JP2000203795A - トランスファ装置 - Google Patents

トランスファ装置

Info

Publication number
JP2000203795A
JP2000203795A JP11004516A JP451699A JP2000203795A JP 2000203795 A JP2000203795 A JP 2000203795A JP 11004516 A JP11004516 A JP 11004516A JP 451699 A JP451699 A JP 451699A JP 2000203795 A JP2000203795 A JP 2000203795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
station
line
jig
elevating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11004516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4368442B2 (ja
Inventor
Shoichi Hirata
昭一 平田
Kenji Kusumeki
健二 久寿米木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP00451699A priority Critical patent/JP4368442B2/ja
Priority to CA 2294672 priority patent/CA2294672C/en
Publication of JP2000203795A publication Critical patent/JP2000203795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4368442B2 publication Critical patent/JP4368442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 可動枠と搬送治具とを夫々昇降枠と可動枠と
に対しライン上流側に移動することにより搬送治具を昇
降枠からライン上流側にオーバーハングさせてライン上
流側のステーションに復動させ、この状態で昇降枠を上
昇させてステーション上のワークを持ち上げるようにし
たトランスファ装置において、昇降枠を単一の駆動源で
スムーズに上昇し得るようにして、設備費の削減を図
る。 【解決手段】 基台70上に、昇降枠71をライン長手
方向の複数箇所に垂設した脚片部71bにおいて昇降自
在に支持する。更に、基台70上に、ライン長手方向に
延在する回転軸71eを設け、回転軸71eのライン長
手方向複数箇所に各脚片部71bに取付けたラック71
fに噛合するピニオンを取付けて、回転軸71eの正逆
転により昇降枠71を昇降させる。回転軸71e用の単
一の駆動モータ71hを回転軸71eのライン上流側の
軸端に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライン上流側の第
1ステーションから下流側の第3ステーションに中間の
第2ステーションを通過させてワークを搬送するトラン
スファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトランスファ装置は、第
1ステーションから第3ステーションに亘って延在する
昇降枠上に、ワークを支持する搬送治具を第1ステーシ
ョンと第3ステーションとの間に往復動自在に設け、搬
送治具を第1ステーションに復動させて昇降枠を上昇さ
せることによりワークを持上げ、搬送治具を第3ステー
ションに往動させて昇降枠を下降させることによりワー
クを第3ステーションに搬入セットするように構成され
ている。
【0003】然し、第1ステーションや第3ステーショ
ンに配置する設備との干渉を避ける上で昇降枠の延設範
囲が第2ステーションに限定されることがある。この場
合、昇降枠上にライン長手方向に移動自在に支持される
可動枠を設けて、可動枠上に搬送治具をライン長手方向
に移動自在に支持し、可動枠と搬送治具とを夫々昇降枠
と可動枠とに対しライン上流側に移動することにより搬
送治具を昇降枠からライン上流側にオーバーハングさせ
て第1ステーションに復動させると共に、可動枠と搬送
治具とを夫々昇降枠と可動枠とに対しライン下流側に移
動することにより搬送治具を昇降枠からライン下流側に
オーバーハングさせて第3ステーションに往動させるよ
うに構成することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トランスファ装置の昇
降枠は、一般に、ライン長手方向の複数箇所に配置した
シリンダ等の複数の駆動源を同期作動させて昇降動させ
ているが、設備費の削減のためには、単一の駆動源で昇
降枠を昇降動させることが望まれる。
【0005】然し、上記の如く昇降枠の延設範囲を第2
ステーションに限定するトランスファ装置では、搬送治
