JP2000201138A - 誤り率推定装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

誤り率推定装置および方法、並びに提供媒体

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JP2000201138A
JP2000201138A JP11001790A JP179099A JP2000201138A JP 2000201138 A JP2000201138 A JP 2000201138A JP 11001790 A JP11001790 A JP 11001790A JP 179099 A JP179099 A JP 179099A JP 2000201138 A JP2000201138 A JP 2000201138A
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counting
normalization
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Atsushi Inomata
篤 猪股
Tamotsu Ikeda
保 池田
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路上の誤り率を判定する装置の規模を小
型化するとともに、演算量を減らす。 【解決手段】 正規化回数累計回路91は、ステートメ
トリックを演算するACS回路において、所定時間内で正
規化が行われた回数を累計する。テーブル92は、正規
化回数累計回路91で累計された正規化回数と伝送路上
の誤り率が対応付けられて記述されたテーブルが記憶さ
れている。テーブル92は、記憶されているテーブルを
用いて、入力された正規化の累積回数に対応する誤り率
を判定し、出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誤り率推定装置およ
び方法、並びに提供媒体に関し、特に、ステートメトリ
ックを求める回路が行う正規化の回数を用いて伝送路上
の誤り率を判定する誤り率推定装置および方法、並びに
提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、放送衛星として打ち上げが予定さ
れているBS4後発機を用いて、デジタル放送サービス
を行うことが電波管理審議会で答申されている。このデ
ジタル放送サービスにおいて、伝送路符号化方式とし
て、8PSK(Phase Shift keying)、QPSK(Quadrature
PSK)、およびBPSK(Binary PSK)が規定されている。
【0003】図23は、送信機と受信機の構成例を示す
ブロック図である。送信機1は、情報源2、符号化器
3、パンクチャリング器4、およびマッピング器5から
構成されている。情報源2は、符号化して伝送するデー
タを、符号化器3に出力する。符号化器3は、入力され
た1ビットのデータを、符号化率R=1/2で、トレリ
ス符号化し、2ビットの符号語として、パンクチャリン
グ器4に出力する。パンクチャリング器4は、入力され
た2ビットのデータをパンクチャリングして、マッピン
グ器5に出力する。マッピング器5は、入力された2ビ
ットの符号語を直交変調方式により、4個の信号点のう
ちの1つの信号点に割り当て、その信号点のI信号とQ
信号を伝送路6に出力する。
【0004】受信機7は、ビット挿入器8、復号器9、
および復号情報10から構成されている。ビット挿入器
8は、伝送路6を介して入力された受信信号(I,Q)
に対し、ビット挿入を行い、復号器9に出力する。復号
器9は、入力された信号に対しトレリス復号を施し、復
号情報10として出力する。復号情報10は、復号され
たデータを示しており、この復号情報10を図示してい
ない再生装置により再生することにより、画像や音声を
得ることができる。
【0005】復号器9から出力されるステートメトリッ
クの情報は、監視回路11に供給される。監視回路11
は、伝送路6上の誤り率を判定し、その情報を誤り率情
報12として出力する。この誤り率情報12は、例え
ば、データを受信するアンテナの向きを、最も誤り率の
低い方向に向けて設置する際のデータとして用いられ
る。
【0006】図24は、符号化器3の構成を示すブロッ
ク図である。この符号化器3は畳み込み符号化器であ
り、入力された1ビットのデータb0が、(c1,c
0)の2ビットのデータに符号化され、出力される。出
力される2ビットのデータc1,c0は、遅延器21,
22と排他的論理和回路23,24により構成される演
算器により、データb0を演算して生成されるようにな
されている。
【0007】すなわち、データb0は、遅延器21、排
他的論理和回路23、および排他的論理和回路24に入
力される。遅延器21に入力されたデータb0は、1単
位時間遅延され、遅延器22と排他的論理回路23に出
力される。遅延器22に入力されたデータは、さらに1
単位時間遅延され、排他的論理和回路23と排他的論理
和回路24に出力される。排他的論理和回路23は、い
ま符号化器3に入力されているデータb0、その1単位
時間前に符号化器3に入力されたデータ、さらに2単位
時間前に符号化器3に入力されたデータの合計3つのデ
ータの入力を受け、これらの3つのデータの排他的論理
和を演算することにより、出力データc1を生成する。
【0008】排他的論理和回路24は、いま符号化器3
に入力されているデータb0と、2単位時間前に符号化
器3に入力されたデータの入力を受け、これら2つのデ
ータの排他的論理和を演算することにより、出力データ
c0を生成する。
【0009】このようにして、符号化器3から出力され
た出力データ(c1,c0)は、パンクチャリング器4
に入力される。パンクチャリング器4は、伝送路6に対
して、符号化率R=1/2のデータを出力する場合、入
力されたデータをそのままマッピング器5に出力し、符
号化率R=3/4のデータを出力する場合、入力された
データをパンクチャリングして、マッピング器5に出力
する。
【0010】図25は、パンクチャリングを説明する図
である。パンクチャリング器4は、図25(A)に示す
ように、入力されたデータ(c1,c0)を、保持して
いる図25(B)に示すパンクチャリングテーブルに従
ってパンクチャリングし、データ(p1,p0)を出力
する。
【0011】図25(B)に示したパンクチャリングテ
ーブルでは、”1”は入力されたデータがデータp1ま
たはp2として出力されることを示しており、”0”は
入力されたデータは出力されない(消去される)ことを
示している。例えば、図26(A)に示したようなデー
タが入力された場合、図26(B)に示したデータが出
力される。
【0012】すなわち、図26(A)に示したように、
入力データc1としてデータX1乃至X6が、入力デー
タc0としてデータY1乃至Y6が、それぞれ入力され
た場合、ただし、データc0,c1の順で入力されるた
め、パンクチャリング器4には、データY1,X1,Y
2,X2,・・・,Y6,X6の順で順次入力された場
合、図26(B)に示したように、出力データp1とし
てデータX1,Y3,X4,Y6が、出力データp0と
してデータY1,X2,Y4,X5が、それぞれ出力さ
れる。ただし、出力データは、データp0,p1の順で
出力されるため、パンクチャリング器4からは、データ
Y1,X1,X2,Y3,Y4,X4,X5,Y6の順
で出力される。
【0013】入力されたデータY1,X1は、パンクチ
ャリングテーブルの値1の位置に相当するデータなの
で、そのまま、出力データP0,P1として出力される
が、入力されたデータY2は、パンクチャリングテーブ
ルの値0の位置に相当するデータのため削除される。そ
して、次に出力される(パンクチャリングテーブルの値
1の位置に相当する)データX2がデータp0として出
力される。以下、同様に、パンクチャリングテーブルの
値0の位置に相当するデータは削除され、パンクチャリ
ングテーブルの値1に相当するデータは出力される。
