JP2000203070A - 粉体現像剤噴射式画像形成装置のクリ―ニング機構 - Google Patents

粉体現像剤噴射式画像形成装置のクリ―ニング機構

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JP2000203070A
JP2000203070A JP525999A JP525999A JP2000203070A JP 2000203070 A JP2000203070 A JP 2000203070A JP 525999 A JP525999 A JP 525999A JP 525999 A JP525999 A JP 525999A JP 2000203070 A JP2000203070 A JP 2000203070A
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JP
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developer
frequency
image forming
forming apparatus
carrying roller
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Makoto Fujii
誠 藤井
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の貫通孔を有する板を有し、上記複数の
貫通孔を介して粉体現像剤を飛翔させて画像を作成する
粉体現像剤噴射式画像形成装置に用いるクリーニング装
置を提供する。 【解決手段】 本発明に係るクリーニング装置は、上記
板26に振動を伝える振動部材44と、上記振動部材4
4から上記板26に伝える振動の周波数を、第1の周波
数から第2の周波数に漸次変化させる第1の過程と、上
記第2の周波数から上記第1の周波数に瞬時に変化させ
る第2の過程とを含むサイクルを繰り返す周波数制御手
段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板に形成された複
数の貫通孔を介して粉体現像剤を噴射し、これにより記
録媒体上に画像を形成する粉体現像剤噴射式画像形成装
置において、上記複数の貫通孔及びその近傍に付着して
いる現像剤を除去するクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記画像形成装置の一態様として、米国
特許第5、477、250号公報に開示されているもの
がある。この画像形成装置は、荷電性の粉体現像剤を担
持する現像剤担持ローラと、現像剤担持ローラに所定の
間隔を置いて対向する背面電極と、現像剤担持ローラ上
の現像剤を背面電極に向けて付勢する電界を形成するた
めの電源を有する。現像剤担持ローラと背面電極との間
には隔壁が配置され、この隔壁と背面電極との間に記録
媒体の通過できる空間が形成されている。隔壁は、現像
剤担持ローラと背面電極との対向する領域に位置する部
分に、複数の貫通孔が形成されている。また、隔壁は、
各貫通孔の周囲に個別電極を有し、各個別電極が駆動電
源に接続されている。
【0003】この画像形成装置によれば、作成すべき画
像に基づく画像信号に対応した電圧が駆動電源から個別
電極に印加される。このとき、印加電圧は、現像剤担持
ローラに保持されている現像剤を背面電極に向けて電気
的に付勢する極性を有する。したがって、この印加電圧
により生じる電界の付勢力と、現像剤担持ローラと背面
電極との間に形成されている電界の付勢力との協力によ
り、印加された個別電極に対向する位置にある一群の現
像剤が現像剤担持ローラから分離し、対応する貫通孔を
介して、隔壁と背面電極との間にある記録媒体に到達
し、この記録媒体上に現像剤のドットが形成される。そ
して、ドットの集合により記録媒体上に目的の画像が形
成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに粉体の現像剤を貫通孔を介して飛翔させる形態の画
像形成装置では、貫通孔の周辺及び内面に現像剤が付着
し、印字を継続することでその量が次第に多くなって記
録媒体上に形成されるドットの径が小さくなるという本
質的問題がある。また、最悪の場合、貫通孔が現像剤で
塞がれ、対応する部分のドットが作成されない事態が生
じる。
