JP2000200240A - 周辺機器及び周辺機器制御方法及び周辺機器制御システム及び周辺機器制御プログラムを記憶した記憶媒体及び周辺機器制御プログラムを送出する送出装置及び周辺機器制御プログラム製品 - Google Patents

周辺機器及び周辺機器制御方法及び周辺機器制御システム及び周辺機器制御プログラムを記憶した記憶媒体及び周辺機器制御プログラムを送出する送出装置及び周辺機器制御プログラム製品

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JP2000200240A
JP2000200240A JP21540399A JP21540399A JP2000200240A JP 2000200240 A JP2000200240 A JP 2000200240A JP 21540399 A JP21540399 A JP 21540399A JP 21540399 A JP21540399 A JP 21540399A JP 2000200240 A JP2000200240 A JP 2000200240A
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Yasuhiko Sasaki
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Mamoru Osada
守 長田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーにとって使い勝手の良い、多機能な
周辺機器を提供することである。 【解決手段】 情報処理装置からジョブが投入される論
理デバイスの機能を保持し当該論理デバイスに投入され
たジョブを管理する論理デバイス制御プログラムで入力
したジョブを解析させた後、周辺機器のデバイスエンジ
ンの機能を保持し当該デバイスエンジンでのジョブを管
理する物理デバイス制御プログラムで前記ジョブを解析
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク、IE
EE 1394等の接続形態を介して情報処理装置から制御さ
れるプリンタ、スキャナ、ファックス、コピー機等の周
辺機器及び周辺機器制御方法及び周辺機器制御システム
及び周辺機器制御プログラムを記憶した記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク等に接続されたプリンタ、
スキャナ、ファックス、コピー機に対して、ホストコン
ピューター(情報処理装置)からジョブを発行したり、
これらの周辺機器を管理したりする場合には、予め周辺
機器の種類や機種を把握した上で、機種に対応した適当
なドライバ等の周辺機器制御ソフトウエア(制御プログ
ラム)をホストコンピューターに用意する必要がある。
また、ネットワーク等にプリンタエンジン、スキャナエ
ンジンの機能を備えた多機能周辺機器(MFP :Multi-Fun
ction Peripheral)が接続されている場合には、それに
対応した適当なドライバ等の周辺機器制御ソフトウエア
(制御プログラム)をホストコンピューターに用意する
必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多機能周辺機器はプリンタエンジンとスキャナエンジン
が有する機能(物理デバイス制御プログラムの機能)を
そのままユーザーが使用できる機能としていたため、以
下の課題があった。 (1) ユーザーが使用できる機能を制限して、機能制
限が加わる場合には課金を割り引く等の細かな管理が困
難である。 (2) プリントエンジンを複数有するコピー機では、
プリントエンジン毎にプリンタ或いはコピー機としてそ
の機能を提供するため、複数のプリントエンジンを使用
して論理プリンタ或いは論理コピー機を構成しこれを一
つのプリンタ或いはコピー機としてユーザーに提示した
り、自動的にプリンタエンジンを選択する機能を有する
論理プリンタ或いは論理コピー機を提示できなかった。 (3) 一つのプリントエンジンを使用して、別々の機
能を有する複数の論理プリンタ或いは論理コピー機とし
てユーザーに提供することができなかった。 (4) 多機能周辺機器の機能毎にコマンド体系が異な
るため、統一した機器管理が困難であった。 (5) ネットワーク、セントロニクスインタフェー
ス、SCSI、IEEE1394などの複数の接続形態
によって利用できる機能は、予め固定的に決まってお
り、接続形態毎に利用可能な機能を変更することができ
なかった。
【0004】本発明の目的は、ユーザーにとって使い勝
手の良い、多機能な周辺機器及び周辺機器制御方法及び
周辺機器制御システム及び周辺機器制御プログラムを記
憶した記憶媒体を提供することにある。
【0005】また、本発明の目的は、上記のような周辺
機器及び周辺機器制御方法を実現するための周辺機器制
御プログラムを送出する送出装置及び上記のような周辺
機器及び周辺機器制御方法を実現するための周辺機器制
御プログラム製品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の周辺機器は、情報処理装置と接続された周辺
機器であって、前記情報処理装置からパケットデータか
ら構成されるジョブを入力する入力手段と、前記情報処
理装置からジョブが投入される論理デバイスの機能を保
持し当該論理デバイスに投入されたジョブを管理する論
理デバイス制御プログラムで前記入力手段で入力したジ
ョブを解析させた後、前記周辺機器のデバイスエンジン
の機能を保持し当該デバイスエンジンでのジョブを管理
する物理デバイス制御プログラムで前記ジョブを解析さ
せる制御手段とを有する。
【0007】上記目的を達成するための本発明の周辺機
器制御方法は、情報処理装置と接続された周辺機器にお
ける周辺機器制御方法であって、前記情報処理装置から
パケットデータから構成されるジョブを入力し、前記情
報処理装置からジョブが投入される論理デバイスの機能
を保持し当該論理デバイスに投入されたジョブを管理す
る論理デバイス制御プログラムで前記入力したジョブを
解析させた後、前記周辺機器のデバイスエンジンの機能
を保持し当該デバイスエンジンでのジョブを管理する物
理デバイス制御プログラムで前記ジョブを解析させる。
【0008】上記目的を達成するための本発明の記憶媒
体は、情報処理装置と接続された周辺機器で実行される
周辺機器制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、
前記情報処理装置からパケットデータから構成されるジ
ョブを入力し、前記情報処理装置からジョブが投入され
る論理デバイスの機能を保持し当該論理デバイスに投入
されたジョブを管理する論理デバイス制御プログラムで
前記入力したジョブを解析させた後、前記周辺機器のデ
バイスエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジンで
のジョブを管理する物理デバイス制御プログラムで前記
ジョブを解析させる周辺機器制御プログラムを記憶す
る。
【0009】上記目的を達成するための本発明の送出装
置は、情報処理装置と接続された周辺機器で実行される
周辺機器制御プログラムを送出する送出装置であって、
前記情報処理装置からパケットデータから構成されるジ
ョブを入力し、前記情報処理装置からジョブが投入され
る論理デバイスの機能を保持し当該論理デバイスに投入
されたジョブを管理する論理デバイス制御プログラムで
前記入力したジョブを解析させた後、前記周辺機器のデ
バイスエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジンで
のジョブを管理する物理デバイス制御プログラムで前記
ジョブを解析させる周辺機器制御プログラムを送出す
る。
【0010】上記目的を達成するための本発明の周辺機
器制御プログラム製品は、情報処理装置と接続された周
辺機器で実行される周辺機器制御プログラム製品であっ
て、前記情報処理装置からパケットデータから構成され
るジョブを入力し、前記情報処理装置からジョブが投入
される論理デバイスの機能を保持し当該論理デバイスに
投入されたジョブを管理する論理デバイス制御プログラ
ムで前記入力したジョブを解析させた後、前記周辺機器
のデバイスエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジ
ンでのジョブを管理する物理デバイス制御プログラムで
前記ジョブを解析させる周辺機器制御プログラム製品で
ある。
【0011】上記目的を達成するための本発明の周辺機
器制御システムは、情報処理装置と周辺機器から構成さ
れる周辺機器制御システムであって、前記周辺機器へパ
ケットデータから構成されるジョブを出力する出力手段
と、前記出力手段から出力された前記ジョブを入力する
入力手段と、前記情報処理装置からジョブが投入される
論理デバイスの機能を保持し当該論理デバイスに投入さ
れたジョブを管理する論理デバイス制御プログラムで前
記入力したジョブを解析させた後、前記周辺機器のデバ
イスエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジンでの
ジョブを管理する物理デバイス制御プログラムで前記ジ
ョブを解析させる制御手段とを有する。
【0012】
【発明の実施の形態】(多機能周辺機器の構成)図1
