JP2000202349A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2000202349A
JP2000202349A JP11012035A JP1203599A JP2000202349A JP 2000202349 A JP2000202349 A JP 2000202349A JP 11012035 A JP11012035 A JP 11012035A JP 1203599 A JP1203599 A JP 1203599A JP 2000202349 A JP2000202349 A JP 2000202349A
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JP
Japan
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coating
film
coil bar
bar
plasma
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Application number
JP11012035A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kashiwatani
誠 柏谷
Shinsuke Takahashi
伸輔 高橋
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性のある良好なコーティング用バーを備
えた塗布装置を提供する。 【解決手段】 連続的に走行するベース1上に、少なく
とも研磨性粒子を含む塗布液3を連続塗布して塗膜を形
成し、直ちに該塗膜を、該ベース1に対向させた、表面
にワイヤー10が巻回されたコイルバー22により計量
して、該塗膜の厚みを調整する塗布装置において、前記
コイルバー22は、その直径が3mm以下であって、該
コイルバー表面が、スパッタリング若しくはプラズマC
VDの少なくとも一つの方法により、硬質カーボン膜で
被覆されるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に走行する
可撓性支持体上に連続的に塗布液を塗布する装置に関
し、特に、研磨性粒子を含んだ磁性分散液等の塗布液を
塗布するコイルバーを備えた塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、連続的に走行する可撓性支持
体(ベース)上に所望の組成の塗布液を連続塗布する塗
布装置が各種分野において使用されている。この塗布装
置の一つに、一般にバーコーター又はロッドコーターと
称されているものがある。この塗布装置は、例えばアプ
リケーターロール等により可撓性支持体上に予め塗布さ
れた塗布液を、コーティング用バーにより計量して任意
の厚さにするとともに、塗布液の平滑化を行う装置であ
り、その構成が比較的簡便でかつ高速薄層塗布が可能で
あることから広く用いられている。
【0003】この種のコーティング用バーは、その面性
や耐久性等により、塗布層の品質が影響されることか
ら、この種の技術を高める工夫がこれまでなされてきて
いる。コーティング用バーを改善するべく提案された塗
布装置の一例としては、例えば特開平8−89870号
公報に開示された技術がある。この特開平8−8987
0号公報に開示された技術では、表面に凹凸が設けられ
た丸棒や、ワイヤーを捲回された金属ロッドから成り、
当該表面のビッカース硬度(Hv)が1800以上であ
ることを特徴とするコーティング用バーが用いられてい
る。
【0004】特に、ワイヤーを捲回された金属ロッドか
ら成るコイルバーは、巻くワイヤーの直径の選定によっ
て、バー表面に所定の凹凸を形成することができること
から、塗布液の液物性に合わせて良好な塗布面が形成で
きるようにできるなど幾つかの利点を有しているので、
高品質が要求される磁性分散液等の塗布に用いて好適な
ものである。そして、上記特開平8−89870号公報
には、コーティング用バーの表面硬度を保つ方法とし
て、物理蒸着(PVD)や化学蒸着(CVD)によって
バー表面に硬質材料層を形成する方法が例示されてお
り、該硬質材料としてはTiN、TiCN、TiC、T
iCN、W2 Cなどが例示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
磁気材料塗布における要求によって、上記特開平8−8
9870号公報に記載されたような表面加工により表面
硬度が高められたコーティング用バーにおいても、使用
条件の変化に伴ってその耐久性が不十分になってきてい
