JP2000203540A - 分包紙カッタ―装置 - Google Patents

分包紙カッタ―装置

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JP2000203540A
JP2000203540A JP11012204A JP1220499A JP2000203540A JP 2000203540 A JP2000203540 A JP 2000203540A JP 11012204 A JP11012204 A JP 11012204A JP 1220499 A JP1220499 A JP 1220499A JP 2000203540 A JP2000203540 A JP 2000203540A
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cutter
paper
cutting
perforation
cam
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JP11012204A
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Masaki Yoshioka
正城 吉岡
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Original Assignee
Takazono Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分包シール部とカッターによる分包区画形成
部でのミシン目切込み操作部を分離して、そのミシン目
切込みと分包袋を所要数ごとに切断する操作機能を同一
箇所で行えるようにする。 【解決手段】 包装紙移動ラインCを挟んで一定距離進
退可能な外側紙押え部材3と内側紙押さえ部材7を相対
向して設け、その内側紙押さえ部材7の内側に位置し
て、その紙押さえ部材7とともに進退して包装袋B′を
挟持後に適量前進させるとミシン目が、また前記ミシン
目形成時以上に移動させると分包袋(包装袋)を切断で
きるカッター10が設けられ、外部からの動力で前記両
紙押え部材3,7を相対的に前進後退させるカム機構、
前記カッター10を前記内側紙押さえ部材7の内側か
ら、その内側紙押さえ部材7が外側紙押さえ部材3と相
対して被包装袋B′を挟み付けた時点で所要量さらに前
進させてミシン目を切込むカム機構および前記カッター
10の前進動作時に、ミシン目切込みまたは切断のいず
れかを選択させる切込み量可変カム機構30を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として薬剤など
を分割包装するのに用いられる包装装置に組み込まれて
使用される分包紙カッター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、処方箋に基づいて調剤された薬剤
を分包するのに用いられる薬剤分包装置においては、所
要量の薬剤を分包するのに、所定の幅の連続紙をその長
手方向に沿って二つ折りして一定の間隔で仕切り、仕切
られた部分に計量された薬剤を順次投入して連続的に自
動包装するようにされている。このような薬剤分包装置
における分包袋には、その仕切り部分に切断のためのミ
シン目が付され、患者が分包された薬剤を服用するとき
1包ずつ切離すのが便利なようにされている。
【0003】このような連続自動分包を行うには、例え
ば図8に従来の薬剤分包装置における包装要部を示す図
および図9(a)分包シール装置を示す図,図9(b)
図9(a)におけるシールローラの平断面図にて例示さ
れるように、回転式のシールローラを用いた分包シール
装置50が採用されている。その分包シール装置50に
おけるシールローラ51,52は、一般にヒータを内蔵
されて基準外径が一分包袋の長さに相当する外周を有し
た寸法にするとともに、外周の一部に軸線に平行して所
要幅の包装袋区画シール部53,53′と上下に適宜幅
の開口シール部54,54を残して中間部を凹部55,