具を第1ステーションに復動させた状態で昇降枠を上昇
させてワークを持ち上げる際、昇降枠からライン上流側
にオーバーハングしている搬送治具に作用する荷重で昇
降枠がライン上流側に向けて下方に傾き易く、単一の駆
動源で昇降枠をスムーズに上昇させることが困難にな
る。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、昇降枠の延設
範囲を第2ステーションに限定するトランスファ装置に
おいて、搬送治具を第1ステーションに復動させた状態
で単一の駆動源により昇降枠をスムーズに上昇し得るよ
うにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、ライン上流側の第1ステーションから下流側
の第3ステーションに中間の第2ステーションを通過さ
せてワークを搬送するトランスファ装置であって、第2
ステーションに配置した昇降自在な昇降枠と、昇降枠上
にライン長手方向に移動自在に支持される可動枠と、可
動枠上にライン長手方向に移動自在に支持される、ワー
クを支持する搬送治具とを備え、可動枠と搬送治具とを
夫々昇降枠と可動枠とに対しライン上流側に移動するこ
とにより搬送治具を昇降枠からライン上流側にオーバー
ハングさせて第1ステーションに復動させると共に、可
動枠と搬送治具とを夫々昇降枠と可動枠とに対しライン
下流側に移動することにより搬送治具を昇降枠からライ
ン下流側にオーバーハングさせて第3ステーションに往
動させるようにし、搬送治具を第1ステーションに復動
させて昇降枠を上昇させることによりワークを持ち上
げ、搬送治具を第3ステーションに往動させて昇降枠を
下降させることによりワークを第3ステーションに搬入
セットするものにおいて、第2ステーションに、昇降枠
をライン長手方向の複数箇所で昇降自在に支持する複数
のガイド枠と、ライン長手方向に延在する回転軸とを設
けて、回転軸の正逆転によりライン長手方向の複数箇所
に配置した運動変換機構を介して昇降枠を昇降動させる
と共に、回転軸用の単一の駆動モータを回転軸のライン
上流側の軸端に連結している。
【0008】本発明によれば、単一の駆動モータの駆動
力が回転軸と複数の運動変換機構とを介して昇降枠の複
数箇所に上昇力として均等に伝達されるが、搬送治具を
第1ステーションに復動させた状態ではライン上流側の
運動変換機構を介して回転軸のライン上流側の部分に大
きな負荷が作用する。そのため、駆動モータを回転軸の
ライン下流側の軸端に連結した場合は、回転軸の捩れを
生じて昇降枠のライン上流側の部分の上昇が遅れ、昇降
枠がライン上流側に向けて下方に傾き、ガイド枠に対す
るこじりを生じて、昇降枠をスムーズに上昇できなくな
る。
【0009】これに対し、本発明では、回転軸のライン
上流側の軸端に駆動モータを連結しているため、回転軸
の捩れ、即ち、昇降枠の傾きが抑制され、昇降枠がガイ
ド枠に対するこじりを生ずることなくスムーズに上昇さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、前方に向って順
に、フロア投入ステーション1とルーフ投入ステーショ
ン2と組立ステーション3とアイドルステーション4と
を配置した車体組立ラインを示している。
【0011】フロア投入ステーション1にはフロアW1
用の置台5が設けられており、図示しない上流側のフロ
ア加工ラインから払出されるフロアW1を置台5上に立
設した複数のワーク受け5aにより位置決めして支持し
得るようにしている。組立ステーション1にも、図3に
示す如く、フロアW1を位置決めして支持する複数のワ
ーク受け6aを立設した置台6が設けられており、フロ
ア投入ステーション1の置台5に載置されたフロアW1
を第1トランスファ装置71によりフロア投入ステーシ
ョン1から組立ステーション3にルーフ投入ステーショ
ン3を通過させて搬送し、組立ステーション3の置台6
に載置するようにしている。
【0012】また、ライン上方に、ルーフ投入ステーシ
ョン2と組立ステーション3との間に往復動自在な走行
枠8を設け、走行枠8にルーフW2用とリヤルーフレー
ルW3用とダッシュボードアッパW4用の各保持具
1,92,93を昇降自在に吊設し、図示しない移載機
によりルーフ投入ステーション2の側方から投入される
ルーフW2、リヤルーフレールW3、ダッシュボードア
ッパW4の3部材を各保持具91,92,93に受取ら
せ、走行枠8の組立ステーション3への往動でこれら3
部材W2,W3,W4を組立ステーションに搬入するよ
うにしている。
【0013】そして、組立ステーション3において、置
台6上のフロアW1に左右のサイドパネルW5,W5を
溶接結合すると共に、リヤルーフレールW3及びダッシ
ュボードアッパW4の両端部を両サイドパネルW5,W
5に溶接結合し、更に、両サイドパネルW5,W5の上
縁部間にルーフW2を上方から挿入セットして、ルーフ
W2とサイドパネルW5とを溶接結合し、かくて組立て
られた自動車車体Wを第2トランスファ装置72により
組立ステーション3から図示しない下流側の車体増打ラ
インにアイドルステーション4を通過させて払出すよう