【0014】このようにしてパンクチャリング器4から
出力されたデータは、マッピング器5により、図27に
示したような信号点にマッピングされる。各信号点は、
90度の等間隔で配置されている。図25で示したp1
が、信号点割り当てのMSBに、p0が信号点割り当てのL
SBになる。すなわち、信号点の割り当ては、(p1,p
0)と表すことができる。
【0015】マッピング器5によりマッピングされたデ
ータは、伝送路6を介して受信機7のビット挿入器8に
入力される。図28は、ビット挿入について説明する図
である。ビット挿入は、パンクチャリング器4で行われ
たパンクチャリングと逆の処理、すなわち、符号化率R
=1/2のデータを受信した場合、その受信されたデー
タをそのまま復号器9に出力し、符号化率R=3/4の
データを受信した場合、削除されたデータ(ビット)を
挿入する処理である。
【0016】図28(A)に示したように、ビット挿入
器8は、入力されたデータ(p1’,p0’)を、図2
8(B)に示したデパンクチャリングテーブルに従って
ビット挿入し、出力データ(c1’,c0’)を出力す
る。図28(B)に示したデパンクチャリングテーブル
の値1は、入力されたデータをそのまま出力することを
示し、値0は0を挿入する(ビットを挿入する)ことを
示している。
【0017】例えば、図29(A)に示した入力データ
(パンクチャリング器4から出力されたデータで、図2
6(B)に示したデータ)がビット挿入器8に入力され
た場合、図29(B)に示したデータが出力される。送
信機1から送信されたデータは、データp0,p1の順
なので、受信機7のビット挿入器8に入力される順も、
データp0’,p1’になる。そして、ビット挿入器8
から出力されるデータの順は、データc0’,c1’に
なる。
【0018】従って、入力データp0’として入力され
たデータX2は、デパンクチャリングテーブルの値0の
位置に相当するデータなので、入力されたデータX2の
代わりに0が挿入される形で、データc0’として出力
される。そして、データX2は、データc1’として出
力される。このように、値0に位置する入力データは、
0が挿入されて出力される。
【0019】このようにして、ビット挿入器8によりビ
ットが挿入されたデータは、復号器9に出力される。図
30は、復号器9の内部構成を示すブロック図である。
復号器9は、ブランチメトリック生成器31(以下、B
M生成器31と記述する)、ACS(Add,Compare and Sel
ect)回路32、およびパスメモリ33から構成されて
いる。復号器9に入力された信号は、まず、伝送路の雑
音や歪みのある受信信号点から、本来受信すべき信号点
までのユークリッド距離の2乗を計算し、ブランチメト
リックとして発生するBM生成器31に入力される。B
M生成器31で発生されたブランチメトリックは、ACS
回路32により、畳み込み符号のトレリスに従って、累
積計算され、比較されることで、各状態のステートメト
リックが計算される。
【0020】図31は、ACS回路32により行われるス
テートメトリックの算出について説明するトレリス遷移
図である。時刻t+1におけるステート00に入るパス
としては、時刻tにおけるステート00でBM00が選
択された場合と、時刻tにおけるステート01でBM1
1が選択された場合の、2つのパスが考えられる。時刻
tのステート00のステートメトリックにBM00の値
を加算した値と、時刻tのステート01のステートメト
リックにBM11を加算した値とが比較され、値の小さ
いパスが、時刻t+1の時のステート00のステートメ
トリックとして用いられる。
【0021】同様に、時刻t+1の時のステート01,
10,11のステートメトリックも算出される。
【0022】ACS回路32は、上述したように、符号化
側(伝送側)の状態遷移を類推しながら、パスメモリ3
3を制御する。伝送路での雑音や歪みが無ければ、入力
された信号は、本来の送信信号点に一致するので、BM
生成器31は、送信した信号点に関するブランチメトリ
ックは0を、その他のブランチメトリックは信号点間の
距離の2乗を、それぞれ発生する。従って、ACS回路3
2において、これらのブランチメトリックが状態遷移図
に従って累積加算され、ステートメトリックが計算され
ると、本来のパスに関しては、ステートメトリックは0
のままであるが、その他のパスに関しては、ステートメ
トリックが大きな値を持つことになるので、このことか
ら送信信号系列を推定することが可能となる。
【0023】ここで、入力された信号に雑音が乗ってい
た場合を考える。入力された信号は、本来の送信信号点
と雑音が加算されているため、本来の送信信号点に関す
るブランチメトリックは必ずしも0になるとは限らず、
雑音電力による不確定性を有する。同様に、その他のブ
ランチメトリックに関しても、信号点間距離の2乗は、
雑音電力に依存した不確定性を有する。しかしながら、
雑音電力が小さいとき、送信信号系列は、ACS回路32
にて、これらのブランチメトリックを状態遷移図に従っ
て、累積加算し、ステートメトリックを計算すると、本
来のパスに関しては、ステートメトリックは小さな値で
あるが、その他のパスに関しては、ステートメトリック
が大きな値を持つことになることから、送信信号系列を
推定することができる。
【0024】図32はACS回路32の構成を示すブロッ
ク図である。ACS回路32は、ステート00、01,1
0,11の、それぞれのステートメトリックを求めるス
テート00生成部41、ステート01生成部42、ステ
ート10生成部43、およびステート11生成部44と
から構成されている。ステート00生成部41は、加算
器45−1,46−1とセレクタ47−1から構成され
ている。加算器45−1には、時刻tにおけるステート
00のステートメトリックとBM00が入力され、加算
される。同様に、加算器46−1には、時刻tにおける
ステート01のステートメトリックとBM11が入力さ
れ、加算される。
【0025】セレクタ47−1は、加算器45−1と加
算器46−1とから、それぞれ入力された値を比較し、
値の小さい方をレジスタ48−1に出力する。レジスタ
48−1は、セレクタ47−1から出力された時刻t+
1におけるステート00のステートメトリックの値を、
次の時刻t+2のステート00のステートメトリックを
求める際の値として記憶するとともに、パスメモリ33
にも出力する。
【0026】ステート01生成部42は、加算器45−
2,46−2とセレクタ47−2から構成されている。
加算器45−2には、時刻tにおけるステート10のス
テートメトリックとBM10が入力されて加算され、加
算器46−2には、時刻tにおけるステート11のステ
ートメトリックとBM01が入力されて加算される。セ
レクタ47−2は、加算器45−2と加算器46−2と
から、それぞれ入力された値を比較し、値の小さい方を
レジスタ48−2に出力する。レジスタ48−2は、セ
レクタ47−2から出力された時刻t+1におけるステ
ート01のステートメトリックの値を、次の時刻t+2
のステート01のステートメトリックを求める際の値と
して記憶するとともに、パスメモリ33にも出力する。
【0027】ステート10生成部43は、加算器45−
3,46−3とセレクタ47−3から構成されている。
加算器45−3には、時刻tにおけるステート00のス
テートメトリックとBM11が入力されて加算され、加
算器46−3には、時刻tにおけるステート01のステ
ートメトリックとBM00が入力されて加算される。セ
レクタ47−3は、加算器45−1と加算器46−3と
から、それぞれ入力された値を比較し、値の小さい方を
レジスタ48−3に出力する。レジスタ48−3は、セ
レクタ47−3から出力された時刻t+1におけるステ
ート10のステートメトリックの値を、次の時刻t+2
のステート10のステートメトリックを求める際の値と
して記憶するとともに、パスメモリ33にも出力する。
【0028】ステート11生成部44は、加算器45−
3,46−3とセレクタ47−4から構成されている。