は、本発明の一実施形態を示す多機能周辺機器(MFP :M
ulti-Function Peripheral)の構成を示す図である。
【0013】図1において、101は多機能周辺機器を制御
するためのコントローラであり、図3に示すハードウエ
ア構成を有し、図76の記憶媒体としてのDISK315に示す
ようなソフトウエア(制御プログラム)構成を有してい
る。102はスキャナエンジンであり、コントローラ101に
よって制御されている。103、104はレーザービームプリ
ンタエンジン(LBP)1、2であり、コントローラ101によ
って制御されている。103のレーザービームプリンタエ
ンジン1はフィニッシャー106に接続されており、同プリ
ンタエンジンから出力された複数の記録媒体(例えば、
紙)をまとめてステープル(ホッチキス)処理すること
が可能となっている。フィニッシャー106もコントロー
ラ101によって制御されている。105はインクジェットプ
リントエンジン(IJP)でカラー印字も可能であり、コ
ントローラ101によって制御されている。107はネットワ
ーク(イーサーネット)インターフェースであり、コン
トローラ101に対して同インターフェースを通した双方
向通信を提供している。108はIEEE1394インターフェー
スであり、コントローラ101に対して同インターフェー
スを通した双方向通信を提供している。109はIEEE1284
インターフェースであり、コントローラ101に対して同
インターフェースを通した双方向通信を提供している。
110はユーザーインタフェースであり、LCDディスプレイ
とキーボードから構成されており、コントローラ101か
らの情報表示を行うとともにユーザからの指示をコント
ローラ101に伝える。
【0014】以上のような構成を有する多機能周辺機器
は、3つの物理プリンタ、LBP103(B/W, Finisher付), LB
P104(B/W), IJP105(Color)を選択させてプリントジョブ
の発行を可能にする。また、4つの論理プリンタ(クラ
スタ)プリンタ、LBP103+LBP104, LBP104+IJP105, LBP1
03+IJP105, LBP103+LBP104+IJP105を選択させてプリン
トジョブの発行を可能にする。また、上記7つのプリン
タ、LBP103, LBP104, IJP105, LBP103+LBP104, LBP104+
IJP105, LBP103+IJP105, LBP103+LBP104+IJP105から自
動選択させてプリントジョブの発行を可能にする。更
に、IJPを使用し、白黒のみ印刷可能なプリンターとす
る論理プリンターを構成しプリントジョブの発行を可能
にする。
【0015】また、外部からスキャンジョブの発行が可
能になり、カラー原稿の読込みが可能になる。また、ス
キャナーと上記8つのプリンタ、LBP103, LBP104, IJP10
5, LBP103+LBP104, LBP104+IJP105, LBP103+IJP105, LB
P103+LBP104+IJP105白黒のみ印刷可能なIJPを選択(自
動選択も可能)させてコピージョブの発行を可能にす
る。更に、プリンタがIJPのみの場合にはカラーコピー
ジョブの発行を可能にする。
【0016】また、フォント、フォームオーバーレイを
プリントジョブで使用でき、アップロード・ダウンロー
ドが可能でリソース管理ができる。また、カラープロフ
ァイルをプリントジョブ・スキャンジョブ・コピージョ
ブで使用でき、アップロード・ダウンロードが可能でリ
ソース管理ができる。更にログを機器内部で自動生成で
きアップロードが可能になる。
【0017】また、Network(Ethernet, TCP/IP), IEEE1
284, IEEE1394のどのインターフェースからでも、全て
の機能を使用可能である。また、各インターフェースご
とにサブアドレスと物理・論理デバイス(プリンター、
スキャナ、コピー)および各リソースの対応が取られて
おり、サブアドレスを選択することによりこれらの物理
・論理デバイスおよび各リソースを選択することが可能
になる。これらの各インターフェースの各サブアドレス
に対して、同時にジョブを発行およびダウンロード・ア
ップロードを指示することが可能になる。また、サブア
ドレスと物理・論理デバイスおよび各リソースとの対応
は、機器自身に問い合わせることにより得られる。更
に、内部で持つユーザーインターフェースからも、機能
を使用可能になる。
【0018】また、外部から上記インターフェースを通
して後述するSupervisorに問い合わせることにより、提
供している機能概要(どんなジョブが発行できるか、ど
んなリソースが利用できるかなど)、ジョブ発行、リソ
ースのダウンロード・アップロードに使用するサブアド
レス、各機能の詳細情報(最大コピー部数、フィニシャ
ーの種類サポートしているPDL、指定できる出力BINの数
等)を取得可能になる。上記情報を使用して、Client側
ではソフトウエア(制御プログラム)を自動構成するこ
とも可能になる。ただし、この問合わせに使用するサブ
アドレスだけは各インターフェースにおいて、Clientは
あらかじめ知っておく必要がある。管理者は、上記の各
種機能を接続形態および使用ユーザにより制限可能にな
る。
【0019】(全体システム構成)図2は本実施形態の
システム構成を示す図である。図2において、201は図1
に示す多機能周辺機器(MFP)で、多機能周辺機器201は
ネットワークインタフェースケーブル208(10BASE-
T)、IEEE1394インタフェースケーブル206、IEEE1284イ
ンタフェースケーブル207によってClientPC202、203、2
04、205(情報処理装置)にそれぞれ接続されている。
図78に示すような各Client PCでは、図77に示す記憶媒
体としての後述するDISK6009に記憶されている各種ソフ
トウエア(制御プログラム)が動作している。Ethernet
208に接続されているClientPC202、203はIPアドレス、ポ
ート番号を指定して多機能周辺機器201に接続しIPパケ
ットデータを出力する。IEEE1394インタフェース206に
接続されているClientPC204はノードIDとLUN(ロジカル
ユニットナンバー)を指定して多機能周辺機器201と接
続しSBPー2パケットデータを出力する。IEEE1284インタ
フェース207に接続されているClientPC205はソケット番
号を指定して多機能周辺機器201と接続しIEEE1284.4パ
ケットデータを出力する。
【0020】(コントローラのハードウエア構成)図3
は、図1に示す本実施形態のコントローラ101のハードウ
エア構成を示す図である。コントローラ101の内部で
は、CPU301がバス313を介して、Memory(RAM)302,ユーザ
ーインターフェース(操作部)110を構成するLCDディス
プレイ303及びキーボード304,ROM314, DISK315が接続さ
れている。図76に示す各種プログラム及びデータは、ハ
ードディスクやフロッピーディスク等のDISK315(記憶
媒体)に記憶されており、必要に応じて順次Memory(RA
M)302に読み出されてCPU301で実行される。このDISK315
は、MFP201に着脱可能でもMFP201に内蔵されたものでも
良い。更に、図76に示すプログラムは、ネットワークイ
ンタフェースケーブル208(10BASE-T)、IEEE1394イン
タフェースケーブル206、IEEE1284インタフェースケー
ブル207を介してClientPC202、203、204、205或いは他
のMFPからダウンロードされてDISK315に記憶される構成
でも良い。
【0021】LCDディスプレイ303、キーボード304は図1
に示すユーザインターフェース(操作部)110を構成す
るものであり、CPU301がLCDディスプレイ303にデータを
書き込むことにより表示を行い、CPU301がキーボード30
4からデータを読み出すことにより、ユーザからの指示
を入力する。
【0022】また、バス313には、ネットワークインタ
ーフェースコネクタ305・IEEE1394インターフェースコ
ネクタ306・IEEE1284インターフェースコネクタ307が接
続されており、それぞれ図1に示すネットワークインタ
ーフェース107、IEEE1394インターフェース108、IEEE12
84インターフェース109に対応し、図2に示すEthernet(1
0BASE-T)ケーブル208、IEEE1394ケーブル206、IEEE1284
ケーブル207が接続される。CPU301がこれらのインター
フェースからデータを読み込みまたは書き込むことによ
りそれぞれのインターフェースを使用した通信を行う。
【0023】更に、バス313には、Laser Beam Printer
Engine308, Finisher309,Scanner Engine310, Laser Be
am Printer Engine311, Ink Jet Printer Engine312が
接続されており、これらは、図1に示すLaser Beam Prin
ter Engine103, Finisher106,Scanner Engine102, Lase
r Beam Printer Engine104, Ink Jet Printer Engine10