55に形成され、かつ残っている外周面には円周方向に
小ピッチで凹凸条を刻設して、左右両シールローラ5
1,52の外周面の凹凸条を相互に噛み合せた状態で配
設されている。そして、それら両シールローラ51,5
2の区画シール部53,53′における中央位置には、
それぞれ軸線に平行して適宜深さの縦溝56,56が刻
設され、一方のシールローラ51の縦溝56にはミシン
目切込み刃57がその刃先をローラ外周面よりやや突出
して装着され、他方のシールローラ52の縦溝56には
端面が平坦な受板58を外周面よりやや控えた状態で装
着され、それらミシン目切込み刃57と受板58とが対
向して同調回転するようにされている。
【0004】このようにされた分包シール装置50は、
図8にて示されるように、ロール状に巻かれた分包紙の
ロール60からガイドローラ61,62に案内されて、
かつガイド63を通り二つ折りされて上部に配置された
薬剤供給ホッパー64から送り込まれる所定量の薬剤を
受け入れる供給部Aの後位置に配設され、この位置で二
つ折りされた分包紙Bが前記両シールローラ対51,5
2の間を通過することにより、所定距離移動するごとに
包装袋区画シール部53,53′によって仕切り部bが
接着形成され、薬剤を受け入れた分包紙Bが一ピッチ送
られると、その分包紙Bの移動方向に同時に上側の開口
部が、シールローラ51,52の周面に設けられている
開口シール部54,54によってシールされて分包され
る。この際、分包袋B′における縦方向の仕切り部に
は、シールローラ51,52の包装袋区画シール部53
に設けられているミシン目切込み刃57によってシール
と同時にミシン目が切込まれるようにされている。な
お、図中符号59は分包紙の送りローラ、65は間欠的
に開くホッパーの蓋、68はヒーターである。
【0005】こうして連続的に分包された分包袋B′
は、処方に応じて例えば3包ごとに切断されており、こ
の切断のためのカッターは前記分包位置から後方に設け
られたカッター装置(図示せず)によって切断されるよ
うになされている。なお、こうして所要量に切断された
薬剤の分包袋は、調剤の監査にかけた後、薬局窓口で患
者に手渡されるようにされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の薬剤
分包装置にあっては、薬剤を受け入れた分包紙を分包シ
ール装置50においてシールして分包する際、包装袋区
画シール部53に設けたミシン目切込み刃57で同時に
ミシン目を切込むようにすることと、その後に連続する
所要数の分包袋を別の位置において設けられたカッター
装置によって所要数ごとに切断するような構成にされて
いるので、多くの問題点がある。
【0007】まず、分包シール装置50におけるシール
ローラ51,52にミシン目切込み刃57やその受板5
8を装着する必要があるために、ローラの構造が複雑に
なり、かつローラ表面をヒートシールに適した温度とな
るように加熱してその温度を維持しなければならないこ
とから、ミシン目切込み刃58が常時高温に曝されるこ
とになって切れ味が低下しやすく、長時間連続して運転
していると、ミシン目が切込まれても、その切断部で分
包紙のラミネート層が再付着して、患者が分包袋を切離
す際に正しく切離せないようなことが生じて不都合であ
るなどの問題点がある。
【0008】このようなことから、ヒートシール部(分
包シール装置)と別個にミシン目切込み機構を設けるよ
うにすれば、シールローラにおける問題点は解決する
が、今度はミシン目切込み機構と連続分包袋を所要数ご
とに切断するカッター装置とを配設する必要から、これ
らの設置場所に多くのスペースを必要とすることにな
り、分包装置全体が大きくなることを避けることができ
ない。当然装置全体のコストがアップすることになる。
【0009】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、分包シール部からミシン目切込み
操作を切離すとともに、分包袋を所要数ごとに切断する
操作機能を同一箇所で一枚のカッターを使用して、ミシ
ン目切込みと分包袋の切断とが行える分包紙カッター装