加算器45−4には、時刻tにおけるステート10のス
テートメトリックとBM01が入力され、加算され、加
算器46−4には、時刻tにおけるステート11のステ
ートメトリックとBM10が入力され、加算される。セ
レクタ47−4は、加算器45−1と加算器46−4と
から、それぞれ入力された値を比較し、値の小さい方を
レジスタ48−4に出力する。レジスタ48−4は、セ
レクタ47−4から出力された時刻t+1におけるステ
ート11のステートメトリックの値を、次の時刻t+2
のステート11のステートメトリックを求める際の値と
して記憶するとともに、パスメモリ33にも出力する。
【0029】しかしながら、上述したACS回路32のビ
ット長は有限であるので、ブランチメトリックの加算に
よるオーバーフローを起こしてしまうので、オーバーフ
ローを起こさないように処理する必要がある。このよう
に、オーバーフローを起こさないように処理することを
正規化と称する。図33に正規化を行いながらステート
メトリックを算出するACS回路32の構成を示す。
【0030】図33に示したACS回路32の構成におい
ては、ステート00生成部41から出力された値は減算
器51−1を介してレジスタ48−1に供給され、ステ
ート01生成部42から出力された値は減算器51−2
を介してレジスタ48−2に供給され、ステート10生
成部43から出力された値は減算器51−3を介してレ
ジスタ48−3に供給され、ステート11生成部44か
ら出力された値は減算器51−4を介してレジスタ48
−4に供給される。レジスタ48−1乃至48−4から
の出力は、それぞれパスメモリ33と最小値演算回路5
2に入力される。
【0031】最小値演算回路52は、レジスタ48−1
乃至48−4から出力されたステートメトリックの最小
値を演算し、その値を減算器51−1乃至51−4、パ
スメモリ33、および監視回路11に出力する。減算器
51−1乃至51−4は、それぞれ対応するステート生
成部41乃至44から入力された値から、最小値演算回
路52から入力された値を減算する。このようにして、
正規化が行われる。
【0032】図34は、監視回路11の構成を示すブロ
ック図である。監視回路11は、累計加算器61とテー
ブル62とから構成されている。累計加算器61は、所
定時間当たりの最小ステートメトリックの値を累計し、
その累計和をテーブル62に出力する。テーブル62
は、ROM(Read Only Memory)などから構成されてお
り、累計加算器61から出力された値とノイズとが関連
付けられたテーブルを用いて、伝送路のノイズの判定を
する。
【0033】図35は、累計加算器61の構成を示すブ
ロック図である。タイマ71は、所定の周期でパルスを
発生し、そのパルスを最小SM(ステートメトリック)
値累計装置72に供給する。最小SM値累計装置72に
は、最小値演算回路52(図33)から出力されたステ
ートメトリックの最小値と、最小SM値累計装置72か
ら出力され、フィードバックされた値が入力される。ま
た、最小SM値累計装置72から出力された値とタイマ
71で発生されたパルスは、レジスタ73にも供給され
る。
【0034】図36のタイミングチャートを参照して、
図35に示した累計加算器61の動作を説明する。タイ
マ71により発生されるパルス(図36(A))は、最
小SM値の累計をリセットするためのリセットパルスで
あり、最小SM値累計装置72は、所定の時刻tに発生
されたパルスと、その次の時刻t+1で発生されたパル
スとの間に入力された最小SM値を累計し、その値をレ
ジスタ73に出力する。
【0035】最小SM値累計装置72に、最小SM値と
して、図36(B)に示したような値が入力されると、
図36(C)に示したような値が出力される。すなわ
ち、最小SM値累計装置72は、時刻tにおいて、タイ
マ71からのパルスが入力されると、累計値を0にリセ
ットする。そして、時刻t乃至t+1の間に入力された
最小SM値を順次累計していく。そして、再び時刻t+
1において、タイマ71からのパルスが入力されると、
累計値がリセットされて0とされる。
【0036】レジスタ73は、タイマ71からのパルス
が入力された時点に最小SM値累計装置72から入力さ
れた値を記憶し、その値をテーブル62に出力する。
【0037】図37は、テーブル62に記憶されている
テーブルの一例を示す図である。伝送方式がQPSKであ
り、符号化率R=1/2の場合、図37(A)に示した
テーブルに従って伝送路上のデータの伝送誤り率(C/
N)の大きさが判定される。また、伝送方式がQPSKであ
り、符号化率R=3/4の場合、図37(B)に示した
テーブルに従って伝送路上のデータの伝送誤り率の大き
さが判定される。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】上述した伝送路上の誤
り率を判定するには、最小ステートメトリックの値を算
出する最小値演算回路52、最小値演算回路52からの
出力を累計する最小SM値累計装置72、および累計し
た値を記憶するレジスタ73が必要であった。これらの
回路(装置)は、送信機1から送信される送信信号点の
数(状態数)(上述した例では4状態)が増加するに従
って、その回路規模が大きくなるといった課題があっ
た。
【0039】また、状態数の増加に伴い、演算時間も増
大するといった課題があった。さらに、BSの伝送方式
においては、時分割に異なる伝送方式が用いられて伝送
されることが提案されている。複数の伝送方式が用いら
れた場合、図34に示したような監視回路11では、伝
送誤り率を判定する事が困難になるといった課題があっ
た。
【0040】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ステートメトリックを求める回路において
行われる正規化の回数を用いて伝送路上の誤り率を判定
することにより、演算時間の短縮や回路規模の縮小を可
能にするものである。
【0041】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の誤り率
推定装置は、ステートメトリックを生成する際に行われ
る正規化の回数を、所定時間内カウントするカウント手
段と、カウント手段によりカウントされた正規化回数に
より、信号の誤り率を推定する推定手段とを含むことを
特徴とする。
【0042】請求項5に記載の誤り率推定方法は、ステ
ートメトリックを生成する際に行われる正規化の回数
を、所定時間内カウントするカウントステップと、カウ
ントステップでカウントされた正規化回数により、信号
の誤り率を推定する推定ステップとを含むことを特徴と
する。
【0043】請求項6に記載の提供媒体は、誤り率推定
装置に、ステートメトリックを生成する際に行われる正
規化の回数を、所定時間内カウントするカウントステッ
プと、カウントステップでカウントされた正規化回数に
より、信号の誤り率を推定する推定ステップとを含む処
理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラ
ムを提供することを特徴とする。
【0044】請求項7に記載の誤り率推定装置は、信号
の伝送方式または符号化率を判定する判定手段と、ステ
ートメトリックを生成する際に行われる正規化の回数
を、複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウントする
カウント手段と、カウント手段によりカウントされた正
規化回数により、信号毎の誤り率を推定する推定手段
と、推定手段により推定された信号毎の誤り率のうちの
1つを選択する選択手段とを含むことを特徴とする。
【0045】請求項10に記載の誤り率推定方法は、信
号の伝送方式または符号化率を判定する判定ステップ
と、ステートメトリックを生成する際に行われる正規化
の回数を、複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウン
トするカウントステップと、カウントステップでカウン
トされた正規化回数により、信号毎の誤り率を推定する
