JP2000205832A - プラズマ反応装置に用いるギャップ測定装置 - Google Patents

プラズマ反応装置に用いるギャップ測定装置

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JP2000205832A
JP2000205832A JP11011204A JP1120499A JP2000205832A JP 2000205832 A JP2000205832 A JP 2000205832A JP 11011204 A JP11011204 A JP 11011204A JP 1120499 A JP1120499 A JP 1120499A JP 2000205832 A JP2000205832 A JP 2000205832A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ発光の影響を受けることなく正確に
ギャップを測定することができるギャップ測定装置を提
供する。 【解決手段】 互いに対向して配置された電極1と基板
2との間でプラズマを発生させ、基板2に対して成膜、
加工および表面処理のうち少なくとも1つの処理を施す
プラズマ反応装置20に用いられ、電極1と基板2との
間のギャップGを測定するギャップ測定装置106は、
ギャップGへ第1光線を間欠的に照射する投光ユニット
7と、第1光線がギャップGを通過した後の第2光線の
光量を検出し、光量に対応するパルス信号からなる受光
信号を出力する受光ユニット8と、受光信号に基づいて
ギャップGを測定するギャップ測定部106Cとを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ反応装置
に用いるギャップ測定装置に関する。さらに詳しくは、
対向して配置される電極と基板との間のギャップを測定
するギャップ測定装置に関し、特に、狭ギャップが要求
されるプラズマ反応装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】加工、成膜、および表面処理などのプラ
ズマ処理においては、処理速度の高速化が要求されてい
る。この要求に応えるため、第2700177号特許公
報や特開平9−104985号公報などには、大気圧近
傍の高圧力下でプラズマ処理を行う事により処理速度を
高めたプラズマ反応装置が開示されている。ここで、高
圧力下で安定したプラズマを維持するためには、電極と
基板との間のギャップを非常に狭く設定する必要があ
る。
【0003】例えば、特開平9−104985号公報に
おけるギャップは0.01mm〜1mmである。しかし
ながら、この様な微小ギャップの設定は非常に困難であ
る。しかもギャップは、プラズマ処理の進行に伴う電極
および基板の熱変形に起因して、経時的に変化する。前
記の様な微小ギャップの場合には、ギャップの変化に伴
いプラズマ状態も変化するため、プラズマ処理が不安定
になるという問題がある。更に、ギャップが数100μ
mと非常に狭い場合には、電極と基板とが接触してしま
うという問題も起こる。この問題は、特開平9−104
985号公報に開示される様な高速回転電極を用いた場
合に顕著であり、該公報のプラズマ反応装置内にはギャ
ップ測定装置が設けられている。
【0004】特開平9−104985号公報に開示され
た内容について、図15、図16を参照して説明する。
図中、20はプラズマ反応装置であって、その内部に、
図示しない回転駆動機構によって回転可能となされたド
ラム状回転電極1が配置されている。2は基板、3は高
周波電源、4はステージ、5は反応容器をそれぞれ示し
ている。基板2はステージ4上に搭載され、回転電極1
と所定のギャップGを保持して対向する様に、反応容器
5内に配置される。ギャップGは0.1mm程度であ
る。反応容器5の内部には、不活性ガス及び反応ガスか
らなる雰囲気ガスが充填され、その圧力は1気圧程度に
設定される。
【0005】上記の構成において、回転電極1を図中の
矢印DR方向に高速回転させると、粘性により、回転電
極1の外周面1aに引き連れられた雰囲気ガスが、前記
ギャップG内に安定に供給される。この状態で高周波電
源3から回転電極1に高周波電圧を印加すると、ギャッ
プG部でプラズマPが発生する。そして、プラズマP中
の反応ガスに基づく反応性ラジカルの作用により、基板
2の表面がプラズマ処理される。
【0006】ここで、上記の装置には、更にギャップ測
定装置606が備えられている。図16を参照して、ギ
ャップ測定装置606は、光源610と、コリメータレ
ンズ607と、集光レンズ608と、検知器611と、
光ファイバ609a、609bとから構成されている。
反応容器5の内部に、回転電極1と基板2との間のギャ
ップGを挟み対向する様に、コリメータレンズ607と
集光レンズ608とが設けられている。コリメータレン
ズ607には、光ファイバ609aを介して光源610
が接続されている。集光レンズ608には光ファイバ6
09bを介して検知器611が接続されている。
【0007】光源610から出射された光線は、光ファ
イバ609aを通りコリメータレンズ607により整形