にしている。
【0014】組立ステーション3の左右両側部には、夫
々、図3の左半部に示されている横方向内方の溶接位置
と、図3の右半部に示されている横方向外方の待機位置
とに進退自在な可動台10が設けられており、可動台1
0に前後1対の支柱10a,10aを立設して、両支柱
10a,10a間に前後方向の回転軸線11a回りに回
転自在な回転枠11を軸支している。そして、回転枠1
1にサイドパネルW5用のセット治具12を取付け、セ
ット治具12を横方向内方を向く内向き姿勢(図3の左
半部の姿勢)と上方を向く上向き姿勢(図3の右半部の
姿勢)とに回転枠9の回転で反転自在としている。セッ
ト治具12は、枠組みした治具枠にサイドパネルW5を
位置決めして保持する複数のワーク受け12aやクラン
パー12bを取付けて構成される。尚、図1ではセット
治具を省略している。
【0015】回転枠11は、回転軸線11aに沿って延
在する棒状部材11bと、棒状部材11bの前後両端の
フランジ部材11c,11cとを備えており、前記各支
柱10aに前記回転軸線11a上に位置させてモータ1
1dと同軸型減速機11eとを取付け、この減速機11
eの出力端に各フランジ部材11cを連結して、回転枠
11を回転させるようにしている。そして、前記両フラ
ンジ部材11c,11cに前記セット治具12の前後両
端部を着脱自在に連結し、車体の機種変更に際し機種に
応じてセット治具12を交換し得るようにしている。
【0016】また、セット治具12が前記内向き姿勢と
なる位相に回転枠11を回転したときに上方と下方を向
く棒状部材11bの上面と下面とに、夫々、動作端に溶
接ガンGを取付けた複数の溶接ロボット13を上下逆向
きにして前後方向に移動自在に搭載している。尚、本実
施形態で棒状部材11bは、2本の角パイプ11b1
11b1を前後複数の連結片11b2で結合して成るもの
に構成されているが、単一のパイプや中実棒で棒状部材
を構成しても良い。
【0017】回転枠11には、更に、溶接ロボット13
に接続すべきケーブル類を支持するケーブル支持枠14
が取付けられている。ケーブル支持枠14は、セット治
具12が内向き姿勢となる位相に回転枠11を回転した
状態において、棒状部材11bに対し横方向外方、且
つ、上方に位置して前後方向に延在する、棒状部材11
bの上面側に搭載した溶接ロボット13用のケーブル類
を挿通支持するダクト状の上枠部14aと、棒状部材1
1bに対し横方向外方、且つ、下方に位置して前後方向
に延在する、棒状部材11bの下面側に搭載した溶接ロ
ボット13用のケーブル類を挿通支持するダクト状の下
枠部14bと、上下の両枠部14a,14bの前後両端
部を連結する前後1対のダクト状の縦枠部14c,14
cと、各縦枠部14a,14bの上端部から各支柱10
aの前後方向外側に張出すダクト状の張出し部14dと
を備え、各縦枠部14a,14bにおいて回転枠11の
各フランジ部材11cに連結されている。そして、可動
台10の移動スペースの前後両外側にケーブル担持部材
15を配置して、その一端を張出し部14dに連結し、
ケーブル担持部材15から引出されるケーブル類のうち
棒状部材11bの上面側に搭載する溶接ロボット13用
のケーブル類を張出し部14dを通して上枠部14aに
挿入し、棒状部材11bの下面側に搭載する溶接ロボッ
ト13用のケーブル類を張出し部14dと縦枠部14c
とを通して下枠部14bに挿入している。上下の各枠部
14cと各溶接ロボット13との間にはケーブル担持部
材13aが配置されており、各枠部14cから引出した
ケーブル類をケーブル担持部材13aに担持させて各溶
接ロボット13に接続している。
【0018】また、組立ステーション2の左右各側の上
下に夫々前後方向に長手の固定フレーム16,17を設
け、各フレーム16,17に、夫々、動作端に溶接ガン
Gを取付けた複数の溶接ロボット18,19を前後方向
に移動自在に搭載している。図中18a,19aは夫々
溶接ロボット18,19用のケーブル類を担持するケー
ブル担持部材である。尚、図1ではケーブル担持部材1
5,13a,18a,19aを省略している。
【0019】自動車車体Wの組立てに際しては、先ず、
可動台10を待機位置に移動すると共に回転枠11の回
転でセット治具12を上向き姿勢に反転し、この状態で
図示しない移載機によりサイドパネルW5を上方からセ
ット治具12にセットすると共に、フロアW1とルーフ
W2とリヤルーフレールW3とダッシュボードアッパW
4とを組立ステーション3に搬入する。次に、セット治
具12を内向き姿勢に反転すると共に可動台10を溶接
位置に移動し、フロアW1と夫々所定の組付位置に下降
させたリヤルーフレールW3及びダッシュボードアッパ
W4とにサイドパネルW5を側方から接合させ、この状
態で回転枠11の棒状部材11bの下面側に搭載した下
部溶接用の溶接ロボット13によりサイドパネルW5を
フロアW1に溶接結合すると共に、棒状部材11bの上
面側に搭載した上部溶接用の溶接ロボット13によりリ
ヤルーフレールW3及びダッシュボードアッパW4の端