推定ステップと、推定ステップで推定された信号毎の誤
り率のうちの1つを選択する選択ステップとを含むこと
を特徴とする。
【0046】請求項11に記載の提供媒体は、信号の伝
送方式または符号化率を判定する判定ステップと、ステ
ートメトリックを生成する際に行われる正規化の回数
を、複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウントする
カウントステップと、カウントステップでカウントされ
た正規化回数により、信号毎の誤り率を推定する推定ス
テップと、推定ステップで推定された信号毎の誤り率の
うち、1つを選択する選択ステップとを含む処理を実行
させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供
することを特徴とする。
【0047】請求項12に記載の誤り率推定装置は、ス
テートメトリックを生成する際に行われる正規化の回数
を、複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウントする
カウント手段と、カウント手段によりカウントされた正
規化回数により、信号毎の誤り率を推定する推定手段
と、伝送方式または符号化率のうち、所定の伝送方式ま
たは符号化率の推定手段により推定された誤り率の値に
応じて、信号毎の誤り率に乗算する値を決定し、乗算す
る乗算手段と、乗算手段から出力された信号毎の誤り率
を加算し、出力する出力手段とを含むことを特徴とす
る。
【0048】請求項13に記載の誤り率推定方法は、ス
テートメトリックを生成する際に行われる正規化の回数
を、複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウントする
カウントステップと、カウントステップでカウントされ
た正規化回数により、信号毎の誤り率を推定する推定ス
テップと、伝送方式または符号化率のうち、所定の伝送
方式または符号化率の推定ステップで推定された誤り率
の値に応じて、信号毎の誤り率に乗算する値を決定し、
乗算する乗算ステップと、乗算ステップから出力された
信号毎の誤り率を加算し、出力する出力ステップとを含
むことを特徴とする。
【0049】請求項14に記載の提供媒体は、ステート
メトリックを生成する際に行われる正規化の回数を、複
数の伝送方式毎または符号化率毎にカウントするカウン
トステップと、カウントステップでカウントされた正規
化回数により、信号毎の誤り率を推定する推定ステップ
と、伝送方式または符号化率のうち、所定の伝送方式ま
たは符号化率の推定ステップで推定された誤り率の値に
応じて、信号毎の誤り率に乗算する値を決定し、乗算す
る乗算ステップと、乗算ステップから出力された信号毎
の誤り率を加算し、出力する出力ステップとを含む処理
を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム
を提供することを特徴とする。
【0050】請求項1に記載の誤り率推定装置、請求項
5に記載の誤り率推定方法、および請求項6に記載の提
供媒体においては、ステートメトリックを生成する際に
行われる正規化の回数が、所定時間内カウントされ、そ
のカウントされた正規化回数により、信号の誤り率が推
定される。
【0051】請求項7に記載の誤り率推定装置、請求項
10に記載の誤り率推定方法、および請求項11に記載
の提供媒体においては、ステートメトリックを生成する
際に行われる正規化の回数が、複数の伝送方式毎または
符号化率毎にカウントされ、そのカウントされた正規化
回数により、信号毎の誤り率が推定され、そのうちの1
つが選択されて出力される。
【0052】請求項12に記載の誤り率推定装置、請求
項13に記載の誤り率推定方法、および請求項14に記
載の提供媒体においては、ステートメトリックを生成す
る際に行われる正規化の回数が、複数の伝送方式毎また
は符号化率毎にカウントされ、そのカウントされた正規
化回数により、信号毎の誤り率が推定され、所定の伝送
方式または符号化率の推定手段により推定された誤り率
の値に応じて、信号毎の誤り率に乗算する値が決定さ
れ、乗算され、さらに加算されて出力される。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明を適用する送信機と受信機
は、それぞれ図23に示した従来の場合と基本的に同様
の構成とされているので、その説明は省略する。本発明
では、受信機側において行われる伝送路上の誤り率の判
定の仕方が、従来と異なっている。そこで、まず最初
に、復号器9のACS回路32の構成について、図1を参
照して説明する。
【0054】図1は、全ステートのステートメトリック
の上位1ビットのデータを用いて正規化を行い、ステー
トメトリックを求めるACS回路32の構成を示すブロッ
ク図である。ステート00のステートメトリックを生成
するステート00生成部41から出力されたNビットの
データのうち、最上位の1ビットは、排他的論理和を演
算するEXOR(exclusive OR)回路81−1を介してレジ
スタ48−1に入力され、最上位の1ビットを除くN−
1ビットは、EXOR回路81−1を介さずにレジスタ48
−1に入力される。EXOR回路81−1には、論理積を演
算するAND回路82からのデータも入力される。レジス
タ48−1から出力されたデータは、パスメモリ33に
供給されると共に、最上位の1ビットは、AND回路82
にも供給される。
【0055】同様に、ステート01生成部42から出力
されたNビットのデータのうち、最上位の1ビットは、
EXOR回路81−2を介してレジスタ48−2に入力さ
れ、最上位の1ビットを除くN−1ビットは、EXOR回路
81−2を介さずにレジスタ48−2に入力される。EX
OR回路81−2には、AND回路82からのデータも入力
される。レジスタ48−2から出力されたデータは、パ
スメモリ33に供給されると共に、最上位の1ビット
は、AND回路82にも供給される。
【0056】また、ステート10生成部43から出力さ
れたNビットのデータのうち、最上位の1ビットは、EX
OR回路81−3を介してレジスタ48−3に入力され、
最上位の1ビットを除くN−1ビットは、EXOR回路81
−3を介さずにレジスタ48−3に入力される。EXOR回
路81−3には、AND回路82からのデータも入力され
る。レジスタ48−3から出力されたデータは、パスメ
モリ33に供給されると共に、最上位の1ビットは、AN
D回路82にも供給される。
【0057】さらに、ステート11生成部44から出力
されたNビットのデータのうち、最上位の1ビットは、
EXOR回路81−4を介してレジスタ48−4に入力さ
れ、最上位の1ビットを除くN−1ビットは、EXOR回路
81−4を介さずにレジスタ48−4に入力される。EX
OR回路81−4には、AND回路82からのデータも入力
される。レジスタ48−4から出力されたデータは、パ
スメモリ33に供給されると共に、最上位の1ビット
は、AND回路82にも供給される。
【0058】AND回路82は、レジスタ48−1乃至4
8−4から出力されたデータの上位1ビットが全て1の
ときは1を出力し、それ以外のときは0を出力する。各
ステートのステートメトリックの値が徐々に増加してい
き、最小ステートメトリックの最上位の1ビットが1に
なったときに、排他的論理和演算(EXOR回路81−1乃
至81−4)を用いて、全ステートのステートメトリッ
クの最上位ビットを0とすることで、正規化が行われ
る。
【0059】図2は、監視回路11の構成を示すブロッ
ク図である。監視回路11は、正規化回数累計回路91
とテーブル92とから構成されている。正規化回数累計
回路91には、ACS回路32から正規化情報が入力され
る。正規化情報は、ACS回路32により正規化が行われ
る毎に監視回路11に出力される情報である。
【0060】図3は、正規化回数累計回路91の構成を
示すブロック図である。正規化回数累計回路91は、タ
イマ101、正規化回数累計カウンタ102、およびレ
ジスタ103から構成されている。ACS回路32から出
