JPH01227440A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JPH01227440A
JPH01227440A JP5433788A JP5433788A JPH01227440A JP H01227440 A JPH01227440 A JP H01227440A JP 5433788 A JP5433788 A JP 5433788A JP 5433788 A JP5433788 A JP 5433788A JP H01227440 A JPH01227440 A JP H01227440A
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功 宮崎
Seiichi Yamada
精一 山田
Keiji Ueyama
植山 啓治
Kazuaki Fujiwara
和明 藤原
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 ゛本発明は、プラズマ処理技術、特に、プラズマにより
実施される処理の進行−i況を検出する技術に関し、例
えば、半導体装置の製造工程比おいて、ウェハにエツチ
ング処理を施すのに利用して有効な技術に関する。
〔従来の技術〕
半導体装置の製造工程において、ウェハ上の薄膜に工7
チング処理を施すドライエツチング装置として、上下に
配された平行平板電極の下部電極でウェハi保持すると
ともに、両電極間に高周波電h4印加することにより、
両電極間に形成されるプラズマと、処理室に供給される
エツチングガスとによるプラズマ反応、および電界内で
加速されたイオンによってエツチング処理を施すように
構成されているドライエツチング装置がある。
−触に、ドライエツチング装置においては、エツチング
の終点を検出するためのエツチング終点検出装−が設備
されており、この種のエッチング終点検出装置として、
ガスプラズマ中に存在する被エツチング物の状態の変化
と関係づけられた化学種(原子、分子、イオン等)から
の発光線(以下、主発光線という、)の発光強度を検出
するように構成されているものが知られている。
なお、このようなエツチング終点検出装置を述べである
例としては、特開昭55−59726号公報、および、
特開昭55−63830号公報がある。
また、ドライエツチング技術を述べである例としては、
株式会社工業調査会発行「電子材料1985年11月号
別冊」昭和60年11月20日発行P119〜P124
、がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようなエツチング終点検出装置を備えているドライ
エツチング装置においては、ウェハ上におけるプラズマ
発光の一部分のみを採取するように構成されているため
、回路パターンの微細化に伴ってエツチング面積が減少
したり、プラズマ発光を抑えてエツチング処理する場合
において、エツチング終了時点における測定値の変化が
小さ過ぎて終点の判定が困難になり、その結果、終点検
出精度が低下するという問題点があることが、零   
゛−発明者によって明らかにされた。
本発明の目的は、プラズマ処理の進行状況についての検
出精度を向上させることができるプラズマ処理装置を提
供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を説明すれば、次の通りである。
すなわち、被処理物について処理を施すプラズマを生成
するプラズマ生成手段と、プラズマの発光線を測定する
ことにより、プラズマ処理の進行状況を検出する処理進
行状況検出装置とを備えているプラズマ処理装置におい
て、前記プラズマの発光線を広い領域で集光し、前記処
理進行状況検出装置に導く光学系を設けたものである。
〔作用〕
前記した手段によれば、プラズマの発光線が広い領域に
おいて集光されることにより、その発光線の変化量は狭
い領域において集光される場合に比べて増大化されるた
め、処理進行状況の判定は実行し易くなり、誤差、また
は、ばらつきが低減され、その結果、検出精度が向上さ
れることになる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例であるマグネトロン放電形ド
ライエツチング装置を示す横断面図、第2図はその縦断
面図、第3図はその作用を説明するための他のドライエ