【0005】そこで、本発明は、隔壁を振動させること
により、貫通孔の周辺及び内面に付着した現像剤を効果
的に除去するクリーニング装置を備えた粉体現像剤噴射
式画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に係るクリーニング装置は、複数の
貫通孔を有する板を有し、上記複数の貫通孔を介して粉
体現像剤を飛翔させて画像を作成する粉体現像剤噴射式
画像形成装置に用いるクリーニング装置であって、上記
板に振動を伝える振動部材と、上記振動部材から上記板
に伝える振動の周波数を、第1の周波数から第2の周波
数に漸次変化させる第1の過程と、上記第2の周波数か
ら上記第1の周波数に瞬時に変化させる第2の過程とを
含むサイクルを繰り返す周波数制御手段と、を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る
粉体現像剤噴射式画像形成装置における画像作成部10
の概略構成を示す。画像作成部10は、導電性の材料か
らなる現像剤担持ローラ(現像剤担持体)12を有す
る。現像剤担持ローラ12は矢印14で示す方向に回転
自在に支持されている。また、現像剤担持ローラ12
は、第1のバイアス電源16に接続され、所定の電圧
(本実施形態では負極性のバイアス電圧VB1)が印加で
きるようにしてある。現像剤担持ローラ12の外周には
粉体の現像剤18が担持されており、この現像剤18は
所定の極性(本実施形態では負極性)に帯電されてい
る。
【0008】現像剤担持ローラ12の下方には、この現
像剤担持ローラ12と所定の間隔をあけて背面電極ロー
ラ(背面電極)20が、現像剤担持ローラ12と平行に
設けてある。背面電極ローラ20は矢印22で示す方向
に回転自在に支持されている。また、背面電極ローラ2
0は第2のバイアス電源24に接続され、所定の電圧
(本実施形態では正極性のバイアス電圧VB2)が印加で
きるようにしてある。バイアス電圧VB1、VB2の値は、
現像剤担持ローラ12と背面電極ローラ20との電位差
によってそれらの間に形成される電界により、現像剤担
持ローラ12に担持されている負極帯電現像剤18が背
面電極ローラ20に向けて吸引されるが、その吸引力だ
けでは現像剤18が現像剤担持ローラ12から分離しな
いように調節されている。
【0009】現像剤担持ローラ12と背面電極ローラ2
0との間には隔壁26が配置されている。現像剤担持ロ
ーラ12と隔壁26の間隔L1は、現像剤担持ローラ1
2に保持されている現像剤18が隔壁26との接触によ
り掻き取られないように、両者の間に僅かの隙間を設け
るか、または両者の接触圧を最小限に抑えるように設定
する。他方、背面電極ローラ20と隔壁26の間隔L2
は、これらの間を記録媒体28(例えば、紙、樹脂フィ
ルム)が通過できると共に、後に説明するように、この
記録媒体28に付着した現像剤18が隔壁26と接触し
ない程度の空間30が形成されるように設定する。
【0010】隔壁26は非導電性の材料からなる薄い板
で形成されている。図1、2に示すように、隔壁26の
一部、すなわち現像剤担持ローラ12と背面電極ローラ
20とが対向する領域(印刷領域32)に含まれる部分
には、この隔壁26を貫通する複数の孔34が、現像剤
担持ローラ12の中心軸と平行な(以後、方向Aとす
る。)線上に、所定の間隔をあけて形成されている。隔
壁26の内部または表面には、各孔34を囲むように、
リング状の個別電極36が設けてある。個別電極36は
第1の電源回路37を介してCPU(中央演算部)38
に接続されている。このCPU38は、画像形成装置で
作成する画像に対応した信号を受け、第1の電源回路3
7に信号を送り、この信号に基づいて電源回路37が各
個別電極36にパルス電圧40を印加するようにしてあ
る。
【0011】また、図3に示されるように、長方形隔壁
26の一端には、A方向に伸びた棒状部材42を介して
圧電素子44(セラミックスからなり、その構造は積層
型でも単層型でもよい。)が取り付けられており、隔壁
26の他端側は固定部材46によって固定されている。
さらに、図4に示されるように、圧電素子44は、分極
処理されているとともに、駆動回路48を介してCPU
38に接続されており、CPU38からの出力信号に応
じて、圧電素子44が所定の周波数で図3の矢印の方向
に振動できるように図外の電極に接続されている。これ