る。すなわち、近年の記録密度の高密度化の要求によ
り、より一層の極薄ベース化が促進されてベース素材が
強靱化された結果、ベースによるコーティング用バーの
摩耗が深刻な問題となって来た。又、近年の磁気記録媒
体のさらなる高速回転や高速走行に伴って、耐久性の要
求度の高い塗布層、特にバックコート層への研磨性粒子
の添加等が増大し、該バックコート層の形成時における
コーティング用バーの摩耗が大きな問題となってきてい
る。
【0006】更に、上記特開平8−89870号公報に
記載されているコーティング用バーは、実施例において
主にポリビニルアルコール水溶液を塗布することに用い
られており、コーティング用バーがベースとの摩擦によ
る磨耗が支配的であるのに対して、本発明の塗布装置が
対象とする塗布液はアルミナ、炭酸カルシウム等の研磨
性粒子を多く含んでいること、また、ベースもコーティ
ング用バーに与える負荷が大きくなってきているため、
これまでの塗布装置とは比較にならない程きわめて過酷
な条件にさらされるものである。従って、本発明の目的
は上記課題を解消することに係り、耐久性のある良好な
コーティング用バーを備えた塗布装置を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、連
続的に走行する可撓性支持体上に、少なくとも研磨性粒
子を含む塗布液を連続塗布して塗膜を形成し、直ちに該
塗膜を、該可撓性支持体に対向させた、表面にワイヤー
が巻回されたコイルバーにより計量して、該塗膜の厚み
を調整する塗布装置において、前記コイルバーは、その
直径が3mm以下であって、該コイルバー表面が、スパ
ッタリング若しくはプラズマCVDの少なくとも一つの
方法により、硬質カーボン膜で被覆されていることを特
徴とする塗布装置により達成される。
【0008】前記コイルバーの芯材の直径は、コイルバ
ーの 高速回転化等を勘案すると、より細いことが望ま
しいが、機械加工精度等の観点からその下限は1mm程
度である。尚、本発明における研磨性粒子としては、A
23 ,CaCO3 等が用いられる。又、本発明のス
パッタリングによる硬質カーボン膜としては、TiN,
TiCN膜等が形成される。又、本発明のプラズマCV
Dによる硬質カーボン膜としては、TiC,TiCN,
2 C膜等が形成される。又、本発明における可撓性支
持体としては、厚さ20μm以下の極薄ベースが用いら
れる。前記コイルバーの芯材に巻回されるワイヤーの直
径は、塗布量、かき落とし量に応じて適宜選択すること
ができる。又、硬質カーボン膜の厚みは、塗布液の物
性、塗布速度等により決定されるが、膜強度の観点から
は0.2〜5.0μmが良く、より好ましくは0.3〜
3.0μm、最も好ましくは0.5〜2.0μmであ
る。0.2μm未満では膜として弱く、5.0μmを越
えると膜厚の不均一や膜応力の影響が顕著になりクラッ
クが発生し易くなるからである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る塗布装置を詳細に説明する。図1は
本発明に係る塗布装置の概略図であリ、図2は図1に示
した塗布装置の要部概略断面図であり、図3は本発明の
要部であるコイルバーの部分を拡大した部分断面図であ
る。
【0010】先ず、図1を参照して本発明の塗布装置を
用いた塗布工程の一例を説明する。本発明の塗布装置2
0は、可撓性支持体であるベース1上に塗布液3を塗布
する手段と、塗布された塗布液3を計量する手段とを備
えている。すなわち、ガイドロール4等によって適宜支
持されて連続的に走行するベース1の下側に、例えばリ
バースロールのごとき塗布機2によって塗布液3を最終
塗布量よりも過剰に塗布して液状の塗布膜5を形成し、
この塗布膜5をコイルバー22によって所定の厚みにメ
タリングするように構成されている。コイルバー22
は、図2に拡大して示すように、例えばホルダー23の
頂部に回転可能に支持されており、ベース1がコイルバ
ー22を適宜角度でラップするように保持されている。
【0011】なお、このホルダー23は、図2に示すよ
うに必要に応じてスロット24,25が設けられてお
り、このスロット24,25から塗布液とほぼ同一組成
の液を供給するなどしてコイルバー22を適宜濡らすこ
とにより、塗膜の面性等を良好に維持するように構成さ
れている。また、ホルダー23の側面から落下する液
(ベース進行方向後方の落下液26ならびに前方のメタ
リングされた落下液27)は回収または再循環される。
【0012】コイルバー22は、図3に部分断面図にて
示すように、その直径が3mm以下となるように、該コ
イルバー22の芯材となるコイルバー芯材9の直径が例