され、ギャップG部に照射される。ギャップGに照射さ
れた光線は、ギャップGよりも幅の広い光束であるた
め、回転電極1および基板2に妨げられる。そして、ギ
ャップGを通過した、より幅の狭い光線が集光レンズ6
08により集光され、光ファイバ609bを通り検知器
611で検知される。検知器611で検知される光量
は、ギャップGの幅に応じて増減するため、この光量を
測定する事により、ギャップGを測定する事ができる。
【0008】以上の様にして測定したギャップGに応じ
て、ステージ4を上下動させる事により、回転電極1と
基板2との間のギャップGを調整でき、プラズマ処理の
安定化が図れる。また、電極と基板との接触が避けられ
るため、高速回転電極を用いた場合においても、電極や
基板の破損を未然に防止できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ギャップ測定装置はギャップGの情報として、集光した
光線の光量の絶対値を検出するため、プラズマ発光の影
響を受けやすいという問題点があった。すなわち、集光
レンズ608により集光した光線は、コリメータレンズ
607から照射されギャップG部を通過した光線以外
に、プラズマの発光成分も含む事になる。この結果ギャ
ップGを、実際のギャップよりも広めに検出してしま
う。
【0010】また、従来のギャップ測定装置は、一定の
広さのギャップに対して直流信号(以下「DC信号」と
いう。)を出力するものであるから、検知器611の出
力が温度の影響や低域ノイズの影響によってドリフト変
動している場合には、ギャップの幅を実際とは異なる幅
で検出してしまうという問題点があった。
【0011】本発明の目的は、プラズマ発光の影響を受
けることなく正確にギャップを測定することができるギ
ャップ測定装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、温度の影響や低域ノ
イズの影響によって検知器の出力がドリフト変動してい
る場合であっても、正確にギャップを測定することがで
きるギャップ測定装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るギャップ測
定装置は、互いに対向して配置された電極と基板との間
でプラズマを発生させ、該基板に対して成膜、加工およ
び表面処理のうち少なくとも1つの処理を施すプラズマ
反応装置に用いられ、該電極と該基板との間のギャップ
を測定するギャップ測定装置であって、該ギャップへ第
1光線を間欠的に照射する投光ユニットと、該第1光線
が該ギャップを通過した後の第2光線の光量を検出し、
該光量に対応するパルス信号からなる受光信号を出力す
る受光ユニットと、該受光信号に基づいて該ギャップを
測定するギャップ測定手段とを備え、このことにより上
記目的が達成される。
【0014】該投光ユニットは、該第1光線が間欠的に
該ギャップへ照射され該ギャップより該第2光線が間欠
的に出射されるように、該第1光線を走査させる走査部
を備えてもよい。
【0015】該投光ユニットは、該第1光線を供給する
光源をさらに備え、該走査部は、該第1光線を走査させ
るためのポリゴンミラーと、該第1光線を出射するコリ
メータレンズとを備えてもよい。
【0016】該ギャップ測定手段は、該受光信号の波高
値を検出する波高値検出手段を含んでもよい。
【0017】該ギャップ測定手段は、該受光信号のパル
ス幅を検出するパルス幅検出手段を含んでもよい。
【0018】該ギャップ測定手段は、該受光信号の波高
値を検出する波高値検出手段と、該受光信号のパルス幅
を検出するパルス幅検出手段と、該波高値検出手段の出
力と該パルス幅検出手段の出力とを切り替えるスイッチ
と、該波高値検出手段の出力に基づいて該スイッチを切
り替えるレベル判定手段とを含んでもよい。
【0019】該第1光線の幅は、該ギャップよりも広く
てもよい。
【0020】該第1光線の幅は、該ギャップ以下であっ
てもよい。
【0021】該第1光線は、実質的に単一の波長を有
し、該受光ユニットは、前段に該波長を有する光線を通
過させる光学フィルタを備えてもよい。
【0022】該第1光線は、該電極と該基板との間で発
生するプラズマが有する発光スペクトルのピーク波長と
は異なる波長を有してもよい。
【0023】該投光ユニットおよび該受光ユニットのう
ちの少なくともいずれか一方は、電磁シールドが施され
るように導電性のケースで覆われてもよい。
【0024】該投光ユニットは、パルス発光し該第1光
線を供給する光源と、該第1光線を出射するコリメータ
レンズとを備えてもよい。
【0025】該投光ユニットは、連続発光し該第1光線
を供給する光源と、該光源から連続発光した該第1光線
を間欠的に遮断する回転スリットと、該回転スリットに
より間欠的に遮断された該第1光線を出射するコリメー
タレンズとを備えてもよい。
【0026】該受光ユニットは、該第2光線を集光する
集光レンズと、該集光レンズにより集光された該第2光
線を受光する受光素子とを備えてもよい。
【0027】該電極はドラム状電極を含み、該投光ユニ
ットは、該第1光線を、該ドラム状電極の中心軸を含み
