JP2000201050A - 表面弾性波装置用基板およびその製造方法 - Google Patents
表面弾性波装置用基板およびその製造方法Info
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Abstract
く、電気−機械結合係数や中心周波数の温度係数などの
圧電特性も良好で、弾性表面波の伝播速度の高い窒化ア
ルミ単結晶層を形成した弾性表面波装置用の基板および
その製造方法を提供しようとするものである。 【解決手段】α-Al2O3のサファイア単結晶基板1の表面
を、R(1-102)面より[11-20 ]軸を中心として−方向に
2°以上回転させてオフアングルを持たせた面とし、こ
の面上にMOCVDによってバッファ層として作用する
窒化ガリウム層2を0.1〜0.2μm の平均膜厚で成
膜し、さらにその上に窒化アルミ単結晶層3をMOCV
Dにより2μm 以上の平均膜厚に堆積形成する。これら
の窒化ガリウム層および窒化アルミ単結晶層を成膜して
いる間のサファイア単結晶基板の表面温度はほぼ950
℃と一定とするので、製造プロセスは簡単となる。
Description
用いる基板およびその製造方法に関するものであり、特
にα-Al2O3のサファイア単結晶基板の表面上にMOCV
Dにより形成したバッファ層およびその上に同じくMO
CVDによって堆積形成した窒化アルミ単結晶層を具え
る弾性表面波装置用基板およびその製造方法に関するも
のである。
しては水晶、LiNbO3、LiTaO3、Li2B4O7 などが使用され
ている。これらの基板材料は、重要な伝送特性である電
気−機械結合係数K2および遅延時間温度係数TCD が特に
優れているものとして選ばれてきた。一方、弾性表面波
装置の用途は近年ますます広がり、動作周波数が高いも
のが要求されるようになって来ている。しかしながら、
上述した水晶、LiNbO3、LiTaO3、Li2B4O7 などの基板の
弾性表面波の伝播速度は3000〜5000m/sec 程度である
が、GHz オーダーの弾性表面波装置では5000〜6000m/se
c 以上の伝播速度を有する基板が必要となる。
播速度の高い基板が必要となり、そのような要求を満た
すものとして窒化アルミ(AlN) を用いることが提案され
ている。この窒化アルミの電気−機械結合係数K2はほぼ
0.8%と水晶の5倍程度であり、中心周波数の温度係数T
CFの絶対値も20ppm/℃以下とすることができ
る。しかし、窒化アルミは非常に融点が高いので単体の
単結晶では得られにくいので、一般にはα-Al2O3のサフ
ァイアなどの単結晶基板上に単結晶薄膜を形成してい
る。このようなサファイア基板は入手し易いこと、格子
定数が窒化アルミの格子定数と大きくは相違していない
ことなどの理由によって使用されている。
化アルミ単結晶層を形成した弾性表面波装置用の基板を
用いることは提案されているが、本発明者は、サファイ
ア基板のR(1-102)面の表面をアンモニア雰囲気に曝すこ
とによって窒化アルミ単結晶層を形成する初期窒化を行
った後に、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor
Deposition: 金属有機物を用いる化学気相成長) 法によ
って窒化アルミ単結晶層を堆積形成することを試みた。
例えば、サファイア単結晶基板を収容したCVD装置
に、トリメチルアルミニウム(TMA) とアンモニア(NH3)
とを導入して窒化アルミを堆積させた。このようなMO
CVD法によって形成した窒化アルミ単結晶層も良好な
電気−機械結合係数K2を有していることを確認した。し
かし、実験室においてこのような弾性表面波装置の基板
を製造する際には、例えば5mm 角程度の小さなサファイ
ア基板を用いている。しかし、実用的な量産を行なうた