えば1mmから3mm未満程度に構成され、かつコイル
バー芯材9の外周にはワイヤー10が巻回されている。
さらに前記コイルバー22の表面が、スパッタリングに
よる硬質カーボン膜(スパッタカーボン膜等)、又はプ
ラズマCVDによる硬質カーボン膜(DLC膜等)を形
成する硬質膜によって覆われている。
【0013】ここで、硬質カーボン膜の形成方法に関し
て述べる。硬質カーボン膜の成膜方法は一般的には大き
く2種に大別でき、焼結カーボン材、グラッシーカーボ
ン材等をターゲット材料にしたスパッタリングによる方
法と炭化水素ガスを反応ガスに用いたプラズマCVDに
よる方法がある。以下にスパッタリング又はプラズマC
VDで使用する成膜装置及び成膜方法についての実施形
態を説明する。最初にスパッタリングによる硬質カーボ
ン膜(以下、スパッタカーボン膜)の形成に関する実施
形態、次にプラズマCVDによる硬質カーボン膜(以
下、DLC膜)を形成に関する実施形態を示す。
【0014】〔スパッタカーボン膜形成の実施形態〕ス
パッタカーボン膜形成を行う成膜装置の概略図である図
4を参照して説明する。真空チャンバー40は、カソー
ド用磁場が外乱を受けないように、SUS304等の非
磁性材質が好ましい。真空チャンバー40の真空シール
性能は、初期排気の到達圧力で2×10-5Torr以下、好
ましくは5×10-6Torr以下、成膜中は1×10-4Torr
〜1×10-2Torrを維持できればよい。真空排気ポンプ
51はロータリーポンプ、メカニカルブースターポン
プ、ターボポンプの組み合わせ、ターボポンプの代わり
にディフュージョンポンプ、クライオポンプ、等が選択
できる。排気能力、台数は真空チャンバーの容積、使用
するガスの流量に合わせて選択すればよい。また、排気
速度を調整するためにバイパス配管を設け配管の抵抗に
より排気速度を変化させる方法やオリフィスバルブを設
けその開口度により排気速度を変化させる方法等も採用
できる。
【0015】ガス導入手段48は、ガスの流量制御にマ
スフローコントローラーを使用する。真空チャンバー4
0内への導入はSUS製のパイプを使用し導入部をOリ
ング等で真空シールする。チャンバー40内ではプラズ
マ発生領域の近傍にガスが吹き出すようにする。吹き出
し位置はプラズマの分布に影響しないように最適化すれ
ばよい。プラズマ発生用のガスには例えば、He,N
e,Ar,Kr,Xe,等の不活性ガスを用いる。特
に、Arは入手し易く、安価で、その他のガスは高価で
ある。
【0016】スパッタ発生手段30は、ターゲット材料
42、磁石43、直流電源44、バッキングプレート4
6、カソード45、シャッター39などから構成されて
いる。そして、スパッタリングではカソード45にスパ
ッタリングするターゲット材料42をバッキングプレー
ト46上に配設し、カソード45を負電位にすると共
に、その表面にプラズマを発生させ、対向して配設した
被成膜部材であるコインバー22の表面にスパッタリン
グにより弾き出されたターゲット材料42を付着させる
ことで成膜する。
【0017】ターゲット材料42の表面にプラズマを発
生させるには、負電位の直流電源を直接カソード45に
接続し、負の300〜1000V程度の直流電圧を印加
することでプラズマを発生させる。直流電源は1〜10
kW程度のものから所望の投入パワーに応じて選択すれ
ばよい。また、2〜20kHzにパルス変調した負の直
流電源もアーク防止に有効である。高周波電源を用いる
場合には、マッチングボックスを介してカソードに高周
波電圧を印加することによりプラズマを発生させる。そ
の際、マッチングボックスによりインピーダンス整合を
行い、高周波電圧の反射波が入射波に対して25%以下
になるように調整する。高周波電源は工業用の13.5
6MHzで1〜10kW程度のものから所望の投入パワ
ーに応じて選択すればよい。
【0018】また、パルス変調した高周波電源も使用で
きる。ターゲット材料42は直接カソード45にIn系
ハンダ等を用いて張り付けてもよい。又、機械的に固定
してもよい。一般的には無酸素銅、SUSからなるバッ
キングプレート46の上にターゲット材料42を張り付
ける。カソード45、バッキングプレート46は水冷
し、間接的にターゲット材料42も水冷できる構造にす
る。
【0019】また、カソード45の内部に永久磁石また
は電磁石等の磁石43を配設し、ターゲット材料42の
表面に磁場を形成することでプラズマを閉じこめるマグ
ネトロンスパッタリング方法もある。マグネトロンスパ
ッタリング方法は、成膜速度を向上でき有用である。カ
ソード45の形状は成膜する被成膜部材22の形状に合