部をサイドパネルW5に溶接結合し、更に、左右のサイ
ドパネルW5,W5間に上方からルーフW2を挿入セッ
トし、上部溶接用の溶接ロボット13によりサイドパネ
ルW5をルーフW2に溶接結合する。
【0020】尚、各溶接ロボット13は夫々複数の打点
部の溶接を行うもので、打点数の多い機種ではサイクル
タイムが長くなる。この場合には、上下の固定フレーム
16,17に搭載した溶接ロボット18,19によりフ
ロアW1とルーフW2とに対するサイドパネルW5の溶
接をアシストし、サイクルタイムの短縮を図る。
【0021】以上の如くして自動車車体Wの組立てを完
了すると、セット治具12によるサイドパネルW5の保
持を解き、可動台10の待機位置への移動と、セット治
具12の上外向き姿勢への反転とを行って、セット治具
12に次のサイドパネルW5をセットすると共に、組立
ステーション3からの自動車車体Wの払出しと、組立ス
テーション3への次のフロアW1、ルーフW2、リヤル
ーフレールW3、ダッシュボードアッパW4の搬入とを
行う。そして、以上の作業の繰返しで自動車車体Wを連
続して組立てる。
【0022】尚、セット治具12を横方向外方を向く外
向き姿勢に反転して、セット治具12に横方向外方から
サイドパネルW5をセットすることも可能であり、ま
た、サイドパネルW5を予め組立てずに、サイドパネル
W5の構成部材をセット治具12に所要の位置関係でセ
ットし、回転枠11に搭載した溶接ロボット13により
これら構成部材を溶接結合してサイドパネルW5を組立
てることも可能である。
【0023】前記第1トランスファ装置71は、図4乃
至図6に示す如く、ルーフ投入ステーション2に設けた
基台70上に昇降自在に配置した昇降枠71と、昇降枠
71上にライン長手方向たる前後方向に移動自在に支持
される可動枠72と、可動枠72上に前後方向に移動自
在に支持される搬送治具73とを備えている。搬送治具
73には、フロアW1を位置決めして支持する複数のワ
ーク受け73aが立設されている。そして、可動枠72
の左右両側の上縁に前後方向に長手のガイドレール73
b,73bを取付けて、搬送治具73をその下部の左右
両側に取付けた多数のローラ73cを介してガイドレー
ル73b,73bに転動自在に支持させ、更に、可動枠
72に固定のラック73dに噛合するピニオン73eを
連結したモータ73fを搬送治具73に取付け、可動枠
72に対し搬送治具73を前後動させるようにしてい
る。
【0024】また、可動枠72の左右両側部の下縁に前
後方向に長手のガイドレール72a,72aを取付ける
と共に、昇降枠71の左右両側部の前後複数箇所に立設
したブラケット71aにガイドレール72aを支持する
ローラ72bを取付け、更に、昇降枠71に可動枠72
に固定のラック72cに噛合するピニオン72dを連結
したモータ72eを取付け、昇降枠71に対し可動枠7
2を前後動させるようにしている。そして、可動枠72
と搬送治具73とを夫々昇降枠71と可動枠72とに対
しライン上流側たる後方に移動することにより、搬送治
具73を昇降枠71から後方にオーバーハングさせて第
1ステーションたるフロア投入ステーション1に復動さ
せると共に、可動枠72と搬送治具73とを夫々昇降枠
71と可動枠72とに対しライン下流側たる前方に移動
することにより、搬送治具73を昇降枠71から前方に
オーバーハングさせて第3ステーションたる組立ステー
ション3に往動させるようにしている。フロアW1をフ
ロア投入ステーション1から組立ステーション3に搬送
する際は、搬送治具73をフロア投入ステーション1に
復動させて昇降枠71を上昇させることにより、該ステ
ーション1の置台5からフロアW1を持ち上げ、次に、
搬送治具73を第2ステーションたるルーフ投入ステー
ション2を通過させて組立ステーション3に往動させ、
この状態で昇降枠71を下降させることにより組立ステ
ーション3の置台6にフロアW1をセットする。
【0025】昇降枠71には前後複数箇所に脚片部71
bが垂設されており、基台70に前後複数箇所のガイド
枠70aを立設して、各脚片部71bに取付けた上下方
向に長手のガイドレール71cを各ガイド枠70aに取
付けたリニアガイド71dに摺動自在に係合させて、昇
降枠71を昇降自在に支持している。また、基台70上
に前後方向に延在する回転軸71eを設け、回転軸71
eの前後複数箇所に各脚片部71bに固定のラック71
fに噛合するピニオン71gを取付け、更に、回転軸7
1e用の単一の駆動モータ71hを回転軸71eのライ
ン上流側の軸端たる後端に連結し、該モータ71hによ
る回転軸71eの正逆転で前後複数箇所のラックピニオ
ン機構71f,71gから成る運動変換機構を介して昇
降枠71が昇降されるようにしている。基台70上に
は、更に、昇降枠71に連結される前後複数のバランス
シリンダ71iと、昇降枠71の下降位置(図示の位
置)と上昇位置とにおいて夫々脚片部71bの上部と下
部の各ロック穴71jにロックピン71kを嵌合させて
昇降枠71を該各位置にロックする前後複数のロックシ
リンダ71lとが設けられている。
【0026】ところで、搬送治具73をフロア投入ステ