めには、例えば50.8mm(2インチ) 以上のサファイアウエ
ファを用い、その上に窒化アルミ単結晶層を形成し、さ
らにその上に所望の電極パターンを形成した後に、1チ
ップづつ切断するような製造方法を確立する必要があ
る。
サファイアウエファを用い、その上に上述した初期窒化
法によって窒化アルミ単結晶層を形成した後、上述した
MOCVD法によって1μm 以上の膜厚の窒化アルミ単
結晶層を堆積して弾性表面波装置用の基板を製造した
が、窒化アルミ単結晶層に1mm程度の間隔で多数のクラ
ックが発生することが確認された。このように窒化アル
ミ単結晶層に多数のクラックが入った基板を用いて弾性
表面波装置を製造すると、弾性表面波装置の伝送損失を
増大させ、デバイス特性を劣化させることになるので、
このような基板を用いては実用的な弾性表面波装置を製
造することができないことが分かった。
いて、サファイア基板上にGaN やAlN のようなIII-V 化
合物単結晶膜を成膜する場合にクラックの発生を防止す
るために、サファイア基板の表面に最初にバッファ層を
形成することが知られている。そこで、上述したクラッ
クの発生を防止するために、本発明者はサファイア基板
の表面に最初に厚さが5〜50nm程度ときわめて薄い窒化
アルミより成るバッファ層を形成し、さらにその上に厚
い窒化アルミ単結晶層を堆積する方法を試みた。この場
合、最初はサファイア基板の表面温度を300 〜450 ℃と
低くして窒化アルミの成膜を行い、その後900 〜1100℃
と基板の温度を高くして窒化アルミ単結晶層を堆積させ
た。このような方法で製造した窒化アルミ単結晶層には
上述したクラックは発生しなかったが、電気−機械結合
係数K2がほぼ零となってしまい、圧電特性が失われてし
まうことが分かった。上述した発光デバイスでは、圧電
特性の喪失は問題にならないが、本発明に係る弾性表面
波装置用の基板としては致命的な問題となる。このよう
にバッファ層を介在させることによって圧電特性が失わ
れてしまう理由は明らかではないが、窒化アルミ単結晶
層の表面の微細構造を観察すると、多数の双晶が存在し
ていることが確認された。
ンチ以上のサファイアウエファを用いる場合にもクラッ
クの発生を良好に抑止することができる弾性表面波装置
用基板およびその製造方法を既に提案している(特開平
10−107581号公報)。
装置用基板は、α-Al2O3のサファイア単結晶基板の表面
に窒化アルミ単結晶層を形成した弾性表面波装置用の基
板において、前記サファイア単結晶基板の表面を、R(1-
102)面より[11-20 ]軸を中心として回転させてオフア
ングルを持たせた面とし、この面上にMOCVDにより
堆積したバッファ層として作用する第1の窒化アルミ単
結晶層と、このバッファ層上に形成された第2の窒化ア
ルミ単結晶層とを以て形成したものである。
置用基板においては、バッファ層として作用する第1の
窒化アルミ単結晶層の膜厚は5〜50nm、特に10nmの近傍
とし、第2の窒化アルミ単結晶層の膜厚は1μm 以上と
している。また、このような2層構造を製造する場合に
は、サファイア基板をCVD装置内に入れたままでサフ
ァイア基板の表面温度を制御している。すなわち、バッ
ファ層を堆積形成する際には基板温度を300 〜450 ℃、
特にほぼ350 ℃の温度まで低下させ、第2の窒化アルミ
単結晶層を形成する際には、基板の表面温度を900 〜11
00℃、特にほぼ950 ℃まで加熱して堆積を行っている。
第1の窒化アルミ単結晶層を、比較的低い成膜温度で再
現性良く形成することは非常に困難であり、生産性に乏
しく、歩留りが低いという問題があった。その結果、弾
性表面波装置用基板としての特性も理想的なものとする
ことが困難であり、実用化が阻害されていた。
特性が良好であるとともに容易かつ正確に製造すること
ができる弾性表面波装置用基板およびその製造方法を提
