JP2000205057A - 蒸発燃料処理装置のリ―ク診断装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置のリ―ク診断装置

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JP2000205057A
JP2000205057A JP11003001A JP300199A JP2000205057A JP 2000205057 A JP2000205057 A JP 2000205057A JP 11003001 A JP11003001 A JP 11003001A JP 300199 A JP300199 A JP 300199A JP 2000205057 A JP2000205057 A JP 2000205057A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸発燃料処理装置のリーク診断精度を向上さ
せる。 【解決手段】 エアポンプ13をONすると共に、切換
弁14を大気開放口12側に切換えて、エアポンプ13
から圧送される空気をバイパス通路15の基準オリフィ
ス16を経由させた後、切換弁14を経て大気開放口1
2より大気に開放した状態で、エアポンプ13の作動電
流値を判定レベルとして計測する。次に、エアポンプ1
3をONすると共に、切換弁14をエアポンプ13側に
切換えて、エアポンプ13から圧送される空気を切換弁
14を経てキャニスタ7の新気導入口9よりパージライ
ン6,10に供給した状態で、エアポンプ13の作動電
流値をリークレベルとして計測する。また、外気温が低
いときは、リークレベルの計測後に、判定レベルを再計
測して、判定レベルを更新する。そして、リークレベル
と判定レベルとを比較し、リークレベルが判定レベル以
下の場合に、リーク有りと診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用内燃機関
の蒸発燃料処理装置のリーク診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の蒸発燃料処理装置で
は、燃料タンクで発生する蒸発燃料をキャニスタに導い
て一時的に吸着させ、該キャニスタに吸着された蒸発燃
料をキャニスタの新気導入口から導入される新気と共に
パージ制御弁を介して内燃機関の吸気系に吸入させるこ
とによって、蒸発燃料の外気への放散を防止するように
している(特開平5−215020号等参照) 。
【0003】ところで、上記装置では、燃料タンクから
キャニスタを経てパージ制御弁へ至るパージラインの配
管に万一亀裂が生じたり、配管の接合部にシール不良が
生じたりすると、蒸発燃料のリークを生じ、本来の放散
防止効果を十分に発揮させることができなくなる。
【0004】そこで、パージラインからの蒸発燃料のリ
ークの有無を診断するリーク診断装置として、以下の方
式が考えられた。すなわち、電動式エアポンプによって
基準口径を有した基準オリフィスを経由させて空気を圧
送したときのエアポンプの作動電流値を判定レベルとし
て計測した後、前記エアポンプによって前記基準オリフ
ィスをバイパスして蒸発燃料処理装置のパージラインに
空気を圧送したときのエアポンプの作動電流値をリーク
レベルとして計測し、このリークレベルを判定レベルと
比較して、リークレベルが判定レベルより小さいとき
に、リーク有りと診断する。
【0005】この方式によれば、配管に細かな孔が生じ
た場合のような小量のリーク発生時でも、高精度に診断
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
式では、判定レベルの計測時に温度が低く、その後のリ
ークレベルの計測時までに、電動式エアポンプのモータ
部の自己発熱による影響で、温度上昇すると、実際には
リーク発生と診断されるような孔等の発生を生じている
ような場合であっても、リークレベルの計測時に、電動
式エアポンプの温度特性によってポンプ作動電流が増大
することから、判定レベルを超えて、リーク有りをリー
ク無しと誤診断してしまう可能性があった。このような
傾向は、外気温が低い場合に、モータ部の自己発熱によ
る影響が大きくなることから、顕著となる。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、電動式エアポンプの自己発熱による温度上昇の影響
を確実に回避して、診断精度を向上させることのできる
蒸発燃料処理装置のリーク診断装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料タンクか
らの蒸発燃料を新気導入口を有するキャニスタに導いて
一時的に吸着させ、該キャニスタに吸着された蒸発燃料
を新気導入口から導入される新気と共にパージ制御弁を
介して内燃機関の吸気系に吸入させる蒸発燃料処理装置