置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による分包紙カッタ
ー装置は、 a)包装紙移動ラインを挟んで進退可能な外側紙押え部
材と内側紙押さえ部材とが相対向して設けられ、 b)前記一方の紙押さえ部材の内側に位置して、その紙
押さえ部材とともに進退して包装袋挟持後に適量前進さ
せるとミシン目が形成でき、また前記ミシン目形成時以
上に移動させると分包紙を切断できるカッター、 c)外部からの動力で前記両紙押え部材を相対的に前進
または後退させるカム機構、 d)前記カッターを前記一方の紙押さえ部材の内側か
ら、その紙押さえ部材が他方の紙押さえ部材と相対して
包装袋を挟み付けた時点で所要量さらに前進させてミシ
ン目を切込むカム機構および e)前記カッターの前進動作時に、ミシン目切込みまた
は切断のいずれかを選択させる切込み量可変カム機構 を備えることを特徴とするものである。
【0011】このように構成される本発明の分包紙カッ
ター装置によれば、これを連続分包装置に組み込んで、
予め設定させたプログラムにしたがって、被包装紙の送
り速度に対応させて分包された包装袋を挟み付ける内外
両紙押さえ部材をカム機構によって進退作動させ、通常
の作動時には例えば多数の突起を有するカッターを所定
量突き出すようにすることで、前工程で分包された包装
袋(分包袋)の区分シール部に対してミシン目を切込ま
せるようにし、所要数の分包袋が送られると、カッター
の切込み量可変カム機構を選択作動させることにより、
前記カッターをさらに移動させて両紙押さえ部材によっ
て挟んでいる部分で切断させるように作動させることが
できる。
【0012】このように作動させることで、一箇所にお
いてカッターの移動量を選択することにより、ミシン目
の切込みと切断の二操作を行わせることができ、合理的
に処理できる装置が得られる。その結果、分包装置にお
いて分包シール装置をシール操作のみに専用させること
で、その装置の性能向上を図ることができるとともに、
カッター装置としては二種類の操作を一箇所で一つのカ
ッターによって行えるようにして占有スペースを小さく
でき、分包装置を高機能化できるという効果を奏するの
である。
【0013】前記切込み量可変カム機構は、前記カッタ
ーの支持部材に所定角度範囲で揺動可能に付設されるス
トローク切換え部片を介してカムローラが設けられ、こ
のカムローラは通常時切断操作位置にあるようにされ、
ミシン目切込み操作時にはそのカムローラを切断操作カ
ムに対してフリー位置に切換えられるように制御部と関
係付けられる構成であるのがよい。
【0014】このようにすれば、前記突起を多数備える
カッターで、通常時においてはミシン目切込みの操作が
行われ、この際切断操作カムによって操作されるカムロ
ーラはフリー位置に切りかえられ、切断操作時には制御
部からの指令によってフリー位置にあるカムローラを切
断操作カムにより操作される位置へ切換えられることに
より、前記カッターの突出し量(移動量)が増加して、
このカッター突出し量増加の場合のみ送られる包装袋を
切断するように操作して、選択的にカッターの移動量を
変えることで一枚のカッターでもって包装袋に2通りの
処理を行わせ、合理化を図ることができるという効果を
奏するのである。
【0015】前記カムローラは、カッターを切断操作す
る回転カムが逆転時のみ、その回転カムによりカッター
に対する最大変位作用位置とその回転軸を結ぶ線上に移
動係合させて、前記カッターを切断動作させるようにす
るのがよい。こうすると、分包紙カッター装置の駆動部
で被包装紙の送りに連動させて前記カッターを制御部で
その被包装紙に対する切断の指令が与えられたときのみ
カッターを操作する回転カムを逆転させることにより、
前記ストローク切換え部片付属のカムローラを前記回転
カムの逆回転によって自動的に係合作動させるようにす
ることで、そのストローク切換え部片を介してカッター
が最大限に突出して被包装紙を切断させることができ
る。また、前記回転カムが正転すると、カムローラが跳
ね上げられてその回転カムによる操作機能を断たれ、直