ツチング装置を示す横断面図、第4図、第5図および第
6図はその作用を説明するための各線図である。
本実施例において、本発明に係るプラズマ処理装置はマ
グネトロン放電形ドライエツチング装置として構成され
ており、このドライエツチング装置は被処理物としての
ウェハlを処理するための処理室2を構成するチャンバ
3を備えている。チャンバ3はステンレス鋼等から上下
面が閉塞した略円筒形状に形成されており、その側壁に
はウェハ搬入口4およびウェハ搬出口5が互いに離間し
た位置にそれぞれ配されて、ウェハlを搬入および搬出
し得るように、かつ、ゲートにより開閉されるようにそ
れぞれ開設されている。また、チャンバ3の側壁におけ
る他の箇所には処理ガス供給管6が処理ガスとしてのエ
ツチングガス(例えば、CHF3、CF= 、CC14
等)を供給するように接続されており、供給管6の吹き
出し口であるエツチングガス導入口は後記する平行平板
電極間に、その空間にエツチングガスを導入するように
臨まされている。一方、チャンバ3の底壁には処理室2
内を排気するための排気ロアが開設されており、排気ロ
アは真空排気手段(図示せず)に接続されている。
処理室2内の上部および下部には一対の電極が互いに平
行平板電極を構成するようにそれぞれ水平に配設されて
おり、この平行平板電極によりプラズマ生成手段が実質
的に構成されている。一方の上部電極8はチャンバ3に
絶縁材料からなるホルダ9により固定的に吊持されてお
り、上部電極8はアースに接続されている。
他方の下部電極lOはチャンバ3の底壁に絶縁体12を
介して挿入された支軸11により支持されており、下部
電極10には高周波電源13が支軸11を介してカソー
ド結合されている。下部電極lOはその上面においてウ
ェハlを載置状態に保持し得るように形成されている。
したがって、下部電極10により被処理物としてのウェ
ハlを載置されて保持するための処理ステージが実質的
に構成されている。また、下部電極10にはガイド孔1
4が複数本、同心円上において周方向に等間隔に配され
て垂直方向に開設されており、各ガイド孔14には支持
ピン15が摺動自在にそれぞれ挿通されている。支持ピ
ン15はチャンバ3の底壁に摺動自在に挿通されており
、チャンバ3の外部に設置されたシリンダ装置等のよう
な適当な手段(図示せず)により上下動されるように構
成されている。
チャンバ3の天井壁には回転軸16が画電極の中心線上
において処理室2内に挿入されて回転自在に支承されて
おり、回転軸16はチャンバ3の外部に設置された回転
手段としてのモータ17により回転駆動されるようにな
っている。そして、回転軸16の挿入端部には偏心軸1
8が平行に配されて、連結ロッド18aを介して回転軸
と一体回転するように固定されており、偏心軸18の下
端にはマグネット保持プレート19が同心的に配されて
水平に吊持されている。保持プレート19にはマグネッ
ト20が保持されており、マグネット20は画電極8お
よび10間に形成されるプラズマ25をその磁界によっ
て拘束することにより、その密度を部分的に高めるよう
に構成されている。
マグネット保持プレート19が偏心回転されるのに伴っ
て、マグネット20によってその密度を部分的に高めら
れたプラズマ25は偏心回転されるようになっている。
回転軸16には同期信号を発生するための同期信号発生
装置21が設備されている。すなわち、回転軸16には
円板形状に形成されたスリット板22が同心的、かつ、
直角に配されて一体回転するように固着されており、ス
リット板22の外周には一対のスリット23が中心を挟
んで互いに対峙する位置に配されて開設されている。ス
リット板22の近傍には同期信号発生源としてのホトセ
ンサ24が後記するエツチング終点検出装置と直交する
位置に配されて設備されており、ホトセンサ24はスリ
ット23の位置を検出するように構成されている。ホト
センサ24は後記するエツチング終点検出装置のコント
ローラに接続されており、その検出結果をコントローラ
に送信するように構成されている。
チャンバ3の側壁外部には処理進行状況検出装置として
のエツチング終点検出装置30が設備されており、チャ
ンバ3の側壁には検出窓31が設けられている。すなわ
ち、チャンノで3の側壁には窓孔32がウェハ搬入口4
およびウェハ搬出口5と干渉しない位置であって、前記
同期信号発生装置21におけるホトセンサ24と直交す
る位置に配されて開設されており、窓孔32には石英ガ