わせて最適化すればよい。また、マグネトロンスパッタ
リングの場合の永久磁石の配置、電磁石の形状も膜厚分
布に対して最適化すればよい。永久磁石にはSmCo,
NdFeB、等の高磁場を発生するものを使用するとプ
ラズマを十分に閉じこめることができる。磁場の強さも
膜厚分布に応じて最適化すればよい。
【0020】被成膜部材(本発明においてはワイヤー1
0が巻かれたコイルバー22)は、回転機構によって、
カソード45に対して適宜回転できるように配設されて
おり、コイルバー22とターゲット材料表面との距離は
20〜200mm程度の範囲で選択し膜厚分布が良好に
なるように最適化すればよい。前記回転機構は、真空装
置として一般的な方式構造を採用すれば良いが、例え
ば、図4に示したように、真空チャンバー40内でコイ
ルバー22をチャッキングするチャック49を備えたチ
ャック付シャフト50と、該チャック付シャフト50を
回転保持する支持手段61と、減速機62を介して真空
チャンバー40外から前記チャック付シャフト50を回
転駆動するモータ63と、真空チャンバー40内外にチ
ャック付シャフト50を連通させる回転導入シャフト付
シール装置65と、これら連結するカップリング64と
を備えている。尚、前記回転導入シャフト付シール装置
65のシール部材としては、磁性流体等が望ましい。
【0021】更に、膜の密着性を向上させるために、被
成膜部材表面をプラズマでエッチングするのがよい。エ
ッチングの方法は被成膜部材であるコイルバー22にマ
ッチングボックスを介して高周波電源41の高周波電圧
を印加する。高周波電源41は工業用の13.56MH
zで1〜5kW程度のものから選択すればよい。エッチ
ングの強さは被成膜部材に印加される自己バイアス電圧
を目安にするのがよい。自己バイアス電圧は負の100
〜500V程度であるが最適化すればよい。
【0022】〔DLC膜形成に関する実施形態〕DLC
膜形成を行う成膜装置の概略図である図5を参照して説
明する。真空チャンバー40は、プラズマ発生用磁場が
外乱を受けないように、SUS304等の非磁性材質が
好ましい。真空チャンバー40の真空シール性能は、初
期排気の到達圧力で2×10-5Torr以下、好ましくは5
×10-6Torr以下、成膜中は1×10-4Torr〜1×10
-2Torrを維持できればよい。真空排気ポンプ51はロー
タリーポンプ、メカニカルブースターポンプ、ターボポ
ンプの組み合わせ、ターボポンプの代わりにディフュー
ジョンポンプ、クライオポンプ、等が選択できる。排気
能力、台数は真空チャンバーの容積、使用するガスの流
量に合わせて選択すればよい。また、排気速度を調整す
るためにバイパス配管を設け配管の抵抗により排気速度
を変化させる方法や、オリフィスバルブを設けその開口
度により排気速度を変化させる方法等も採用できる。
【0023】プラズマやプラズマ発生用の電磁波により
アークが発生する箇所には絶縁性部材で覆い隠す手段も
使用できる。絶縁性部材にはMCナイロン、テフロン、
PPS樹脂等のプラスチック部材やPEN、PET等の
フィルムを使用できる。フィルムを使用する際にはフィ
ルムからの脱ガスにより真空度を低下する場合があるの
で注意する必要がある。
【0024】ガス導入手段48は、ガスの流量制御にマ
スフローコントローラーを使用する。真空チャンバー4
0への導入はSUS製のパイプを使用し導入部をOリン
グ等で真空シールする。チャンバー40内ではプラズマ
発生領域の近傍にガスが吹き出すようにする。吹き出し
位置はプラズマの分布に影響しないように最適化すれば
よい。特に反応ガスの吹き出し位置は膜厚分布にも影響
するので被成膜部材の形状に合わせて最適化すればよ
い。プラズマ発生用のガスには例えば、He,Ne,A
r,Kr,Xe、等の不活性ガスを用いる。特に、Ar
は入手し易く、安価で、その他のガスは高価である。反
応ガスには例えば、CH4 ,C26 ,C38 ,C2
4 ,C22 ,C66 、等の炭化水素ガスを用い
る。それぞれ使用するガスに応じて、マスフローコント
ローラーのセンサーを校正する。
【0025】プラズマCVDに使用するプラズマ発生手
段60は、マイクロ波発生部54、マイクロ波導入部5
6、同軸導入部55、磁石53、誘電体板57、放射状
アンテナ52などから構成されている。そして、直流放
電、高周波放電、直流アーク放電、マイクロECR波放
電が使用できる。特に直流アーク放電、マイクロ波EC
R放電はプラズマ密度が高く高速成膜に有利である。直
流放電は被成膜部材−電極間に負の直流電圧を印加する
ことによりプラズマを発生させる。直流電源は1〜10
kW程度のもので所望の投入パワーに応じて選択すれば
よい。