該基板の表面に対して垂直な第1の面に対して実質的に
垂直に照射してもよい。
【0028】該電極はドラム状電極を含み、該投光ユニ
ットは、該第1光線を、該ドラム状電極の中心軸を含み
該基板の表面に対して垂直な第1の面に対して所定の角
度傾斜して照射してもよい。
【0029】該ギャップ測定装置は、該ギャップ測定装
置により測定された該ギャップと所定のギャップ目標値
とに基づいて、該ギャップを制御するギャップ制御手段
をさらに備えてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1について、図1〜図6を参照して説明する。本発
明のギャップ測定装置106は、如何なる形態のプラズ
マ反応装置に対しても適用可能であるが、図15、図1
6に示したプラズマ反応装置20に適用した場合に、そ
の効果が最も顕著となる。
【0031】以下では、ギャップ測定装置106を、プ
ラズマ反応装置20に適用した場合について説明する。
プラズマ反応装置20の構成は、図15、図16の構成
と同じであるので説明を省略する。
【0032】図1は、プラズマ反応装置20内におげる
ギャップ測定装置106の配置を示している。プラズマ
Pは、ドラム状の回転電極1と基板2との間のギャップ
G部において発生する。
【0033】ギャップ測定装置106は、投光ユニット
部106Aと受光ユニット部106Bとギャップ測定部
106Cとを備える。投光ユニット部106Aは、投光
ユニット7を備える。受光ユニット部106Bは、受光
ユニット8を備える。ギャップ測定部106Cは、後述
する波高値検出手段11を備える。
【0034】投光ユニット7と受光ユニット8とは、ギ
ャップGを挟んで対向している。投光ユニット7および
受光ユニット8は、アルミナなどの絶縁体15a,15
b上に搭載され、一部が開口した導電性ケース16a,
16bに覆われている。これによって、電磁シールドが
施され、投光ユニット7および受光ユニット8への高周
波ノイズの影響が除去できる。前記の導電性ケース16
a,16bの開口は、後述の光線9を透過させるために
設けている。なお、この開口部は、ガラス等の透明な部
材によって封止されていてもよい。
【0035】図2は、投光ユニット7の内部構造を示す
模式図である。図2において、光源71は連続的に発光
するもので、これから出射された光線は、ポリゴンミラ
ー72、反射鏡73、コリメータレンズ74を介して、
投光ユニット7から出射される。光源71は如何なるも
のでもよいが、例えばレーザ光源であり、好ましくはプ
ラズマPの発光スペクトルのピーク波長と異なる波長の
ものが選定される。この構成において、ポリゴンミラー
72を図中のR方向に回転させると、S方向に走査する
光線9が投光ユニット7から出射される。75は同期用
フォトダイオードであり、走査している光線が基準位置
にある事を示す同期信号を出力する。
【0036】図3は、受光ユニット8の内部構造を示す
模式図である。81は集光レンズである。82は受光素
子であり、例えばフォトダイオードである。この構成に
より、受光ユニット8に所定の光軸で入射した光線の光
量が、受光素子82によって検出される。
【0037】なお、好ましくは、受光ユニット8の入口
に光学フィルタ83を備える。光学フィルタ83は、光
源71から出射される光線と同一波長の光線を通過させ
るものを選定する。上記の様に、プラズマPの発光スペ
クトルのピーク波長と異なる波長の光源71を使用し、
これを選択的に通過させる光学フィルタ83と組合せる
事により、後述する本実施の形態の効果はより顕著なも
のとなる。すなわち、本実施の形態はプラズマ発光の影
響を受けないギャップ測定装置を提供するものである
が、前記の構成により、その信頼性を更に高める事がで
きる。
【0038】図4(a)、(b)は、ギャップGの測定
原理を示す模式図である。投光ユニット7と受光ユニッ
ト8は、ギャップGを挟んで対向している。投光ユニッ
ト7は、出射される光線9が基板2の表面2Sに対して
略直角な方向Sに走査する様に配置されている。投光ユ
ニット7から出射される光線9の幅L1は如何様にも調
整可能であるが、本実施の形態では、測定すべきギャッ
プGよりも広くなる様に調整されている。好ましくは、
ギャップGよりわずかに幅広になる様に調整される。例
えば、測定すべきギャップGの最大幅よりも数10%程
度幅広になる様に調整すればよい。
【0039】受光ユニット8は、投光ユニット7から出
射される光線9を集光できる位置に配置されている。こ
の構成によって、投光ユニット7から、基板2から回転
電極1の方向Sに走査する光線9が出射される。光線9
が図4(a)中のA点→B点まで走査する期間において
は、光線9はステージ4または基板2に遮断される。ま
た、D点→E点まで走査する期間には、回転電極1に遮
断される。B点→D点まで走査する期間においてのみ、
光線9はギャップG部を通過し、受光ユニット8によっ
てその光量が検出される。検出される光量は、光線9が
図4(b)中のC点に位置するときに最大となる。
【0040】このとき、ギャップGを通過する光線の幅
Lは、ギャップGの幅と等しくなる。なお、投光ユニッ