5に対応するものであり、CPU301がこれらのエンジンに
対してデータの読み書きを行うことによりプリント・ス
キャンなどのエンジン動作および各種ステータス取得を
行う。なお、Laser Beam Printer Engine308, Finisher
309,Scanner Engine310, Laser Beam Printer Engine31
1, Ink Jet Printer Engine312は、MFP201の内部ではな
く、ネットワーク上にそれぞれ単体の周辺機器として存
在し、それをMFP201のコントローラー101が制御しても
良い。
【0024】(コントローラ101のソフトウエア構成)
図4は、コントローラ101内のDISK315のソフトウエア
(制御プログラム)構成を示す図であり、これらのソフ
トウエア(制御プログラム)はCPU301が実行する。図の
中で、実線がデータ及び制御を示し、点線が設定及び能
力の取得を示す。401はユーザーインターフェースドラ
イバであり、LCDディスプレイ303およびキーボード304
の制御を行う。405はユーザインターフェースマネージ
ャ(制御プログラム)であり、UIドライバ401から入力
されたユーザからの入力情報を解釈して、図46で示すコ
マンドパケットを生成しインタープリター(制御プログ
ラム)409に出力する。ユーザーインターフェースマネ
ージャ405はまたインタープリター409から入力されたコ
マンドパケットを解釈し、UIドライバ(制御プログラ
ム)401を介してLCDディスプレイ303に表示を行う。
【0025】402はネットワークインターフェースドラ
イバ(制御プログラム)であり、ネットワークインター
フェースコネクタ305の制御を行い、ネットワークパケ
ットの物理層(物理パケット)の処理、つまり物理パケ
ットからトランスポートパケットの抽出、およびトラン
スポートパケットから物理パケットの生成を行う。406
はTCP/IP・UDP/IP処理モジュールであり、ネットワー
クインターフェース402から出力されたトランスポート
パケットの処理をおこないコマンドパケットを抽出して
インタープリター409に出力する。また、インタープリ
ター409から出力されたコマンドパケットからトランス
ポートパケットの生成を行い、ネットワークインターフ
ェース402に出力する。
【0026】403はIEEE1284ドライバ(制御プログラ
ム)であり、IEEE1284インターフェース307の制御を行
う。407はIEEE1284.4の処理モジュール(制御プログラ
ム)である。IEEE1284.4は主にIEEE1284インターフェー
スで使用されることを目的としたトランスポート層の標
準である。IEEE1284.4の処理モジュール(制御プログラ
ム)407はIEEE1284ドライバ403から出力されたトランス
ポートパケットの処理をおこないコマンドパケットを抽
出してインタープリター409に出力する。また、インタ
ープリター409から出力されたコマンドパケットからト
ランスポートパケットの生成を行い、IEEE1284ドライバ
403に出力する。404はIEEE1394ドライバ(制御プログラ
ム)であり、IEEE1394インターフェース306の制御を行
う。
【0027】408はIEEE1394におけるトランスポート層
であるSBP(シリアルバスプロトコル)ー2を処理するモ
ジュール(制御プログラム)である。SBPー2の処理モジ
ュール408はIEEE1394ドライバ404から出力されたトラン
スポートパケットの処理をおこないコマンドパケットを
抽出してインタープリター409に出力する。また、イン
タープリター409から出力されたコマンドパケットから
トランスポートパケットの生成を行い、IEEE1394ドライ
バ404に出力する。409は406・407・408の各トランスポ
ート処理部およびユーザインターフェースマネージャー
405から入力されたコマンドパケットを解釈しコマンド
を生成するパケットインタープリターである。パケット
インタープリター409は他のモジュール(制御プログラ
ム)からの依頼によりコマンドパケットの生成も行う。
インタープリター409はSupervisor(統括管理マネージ
ャ)410が有するサブアドレス:サービスID対応表(図
9)に従って、有効となっているサブアドレスから入力
されたコマンドパケットのみを処理し、それ以外のサブ
アドレスから入力されたコマンドパケットは破棄する。
【0028】410は、図7(属性表)、図9(サブアドレ
ス:サービスID対応表)、図11(サービスID:タスクタ
イプ対応表)、図13(ユーザー認証表)、図14(アクセ
ス制御表)、図16(イベント設定表)、図17(イベント
フォーマット表)で示す各種データをDISK315に保持
し、コントローラ101の動作を統括管理するSupervisor
(統括管理マネージャ)である。Supervisor410は、自
分自身が保持する各種データ、各マネージャ(フォント
マネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ414、
ログマネージャ415、カラープロファイルマネージャ41
6、プリントマネージャ501−509、スキャンジョブマネ
ージャ419およびコピージョブマネージャ601−608)が
保持する各種データ、および各コントローラ(プリンタ
コントローラ510−512、スキャナコントローラ420)が
保持する各種データを、入力されたコマンドの指示に従
って参照・変更する。
【0029】411はセキュリティゲートであり、インタ
ープリター409で解釈されたコマンドパケットをSupervi
sor410(制御プログラム)が有するユーザ認証表(図1
3)およびアクセス制御表(図14)に従って、正しい使
用権を持つユーザのみが、多機能周辺機器201を使用可
能とするべくコマンドの入力を制限するものである。41
2はディスパッチャー(制御プログラム)であり、イン
タープリター409から入力されたコマンドを、これらを
処理するための制御プログラムである各リソースマネー
ジャ(フォントマネージャ413、フォームオーバーレイ
マネージャ414、ログマネージャ415、カラープロファイ
ルマネージャ416)と各ジョブマネージャー(プリント
マネージャ501−509、スキャンジョブマネージャ419お
よびコピージョブマネージャ601−608)に配布する。41
3はフォントマネージャであり、フォントの管理を行
う。フォントマネージャ413は図26(属性表)、図28(F
ONT表)で示すようなデータをDISK315に保持している。
フォントマネージャ413で管理されるフォント(DISK315
或いはROM314に記憶されている)は、PDLラスタライザ4
17および418に渡され、プリントジョブの処理の際に使
用される。
【0030】414はフォームオーバーレイマネージャで
あり、フォームオーバーレイの管理を行う。フォームオ
ーバーレイマネージャ414は図29(属性表)、図31(FOR
M表)で示すようなデータをDISK315に保持している。フ
ォームオーバーレイマネージャ414で管理されるフォー
ムオーバーレイ(DISK315或いはROM314に記憶されてい
る)は、PDLラスタライザ417および418に渡され、プリ
ントジョブの処理の際に使用される。415はログマネー
ジャであり、ログの管理を行う。ログマネージャ415は
図32(属性表)、図34(LOG表)で示すようなデータをD
ISK315に保持している。ログは各マネージャから出力さ
れ、ログマネージャの管理下におかれる。実施のログフ
ァイルは、RAM302或いはDISK315に記憶され随時更新さ
れている。
【0031】416カラープロファイルマネージャであ
り、カラースキャナやカラープリンタがカラーマッチン
グを行うためのカラープロファイルデータの管理を行
う。カラープロファイルマネージャ416は図37(属性
表)、図39(カラープロファイル表)で示すようなデー
タをDISK315に保持している。カラープロファイルマネ
ージャ416で管理されるカラープロファイルは、各プリ
ンタコントローラ(制御プログラム)510、511、512お
よびスキャナコントローラ(制御プログラム)420に渡
され、プリントジョブ・コピージョブおよびスキャンジ
ョブの処理の際に使用される。417はPDL(ページ記述言
語)の一種であるPS(登録商標)でかかれたドキュメン
トデータを処理し、画像データを出力するPDLラスタラ
イザである。418はPDL(ページ記述言語)の一種である
PCL(登録商標)でかかれたドキュメントデータを処理
し、画像データを出力するPDLラスタライザである。419
はスキャンジョブマネージャであり、スキャンジョブの
管理を行う。スキャンジョブマネージャ419は図22(属
性表)で示されるようなデータをDISK315に保持してい
る。スキャンジョブマネージャ419はスキャナコントロ
ーラ420にスキャンの実行を指示する。420はスキャナエ
ンジン310を制御するためのスキャナコントローラであ
る。スキャナコントローラ420はスキャナエンジン310の
機能・状態および性能を表す、図44(属性表)で示され
る様なデータをDISK315に保持している。スキャンジョ
ブマネージャ419およびスキャナコントローラ420はそれ
ぞれ機能・性能を示すデータ(図22と図44)を有してい
るが、これらのデータで示される機能は必ずしも同一で
ある必要はない。スキャンジョブマネージャ419が保持
するデータ(図22)をSupervisor410を通して書き換え
ることにより、機能を制限することが可能である。
【0032】上述したフォントマネージャー413、フォ
ームオーバーレイマネージャー414、ログマネージャー4
15、カラープロファイルマネージャー416は、リソース
管理プログラムであり、スキャンジョブマネージャー41
9、プリントジョブマネージャー501から509、コピージ
ョブマネージャー601から608が論理デバイス(スキャ
ナ、プリンタ)制御プログラムであり、レーザービーム
プリンタコントローラー510、511、インクジェットプリ
ンタコントローラー512、スキャナコントローラー420が
物理デバイス(プリンタ、スキャナ)制御プログラムで
ある。
【0033】(プリントジョブマネージャの構成)図5
は、図4で示したソフトウエア(制御プログラム)構成
図を補足する図である。ディスパッチャー412は図4で
示すディスパッチャー412と同じものを表わし、プリン
トジョブマネージャ(制御プログラム)501から509へコ
マンドパケットの配布を行う。501から509までは、プリ
ントジョブマネージャでありプリントジョブの管理を行
う。各プリントジョブマネージャは図18(属性表)で示
す様なデータをDISK315にそれぞれ有している。各プリ
ントジョブマネージャは、プリントジョブを処理するた
めに使用するプリンタコントローラ(LBP Controller51
0或いはLBP Controller511或いはInk Jet Controller51
2或いはController510、511、512の任意な組み合わせ)
およびそれに接続されたプリントエンジンが決められて
おり、どのプリンタコントローラ(制御プログラム)を
使用するかは図18の属性ID2001で示されるデー
タに記述されている。ただしプリントジョブマネージャ
508だけは、動的に使用するプリントエンジンを選択す
る機能を有しており、この機能を有しているということ
がプリントジョブマネージャ508の有するデータ(属性
表)に記述されている。各プリントマネージャは入力さ
れたプリントジョブ、およびこれらがどのプリンタコン
トローラでどのようなジョブとして実行されているかを
表わす、図20(ジョブ表)、図21(ジョブ依頼表)に示
すようなデータをDISK 315に保持している。510から512
までは、各プリントエンジン308、311および312を制御
するプリンタコントローラである。プリンタコントロー
ラ510はフィニッシャー309も制御する。各プリンタコン
トローラは対応するプリンタエンジンの機能・状態およ
び性能を表す、図40(属性表)で示す様なデータをDISK
315に有している。各コントローラは入力されたプリン
トジョブの状態を表わす図42(ジョブキュー表)に示す
ようなデータをDISK315に保持している。
【0034】プリントジョブマネージャ501から509およ
びプリンタコントローラ510から512はそれぞれ機能・性
能を示す図18(属性表)や図40(属性表)のようなデー
タをDISK315に有している。一般的にプリントジョブマ
ネージャは使用する各コントローラが有する性能の総和
にあたる性能を有し、各コントローラが有する機能の共
通項にあたる機能を有している。しかし、これらの一部
の機能はプリントジョブマネージャが保持するデータ
(図18)をSupervisor410を通して書き換えることによ
り、変更することが可能である。たとえば、プリントジ
ョブマネージャ503とプリントジョブマネージャ509は、
同じプリンタコントローラ512を使用しているために、
同じ性能・機能を提供することができるが、プリントジ
ョブマネージャの保持するデータの後述する設定処理に
より、プリントジョブマネージャ503はカラー印刷可能
でありプリントジョブマネージャ509はカラー印刷不可
能とすることも出来る。
【0035】(コピージョブマネージャーの構成)図6
は、図4および図5で示したソフトウエア(制御プログ
ラム)構成図を補足する図である。ディスパッチャー41
2は図4で示されているディスパッチャー412と同じもの
を表わし、コピージョブマネージャ(制御プログラム)
601から608へコマンドパケットの配布を行う。601から6
08までは、コピージョブマネージャでありコピージョブ
の管理を行う。各コピージョブマネージャは図24(属性
表)で示される様なデータをそれぞれDISK315に有して
いる。各コピージョブマネージャは、コピージョブを処
理するために使用するプリンタコントローラ、スキャナ
コントローラおよびそれに接続されたプリントエンジ
ン、スキャナエンジンが決められており、どのプリンタ
コントローラとスキャナコントローラを使用するかは図
24で示されるデータ(属性ID2001)に記述されている。
ただしプリントジョブマネージャ608だけは、動的に使
用するプリントエンジンを選択する機能を有しており、
この機能を有しているということがコピージョブマネー
ジャ608の有するデータ(属性ID2002)に記述されてい
る。各コピーマネージャは入力されたコピージョブ、お
よびこれらがどのプリンタコントローラ、スキャナコン
トローラでどのようなジョブとして実行されているかを
表わす、図20(ジョブ表)や図21(ジョブ依頼表)に示
すようなデータをDISK315に保持している。510から512
までは、各プリントエンジンを制御するプリンタコント
ローラであり、図5に示されているものと同一のものを
表わしている。
【0036】(Supervisorの属性表)図7は、Superviso
r(制御プログラム)410がDISK315に保持し管理するデ
ータ(属性表)を表わす。この表は多機能周辺機器201
の機能概要や接続情報およびセキュリティ情報などを表
わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコー
ド)を表わしており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードは属性ID701、型ID702
および属性値703から構成されており、Supervisorの持
つ属性を表わす。属性ID701は情報の種類を表わすもの
であり、これによって値703が示しているものがどのよ
うな意味を持つのかが示されている。属性ID701は機器
内部でユニークであり、同じ属性IDを持つものは、同じ
情報の種類を表わしている。型ID702は値703がどのよう
なデータ型を持っているのかを示すものであり、値703
の解釈を行う際に使用されるものである。型IDは属性ID
によって一意に決められるものであり機器内部でユニー
クに定義されている。この実施例においては属性表の中
に属性ID701と型ID702の両方が入れられているが、属性
IDと型IDとの対応表を属性表とは別のデータとして保持
し、属性表の中には属性IDと値のみを入れる様に実施し
てもよい。値703は、属性ID701に従った属性値を示す。
【0037】図8は、図7の属性表の属性ID701と型ID702
の詳細を示す図である。この中で、属性ID102の「サポ
ートしているセキュリティレベルのリスト」はSupervis
orに対する操作を発行するときに必要とされるセキュリ
ティレベルについて、設定可能なセキュリティレベルの
リストを保持している。セキュリティレベルについては
図14のアクセス制御表の説明の中でなされる。属性ID10
3 の「現在のセキュリティレベル」は、現在Supervisor
に設定されているセキュリティレベルを表わす。属性ID
401の「現在のカウントデータ」はSupervisorの中でカ
ウント対象となっている情報のリストを表わしており、
この意味するところは属性ID402の「カウントデータフ
ォーマット」で表わされている。例えば、カウントデー
タ45、78、34、13はカウントデータフォーマットで表わさ
れた紙サイズのプリント枚数を示す。属性ID402の「カ
ウントデータフォーマット」は、属性IDのリストとして
表わされる。属性IDは機器内でユニークに定義されてい
るため、属性IDを指定することによりカウントデータの
意味を指定することが可能となっている。例えば、属性
ID402の属性値565が用紙サイズA2のプリント枚数、属性
値537が用紙サイズA3のプリント枚数、属性値545が用紙
サイズA4のプリント枚数、属性値523が用紙サイズA5の
プリント枚数を意味する。属性ID403のカウント制限デ
ータは、属性ID401の「現在のカウントデータ」が持つ
ことが出来る最大値を表わしており、「現在のカウント
データ」の値のうち1つでもこの最大値を超えた場合、
CPU301が図9で示されるサブアドレス:サービスID対応
表の有効フラグを無効にすることにより全ての(マネー
ジャによる)サービスを無効とする。属性ID404のカウ
ント単価データは、属性ID402の「カウントデータフォ
ーマット」に保持されている属性IDの1カウント毎の単
価を通貨単位で表わすものである。属性ID405の現在の
課金データは、属性ID401の「現在のカウントデータ」
と属性ID404の「カウント単価データ」の対応する値を
掛け合わせて総和を取った値を示すものである。属性ID
406の課金制限データは、属性ID405の「現在の課金デー
タ」の持つことが出来る最大値を表わしており、属性ID