ーション1に復動させた状態で昇降枠71を上昇させる
際は、搬送治具73が昇降枠71から後方にオーバーハ
ングしているため、昇降枠71の後端側の運動変換機構
を介して回転軸71eの後端側の部分に大きな負荷が作
用する。そのため、駆動モータ71hを回転軸71eの
前端に連結した場合は、回転軸71eの捩れを生じて昇
降枠71の後端側の部分の上昇が遅れ、昇降枠71が後
方に向って下方に傾き、ガイド枠70aに対するこじ
り、即ち、ガイドレール71cとリニアガイド71dと
の間のこじりを生じて、昇降枠71をスムーズに上昇で
きなくなる。然し、本実施形態では、回転軸71eの後
端に駆動モータ71hを連結しているため、回転軸71
eの捩れ、即ち、昇降枠71の傾きが抑制され、昇降枠
71がガイド枠70aに対するこじりを生ずることなく
スムーズに上昇される。かくて、昇降枠71用の駆動源
を単一の駆動モータ71hで構成することができ、コス
トダウンを図れる。
【0027】前記第2トランスファ装置72も第1トラ
ンスファ装置71と同様の構造になっており、第1トラ
ンスファ装置71と同一の部材に上記と同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0028】以上、車体組立ラインに配置するトランス
ファ装置71,72に本発明を適用した実施形態について
説明したが、車体組立ライン以外のラインに配置するト
ランスファ装置にも同様に本発明を適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、搬送治具を第1ステーションに復動させた状
態、即ち、搬送治具を昇降枠からライン上流側にオーバ
ーハングさせた状態で単一の駆動源により昇降枠をスム
ーズに上昇させて、第1ステーション上のワークを持ち
上げることができ、設備費の削減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を具備する車体組立ラインの斜視
【図2】 車体組立ラインの側面図
【図3】 図2のIII-III線から見た組立ステーション
の正面図
【図4】 図2とは反対側から見た第1トランスファ装
置の拡大側面図
【図5】 第1トランスファ装置の部分截断平面図
【図6】 図4の左方から見た第1トランスファ装置の
正面図
【符号の説明】
1 フロア投入ステーション(第1ステーション) 2 ルーフ投入ステーション(第2ステーション) 3 組立ステーション(第3ステーション) 71,72 トランスファ装置 70
基台 70a ガイド枠 71 昇
降枠 71e 回転軸 71f ラ
ック(運動変換機構) 71g ピニオン(運動変換機構) 71h 駆
動モータ 72 可動枠 73 搬送
治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン上流側の第1ステーションから下
    流側の第3ステーションに中間の第2ステーションを通
    過させてワークを搬送するトランスファ装置であって、 第2ステーションに配置した昇降自在な昇降枠と、昇降
    枠上にライン長手方向に移動自在に支持される可動枠
    と、可動枠上にライン長手方向に移動自在に支持され
    る、ワークを支持する搬送治具とを備え、 可動枠と搬送治具とを夫々昇降枠と可動枠とに対しライ
    ン上流側に移動することにより搬送治具を昇降枠からラ
    イン上流側にオーバーハングさせて第1ステーションに
    復動させると共に、可動枠と搬送治具とを夫々昇降枠と
    可動枠とに対しライン下流側に移動することにより搬送
    治具を昇降枠からライン下流側にオーバーハングさせて
    第3ステーションに往動させるようにし、搬送治具を第
    1ステーションに復動させて昇降枠を上昇させることに
    よりワークを持ち上げ、搬送治具を第3ステーションに
    往動させて昇降枠を下降させることによりワークを第3
    ステーションに搬入セットするものにおいて、 第2ステーションに、昇降枠をライン長手方向の複数箇
    所で昇降自在に支持する複数のガイド枠と、ライン長手
    方向に延在する回転軸とを設けて、回転軸の正逆転によ
    りライン長手方向の複数箇所に配置した運動変換機構を
    介して昇降枠を昇降動させると共に、回転軸用の単一の
    駆動モータを回転軸のライン上流側の軸端に連結する、 ことを特徴とするトランスファ装置。
JP00451699A 1999-01-11 1999-01-11 トランスファ装置 Expired - Fee Related JP4368442B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00451699A JP4368442B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 トランスファ装置
CA 2294672 CA2294672C (en) 1999-01-11 2000-01-10 Apparatus for assembling motor vehicle body

