット16aがあるときには、検出出力Shは
中間的レベルとなり、かつ中間的な変化割合で変化して
いる。照射スポット16aが導光板14bの周縁の位置
にあるときには、周縁に近付くに従って検出出力Shの
特性は緩やかに低下していく。従って、X軸方向に関す
る照射スポット16aの位置は、4分割光検出器11の
例えば受光部12a,12bに関する検出出力のレベル
を調べることによって知ることができる。換言すれば、
4分割光検出器11から出力される信号のレベルおよび
その変化状態を得ることによって、レーザ光16が導光
板14a〜14dに入射したとき、当該入射位置から内
側に移動させ、さらに4分割光検出器11の受光面12
の中心位置に調整することを容易に行うことが可能とな
る。以上の検出出力に関する特性は、水平方向であって
も同じである。
【0028】レーザ光17が導光板14a〜14dで捕
捉されたとき、通常は、図8の(A)に示されるごとく
各導光板における外側位置であって周縁部で捕捉される
ので、その検出出力は弱いものとなるが、当該検出出力
が強くなるように光軸を手動で調整することにより、反
射レーザ光を受光面12の中心位置の方向に移動させる
ことが可能となる。
【0029】図8の(B)に示すような位置に照射スポ
ット16aが移動すると、レーザ光の半分は、導光板経
由ではなく直接に受光部12bに入射するので、前述の
ごとく検出出力は増す。これにより、4分割光検出器1
1の出力をモニタする測定操作者は、照射スポットが受
光面の中心に接近しつつあることを知ることができる。
そこで、さらに操作者は、4分割光検出器11の検出出
力が増加し、最終的に大きく変化して0になるように調
整を行う。4分割光検出器11の検出出力が0になる
と、光軸調整作業は完了することになる。
【0030】以上のごとく、4分割光検出器11の受光
面12に対して、前述のごとき構成に基づいて補助具1
4を付設することにより、カンチレバーの背面から反射
されるレーザ光16の照射スポット16aを比較的に高
い確率で補助具14により捕捉させ、その後、4分割光
検出器11からの出力特性を観察しながら、容易にその
受光面の中心位置にレーザ光を移動させ、光軸調整の作
業を容易にかつ短時間に終了させることが可能となる。
カンチレバーの変換は、原子間力顕微鏡による測定作業
では比較的に頻繁に生じ、カンチレバーを変換した初期
段階で、補助具14を構成する導光板14a〜14dを
経由してレーザ光を入射させることができるため、従来
のごとき4分割光検出器単体では不可能であった検出器
周辺へのレーザ光入射も検出することができる。さら
に、周辺のレーザ光の入射がどのような方角でどの位離
れた位置であるのかを知ることができるという利点も有
している。このことは、光軸調整の作業者にとっては、
光軸の調整の仕方を決定する有用な情報である。従来の
光軸調整の仕方と比較して、本実施形態による方法は試
行錯誤の過程が全く必要ない、あるいは少なくなるの
で、経験に依存する部分が低減され、熟練でない操作者
にも容易に行うことができる。
【0031】また光軸調整が完了した後に、光てこ式光
学検出系を用いて原子間力顕微鏡による測定が行われ
る。この測定では、4分割光検出器11の検出出力の特
性において0の近傍部分の感度が最大である部分にのみ
が使用される。図9の(B)で19が測定で使用される
範囲である。従って、補助具14を4分割光検出器11
に付設したとしても、前述のごとく円形のスペースが受
光面12の中央部に形成されて、レーザ光の入射を可能
にしているので、測定時の4分割光検出器11の検出作
動に対して補助具14は全く影響を与えることはない。
【0032】次に、図10を参照しながら、本実施形態
による補助具16を付設する構成が、大きな受光面積を
有する4分割光検出器よりも、光軸調整にとってはより
有効な働きを発揮するということを説明する。図10に
おいて、この4分割光検出器では、導光板が付設され
ず、前述の受光部12a〜12dと導光板14a〜14
dを加えてなる面積とほぼ同等な受光面積を有する受光
部を備えて構成されている。この受光部は、図10にお
いて2つだけが示され、20a,20bという符号が付
されている。かかる受光部20a,20bを有する4分
割光検出器で、例えば照射スポット16aが受光部20
bに入射したと仮定する。この場合、図10の〜に
示されるごとく、照射スポットが移動して周縁部から中
心部に移動したとしても、その検出出力の特性21から
明らかなように、中心部を除くどの位置(この例ではX
軸方向での位置)でも出力レベルが同じ、すなわち位置
に応じて出力レベルが異ならないので、光軸調整の作業
者はどの方向へ移動させるように調整したらよいか全く
判断を持つことができないという問題を生じる。結局
は、前述の本発明の実施形態のように、光軸調整を行う
ことができないのである。以上の説明により、本発明の
光軸調整補助具を備えた4分割光検出器を利用した光て
こ式光学検出系によれば、光軸調整を有効に行うことが
できるという利点が発揮される。
【0033】上記実施形態では原子間力顕微鏡について
説明したが、これに限定されず、光てこ式光学検出系を
備える走査型プローブ顕微鏡に本発明による光軸調整補
助装置を適用できるのは勿論である。また光軸調整補助
装置は4分割光検出器に使用されたが、これに限定され
ず、その他の分割数の光検出器に対しても変形して使用
できるのは勿論である。かかる光軸調整補助装置は、多