405の「現在の課金データ」が属性ID406の「課金制限デ
ータ」を超えた場合、CPU301が図9で示されるサブアド
レス:サービスID対応表の有効フラグを無効フラグにす
ることにより全ての(マネージャによる)サービスを無
効とする。属性ID501のサポートしているイベントリス
トは、Supervisorに対して通知することを設定可能なイ
ベントを、イベントの種類毎に一意に定義されているイ
ベントIDのリストによって表わしている。実際のイベン
ト送信の設定は、図16で示されるイベント設定表にイベ
ント通知の接続形式および宛先をイベントIDと共に設定
することによって行う。図7の属性表の値について、「T
able Data」と記述してあるものは、値が型IDで示され
ている表形式(52から104)を持つデータであることを
示す。
【0038】(サブアドレス:サービスID対応表)図9
はサブアドレス:サービスID対応表を表すものである。
この表は図7で示される属性表の属性ID1001(サブアド
レス:SID対応表)の属性値としてDISK315に保持されて
いる。サブアドレス:SID対応表はどのサブアドレスに
コマンドパケットを投入すればどのサービス(例えばプ
リント、フォントのダウンロードなど)が得られるを示
すものである。また、この表の有効フラグ等に従ってイ
ンタープリター409は各接続形態ごとにジョブサービス
の提供をおこなうかどうかを制御する。表は各行が1つ
の情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコー
ドの集合としてデータは構成されている。各レコードは
接続形式ID801、サブアドレス802、サービスID803、
有効フラグ804、有効ユーザのリスト805および無効ユー
ザのリスト806から構成されている。接続形式ID801は接
続形態を表す識別子を示している。図10は接続形式IDの
意味を示す図であり、0はInternal(ユーザインターフ
ェース)、1はTCP/IP(ネットワーク)、2はIEEE1284.4
(IEEE1284)、3はSBPー2(IEEE1394)を表している。
【0039】サブアドレス802は各接続形態ごとのサブ
アドレスを表している。ユーザインターフェースはサブ
アドレスを有しないが、便宜上サブアドレスを割り当て
ており、このサブアドレス情報とともにユーザインター
フェースからコマンドパケットを投入する。
【0040】サービスID803はサービスを表す識別子で
ある。サービスID803は図4、図5および図6で示された各
マネージャに一対一で割り当てられている。
【0041】有効フラグ804は、そのサブアドレスが有
効かどうかを表している。この値が真(YHS)の場合に
はサブアドレスが有効であり、ユーザーがコマンドパケ
ットをサブアドレスに対して発行することが出来る。値
が偽(NO)の場合にはサブアドレスは無効であり、コマ
ンドパケットをサブアドレスに対して発行してもパケッ
トは破棄されることを意味する。図8の場合は、接続形
式ID2(IEEE1284)の接続形態を利用した場合サービスI
D8(プリントジョブマネージャー)のサービスを提供で
きない事を表している。
【0042】有効ユーザのリスト805は、サブアドレス
が有効の場合に、そのサービスが受けられるユーザIDの
リストを表している。無効ユーザのリスト806は、サブ
アドレスが有効の場合でも、そのサービスが受けられな
いユーザIDのリストを表している。有効ユーザのリスト
805と無効ユーザのリスト806は、どちらかにしか値を設
定することは出来ない。
【0043】(サービスID:タスクタイプ対応表)図11
はサービスID:タスクタイプ対応表を表すものである。
この表は図7で示される属性表の属性ID1002(SID : Tas
k Type表)の属性値としてDISK315に保持されている。
サービスID:タスクタイプ表はサービスIDがどのような
種類のサービスを提供するのかを表すものである。表は
各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複
数のレコードの集合としてデータは構成されている。各
レコードはサービスID901およびタスクタイプ902から構
成されている。タスクタイプ902はどのような種類のサ
ービスであるかを示している。図12はタスクタイプ902
の値の意味を示す図である。0はSupervisorが行うサー
ビス、1はプリント、2はスキャン、3はコピー、101は
フォント、102はフォームオーバーレイ、103はログ、10
4はカラープロファイルを表している。サービスIDはサ
ービスを提供するマネージャと一対一で対応している。
このため、サービスIDは各マネージャが有する機能表の
アクセスにも使用される。機能表は各プリンタコントロ
ーラおよびスキャナコントローラも有しているために、
これらにアクセスするためにプリンタコントローラおよ
びスキャナコントローラにもサービスIDに相当するコン
トローラIDを割り当てており、コントローラIDがどのよ
うな種類のコントローラであるかをサービスID:タスク
タイプ対応表で管理している。タスクタイプ201はプリ
ンタコントローラ、202はスキャナコントローラを表し
ている。コントローラIDは図4および図5で示された各
コントローラと一対一で対応している。
【0044】サービスIDの意味は以下の通りである。 0 : Supervisor410 1 : プリントジョブマネージャ501 2 : プリントジョブマネージャ502 3 : プリントジョブマネージャ503 4 : プリントジョブマネージャ504 5 : プリントジョブマネージャ505 6 : プリントジョブマネージャ506 7 : プリントジョブマネージャ507 8 : プリントジョブマネージャ508 9 : プリントジョブマネージャ509 10 : スキャンジョブマネージャ419 11 : コピージョブマネージャ601 12 : コピージョブマネージャ602 13 : コピージョブマネージャ603 14 : コピージョブマネージャ604 15 : コピージョブマネージャ605 16 : コピージョブマネージャ606 17 : コピージョブマネージャ607 18 : コピージョブマネージャ608 101 : フォントマネージャ413 102 : フォームオーバーレイマネージャ414 103 : ログマネージャ415 104 : カラープロファイルマネージャ416 21 : プリンターコントローラ510 22 : プリンターコントローラ511 23 : プリンターコントローラ512 24 : スキャナーコントローラ420
【0045】(ユーザー認証表)図13はSupervisorが保
持するユーザー認証表を表すものであり、機器を使用出
来るユーザーの認証情報を表わす。この表は図7で示さ
れる属性表の属性ID1003(ユーザー認証表)の属性値と
してDISK315に保持されている。ユーザー認証表は有効
なユーザIDとパスワードの組を、そのユーザが管理者特
権を有するかどうかの情報と共に表わすものである。表
は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、
複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはユーザID1001、パスワード1002および管理
者特権フラグ1003から構成されている。管理者特権フラ
グ1003は、ユーザが管理者としての権利を有するかどう
かを表している。
【0046】(アクセス制御表)図14はSupervisorが保
持するアクセス制御表を表すものであり、サービス毎の
セキュリティレベルを表わす。この表は図7で示される
属性表の属性ID1004(アクセス制御表)の属性値として
DISK315に保持されている。アクセス制御表は、サービ
スIDごとに必要なセキュリティレベル、およびサービス
提供を許されているユーザのリストを保持している。表
は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、
複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはサービスID1101、セキュリティレベル1102
およびユーザIDのリスト1103から構成されている。セキ
ュリティレベル1102はサービスID1101で指定されたサー
ビスを受ける時、つまりサービスID1101で示されるマネ
ージャにコマンドパケットを発行する際に必要な認証情
報を表わしている。図15はセキュリティレベルの意味を
示す図である。セキュリティレベル0はユーザ認証を必
要としないということ、1は管理者のみ区別をするとい
うこと、2は認証されたユーザのみ使用可能であるが、
認証にユーザーIDを使用しパスワードは使用しないとい
うこと、3は認証されたユーザのみ使用可能であり、認
証にユーザーIDとパスワードを使用することを表す。ユ
ーザIDのリスト1103は、セキュリティレベル1102が2と3
の場合に、使用(アクセス)を許可されたユーザIDのリ
ストを表す。
【0047】(イベント設定表)図16はSupervisorが保
持するイベント設定表を表わすものである。この表は図
7で示される属性表の属性ID502(イベント設定表)の属
性値としてDISK315に保持されている。イベント設定表