ト7から出射され、L1なる幅の光線が、特許請求の範
囲に規定される第1光線に対応する。また、第1光線が
ギャップGを通過し、Lなる幅となった光線が特許請求
の範囲に規定される第2光線に対応する。この結果、受
光ユニット8(受光素子82)から出力される信号SG
1は、図5に示す如くの単一パルスとなる。このパルス
信号SG1の波高値HがギャップGの幅に対応する。す
なわち、ギャップGが変化すると光線の幅Lが変化し、
これに対応して波高値Hも変化する。なお、図5には、
受光ユニット8の出力波形と併せて、図2に示した同期
用フォトダイオード75の出力波形も示している。
【0041】図4と図5とを参照して、光線9は、同期
用フォトダイオード75から出力される同期信号PD1
の立ち上がりタイミングt75よりもDTだけ遅延して
出射され、図4(a)中のA点より走査を開始する。そ
の後のT1なる時間間隔の間に、図4(a)中のE点ま
で走査する。そして、時間間隔T2の後、再度、同期用
フォトダイオード75から同期信号PD2が出力され
る。
【0042】上記の期間中で、光線9が図4(a)中の
B点→D点まで走査する期間において、パルス信号SG
1が発生する。この動作が、周期Tで繰り返される。し
たがって、受光ユニット8の出力パルスの波高値Hを1
周期(T)毎に検出し、これを更新していく事によっ
て、ギャップGの時間的な変化を測定する事ができる。
パルス信号の波高値Hの検出は、図1中に示す波高値検
出手段11によって行われる。
【0043】波高値検出手段11は、公知の電気回路に
よって構成されるものであるが、例えば、以下の様に構
成すればよい。すなわち、受光ユニット8の出力をA/
D変換するAD変換器と、A/D変換された信号を1走
査期間T1分記憶するメモリと、メモリに記憶された信
号のピーク値とDCレベルとを検出しその差を算出する
波高値検出回路と、前記検出された波高値信号を格納す
るレジスタとを備え、同期信号の立ち上がりタイミング
毎に、レジスタに格納された波高値信号を出力すればよ
い。これをD/A変換し、ローパスフィルタで整形すれ
ば、ギャップGの時間応答波形を得る事ができる。な
お、図5に示した受光ユニット8の出力波形は、同期信
号(同期用フォトダイオード75の出力)に基づいて、
複数周期分(1周期:T)のアベレージング処理を施し
てもよい。この場合には上記と同様の手法により、アベ
レージング処理されたパルス信号の波高値を検出し、こ
れを所定のタイミングで更新していけば良い。このよう
にすると、ギャップ測定の応答性は若干劣化するもの
の、受光ユニット8の出力信号に混入したランダムノイ
ズの影響を除去できる。
【0044】以上の様にして、回転電極1と基板2との
間のギャップGが測定できる。そしてギャップGの幅に
応じて、図1中のステージ4をZ方向に移動させる事に
より、ギャップGを所望の値に調整できる。
【0045】ここで受光ユニット8は、所定の光軸の光
線を常時検出するものであるから、ギャップG部におい
て発生するプラズマPの発光成分も常時検出する事にな
る。この結果、プラズマ発光の影響を受けた場合の受光
ユニット8の出力は、図6(a)中の点線で示す様な波
形となる。つまり、全体的に△Hだけレベルが高くなる
のみで波高値Hは変化しない。この様に、本実施の形態
によれば、プラズマ発光の影響を受けないギャップ測定
が可能になる。
【0046】図6(b)は、温度の影響や低域ノイズの
影響によって受光ユニット8の出力がドリフト変動して
いる場合を示している。点線で示す波形がドリフト変動
している場合であるが、波高値Hは変化しない。本実施
の形態では光線がギャップに照射されるタイミングにお
ける受光ユニット8の出力と、光線がギャップに照射さ
れていないときの出力との差を測定しているので、プラ
ズマ発光などのDC的な外乱の影響を受けない。
【0047】上記で説明した様に、本実施の形態によれ
ば、プラズマ発光などのDC的な外乱の影響を受けず
に、電極と基板との間のギャップを正確に測定する事が
できる。これによって、高圧力下でのプラズマ処理の様
に、電極と基板との間のギャップが非常に狭い場合であ
っても、ギャップを所望の値に調整できる。この結果、
プラズマ処理の安定化が図れるとともに、電極と基板と
の接触を防止できる。この効果は、特に、接触による被
害が大きなものとなる高速回転電極を用いた場合に顕著
である。
【0048】なお、ギャップ測定の感度を高めるには、
前記した様に、光線9の幅L1を測定すべきギャップG
よりも少し広めになる程度に調整しておく事が望まし
い。この様に光線の幅を極力狭くすれば、エネルギ密度
の高い状態で光線を使用できるから、ギャップ変化に対
する波高値変化を急峻なものとする事ができる。
【0049】ここで、光線9の幅L1は、必ずしも、光
軸に沿って一定幅のものでなくてよく、ギャップ測定ポ
イントにおいて所望の広さになっていればよい。例え
ば、ギャップ測定ポイントの近傍において焦点を結ぶ様
なビーム形状でも良い。また、これを満足する様に光軸
上に適宜レンズを配置してもよい。
【0050】(実施の形態1の変形例)実施の形態1で
は、光線がギャップGに間欠的に照射される。光線がギ
