JP2000202833A - タイヤ搬出入装置 - Google Patents

タイヤ搬出入装置

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JP2000202833A
JP2000202833A JP491499A JP491499A JP2000202833A JP 2000202833 A JP2000202833 A JP 2000202833A JP 491499 A JP491499 A JP 491499A JP 491499 A JP491499 A JP 491499A JP 2000202833 A JP2000202833 A JP 2000202833A
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tire
swing arm
swing
stopper
stop block
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JP491499A
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Inventor
Keiji Hirata
恵二 平田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0603Loading or unloading the presses

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイングアームのスイング角の拡大を図る。 【解決手段】 昇降可能に設けたスライドベース23
と、水平面内でスイングし得るようにスライドベースに
枢支したスイングアーム25およびストッパ棒36と、
スイングアーム25の先端に付設したタイヤ把持手段3
0とを備え、ストッパ棒36をスイングアーム25の途
中に枢支された停止ブロック35に摺動可能に貫通させ
るとともに、ストッパ棒36の先端部に停止ブロック3
5に当接させるストッパ38を付設したタイヤ搬出入装
置において、ストッパ棒36のスイング中心をスイング
アーム25のスイング角αを2分する位置に設定してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ加硫設備に
適用されるタイヤ搬出入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ加硫設備には、未加硫タイヤをタ
イヤ加硫用金型内に吊込むローダ、加硫済みタイヤを上
記金型から搬出コンベア上あるいはPCI(Post
Cured Inflater)内に移送するアンロー
ダ、中継コンベアから加硫済みタイヤを上記PCI内に
吊込むPCIローダ等のタイヤ搬出入装置が付属装備さ
れる。
【0003】近年において使用されているタイヤ搬出入
装置は、昇降およびスイング可能なスイングアームの先
端にタイヤ把持手段を付設し、このスイングアームの昇
降動作とスイング動作によってタイヤをローディングも
しくはアンローディングするようにした構造のものが主
流になっている。
【0004】この種のタイヤ搬出入装置では、搬入タイ
ヤとタイヤ加硫用金型との同芯度、あるいは該搬入タイ
ヤと上記PCIのタイヤ把持リムとの同芯度が製品タイ
ヤの品質(ユニフォーミティ)を大きく左右する。そこ
で、本出願人は、上記同芯度を改善する技術を特開昭5
9−012829号公報によって提案した。以下、図2
および図2のA−A断面図である図3を参照しながら同
公報に記載の技術について説明する。
【0005】図2および図3に示すタイヤ加硫設備は、
加硫機本体フレーム1によって支持されたタイヤ加硫用
金型2、未加硫タイヤ3を載せるタイヤ載置台4、本体
フレーム1に付設されたガイドロッド5によって昇降可
能に支持されたスライドベース6、該スライドベース6
を昇降させる流体圧シリンダ7、ガイドロッド5を中心
として水平面内でスイングするスイングアーム8、該ス
イングアーム8の先端部に付設したタイヤ把持手段9、
スイングアーム8をスイングさせるための流体圧シリン
ダ10、および、スライドベース6に設けた軸11を中
心として水平面内でスイングするストッパ棒12を有し
ている。
【0006】ストッパ棒12は、停止ブロック13に摺
動可能に嵌合されている。停止ブロック13は、図3に
示すように、その下面に突設した軸13aをスイングア
ーム8の中間側部に設けたブラケット8aに回動可能に
嵌挿してあり、したがって、上記軸13aを中心として
回動することができる。
【0007】上記タイヤ把持手段9は、円板状のガイド