【0026】また、2〜20kHzにパルス変調した負
の直流電源もアーク防止に有効である。高周波放電はマ
ッチングボックスを介して電極に高周波電圧を印加する
ことによりプラズマを発生させる。この際、マッチング
ボックスによりインピーダンス整合を行い、高周波電圧
の反射波が入射波に対して25%以下になるようにす
る。高周波電源は工業用の13.56MHzで1〜10
kW程度のものから所望の投入パワーに応じて選択すれ
ばよい。
【0027】更に、パルス変調した高周波電源も使用で
きる。直流アーク放電は熱陰極を使用するプラズマを発
生させる。熱陰極にはW,LaB6 等を使用できる。ま
た、ホローカソードを用いた直流アーク放電も使用でき
る。直流アーク放電の直流電源には1〜10kW程度で
10〜150A程度流せるものがよい。マイクロ波EC
R放電はマイクロ波とECR磁場によりプラズマを発生
させる。マイクロ波電源には工業用の2.45GHzで
1〜3kW程度のものから所望の投入パワーに応じて選
択すればよい。またECR用磁場には永久磁石、電磁石
を用いて発生させればよい。2.45GHzの場合のE
CR磁場は875Gaussになるのでプラズマ発生領
域が500〜2000Gaussになるようにする。マ
イクロ波の導入には導波管を使用し誘電体窓、同軸変換
器を使用して導入すればよい。磁場の配置やマイクロ波
の導入路は膜厚分布に影響するので最適化すればよい。
【0028】被成膜部材(本発明においてはワイヤー1
0が巻かれたコイルバー22)は、図4に示した上記ス
パッタ成膜装置と同様の回転機構によって、プラズマ発
生手段60に対して適宜回転できるように配設されてお
り、コイルバー22とプラズマ発生部との距離は20〜
200mm程度の範囲で選択し膜厚分布が良好になるよ
うに最適化すればよい。
【0029】更に、プラズマCVDにて硬質膜を得るた
めには、バイアス電源70によってコイルバー22に負
のバイアス電圧を印加しながら成膜する。DLC膜は絶
縁性のため、バイアス電圧には高周波電圧の自己バイア
ス電圧を使用するのがよい。自己バイアス電圧は負の1
00〜500V程度である。バイアス電源70は工業用
の13.56MHzで1〜5kW程度のものから所望の
投入パワーに応じて選択すればよい。膜質に応じて最適
化すればよい。また、2〜20kHzにパルス変調した
負の直流電源を使用することもできる。
【0030】更に、膜の密着性を向上するために、被成
膜部材表面をプラズマでエッチングするのがよい。エッ
チングの方法は被成膜部材であるコイルバー22にマッ
チングボックスを介して高周波電圧を印加する。高周波
電源は工業用の13.56MHzで1〜5kW程度のも
のから所望の投入パワーに応じて選択すればよい。エッ
チングの強さは被成膜部材に印加される自己のバイアス
電圧を目安にするのがよい。自己バイアス電圧は負の1
00〜500V程度であるが最適化すればよい。
【0031】
【実施例】上記スパッタカーボン膜、DLC膜の成膜装
置及び成膜条件について実施例を順次以下に説明する。 〔スパッタカーボン膜成膜装置を用いた実施例における
成膜条件〕真空チャンバー40は、排気速度が1500
リットル/minのロータリーポンプを1台、1200
0リットル/minのメカニカルブースターポンプを1
台、3000リットル/secのターボポンプを1台備
え、材質がSUS304製で容積が約0.5m3 の真空
チャンバーを使用した。また、ターボポンプの直上に、
開口度を10〜100%に変えることができるオリフィ
スバルブを設けた。
【0032】ガス導入手段48は、最大流量100〜5
00sccmのマスフローコントローラーと直径6mmのS
USパイプを使用し、Arガスを真空チャンバー内に導
入した。SUSパイプの真空導入部はOリングで真空シ
ールした。このガス導入手段及び上記排気手段により、
真空チャンバー40内の圧力を調整した。スパッタ発生
手段30は、SmCo磁石を内部に配設した矩形型で幅
500mm、高さ200mmのカソード45を使用し磁
石43とカソード内部とバッキングプレート46の裏面
を水冷した。バッキングプレート46には矩形状に加工
したターゲット材料である焼結カーボン材42をIn系
ハンダを用いて張り付けた。電源には最大出力8kWの
負電位の直流電源44を用い5kWに印加し、2〜20
kHzの範囲でパルス状に変調できるようにした。
【0033】コイルバー22は、カソード45に対向し
て配設できるようにした。コイルバー22とターゲット
材料表面との距離は100mmになるようにした。ま
た、エッチング用の高周波電圧が印加できるようにコイ
ルバー22近傍を浮遊電位にした。チャック付シャフト