ャップGに照射されているときに検出される光量と、光
線がギャップGに照射されていないときに検出される光
量との差を測定しているので、プラズマ発光などのDC
的な外乱の影響を受けない。したがって、上記以外の手
法によってギャップGに間欠的に光線を照射しても、受
光ユニット8の出力は図5と同様の波形となり、上記と
同様の効果が得られる。
【0051】例えば、図4(b)中のC点に光線9の位
置を固定しておき、光線9を間欠的に出射する様にして
もよい。図示しないが、これを実現する構成例として
は、パルス発光する光源とコリメータレンズとからなる
投光ユニットを用いる構成や、連続発光する光源と、光
線を間欠的に遮断する回転スリットと、コリメータレン
ズとからなる投光ユニットを用いる構成などが挙げられ
る。但し、光線9の位置を固定しているため、光線幅を
広くしておかないと、ギャップG部に適正に光線が照射
されなくなる虞れがある。
【0052】例えば、回転電極のみが大きく熱膨張し、
ギャップGを所定値に調整するために、ステージ4を下
方向に移動させる様な場合である。この場合には、ギャ
ップGの位置が下方に移動するため、光線幅を広くして
おかないと、ギャップG部に適正に光線が照射されなく
なる。すなわち、本変形例は、実施の形態1よりも簡単
な構成ではあるが、光線幅を広めに設定しなければなら
ず、感度が低下するという問題点を伴う。
【0053】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて、図7〜図10を参照して説明する。本実施の形
態2が実施の形態1と異なる点は、投光ユニット7から
出射される光線9の幅L1が、ギャップGよりも狭い事
と、図1中の波高値検出手段11をパルス幅検出手段1
2に変更している点である。その他は、実施の形態1と
同様であり、共通の構成要素には同一の記号を付し、説
明を省略する。
【0054】図7は、本実施の形態におけるギャップ測
定装置206の、プラズマ反応装置20内の配置を示し
ている。実施の形態1と同様、ドラム状の回転電極1と
基板2との間のギャップG部においてプラズマPが発生
する。
【0055】ギャップ測定装置206は、投光ユニット
部106Aと受光ユニット部106Bとギャップ測定部
206Cとを備える。投光ユニット部106Aは、投光
ユニット7を備える。受光ユニット部106Bは、受光
ユニット8を備える。ギャップ測定部206Cは、後述
するパルス幅検出手段12を備える。
【0056】図8は、本実施の形態におけるギャップ測
定原理を示す模式図である。投光ユニット7と受光ユニ
ット8はギャップGを挟んで対向している。
【0057】図8を参照して、光線9がA点→B点まで
走査する期間においては、光線9はステージ4または基
板2に遮断される。また、D点→E点まで走査する期間
には、回転電極1に遮断される。B点→D点まで走査す
る期間(例えばC点)においてのみ、光線9はギャップ
G部を通過し、受光ユニット8によってその光量が検出
される。
【0058】投光ユニット7から出射される光線9の幅
L1はギャップGよりも狭いので、B点→D点(厳密に
は(B点よりもL1だけ上方位置)→(D点よりもL1
だけ下方位置))まで走査する期間にギャップGを通過
する光線の幅Lは、L1と等しく一定である。この結
果、受光ユニット8(受光素子82)から出力される信
号SG2は、図9に示す如くの単一パルスとなる。この
パルス信号のパルス幅TWは、S方向に走査している光
線9がギャップGの幅を移動するのに要する時間を示し
ている。光線9は一定速度vで走査しているから、前記
のパルス幅TWに速度vを乗ずる事により、ギャップG
を測定する事ができる。すなわち、ギャップGが変化す
ると、これに対応してパルス幅TWも変化する。なお実
際には、B点→(B点よりもL1だけ上方位置)までの
走査期間、および(D点よりもL1だけ下方位置)→D
点までの走査期間には、ギャップGを通過する光線の幅
LはL1よりも狭く、これと対応しパルス信号SG2は
略台形の形状をなす。このため、パルス信号の波形を整
形し、パルス幅TWとギャップGとの関係を予め調べ、
校正しておく必要がある。なお、図9中には、受光ユニ
ット8の出力波形と併せて、図2に示す同期用フォトダ
イオード75の出力波形も示している。
【0059】図8と図9を参照して、光線9は、同期用
フォトダイオード75から出力される同期信号PD3の
立ち上がりタイミングt75よりもDTだけ遅延して出
射され、図8中のA点より走査を開始する。その後のT
1なる時間間隔の間に、図8中のE点まで走査する。そ
して、時間間隔T2の後、再度、同期用フォトダイオー
ド75から同期信号PD4が出力される。上記の期間中
で、光線9が図8中のB点→D点まで走査する期間にお
いて、パルス信号SG2が発生する。この動作が、周期
Tで繰り返される。
【0060】したがって、受光ユニット8の出力パルス
のパルス幅TWを1周期(T)毎に検出し、これを更新
していく事によって、ギャップGの時間的な変化を測定
する事ができる。パルス幅TWの検出は、図7中のパル
ス幅検出手段12によって行われる。
【0061】パルス幅検出手段12は、公知の電気回路