接カッターを操作しない状態にされる。こうすることに
より、複雑な制御機構を必要とせず駆動部の正逆転操作
によってカッターの移動量を自動的に切換えることがで
きるという効果を奏するのである。
【0016】前記カッターは、薄刃で鋸刃状のものを用
いるのがよい。こうすると、内外両紙押さえ部材により
挟持されている包装袋に対して、カッターを進退操作用
のカム機構によって突出させる際に、その突出し量が少
ないときには鋸刃状の刃の先端部が緊張する包装袋に押
し付けられるので簡単にミシン目が切込まれる。そし
て、突出し量が多いときは緊張する包装袋に対して薄刃
で鋸刃状にされたカッターが多数の尖った部分から次第
に押し込まれるで、各鋸刃部分が一斉に尖端から根元部
へ包装袋を切込んで切断することになり、剪断力が切断
部全体に平均的に分散して作用し、その結果、包装袋に
対してカッターが直進するだけで切断部全長にわたり無
理なく切断することができるのである。したがって、ミ
シン目切込みと切断とを同一の刃物で行わせて無理のな
い構成とすることができるという効果を奏するのであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明による分包紙カッタ
ー装置の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ
説明する。
【0018】図1に本発明に係る分包紙カッター装置の
縦断正面図が、図2に図1のII−II視断面図が、図3に
図2のIII−III視断面図が、図4に図2のIV−IV視断面
図が、図5に図1のV−V視平断面図が、それぞれ示さ
れている。
【0019】本実施例の分包紙カッター装置1は、前後
に貫通する箱形の支持フレーム2と、その支持フレーム
2内で相反する方向に移動自在に支持されて支持フレー
ム2から一方に突出す外側紙押さえ部材3および内側紙
押さえ部材7と、前記内側紙押さえ部材7の内側空間部
に配されて前記外側紙押さえ部材3に対向する状態で進
退可能に配されるカッター15と、その可動各部を所定
の順序で進退させるカム機構および制御部とで構成され
ている。
【0020】前記外側紙押さえ部材3は、支持フレーム
2内に適宜間隔で上下各二箇所にそれぞれ平行して配設
される各支持軸4上のガイドローラ5によって案内支持
される側面視コ字形のスライド支持部材3Aに複数のス
テー3′を介して取付けられる下部片3aの先端部に直
立して設けられ、その内側に向いた部分に溝部3bが形
成された構造になっている。そして、その外側紙押さえ
部材3の内向き端面3dは、後述する内側紙押さえ部材
7の紙押さえ面を形成するクッションシート7c(クッ
ション層)とによって包装紙移動ラインC上で包装袋
B′を挟むようにされている。
【0021】なお、前記スライド支持部材3Aは、上部
片3eの下側面3e′と下部片3aの上側面3a′とを
前記ガイドローラ5と当接してスライド自在に支持され
ている。また、そのスライド支持部材3aにおける後端
部の縦部片3f中央から上下両部片3a,3eに平行し
て突出形成される突片3gには、側面にカムローラ22
が設けられている。
【0022】前記内側紙押さえ部材7は、適宜間隔で平
行して配される二枚の部材からなり、その内側紙押さえ
部材7の前端(前記外側紙押さえ部材3に対向する側)
には断面鈎型に屈曲された部片7bを対称に取付けて、
それら部片7bの前端面に弾性体にてなるシートが貼着
されたクッション層7cを備えている。
【0023】また、この内側紙押さえ部材7は、前記支
持フレーム2内に延長されるスライド支持部7aが上下
を残して中間に切込み7dを設けられて平行する二本の
脚状部7e,7fに形成され、それら脚状部7e,7f
には上下両方に所要長さで突出部7e′,7f′が形成
されており、その突出部7e′,7f′の前後にて、図
3で示されるように、それらスライド支持部7aの外側
で平行に配設される補助支持部材8,8′に端部をそれ
ぞれ取り付けられてカッター15の進退方向と直交する
方向に架設される上下四本のローラ支持軸10にて支持
