JP2000205368A - アイドル振動抑制装置 - Google Patents

アイドル振動抑制装置

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JP2000205368A
JP2000205368A JP11013214A JP1321499A JP2000205368A JP 2000205368 A JP2000205368 A JP 2000205368A JP 11013214 A JP11013214 A JP 11013214A JP 1321499 A JP1321499 A JP 1321499A JP 2000205368 A JP2000205368 A JP 2000205368A
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JP
Japan
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engine
output shaft
idle
torque
torque converter
Prior art date
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Pending
Application number
JP11013214A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Tateno
学 立野
Eiichi Kamiyama
栄一 神山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクコンバータによってエンジンの出力ト
ルクを伝達させる場合に、アイドル回転数をさらに低回
転化した場合であっても、効果的にアイドル振動を抑制
することのできるアイドル振動抑制装置を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明の振動抑制装置は、入力されたエ
ンジン1の駆動トルクを出力軸8から出力するトルクコ
ンバーター3と、エンジン1のアイドル運転状態を検出
するアイドル状態検出手段13,14,15と、アイド
ル状態検出手段13,14,15によるアイドル運転状
態検出時に、トルクコンバーター3の出力軸8の回転を
エンジン1のシリンダブロック5に対して固定する出力
軸固定手段11、13とを備えたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクコンバータ
ーを介して内燃機関の駆動トルクを伝達する車輌などに
おいて、アイドル運転時に発生するアイドル振動を抑制
するアイドル振動抑制装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】アイドル時のエンジン
回転数を、従来の回転数(700rpm程度)よりもさらに下
げる(例えば、300〜500rpm程度)ことによって、アイ
ドル時の燃費を改善することができる。しかし、アイド
ル時のエンジン回転数を下げるとエンジン自体の振動が
大きくなり過ぎるので、アイドル時のエンジン回転数を
下げるには、振動抑制のための更なる改善が必要であっ
た。
【0003】アイドル時の振動を抑制するものとして
は、特開昭58-214059号公報、特開昭59-147155号公報、
特開平5-306734号公報、特開平7-36554号公報などに記
載のものなどが知られている。しかし、これらの公報に
記載された振動抑制のための機構や装置は、エンジン回
転数が従来の回転数程度であった場合の振動を前提とし
たものであり、アイドル時のエンジン回転数を従来の回
転数よりもさらに下げてた場合にも有効なものではなか
った。
【0004】従って、本発明の目的は、特にトルクコン
バータによってエンジンの出力トルクを伝達させる場合
に、アイドル回転数をさらに低回転化した場合であって
も、効果的にアイドル振動を抑制することのできるアイ
ドル振動抑制装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のアイドル振動抑
制装置は、入力されたエンジンの駆動トルクを出力軸か
ら出力するトルクコンバーターと、エンジンのアイドル
運転状態を検出するアイドル状態検出手段と、アイドル
状態検出手段によるアイドル運転状態検出時に、トルク
コンバーターの出力軸の回転をエンジンのシリンダブロ
ックに対して固定する出力軸固定手段とを備えたことを
特徴としている。
【0006】本発明のアイドル振動抑制装置によれば、
アイドル運転状態検出手段によってアイドル運転状態を
検出し、アイドル運転状態を検出したときには、トルク
コンバーターの出力軸をエンジンブロックに対して固定
する。このため、トルクコンバーターの入力軸からエン
ジン側に戻るトルク反力に起因するモーメントの変動
を、トルクコンバーターの出力軸を固定することによっ
てシリンダブロックに伝達される反力に起因するモーメ
ントの変動によって打ち消し、アイドル振動の振動レベ
ルを低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の振動抑制装置の一実施形
態を図面を参照しつつ説明する。
【0008】図1に示されるように、エンジン1のクラ
ンクシャフト2が、トルクコンバーター3の入力軸4と
結合されている。また、エンジン1のシリンダブロック
5とトルクコンバーター3のハウジング6とは、剛体結
合されている。トルクコンバーター3のさらに下流側に
は、図示されないトランスミッションが結合されてい
る。なお、クランクシャフト2と入力軸4との間に、ダ
ンパーなどを介在させても良いことは言うまでもない。
【0009】トルクコンバーター3の内部には、図1及
び図2に示されるように、入力軸4に結合されたポンプ
インペラ7と、このポンプインペラ7に対向して配置さ