プレート9aによってガイドされる一対の把持爪9bを
備え、この把持爪9bを流体圧シリンダ9cの駆動力で
タイヤ3の径方向に付勢することによって該タイヤ3の
内周縁を把持する。上記加硫設備の構成要素のうち、タ
イヤ加硫用金型2およびタイヤ載置台4を除いた各要素
は、タイヤ搬出入装置であるローダを構成している。
【0008】このローダにおいては、流体圧シリンダ1
0の伸縮作動に伴ってスイングアーム6がスイングし、
このとき、ストッパ棒12も停止ブロック13でガイド
されながらスイングする。スイングアーム6がタイヤ加
硫用金型2に向ってスイングすると、ストッパ棒12の
先端に螺着したストッパナット12aが上記停止ブロッ
ク13に徐々に接近する。そして、ストッパナット12
aが停止ブロック13に当接した時点でスイングアーム
6のスイング動作が停止され、このとき、タイヤ把持手
段9の中心がタイヤ加硫用金型2の中心P1に位置され
る。
【0009】一方、スイングアーム6がタイヤ載置台4
に向ってスイングすると、上記停止ブロック13がスト
ッパ棒12の基端部に設けられたクレビス12bに徐々
に接近する。そして、停止ブロック13がクレビス12
bに当接した時点でスイングアーム6のスイング動作が
停止され、このとき、タイヤ把持手段9の中心がタイヤ
載置台4の中心P2に位置される。なお、図2は、一方
のスイングアーム8のタイヤ把持手段9の中心を対応す
る加硫用タイヤ金型2の中心P1に位置決めし、他方の
スイングアームのタイヤ把持手段9の中心を対応するタ
イヤ載置台4の中心P2に位置決めした状態を示してい
る。
【0010】上記のタイヤ搬出入装置によれば、タイヤ
加硫用金型2に対するタイヤ把持手段9の位置決め精度
(同芯度)、および、タイヤ載置台4に対するタイヤ把
持手段9の位置決め精度(同芯度)を向上することがで
きる。なお、未加硫タイヤ3をタイヤ加硫用金型2に搬
入するさいには、適宜なタイミングで流体圧シリンダ7
を作動してスライドベース6を昇降させる。また、タイ
ヤ加硫用金型2に搬入された未加硫タイヤ3は、該金型
2内で周知の加硫処理が施される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のタイヤ搬出
入装置は、スイングアーム8の取付ボス部8bとストッ
パ棒12との干渉や、該ストッパ棒12に作用する停止
時反力との関係から、スイングアーム8のスイング角度
θが制限されるという欠点がある。また、スイング角度
θを大きく設定すると、タイヤ把持手段9の外周からの
ストッパ棒12の突出量が大きくなって、他の機器の配
置に支障をきたすという問題を生じる。
【0012】本発明の課題は、このような状況に鑑み、
他の機器の配置に支障をきたす等の不都合を伴うことな
くスイングアームのスイング角の拡大を図ることができ
るタイヤ搬出入装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、昇降可能
に設けたスライドベースと、水平面内でスイングし得る
ように前記スライドベースに枢支したスイングアームお
よびストッパ棒と、前記スイングアームの先端に付設し
たタイヤ把持手段とを備え、前記ストッパ棒を前記スイ
ングアームの途中に枢支された停止ブロックに摺動可能
に貫通させるとともに、該ストッパ棒の先端部に前記停
止ブロックに当接させるストッパを付設したタイヤ搬出
入装置において、前記ストッパ棒のスイング中心を前記
スイングアームのスイング角を2分する位置に設定して
いる。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、前記
停止ブロックとストッパのいずれか一方に、前記スイン
グアームおよび該スイングアームに負荷された物体の運
動エネルギーを吸収するショックアブソーバを付設して
いる。第3の発明は、第2の発明において、前記ショッ
クアブソーバを前記ストッパ棒を中心とする対称位置に
それぞれ設けている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、タイヤ加硫設備のローダ
として適用した本発明に係るタイヤ搬出入装置の一実施
形態を示す平面図である。この図1において、タイヤ加
硫設備のフレーム20にはローダフレーム21が固定さ
れている。このローダフレーム21は、垂直方向(図1
の紙面に垂直な方向)に立設され、その一側面にはその
長手方向に沿う一対のレール22が固設されている。な
お、上記フレーム20は、定置形式に限定されず、固定
フレーム上での移動が可能な形式のものであっても良
い。また、ローダフレーム21をフレーム20に一体形
成することも可能である。