されるガイドローラ11によって進退自在に支持されて
いる。
【0024】前記補助支持部材8,8′は、上下両側縁
を前記上下二本ずつのローラ支持軸4,4上に配される
ガイドローラ5′に当接支持されて前後にスライド自在
にされ、中間部を前記内側紙押さえ部材7と反対の方向
に切込まれた形状にされている。そして、これら補助支
持部材8,8′はカッターホルダー16のスライド支持
部16aと前記ローラ支持軸10によって連結されてい
る。
【0025】カッター15は、図1に例示されるような
鋸刃状に刃先部15aを尖らせて多数配列された薄刃の
刃物で、ホルダー16の前端部に取外し可能にビス止め
されて取付けられている。このカッター15のホルダー
16は、前記二枚一対の内側紙押さえ部材7のスライド
支持部7a間に位置するように設けられ、前記のように
内側紙押さえ部材7の補助支持部材8,8′にガイドロ
ーラ支持軸10を介して一体的に取付けられ、それら補
助支持部材8,8′とともにガイドローラ5′によって
案内支持されて前後に移動できるように設けられてい
る。なお、前記カッター15は前述の外側紙押さえ部材
3の厚み方向における中央位置を通る垂直面上に刃先が
合致するように配される。
【0026】前記外側紙押さえ部材3と内側紙押さえ部
材7およびカッター15を進退操作するカム機構は、そ
れぞれ別個に作動するように回転カムとカムローラとが
配置されている。また、カッター15はミシン目切込み
と切断の二操作が行えるようにされていて、切断操作の
み切込み量可変カム機構30によって操作されるように
なされている。
【0027】まず、外側紙押さえ部材3を操作するカム
機構は、前記支持フレーム2の中央部に軸受17,1
7′にて支持されて横断貫通して配設される駆動軸20
に取付けられる回転カム21と前記スライド支持部材3
aにおける突片3gに取付くカムローラ22との当接に
よって操作されるように関係付けられている。前記回転
カム21は約120°の範囲21a(図6参照)でその
外側紙押さえ部材3を包装紙移動ラインC上まで移動さ
せて一定時間、包装袋B′を前記内側紙押さえ部材7と
で挟持するようになされている。なお、前記スライド支
持部材3aは一端を支持フレーム2に取付けられたスプ
リング23の他端が取付けられて、外側紙押さえ部材3
を常時後退する方向(包装紙移動ラインCから遠ざかる
方向)に引き戻されるようになされている。
【0028】内側紙押さえ部材7を操作するカム機構
は、前記駆動軸21に取付けられる回転カム25によっ
て、前記スライド支持部7aの外側に配設の補助支持部
材8に取付けられるカムローラ26(図3参照)と常時
当接して、前記外側紙押さえ部材3の移動に同期して包
装紙移動ラインCに向かって移動するようにされてい
る。前記回転カム25は、前記外側紙押さえ部材3を操
作するカム機構の回転カム21と180°回転角が変位
した位置で包装紙移動ラインC上の包装袋B′を内外両
紙押さえ部材3,7によって挟持するように関係付られ
ている。また、このカム機構によって操作される内側紙
押さえ部材7のスライド支持部7aには前記補助支持部
材8,8′との間にスプリング27,27が掛け渡さ
れ、常時回転カム25にカムローラ26が当接追従する
ようにされている。
【0029】前記補助支持部材8の側面中間部には、包
装袋B′を切断するときのみ作動する切込み量可変カム
機構30が設けられている。この切込み量可変カム機構
30は、カッター15のホルダー16と繋がれた軸28
に基端部を遊支される所要長さのストローク切換え部片
31が付設され、このストローク切換え部片31の先端
部側面にカムローラ32が付されて、前記駆動軸20上
に取付くカッター操作用の回転カム33とそのカムロー
ラ32とが接触するようにされ、前記カムローラ32が
選択的に切換えられて回転カム33によって作動させな
いようにするときには、回転カム33によるカッター操
作軸線D位置から所要角度θ上に移動してフリーの状態
になるようにされている。そのカムローラ32の下限と
上限の位置を規定するために、ストッパー35,36が
前記補助支持部材8の側面に取付けられている。なお、