供しようとするものである。
O3のサファイア単結晶基板の表面に、バッファ層として
作用する窒化ガリウム層を形成し、その上に前記窒化ガ
リウム層よりも平均膜厚の厚い窒化アルミ単結晶層を形
成したことを特徴とするものである。さらに本発明によ
る弾性表面波装置用基板は、α-Al2O3のサファイア単結
晶基板の表面に、バッファ層として作用する窒化アルミ
・ガリウム層を形成し、その上に前記窒化アルミ・ガリ
ウム層よりも平均膜厚の厚い窒化アルミ単結晶層を形成
したことを特徴とするものである。
例においては、前記サファイア単結晶基板の表面を、R
(1-102)面より[11-20 ]軸を中心として回転させてオ
フアングルを持たせた面とするのが好適である。この場
合、R(1-102)面を[11-20 ]軸を中心としてマイナス側
にほぼ2°以上回転させた面とするのが特に好適であ
る。このような弾性表面波装置用基板では窒化アルミ単
結晶層に殆どクラックが発生しないことを確かめた。
板においては、前記バッファ層として作用する窒化ガリ
ウム層または窒化アルミ・ガリウム層の平均膜厚をほぼ
0.1〜0.2μm とし、このバッファ層として作用す
る窒化ガリウム層または窒化アルミ・ガリウム層の上に
形成される窒化アルミ単結晶層の平均膜厚をほぼ2μm
以上とするのが好適である。本発明によれば、このよう
にバッファ層の平均膜厚を厚くすることができるので、
製造工程は簡単になるとともに窒化アルミ単結晶層の平
均膜厚を十分厚くすることができるので電気−機械結合
係数k2がほぼ0.8%、中心周波数の温度係数TCFが
ほぼ−20ppm/℃の弾性表面波装置用基板を実現す
ることができる。ここで、本発明においては、上述した
窒化ガリウム層または窒化アルミ・ガリウム層より成る
バッファ層は、サファイア単結晶基板の表面上に均一に
成膜されるのではなく、凹凸が存在する。したがって、
バッファ層の膜厚を薄くする場合には、窒化ガリウムま
たは窒化アルミ・ガリウムが存在しない領域も発生す
る。したがって、このような凹凸を有するバッファ層表
面の上に形成される窒化アルミ単結晶層の表面も凹凸を
有するものとなる。本発明においてはこのような凹凸を
有する層の膜厚を平均膜厚として示した。また、窒化ア
ルミ単結晶層平均膜厚は、凹凸をなくすように研磨した
後の平均膜厚であり、研磨前の平均膜厚は、例えば3μ
m以上とするのが好適である。
板の製造方法は、α-Al2O3のサファイア単結晶基板のR
(1-102)面を、[11-20 ]軸を中心として回転させてオ
フアングルを持たせた面上にMOCVDによりバッファ
層として作用する窒化ガリウム層を堆積形成し、さらに
この窒化ガリウム層の表面にMOCVDにより窒化アル
ミ単結晶層を堆積形成したことを特徴とするものであ
る。
基板の製造方法を実施するに当たっては、α-Al2O3のサ
ファイア単結晶基板のR(1-102)面を、[11-20 ]軸を中
心として、特に−側にほぼ2°以上回転させてオフアン
グルを持たせた面上にMOCVDによりバッファ層とし
て作用する窒化アルミ・ガリウム層を堆積形成し、さら
にこの窒化アルミ・ガリウム層の表面にMOCVDによ
り窒化アルミ単結晶層を堆積形成するのが好適である。
方法においては、前記サファイア単結晶基板を900℃
以上の温度に加熱しておいて、前記バッファ層および窒
化アルミ単結晶層をMOCVDで堆積形成することがで
き、上述した従来技術のようにバッファ層を形成する際
に低温でMOCVDを行なう場合に比べてプロセスは簡
単となる。また、バッファ層をMOCVDによって形成
するに先立って、水素アニールを行った後、初期窒化処
理を行なうこともできる。このような初期窒化処理を施
すことによって、サファイア単結晶基板に表面に100
Å以下のきわめて薄い窒化アルミ単結晶層が形成され、
この窒化アルミ薄層の上に上述したバッファ層が形成さ
れることになる。