素子型光検出器の受光領域を実質的に拡大することがで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、光てこ式光学検出系を備えた走査型プローブ顕微
鏡において、分割型光検出器の受光面の近くに各分割素
子に対応する導光板からなる光軸調整補助具を設けるこ
とにより、光検出器の受光面を実質的に広範囲化したた
め、カンチレバーの背面で反射されたレーザ光の入射を
容易に行うことができる。さらに小さい面積の受光素子
と大きな面積の導光板を組み合わせることにより、光検
出器の検出出力特性(感度特性)を位置に応じて異なら
せるように構成したため、導光板における外側周縁で捕
捉したレーザ光を光検出器の受光面の中心位置に容易に
かつ確実に移動させることができる。かかる光軸調整補
助具を備えた分割型光検出器を用いたため、従来では経
験の少ない測定操作者であっても、光軸調整を、光検出
器から出力される検出信号を監視することによって容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光軸調整補助装置が適用される4
分割光検出器の正面図である。
【図2】図1に示した4分割光検出器の側面図である。
【図3】図1に示した4分割光検出器に本発明に係る光
軸調整補助装置を適用した正面図である。
【図4】図3に示した4分割光検出器の側面図である。
【図5】光軸調整補助具の導光板の作用を説明するため
の図である。
【図6】光軸調整補助具の他の例を示す正面図である。
【図7】光軸調整補助具の他の例を示す正面図である。
【図8】本発明に係る光軸調整補助装置に基づく光軸調
整の仕方を説明するための図である。
【図9】光軸調整補助具を備えた4分割光検出器の検出
出力特性を説明する図である。
【図10】大きな受光面積を有する受光部を用いて構成
された4分割光検出器の検出出力特性を説明する図であ
る。
【図11】従来の光軸調整を説明するための概略側面図
である。
【図12】カンチレバー部分の拡大平面図である。
【図13】カンチレバー部分の拡大側面図である。
【図14】4分割光検出器の受光面でスポット位置を中
心に移動させる制御状態を示す図である。
【符号の説明】
11 4分割光検出器 12 受光面 12a〜12d 受光部 14 光軸調整補助具 14a〜14d 導光板 15 スペース 16 レーザ光 16a 照射スポット 114,214 光軸調整補助具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料に対向して配置される探針を備えた
    カンチレバーと、レーザ光を出射するレーザ光源と、レ
    ーザ光が入射される受光面を有しかつこの受光面が複数
    の受光部に分割されて成る光検出器とを備え、反射部を
    利用して前記レーザ光源から出射されるレーザ光を前記
    カンチレバーの背面へ導き、前記カンチレバーの背面で
    反射されたレーザ光を前記光検出器へ導く光てこ式光学
    検出系を備える走査型プローブ顕微鏡において、 前記光検出器の前記受光面を形成する複数の前記受光部
    の各々に、前記受光部よりも大きな面積を有する導光板
    を、前記受光部と導光板が部分的に重なるようにして付
    設し、複数の前記導光板の各々で前記カンチレバーから
    のレーザ光を受け、対応する前記受光部に当該レーザ光
    を導くように構成したことを特徴とする走査型プローブ
    顕微鏡の光学調整補助装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記導光板は互いに光学的に分離
    されていることを特徴とする請求項1記載の走査型プロ
    ーブ顕微鏡の光学調整補助装置。
  3. 【請求項3】 前記光検出器における複数の前記受光部
    で形成される前記受光面の中心部は、当該中心部に対応
    する領域を形成する複数の前記導光板の部分が除去され
    ることにより、外方に開放されていることを特徴とする
    請求項1または2記載の走査型プローブ顕微鏡の光学調
    整補助装置。
  4. 【請求項4】 前記光検出器の検出出力感度特性におい
    て、前記受光面の中心での感度は0であり、かつ前記受
    光面の中心近傍から前記導光板の周縁に向かって感度が
    低下することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の走査型プローブ顕微鏡の光軸調整補助装置。
  5. 【請求項5】 前記光検出器は、4分割された正方形受
    光部からなる正方形受光面を有する光検出器であり、前
    記導光板も正方形の板材であることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の走査型プローブ顕微鏡の
    光軸調整補助装置。
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JP2010190590A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Jeol Ltd 走査プローブ顕微鏡及びその動作方法
CN107850619A (zh) * 2015-05-22 2018-03-27 株式会社岛津制作所 扫描型探针显微镜

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