JP2000205733A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2000205733A
JP2000205733A JP1039699A JP1039699A JP2000205733A JP 2000205733 A JP2000205733 A JP 2000205733A JP 1039699 A JP1039699 A JP 1039699A JP 1039699 A JP1039699 A JP 1039699A JP 2000205733 A JP2000205733 A JP 2000205733A
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JP
Japan
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refrigerator
compartment
room
duct
air
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JP1039699A
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Yoshihiko Kojima
喜彦 児嶋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵室下部の奥行寸法を大きくとれ、冷蔵室
の内容積を増やすことができ、風量調節装置周りの圧力
損失をなくすことができるようにする。 【解決手段】 3室以上の部屋を有し、上段に冷蔵室
1、中段に0℃以上の部屋2、下段に冷凍室3を配置
し、冷凍室3と冷蔵室1とを、冷凍室側ダクト5と冷蔵
室側ダクト22とこれらダクト間を0℃以上の部屋2の
エリア内で接続するつなぎダクト23とからなる冷気風
路20により連通させ、冷気風路20内に設けた風量調
節装置24によって冷凍室3から冷蔵室1への冷気の循
環を入切するようにした冷蔵庫において、風量調節装置
23を、冷蔵室1のエリア外に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3室以上の部屋を
有し、上段に冷蔵室、中段に0℃以上の部屋(例えば野
菜室やワイン室)、下段に冷凍室を配置してなる冷蔵庫
に係り、より詳しくは冷蔵室の内容積を拡大できる風路
構成を備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の冷蔵庫を示す側面断面図、
図9はその正面からみた風路構成を示す説明図である。
各図において、1は上段に配置された冷蔵室、2は中段
に配置された0℃以上の部屋(ここでは野菜室)、3は
下段に配置された冷凍室、4は冷凍室3から冷蔵室1へ
冷気を送るダクトで、冷凍室側ダクト5と冷蔵室側ダク
ト6とこれらダクト間を野菜室2のエリア内で接続する
つなぎダクト7とから構成されている。8は冷蔵室1の
エリア内において冷蔵室側ダクト6内の下部に配置さ
れ、冷凍室3から冷蔵室1への冷気の循環を入切する風
量調節装置である。
【0003】冷蔵室側ダクト6は、図9のように冷蔵室
1のエリア内で左右2つに分岐され、これら分岐通路6
a,6bが、冷蔵室1の奥壁上部側に複数設けた吹出し
穴9に連なっており、分岐点に風量調節装置8が配置さ
れている。
【0004】また、冷蔵室1と野菜室2を仕切る仕切壁
11には、複数のスリット12が形成され、冷蔵室1内
の冷気がダウンフローにより野菜室2に流れ込むように
なっている。さらに野菜室2に流れ込んだ冷気は、図示
しない戻り風路より冷凍室3に戻されるようになってい
る。なお、13は前記冷気の循環流を発生させるファ
ン、14は循環する空気を冷却する熱交換器である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の冷
蔵庫では、風量調節装置8が冷蔵室1のエリア内の冷蔵
室側ダクト6の分岐点に配置されているため、風量調節
装置8を各分岐通路6a,6bに対応させて幅広に設定
する必要があり、これに伴って冷蔵室側ダクト6も風量