において、燃料タンクからキャニスタを経てパージ制御
弁に至るパージラインからの蒸発燃料のリークを診断す
るリーク診断装置であって、前記キャニスタの新気導入
口を、大気開放口と電動式エアポンプの吐出口とに選択
的に接続する切換弁と、前記エアポンプの吐出口から前
記切換弁をバイパスして前記キャニスタの新気導入口に
至り、基準口径を有する基準オリフィスが介装されたバ
イパス通路と、を備えると共に、前記エアポンプをON
すると共に、前記切換弁を大気開放口側に切換えて、前
記エアポンプから圧送される空気を前記バイパス通路の
基準オリフィスを経由させた後、前記切換弁を経て大気
開放口より大気に開放した状態で、前記エアポンプの作
動電流値を判定レベルとして計測する判定レベル計測手
段と、判定レベルの計測後に、前記エアポンプをONす
ると共に、前記切換弁をエアポンプ側に切換えて、前記
エアポンプから圧送される空気を前記切換弁を経て前記
キャニスタの新気導入口より前記パージラインに供給し
た状態で、前記エアポンプの作動電流値をリークレベル
として計測するリークレベル計測手段と、前記リークレ
ベルと前記判定レベルとを比較して、リークの有無を判
定するリーク判定手段と、を備えるものであることを前
提とする。
【0009】ここにおいて、請求項1に係る発明では、
前記判定レベル計測手段による判定レベルの計測時の温
度条件によって判定レベル再計測条件か否かを判定する
判定レベル再計測条件判定手段と、判定レベル再計測条
件にて、前記リークレベル計測手段によるリークレベル
の計測後に、判定レベルの再計測を行わせる判定レベル
再計測手段と、前記リーク判定手段にて比較する判定レ
ベルを前記判定レベル再計測手段により計測された判定
レベルによって更新する判定レベル更新手段と、を設け
たことを特徴とする。
【0010】また、請求項2に係る発明では、前記判定
レベル再計測条件判定手段は、外気温センサにより検出
される外気温が所定値以下であることを判定レベル再計
測条件とすることを特徴とする。
【0011】また、請求項3に係る発明では、前記判定
レベル再計測条件判定手段は、前記判定レベル計測手段
により計測された判定レベルが所定の範囲内であること
を判定レベル再計測条件とすることを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、判定レベ
ルの計測時の温度条件によって定められる判定レベル再
計測条件においては、リークレベルの計測後に、判定レ
ベルの再計測を行って、判定レベルを更新するので、ポ
ンプの自己発熱による判定レベルの変動による誤診断を
防止できる。また、診断中の環境変化にも対応できる。
また、ポンプの温度特性が問題とならない時には、再計
測を行わないので、必要以上に診断時間が長くなった
り、電力消費量が増大するのも防止できる。
【0013】請求項2に係る発明によれば、外気温セン
サにより検出される外気温が所定値以下であることを判
定レベル再計測条件とすることで、ポンプの温度特性が
問題となる条件にて、判定レベルの再計測により、診断
精度を向上させることができる。
【0014】請求項3に係る発明によれば、最初に計測
された判定レベルが所定の範囲内であることを判定レベ
ル再計測条件とすることで、判定レベルの計測時の温度
が低いことを推定して、判定レベルの再計測により、診
断精度を向上させることができ、また、外気温センサ等
を用いることなく、より簡易に実施できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の一実施形態を示すシステム図であ
る。
【0016】内燃機関1の吸気系には、スロットル弁2
が設けられていて、これにより吸入空気量が制御され
る。また、スロットル弁2下流の吸気管3のマニホール
ド部には各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁4が設けられて
いる。燃料噴射弁4は、コントロールユニット20から
機関回転に同期して出力される駆動パルス信号により開
弁して、燃料噴射を行い、噴射された燃料は機関1の燃
焼室内で燃焼する。
【0017】蒸発燃料処理装置としては、燃料タンク5
にて発生する蒸発燃料を蒸発燃料導入通路6により導い
て一時的に吸着するキャニスタ7が設けられている。キ
ャニスタ7は、容器内に活性炭などの吸着材8を充填し
たものである。
【0018】キャニスタ7にはまた、新気導入口9が形
成されると共に、パージ通路10が導出されている。パ
ージ通路10は、パージ制御弁11を介して、スロット
ル弁2下流の吸気管3に接続されている。パージ制御弁
11は、コントロールユニット20から出力される信号
により開弁するようになっている。
【0019】従って、機関1の停止中などに燃料タンク
5にて発生した蒸発燃料は、蒸発燃料導入通路6により
キャニスタ7に導かれて、ここに吸着される。そして、
機関1が始動されて、所定のパージ許可条件が成立する