50にマッチングボックスを介して高周波電源41を接
続した。高周波電源41は周波数13.56MHzで最
大出力3kWにした。自己バイアス電圧をモニターし、
負の200Vになるように高周波出力を調整した。
【0034】〔成膜条件1〕最初に、真空チャンバー4
0内に被成膜部材であるコイルバー22をセットし、チ
ャンバー40内の圧力が5×10-6Torrになるまで真空
排気をした。次に、真空排気を継続しながら、Arガス
を導入し、さらにオリフィスバルブの調整をし、チャン
バー40内の圧力が5.0×10-3、8.0×10-3To
rrの水準になるようにした。次に、コイルバー22に高
周波電圧を印加し、自己バイアス電圧200、300、
400Vの水準で10分間、コイルバー22をエッチン
グした。エッチングを省略し、エッチングなしの水準も
含めた。
【0035】次に、焼結グラファイト材をターゲット材
料とし、チャンバー40内の圧力を1.0×10-3
3.0×10-3、5.0×10-3、8.0×10-3Torr
の水準になるようArガスの流量、オリフィスバルブを
再調整して、シャッター52を閉じた状態で、ターゲッ
トに直流電力0.5kWを印加し、5分間スパッタリン
グをした。次に、同じ圧力のまま、スパッタリングパワ
ーを5kWに設定した後、シャッター52を開き、コイ
ルバー22を回転させながら、該コイルバー22の表面
に付着する膜厚が1,2,3μmの水準になる時間だけ
スパッタリングをした。なお、成膜時間は予め成膜速度
を求めておき、膜厚/成膜速度で計算した。
【0036】〔成膜条件2〕最初に、真空チャンバー4
0内に被成膜部材であるコイルバー22をセットし、チ
ャンバー40内の圧力が5×10-6Torrになるまで真空
排気をした。次に、真空排気を継続しながら、Arガス
を導入し、さらにオリフィスバルブの調整をし、チャン
バー40内の圧力が5.0×10-3、8.0×10-3To
rrの水準になるようにした。次に、コイルバー22に高
周波電圧を印加し、自己バイアス電圧200,300,
400Vの水準で10分間,コイルバー22をエッチン
グした。エッチングを省略し、エッチングなしの水準も
含めた。
【0037】次に、グラッシーカーボン材をターゲット
材料とし、にし、チャンバー40内の圧力を1.0×1
-3、3.0×10-3、5.0×10-3、8.0×10
-3Torrの水準になるようArガスの流量、オリフィスバ
ルブを再調整して、シャッター52を閉じた状態で、タ
ーゲットに直流電力0.5kWを印加し、5分間スパッ
タリングをした。次に、同じ圧力のまま、スパッタリン
グパワーを5kWに設定した後、シャッター52を開
き、コイルバー22を回転させながら、該コイルバー2
2の表面に付着する膜厚が1,2,3μmの水準になる
時間だけスパッタリングをした。なお、成膜時間は予め
成膜速度を求めておき、膜厚/成膜速度で計算した。
【0038】〔DLC膜成膜装置を用いた実施例におけ
る成膜条件〕真空チャンバー40は、排気速度が150
0リットル/minのロータリーポンプを1台、120
00リットル/minのメカニカルブースターポンプを
1台、3000リットル/secのターボポンプを1台
備え、材質がSUS304製で容積が約0.5m3 の真
空チャンバーを使用した。また、ターボポンプの直上
に、開口度を10〜100%に変えることができるオリ
フィスバルブを設けた。
【0039】ガス導入手段48は、最大流量100〜5
00sccmのマスフローコントローラーと直径6mmのS
USパイプを使用し、Arガス及び炭化水素ガスをそれ
ぞれを真空チャンバー内に導入した。SUSパイプの真
空導入部はOリングで真空シールした。プラズマ発生手
段60は、マイクロ波ECRプラズマ発生装置を使用し
た。発振周波数2.45GHz、最大出力1.5kWの
マイクロ波電源を使用し、1.0kWに印加した。マイ
クロ波は導波管にて真空チャンバー近傍まで導き、同軸
変換後チャンバー内の放射状アンテナ52に導入した。
プラズマ発生部の大きさは、矩形型で幅500mm、高
さ200mmとした。ECR用磁場はSmCo製の磁石
を使用しプラズマ発生部の形状に合わせて配設した。コ
イルバー22は、プラズマ発生手段60に対向して適宜
回転できるように配設される。コイルバー22とプラズ
マ発生部との距離は100mmになるようにした。ま
た、エッチング用の高周波電圧が印加できるように、コ
イルバー22近傍を浮遊電位にした。
【0040】被成膜部材バイアス手段は、コイルバー2
2にマッチングボックスを介して高周波電源70を接続
した。高周波電源70は周波数13.56MHzで最大
出力3kWにした。自己バイアス電圧をモニターし、負