面波装置用基板の一実施例を製造する順次の工程を示す
断面図である。先ず、図1に示すように、α-Al2O3なる
組成によって表されるサファイア単結晶ウエファ1を準
備する。このサファイア単結晶ウエファ1は3インチの
直径を有するものとし、その厚さは約 450μm とする。
本発明においては、このサファイア単結晶ウエファ1の
表面の上にバッファ層として窒化ガリウム層を形成し、
さらにその上に窒化アルミ単結晶層を形成するものであ
るが、このウエファの表面を、R(1-102)面より[11-20
]軸を中心として所定の角度だけ回転させてオフアン
グルを持たせた面とする。
びa軸として表示した[11-20 ]軸を示すものである。
本発明では、上述したようにR面をa軸を中心として回
転させてオフアングルを持たせた面を使用するが、この
回転方向は両矢印で示すように二つある。図5は、上述
したR面のa軸を中心とする回転の方向を定義する線図
であり、時計方向に回転する場合を+とし、反時計方向
に回転する場合を−とする。図5には、c軸も示してあ
り、このc軸とR面との成す角度を図6に示す。図6B
はオフアングルを持たせない場合を示し、図6AはR面
を−方向に回転させた場合を示し、図6CはR面を+方
向に回転させた場合を示すものである。後述するように
本発明においてはR面を−方向に回転させることにより
クラックの発生を有効に抑止できることを確かめた。
]軸を中心として所定の角度だけ回転させてオフアン
グルを持たせた面を表面としたサファイア単結晶ウエフ
ァ1の表面に、図2に示すようにバッファ層として作用
する窒化ガリウム層2をMOCVD法により堆積形成す
る。上述したように、この窒化ガリウム層2の表面には
凹凸が存在しており、その膜厚が薄い場合には、窒化ガ
リウムが堆積されていない部分もある。このような凹凸
を有する窒化ガリウム層2の膜厚は平均膜厚として示
す。本例では、この窒化ガリウム層2の平均膜厚を0.
13μmとするが、本発明では後述するように0.1μ
m以上とするのが次に成膜する窒化アルミ単結晶層での
クラックの発生を抑止する上で好適である。
の上に窒化アルミ単結晶層3を同じくMOCVD法によ
って形成する。すなわち、本発明においては、サファイ
ア単結晶ウエファ1の表面にバッファ層として窒化ガリ
ウム層2を形成し、さらにその上に窒化アルミ単結晶層
3を形成する。上述したように、この窒化アルミ単結晶
層3の表面にもバッファ層として作用する窒化ガリウム
層2の表面に対応した凹凸がある。このままでは弾性表
面波デバイスの電極を形成することができないので、表
面を平坦に研磨する。この研磨した後の窒化アルミ単結
晶層3の膜厚の平均値を平均膜厚として示す。上述した
ようにオフアングルを持たせたサファイア単結晶ウエフ
ァ1の表面上に堆積形成される窒化アルミ単結晶層3の
表面は(1-210) 面から基板のオフアングルに対応した角
度だけずれた面となる。図4には、この窒化アルミ単結
晶層の(1-210) 面も示した。本例では、この窒化アルミ
単結晶層2の平均膜厚を約2.3μm とするが、所望の
弾性表面波特性を得るにはほぼ2μm 以上とするのが好
適である。このようにして窒化ガリウム層2および窒化
アルミ単結晶層3をMOCVDによって順次に堆積形成
した後に、窒化アルミ単結晶層の上に通常のように所望
の電極パターンを形成した後、所望の大きさのチップが
得られるようにスライスし、このようにして得られるチ
ップをパッケージに入れ、所望の配線を施した後に、気
密に封止して弾性表面波装置を得ることができる。
リウム層2および窒化アルミ単結晶層3をMOCVD法
によって順次に堆積して形成するが、この成膜処理条件
について次に説明する。図7に示すように、先ず、上述
したようにオフアングルを持たせたサファイア単結晶ウ
エファ1をCVD装置内に装填し、サファイア単結晶ウ