調節装置8を収容する部位の容積を大きくとる必要が生
じていた。このため、冷蔵室下部の奥行寸法が小さくな
り、内容積が減るという難点があった。
【0006】また、風量調節装置8そのものの厚みと断
熱のため、それを挟みこむ冷蔵室側ダクト6の厚みを確
保しなければならず、これが冷蔵室下部の奥行寸法L
(図8)を一層小さくする要因となっている。
【0007】また、前述のように風量調節装置8を幅広
に設定した場合、つなぎダクト7内のA−A線に沿う断
面積Sa(図9の下方に示す)が正方形に近い形状であ
るのに対し、風量調節装置8の開口面積が細長い形状と
なり、これに伴って冷蔵室側ダクト6の風量調節装置収
納部のB−B線に沿う断面積Sb(図9の下方に示す)
も細長い形状にする必要があり、断面積Saから断面積
Sbへとダクト形状を変化させる必要がある。さらに冷
蔵室側ダクト6における風量調節装置上流側に、風量調
節装置8へ冷気を導くための通路となる空間6cを確保
しなければならない。その結果、空間6cが空気だまり
となり、圧力損失を生じていた。
【0008】本発明の技術的課題は、冷蔵室下部の奥行
寸法を大きくとれ、冷蔵室の内容積を増やすことがで
き、風量調節装置周りの圧力損失をなくすことができる
ようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る冷蔵庫は、
下記の構成からなるものである。すなわち、3室以上の
部屋を有し、上段に冷蔵室、中段に0℃以上の部屋、下
段に冷凍室を配置し、冷凍室と冷蔵室とを、冷凍室側ダ
クトと冷蔵室側ダクトとこれらダクト間を0℃以上の部
屋のエリア内で接続するつなぎダクトとからなる冷気風
路により連通させ、冷気風路内に設けた風量調節装置に
よって冷凍室から冷蔵室への冷気の循環を入切するよう
にした冷蔵庫において、風量調節装置を、冷蔵室のエリ
ア外に配置したものである。
【0010】また、本発明に係る冷蔵庫は、風量調節装
置を、つなぎダクトの内部に配置したものである。
【0011】また、本発明に係る冷蔵庫は、風量調節装
置を、冷蔵室側ダクトとつなぎダクトとの接続部に配置
したものである。
【0012】また、本発明に係る冷蔵庫は、風量調節装
置を、0℃以上の部屋と冷凍室を仕切る仕切壁とつなぎ
ダクトとの接続部に配置したものである。
【0013】また、本発明に係る冷蔵庫は、風量調節装
置を、0℃以上の部屋と冷凍室を仕切る仕切壁の内部に
配置したものである。
【0014】また、本発明に係る冷蔵庫は、つなぎダク
トを、0℃以上の部屋と冷凍室とを連通させる戻り風路
と一体、または近接して設けたものである。
【0015】また、本発明に係る冷蔵庫は、冷蔵室側ダ
クトを複数の通路に分岐させ、これら分岐通路を、冷蔵
室内に開口する設定高さ位置の異なる吹出し穴にそれぞ
れ接続するとともに、風量調節装置に分岐通路に対応す
る複数の弁を備えさせたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施形態1.以下、図示実施形態
に基づき本発明を説明する。図1は本発明の請求項1,
2に係る冷蔵庫を示す側面断面図、図2はその正面から
みた風路構成を示す説明図であり、各図中、前述の従来
例のものと同一部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。なお、ここでも0℃以上の部屋として野菜室を
例に挙げて説明する。
【0017】この第1実施形態の冷蔵庫は、冷蔵室1と
野菜室2が、インジェクション成形品からなる仕切壁1
1によって仕切られ、また野菜室2と冷凍室3が、間に
断熱材を挟んだ仕切壁21によって仕切られている。
【0018】20は冷凍室3から冷蔵室1へ冷気を送る
風路で、冷凍室側ダクト5と冷蔵室側ダクト22とこれ
らダクト間を野菜室2のエリア内で接続するつなぎダク
ト23とから構成され、つなぎダクト23内の上部に、
冷凍室3から冷蔵室1への冷気の循環を入切する風量調
節装置24が配置されている。
【0019】また、冷蔵室側ダクト22は、図2のよう
に冷蔵室1のエリア内で左右2つに分岐され、これら分
岐通路22a,22bが、冷蔵室1の奥壁上部側に複数
設けた吹出し穴9に連なっている。風量調節装置24の
開口面積すなわちつなぎダクト23のC−C線に沿う断
面積Scと冷蔵室側ダクト22下部のD−D線に沿う断
面積Sdは、図2の下方に示すように同一でかつ同形状
に設定され、この部位で流路形状が変化しないように考
慮されている。
【0020】そして、冷凍室3の奥壁内方に設置したフ
ァン13によって冷凍室3内の冷気循環やこの冷気の一
部の冷蔵室1や野菜室2への送給を行っている。すなわ
ち、冷凍室3内の冷気は、冷凍室側ダクト5から野菜室
2の奥にあるつなぎダクト23内に進入して、つなぎダ
クト23内の風量調節装置24部を通過し、さらに冷蔵
室側ダクト22を通り、吹出し穴9から冷蔵室1内に送
られるようになっている。
【0021】野菜室2へは、冷蔵室1の床面に設けたス
リット12を通して、冷蔵室2内の冷気を送っている。
そして、冷蔵室1や野菜室2への冷気の送給、遮断は、
つなぎダクト23内の風量調節装置24により行ってい
る。
【0022】このように、この第1実施形態の冷蔵庫
は、風量調節装置24をつなぎダクト23内に配置して
いるので、冷蔵室側ダクト22がシンプルな形状とな
り、その分、冷蔵室1の内容積を大きくすることがで
き、かつ扱いやすく組立て作業性も良い。
【0023】また、つなぎダクト23と冷蔵室側ダクト
22は、同じ断面積形状のままつながっていて、つなぎ
ダクト23内にある風量調節装置24の開口面積もこれ
らダクトと同じ断面積形状であるため、風量調節装置2
4周りで圧力損失を生じることはなく、ファン13の負
荷を軽減することができる。
【0024】更に、風量調節装置24を冷凍室3よりに
配置しているため、冷凍室3から風量調節装置24に至
る間の距離が短くなり、その分、風量調節装置24より
も上流側風路の温度が低い部分と温度が高い野菜室2と
の接触面積が減って、風量調節装置24を閉じて冷気の
循環を切にした状態下における熱漏洩を少なくすること
ができる。
【0025】実施形態2.図3は本発明の請求項1,3
に係る冷蔵庫を示す側面断面図であり、図中、前述の第
1実施形態のものと同一部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。なお、ここでも0℃以上の部屋として
野菜室を例に挙げて説明する。
【0026】この第2実施形態の冷蔵庫は、冷蔵室1の
エリア内で左右2つに分岐する分岐通路32a,32b
を有する冷蔵室側ダクト32とつなぎダクト33の互い
の接続面を、その風路軸線に直交する面内に設定し、風
量調節装置24を、これらダクト32,33の接続部に
配置したものであり、それ以外の構成は前述の第1実施
形態のものと同様である。
【0027】この第2実施形態において、冷凍室3から
冷蔵室1や野菜室2への冷気の流入は、冷蔵室側ダクト
32とつなぎダクト33の接続部に配置した風量調節装
置24によって入切し送られる。
【0028】この第2実施形態においては、風量調節装
置24を冷蔵室側ダクト32とつなぎダクト33の接続
部に配置しているので、前述の第1実施形態の効果、す
なわち冷蔵室1の内容積拡大効果、組立て作業性向上効
果、ファン13の負荷軽減効果、風量調節装置24を切
にした時の熱漏洩量減少効果に加え、風量調節装置24
周りの冷気シール34に、冷蔵室側ダクト32とつなぎ
ダクト33の冷気シールの機能を持たせることができ、
部品を共有化できて部品点数を少なくすることができる
という利点がある。
【0029】実施形態3.図4は本発明の請求項1,4
に係る冷蔵庫を示す側面断面図であり、図中、前述の第
1及び第2実施形態のものと同一部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。なお、ここでも0℃以上の部
屋として野菜室を例に挙げて説明する。
【0030】この第3実施形態の冷蔵庫は、風量調節装
置24を、つなぎダクト23と冷凍室側ダクト5の接続
部に配置したものであり、それ以外の構成は前述の各実
施形態のものと同様である。
【0031】この第3実施形態において、冷凍室3から
冷蔵室1や野菜室2への冷気の流入は、つなぎダクト2
3と冷凍室側ダクト5の接続部に配置した風量調節装置
24によって入切し送られる。
【0032】この第3実施形態においては、風量調節装
置24をつなぎダクト23と冷凍室側ダクト5の接続部
に配置しているので、前述の第1実施形態の効果、すな
わち冷蔵室1の内容積拡大効果、組立て作業性向上効
果、ファン13の負荷軽減効果に加え、冷凍室3から風
量調節装置24に至る間の距離がより短くでき、その
分、風量調節装置24よりも上流側風路の温度が低い部
分と温度が高い野菜室2との接触面積がより減少し、風
量調節装置24を閉じて冷気の循環を切にした状態下に
おける熱漏洩をさらに少なくすることができるという利
点がある。
【0033】また、風量調節装置24周りの冷気シール
34に、つなぎダクト23と冷凍室側ダクト5の冷気シ
ールの機能を持たせることができ、部品を共有化できて
部品点数を少なくすることができるという利点がある。
【0034】実施形態4.図5は本発明の請求項1,5
に係る冷蔵庫を示す側面断面図であり、図中、前述の第
1実施形態のものと同一部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。なお、ここでも0℃以上の部屋として
野菜室を例に挙げて説明する。
【0035】この第4実施形態の冷蔵庫は、風量調節装
置24を、野菜室2と冷凍室3を仕切る仕切壁21の内
部すなわち冷凍室側ダクト5内に配置したものであり、
それ以外の構成は前述の第1実施形態のものと同様であ
る。
【0036】この第4実施形態において、冷凍室3から
冷蔵室1や野菜室2への冷気の流入は、冷凍室側ダクト
5内に配置した風量調節装置24によって入切し送られ
る。
【0037】この第4実施形態においては、間に断熱材
を挟んだ仕切壁21の内部すなわち冷凍室側ダクト5内
に風量調節装置24を配置しているので、前述の第1実
施形態の効果、すなわち冷蔵室1の内容積拡大効果、組
立て作業性向上効果、ファン13の負荷軽減効果に加
え、冷凍室3から風量調節装置24に至る間に放冷部が
なくなり、風量調節装置24を閉じて冷気の循環を切に
した状態下における熱漏洩をより一層少なくすることが
できる。また風量調節装置24を仕切壁21の組立部品
に含めることができ、かつ冷蔵室側ダクト22だけでな
くつなぎダクト23も単純な構成となり、取扱い作業性
がより一層容易になる。
【0038】実施形態5.図6は本発明の請求項1,
2,3,4,5,6に係る冷蔵庫の正面からみた風路構
成を示す説明図であり、図中、前述の第1実施形態のも
のと同一部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。なお、ここでも0℃以上の部屋として野菜室を例に
挙げて説明する。また風量調節装置の配置例として、こ
こでは前述の第1実施形態のものを例に挙げて説明す
る。
【0039】この第5実施形態の冷蔵庫は、冷気風路4
0の構成に特徴を有している。すなわち、冷気風路40
は、冷凍室側送りダクト41と、このダクト41の側方
に一体形成されて冷凍室3内の下方で戻り吹出し口42
aが開口する冷凍室側戻りダクト42と、送り専用の冷
蔵室側ダクト22と、冷凍室側送りダクト41と冷蔵室
側ダクト22間を野菜室2のエリア内で接続するつなぎ
送りダクト43と、このダクト43の側方に一体形成さ
れて野菜室2内の上方で吸込み口44aが開口し、かつ
下端が野菜室2のエリア内で冷凍室側戻りダクト42と
接続されたつなぎ戻りダクト44とから構成され、つな
ぎ送りダクト43内の上部に、冷凍室3から冷蔵室1へ
の冷気の循環を入切する風量調節装置24が配置されて
いる。それ以外の構成は前述の第1実施形態のものと同
様である。
【0040】この第5実施形態の冷蔵庫においては、冷
凍室3の奥壁内方に設置したファン13によって冷凍室
3内の冷気循環やこの冷気の一部の冷蔵室1や野菜室2
への送給が行われ、冷凍室3から冷蔵室1や野菜室2へ
の冷気の流入は、つなぎ送りダクト43内に配置した風
量調節装置24によって入切される。すなわち、風量調
節装置24の入切替時、冷凍室3内の冷気は、冷凍室側
送りダクト41から野菜室2の奥にあるつなぎ送りダク
ト43内に進入して、つなぎ送りダクト43内の風量調