力された正規化情報は、正規化回数累計カウンタ102
に入力される。正規化回数累計カウンタ102には、タ
イマ101で所定時間毎に発生されるパルスも入力され
る。また、タイマ101で発生されたパルスは、レジス
タ103にも出力される。レジスタ103には、正規化
回数累計カウンタ102からの出力も入力される。
【0061】図4のタイミングチャートを参照して、図
3に示した正規化回数累計回路91の動作について説明
する。図4(A)に示したように、タイマ101によ
り、1単位時間毎に、パルスが発生され、その発生され
たパルスは、正規化回数累計カウンタ102とレジスタ
103に供給される。図4(B)に示したように、ACS
回路32から正規化情報が出力された場合、正規化回数
累計カウンタ102は、その入力回数をカウントする。
図4に示した例では、1単位時間に8回の正規化情報が
入力されている。
【0062】正規化回数累計カウンタ102は、タイマ
101から供給されるパルス毎に、カウンタ値をレジス
タ103に出力する(図4(D))と共に、その値を0
にリセットする。このようにして、レジスタ103に出
力され、記憶されたカウンタ値は、タイマ101からの
パルスが入力されたときに、テーブル92に出力され
る。
【0063】図5は、テーブル92が記憶しているテー
ブルの一例を示す図である。図5に示したテーブルは、
正規化回数累計回路91のレジスタ103から出力され
たカウンタ値(計数値)と、その計数値から推定される
伝送路6の伝送誤り率の値(BER:Bit Error Rate)と
の対応を示している。図5(A)は、伝送方式がQPSK方
式で、符号化率R=1/2の場合のテーブルであり、図
5(B)は、伝送方式がQPSK方式で、符号化率R=3/
4の場合のテーブルである。
【0064】例えば、伝送方式がQPSK方式で符号化率R
=1/2の場合で、レジスタ103から供給された計数
値が355以上のとき、伝送路6の誤り率情報12(図
23)として出力される値は、0.50×10-3であ
る。同様に、伝送方式、符号化率、および計数値に対応
した値からテーブルに基づいて算出された値が、誤り率
情報12として出力される。
【0065】図6は、誤り率情報12として、CN比
(Carrier to Noise Ratio)を出力する場合のテーブル
を示している。図6(A)は、伝送方式がQPSK方式で、
符号化率R=1/2の場合のテーブルであり、図6
(B)は、伝送方式がQPSK方式で、符号化率R=3/4
の場合のテーブルである。例えば、伝送方式がQPSK方式
で、符号化率R=1/2の場合で、レジスタ103から
供給された計数値が355以上のとき、伝送路6の誤り
率情報12として出力される値は、3.00(dB)で
ある。
【0066】図7は、監視回路11の他の構成を示すブ
ロック図である。図7に示した監視回路11は、正規化
回数累計回路91と関数演算回路111から構成されて
いる。関数演算回路111は、誤り率情報12を推定す
るのに、図5や図6で示したテーブルを用いず、これら
のテーブルから算出される関数fを用いて推定する。
【0067】図5(A)に示した、伝送方式がQPSK方式
で符号率Rが1/2の場合のテーブルにおいて、計数値
が345乃至354(代表値を350とする)のとき、
BERは1.09×10-3であり、計数値が335乃至
344(代表値を340とする)のとき、BERは0.
80×10-2である。換言すると、計数値が350から
340に、10だけ減ると、BERの値としては約4倍
になることがわかる。このことを考慮し、関数演算回路
111に用いる式を算出すると、次式(1)に示すよう
になる。 f(input)=0.0005×4((360-input)/10) ・・・(1) 式(1)において、inputは、正規化回数累計回路91
から入力される計数値を表す。
【0068】なお、式(1)において、inputとして取
り得る計数値の範囲は335以上354以下である。計
数値が334以下の場合、誤り率情報12として0.2
×10-1が出力され、計数値が355以上の場合、誤り
率情報12として0.5×10-3が出力される。
【0069】これは、関数fにより得られる値と、テー
ブルを作成する際に用いた値との間に差が生じる(関数
fに従わなくなる)からである。このように、実用範囲
において、問題のない範囲では関数fを用い、その他の
範囲においては、計数値にあった値を出力するようにす
る。
【0070】同様に、図5(B)の伝送方式がQPSK方式
で符号率Rが3/4の場合のテーブルの場合に対応する
関数fとして、次式(2)が導かれる。 f(input)=0.0033×3((580-input)/10) ・・・(2) 式(2)において、inputとして取り得る計数値の範囲
は、545以上565以下である。計数値が544以下
の場合、誤り率情報12として1.90×10-1が出力
され、計数値が565以上の場合、誤り率情報12とし
て4.80×10-3が出力される。
【0071】図6(A)に示した伝送方式がQPSK方式で
符号率Rが1/2の場合のテーブルに対応する関数fと
して、次式(3)が導かれる。 f(input)=0.05×(input−300) ・・・(3) 式(3)において、inputとして取り得る計数値の範囲
は、335以上355以下である。計数値が334以下
の場合、誤り率情報12として1.50が出力され、計
数値が355以上の場合、誤り率情報12として3.0
0が出力される。
【0072】図6(B)に示した伝送方式がQPSK方式で
符号率Rが3/4の場合のテーブルに対応する関数fと
して、次式(4)が導かれる。 f(input)=0.025×(input−500) ・・・(4) 式(4)において、inputとして取り得る計数値の範囲
は、544以上565以下である。計数値が544以下
の場合、誤り率情報12として0.85が出力され、計
数値が565以上の場合、誤り率情報12として2.2
0が出力される。
【0073】図8にテーブルを作成する際にもととなる
データと、式(1)乃至式(4)のうちの、いずれか1
つの式で得られるグラフとの関係を示す。図8からわか
るように、式(1)乃至式(4)は、点線内に存在する
テーブルの値との近似式である。点線外では、テーブル
の値とは近似しないため、上述したように、式(1)乃
至式(4)を用いて誤り率情報12を得るのではなく、
所定の値を出力するようにする。なお、実用の際に、式
(1)乃至式(4)で得られるBERまたはC/N値で
十分な場合、この式(1)乃至式(4)で得られる範囲
外は、誤り率情報12を出力しないようにしてもよい。
【0074】上述した説明においては、伝送方式がQPSK
方式で、符号率Rが1/2または3/4の、どちらか一
方である場合を説明したが、異なる伝送方式や符号率R
が混在する場合がある。例えば、図9に示すように、伝
送方式はQPSK方式だが、その符号率Rが1/2と3/4
が混在する場合を例に挙げて、以下の説明をする。
【0075】図10は、異なる符号率Rが混合する場合
の復号器9と監視回路11の構成を示すブロック図であ
る。この構成においては、監視回路11に、ビット挿入
器8(図23)から符号率Rに関する情報が入力され
る。ビット挿入器8は、符号率Rを判定し、符号率Rが
1/2の信号が入力された場合、その信号をそのまま復
号器9に出力し、符号率Rが3/4の信号が入力された
場合、デパンクチャリングすることによりビット挿入
し、その信号を復号器9に出力するようにされており、
監視回路11には、判定された符号率Rの情報が入力さ
れる。
【0076】図11は、図10に示した監視回路11の
構成を示すブロック図である。この構成における正規化
回数累計回路91には、ACS回路32からの正規化情報
とビット挿入器8からの符号化率情報が入力される。
【0077】図12は、図11に示した正規化回数累計
回路91の構成を示すブロック図である。この構成にお
いては、タイマ101と正規化回数累計カウンタ102
に、符号化率情報が入力される。正規化回数累計カウン
タ102には、正規化情報とタイマ101から出力され