前記カッターの切込み量可変カム機構30は駆動軸20
の回転を逆転させることによりカムローラ32が回転カ
ム33により操作されるようになっている。また、駆動
力は前記駆動軸20端に取付けられた歯車29に外部か
ら与えられるようにして駆動される。
【0030】このように構成される本実施例の分包紙カ
ッター装置1は、例えば図示されない薬剤分包装置にお
ける分包ラインに組み込んで使用される。
【0031】薬剤分包装置に組み込まれた場合の例につ
いて説明すれば、前工程で連続する分包紙に所要のピッ
チで区分シールされて上部を開放された分包袋に分割さ
れた薬剤を順次受け入れて開口部を封じられた連続する
包装袋B′が、所定のピッチ移動して分包紙カッター装
置1に供給されると、前記薬剤分包装置の制御部におい
て予め設定された作業手順に基づく制御信号により、駆
動軸20が回転してその駆動軸20上に取り付く回転カ
ム21,25,33が一斉に回転すると、その回転カム
21に当接するカムローラ22が操作されて、図6に示
されるように、そのカムローラ22が取り付くスライド
支持部材3aを図上右方向に後退させ、このスライド支
持部材3aに連結される外側紙押さえ部材3を包装紙移
動ラインCに向かって移動させる。なお、前記駆動軸2
0の回転速度は、組み込まれる薬剤分包装置における包
装袋B′の送り速度に対応して、1分包ピッチに対し1
回転するように設定される。
【0032】前記外側紙押さえ部材3の移動に同期して
回転カム21と変位量が逆に形成されている回転カム2
5によってカムローラ26が操作され、このカムローラ
26が取り付いている内側紙押さえ部材7の一方の補助
支持部材8が図上左方向に前進させられ、スプリング2
7,27の引張力でスライド支持部7aを介して連結す
る内側紙押さえ部材7を包装紙移動ラインCに向かって
移動させる。その結果、外側紙押さえ部材3の内向き端
面3dと向かい合う内側紙押さえ部材7のクッション層
7cによって包装紙移動ラインC上にある連続する包装
袋B′の区分シール部分を挟持する。なお、この内側紙
押さえ部材7が前進するときに、カッターホルダー16
もガイドローラ支持軸10によって一体に連結されてい
るので、ともに前進する。
【0033】さらに、駆動軸20上の回転カム21,2
5が回動変位して、その回転カム25がカムローラ26
を最大移動量変位させると、前記補助支持部材8,8′
一体に連結されるカッターホルダー16がさらに前進
し、そのカッターホルダー16の先端部に取り付く鋸刃
状のカッター15が、包装袋B′を挟持している内側紙
押さえ部材7のクッション層7cよりも前進して、その
挟持されている包装袋B′の区分シール部に刃先部15
aを突き刺すことで、ミシン目が形成されるのである。
この際、包装袋B′の区分シール部は内側紙押さえ部材
7と外側紙押さえ部材7とによって挟持されて、緊張状
態に保たれていて、しかもカッター15の刃先部15a
は薄刃で尖った形状であるから、無理なく破線状に切り
込まれてミシン目を容易に形成することができる。な
お、カッター15の鋸刃状をした刃先部15aが突き出
す側の外側紙押さえ部材3は、端面に溝部3bが設けら
れているので、何ら支障なくミシン目切り込みが行われ
るのである。
【0034】このようにミシン目切り込み操作が行われ
る間、外側紙押さえ部材3は、その操作カム機構である
回転カム21が前記カッター15のミシン目切り込み動
作時間、すなわち所定の回転角の範囲21aで停止状態
に保たれており、この外側紙押さえ部材3に対する内側
紙押さえ部材7は、回転カム25の回動に伴い前進を続
けようとするが、外側紙押さえ部材3によってその移動
を阻止され、回転カム25によってカムローラ26が最
大量移動操作される間包装袋B′を挟持した姿勢を保
つ。このカッターホルダー16の前進に対して内側紙押
さえ部材7とそのスライド支持部7aの静止分の差はス
プリング27による連結部において緩衝される。
【0035】やがて、駆動軸20の回転によって各回転
カム21,25が回動変位することにより、それぞれの
回転カム21,25によって最大移動位置にあった各カ