れたタービンブレード9と、ポンプインペラ7とタービ
ンブレード9の間に位置するステータ10とが配設され
ている。タービンブレード9には、出力軸8が結合され
ている。また、ポンプインペラ7及びタービンブレード
9は回転可能であるが、ステータ10は回転しないよう
に固定されている。
【0010】入力軸4から入力されたエンジン1の出力
トルクは、ポンプインペラ7を回転させてトルクコンバ
ーター3内部のオイル(ATフルード)に流れを形成さ
せる。形成された流れは、ポンプインペラ7→タービン
ブレード9→ステータ10→ポンプインペラ7と循環す
る。循環するオイルの流れによって、タービンブレード
9が回転され、このタービンブレード9を回転させるト
ルクが出力軸8から出力される。
【0011】このように、トルクコンバーター3は、入
力軸4と出力軸8との間にオイルを介在させてあるた
め、入力軸4と出力軸8との間に回転差があっても、こ
の回転差をオイルによって吸収しつつトルクを伝達する
ことができる。なお、循環するオイルによってステータ
10を回転させようとするトルクが発生するが、ステー
タ10は固定されているので、このトルクを受け止めて
反対に流れにエネルギーを与え、これがタービンブレー
ド9に伝えられる。
【0012】即ち、ポンプインペラ7とタービンブレー
ド9とに回転差があるときは、ポンプインペラ7からタ
ービンブレード9に伝達されるトルクが、ステータ10
があることによって増幅される。なお、ポンプインペラ
7とタービンブレード9とに回転差が無いときに、オイ
ルを介在させることによるトルク伝達ロスを回避するた
めに、ポンプインペラ7とタービンブレード9とを直結
するロックアップクラッチをトルクコンバーター3の内
部に内蔵しても良いことは言うまでもない。
【0013】また、トルクコンバーター3の出力軸8に
は、この出力軸8をハウジング6に固定する出力軸固定
手段としての固定用クラッチ11が取り付けられてい
る。固定用クラッチ11によって、ハウジング6を介し
て出力軸8をシリンダブロック5に対して固定すること
ができる。即ち、固定用クラッチ11は、出力軸固定手
段として機能する。さらに、出力軸8の下流側には、出
力軸8のトルクの伝達を接続・切断するクラッチ12が
配設されている。
【0014】これらのクラッチ11,12は、電子制御
ユニット(ECU)13からの信号に基づいて制御され
る。ECU13には、アクセル開度を検出するアクセル
ポジションセンサ14や、車速を検出するための車輪速
センサ15も接続されている。本実施形態においては、
これらのセンサ14,15によってエンジン1のアイド
ル運転状態を検出する。即ち、ECU13及びセンサ1
4,15は、アイドル運転状態検出手段として機能す
る。
【0015】次に、上述した振動抑制装置によって、ア
イドル運転状態におけるアイドル振動を抑制する制御に
ついて説明する前に、アイドル振動について簡単に説明
する。
【0016】上述したトルクコンバーター3において
は、ポンプインペラ7でオイルに流れを生じさせるた
め、その反力がトルク反力として入力軸4に作用し、こ
のトルク反力によってエンジン1を回転させるモーメン
トが発生する。一方、エンジン1の出力トルクは、気筒
毎の燃焼が完全に同一ではないなどの理由により、僅か
なトルク変動が生じている。そして、このトルク変動
は、上述したトルク反力によるエンジン1を回転させる
モーメントも変動させ、このモーメント変動がエンジン
マウントを経由して乗員に伝達され不快な振動を感じさ
せる。車輌が停止しているアイドル時には、上述した不
快な振動がいわゆるアイドル振動の一因となっている。
【0017】特に、従来のオートマチックトランスミッ
ションにおいては、Nレンジがセレクトされて出力軸8
が回転されているときよりも、Dレンジがセレクトさ
れ、かつ、フットブレーキで停止しているときのよう
に、出力軸8が固定されているときの方が、入力軸4に
作用する反力が大きいので、アイドル振動は大きくな
る。なお、従来のオートマチックトランスミッションに
おいて、フットブレーキで出力軸8を固定しているとき
には、出力軸8を固定することによる反力は、主として
ブレーキ部分に作用しており、エンジン1本体に作用す
ることはない。
【0018】上述した振動抑制装置によって、アイドル
運転状態におけるアイドル振動を抑制する制御について
説明する。
【0019】本実施形態においては、燃費改善のために
アイドル回転数を従来のアイドル回転数よりもさらに低
回転化している。ECU13は、アクセルポジションセ
ンサ14及び車輪速センサ15の出力を常に取り込んで
おり、これらのセンサ14,15の出力から、エンジン
1がアイドル運転状態にあるかどうかを常に監視してい
る。
【0020】ECU13によって、エンジン1がアイド
ル運転状態であると判断された場合には、ECU13か
ら、固定用クラッチ11によって出力軸8をハウジング
6を介してシリンダブロック5に対して固定すると共
に、クラッチ12を切断状態にする。なお、クラッチ1
2が切断された状態としては、従来のオートマチックト
ランスミッションにおけるNレンジがセレクトされた状
態を実現すればよい。
【0021】出力軸8がハウジング6に固定されても、
出力軸8と入力軸4とは、トルクコンバーター3の内部
で滑る状態となるので、エンジンの運転上支障はなく、
エンストなどが発生することはない。出力軸8を固定す
ることによって生じる反力は、ハウジング6を介してシ
リンダブロック5に伝達され、エンジン1を回転させる
モーメントが発生する。この結果、入力軸4に作用する
トルク反力によるモーメント変動と、出力軸8を固定す
る反力によるモーメント変動とが、互いに打ち消し合
う。即ち、アイドル運転状態時に出力軸8をシリンダブ
ロック5に対して固定することによって、アイドル振動
を抑制することができる。
【0022】また、ここでは、出力軸8を固定した状態
で入力軸4を回転させることになるため、エンジン1に
負荷が加わることになる。しかし、アイドル回転数を低
回転化している場合は、ある程度のエンジン負荷があっ
た方がエンジン1の燃焼が安定するため、かえって好ま
しい。
【0023】なお、ここでは、固定用クラッチ11によ
る出力軸8の固定と同時に、固定用クラッチ11の下流
側との接続状態を切断するべくクラッチ12を切断状態
とした。しかし、固定用クラッチ11によって出力軸8
を固定するので、出力軸8と固定クラッチ11の下流側
とが接続状態であっても良い。ただし、この場合は、接
続状態にある出力軸8の下流側(車輪側)からの入力
(例えば、坂道で車輌が自重で移動しようとする場合な
どは車輪側から出力軸8に対して入力がある)に対して
十分対抗できるように、固定用クラッチ11を拘束力の
大きなものとしなくてはならない。クラッチ12によっ
て切断状態とすれば、車輪側から出力軸8への入力を確
実に切断できるので好ましい。
【0024】本発明の振動抑制装置は、上述した実施形
態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形
態においては、アイドル運転状態をアクセル開度と車輪
速から判断したが、その他の情報からアイドル運転状態
を判断するようにしても良い。また、上述した実施形態
においては、出力軸8をハウジング6に対して直接固定
したが、間接的に固定してもよい。さらに、本実施形態
においては、アイドル回転数をさらに低回転化したエン
ジン1に対して適用したが、アイドル回転数として従来
と同様な回転数を採用しているエンジンに対しても有効
である。
【0025】
【発明の効果】本発明の振動抑制装置は、入力されたエ
ンジンの駆動トルクを出力軸から出力するトルクコンバ
ーターと、エンジンのアイドル運転状態を検出するアイ
ドル状態検出手段と、アイドル状態検出手段によるアイ
ドル運転状態検出時に、トルクコンバーターの出力軸の
回転をエンジンのシリンダブロックに対して固定する出
力軸固定手段とを備えているため、効果的にアイドル振
動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動抑制装置の一実施形態を示す構成
図である。
【図2】本発明の振動抑制装置の一実施形態におけるト
ルクコンバーターを示す構成図である。
【符号の説明】
1…エンジン、3…トルクコンバーター、4…入力軸、
5…シリンダブロック、8…出力軸、11…固定用クラ
ッチ(出力軸固定手段)、13…ECU(アイドル運転
状態検出手段)、14…アクセルポジションセンサ(ア
イドル運転状態検出手段)、15…車輪速センサ(アイ
ドル運転状態検出手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D039 AA02 AA03 AA31 AB01 AC01 AC13 AC21 AD02 AD11 3D041 AA01 AB01 AC09 AC11 AC15 AD06 AD10 AD51 AE16 3J053 BA01 BB06 BB15 DA04 DA06 EA04 FA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたエンジンの駆動トルクを出力
    軸から出力するトルクコンバーターと、 前記エンジンのアイドル運転状態を検出するアイドル状
    態検出手段と、 前記アイドル状態検出手段によるアイドル運転状態検出
    時に、前記トルクコンバーターの前記出力軸の回転を前
    記エンジンのシリンダブロックに対して固定する出力軸
    固定手段とを備えたことを特徴とするアイドル振動抑制
    装置。
JP11013214A 1999-01-21 1999-01-21 アイドル振動抑制装置 Pending JP2000205368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11013214A JP2000205368A (ja) 1999-01-21 1999-01-21 アイドル振動抑制装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP11013214A JP2000205368A (ja) 1999-01-21 1999-01-21 アイドル振動抑制装置

Publications (1)

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JP2000205368A true JP2000205368A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11826917

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JP11013214A Pending JP2000205368A (ja) 1999-01-21 1999-01-21 アイドル振動抑制装置

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JP (1) JP2000205368A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102383952B (zh) * 2010-07-09 2015-11-25 福特环球技术公司 用于控制可能自动停机的发动机的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102383952B (zh) * 2010-07-09 2015-11-25 福特环球技术公司 用于控制可能自动停机的发动机的方法

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