ラス等からなる透明部材33が嵌め込まれている。
検出窓31の外側には光学フィルタ34が凹レンズ35
および光学絞り36を介して配設されており、この光学
フィルタ34は所定の主発光線についての波長、すなわ
ち、本実施例においては、−酸化炭素(Co)のスペク
トル波長に相当する561nmまたは484nmの波長
のみを透過するように構成されている。プラズマの発光
線を広い領域で集光する光学系としての凹レンズ35は
ウェハl上面全領域をカバーするように構成されている
。光学フィルタ34の光学的後方には光学フィルタ34
を透過した主光線を受光する受光器37が配設されてお
り、この受光器37は受光量を測定し、測定量に対応し
た電気信号を平滑化処理部38に送信するように構成さ
れている。平滑化処理部38にはエツチング終点判定部
39が接続されており、終点判定部39は平滑化信号の
出力値が予め設定された設定値以下になった時に終点と
判定するように構成されている。
また、このエツチング終点検出装置30はコンピュータ
等から構成されているコントローラ40を備えており、
コントローラ40はエツチング終点判定部39をして平
滑化処理部38からの電気信号に基づきエツチング終点
を判定させるように構成されている。また、コントロー
ラ30は前記同期信号発生装置21におけるホトセンサ
24からの検出結果に基づき、平滑化処理部38をして
後述するようなサンプリン作動を実行させるようになっ
ている。
次に作用を説明する。
被処理物としてのウェハ1の処理室2への搬入時、支持
ピン15が駆動装置により上昇されると、ウェハ1が保
持アーム等のような適当な保持手段(図示せず)により
保持されて支持ピン15上に載置される。続いて、支持
ピン15が下降されることにより、ウェハ1は処理ステ
ージとしての下部電極10上に移載される。
次いで、チャンバ3の搬入口4と搬出口5とが閉じられ
た後、処理室2内が排気ロアにより排気されると、上部
電極8および下部電極10間に高周波電力が高周波電源
13により印加されるとともに、マグネット保持プレー
ト19がモータ17により回転軸16、連結ロッド18
aおよび偏心軸18を介して偏心回転される。これによ
り、上部電極8と下部電極10との間の空間にプラズマ
25が生成されるとともに、プラズマ25はプレート1
9に保持されたマグネット20の磁界によりその密度を
部分的に高められる。かつまた、プレート19が偏心回
転されるため、これと一体回転するマグネット20の磁
界に拘束されてその密度を部分的に高められたプラズマ
25は、第2図に示されているように、ウェハ1に対し
て偏心回転されることになる。
このように生成されたプラズマ25が安定したところで
、処理ガス供給路6にエツチングガス(例えば、CHF
、 、CF、 、CC1,等)が供給されてその吹出口
から吹き出される。これにより、プラズマエツチング反
応およびイオンスパッタリングが惹起され、ウェハ1上
に被着されたレジスト(図示せず)と下地(例えば、5
i03)との選択比により所望のエツチング処理が施さ
れる。このとき、マグネット20の磁界によりプラズマ
25はその密度が局所的に集中されているため、エツチ
ング処理がきわめて効果的に実行されるとともに、プラ
ズマ25が集中された箇所が偏心回転されるため、エツ
チング処理がウェハ1全面にわたって均一に実行される
ことになる。
所望のエンチング処理の終了が、エツチング終点検出装
置30による後述する作用により確認されると、処理室
2内が安全な雰囲気に設定された後、チャンバ3のウェ
ハ搬出口5が開けられ、支持ピン15が上昇されること
により、ウェハ1が支持ピン15上に移載される0次い
で、処理済みのウェハ1は適当なハンドラにより保持さ
れて搬出口5から搬出されて行く。
以降、前記作動が繰り返されることにより、ウェハ1に
ついてのドライエツチング処理が枚葉処理されて行く。
次に、エツチング終点検出装置30によるエツチング終
点検出作動について説明する。
今、エツチングガスとして、CHF5を用いてレジスト
に被覆された下地としてのSin、をエツチング処理す
る場合、次式のような化学反応によりCOが発生する。
CHF5+SiO□→Co +S i F4 +HI 
OこのCOはS10.のエツチング処理が終了すると、
急激に低下するため、このCOの変化をそのスペクトル
光により測定すれば、エツチングの終了時点を検出する