により、圧電素子44の振動に伴って棒状部材42が励
振することで、隔壁26の一端側から他端側に進行する
A方向に沿って一様な波面を有する進行波が隔壁26に
発生し、この進行波が固定部材46で反射して他端側か
ら一端側に進行するA方向に沿って一様な波面を有する
反射波となり、その結果進行波と反射波との干渉によっ
て他端部を節の1つとするA方向に沿って一様な波面を
有する定常波が隔壁26に生じるようになっている。
【0012】駆動回路48は、図4に示すように、CP
U38からのデジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A変換器50と、このアナログ信号の電圧に応じた周
波数を出力するV/F変換器52と、各周波数に応じて
パルス電圧を圧電素子44に印加し、圧電素子44を振
動させる第2の電源回路54とから構成されている。
【0013】このように構成された画像作成部10の画
像作成動作時、記録媒体28が印刷領域32に運ばれる
と、この記録媒体28と同期を取って、CPU38より
個別電極36にパルス40が印加される。このとき印加
されるパルス40は正極性である。
【0014】その結果、個別電極36とこれに対向する
現像剤担持ローラ部分との間には、この現像剤担持ロー
ラ部分に保持されている負極性現像剤18を背面電極ロ
ーラ20に向けて付勢する新たな電界が形成される。こ
の新たに形成された電界は、すでに第1と第2のバイア
ス電源16、24により現像剤担持ローラ12と背面電
極ローラ20との間に形成されている電界と相俟って、
現像剤担持ローラ部分に担持されている一群の現像剤1
8を現像剤担持ローラ12から分離し、飛翔させる。
【0015】飛翔した現像剤の集団は対応する孔34を
通り、この孔34に対向する記録媒体部分に付着してド
ットを形成する。そして、このようにして形成された多
数のドットの集合により目的の画像が作成される。な
お、記録媒体28に付着した現像剤は記録媒体28と共
に図示しない定着工程に運ばれ、そこで加熱溶融されて
記録媒体28に固定される。
【0016】続いて、貫通孔34の周辺及び内面に付着
した現像剤18の移動除去方法を説明する。非印字時、
CPU38は、圧電素子44に印加するパルス電圧の周
波数が図5の波形になるような信号を出力する。具体的
には、時刻t0において周波数f1(例えば35kHz)
で圧電素子44を振動させる。このとき隔壁26にでき
る定常波は、図6(a)のようになり、孔34周辺に堆
積した現像剤18は、定常波の節に集まるようになる。
一方、孔34の内面に付着した現像剤18は、隔壁26
の振動により背面電極ローラ20表面に落下し、その後
適当な手段によって除去される。
【0017】次に、時刻t0から所定時間Tの間に、周
波数をf2(例えば28kHz)まで連続的に小さくす
る。周波数を小さくすると節同士の間隔は大きくなり、
それに伴って各節(及び節に集まった現像剤18)は図
6の実線矢印が示すように圧電素子42側へ(例えば節
Fは時刻t0で節Dが生じていた位置の近傍に)移動す
る。図6(b)は、周波数がf2のとき隔壁26に生じ
る定常波を示す。なお、節の移動とともに節に集まった
現像剤18が移動するように、節の移動速度は、例えば
毎秒数mm程度の比較的遅いのが好適であり、この場合
1からf2まで変化させる時間Tは数秒程度である。
【0018】時刻t0+Tのとき、周波数をf2からf1
に瞬時に戻す。このとき、定常波は図6(b)から図6
(a)に変化し、それに伴って節が生じていた位置は、
図6の点線矢印が示すように振動部分に変わるが、各節
に集まっていた現像剤18は該節の近傍に生じた新しい
節に集まるようになる(例えば図6(b)で節Fに集ま
っていた現像剤18は、図6(a)の節Dに集まるよう
になる。)。
【0019】周期Tで上記動作を繰り返すことにより、
孔34周辺に堆積した現像剤18は、隔壁26上を一定
方向(上記実施形態では固定部材46側から圧電素子4
4側)に移動し、その後適当な手段により除去される。
【0020】なお、圧電素子44に印加するパルス電圧
の周波数を、高周波数から低周波数に連続的に変化させ
た後、今度は逆に低周波数から高周波数に連続的に変化
させるサイクルを繰り返す場合、節に集まっている現像
剤は単に隔壁上を移動しているだけであって、孔から現
像剤を遠ざけることはできない。これに対し、本発明で
は、高周波数から低周波数に連続的に変化させた後、該