【0016】上記各レール22には、スライドベース2
3の一端部に設けた周知のLMガイドベアリング24を
嵌合させてある。したがって、スライドベース23は、
水平姿勢を維持した状態でローダフレーム21に沿って
昇降することができる。なお、このスライドベース23
は、図示していない昇降用アクチュエータ(例えば、流
体圧シリンダ)の駆動力によって昇降する。
【0017】上記スイングアーム25は、水平方向にス
イングし得るように、その基端に設けたスイング軸26
がスライドベース23に枢支されている。スライドベー
ス23には、ラック27および該ラック27を進退駆動
する流体圧シリンダ28を設けてある。ラック27は、
スイングアーム25のスイング軸26に嵌合固定された
ピニオン29と噛合しているので、上記流体圧シリンダ
28の作動に伴ってスイングアーム25がスイングす
る。
【0018】スイングアーム25の先端部には、タイヤ
把持手段30が固定されている。このタイヤ把持手段3
0は、流体圧シリンダ31によって回動される環状のカ
ム板32と、環状の支持部材33に沿って放射状に配列
する多数の摺動子34とを備えている。上記カム板32
は、上記各摺動子34と係合する多数の溝カム32aを
有し、時計回り方向の回動に伴う各溝カム32aの変位
によって各摺動子34を支持部材33の径外方向に摺動
変位させる。各摺動子34が変位すると、それらの先端
爪部が図示していないタイヤの周縁部内面と係合し、こ
れによって、該タイヤが把持される。
【0019】スイングアーム25の先端部上面には、軸
35aを中心として回動する停止ブロック35が付設さ
れ、この停止ブロック35にストッパ棒36が摺動自在
に貫通している。上記停止ブロック35は、ストッパ棒
36を中心とする左右対称位置にそれぞれショックアブ
ソーバ37を設けてある。ストッパ棒36は、先端にス
トッパ38を固設するとともに、水平面内でスイングし
得るように、その基部をピン39を介してスライドベー
ス23に枢支してある。
【0020】この実施形態のタイヤ搬出入装置は、未加
硫タイヤ供給台40に載置された図示していない未加硫
タイヤをタイヤ加硫用金型組立体41に搬入するために
使用される。したがって、タイヤ加硫用金型組立体41
の中心P1と未加硫タイヤ供給台40の中心P5は、タ
イヤ把持手段30の中心点の移動軌跡L1上に位置され
ている。
【0021】なお、タイヤ加硫設備には、金型組立体4
1を固定フレーム上に定置する形式のものと、該金型組
立体41を加硫時に他所に移動させる形式のものがある
が、本実施形態のタイヤ搬出入装置は、いずれにも適用
可能である。また、タイヤ加硫設備には、Y1−Y1線
(未加硫タイヤ供給台40の中心P5を通る縦線)を中
心とする対称位置にそれぞれ金型組立体41を配設した
通称ツイン形と呼ばれているものがあるが、本実施形態
のタイヤ搬出入装置は、このようなタイヤ加硫設備にも
適用可能であり、この場合、該タイヤ搬出入装置も上記
Y1−Y1線を中心として対称配設される。
【0022】いま、Y1−Y1線に直行しかつスイング
アーム25のスイング中心を通るX2−X2線をスイン
グアーム25のスイング基準線とすると、スイングアー
ム25がこの基準線から時計回り方向に角度α1(振込
み角)だけスイングしたときに該アーム25の中心軸線
I1−I1がタイヤ加硫用金型組立体41の中心P1を
通り、また、スイングアーム25が上記基準線から反時
計回り方向に角度α2(振出し角)だけスイングしたと
きに上記中心軸線I1−I1が未加硫タイヤ供給台40
の中心P5を通ることになる。
【0023】前記ストッパ棒36のスイング中心(ピン
39による枢支点)は、上記スイングアーム25のスイ
ング角αを2分する位置に設定されている。すなわち、
スイングアームのスイング軸26を通って上記上記スイ
ングアーム25のスイング角α(振込み角α1と振出し
角α2とを総和した角)を2分するI2−I2線上に設
定されている。したがって、スイングアーム25の中心
軸線I1−I1がタイヤ供給台40の中心P5を通ると
き、この軸線I1−I1と上記I2−I2線とのなす角
度βはα/2となる。なお、この例ではα=180°で
あるので、β=90°となる。
【0024】上記ストッパ棒36の先端に付設されたス
トッパ38は、スイングアーム25のスイング位置を規
定するために設けてある。すなわち、スイングアーム2
5が上記振込み角α1だけ時計回り方向に回動すると、
上記停止ブロック35が前記ショックアブソーバ37を
介してストッパ38に当接し、その結果、該スイングア
ーム25が停止する。また、スイングアーム25が上記
振出し角α2だけ反時計回り方向に回動すると、上記停
止ブロック35がショックアブソーバ37を介してスト
ッパ38に当接し、その結果、該スイングアーム25が
停止する。
【0025】以下、この実施形態に係るタイヤ搬出入装
置の具体的動作について説明する。タイヤ把持手段に把
持された未加硫タイヤ(図示せず)は、該タイヤ把持手
段30の中心がタイヤ加硫用金型組立体41の中心P1
に位置決めされた図示の状態で該金型41に吊り込まれ
る。タイヤの吊り込みが完了すると、スライドベース2
3が上昇される。つまり、スイングアーム25およびタ
イヤ把持手段30が上昇される。そして、前記流体圧シ
リンダ28の作用によってスイングアーム25が反時計
回り方向にスイングされ、その結果、タイヤ把持手段3
0の中心がP1,P2,P3およびP4点を経由しなが
ら未加硫タイヤ供給台40の中心点P5に向って移動す
る。
【0026】タイヤ把持手段30の中心が未加硫タイヤ
供給台40の中心点P5に到達する直前においては、前
記停止ブロック35に設けられたショックアブソーバ3
7のピストンロッド37aがストッパ38に当接して押
し込まれる。このとき、ショックアブソーバ37は、ス
イングアーム25、タイヤ把持手段30等の運動エネル
ギーを吸収して停止ブロック35を減速させる。したが
って停止ブロック35は、微速でストッパ38に当接
し、その結果、スイングアーム25は衝撃を伴うことな
く円滑に停止される。そして、このスイングアーム25
の停止に伴って、未加硫タイヤ供給台40の中心P5に
タイヤ把持手段30の中心が位置される。
【0027】なお、上記流体圧シリンダ28も、そのク
ッション機能によって上記運動エネルギーの一部を吸収
するが、これだけではスイングアーム25の停止時の衝
撃を十分に抑制することが困難である。上記の態様で停
止されたスイングアーム25は、次に下降動作する。そ
して、次に加硫すべき未加硫タイヤを把持手段30が把
持した後、再び上昇して次の搬入作業時点まで待機す
る。
【0028】タイヤ加硫用金型組立体41内のタイヤの
加硫が終了すると、該金型組立体41が開かれて、図示
していないアンローダによって加硫済みのタイヤが吊り
出される。そこで、待機していたスイングアーム25が
時計回り方向にスイングする。そして、タイヤ把持手段
30の中心がタイヤ加硫用金型組立体41の中心P1に
到達する直前で、停止ブロック35のショックアブソー
バ37が作動するので、スイングアーム25、タイヤ把
持手段30、タイヤ等の運動エネルギーが該ショックア
ブソーバ37によって吸収される。
【0029】この結果、タイヤ把持手段30は衝撃を伴
うことなく円滑に停止される。そして、このスイングア
ーム25の停止に伴なって、タイヤ把持手段30の中心
がタイヤ加硫用金型組立体41の中心P5に位置決めさ
れる。なお、タイヤ把持手段30が加硫用金型組立体4
1に位置決めされると、スイングアーム25およびタイ
ヤ把持手段30が公知の手順を実行して、把持している
未加硫タイヤを金型組立体41内に吊込む。
【0030】この実施形態に係るタイヤ搬出入装置は、
前述したようにストッパ棒36のスイング中心をスイン
グアーム25のスイング角度αを2分する位置に設けて
あるので、図示のようにスイング角度αを180°に設
定しても、スイングアーム25がそのスイング軸26の
取付ボスに干渉しない。つまり、スイング角度αを図2
に示した従来の装置の2倍程度まで拡大することが可能
になる。
【0031】また、タイヤ把持手段30の中心がP1〜
P5に位置したときのスイングアーム25、ストッパ棒
36およびストッパ38の各位置関係から明らかなよう
に、スイングアーム25のスイング角度αが大きく設定
されているにもかかわらず、ストッパ棒36がタイヤ把
持手段30の外周から突出しない。したがって、このス
トッパ棒36がタイヤ把持手段30の外周から突出し
て、他機器の配置の支障になるという不都合が回避され
る。
【0032】一方、上記実施形態のタイヤ搬出入装置に
よれば、停止ブロック35に設けたショックアブソーバ
37の衝撃吸収作用により、スイングアーム25の停止
精度が向上され、かつ、衝撃による各構成部材の劣化が
抑制される。しかも、ショックアブソーバ37をストッ
パ棒36を中心とする対称位置に設けてあるので、一個
のショックアブソーバ37の吸収エネルギーが全吸収エ
ネルギーの1/2になるとともに、ストッパ棒36に発
生する曲げモーメントも極めて小さくなる。
【0033】さらに、スイングアーム25のスイングイ
ン端およびスイングアウト端における衝撃の発生を共通
のショックアブソーバ37によって抑制することができ
るので、構成の簡単化とコストの低減をはかることがで
きる。図2に示した従来の装置にショックアブソーバを