は指定されたイベントが機器内で起きた時にイベント通
知を送信する方法と宛先を、イベントの種類毎に保持し
ている。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わ
しており、複数のレコードの集合としてデータは構成さ
れている。各レコードはイベントID1201、接続形式1202
および通知先アドレス1203から構成されている。宛先
は、接続形式と接続形式に依存した通知先アドレスとか
ら構成される。イベントID1201は、イベントの種類を表
わすものであり、機器内でユニークに定義されている。
例えば、Event ID200は紙なし、ID399はトナーなし、ID
432はインクなし、ID234は多機能周辺機器のカバーオー
プンを示す。接続形式ID1202は、イベント通知を送信す
る接続形式を表わしており、この値は図9のサブアドレ
ス:サービスID対応表で使用されているものと同一のも
のが使用される。通知先アドレス1203は、接続形式1202
に適合したイベントの通知先宛先を表わすものである。
【0048】(イベントフォーマット表)図17はSuperv
isorが保持するイベントフォーマット表を表わすもので
ありイベントの内容を示す。この表は図7で示される属
性表の属性ID503(イベントフォーマット表)の属性値
としてDISK315に保持されている。イベントフォーマッ
ト表は機器内でユニークに定義されている各イベントID
について、イベント通知として送信される付加データの
形式を保持している。表は各行が1つの情報単位(レコ
ード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデ
ータは構成されている。各レコードはイベントID1301お
よびイベントフォーマット1302から構成されている。イ
ベントフォーマット1302はイベント通知として送信され
る付加データの形式であり、属性IDのリストとして表わ
される。属性IDは機器内でユニークに定義されており、
その型も属性IDによって一意に決定されているため、属
性IDを指定することにより、付加データのフォーマット
を表わすことができる。例えば、イベントフォーマット
1302の属性ID676は紙サイズ、ID756は紙の種類、ID666
はトナーの種類、ID698はインクの種類、ID600はカバー
の位置を示す。以下に示す様に、イベントの送信方法・
宛先は各マネージャおよびコントローラが保持するデー
タ(属性表)に設定されており、これらの各マネージャ
およびコントローラ内で起きたイベントを通知すること
が可能となっているが、これらのイベントの付加データ
のフォーマットも図13で示されるイベントフォーマット
表において保持されている。指定されたイベントが起き
た時、イベントフォーマットで定義されている内容が、
イベントID毎に予め決められたデータと共に通知され
る。
【0049】(プリントジョブマネージャーの属性表)
図18は各プリントジョブマネージャ(制御プログラム)
501から509がDISK315に保持するデータ(属性表)を表
わす。この表は、プリントジョブマネージャが扱うこと
が可能なプリントジョブの性能・機能を表わすものであ
る。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わして
おり、複数のレコードの集合としてデータは構成されて
いる。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorの
ものと同一であり、属性ID1401、型ID1402および値1403
から構成されている。図19は図18の属性表の属性ID1401
と型ID1402の値を示す図である。図19の属性表の型ID20
3(ジョブ表形式)、型ID204(ジョブ依頼表形式)、型
ID81(禁止属性組み合わせリスト1形式)、型ID82(禁
止属性組み合わせリスト2形式)、型ID83(禁止属性組
み合わせリスト3形式)、型ID84(禁止属性組み合わせ
リスト4形式)、型ID85(禁止属性組み合わせリスト5形
式)以外の他の型IDについては図7のSupervisorの属性
表で使用されているものと同一である。
【0050】属性ID601の「サポートしているデータの
ダウンロード方法」は、プリントするドキュメントデー
タの機器への送信方法を表わすものであり、本実施形態
では1:ジョブの中にドキュメントデータを含める方
法、および2:ジョブの中はドキュメントデータの参照
ポインタ(URL: Unified Resource Locator)を含めてお
き、機器から必要に応じて参照ポインタで示されるドキ
ュメントデータを読み出す方法がサポートされている。
【0051】属性ID801、802、803、804、805はプリン
トジョブマネージャに対して投入されるプリントジョブ
の中に設定する属性に関する制限を表す禁止設定属性で
ある。これらは、例えばコピー部数が100を超える場合
は、フィニッシャの設定が不能になるなどといった制限
事項を表すために使用される。禁止設定属性には、その
制限の表現方法として5つの型がある。属性ID801は、
{属性ID1:{属性ID2}}で示す様に、ある属性ID1に
対して別の属性ID2のリストの対を複数保持している。
これは属性ID1の設定がなされている場合は各属性ID2の
設定をプリントジョブスクリプトの中で行えないことを
意味している。
【0052】属性ID802は、{属性ID1:演算子識別子:
値:{属性ID2}}で示す様に、ある属性ID1、演算子識
別子および値に対して、別の属性ID2のリストの対を複
数保持している。これは属性ID1に対して演算子識別子
で示される演算子を値に対して適用した結果が真の場合
は、各属性ID2の設定をプリントジョブスクリプトの中
で行えないことを意味している。演算子識別子は整数値
が2項演算に対して一対一で対応している。例えば、0は
「=(等しい)」を表す。
【0053】属性ID803は、{属性ID1:演算子識別子
1:値1:{属性ID2:演算子識別子2:値2}}で示す様
に、ある属性ID1、演算子識別子1および値1に対して,
別の属性ID2,演算識別子2および値2の組のリストの対
を複数保持している。これは属性ID1に対して演算子識
別子1で示される演算子を値1に対して適用した結果が真
の場合は、各属性ID2に対して演算子識別子2示される演
算子を値2に対して適用した結果が真になる様な設定は
プリントジョブスクリプトの中で行えないことを表す。
【0054】属性ID804は、{(属性ID1:演算子識別子
1:値1):演算識別子3:(属性ID2:演算子識別子2:値
2):{属性ID3}}で示す様に、ある属性ID1、演算子
識別子1および値1と演算識別子3と別の属性ID2、演算識
別子2および値2とに対して,さらに別の属性ID3のリス
トの対を複数保持している。これは属性ID1に対して演
算子識別子1で示される演算子を値1に対して適用した結
果と属性ID2に対して演算子識別子2で示される演算子を
値2に対して適用した結果とを演算子識別子3で示される
演算をした結果が真の場合は、各属性ID3に対する設定
はプリントジョブスクリプトの中で行えないことを表
す。
【0055】属性ID805は、{(属性ID1:演算子識別子
1:値1):演算識別子3:(属性ID2:演算子識別子2:値
2):{属性ID4:演算識別子4:値4}}で示すに、ある
属性ID1、演算子識別子1および値1と演算識別子3と別の
属性ID2、演算識別子2および値2とに対して,さらに別
の属性ID4、演算識別子4および値4の組のリストの対を
複数保持している。これは属性ID1に対して演算子識別
子1で示される演算子を値1に対して適用した結果と属性
ID2に対して演算子識別子2で示される演算子を値2に対
して適用した結果とを演算子識別子3で示される演算を
した結果が真の場合は、各属性ID4に対して演算し4で示
される演算を値4に対して適用した結果が新になる様な
設定はプリントジョブスクリプトの中で行えないことを
表す。
【0056】属性ID2001の「Jobを実行する(可能性の
ある)コントローラ IDリスト」は、プリントジョブを
実行するコントローラのコントローラIDのリストであ
り、プリントジョブマネージャ508以外のプリントジョ
ブマネージャは必ずジョブを実行するコントローラのリ
ストとなっている。プリントジョブマネージャ508はコ
ントローラをジョブの要求している機能によって動的に
コントローラを選択するため、この属性はコントローラ
を選択する範囲を表わすものとなっている。属性ID2002
の「コントローラ自動選択かどうか」は、プリントジョ
ブマネージャがコントローラを自動選択するかどうかが
表わされている。本実施形態では、プリントジョブマネ
ージャ508のみがこの値を真としている。他の属性IDに
ついては図7のSupervisorの属性表で使用されているも
のと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ
範囲は、属性表が属しているプリントジョブマネージャ
の管理下にあるものに限定されている。例えば、属性値
101の「サポートしているオペレーション」は、このプ
リントジョブマネージャに対して発行できるオペレーシ
ョンのリストであり、属性値406の「課金制限データ」
はこのプリントジョブマネージャで実行したプリントジ