によって構成されるものであるが、例えば、以下の様に
構成すればよい。すなわち、パルス信号の波形整形を行
う波形整形回路と、基準クロックを発生するクロック発
生回路と、波形整形された信号のパルス幅を前記クロッ
クに基づき計数するカウンタと、カウンタによって検出
されたパルス幅信号を格納するレジスタとを備え、同期
信号の立ち上がりタイミング毎に、レジスタに格納され
たパルス幅信号を出力すればよい。これをD/A変換
し、ローパスフィルタで整形すれば、ギャップGの時間
応答波形を得る事ができる。
【0062】ここで、受光ユニット8は、所定の光軸の
光線を常時検出するものであるから、ギャップG部にお
いて発生するプラズマPの発光成分も常時検出する事に
なる。この結果、プラズマ発光の影響を受けた場合の受
光ユニット8の出力は、図10中の点線で示す様な波形
となる。つまり、全体的に△Hだけレベルが高くなるの
みでパルス幅TWは変化しない。この様に、本実施の形
態によれば、プラズマ発光の影響を受けないギャップ測
定が可能になる。
【0063】これと同様に、温度の影響や低域ノイズの
影響によって受光ユニット8の出力がドリフト変動して
いる場合においても、パルス幅TWは変化しない。本実
施の形態では、走査している光線9がギャップGの幅を
移動するのに要する時間(パルス幅TW)を測定してい
るので、上記の様に、プラズマ発光などのDC的な外乱
の影響を受けない。
【0064】本実施の形態によれば、実施の形態1と同
様に、プラズマ発光などのDC的な外乱の影響を受けず
に、電極と基板との間のギャップを正確に測定する事が
できる。これによって、高圧力下でのプラズマ処理の様
に、電極と基板との間のギャップが非常に狭い場合であ
っても、ギャップを所望の値に調整できる。この結果、
プラズマ処理の安定化が図れるとともに、電極と基板と
の接触を防止できる。この効果は、特に、接触による被
害が大きなものとなる高速回転電極を用いた場合に顕著
である。
【0065】なお、ギャップ測定の感度を高めるには、
光線9の幅L1を極力狭くしておく事が望ましい。これ
によって、測定可能なギャップの最小値を小さくできる
とともに、パルス信号のエッジを顕著なものとする事が
できる。したがって、より高精度なギャップ測定が可能
となる。
【0066】(実施の形態3)上記の実施の形態1は、
光線9の幅L1よりも狭いギャップGに対して、出力パ
ルスの波高値を検出し、ギャップを測定するものであっ
た。また、実施の形態2は、光線9の幅L1よりも広い
ギャップGに対して、出力パルスのパルス幅を検出し、
ギャップを測定するものであった。本発明の実施の形態
3は、実施の形態1と実施の形態2とを組合せ、ギャッ
プの測定範囲を広げる様に構成されたものである。
【0067】図11は、本実施の形態の基本構成を示し
ている。ギャップ測定装置306は、投光ユニット部1
06Aと受光ユニット部106Bとギャップ測定部30
6Cとを備える。投光ユニット部106Aは、投光ユニ
ット7を備える。受光ユニット部106Bは、受光ユニ
ット8を備える。ギャップ測定部306Cは、波高値検
出手段11とパルス幅検出手段12とを備える。
【0068】本実施の形態では、受光ユニット8の後段
に、波高値検出手段11とパルス幅検出手段12の双方
が接続されている。波高値検出手段11の出力信号およ
びパルス幅検出手段12の出力信号は、スイッチSWに
入力され、何れか一方が選択される様になっている。ス
イッチSWは波高値検出手段11の後段に接続されたレ
ベル判定器13の出力信号によって切替えられる。レベ
ル判定器13は、前記出力パルスの波高値と所定の判定
基準とを比較するコンパレータによって構成されてい
る。
【0069】前記の判定基準は、ギャップGが光線幅L
1よりも若干狭い場合に、受光ユニット8より得られる
出力パルスの波高値レベルに設定している。そして、受
光ユニット8から出力されるパルスの波高値が、判定基
準よりも低いレベルのときには、波高値検出手段11に
よって実施の形態1の手法でギャップを測定する。ま
た、受光ユニット8の出力が判定基準よりも高いレベル
のときには、パルス幅検出手段12によって実施の形態
2の手法でギャップGを測定する。
【0070】上記の構成により、実施の形態1および実
施の形態2と同等の効果を得ながら、更に、ギャップG
の測定範囲を拡大できる。
【0071】(実施の形態1〜3の変形例)実施の形態
1〜実施の形態3の説明図面では、光線9の光軸が、ド
ラム状回転電極1の中心軸(回転軸R1)を含む平面P
1に対して直角をなす例について示してきたが、これに
限ったものではない。光線9は、測定すべきギャップを
通過できればよく、図12に示す様に、前記の平面P1
に対して傾斜していてもよい。また、この光軸は、ギャ
ップ通過の前後に、反射ミラーによってその方向が変え
られるものでもよい。プラズマ反応装置20のサイズに
応じて、反射ミラーを併用しながら、投光ユニット7と
受光ユニット8とを適宜にレイアウトすればよい。
【0072】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