たパルスも入力される。レジスタ103には、正規化回
数累計カウンタ102からの出力とタイマ101からの
パルスが入力される。
【0078】図13のタイミングチャートを参照して、
図12に示した正規化回数累計回路91の動作について
説明する。図13(A)に示したように伝送方式はQPSK
方式で共通だが、その符号化率Rが、1/2,3/4,
1/2の順で変化する場合で、図13(B)に示したよ
うに、タイマ101においてパルスが発生される場合に
ついて説明する。タイマ101において発生される所定
の時刻のパルスと、その次の時刻のパルスとの間隔を1
単位時間とする。
【0079】ここで、例えば、符号化率情報を、符号化
率R=1/2のとき1、符号化率R=3/4のとき0と
すると、図13(A)に示したように符号化率Rが変化
する場合、符号化率情報は、図13(C)に示したよう
になる。そして、正規化情報が、図13(D)に示した
ように、1単位時間内で、符号化率R=1/2の時、6
回、符号化率R=3/4の時、2回、合計8回の正規化
情報が正規回数累計カウンタ102に入力された場合、
正規化回数累計カウンタ102は、同一の符号化率Rの
時の正規化の回数、換言すれば、符号化率情報が1の間
のときしか、正規化の回数をカウントしない。
【0080】すなわち、図13(E)に示した例では、
符号化率R=1/2の時の正規化回数しかカウントしな
いので、1単位時間の正規化回数として、レジスタ10
3から、テーブル92に出力される値としては6とな
る。
【0081】テーブル92は、このようにして入力され
た値と、記憶しているテーブルを用いて、誤り率情報1
2を算出して出力する。テーブル92が記憶するテーブ
ルとしては、図5に示したテーブル、または図6で示し
たテーブルを用いることが可能である。また、関数fに
より誤り率情報12を求めるようにしても良い。
【0082】図14は、異なる伝送方式や符号化率Rが
混在する場合に誤り率情報12を推定する監視回路11
の他の構成を示すブロック図である。この構成において
は、符号化率Rが1/2の信号と3/4の信号とを分け
て誤り率情報12を推定する。正規化回数累計回路91
−1と正規化回数累計回路91−2には、ACS回路32
からの正規化情報が入力される。ビット挿入器8からの
符号化率情報は、正規化回数累計回路91−2とセレク
タ122に供給されると共に、NOT回路121を介して
正規化回数累計回路91−1にも供給される。正規化回
数累計回路91−1に入力される符号化率情報は、NOT
回路121を介して入力されるため、正規化回数累計回
路91−2とは相反する情報が入力される。
【0083】正規化回数累計回路91−1から出力され
た情報はテーブル92−1に、正規化回数累計回路91
−2から出力された情報はテーブル92−2に、それぞ
れ入力される。テーブル92−1とテーブル92−2か
ら出力された情報は、それぞれ、セレクタ122に入力
される。セレクタ122は、入力された符号化情報に基
づき、テーブル92−1,92−2から入力された情報
のうちの、一方を選択して出力する。
【0084】正規化回数累計回路91−1と正規化回数
累計回路91−2は、それぞれ、図12に示したような
構成である。正規化回数累計回路91−1は、符号化率
情報が符号化率R=1/2のとき入力された正規化回数
をカウントし、正規化回数累計回路91−2は符号化率
情報が符号化率R=3/4のとき入力された正規化回数
をカウントする。上述したように、正規化回数累計回路
91−1と正規化回数累計回路91−2に入力される符
号化率情報は、互いに相反する情報が入力されるので、
一方が正規化回数をカウントしている間、他方はカウン
トを行わない。
【0085】このようにして正規化回数累計回路91−
1,91−2によりカウントされた正規化回数は、それ
ぞれ対応するテーブル92−1,92−2に出力され
る。テーブル92−1には、図5(A)と図6(A)に
示したテーブルが記憶されており、テーブル92−2に
は、図5(B)と図6(B)に示したテーブルが記憶さ
れている。テーブル92−1,92−2は、それぞれ記
憶しているテーブルに従って、誤り率情報12を推定
し、その結果をセレクタ122に出力する。セレクタ1
22は、入力された符号化率情報が示す符号率に対応す
るテーブル92−1,92−2からの入力を選択し、誤
り率情報12として出力する。
【0086】図15は、監視回路11の他の構成を示す
ブロック図である。この構成におけるセレクタ131
は、符号化情報を用いずにテーブル92−1,92−2
からの入力を選択して出力する。セレクタ131の構成
を図16に示す。セレクタ131には、定数Cが記憶さ
れており、この定数Cと入力された値とを比較すること
により、出力する情報を決定する。すなわち、input0
をテーブル92−1からの入力とし、input1をテーブ
ル92−2からの入力とした場合、input0が定数Cよ
りも大きい場合、input0を誤り率情報12として出力
し、input0が定数Cよりも小さい、または同等である
場合、input1を誤り率情報12として出力する。
【0087】図17はセレクタ131の他の構成を示す
ブロック図である。このセレクタ131は、入力された
値に所定の重み付けを行った値を出力する。乗算器14
1−1には、テーブル92−1からの情報が入力され、
乗算器141−2には、テーブル92−2からの情報が
入力される。乗算器141−1,141−2は、それぞ
れ入力された値に、所定の値を乗算し、その値を加算器
142に出力する。加算器142は、入力された値を加
算して出力する。
【0088】図18は、乗算器141−1,141−2
により乗算される重み付けの値を示すテーブルである。
このテーブルは、図示されていない記憶部に記憶されて
おり、必要に応じて、セレクタ131の乗算器141−
1と乗算器141−2に供給される。また、このテーブ
ルは、図6に示したテーブルに対応したテーブルであ
る。重み付けの為の値は、符号化率R=1/2の方の誤
り率情報12(テーブル91−1から出力される情報)
をもとに決定される。例えば、乗算器141−1に入力
されたテーブル92−1からの情報が、2.5の場合、
乗算器141−1には、重み付けの値として1.0が、
乗算器141−2には、重み付けの値として0.0が供
給される。
【0089】図19は、重み付けの値としての他のテー
ブルである。このテーブルにおいては、符号化率R=3
/4の正規化累計数の情報をもとに、重み付けを行う場
合のテーブルである。このテーブルに従って、重み付け
を行う場合、乗算器141−1と乗算器141−2(図
17)に、それぞれ正規化回数累積回路91−2からの
出力が供給されるようにする。そして、乗算器141−
1,141−2は、それぞれ、入力された正規化情報に
基づいて、テーブル92−1,92−2から入力された
値に対して重み付けを行い出力する。例えば、正規化回
数累計回路91−2から出力された正規化累計数の情報
が570の場合、乗算器141−1は、テーブル92−
1から入力された値に、0.0を乗算し、乗算器141
−2は、テーブル92−2から入力された値に、1.0
を乗算して加算器142に出力する。
【0090】上述した説明においては、テーブル92−
1,92−2は、記憶しているテーブルから誤り率情報
12を推定するようにしたが、上述した関数を用いて推
定するようにしてもよい。すなわち、テーブル92−1
の代わりに、式(3)の関数を用いた関数演算回路を用
い、テーブル92−2の代わりに、式(2)の関数を用
いた関数演算回路を用いるようにしても良い。
【0091】異なる伝送方式(符号化率)で伝送された
2以上の信号を同時に受信し、処理する場合の監視回路
11について以下に説明する。図20は、異なる伝送方
式で伝送された2つの信号を同時に受信し、処理する監
視回路11を含む受信機の構成を示すブロック図であ
る。監視回路11は、復号器9と復号器9’の両方から
正規化情報が入力される。
【0092】図21は、図20の監視回路11の構成を
示すブロック図である。正規化回数累計回路91−1に