エファ1を約1000℃の温度に加熱して水素ガスを導入
し、約30分間水素アニールを行なう。なお、成膜処理
中CVD装置の圧力はほぼ15Torrに保つ。その後、サ
ファイア単結晶ウエファ1の表面温度をほぼ950 ℃の温
度まで下げるとともに水素あるいは窒素ガスをキャリア
ガスとしてアンモニア(NH3) を1〜5リットル毎分の流
量で約5分間導入して初期窒化処理を施す。この初期窒
化処理によってサファイア単結晶ウエファ1の表面には
平均膜厚が数十Åのきわめて薄いAlNO膜が形成される
が、図2では示していない。
mol 毎分とアンモニア(NH3) を2リットル毎分の流量で
約10分間導入して窒化ガリウムを堆積させて平均膜厚
がほぼ0.13μm の窒化ガリウム層2を形成する。そ
の後、トリメチルガリウム(TMG) に代えてトリメチルア
ルミニウム(TMA) を30μmol 毎分とアンモニア(NH3)
を1〜5リットル毎分の流量でほぼ120分間に亘って
導入して厚さが約2.3μm の窒化アルミ単結晶層3を
堆積形成する。その後、キャリア水素ガスのみを導入し
ながらサファイア単結晶ウエファ1の温度を常温まで徐
々に低下させる。
ァ1をCVD装置から取り出すことなく、窒化ガリウム
層2および窒化アルミ単結晶層3を連続して堆積させる
ことができ、しかもサファイア単結晶基板1の表面温度
は一定に保ったままであるので、プロセスは簡単にな
る。
より[11-20 ]軸を中心として所定の角度だけ回転させ
てオフアングルを持たせた面としたサファイア単結晶基
板1を用いるが、この回転角とクラックの発生状況との
関係を調べた結果を次に説明する。図8の横軸は上述し
た回転角度を示し、R(1-102)面より[11-20 ]軸を中心
として+方向に4°まで、−方向に4°まで回転させた
ときのクラックの発生率を縦軸に取って示すものであ
る。図8から明らかなように、回転角度零度のとき、す
なわち回転をさせないときにはクラックの発生率はほぼ
70%と大きく、+方向に回転させるとクラック発生率
はさらに増大するが、─方向に回転させるとクラック発
生率は急激に減少する。この−方向へは、2°以上回転
させることによってクラックの発生率はほぼ零となるこ
とが分かった。
厚を変化させたときのクラック発生状況を示すグラフで
ある。サファイア単結晶基板1としてはオフアングルを
−4°とした表面に平均膜厚を種々に変化させた窒化ガ
リウム層2を成膜し、さらにその上に平均膜厚が2μm
の窒化アルミ単結晶層3を成膜したものである。また、
クラックの発生状況は、3インチのウエファ内に発生し
たクラックの本数で表した。
て作用する窒化ガリウム層2の平均膜厚を0.1μm よ
りも薄くすると、実用上障害となる可能性のある本数の
クラックが発生するが、0.1μm 以上とするとクラッ
クの発生は著しく抑止されることが分かった。また、窒
化ガリウム層2の平均膜厚を0.2μm よりも厚くして
もクラック発生の抑止効果には差がないので、窒化ガリ
ウム層2の平均膜厚は0.1〜0.2μm とするのが好
適であることが分かった。
0.1μm の平均膜厚の窒化ガリウム層を成膜し、さら
にその上に2.3μm の平均膜厚の窒化アルミ単結晶層
を成膜した弾性表面波装置用基板の上にインターディジ
タル型の電極を形成して構成したトランスデューサを具
える弾性表面波装置の一例である弾性表面波フィルタを
示す平面図である。本例では隣接する電極指を交叉させ
た正規型のインターディジタル電極21および22を対向配
設して入力側トランスデューサ23を構成し、このトラン
スデューサと所定の間隔を置いて同じく隣接する電極指
を交叉させた正規型の一対の電極24および25を配置して
出力側のトランスデューサ26を構成する。本発明による
弾性表面波装置用の基板の窒化アルミ単結晶層は弾性表
面波の伝播速度が5000m/sec 以上と高いので、電極21,