と、パージ制御弁11が開き、機関1の吸入負圧がキャ
ニスタ7に作用する結果、新気導入口9から導入される
新気によってキャニスタ7に吸着されていた蒸発燃料が
脱離され、この脱離した蒸発燃料を含むパージガスがパ
ージ通路10を通って吸気管3内に吸入され、この後、
機関1の燃焼室内で燃焼処理される。
【0020】蒸発燃料処理装置のリーク診断装置として
は、キャニスタ7の新気導入口9側に、以下の装置が設
けられる。大気開放口12が設けられると共に、電動式
エアポンプ13が設けられる。そして、キャニスタ7の
新気導入口9を、大気開放口12と、エアポンプ13の
吐出口13aとに選択的に接続する電磁式の切換弁14
が設けられる。また、エアポンプ13の吐出口13aか
ら切換弁14をバイパスしてキャニスタ7の新気導入口
9に至るバイパス通路15が設けられ、このバイパス通
路15には基準口径(例えば0.5mm)を有する基準
オリフィス16が設けられる。大気開放口12とエアポ
ンプ13の吸入口13bとには、エアフィルタ17が設
けられる。
【0021】尚、切換弁14はOFF状態で大気開放口
12側、ON状態でエアポンプ13側に切換えられるよ
うになっており、通常はOFFで大気開放口12側に切
換えられ、キャニスタ7の新気導入口9を大気開放口1
2に連通させている。
【0022】コントロールユニット20は、CPU、R
OM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイ
ス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、
各種センサから信号が入力されている。
【0023】前記各種センサとしては、機関1の回転に
同期してクランク角信号を出力しこれにより機関回転数
を検出可能なクランク角センサ21、吸入空気量を計測
するエアフローメータ22、車速を検出する車速センサ
23、燃料タンク内5の燃温を検出する燃温センサ2
4、燃料タンク5内の燃料残量(タンク残量)を検出す
るタンク残量センサ25、外気温を検出する外気温セン
サ26などが設けられ、更に、エアポンプ13の作動電
流値を検出する電流センサ27が設けられている。
【0024】ここにおいて、コントロールユニット20
は、機関運転条件に基づいて燃料噴射弁4の作動を制御
し、また、機関運転条件に基づいてパージ制御弁11の
作動を制御する。更に、機関停止後に、リーク診断装置
をなすエアポンプ13及び切換弁14の作動を制御し
て、蒸発燃料処理装置のリーク診断を行う。
【0025】かかる蒸発燃料処理装置のリーク診断のた
め、コントロールユニット20には、図2に示すよう
に、判定レベル計測手段、リークレベル計測手段、リー
ク判定手段の他、判定レベル再計測条件判定手段、判定
レベル再計測手段及び判定レベル更新手段としての機能
がソフトウエア的に備えられる。
【0026】次に、コントロールユニット20による蒸
発燃料処理装置のリーク診断について、図3のフローチ
ャートによって説明する。尚、本フローはエンジンキー
スイッチのON→OFF後に起動される。
【0027】ステップ1(図にはS1と記す。以下同
様)では、所定の診断実行条件、具体的には、次の
(1)〜(5)の条件が全て成立しているか否かを判定
する。 (1)機関回転数≦所定値 (2)車速≦所定値 (3)パージ制御弁11について、別途実行される故障
診断ルーチンにおいて、故障が無いと診断されている (4)燃温≦所定値 (5)下限側所定値≦タンク残量≦上限側所定値。
【0028】診断実行条件が成立していると判定された
ときはステップ2へ進む。ステップ2では、パージライ
ン雰囲気の初期化を行う。具体的には、(1) パージ制御
弁11を開弁し、(2) 切換弁14をOFFにして大気開
放口12側に切換え、(3) エアポンプ13をONにす
る。そして、この状態を所定時間維持する。
【0029】このとき、図4に示すように、エアポンプ
13によって吸入吐出された空気がバイパス通路15を
通って、キャニスタ7の新気導入口9からキャニスタ7
内を通り、パージ通路10のパージ制御弁11を経て吸
気管3内に流出する。また、一部の空気は、バイパス通
路15を通った後、切換弁14を逆流して大気開放口1
2より大気中に放出される。
【0030】この結果、パージ通路10内の残圧(負
圧) 及び残留ガスが除去される。次にステップ3では、
リーク診断用の判定レベルの計測を行う。具体的には、
(1) パージ制御弁11を閉弁し、(2) 切換弁14をOF
Fにして大気開放口12側に切換え、(3) エアポンプ1
3をONにする。そして、この状態を所定時間維持す
る。
【0031】このとき、図5に示すように、エアポンプ
13によって吸入吐出された空気がバイパス通路15
(基準オリフィス16)を通った後、切換弁14を逆流
して大気開放口12より大気中に放出される。
【0032】そして、この状態を所定時間維持後のエア
ポンプ13の作動電流値を電流センサ27によって計測