は、符号器9の正規化情報が入力され、正規化回数累計
回路91−2には、符号器9’の正規化情報が入力され
る。正規化回数累計回路91−1から出力された情報
は、テーブル92−1に入力され、正規化回数累計回路
91−2から出力された情報は、テーブル92−2に入
力される。テーブル92−1,92−2から出力された
情報は、それぞれセレクタ131に入力される。
【0093】正規化回数累計回路91−1,91−2
は、それぞれ図3に示したような構成とされており、正
規化回数累計回路91−1は、符号化率R=1/2の信
号の正規化回数を累計し、正規化回数累計回路91−2
は、符号化率R=3/4の信号の正規化回数を累計す
る。テーブル92−1は、図6(A)のテーブルを記憶
し、テーブル92−2は、図6(B)のテーブルを記憶
しているとする。そして、セレクタ131は、図17に
示したような構成をしており、図22に示すテーブルを
記憶し、この記憶されているテーブルに基づいて、入力
された値に対して重み付けをした値を出力する。
【0094】図22に示したテーブルは、符号化率R=
3/4の誤り率情報12の推定値(テーブル92−2か
ら出力された情報)をもとに、重み付けを行う場合のテ
ーブルを示している。例えば、テーブル92−2から出
力された推定値が、2.5の場合、セレクタ131は、
図22に示したテーブルに基づき、テーブル92−1か
ら入力された推定値に1.0を乗算し、テーブル92−
2から入力された推定値に0.0を乗算し、これらの値
を加え合わせた値を出力する。
【0095】上述したように、ステートメトリックを求
めるACS回路32で行われる正規化回数をもとに伝送路
上の誤り率を算出するようにしたので、回路規模を小型
化、簡略化することが可能である。また、異なる伝送方
式や符号率で伝送された信号に対しても、適切に誤り率
情報を推定することが可能となる。
【0096】本明細書中において、上記処理を実行する
コンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体に
は、磁気ディスク、CD-ROMなどの情報記録媒体の他、イ
ンターネット、デジタル衛星などのネットワークによる
伝送媒体も含まれる。
【0097】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の誤り率推定
装置、請求項5に記載の誤り率推定方法、および請求項
6に記載の提供媒体によれば、ステートメトリックを生
成する際に行われる正規化の回数を、所定時間内カウン
トし、そのカウントされた正規化回数により、信号の誤
り率を推定するようにしたので、信号の誤り率を推定す
る装置の構成を小型化し、高速に演算する事が可能とな
る。
【0098】請求項7に記載の誤り率推定装置、請求項
10に記載の誤り率推定方法、および請求項11に記載
の提供媒体によれば、ステートメトリックを生成する際
に行われる正規化の回数を、複数の伝送方式毎または符
号化率毎にカウントし、そのカウントされた正規化回数
により、信号毎の誤り率を推定するようにしたので、信
号の誤り率を推定する装置の構成を小型化し、高速に演
算する事が可能となる。
【0099】請求項12に記載の誤り率推定装置、請求
項13に記載の誤り率推定方法、および請求項14に記
載の提供媒体によれば、ステートメトリックを生成する
際に行われる正規化の回数を、複数の伝送方式毎または
符号化率毎にカウントし、そのカウントされた正規化回
数により、信号毎の誤り率を推定し、所定の伝送方式ま
たは符号化率の推定手段により推定された誤り率の値に
応じて、信号毎の誤り率に乗算する値を決定し、乗算
し、さらに加算して出力するようにしたので、亜信号の
誤り率を推定する装置の構成を小型化し、高速に演算す
る事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ACS回路32の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した監視回路11の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2の正規化回数累計回路91の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図3の正規化回数累計回路91の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【図5】テーブル92に記憶されるテーブルを示す図で
ある。
【図6】テーブル92に記憶されるテーブルを示す図で
ある。
【図7】監視回路11の他の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】図7の関数演算回路111の関数について説明
する図である。
【図9】異なる符号化率のフレーム構造を説明する図で
ある。
【図10】復号器9の他の構成について説明する図であ
る。
【図11】図10の監視回路11の構成を示すブロック
図である。
【図12】図11の正規化回数累計回路91の構成を示
すブロック図である。
【図13】図12の正規化回数累計回路91の動作を説
明するタイミングチャートである。
【図14】監視回路11の他の構成例を示すブロック図
である。
【図15】監視回路11のさらに他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図16】図15のセレクタ131の構成を示す図であ
る。
【図17】セレクタ131の構成を示す図である。
【図18】セレクタ131に記憶されているテーブルを
示す図である。
【図19】セレクタ131に記憶されているテーブルを
示す図である。
【図20】異なる符号率の信号を同時に受信する際の監
視回路と受信機との構成を示すブロック図である。
【図21】図20の監視回路11の構成を示すブロック
図である。
【図22】図21のセレクタ131に記憶されているテ
ーブルを示す図である。
【図23】送信装置と受信装置の構成を示すブロック図
である。
【図24】図23の符号化器3の構成を示すブロック図
である。
【図25】図23のパンクチャリング器4について説明
する図である。
【図26】パンクチャリング器4の入出力のデータを説
明する図である。
【図27】図23のマッピング器5が行う信号点の配置
について説明する図である。
【図28】図23のビット挿入器8について説明する図
である。
【図29】ビット挿入器8の入出力のデータを説明する
図である。
【図30】図23の復号器9の構成を示すブロック図で
ある。
【図31】トレリス線図である。
【図32】図30のACS回路32の構成を示すブロック
図である。
【図33】正規化を行うACS回路32の構成を示すブロ
ック図である。
【図34】図30の監視回路11の構成を示すブロック
図である。
【図35】図34の累積加算器61の構成を示すブロッ
ク図である。
【図36】図35の累積加算器61の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図37】図34のテーブル62に記憶されているテー
ブルを示す図である。
【符号の説明】
9 復号器, 11 監視回路,31 BM生成器,
32 ACS回路, 33 パスメモリ, 61 累積加
算器, 62 テーブル, 71 タイマ,72 最小
SM値累積装置, 73 レジスタ, 91 正規化回
数累積回路,92 テーブル, 101 タイマ, 1
02 正規化回数累積カウンタ,103 レジスタ,
111 関数演算回路, 122,131 セレクタ,
141 乗算器, 142 加算器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を受信し、復号する際、前記信号の
    誤り率を推定する誤り率推定装置において、 ステートメトリックを生成する際に行われる正規化の回
    数を、所定時間内カウントするカウント手段と、 前記カウント手段によりカウントされた前記正規化回数
    により、前記信号の誤り率を推定する推定手段とを含む