節装置24部を通過し、さらに冷蔵室側ダクト22を通
り、吹出し穴9から冷蔵室1内に送られ、更に冷蔵室1
の床面に設けたスリット12を通して野菜室2に送られ
る。そして、野菜室2からつなぎ戻りダクト44の吸込
み口44aに進入して、つなぎ戻りダクト44から冷凍
室側戻りダクト42を通り、戻り吹出し口42aより冷
凍室3内に戻され、熱交換器14にて冷却される。な
お、この風路構成は前述の第1実施形態だけでなく第2
乃至第4実施形態のものにも適用できることは言うまで
もない。
【0041】このように、この第5実施形態の冷蔵庫に
おいては、つなぎダクトと冷凍室側ダクトを、それぞれ
送り風路と戻り風路を一体化したツインダクトから構成
したので、風路構成がコンパクトとなり、前述の各実施
形態の効果、すなわち冷蔵室1の内容積拡大効果、組立
て作業性向上効果、ファン13の負荷軽減効果、風量調
節装置24を切にした時の熱漏洩量減少効果に加え、風
路部品点数を少なくでき、取扱い作業性が容易になると
いう利点がある。
【0042】なお、ここでは冷凍室側送りダクト41と
冷凍室側戻りダクト42、及びつなぎ送りダクト43と
つなぎ戻りダクト44を、それぞれ一体化したものを例
に挙げて説明したが、送り風路と戻り風路を別体から構
成して、これらを近設配置し、一方の風路壁を送り風路
と戻り風路間の隔壁として利用するようにしてもよい。
【0043】また、ファン13は図1に示すように冷凍
室側送りダクト41に対応して設置され、戻り風路とは
隔絶されているため、冷凍室側戻り風路は、つなぎ戻り
ダクト44に対応させて仕切壁21に連通口を形成する
だけでもよい。
【0044】実施形態6.図7は本発明の請求項1,
2,3,4,5,6,7に係る冷蔵庫の正面からみた風
路構成を示す説明図であり、図中、前述の第1及び第5
実施形態のものと同一部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。なお、ここでも0℃以上の部屋として野
菜室を例に挙げて説明する。また風量調節装置の配置例
として、ここでも前述の第1実施形態のものを例に挙げ
て説明する。
【0045】この第6実施形態の冷蔵庫は、冷気風路5
0における冷凍室側送りダクト51とつなぎ送りダクト
52を幅広に形成して、つなぎ送りダクト52内の上部
に、冷凍室3から冷蔵室1への冷気の循環を入切する2
弁方式の幅広の風量調節装置53を配置して、つなぎ送
りダクト52内の上部風路を第1の風路52aと第2の
風路52bに分割し、これら第1と第2の風路52a,
52bへの冷気の流入を、風量調節装置53の第1の弁
53aと第2の弁53bにより独立して入切できるよう
にしている。
【0046】また、冷蔵室側ダクト22の下部側方に、
つなぎ送りダクト52の第2の風路52bに対応する風
路54を新たに一体形成し、風路54上部に、冷蔵室1
内の下方に冷気を送るための送り吹出し口54aを設
け、この送り吹出し口54aからの冷気の流入を風量調
節装置53の第2の弁53bにより入切させ、冷蔵室1
の上部吹出し穴9からの冷気の流入を風量調節装置53
の第1の弁53aにより入切させるこことで、冷蔵室1
内の上方と下方を別の温度に制御することができるよう
にしている。それ以外の構成は前述の第1及び第5実施
形態のものと同様である。
【0047】この第6実施形態の冷蔵庫においては、冷
凍室3の奥壁内方に設置したファン13によって冷凍室
3内の冷気循環やこの冷気の一部の冷蔵室1や野菜室2
への送給が行われ、冷凍室3から冷蔵室1や野菜室2へ
の冷気の流入は、つなぎ送りダクト52内に配置した風
量調節装置53の第1の弁53aと第2の弁53bによ
って入切される。すなわち、風量調節装置53の入切替
時、冷凍室3内の冷気は、冷凍室側送りダクト51から
野菜室2の奥にあるつなぎ送りダクト52内に進入し
て、つなぎ送りダクト52内の風量調節装置53の開か
れている弁53a又は53b部を通過し、風路52a又
は52bから冷蔵室側ダクト22の分岐通路22a,2
2b又は風路54に進入し、上部吹出し穴9又は送り吹
出し口54aから冷蔵室1内に送られる。この時、風量