設ける場合には、停止ブロック13とストッパ12a間
に発生する衝撃を吸収するためのショックアブソーバ
(スイングアウト用アブソーバ)と、停止ブロック13
とクレビス12a間に発生する衝撃を吸収するためのシ
ョックアブソーバ(スイングイン用アブソーバ)とが必
要になる。
【0034】なお、上記実施形態のタイヤ搬出入装置で
は、一対のショックアブソーバ37を対称配設している
が、該ショックアブソーバ37を1個のみ設けた場合で
も実用上において何ら不都合を生じることはない。ま
た、ショックアブソーバ37を停止ブロック35側に設
ける代わりに、ストッパ38側に設けても良い。さら
に、上記実施形態のタイヤ搬出入装置は、未加硫タイヤ
供給台40上のタイヤをタイヤ加硫用金型組立体41に
供給するローダとして使用しているが、このタイヤ搬出
入装置を上記金型組立体41から搬出コンベア上あるい
は前記PCI内に移送するアンローダとして適用するこ
と、ならびに、中継コンベアから加硫済みタイヤをPC
I内に吊り込むPCIローダとして適用することも可能
である。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ストッ
パ棒のスイング中心をスイングアームのスイング角を2
分する位置に設定しているので、スイングアームのスイ
ング角度を大きく設定しても、該スイングアームがその
スイング軸の取付ボスに干渉することが回避される。つ
まり、スイングアームのスイング角を従来装置よりも大
きく設定することが可能であり、これは、タイヤ加硫機
の設計の自由度を高める上で有利となる。また、ストッ
パ棒の先端部をタイヤ把持手段の外周から突出させるこ
となくスイングアームのスイング角を拡大することが可
能となるので、上記ストッパ棒が他機器の配置の支障に
なるという不都合が解消される。請求項2の発明によれ
ば、停止ブロックとストッパのいずれか一方に、スイン
グアームおよび該スイングアームに負荷された物体の運
動エネルギーを吸収するショックアブソーバを付設する
ようにしているので、スイングアームの停止精度が向上
され、かつ、衝撃による各構成部材の劣化が抑制され
る。しかも、スイングアームのスイングイン端およびス
イングアウト端における衝撃の発生を共通のショックア
ブソーバによって抑制することができるので、構成の簡
単化とコストの低減をはかることができる。更に、請求
項3の発明によれば、上記ショックアブソーバをストッ
パ棒を中心とする対称位置にそれぞれ設けているので、
ストッパ棒に発生する曲げモーメントを抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイヤ搬出入装置の一実施形態を
示す平面図。
【図2】従来のタイヤ搬出入装置の一例を示す平面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【符号の説明】
21 ローダフレーム 23 スライドベース 25 スイングアーム 26 スイング軸 27 ラック 28 流体圧シリンダ 29 ピニオン 30 タイヤ把持手段 35 停止ブロック 36 ストッパ棒 37 ショックアブソーバ 38 ストッパ 39 ピン 40 未加硫タイヤ供給台 41 金型組立体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降可能に設けたスライドベースと、水
    平面内でスイングし得るように前記スライドベースに枢
    支したスイングアームおよびストッパ棒と、前記スイン
    グアームの先端に付設したタイヤ把持手段とを備え、前
    記ストッパ棒を前記スイングアームの途中に枢支された
    停止ブロックに摺動可能に貫通させるとともに、該スト
    ッパ棒の先端部に前記停止ブロックに当接させるストッ
    パを付設したタイヤ搬出入装置において、 前記ストッパ棒のスイング中心を前記スイングアームの
    スイング角を2分する位置に設定したことを特徴とする
    タイヤ搬出入装置。
  2. 【請求項2】 前記停止ブロックとストッパのいずれか
    一方に、前記スイングアームおよび該スイングアームに
    負荷された物体の運動エネルギーを吸収するショックア
    ブソーバを付設したことを特徴とする請求項1に記載の
    タイヤ搬出入装置。
  3. 【請求項3】 前記ショックアブソーバを前記ストッパ
    棒を中心とする対称位置にそれぞれ設けたことを特徴と
    する請求項2に記載のタイヤ搬出入装置。
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