    ことを特徴とする誤り率推定装置。
  2. 【請求項2】 前記推定手段は、前記正規化回数と前記
    伝送路上の誤り率とが対応付けられたテーブルに基づい
    て、前記誤り率を推定することを特徴とする請求項1に
    記載の誤り率推定装置。
  3. 【請求項3】 前記推定手段は、前記カウント手段によ
    りカウントされた正規化された回数を所定の関数に代入
    することにより前記誤り率を推定することを特徴とする
    請求項1に記載の誤り率推定装置。
  4. 【請求項4】 前記カウント手段は、所定の伝送方式ま
    たは所定の符号化率の信号に対する前記正規化回数のみ
    をカウントすることを特徴とする請求項1に記載の誤り
    率推定装置。
  5. 【請求項5】 信号を受信し、復号する際、前記信号の
    誤り率を推定する誤り率推定装置の誤り率推定方法にお
    いて、 ステートメトリックを生成する際に行われる正規化の回
    数を、所定時間内カウントするカウントステップと、 前記カウントステップでカウントされた前記正規化回数
    により、前記信号の誤り率を推定する推定ステップとを
    含むことを特徴とする誤り率推定方法。
  6. 【請求項6】 信号を受信し、復号する際、前記信号の
    誤り率を推定する誤り率推定装置に、 ステートメトリックを生成する際に行われる正規化の回
    数を、所定時間内カウントするカウントステップと、 前記カウントステップでカウントされた前記正規化回数
    により、前記信号の誤り率を推定する推定ステップとを
    含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプ
    ログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  7. 【請求項7】 複数の伝送方式または符号化率が用いら
    た信号を受信し、復号する際、前記信号の誤り率を推定
    する誤り率推定装置において、 前記信号の伝送方式または符号化率を判定する判定手段
    と、 ステートメトリックを生成する際に行われる正規化の回
    数を、前記複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウン
    トするカウント手段と、 前記カウント手段によりカウントされた正規化回数によ
    り、前記信号毎の誤り率を推定する推定手段と、 前記推定手段により推定された前記信号毎の誤り率のう
    ちの1つを選択する選択手段とを含むことを特徴とする
    誤り率推定装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、前記判定手段により判
    定された伝送方式または符号化率に応じた前記誤り率を
    選択することを特徴とする請求項7に記載の誤り率推定
    装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、入力された複数の誤り
    率と所定の基準値とを比較することにより、出力する誤
    り率を選択することを特徴とする請求項7に記載の誤り
    率推定装置。
  10. 【請求項10】 複数の伝送方式または符号化率が用い
    らた信号を受信し、復号する際、前記信号の誤り率を推
    定する誤り率推定装置の誤り率推定方法において、 前記信号の伝送方式または符号化率を判定する判定ステ
    ップと、 ステートメトリックを生成する際に行われる正規化の回
    数を、前記複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウン
    トするカウントステップと、 前記カウントステップでカウントされた正規化回数によ
    り、前記信号毎の誤り率を推定する推定ステップと、 前記推定ステップで推定された前記信号毎の誤り率のう
    ちの1つを選択する選択ステップとを含むことを特徴と
    する誤り率推定方法。
  11. 【請求項11】 複数の伝送方式または符号化率が用い
    らた信号を受信し、復号する際、前記信号の誤り率を推
    定する誤り率推定装置に、 前記信号の伝送方式または符号化率を判定する判定ステ
    ップと、 ステートメトリックを生成する際に行われる正規化の回
    数を、前記複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウン
    トするカウントステップと、 前記カウントステップでカウントされた正規化回数によ
    り、前記信号毎の誤り率を推定する推定ステップと、 前記推定ステップで推定された前記信号毎の誤り率のう
    ちの1つを選択する選択ステップとを含む処理を実行さ
    せるコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供す
    ることを特徴とする提供媒体。
  12. 【請求項12】 複数の伝送方式または符号化率が用い
    らた信号を受信し、復号する際、前記信号の誤り率を推
    定する誤り率推定装置において、 ステートメトリックを生成する際に行われる正規化の回
    数を、前記複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウン
    トするカウント手段と、 前記カウント手段によりカウントされた正規化回数によ
    り、前記信号毎の誤り率を推定する推定手段と、 前記伝送方式または符号化率のうち、所定の伝送方式ま
    たは符号化率の前記推定手段により推定された前記誤り
    率の値に応じて、前記信号毎の誤り率に乗算する値を決
    定し、乗算する乗算手段と、 前記乗算手段から出力された前記信号毎の誤り率を加算
    し、出力する出力手段とを含むことを特徴とする誤り率
    推定装置。
  13. 【請求項13】 複数の伝送方式または符号化率が用い
    らた信号を受信し、復号する際、前記信号の誤り率を推
    定する誤り率推定装置の誤り率推定方法において、 ステートメトリックを生成する際に行われる正規化の回
    数を、前記複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウン
    トするカウントステップと、 前記カウントステップでカウントされた正規化回数によ
    り、前記信号毎の誤り率を推定する推定ステップと、 前記伝送方式または符号化率のうち、所定の伝送方式ま
    たは符号化率の前記推定ステップで推定された前記誤り
    率の値に応じて、前記信号毎の誤り率に乗算する値を決
    定し、乗算する乗算ステップと、 前記乗算ステップから出力された前記信号毎の誤り率を
    加算し、出力する出力ステップとを含むことを特徴とす
    る誤り率推定方法。
  14. 【請求項14】 複数の伝送方式または符号化率が用い
    らた信号を受信し、復号する際、前記信号の誤り率を推
    定する誤り率推定装置に、 ステートメトリックを生成する際に行われる正規化の回
    数を、前記複数の伝送方式毎または符号化率毎にカウン
    トするカウントステップと、 前記カウントステップでカウントされた正規化回数によ
    り、前記信号毎の誤り率を推定する推定ステップと、 前記伝送方式または符号化率のうち、所定の伝送方式ま
    たは符号化率の前記推定ステップで推定された前記誤り
    率の値に応じて、前記信号毎の誤り率に乗算する値を決
    定し、乗算する乗算ステップと、 前記乗算ステップから出力された前記信号毎の誤り率を
    加算し、出力する出力ステップとを含む処理を実行させ
    るコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供する
    ことを特徴とする提供媒体。
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