し、これを判定レベルSL1とする。すなわち、エアポ
ンプ13から圧送される空気を基準口径を有する基準オ
リフィス16を介して大気に開放したときのエアポンプ
13の作動電流値を判定レベルSL1として計測する。
この部分が判定レベル計測手段に相当する。
【0033】次にステップ4では、このとき計測した判
定レベルSL1を判定レベルSLとして、判定レベルS
Lを設定する(SL=SL1)。次にステップ5では、
所定の判定レベル再計測条件、具体的には、次の(1)
又は(2)の条件が成立しているか否かを判定する。
【0034】(1)外気温≦所定値(例えば20℃) (2)下限側所定値≦判定レベルSL1≦上限側所定
値。 この結果、判定レベル再計測条件が成立していない場合
は、ステップ6で、リトライフラグ#RETRYを0に
し、判定レベル再計測条件が成立している場合は、ステ
ップ7で、リトライフラグ#RETRYを1にする。
【0035】すなわち、外気温センサ26により検出さ
れる外気温が所定値以下であるときは、ポンプの温度特
性が問題となる条件であるので、後に判定レベルの再計
測を行うように、リトライフラグ#RETRYを1にす
る。
【0036】又は、最初に計測された判定レベルSL1
が所定の範囲内であることをもって、判定レベルの計測
時の温度が低いと推定し、後に判定レベルの再計測を行
うように、リトライフラグ#RETRYを1にする。
【0037】ここで、ステップ5〜7の部分が判定レベ
ル再計測条件判定手段に相当する。尚、(1)外気温≦
所定値、かつ、(2)下限側所定値≦判定レベルSL1
≦上限側所定値であることを、判定レベル再計測条件と
してもよい。
【0038】次にステップ8では、リークレベルの計測
を行う。具体的には、(1) パージ制御弁11を閉弁し、
(2) 切換弁14をONにしてエアポンプ13側に切換
え、(3) エアポンプ13をONにする。そして、この状
態を所定時間維持する。
【0039】このとき、図6に示すように、エアポンプ
13によって吸入吐出された空気が切換弁14を経てキ
ャニスタ7の新気導入口9からキャニスタ7内を通り、
燃料タンク5からキャニスタ7を経てパージ制御弁11
に至るパージライン(6,10)内に流入する。
【0040】そして、この状態を所定時間維持後のエア
ポンプ13の作動電流値を電流センサ27によって計測
し、これをリークレベルALとする。すなわち、エアポ
ンプ13から圧送される空気をパージラインに供給した
ときのエアポンプ13の作動電流値をリークレベルAL
として計測する。この部分がリークレベル計測手段に相
当する。
【0041】次にステップ9では、リトライフラグ#R
ETRYの値を判定し、#RETRY=0であれば、判
定レベル再計測(ステップ10,11)を行うことな
く、リーク判定(ステップ12)へ進むが、#RETR
Y=1であれば、リーク判定(ステップ12)に先立っ
て、判定レベル再計測(ステップ10,11)を行う。
【0042】ステップ10では、判定レベルの再計測を
行う。先ず、パージ制御弁11を所定時間開弁(全開)
する。タンク側からの影響を完全に無くすために、一度
大気圧にするためである。
【0043】次に、前記ステップ3と同様に、(1) パー
ジ制御弁11を閉弁し、(2) 切換弁14をOFFにして
大気開放口12側に切換え、(3) エアポンプ13をON
にする。そして、この状態を所定時間維持する。
【0044】このときも、図5に示したように、エアポ
ンプ13によって吸入吐出された空気がバイパス通路1
5(基準オリフィス16)を通った後、切換弁14を逆
流して大気開放口12より大気中に放出される。
【0045】そして、この状態を所定時間維持後のエア
ポンプ13の作動電流値を電流センサ27によって計測
し、これを判定レベルSL2とする。すなわち、エアポ
ンプ13から圧送される空気を基準口径を有する基準オ
リフィス16を介して大気に開放したときのエアポンプ
13の作動電流値を判定レベルSL2として計測する。
この部分が判定レベル再計測手段に相当する。
【0046】判定レベルの再計測後は、ステップ11
で、再計測した判定レベルSL2を判定レベルSLとし
て、判定レベルSLを更新する(SL=SL2)。この
部分が判定レベル更新手段に相当する。
【0047】最後にステップ12では、前記ステップ8
で計測されたリークレベル(作動電流値)ALを、前記
ステップ3又はステップ10で計測された判定レベルS
Lと比較して、蒸発燃料のリーク診断を行う。すなわ
ち、作動電流値が判定レベル以下と判定されたときは、
リーク有りと診断し、ステップ13で所定の故障コード
をセットした後に、本フローを終了する。作動電流値が
判定レベルより大きいと判定されたときは、リーク無し
と診断し、そのまま本フローを終了する。
【0048】すなわち、エアポンプ13から圧送される
空気が基準口径を有する基準オリフィス16を流通する
のに要するエアポンプ13の作動電流値に対し、前記リ