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00451699A JP4368442B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 トランスファ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000203795A true JP2000203795A (ja) 2000-07-25
JP4368442B2 JP4368442B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=11586229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00451699A Expired - Fee Related JP4368442B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 トランスファ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4368442B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105197851A (zh) * 2015-10-28 2015-12-30 重庆蓝格隔音材料有限公司 一种顶升式装车机
CN105314336A (zh) * 2014-07-01 2016-02-10 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种托架式顶盖输送与对中机构
CN106494855A (zh) * 2016-12-26 2017-03-15 武汉瑞松北斗汽车装备有限公司 一种顶棚自动化生产线的对中台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105314336A (zh) * 2014-07-01 2016-02-10 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种托架式顶盖输送与对中机构
CN105197851A (zh) * 2015-10-28 2015-12-30 重庆蓝格隔音材料有限公司 一种顶升式装车机
CN106494855A (zh) * 2016-12-26 2017-03-15 武汉瑞松北斗汽车装备有限公司 一种顶棚自动化生产线的对中台

Also Published As

Publication number Publication date
JP4368442B2 (ja) 2009-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2315967C (en) Apparatus for assembling vehicle body
US11407051B2 (en) Device for the robot-assisted manufacturing of a supporting structure for a passenger transport system
CN109071182B (zh) 用于乘客运输系统的承载结构的机器人辅助生产方法
KR20100098067A (ko) 파이프 자동 용접 시스템
JP2012001333A (ja) 昇降装置および昇降装置を用いた車両の組立ライン
JP2520787B2 (ja) 車両のリヤフロア加工ライン
JP2000203795A (ja) トランスファ装置
JP2011212696A (ja) 溶接ライン
JP3655137B2 (ja) 車体組立装置
JP3816252B2 (ja) 自動車車体の組立装置
JPH01101277A (ja) 自動車ボディの溶接装置
JPS6353074B2 (ja)
JPH0466753B2 (ja)
JP4475783B2 (ja) 自動車用サイドパネルの組立方法
JPH01101279A (ja) 自動車ボディの溶接装置におけるボディ構成部品の位置決め装置
JP4004208B2 (ja) ワーク搬送装置
JP4447759B2 (ja) リヤインナ搬送用ハンガー
JP2001063646A (ja) 車体組立装置
JP2000198089A (ja) 工業用ロボット
CN212665260U (zh) 用于集装箱生产线的装配设备
JPH01101278A (ja) 自動車ボディの組立、溶接方法
JP4112723B2 (ja) 工業用ロボットにおけるケーブル類の取り回し構造
JP2001063648A (ja) 車体組立装置
JP4008137B2 (ja) 同期装置
JPH0510275B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051221

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees