JP2519847Y2 - 自動車のフロントウインドガラス破壊装置 - Google Patents

自動車のフロントウインドガラス破壊装置

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JP2519847Y2
JP2519847Y2 JP11211690U JP11211690U JP2519847Y2 JP 2519847 Y2 JP2519847 Y2 JP 2519847Y2 JP 11211690 U JP11211690 U JP 11211690U JP 11211690 U JP11211690 U JP 11211690U JP 2519847 Y2 JP2519847 Y2 JP 2519847Y2
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JP
Japan
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hammer
holder
stopper
windshield
emergency
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JP11211690U
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和彦 蓮井
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、緊急時の脱出の際に自動車のフロントウイ
ンドガラスを破壊する装置に関するものである。
〈従来の技術〉 自動車が誤って海中等に転落したり、衝突事故等でド
アが開口しなくなった時にフロントウインドガラス等を
車内より破壊して脱出するために、第5図で示すよう
に、柄1の一端に尖突起2を、他端にシートベルトカッ
ター3を設けた専用のハンマーが市販されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記のような目的のために使用される専用のハンマー
は、各自が買い求めて車室内に保管する必要があり、車
内に保管していたとしても緊急時の動転で保管場所を忘
れたり、事故発生時の姿勢によっては、保管場所に手が
とどかなかったりして必要時に活用できないことがあ
る。
理想的には、フロントウインドガラスの破壊装置が自
動車に常備装置として設置されることが望ましいことで
ある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、自動車の常備装置として適したフロントウ
インドガラスの破壊装置を提供するものであり、その要
旨とするところは、ルームミラーの取付け基部にフロン
トウインドガラスに向かってホルダーを設け、このホル
ダーにスプリングによって前進付勢された尖先端のハン
マーを進退可能に内設し、前記ホルダーに前記ハンマー
に係合してハンマーを後退端に保持するストッパと、緊
急時のみ前記ストッパの解脱操作を可能とするための着
脱可能な誤作動防止カバーとを備えたことを特徴とする
ものである。
〈作用〉 上記の構成により、ホルダー内のハンマーは、通常は
後退端位置でストッパの係合でスプリングに撥力を蓄積
して保持されている。この通常時には誤作動防止カバー
によりストッパの解脱操作ができないようにされてい
る。フロントウインドガラスを破壊して脱出を必要とす
る緊急時には前記誤作動防止カバーを取り外してストッ
パを解脱操作することにより、ハンマーはスプリング力
の付勢によってホルダー内を前進し、フロントウインド
ガラスに衝突してフロントウインドガラスを破壊するも
のである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図において、1はフロントウインドガラス(以下単にガ
ラスという)、2はルームミラーである。このルームミ
ラー2の取付け基部に前記ガラス1に向かって防水性の
ホルダー3を設け、このホルダー3にスプリング5によ
って前進付勢された尖先端のハンマー4を進退可能に内
設し、前記ホルダー3に前記ハンマー4に設けた凹部6
に係合してハンマー4を後退端に保持するストッパ7を
支軸9により揺動可能に支持し、ストッパ7の後部には
前記係合を解脱させる押え部8が形成され、この押え部
8をゴムカバー10で包囲し、さらに、このゴムカバー10
は緊急時のみ前記ストッパ7の解脱操作を可能とするた
めの着脱可能な誤作動防止カバー11で包囲した構造であ
る。
尚、図示省略しているが、前記ストッパ7をソレノイ
ドにより係合解脱するようにし、第4図で示すように、
前記ソレノイドへの通電スイッチ13をゴムカバー10内に
設置しても良い。
第1図において、符号12は、この装置が外部から見え
ないようにするために、ガラス1の内面の部分的に塗装
したセラミック層を示す。
本考案は上記の通りの構造であるから、通常は第1図
で示すように、ストッパ7がハンマー4の凹部6に係合
し、ハンマー4は後退端に保持されている。このときス
プリング5はハンマー4を前進付勢すべく撥力を蓄積し
ている。
また、ホルダー3の後端には誤作動防止カバー11が装
着され、これを押しても前記ストッパ9の押え部8に押
圧力が作用されず、ハンマー4が不用意に飛び出してガ
ラス1を破壊することはない。
不運にも車内より脱出を必要とする事故に直面し、ド
アの開口が不能となった緊急時には、第2図で示すよう
に、手近なルームミラー2の上部の誤作動防止カバー11
を取り外してゴムカバー10を押圧することにより、スト
ッパ7はハンマー4の凹部6との係合を解脱し、ハンマ
ー4はスプリング5の撥力で急激にホルダー3内を前進
してガラス1に当接され、ガラス1を破壊する。これに
より乗員は開口したフロントウインドから脱出すること
ができるのである。
〈考案の効果〉 以上のように本考案は、ルームミラーの取付け基部に
フロントウインドガラスに向かってホルダーを設け、こ
のホルダーにスプリングによって前進付勢された尖先端
のハンマーを進退可能に内設し、前記ホルダーに前記ハ
ンマーに係合してハンマーを後退端に保持するストッパ
と、緊急時のみ前記ストッパの解脱操作を可能とするた
めの着脱可能な誤作動防止カバーとを備えた構成である
から、緊急時における脱出のためのフロントウインドガ
ラス破壊装置を車室内に常備することを可能とし、通常
は誤作動を防止し、緊急時には手近で操作することがで
き、この装置の常備により、従来では助かるべき生命を
脱出不能で落命していたものが救助され、また、衝突事
故の場合には乗員の頭がフロントウインドガラスに激突
する前にフロントウインドガラスが破壊されるのでダメ
ージ少なくする等の保安設備として格別な効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の断面図、第2図は本考案の作動状態の
断面図、第3図は本考案の斜視図、第4図は本考案の設
計変更例を示す第3図IV-IV線断面図、第5図は従来の
ガラス破壊用のハンマーの斜視図である。 1……フロントウインドガラス、2……ルームミラー、
3……ホルダー、4……ハンマー、5……スプリング、
7……ストッパ、10……ゴムカバー、10……誤作動防止
カバー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルームミラーの取付け基部にフロントウイ
    ンドガラスに向かってホルダーを設け、このホルダーに
    スプリングによって前進付勢された尖先端のハンマーを
    進退可能に内設し、前記ホルダーに前記ハンマーに係合
    してハンマーを後退端に保持するストッパと、緊急時の
    み前記ストッパの解脱操作を可能とするための着脱可能
    な誤作動防止カバーとを備えたことを特徴とする自動車
    のフロントウインドガラス破壊装置。
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JP7165086B2 (ja) * 2019-03-22 2022-11-02 株式会社Subaru 乗員保護装置

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