ョブに関して課金の制限を加えるものである。課金の制
限を超えた場合の取り扱いも、このプリントジョブマネ
ージャのサービスを無効とするのみで、他のマネージャ
のサービスには影響を与えない。なお、図18に示すプリ
ントジョブマネージャーの属性表はサービスIDが4の属
性表(プリントジョブマネージャー504)であり、サー
ビスID1、2、3、5、6、7、8、9のそれぞれに対応したプリント
ジョブマネージャー501、502、503、505、506、507、508、509
の属性表がDISK315に記憶されておりそれぞれ異なる。
【0057】(ジョブ表)図20はプリントジョブマネー
ジャが保持するデータ(ジョブ表)を示す図であり、プ
リントマネージャーが管理するジョブの実体を保持する
ファイル名とジョブIDとの対応表を示す。表は図18で示
される属性表の属性ID(ジョブ表)の属性値としてRAM3
02に保持されている。プリントジョブマネージャーがRA
M302上のジョブ表を動的に変更し必要に応じてDISK315
に保存する。表は各行が1つの情報単位(レコード)を
表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構
成されている。各レコードはジョブID1501およびジョブ
の実体が保持されているファイル名1502から構成されて
いる。ジョブID1501はプリントジョブマネージャにジョ
ブが投入されたときに、プリントジョブマネージャが割
り当てたジョブに対する識別子である。ジョブのファイ
ル名1502は、ジョブの実体が保持されているファイルの
名前である。ジョブの実体は図52に示す様に、属性ID、
属性値サイズおよび属性値の組を複数持つことにより構
成されている。
【0058】(ジョブ依頼表)図21はプリントジョブマ
ネージャが保持するジョブ依頼表を表わす図であり、プ
リントマネージャーが管理するジョブとコントローラー
によって実行されるジョブとの関係を示す。この表は図
18で示される属性表の属性ID2004(ジョブ依頼表)の属
性値としてDISK315に保持されている。ジョブ依頼表
は、プリントジョブマネージャが管理するジョブがどの
コントローラでどのジョブとして実行されているかを表
わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコー
ド)を表わしており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードはジョブID1503、コン
トローラID1504およびコントローラの中で割り当てられ
ているジョブID1505から構成されている。ジョブID1503
はプリントジョブマネージャにジョブが投入されたとき
に、プリントジョブマネージャが割り当てたジョブに対
する識別子であり、ジョブ表(図20)にあるジョブID15
01と対応している。コントローラID1504はジョブが実行
されているコントローラのIDを表わす。ジョブID1505
は、ジョブを実行するコントローラが割り当てたジョブ
の識別子である。
【0059】(スキャンジョブマネージャーの属性表)
図22はスキャンジョブマネージャ419が保持するデータ
である属性表を表わす。この表は、スキャンジョブマネ
ージャが扱うことが可能なスキャンジョブの性能・機能
を表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコ
ード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデ
ータは構成されている。各レコードの内容は図7で示さ
れるSupervisorのものと同一であり、属性ID1601、型ID
1602および値1603から構成されている。図23は図22の属
性表の属性ID 1601と型ID1602の値を示す図である。属
性ID=602 の「サポートしているデータのアップロード
方法」は、スキャンしたドキュメントデータの機器への
送信方法を表わすものであり、当実施例では1:ジョブ
の返信中にドキュメントデータを含める方法、および
2:ドキュメントデータを機器内に保持しておきジョブ
の返信中にはドキュメントデータへの参照ポインタ(UR
L: Unified Resource Locator)を含めておき、ホスト
(Client)から必要に応じて参照ポインタで示されるド
キュメントデータを読み出す方法がサポートされてい
る。属性ID=1201の「出力可能な画像フォーマットのリ
スト」は、出力可能な画像のデータフォーマットを表わ
しており、スキャンジョブを発行する際にこの中にある
ものの1つをデータフォーマットとして指定することが
出来る。属性ID=2003のジョブ表に関しては、図20で示
されたプリントジョブマネージャが保持するものと同一
である。他の属性IDについては図7のSupervisorの属性
表で使用されているものと同一である。ただし、設定の
範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているスキ
ャンジョブマネージャの管理下にあるものに限定されて
いる。図23の属性表の型ID203(ジョブ表形式)以外の
他の型IDについては図7のSupervisorの属性表で使用さ
れているものと同一である。
【0060】(コピージョブマネージャーの属性表)図
24は各コピージョブマネージャ601から608が保持するデ
ータ(属性表)を表わす。この表は、コピージョブマネ
ージャが扱うことが可能なコピージョブの性能・機能を
表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコー
ド)を表わしており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードの内容は図7で示され
るSupervisorのものと同一であり、属性ID1701、型ID17
02および値1703から構成されている。図25は図24の属性
表の属性ID1701と型ID1702の値を示す。属性ID1302(カ
ラー印刷可能か)、属性ID1303(サポートしているフィ
ニッシングの種類)、属性ID1304(設定可能最高解像
度)、属性ID1305(設定可能最低解像度)、属性ID2001
(Jobを実行する可能性のあるコントローラ IDリス
ト)、属性ID2002(コントローラ自動選択かどうか)、
属性ID2003(ジョブ表)は、プリントジョブマネージャ
ー及びスキャンジョブマネージャーの説明の中で示され
たものと同一である。また、属性ID1302(カラー印刷可
能か)、属性ID1303(サポートしているフィニッシング
の種類)、属性ID1304(設定可能最高解像度)、属性ID
1305(設定可能最低解像度)、属性ID2001(Jobを実行
する可能性のあるコントローラ IDリスト)、属性ID200
2(コントローラ自動選択かどうか)、属性ID2003(ジ
ョブ表)、型ID203(ジョブ表形式)以外の属性IDと型I
Dについては図7のSupervisorの属性表で使用されている
ものと同一である。なお、図24に示すコピージョブマネ
ージャーの属性表はサービスID が18の属性表(コピー
ジョブマネージャー608)であり、サービスID11、12、13、
14、15、16、17のそれぞれに対応したコピージョブマネー
ジャー601、602、603、604、605、606、607の属性表がそれぞ
れDISK315に記憶されておりそれぞれ異なる。
【0061】(フォントマネージャーの属性表)図26は
フォントマネージャ413がDISK315に保持するデータ(属
性表)を表わす。この表は、フォントマネージャが扱う
ことが可能なフォントのタイプや、現在フォントマネー
ジャが管理しているフォントのリストなどを表わすもの
である。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わ
しており、複数のレコードの集合としてデータは構成さ
れている。各レコードの内容は図7で示されるSuperviso
rのものと同一であり、属性ID1801、型ID1802および値1
803から構成されている。図27は図26の属性表の属性ID1
801と型ID1802の値を示す。属性ID601(サポートしてい
るデータのダウンロード方法)、属性ID602(サポート
しているデータのアップロード方法)、属性ID1501(サ
ポートしているフォントタイプのリスト)、属性ID1502
(最大保持可能フォント数)、属性ID1503(現在保持し
ているフォント数)、属性ID1504(保持しているフォン
トのリスト)、型ID150(フォント表)以外の属性IDと
型IDは図7のSupervisorの属性表で使用されているもの
と同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範
囲は、属性表が属しているフォントマネージャの管理下
にあるものに限定されている。属性ID601の「サポート
しているデータのダウンロード方法」、および属性ID60
2の「サポートしているデータのアップロード方法」は
それぞれプリントジョブマネージャの説明中およびスキ
ャンジョブマネージャの説明中で説明されているものと
同一であり、サポートしているフォントデータのダウン
ロード方法およびアップロード方法を示すものである。
【0062】(フォント表)図28はフォントマネージャ
