JP2000203365A - 車両用安全枕 - Google Patents

車両用安全枕

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JP2000203365A
JP2000203365A JP11004255A JP425599A JP2000203365A JP 2000203365 A JP2000203365 A JP 2000203365A JP 11004255 A JP11004255 A JP 11004255A JP 425599 A JP425599 A JP 425599A JP 2000203365 A JP2000203365 A JP 2000203365A
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JP
Japan
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pillow
lid
gas mask
vehicle
hollow chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP11004255A
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English (en)
Inventor
Masao Horiguchi
眞男 堀口
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Individual
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車内で、即座に防毒マスクを取り出し、着用
して、トンネル火災等から避難できるようにするための
車両用安全枕を提供する。 【解決手段】 車両の座席に装着される枕であって、該
枕の内部に中空室が形成れており、該中空室に防毒マス
クが収納されていること、及び該枕の少なくとも一面に
開閉可能な蓋が形成されており、該蓋を開いて、前記防
毒マスクを取り出し、使用可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災等の緊急時に
役立つ、車両用の安全枕に関する。
【0002】
【従来の技術】日本は山地が多く、高速道路や鉄道等で
移動する際に、長いトンネルを通ることは避けられな
い。この際、トンネル火災に出会うと、自動車等をバッ
クさせて、避難することはできず、煙に巻かれて、死亡
することが多々ある。この際、十数分間でも、煙の毒ガ
スを吸うことがなければ、自力で、トンネル内を安全な
場所まで避難することは可能であるが、従来、トンネル
内等で、非常時に、即座に防毒マスクを着用できるよう
な設備は存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、必要に応じ
て、車内で、即座に防毒マスクを着用し、トンネル火災
等から避難できるようにするための手段を提供すること
を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両に乗って
いる者が最も扱い易い、座席枕に着眼し、上記課題を解
決した。即ち、本発明の製品は、車両の座席に装着され
る枕であって、該枕の内部に中空室が形成れており、該
中空室に防毒マスクが収納されていること、及び該枕の
少なくとも一面に開閉可能な蓋が形成されており、該蓋
を開いて、中空室内の防毒マスクを取り出し、使用可能
と部に中空室を形成し、この中空室に防毒マスクを収納
するものであり、中空室としたものである。
【0005】車両の座席枕は、頭が接する面はクッショ
ン性の良いものとする必要があるため、中空室は、枕の
後部に偏った状態で設けるのがよく、蓋は、枕の背面や
側面に設けるのが好ましい。ただし、車種によっては、
枕の上面に蓋を設けてもよい。また、中空室は、枕本体
側に設けても、蓋側に設けてもよく、更に、枕本体と蓋
に跨がるように設けてもよい。
【0006】なお、枕の蓋は、平常時は、しっかりと閉
じられているが、非常時には、簡単に開くように、板バ
ネ等を使用して開閉可能とするのがよい。更に、中空室
の蓋は、外部(即ち、枕の表面等)に取り付けたボタン
を押すことにより、バネ式に開くようにしてもよい。
【0007】本発明で使用する防毒マスクは、マスクを
装着した者が、有毒ガスを吸わないように、有毒ガスを
吸着除去するものであればよく、通常、吸着層とフィル
ター層を備えた防毒マスクや防煙マスク等がいずれも使
用できる。特に有用な防毒マスクは、有毒ガス除去のた
めに、吸着層とフィルター層と触媒層の三層を備えたも
のである。
【0008】なお、防毒マスクの形状は特に限定されな
いが、乗用車の座席の枕等に収納できるように、12〜
18cm×10〜15cm×5〜8cm程度の大きさに形成さ
れるのが好ましい。
【0009】また、本発明における車両は、自動車類
(乗用車、トラック等)、電車、船舶、航空機等のいず