ついて、図13を参照して説明する。本実施の形態は、
実施の形態1〜3で説明したギャップ測定装置106、
206および306のいずれかを用いて、回転電極1と
基板2との間のギャップGを所望の値に閉ループ制御す
るものである。図13を参照して、ギャップ測定装置1
06によって検出されたギャップGは、比較器31に入
力され、ギャップ目標値と比較される。そして、その差
信号Errが、ステージ駆動回路32に入力される。ス
テージ駆動回路32から出力された駆動信号VDに基づ
き、ステージ4がZ方向に駆動される。そして、再びギ
ャップGが検出され、比較器31に入力される。この動
作を繰り返し、フィードバックループが形成される。こ
れによって、回転電極1と基板2との間のギャップGが
所望の値に制御される。
【0073】
【実施例】実施の形態1で説明したギャップ測定装置1
06を用い、プラズマ反応装置20内で、インプロセス
のギャップ測定を実施した。基板2はシリコンウエハ
で、これをHeとSF6の混合ガスで加工した。回転電
極は、直径200mm、長さ150mmのドラム形状
で、これを5000rpmで回転させた。加工前のギャ
ップは270μmに設定した。また加工中のステージ4
は、Z方向に移動させず固定しておいた。
【0074】プラズマ処理中に、ギャップGの時間的な
変化を測定した結果を図14に示す。プラズマの発生に
伴い経時的にギャップが狭くなっていく様子が分かる
が、これは、回転電極1および基板2の熱変形量に対応
している。また、加工後の定常状態におけるギャップ
は、加工前に比べて80μm大きくなっている。この結
果と対応し、加工後の測定において、基板2は80μm
加工されていた。上記より、本発明のギャップ測定装置
によって、適正なギャップ測定が行えている事が分か
る。
【0075】
【発明の効果】本発明は、電極と基板との間のギャップ
部に間欠的に光線を照射し、前記ギャップを通過した光
線の光量に対応して出力されるパルス信号に基づいて、
ギャップを測定する構成としたから、プラズマ発光など
のDC的な外乱の影響を受けずに、前記ギャップを正確
に測定する事ができる。これによって、高圧力下でのプ
ラズマ処理の様に、電極と基板との間のギャップが非常
に狭い場合であっても、ギャップを所望の値に調整でき
る。
【0076】この結果、プラズマ処理の安定化が図れる
とともに、電極と基板との接触を防止できる。この効果
は、特に、接触による被害が大きなものとなる高速回転
電極を用いた場合に顕著である。
【0077】また、前記光線を基板の表面に対して略直
角な方向に走査させるように構成したから、光線の幅を
狭くでき、ギャップ測定感度を高める事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成図。
【図2】本発明の実施形態1における投光ユニットの内
部構造図。
【図3】本発明の実施形態1における受光ユニットの内
部構造図。
【図4】(a)本発明の実施形態1におけるギャップ測
定原理を説明する図。 (b)本発明の実施形態1におけるギャップ測定原理を
説明する図。
【図5】本発明の第1実施形態における受光ユニットの
出力波形を説明するグラフ。
【図6】(a)本発明の実施形態1の効果を説明する
図。 (b)本発明の実施形態1の効果を説明する図。
【図7】本発明の実施形態2の構成図。
【図8】(a)本発明の実施形態2におけるギャップ測
定原理を説明する図。 (b)本発明の実施形態2におけるギャップ測定原理を
説明する図。
【図9】本発明の実施形態2における受光ユニットの出
力波形を説明するグラフ。
【図10】本発明の実施形態2の効果を説明する図。
【図11】本発明の実施形態3の構成図。
【図12】本発明の実施形態1〜3における変形例の説
明図。
【図13】本発明の実施形態4の制御ブロック図。
【図14】本発明の実施例を説明する図。
【図15】従来技術の斜視図。
【図16】従来技術の構成図。
【符号の説明】
1 回転電極 1a 回転電極1の外周面 2 基板 3 高周波電源 4 ステージ 5 反応容器 7 投光ユニット 8 受光ユニット 9 光線 11 波高値検出手段 12 パルス幅検出手段 13 レベル判定器 15a,15b 絶縁体 16a,16b 導電性ケース 71 光源 72 ポリゴンミラー 73 反射ミラー 74 コリメータレンズ 75 フォトダイオード 81 集光レンズ 82 受光素子 31 比較器 32 ステージ駆動回路 106、206、306 ギャップ測定装置 106A 投光ユニット部 106B 受光ユニット部 106C、206C、306C ギャップ測定部 G ギャップ P プラズマ H 波高値 TW パルス幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 博明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 奥田 徹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 森 勇▲蔵▼ 大阪府交野市私市8丁目16番19号 (72)発明者 石川 俊夫 奈良県奈良市西千代ヶ丘1−16−9 Fターム(参考) 2F065 AA22 BB06 BB13 BB16 DD03 DD04 FF02 GG04 JJ01 JJ15 JJ18 LL02 LL10 LL12 LL13 QQ03 QQ08 QQ25 QQ51 2H045 AA01 DA31