の200Vになるように高周波出力を調整した。被成膜
部材エッチング手段は、コイルバー22にマッチングボ
ックスを介して高周波電源70を接続した。高周波電源
70は周波数13.56MHzで最大出力3kWにし
た。自己バイアス電圧をモニターし、負の200Vにな
るように高周波出力を調整した。本実施例では被成膜部
材バイアス手段によって被成膜部材エッチング手段を兼
用した。
【0041】〔成膜条件1〕最初に、真空チャンバー4
0内に被成膜部材であるコイルバー22をセットし、チ
ャンバー内の圧力が5×10-6Torrになるまで真空排気
をした。次に、真空排気を継続しながら、Arガスを導
入し、さらにオリフィスバルブの調整をし、チャンバー
内の圧力が0.8×10-3、1.0×10-3、5.0×
10-3Torrの水準になるようにした。
【0042】次に、マイクロ波を導入し、マイクロ波E
CRプラズマを発生させた。次に、コイルバー22に高
周波電圧を印加し、自己バイアス電圧200、300、
400Vの水準で5min間、コイルバー22をエッチ
ングした。エッチングを省略し、エッチングなしの水準
も含めた。次に、自己バイアス電圧が200V,30
0,400Vの水準で高周波電圧の印加を継続しなが
ら、CH4 ガスを2.0×10-3、3.0×10-3
5.0×10-3Torrの水準になるよう導入し、コイルバ
ー22を回転させながら、プラズマCVDにて該コイル
バー22の表面に付着する膜厚が1,2,3μmの水準
になる時間だけ成膜した。なお、成膜時間は予め成膜速
度を求めておき、膜厚/成膜速度で計算した。
【0043】〔成膜条件2〕最初に、真空チャンバー4
0内にコイルバー22をセットし、チャンバー内の圧力
が5×10-6Torrになるまで真空排気をした。次に、真
空排気を継続しながら、Arガスを導入し、さらにオリ
フィスバルブの調整をし、チャンバー内の圧力が0.8
×10-3、1.0×10-3、5.0×10-3Torrの水準
になるようにした。次に、マイクロ波を導入しマイクロ
波ECRプラズマを発生させた。
【0044】次に、コイルバー22に高周波電圧を印加
し、自己バイアス電圧200,300,400Vの水準
で5分間、コイルバー22をエッチングした。エッチン
グを省略し、エッチングなしの水準も含めた。次に、自
己バイアス電圧が200,300,400Vの水準で高
周波電圧の印加を継続しながら、C22 ガスを2.0
×10-3、3.0×10-3、5.0×10-3Torrの水準
になるよう導入し、コイルバー22を回転させながら、
プラズマCVDにて該コイルバー22の表面に付着する
膜厚が1,2,3μmの水準になる時間だけ成膜した。
なお、成膜時間は予め成膜速度を求めておき、膜厚/成
膜速度で計算した。
【0045】実施例としての塗布条件を以下に示す。 走行条件: 速度200m/分、 テンション15kg/m ベース: 550mm幅PENベース ベース厚み5.5,9.5, 12.7μm 塗布ヘッド: エクストルージョン型ノズル 塗布液を5リットル/分にて塗布 コイルバー: 実施例/比較例参照 塗布液: 下記表1に示す組成の各成分をボールミルに入れて十分に混合 分散させた後、エポキシ樹脂(エポキシ当量500)を30重量部を加えて均一 に混合分散したものを塗布液とした。
【0046】
【表1】
【0047】(実施例1)コイルバー22の芯材の直径
がそれぞれ2,2.5mm、ワイヤーの直径が0.11
0〜0.250mmのものに、スパッタカーボン膜を2
μmの厚みで形成したものを用いて上記の塗布条件にて
塗布を行った。そして、各試料の塗布面状を観察した。
又、10時間経過した時点でも塗布面状を観察し、コイ
ルバー22の磨耗状態も調べた。その結果を下記表2に
示す。
【0048】(実施例2)コイルバー22の芯材の直径
がそれぞれ2,2.5mm、ワイヤーの直径が0.12
5〜0.275mmのものに、DLC膜を2μmの厚み
で形成したものを用いて上記の塗布条件にて塗布を行っ
た。そして、各試料の塗布面状を観察した。又、10時
間経過した時点でも塗布面状を観察し、コイルバー22
の磨耗状態も調べた。その結果を下記表2に示す。
【0049】(比較例1)コイルバーの芯材の直径が5
mm、ワイヤーの直径が0.125〜0.225mmの
ものに、ハードクロームメッキを施したものを用いて上
記の塗布条件にて塗布を行った。そして、各試料の塗布
面状を観察した。又、10時間経過した時点でも塗布面
状を観察し、コイルバー22の磨耗状態も調べた。その
結果を下記表2に示す。
【0050】(比較例2)コイルバーの芯材の直径がそ
れぞれ2,3mm、ワイヤーの直径が0.110〜0.