高周波数に瞬時に戻すことによって、孔34周辺に堆積
していた現像剤18を、一定方向に移動させ、効果的に
孔34から遠ざけることができる。
【0021】また、図6に示されるように、例えば節L
は周波数を変えても僅かの移動しかなく、元の周波数に
戻すとそれに伴って節Lに集まっていた現像剤18も元
の位置に戻ってしまうが、固定部材46、振動子44と
該節との位置関係や変化させる周波数等を考慮すること
により、そうした節が孔34の近傍に生じないようにす
るのは容易である。
【0022】以上の説明は本発明の一実施形態に関する
ものであって、本発明は種々改変可能である。上記実施
例では高周波数から低周波数に変化させたが、低周波数
から高周波数に連続的に変化させた後、該低周波数に瞬
時に戻すことによっても同様の効果を得ることができる
(この場合節の移動方向は逆になる。)。
【0023】また、隔壁26を振動させる振動子として
圧電素子44を用いたが、隔壁26を励振できるもので
あればソレノイド等どのようなものでもよい。ただし、
上記実施形態のように振動子に棒状部材42を取り付け
ることで、隔壁26に生じる定常波の波面が孔34の配
置方向に平行となるようにするのが好適である。
【0024】さらに、現像剤担持ローラ12と背面電極
ローラ20に印加するバイアス電圧VB1、VB2の極性及
び大きさ、現像剤の極性は、以上に説明した現像剤の飛
翔に悪影響を与えない範囲で変更できる。
【0025】加えて、現像剤担持体、背面電極はローラ
に限るものでなく、ベルト、剛性の板であってもよい。
要するに、現像剤担持体は現像剤を担持できる部材であ
ればよく、背面電極は、現像剤担持体と協働して、現像
剤担持体に保持されている現像剤を背面電極に向けて吸
引できることができるものであればよい。
【0026】さらにまた、隔壁26に形成する孔34は
複数列設けてもよいし、その配置形態は千鳥状態であっ
てもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の画像形成装置によれば、隔壁を
振動させる周波数を、所定値から連続的に別の値に所定
時間かけて変化させた後、瞬時に所定値に戻すサイクル
を繰り返すことにより、貫通孔の内面に付着した現像剤
を除去するとともに、貫通孔の周辺に堆積した現像剤を
一定方向にのみ移動することにより効果的に除去するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の画像作成部を模式的に表した
断面図。
【図2】 隔壁に形成した孔の配置を示す隔壁の部分平
面図。
【図3】 (a)隔壁を振動させるクリーニング装置の
概略斜視図。(b)孔近傍の現像剤の状態を示す図。
【図4】 圧電素子を振動させるための回路ブロック
図。
【図5】 圧電素子に印加するパルス電圧の周波数を示
す波形図。
【図6】 隔壁に生じる定常波を示す図。
【符号の説明】
10:画像作成部、12:現像剤担持ローラ(現像剤担
持体)、16:第1のバイアス電源、18:現像剤、2
0:背面電極ローラ(背面電極)、24:第2のバイア
ス電源、26:隔壁、28:記録媒体、34:孔、3
6:個別電極、37:電源回路、38:CPU、40:
パルス電圧、42:棒状部材、44:圧電素子、46:
固定部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の貫通孔を有する板を有し、上記複
    数の貫通孔を介して粉体現像剤を飛翔させて画像を作成
    する粉体現像剤噴射式画像形成装置に用いるクリーニン
    グ装置であって、 上記板に振動を伝える振動部材と、 上記振動部材から上記板に伝える振動の周波数を、第1
    の周波数から第2の周波数に漸次変化させる第1の過程
    と、上記第2の周波数から上記第1の周波数に瞬時に変
    化させる第2の過程とを含むサイクルを繰り返す周波数
    制御手段と、を備えたことを特徴とする粉体現像剤噴射
    式画像形成装置に用いるクリーニング装置。
JP525999A 1999-01-12 1999-01-12 粉体現像剤噴射式画像形成装置のクリ―ニング機構 Pending JP2000203070A (ja)

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Effective date: 20050614