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向して配置された電極と基板と
    の間でプラズマを発生させ、該基板に対して成膜、加工
    および表面処理のうち少なくとも1つの処理を施すプラ
    ズマ反応装置に用いられ、該電極と該基板との間のギャ
    ップを測定するギャップ測定装置であって、 該ギャップへ第1光線を間欠的に照射する投光ユニット
    と、 該第1光線が該ギャップを通過した後の第2光線の光量
    を検出し、該光量に対応するパルス信号からなる受光信
    号を出力する受光ユニットと、 該受光信号に基づいて該ギャップを測定するギャップ測
    定手段とを備えるギャップ測定装置。
  2. 【請求項2】 該投光ユニットは、該第1光線が間欠的
    に該ギャップへ照射され該ギャップより該第2光線が間
    欠的に出射されるように、該第1光線を走査させる走査
    部を備える、請求項1に記載のギャップ測定装置。
  3. 【請求項3】 該投光ユニットは、該第1光線を供給す
    る光源をさらに備え、 該走査部は、該第1光線を走査させるためのポリゴンミ
    ラーと、 該第1光線を出射するコリメータレンズとを備える、請
    求項2に記載のギャップ測定装置。
  4. 【請求項4】 該ギャップ測定手段は、該受光信号の波
    高値を検出する波高値検出手段を含む、請求項1に記載
    のギャップ測定装置。
  5. 【請求項5】 該ギャップ測定手段は、該受光信号のパ
    ルス幅を検出するパルス幅検出手段を含む、請求項2に
    記載のギャップ測定装置。
  6. 【請求項6】 該ギャップ測定手段は、該受光信号の波
    高値を検出する波高値検出手段と、 該受光信号のパルス幅を検出するパルス幅検出手段と、 該波高値検出手段の出力と該パルス幅検出手段の出力と
    を切り替えるスイッチと、 該波高値検出手段の出力に基づいて該スイッチを切り替
    えるレベル判定手段とを含む、請求項2に記載のギャッ
    プ測定装置。
  7. 【請求項7】 該第1光線の幅は、該ギャップよりも広
    い、請求項1に記載のギャップ測定装置。
  8. 【請求項8】 該第1光線の幅は、該ギャップ以下であ
    る、請求項2に記載のギャップ測定装置。
  9. 【請求項9】 該第1光線は、実質的に単一の波長を有
    し、 該受光ユニットは、前段に該波長を有する光線を通過さ
    せる光学フィルタを備える、請求項1に記載のギャップ
    測定装置。
  10. 【請求項10】 該第1光線は、該電極と該基板との間
    で発生するプラズマが有する発光スペクトルのピーク波
    長とは異なる波長を有する、請求項9に記載のギャップ
    測定装置。
  11. 【請求項11】 該投光ユニットおよび該受光ユニット
    のうちの少なくともいずれか一方は、電磁シールドが施
    されるように導電性のケースで覆われる、請求項1に記
    載のギャップ測定装置。
  12. 【請求項12】 該投光ユニットは、パルス発光し該第
    1光線を供給する光源と、 該第1光線を出射するコリメータレンズとを備える、請
    求項1に記載のギャップ測定装置。
  13. 【請求項13】 該投光ユニットは、連続発光し該第1
    光線を供給する光源と、 該光源から連続発光した該第1光線を間欠的に遮断する
    回転スリットと、 該回転スリットにより間欠的に遮断された該第1光線を
    出射するコリメータレンズとを備える、請求項1に記載
    のギャップ測定装置。
  14. 【請求項14】 該受光ユニットは、該第2光線を集光
    する集光レンズと、 該集光レンズにより集光された該第2光線を受光する受
    光素子とを備える、請求項1に記載のギャップ測定装
    置。
  15. 【請求項15】 該電極はドラム状電極を含み、 該投光ユニットは、該第1光線を、該ドラム状電極の中
    心軸を含み該基板の表面に対して垂直な第1の面に対し
    て実質的に垂直に照射する、請求項1に記載のギャップ
    測定装置。
  16. 【請求項16】 該電極はドラム状電極を含み、 該投光ユニットは、該第1光線を、該ドラム状電極の中
    心軸を含み該基板の表面に対して垂直な第1の面に対し
    て所定の角度傾斜して照射する、請求項1に記載のギャ
    ップ測定装置。
  17. 【請求項17】 該ギャップ測定装置は、該ギャップ測
    定装置により測定された該ギャップと所定のギャップ目
    標値とに基づいて、該ギャップを制御するギャップ制御
    手段をさらに備える、請求項1に記載のギャップ測定装
    置。
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