ークレベル計測時の作動電流値の方が小さい場合、つま
りエアポンプ13の駆動負荷が減少した場合は、パージ
ライン(6,10)中に前記基準口径より大きな孔が開
口したのと同等の失陥を生じて、判定レベル以上のリー
クが発生していると診断し、そうでない場合は、リーク
無し(正常) と診断するのである(図7参照)。この部
分がリーク判定手段に相当する。
【0049】以上のようなリーク診断により、電動式エ
アポンプの自己発熱による温度上昇の影響を確実に回避
して、診断精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すシステム図
【図2】 コントロールユニットのリーク診断機能を示
すブロック図
【図3】 リーク診断のフローチャート
【図4】 パージライン雰囲気初期化時の空気の流れを
示す図
【図5】 判定レベル計測時の空気の流れを示す図
【図6】 リークレベル計測時の空気の流れを示す図
【図7】 リークレベル計測時のポンプ作動電流値を示
す図
【符号の説明】
1 内燃機関 2 スロットル弁 3 吸気管 4 燃料噴射弁 5 燃料タンク 6 蒸発燃料導入通路 7 キャニスタ 8 吸着材 9 新気導入口 10 パージ通路 11 パージ制御弁 12 大気開放口 13 エアポンプ 14 切換弁 15 バイパス通路 16 基準オリフィス 17 エアフィルタ 20 コントロールユニット 21 クランク角センサ 22 エアフローメータ 23 車速センサ 24 燃温センサ 25 タンク残量センサ 26 外気温センサ 27 電流センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01M 3/26 G01M 3/26 L

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクからの蒸発燃料を新気導入口を
    有するキャニスタに導いて一時的に吸着させ、該キャニ
    スタに吸着された蒸発燃料を新気導入口から導入される
    新気と共にパージ制御弁を介して内燃機関の吸気系に吸
    入させる蒸発燃料処理装置において、燃料タンクからキ
    ャニスタを経てパージ制御弁に至るパージラインからの
    蒸発燃料のリークを診断するリーク診断装置であって、 前記キャニスタの新気導入口を、大気開放口と電動式エ
    アポンプの吐出口とに選択的に接続する切換弁と、前記
    エアポンプの吐出口から前記切換弁をバイパスして前記
    キャニスタの新気導入口に至り、基準口径を有する基準
    オリフィスが介装されたバイパス通路と、を備えると共
    に、 前記エアポンプをONすると共に、前記切換弁を大気開
    放口側に切換えて、前記エアポンプから圧送される空気
    を前記バイパス通路の基準オリフィスを経由させた後、
    前記切換弁を経て大気開放口より大気に開放した状態
    で、前記エアポンプの作動電流値を判定レベルとして計
    測する判定レベル計測手段と、 判定レベルの計測後に、前記エアポンプをONすると共
    に、前記切換弁をエアポンプ側に切換えて、前記エアポ
    ンプから圧送される空気を前記切換弁を経て前記キャニ
    スタの新気導入口より前記パージラインに供給した状態
    で、前記エアポンプの作動電流値をリークレベルとして
    計測するリークレベル計測手段と、 前記リークレベルと前記判定レベルとを比較して、リー
    クの有無を判定するリーク判定手段と、を備えるものに
    おいて、 前記判定レベル計測手段による判定レベルの計測時の温
    度条件によって判定レベル再計測条件か否かを判定する
    判定レベル再計測条件判定手段と、判定レベル再計測条
    件にて、前記リークレベル計測手段によるリークレベル
    の計測後に、判定レベルの再計測を行わせる判定レベル
    再計測手段と、前記リーク判定手段にて比較する判定レ
    ベルを前記判定レベル再計測手段により計測された判定
    レベルによって更新する判定レベル更新手段と、を設け
    たことを特徴とする蒸発燃料処理装置のリーク診断装
    置。
  2. 【請求項2】前記判定レベル再計測条件判定手段は、外
    気温センサにより検出される外気温が所定値以下である
    ことを判定レベル再計測条件とすることを特徴とする請
    求項1記載の蒸発燃料処理装置のリーク診断装置。
  3. 【請求項3】前記判定レベル再計測条件判定手段は、前
    記判定レベル計測手段により計測された判定レベルが所
    定の範囲内であることを判定レベル再計測条件とするこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の蒸発燃料処
    理装置のリーク診断装置。
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