れの車両であってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に示す実施例
に従って説明する。この例は、乗用車の座席に着脱自在
に形成された枕1に関するものである(図1参照)。枕
1には、図2の如く、内部に中空室2が設けられてお
り、この中空室2に防毒マスク4を収納可能となってお
り、また、枕1の後部は開閉自在な蓋3として機能し、
この蓋3を開くことによって、中空室2から防毒マスク
4を取り出して使用することができるようになっている
(図2参照)。
【0011】図2の例では、枕1の蓋3の開閉は、蝶番
5の中央部に板バネ6を取り付け、平常時には、該板バ
ネ6により、蓋3は安定して閉じられており、必要時
に、蓋3を後方に倒すことにより、板バネ6の中央に山
形に開いた蝶番5の支点7が当たり、蓋3を開いた状態
を維持するようになっている。
【0012】中空室2は、幅16cm、高さ13cm、深さ
7cmに形成されており、防毒マスク4としては、フジセ
イフティー株式会社のフジエースA(図2参照)等が収
納可能となっている。
【0013】このような枕1を座席に装着した乗用車を
使用した場合、トンネル火災等に巻き込まれても、直
ぐ、頭部にある枕1の蓋3を開け、中空室2から防毒マ
スク4を取り出し、装着することにより、煙に害される
ことなく、火災現場から離れた位置に逃げだすことが可
能となる。
【0014】なお、枕1の蓋3は、図3の如く、その上
端部にバネ式の突起8を設け、枕1の本体に設けられた
開口部9に、該突起8を係止させて、開閉可能としても
よい。また、枕1の側面にボタンを設け、該ボタンの先
端のフックが、蓋内部のバネに引っ掛かって、常時は蓋
が閉じられており、非常時には、該ボタンを押して、蓋
内部のバネからフックを外し、蓋が開くようにしてもよ
い。
【0015】図面に示すような本発明の枕1は、従来か
ら市販の乗用車の枕と同様に座席の頭部に支持棒で着脱
可能とすることにより、従来の乗用車の枕と交換して、
使用することも可能となる。この場合、支持棒は、中空
室2の両側の肉厚部分10に支持棒を取り付けるのがよ
い。
【0016】
【発明の効果】本発明では、乗用車等の座席の枕1を、
防毒マスク4の収納可能なものとし、非常時には、該枕
の中空室2の蓋3を開けて、防毒マスク4を取り出し、
容易に装着できる。従って、トンネル火災等に巻き込ま
れても、頭部の枕1から、防毒マスク4を取り出すこと
ができるため、あわてることなく、防毒マスク4を装着
し、火災現場等から離れた位置に逃げだすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の枕を備えた座席の一例を示す
斜視図である。
【図2】図2は、図1の枕の蓋をあけ、防毒マスクを取
り出した状態を示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明の枕の異なる一例の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 枕 2 中空室 3 蓋 4 防毒マスク 5 蝶番 6 板バネ 7 支点 8 突起 9 開口部 10 肉厚部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B61D 37/00 B61D 37/00 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の座席に装着される枕であって、該
    枕の内部に中空室が形成れており、該中空室に防毒マス
    クが収納されていること、及び該枕の少なくとも一面に
    開閉可能な蓋が形成されており、該蓋を開いて、前記防
    毒マスクを取り出し、使用可能となっていることを特徴
    とする車両用安全枕。
JP11004255A 1999-01-11 1999-01-11 車両用安全枕 Pending JP2000203365A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103287295A (zh) * 2012-03-02 2013-09-11 通用汽车环球科技运作有限责任公司 具有储藏部的头部约束件
US10093205B2 (en) 2015-08-18 2018-10-09 Ford Global Technologies, Llc Head rest with a compartment for a travel pillow
CN111088995A (zh) * 2020-01-19 2020-05-01 东阳鸿松机械科技有限公司 一种针对隧道交通事故起火的紧急安全装置

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CN103287295B (zh) * 2012-03-02 2016-03-23 通用汽车环球科技运作有限责任公司 具有储藏部的头部约束件
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