22, 24, 25の巾および電極指間の間隔を適当に設定する
ことによりGHz オーダーのきわめて高い動作周波数を有
する弾性表面波フィルタを実現することができる。
の中心周波数の温度係数TCF(Temperature Coeffici
ent of Frequency) を示すものである。本例では、弾性
表面波フィルタの設計中心周波数を2500MHz とし、波長
λを2.25μm としたものである。またTCF特性は、上
述した設計中心周波数を f0 とするとき、(f-f0)/f0(pp
m)で表わされるものである。このグラフから明らかなよ
うに、本発明による弾性表面波装置用基板によれば、理
論的なTCFに近い-20 ppm/℃が得られている。
ものではなく、幾多の変更や変形が可能である。例え
ば、上述した実施例においては、バッファ層として窒化
ガリウム層を用いたが、窒化アルミ・ガリウム(Al-Ga-
N) 層を用いることもできる。この場合、アルミとガリ
ウムとの組成比は、MOCVD処理におけるNH 3, TMGお
よびTMA の導入割合を調整することによって種々に変化
させることができる。さらに、このバッファ層の組成を
その平均膜厚方向に一定とせずに徐々に変化させること
もできる。この場合には、例えばTMG の導入割合を徐々
に減少させるとともにTMA の導入割合を徐々に増大させ
ることができる。このような窒化アルミ・ガリウム(Al-
Ga-N) 層をバッファ層として用いる場合にも上述した実
施例と同様の効果を得ることができる。
直径が3インチのものを使用したが、それ以上の大きい
ウエファやそれよりも小さなサファイア単結晶基板を用
いることもできる。しかし、大きなサファイア単結晶基
板を用いる場合に本発明の効果がより効果的となるの
で、2インチ以上のサファイア単結晶ウエファを用いる
のが好適である。また、上述した弾性表面波装置の実施
例では、正規型の電極を用いた弾性表面波フィルタとし
たが、他の型式の電極や重み付けした電極などを用いる
こともできる。さらに、弾性表面波装置としては、弾性
表面波フィルタの他に弾性表面波共振器、ディレーライ
ンなどの他の弾性表面波装置とすることもできる。
波装置用基板およびその製造方法によれば、2インチ以
上の大きなサファイア単結晶ウエファを用いても、クラ
ックの発生がなく、しかも弾性表面波装置としての重要
な特性である電気−機械結合係数K2が十分に大きく、中
心周波数の温度係数TCFも非常に小さくかつ弾性表面
波の伝播速度の高い窒化アルミ単結晶層を得ることがで
き、これによって特に高周波数で動作する特性の優れた
弾性表面波装置を低コストで提供することができる。ま
た、バッファ層の平均膜厚を容易かつ正確に制御するこ
とができる程度に厚くすることができるとととも高温で
の成膜が可能であるので、製造プロセスは簡単になり、
製造コストを下げることができる。
製造方法の最初の工程を示す断面図である。
る。
る。
アルミ単結晶層の(1-210) 面とを示す線図である。
とした回転の方向を示す線図である。
a軸を中心として回転したときのR面とc軸との関係を
示す線図である。
製造方法の一実施例におけるサファイア単結晶ウエファ
の表面温度の変化を示すグラフである。
とした回転の角度とクラック発生率との関係を示すグラ
フである。
の発生状況との関係を示すグラフである。
板を具える弾性表面波フィルタの構成を示す平面図であ
る。
板の中心周波数の温度係数を示すグラフである。
層、3 窒化アルミ単結晶層、 21, 22, 24, 25 イン
ターディジタル型電極、 23 入力側トランスデュー
サ、 26 出力側トランスデューサ
Claims (14)
- 【請求項1】α-Al2O3のサファイア単結晶基板の表面
に、バッファ層として作用する窒化ガリウム層を形成
し、その上に前記窒化ガリウム層よりも平均膜厚の厚い