ムローラ22,26が後退をはじめると、スライド支持
部材Aが伸張しているスプリング23により引き戻され
て外側紙押さえ部材3が、また内側紙押さえ部材の補助
支持部材8,8′がスプリング27,29の引張力によ
り引き戻されて、それら補助支持部材8,8′に連動す
る内側紙押さえ部材7並びにカッターホルダー16が、
包装紙移動ラインCから後退し、挟持していた包装袋
B′を解放して図1で示される状態に戻される。
【0036】以後、前述の要領で分包される包装袋B′
が1ピッチ送られるごとにその包装袋B′の区分シール
部分を内外両紙押さえ部材3,7によって挟持するとと
もに、カッター15が前進してその区分シール部分の中
間位置にミシン目を刻設する操作が繰り返される。
【0037】このようにして所要分包数包装袋B′の区
分シール部にミシン目が刻設されると、薬剤分包装置の
制御部において予め設定された分包数、例えば3包ごと
に連続する包装袋B′を切断するように設定しておけ
ば、前述のようにしてミシン目の刻設操作が所定数行わ
れた後、駆動軸20が逆転される。すると、それまでの
正転時においてカッターの切込み量可変カム機構30
は、そのストローク切換え部片31先端に取り付くカム
ローラ32が、回転カム33の回転によって跳ね上げら
れフリーの位置に移動させられていたのを、その回転カ
ム33の逆転によって引き下げ方向に操作され、下限ス
トッパー36の位置にストローク切換え部片31が保持
されてカムローラ32が回転カム33により作動するよ
うになる。
【0038】したがって、駆動軸20の回転に応じて回
転カム33が他の回転カム21,25とともに回転する
ことにより、前述のようにして包装紙移動ラインC上に
ある包装袋B′の区分シール位置を外側紙押さえ部材3
と内側紙押さえ部材7とによって挟持されると同時に前
進するカッター15が、回転カム33によるカムローラ
32の操作で、図7に示されるように、その回転カム3
3の最大外径位置がカッター操作軸線D上に達すること
により、カッターホルダー16は内側紙押さえ部材7の
スライド支持部7aとともに前進して前記ミシン目の刻
設動作を行う位置よりも多く前進し、その結果、カッタ
ー15は包装袋B′の区分シール部を尖った刃先部15
aによって突き切られ、包装袋B′は切断されるのであ
る。なお、このカッターの移動量が増加することにより
常態より多く移動する切込み量可変カム機構30のスト
ローク切換え部片31を支持する軸28は、内側紙押さ
え部材7のスライド支持部7aに設けられた長穴7hに
よってその移動が許容できるようにされている。
【0039】前記カッター15による切断操作は、図7
にて示されるように、鋸刃状に形成されたカッター15
の刃先部15aが緊張状態に保持される包装袋B′の区
分シール部に対し、真っ直ぐに突き込まれるので、その
区分シール部の全長にわたり尖った刃先部15aが一斉
に等しく突き進められることで次第に切り込み量が拡大
されて一挙に分断されることになるから、従来のはさみ
のような切断手段を行わせないに関わらず正常に切断す
ることができる。
【0040】このようにして包装袋B′の切断操作が終
われば、再び駆動軸20は正転に切り換えられて、前述
のようにカッター15が操作されてミシン目の刻設が行
われることになる。この時点では、カッターの切込み量
可変カム機構30におけるカムローラ32が回転カム3
3の正転によってフリーの状態に戻され、回転カム33
により切断のための操作をされないので、回転カム25
によるカッター15の進退のみが行われることになる。
なお、このミシン目刻設の回数は、薬剤分包装置におけ
る制御部での設定により前記例以外の回数にすることが
でき、切断位置の設定は任意に変更できることはいうま
でもない。
【0041】以上の説明においては、鋸刃状のカッター
15による切断操作を回転カム33の回転方向の正逆転
切り換えにより行わせる方式について記載したが、この
ほかに、例えば補助支持部材8(8′)に電磁石を付設
して、この電磁石を操作してカッターの切込み量可変カ
ム機構30を切り換え操作するようにしてもよい。ま