ことができる。
そして、エツチング処理中、COのスペクトル光は主発
光線として受光器37により検出窓31、凹レンズ35
、絞り36およびフィルタ34を介して測定される。受
光器37の検出信号は電気信号として平滑化処理部38
に送信される。平滑化処理部3日においては、後述する
ような作用により、第5図に破線で示されているような
平滑化信号42が作成され、この信号がエツチング終点
判定部39に送信される。この判定部39においては、
その信号の出力値が予め設定された設定値以下になった
時に、エツチング処理の終了時点であると判定され、そ
の判定結果はコントローラ40に送信される。コントロ
ーラ40はこの判定結果に基づき高周波電源13の出力
停止等により、エツチング処理を終了させる。
ところで、一般的なエツチング終点検出装置30′は、
第3図に示されているように、プラズマ25の主光線を
狭い範囲で採光するように構成されている。このような
エツチング終点検出装置がマグネトロン放電形ドライエ
ツチング装置に使用された場合、エツチング終点検出装
置30.′における受光器37′からの出力波形は、第
4図に示されているように、ハンチング現象を発生する
このハンチング現象はエツチング終点検出装置30′が
チャンバ3の側壁の1カ所に設置されているとともに、
マグネトロン放電形ドライエツチング装置においては前
述したように、その密度が部分的に高いプラズマが偏心
回転されるために発生する。すなわち、プラズマ密度の
高い部分がエツチング終点検出装置30′に接近した時
に受光器37′における出力が高くなり、それが離反し
た時、および狭い採光領域からはみ出した時に出力が低
くなる。
ところで、このハンチング波形41′を平滑化する方法
としては、第4図(a)に示されているように、ハンチ
ング波形41’のピーク値A+ 、Am、Asを順次サ
ンプリングして平滑化する方法と、第4図(ロ)に示さ
れているように、ハンチング波形41′のボトム値Bt
 、Bz 、B、を順次サンプリングして平滑化する方
法と、第4図(C)に示されているように、ハンチング
波形41′の平均値C1、Cヨ、C8を順次サンプリン
グして平滑化する方法とが、一般的に考えられる。
しかし、このような平滑化方法においては、平滑化のた
めにハンチングの1周期に相当する時間Tが必要になる
ため、1周期時間Tの範囲内において終点検出時点に最
大1時間の遅れ、または、ばらつき等の誤差が発生し、
その結果、エツチング処理の精度低下が発生する。
例えば、偏心回転が約2Qrpmである場合、ハンチン
グ波形における1周期の時間Tは約3秒となり、Sin
gについてのエツチング速度が1秒間当たり約80人で
あると、最大1周期分の時間3秒間の遅れにより、最大
約240人のエツチング量の過不足、または、各ウェハ
相互間においてその範囲内でエツチング量のばらつきが
発生することになる。
そこで、本実施例においては、第5図に示されているよ
うに、平滑化のためのサンプリング時間をハンチング波
形41の1周期時間の半分(1/2×T)に設定するこ
とにより、エツチング処理の精度低下が抑制される。
すなわち、ハンチング現象が依存するプラズマ25の偏
心回転はモータ17の駆動によるため、回転軸16に固
着されたスリット板22の回転はハンチング波形41に
同期していることになる。
したがって、ホトセンサ24がスリット板22の一対の
スリット23を検出することにより、ハンチング波形4
1に1/2周期をもって同期した信号43が得られるこ
とになる。この同期信号はホトセンサ24からコントロ
ーラ40に送信される。
第6図に示されているように、コントローラ40は同期
信号43をサンプリング信号として使用することにより
、平滑化処理部38において、サンプリング信号43の
発生時におけるハンチング波形41の出力値を順次採取
せしめる。これにより、第5図に破線で示されているよ
うな平滑化信号42が得られる。
そして、この平滑化信号421よハンチング波形41に
対して1/2T時間の周期をもってサンプリングされて
いるため、最大検出遅れ時間は、1/2T時間に抑制さ
れることになる。したがツ下、前述した例の場合につい
てのエツチング量の誤差、または、ばらつきは最大約1
20人になり、前述の半分に低減されることになる。
ここで、本発明に係るエツチング終点検出装置30にお
いては凹レンズ35がウェハ1全面の領域にわたって集
光するように、プラズマ25と受、光器37との間に介
設されているため、プラズマ25の主発光線はプラズマ
25の偏心回転にかかわらず、常に全体的に集光される
ことになる。したがって、偏心回転するプラズマ25の
エツチング終点検出装置30に対する位置関係による影
響が減少されるため、プラズマ25の偏心回転によって
発生するハンチング波形41の振幅りは、第4図に示さ
れている場合におけるハンチング波形41″の振幅D′
に比べて、第5図に示されているように、抑制されるこ
とになる。ハンチング波形41の振幅りが小さく抑制さ
れることにより、前記した平滑化処理の精度が一層高め
られ、要求される精度の厳格性の条件等、場合によって
は平滑化処理を省略することも可能になる。
そして、凹レンズ35によりプラズマ25の主発光線が
常に全体に集光されることにより、エツチング終点時に
おける平滑化信号42の変化量は、第3図に示されてい
るような狭い範囲で採光される場合に比べて、温かに増
大化される。すなわち、エツチング処理が終点に達した
時、coの発生が急激に減少するが、この減少量はウェ
ハ全域において最大になるため、COからの主発光線を
ウェハの全領域について集光することにより、その減少
時点を最も明確に確定することができる。
このようにして、本実施例においては、第5図に示され
ているように、平滑化信号43の終点時における変化量
がきわめて大きく、かつ、急峻に現れるため、エツチン
グ終点判定部39における終点判定が容易、かつ、精度
よく実行されることになる。
前記実施例によれば次の効果が得られる。
(1)  プラズマの発光線を測定することにより、プ
ラズマ処理の進行状況を検出する処理進行状況検出装置
を備えているプラズマ処理装置において、プラズマの発
光線を広い領域で集光し、前記処理進行状況検出装置に
導く光学系を設けることにより、前記処理進行状況検出
装置におけるプラズマの発光線の光量変化を増大化させ
ることができるため、処理進行状況検出の精度を高める
ことができる。
(2)プラズマの発光線を測定することにより、エツチ
ングの終点を検出するエツチング終点検出装置を備えて
いるドライエツチング装置において、凹レンズをプラズ
マの発光線を広い領域で集光し、エツチング終点検出装
置に導くように設けることにより、エツチング終点時に
おけるプラズマの発光線の光量変化を増大化させること
ができるため、エツチング終点検出精度を高めることが
できる。
(3)マグネトロン放電形ドライエツチング装置におい
て、凹レンズをプラズマの主発光線をウェハ全域にわた
って集光するように設けることにより、プラズマの偏心
回転によるハンチング波形の振幅を抑制させることがで
きるため、平滑化処理を省略ないしは簡単化させること
ができ、その結果、エツチング検出精度を一層高めるこ
とができる。
(4)マグネトロン放電形ドライエツチング装置におい
て、マグネットを偏心回転させる回転軸に同期信号発生
手段を設け、この手段からの信号を、エツチング終点検
出装置において平滑化処理部のサンプリング信号として
使用することにより、エツチング終点検出における最大
誤差、または、ばらつきを抑制することができるため、
エツチング量の過不足、または、各被処理物相互間のエ
ツチング量のばらつきを抑制させることができる。
(5)  エツチングの終点精度を高めて、エツチング
量の過不足、およびばらつきを抑制することにより、エ
ツチング精度の低下を抑制することができるため、製品
の品質および信頼性を高めることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
例えば、プラズマの発光線を集光し、処理進行状況検出
装置に導(光学系としては、凹レンズをプラズマと、処
理進行状況検出装置との間に介設して成る構成を使用す
るに限らず、第7図または第8図にそれぞれ示されてい
る構成を使用してもよい。
すなわち、第7図において、検出窓31Aは比較的大き
く開放するように形成されており、この検出窓31Aの
後方には凸レンズ35Aが検出窓31Aからの採光が受
光器37Aに小さい面積で集光されるように設置されて
いる。
本実施例2においては、凸レンズ35Aがウェハl上面
の略全域をカバーすることができるため、前記実施例1
と略同様な作用および効果を得ることができる。
また、第8図において、検出窓31の反対側には光学系