窒化アルミ単結晶層を形成したことを特徴とする弾性表
面波装置用基板。 - 【請求項2】α-Al2O3のサファイア単結晶基板の表面
に、バッファ層として作用する窒化アルミ・ガリウム層
を形成し、その上に前記窒化アルミ・ガリウム層よりも
平均膜厚の厚い窒化アルミ単結晶層を形成したことを特
徴とする弾性表面波装置用基板。 - 【請求項3】前記サファイア単結晶基板の表面を、R(1-
102)面より[11-20 ]軸を中心として回転させてオフア
ングルを持たせた面としたことを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の弾性表面波装置用基板。 - 【請求項4】前記サファイア基板の表面を、R(1-102)面
より[11-20 ]軸を中心としてマイナス側に回転させた
面としたことを特徴とする請求項3に記載の弾性表面波
装置用基板。 - 【請求項5】前記サファイア基板の表面を、R(1-102)面
より[11-20 ]軸を中心として−側にほぼ2°以上回転
させた面としたことを特徴とする請求項4に記載の弾性
表面波装置用基板。 - 【請求項6】前記バッファ層として作用する窒化ガリウ
ム層または窒化アルミ・ガリウム層の平均膜厚をほぼ
0.1〜0.2μm としたことを特徴とする請求項1〜
5の何れかに記載の弾性表面波装置用基板。 - 【請求項7】前記バッファ層として作用する窒化ガリウ
ム層または窒化アルミ・ガリウム層の上に形成される窒
化アルミ単結晶層の平均膜厚をほぼ2μm 以上としたこ
とを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の弾性表面
波装置用基板。 - 【請求項8】弾性表面波特性として電気−機械結合係数
k2がほぼ0.8%で、中心周波数の温度係数TCFがほ
ぼ−20ppm/℃であることを特徴とする請求項1〜
7の何れかに記載の弾性表面波装置用基板。 - 【請求項9】α-Al2O3のサファイア単結晶基板のR(1-10
2)面を、[11-20 ]軸を中心として回転させてオフアン
グルを持たせた面上にMOCVDによりバッファ層とし
て作用する窒化ガリウム層を堆積形成し、さらにこの窒
化ガリウム層の表面にMOCVDにより窒化アルミ単結
晶層を堆積形成することを特徴とする弾性表面波装置用
基板の製造方法。 - 【請求項10】α-Al2O3のサファイア単結晶基板のR(1-
102)面を、[11-20 ]軸を中心として回転させてオフア
ングルを持たせた面上にMOCVDによりバッファ層と
して作用する窒化アルミ・ガリウム層を堆積形成し、さ
らにこの窒化アルミ・ガリウム層の表面にMOCVDに
より窒化アルミ単結晶層を堆積形成することを特徴とす
る弾性表面波装置用基板の製造方法。 - 【請求項11】前記サファイア基板の表面を、R(1-102)
面より[11-20 ]軸を中心として−側にほぼ2°以上回
転させた面とすることを特徴とする請求項9または10
に記載の弾性表面波装置用基板の製造方法。 - 【請求項12】前記バッファ層および窒化アルミ単結晶
層をMOCVDで堆積形成する際に、前記サファイア単
結晶基板を900℃以上の温度に加熱することを特徴と
する請求項9〜11の何れかに記載の弾性表面波装置用
基板の製造方法。 - 【請求項13】前記バッファ層をほぼ0.1〜0.2μ
m の平均膜厚に形成し、前記窒化アルミ単結晶層をほぼ
2μm 以上の平均膜厚に形成することを特徴とする請求
項9〜11の何れかに記載の弾性表面波装置用基板の製
造方法。 - 【請求項14】前記バッファ層をMOCVDによって形
成するに先立って、水素アニールを行った後、初期窒化
処理を行なうことを特徴とする請求項9〜13の何れか
に記載の弾性表面波装置用基板の製造方法。
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