250mmのものに、ハードクロームメッキを施したも
のを用いて上記の塗布条件にて塗布を行った。そして、
各試料の塗布面状を観察した。又、10時間経過した時
点でも塗布面状を観察し、コイルバー22の磨耗状態も
調べた。その結果を下記表2に示す。
【0051】(比較例3)コイルバーの芯材の直径がそ
れぞれ2,3mm、ワイヤーの直径が0.125〜0.
275mmのものに、CVD法にて炭化タングステンを
7ミクロンの厚みでコーティングしたものを用いて上記
の塗布条件にて塗布を行った。そして、各試料の塗布面
状を観察した。又、10時間経過した時点でも塗布面状
を観察し、コイルバー22の磨耗状態も調べた。その結
果を下記表2に示す。
【0052】
【表2】
【0053】上記表2から明らかなように、本発明の実
施例1又は実施例2における塗布装置を用いて塗布され
た塗布面は、きわめて良好な塗布面状が得られた。又、
10時間経過した時点でも塗布面状に変化は認められ
ず、コイルバーの磨耗も無かった。これに対して、比較
例1における塗布装置を用いて塗布された塗布面には、
等間隔のリブ状スジが多発した。又、10時間経過後に
コイルバーを観察したところワイヤーの頂部にて7〜1
0μmの磨耗が観察された。
【0054】また、比較例2における塗布装置を用いて
塗布された塗布面は、良好な塗布面状が得られた。しか
しながら、10時間経過後においては、塗布面に不連続
な濃淡ムラとスジが散発し、塗布厚みも薄くなってしま
った。又、10時間経過後にコイルバーを観察したとこ
ろワイヤーの頂部にて9〜15μmの磨耗が観察され
た。
【0055】また、比較例3における塗布装置を用いて
塗布された塗布面には、不連続なスジが発生した。又、
10時間経過後にコイルバーを観察したところワイヤー
の頂部にて8〜12μmの磨耗が観察された。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はコイルバ
ーを備えた塗布装置において、コイルバーはその直径が
3mm以下であって、該コイルバー表面がスパッタリン
グ若しくはプラズマCVDの少なくとも一つの方法によ
り、硬質カーボン膜で被覆されるように構成したもので
ある。このような構成とすることにより、従来に比べて
耐磨耗性に優れ、耐久性のある良好なコーティング用バ
ーを備えた塗布装置を提供することができる。従って、
研磨剤粒子を含む塗布液を極薄い可撓性支持体に塗布す
る際にも、極めて良好な塗布面状を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗布装置の概略図である。
【図2】図1に示した塗布装置の要部概略断面図であ
る。
【図3】本発明の要部であるコイルバーの部分を拡大し
た部分断面図である。
【図4】スパッタカーボン膜形成を行う成膜装置の概略
図である。
【図5】DLC膜形成を行う成膜装置の概略図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 塗布機 3 塗布液 4 ガイドロール 5 塗膜 9 芯材 10 ワイヤー 22 コイルバー 23 ホルダー 24,25 スリット 26,27 落下液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC22 AC34 AC92 BB81Z BB85Z CA48 DA04 EA05 4F042 AA22 BA25 DD09 4K029 AA23 BA34 BC02 BD03 CA05 4K030 BA28 CA13 FA02 KA47 LA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に走行する可撓性支持体上に、少
    なくとも研磨性粒子を含む塗布液を連続塗布して塗膜を
    形成し、直ちに該塗膜を、該可撓性支持体に対向させ
    た、表面にワイヤーが巻回されたコイルバーにより計量
    して、該塗膜の厚みを調整する塗布装置において、 前記コイルバーは、その直径が3mm以下であって、該
    コイルバー表面が、スパッタリング若しくはプラズマC
    VDの少なくとも一つの方法により、硬質カーボン膜で
    被覆されていることを特徴とする塗布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005087973A1 (ja) * 2004-03-15 2008-01-31 株式会社アルバック 成膜装置及びその成膜方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005087973A1 (ja) * 2004-03-15 2008-01-31 株式会社アルバック 成膜装置及びその成膜方法
JP4773347B2 (ja) * 2004-03-15 2011-09-14 株式会社アルバック 成膜装置及びその成膜方法

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