としての凹面鏡35Bが配置されており、この凹面鏡3
5Bはウェハl上面全域カバーして主光線を反射し検出
窓31内へ集光するように構成されている。
本実施例においては、ウェハl上面全域の主光線が凹面
*35Bにより反対されて受光器37に集光されるため
、前記実施例1七′略同様な作用および効果を得ること
ができる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその前景となった利用分野であるマグネトロン放電形
ドライエツチング装置に適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、他のドライエツチ
ング装置は勿論、プレーナマグネトロンスパッタリング
装置等のようなプラズマ処理装置全般に適用することが
できる。
特に、プラズマにより微細加工され、かつ、プラズマに
よる処理の進行状況を精密に検出する必要性がある場合
に適用して優れた効果が得られる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、次の通りである。
プラズマの発光線を測定することにより、プラズマ処理
の進行状況を検出する処理進行状況検出装置を備えてい
るプラズマ処理装置において、プラズマの発光線を広い
領域で集光し、前記処理進行状況検出装置に導(光学系
を設けることにより、前記処理進行状況検出装置におけ
るプラズマの発光線の光量変化を増大化させることがで
きるため、処理進行状況検出の精度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるマグネトロン放電形ド
ライエツチング装置を示す横断面図、第2図はその縦断
面図、 第3図はその作用を説明するための他のドライエツチン
グ装置を示す横断面図、 第4図、第5図および第6図はその作用を説明するため
の各線図、 第7図および第8図は光学系の変形例を示す各横断面図
である。 l・・・ウェハ(被処理物)、2・・・処理室、3・・
・チャンバ、4・・・ウェハ搬入口、5・・・ウェハ搬
出口、6・・・エツチングガス供給路、7・・・排気口
、8・・・上部電極、9・・・ホルダ、10・・・下部
電極、11・・・支軸、12・・・絶縁物、i3・・・
高周波電源、14・・・ガイド孔、15・・・支持ピン
、16・・・回転軸、17モータ、18・・・偏心軸、
18a・・・連結ロッド、19・・・マグネット保持プ
レート、20・・・マグネット、21・・・同期信号発
生装置、2k・・・スリット板、23・・・スリット、
24・・・ホトセンサ(同期信号発生源)、25・・・
プラズマ、30・・・エツチング終点検出装置(処理進
行状況検出装置)、31.31A・・・検出窓、32・
・・窓孔、33・・・透明部材、34・・・光学フィル
タ、35・・・凹レンズ(光学系)、35A−・・凸レ
ンズ(光学系)、35B・・・凹面鏡(光学系)、36
・・・光学絞り、37・・・受光器、38・・・平滑化
処理部、39・・・エツチング終点判定部、40・・・
コントローラ、41・・・ハンチング波L42・・・平
滑化信号、43・・・サンプリング信号。 代理人 弁理士 梶  原  辰  也味      
    城 C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被処理物について処理を施すプラズマを生成するプ
    ラズマ生成手段と、プラズマの発光線を測定することに
    より、プラズマ処理の進行状況を検出する処理進行状況
    検出装置とを備えているプラズマ処理装置であって、前
    記プラズマの発光線を広い領域で集光し、前記処理進行
    状況検出装置に導く光学系を備えていることを特徴とす
    るプラズマ処理装置。 2、光学系が凹レンズであり、この凹レンズがプラズマ
    と処理進行状況検出装置との間に介設されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のプラズマ処理装
    置。 3、光学系が凸レンズであり、この凸レンズがプラズマ
    と処理進行状況検出装置との間に介設されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のプラズマ処理装
    置。
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