た、カッター15による包装袋B′の切断操作について
も、直進動作によって切断する方式のみならず、カッタ
ーを傾動させて切断するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る分包紙カッター装置の縦
断正面図である。
【図2】図2は、図1のII−II視断面図である。
【図3】図3は、図2のIII−III視断面図である。
【図4】図4は、図2のIV−IV視断面図である。
【図5】図5は、図1のV−V視平断面図である。
【図6】図6は、包装袋にミシン目を刻設する態様を表
す図である。
【図7】図7は、包装袋を切断する態様を表す図であ
る。
【図8】図8は、従来の薬剤分包装置における包装要部
を示す図である。
【図9】図9(a)は分包シール装置を示す図,図9
(b)は図8(a)におけるシールローラの平断面図で
ある。
【符号の説明】
1 分包紙カッター装置 2 支持フレーム 3 外側紙押さえ部材 3A 外側紙押さえ部材のスライ
ド支持部材 3a 下部片 3b 溝部 3d 外側紙押さえ部材の内向き
端面 3e 上部片 3f 縦部片 4,10 ローラ支持軸 5,5′,11 ガイドローラ 7 内側紙押さえ部材 7a 内側紙押さえ部材のスライ
ド支持部 7c クッション層 8,8′ 内側紙押さえ部材の補助支
持部材 15 カッター 15a カッターの刃先部 16 カッターホルダー 16a カッターホルダーのスライ
ド支持部 20 駆動軸 21 外側紙押さえ部材操作用の
回転カム 22 外側紙押さえ部材操作用の
カムローラ 23,27,29 スプリング 25 内側紙押さえ部材操作用の
回転カム 26 内側紙押さえ部材操作用の
カムローラ 28 軸 30 カッターの切込み量可変カ
ム機構 31 ストローク切換え部片 32 カムローラ 33 カッターの切断操作用の回
転カム 35 下限ストッパー 36 上限ストッパー B′ 包装袋 C 包装紙移動ライン D カッター操作軸線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)包装紙移動ラインを挟んで進退可能
    な外側紙押え部材と内側紙押さえ部材とが相対向して設
    けられ、 b)前記一方の紙押さえ部材の内側に位置して、その紙
    押さえ部材とともに進退して包装袋挟持後に適量前進さ
    せるとミシン目が形成でき、また前記ミシン目形成時以
    上に移動させると分包紙を切断できるカッター、 c)外部からの動力で前記両紙押え部材を相対的に前進
    または後退させるカム機構、 d)前記カッターを前記一方の紙押さえ部材の内側か
    ら、その紙押さえ部材が他方の紙押さえ部材と相対して
    包装袋を挟み付けた時点で所要量さらに前進させてミシ
    ン目を切込むカム機構および e)前記カッターの前進動作時に、ミシン目切込みまた
    は切断のいずれかを選択させる切込み量可変カム機構を
    備えることを特徴とする分包紙カッター装置。
  2. 【請求項2】 前記切込み量可変カム機構は、前記カッ
    ターの支持部材に所要角度範囲で揺動可能に付設される
    ストローク切換え部片を介してカムローラが設けられ、
    このカムローラは通常時切断操作位置にあるようにさ
    れ、ミシン目切込み操作時にはそのカムローラを切断操
    作カムに対してフリー位置に切換えられるように制御部
    と関係付けられる構成である請求項1に記載の分包紙カ
    ッター装置。
  3. 【請求項3】 前記カムローラは、カッターを切断操作
    する回転カムが逆転時のみ、その回転カムによりカッタ
    ーに対する最大変位作用位置とその回転軸を結ぶ線上に
    移動係合させて、前記カッターを切断動作させるように
    なされている請求項2に記載の分包紙カッター装置。
  4. 【請求項4】 前記カッターは、薄刃で鋸刃状をしたも
    のである請求項1に記載の分包紙カッター装置。
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