調節装置53の第1の弁53aと第2の弁53bの両方
が開いていれば、風路52a及び52bから冷蔵室側ダ
クト22の分岐通路22a,22b及び風路54に進入
し、上部吹出し穴9及び送り吹出し口54aから冷蔵室
1内に送られる。そして、冷蔵室1の床面に設けたスリ
ット12を通して野菜室2に送られ、野菜室2からつな
ぎ戻りダクト44の吸込み口44aに進入して、つなぎ
戻りダクト44から冷凍室側戻りダクト42を通り、戻
り吹出し口42aより冷凍室3内に戻され、熱交換器1
4にて冷却される。なお、この風路構成は前述の第1実
施形態だけでなく第2乃至第5実施形態のものにも適用
できることは言うまでもない。
【0048】このように、この第6実施形態の冷蔵庫に
おいては、つなぎ送りダクト52内の上部を2弁方式の
幅広の風量調節装置53より2つの風路52a,52b
に分割し、これら2つの風路52a,52bを、冷蔵室
1内の上方と下方に開口する吹出し穴9と送り吹出し口
54aに接続して、風量調節装置53より各風路への冷
気の流入を独立して入切させるようにしたので、前述の
各実施形態の効果、すなわち冷蔵室1の内容積拡大効
果、組立て作業性向上効果、ファン13の負荷軽減効
果、風量調節装置24を切にした時の熱漏洩量減少効果
に加え、冷蔵室1内の上方と下方を別の温度に制御する
ことができるという利点がある。したがって、冷蔵室1
内に別の温度帯の部屋を設けることも可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
3室以上の部屋を有し、上段に冷蔵室、中段に0℃以上
の部屋、下段に冷凍室を配置し、冷凍室と冷蔵室とを、
冷凍室側ダクトと冷蔵室側ダクトとこれらダクト間を0
℃以上の部屋のエリア内で接続するつなぎダクトとから
なる冷気風路により連通させ、冷気風路内に設けた風量
調節装置によって冷凍室から冷蔵室への冷気の循環を入
切するようにした冷蔵庫において、風量調節装置を、冷
蔵室のエリア外に配置したので、冷蔵室の内容積を拡大
させることができた。
【0050】また、この発明によれば、風量調節装置
を、つなぎダクトの内部に配置したので、冷蔵室側ダク
トがシンプルな形状となり、その分、冷蔵室の内容積を
大きくすることができ、かつ扱いやすく組立て作業性が
向上した。さらに冷凍室から風量調節装置に至る間の距
離の短縮化が図れ、風量調節装置を閉じて冷気の循環を
切にした状態下における熱漏洩を少なくすることができ
た。
【0051】また、この発明によれば、風量調節装置
を、冷蔵室側ダクトとつなぎダクトとの接続部に配置し
たので、風量調節装置周りの冷気シールに、冷蔵室側ダ
クトとつなぎダクトの冷気シールの機能を持たせること
ができ、部品を共有化できて部品点数を少なくすること
ができた。
【0052】また、この発明によれば、風量調節装置
を、0℃以上の部屋と冷凍室を仕切る仕切壁とつなぎダ
クトとの接続部に配置したので、風量調節装置周りの冷
気シールに、つなぎダクトと冷凍室側ダクトの冷気シー
ルの機能を持たせることができ、部品を共有化できて部
品点数を少なくすることができた。さらに冷凍室から風
量調節装置に至る間の距離がより短くでき、その分、風
量調節装置を閉じて冷気の循環を切にした状態下におけ
る熱漏洩をより少なくすることができた。
【0053】また、この発明によれば、風量調節装置
を、0℃以上の部屋と冷凍室を仕切る仕切壁の内部に配
置したので、冷凍室から風量調節装置に至る間に放冷部
がなくなり、風量調節装置を閉じて冷気の循環を切にし
た状態下における熱漏洩をより一層少なくすることがで
きた。さらに風量調節装置を仕切壁の組立部品に含める
ことができ、かつ冷蔵室側ダクトだけでなくつなぎダク
トも単純な構成となり、取扱い作業性がより一層容易に
なった。
【0054】また、この発明によれば、つなぎダクト
を、0℃以上の部屋と冷凍室とを連通させる戻り風路と
一体、または近接して設けたので、風路構成がコンパク
トとなり、風路部品点数を少なくでき、取扱い作業性が
容易になった。
【0055】また、この発明によれば、冷蔵室側ダクト
を複数の通路に分岐させ、これら分岐通路を、冷蔵室内
に開口する設定高さ位置の異なる吹出し穴にそれぞれ接
続するとともに、風量調節装置に分岐通路に対応する複
数の弁を備えさせたので、冷蔵室内の上方と下方を別の
温度に制御することができ、冷蔵室内に別の温度帯の部
屋を設けることも可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫を示す側
面断面図である。
【図2】 第1実施形態に係る冷蔵庫の正面からみた風
路構成を示す説明図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る冷蔵庫を示す側
面断面図である。
【図4】 本発明の第3実施形態に係る冷蔵庫を示す側
面断面図である。
【図5】 本発明の第4実施形態に係る冷蔵庫を示す側
面断面図である。
【図6】 本発明の第5実施形態に係る冷蔵庫の正面か
らみた風路構成を示す説明図である。
【図7】 本発明の第6実施形態に係る冷蔵庫の正面か
らみた風路構成を示す説明図である。
【図8】 従来の冷蔵庫を示す側面断面図である。
【図9】 従来の冷蔵庫の正面からみた風路構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 冷蔵室、2 野菜室(0℃以上の部屋)、3 冷凍
室、5 冷凍室側ダクト、9 吹出し穴、21 仕切壁
(野菜室と冷凍室間の仕切壁)、22 冷蔵室側ダク
ト、23,33 つなぎダクト、24,53 風量調節
装置、20,40,50 冷気風路、41 冷凍室側送
りダクト(冷凍室側ダクト)、43 つなぎ送りダクト
(つなぎダクト)、44 つなぎ戻りダクト(野菜室と
冷凍室間の戻り風路)、53a 第1の弁、53b 第
2の弁、54 風路(分岐通路)、54a 送り吹出し
口(吹出し穴)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3室以上の部屋を有し、上段に冷蔵室、
    中段に0℃以上の部屋、下段に冷凍室を配置し、前記冷
    凍室と前記冷蔵室とを、冷凍室側ダクトと冷蔵室側ダク
    トとこれらダクト間を前記0℃以上の部屋のエリア内で
    接続するつなぎダクトとからなる冷気風路により連通さ
    せ、該冷気風路内に設けた風量調節装置によって前記冷
    凍室から前記冷蔵室への冷気の循環を入切するようにし
    た冷蔵庫において、 前記風量調節装置を、前記冷蔵室のエリア外に配置した
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 風量調節装置を、つなぎダクトの内部に
    配置したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 風量調節装置を、冷蔵室側ダクトとつな
    ぎダクトとの接続部に配置したことを特徴とする請求項
    1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 風量調節装置を、0℃以上の部屋と冷凍
    室を仕切る仕切壁とつなぎダクトとの接続部に配置した
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 風量調節装置を、0℃以上の部屋と冷凍
    室を仕切る仕切壁の内部に配置したことを特徴とする請
    求項1記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 つなぎダクトを、0℃以上の部屋と冷凍
    室とを連通させる戻り風路と一体、または近接して設け
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 冷蔵室側ダクトを複数の通路に分岐さ
    せ、これら分岐通路を、冷蔵室内に開口する設定高さ位
    置の異なる吹出し穴にそれぞれ接続するとともに、風量
    調節装置に前記分岐通路に対応する複数の弁を備えさせ
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに
    記載の冷蔵庫。
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