が保持するフォント表を表わすものである。この表は図
26で示される属性表の型ID1504(フォント表)の属性値
としてDISK315に保持されている。フォント表は、フォ
ントマネージャがどの様なフォントを現在管理している
かを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レ
コード)を表わしており、複数のレコードの集合として
データは構成されている。各レコードはフォントID190
1、フォントタイプ1902、フォント名1903およびフォン
トデータを含むファイル名1904から構成されている。フ
ォントデータはDISK315に記憶されており、フォントID1
901はフォントデータがRAM302にダウンロードされたと
きに、フォントマネージャが割り当てたフォントに対す
る識別子である。
【0063】(フォームオーバーレイマネージャーの属
性表)図29はフォームオーバーレイマネージャ414がDIS
K315に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、
フォームオーバーレイマネージャが扱うことが可能なフ
ォームオーバーレイのフォーマットや、現在フォームオ
ーバーレイマネージャが管理しているフォームオーバー
レイのリストなどを表わすものである。表は各行が1つ
の情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコー
ドの集合としてデータは構成されている。各レコードの
内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、
属性ID2001、型ID2002および値2003から構成されてい
る。図30は図29の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属
性ID601(サポートしているデータのダウンロード方
法)、属性ID602(サポートしているデータのアップロ
ード方法)、属性ID1601(サポートしているフォームオ
ーバーレイのフォーマットのリスト)、属性ID1602(最
大保持可能フォームオーバーレイ数)、属性ID1603(現
在保持しているフォームオーバーレイ数)、属性ID1604
(保持しているフォームオーバーレイのリスト)、型ID
160(フォーム表)以外の属性IDと型IDについては図7の
Supervisorの属性表で使用されているものと同一であ
る。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性
表が属しているフォームオーバーレイマネージャの管理
下にあるものに限定されている。属性ID601の「サポー
トしているデータのダウンロード方法」、および属性ID
602の「サポートしているデータのアップロード方法」
はそれぞれプリントジョブマネージャの説明中およびス
キャンジョブマネージャの説明中で説明されているもの
と同一であり、サポートしているフォームオーバーレイ
データのダウンロード方法およびアップロード方法を示
すものである。
【0064】(フォームオーバーレイ表)図31はフォー
ムオーバーレイマネージャ414が保持するフォームオー
バーレイ表を表わすものである。この表は図29で示され
る属性表の属性ID1604(フォームオーバーレイ表)の属
性値としてDISK315に保持されている。フォームオーバ
ーレイ表は、フォームオーバーレイマネージャがどの様
なフォームオーバーレイを現在管理しているかを表わす
ものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を
表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構
成されている。各レコードはフォームオーバーレイID21
01、フォームオーバーレイのデータフォーマット2102、
フォームオーバーレイ名2103およびフォームオーバーレ
イデータを含むファイル名2104から構成されている。フ
ォームオーバーレイデータはDISK315に記憶されてお
り、フォームオーバーレイID2101はフォームオーバーレ
イデータがRAM302にダウンロードされたときに、フォー
ムオーバーレイマネージャが割り当てたフォントに対す
る識別子である。
【0065】(ログマネージャーの属性表)図32はログ
マネージャ415がDISK315に保持するデータ(属性表)を
表わす。この表は、現在ログマネージャが管理している
ログのリストなどを表わすものである。表は各行が1つ
の情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコー
ドの集合としてデータは構成されている。各レコードの
内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、
属性ID2201、型ID2202および値2203から構成されてい
る。図33は図32の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属
性ID602(サポートしているデータのアップロード方
法)、属性ID1703(保持されているLog数)、属性ID170
4(ログ表)、属性ID1705(Logのフォーマット表)、型
ID170(ログ表)、型ID171(ログフォーマット表形式)
以外の属性IDと型IDについては図7のSupervisorの属性
表で使用されているものと同一である。ただし、設定の
範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているログ
マネージャの管理下にあるものに限定されている。
【0066】(ログ表)図34はログマネージャ415が保
持するログ表を表わすものである。この表は図32で示さ
れる属性表の属性ID1704(ログ表)の属性値としてDISK
315に保持されている。ログ表は、ログマネージャがど
の様なログを現在管理しているかを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしてお
り、複数のレコードの集合としてデータは構成されてい
る。各レコードはログID2301、およびログデータを含む
ファイル名2302から構成されている。ログID2301はあら
かじめ種類に対して規定されているログの識別子であ
る。
【0067】(ログデータの内容)図35はログマネージ
ャがDISK315で管理するログデータの内容を表わすもの
である。ログデータはログレコードの集合として構成さ
れる。各ログレコードはログフォーマットID2401、記録
日時2402およびログデータ2403とから構成されている。
ログフォーマットID2401は、図36で示されるログフォー
マット表に記録されているログのフォーマット情報を参
照しており、ログデータ2403のフォーマットを表わして
いる。例えば、LogFormatID1のログデータ「12345、4、
1.23、“OK”」は、サービスID1のプリントジョブマネ
ージャーにジョブを発行したユーザーIDが12345で、出
力した紙数が4で、使用したトナー量が1.23、ジョブの
終了状態がOKを示す。
【0068】(ログフォーマット表)図36はログマネー
ジャ415が保持するログフォーマット表を表わすもので
ある。この表は図32で示される属性表の属性ID(ログフ
ォーマット表)の属性値としてDISK315に保持されてい
る。ログフォーマット表は、ログマネージャ415が管理
する各ログデータ内で記録されているログのフォーマッ
トを表わしている。表は各行が1つの情報単位(レコー
ド)を表わしており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードはログフォーマットID
2501、およびログフォーマット2502とから構成されてい
る。ログフォーマットはサービスID:属性ID対のリスト
として表わされる。属性IDは機器内でユニークに定義さ
れており、その型も属性IDによって一意に決定されてい
るため、属性IDを指定することにより、ログデータのフ
ォーマットを表わすことができる。ログフォーマット25
02のサービスID:属性ID対のリストと、ログデータ2403
の中の値のリストは、順番によって対応している。例え
ば、ログフォーマット2502リストの3番目のサービスI
D:属性ID対はログデータの3番目の値のフォーマットを
意味する。例えば、LogFormatID1のフォーマット「1:7
01、1:565、1:765、1:777」は、サービスID1のプリント
ジョブマネージャーにジョブを発行したユーザーID、出
力した紙数、使用したトナー量、ジョブの終了状態を示
す。また、LogFormatID2のフォーマット「11:701、11:
565、11:765、11:777」は、サービスID11のプリントジ
ョブマネージャーにジョブを発行したユーザーID、出力
した紙数、使用したトナー量、ジョブの終了状態を示
す。
【0069】(カラープロファイルマネージャーの属性
表)図37はカラープロファイルマネージャ416がDISK315
に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、カラ
ープロファイルマネージャが扱うことが可能なカラープ
ロファイルのフォーマットや、現在カラープロファイル
マネージャが管理しているカラープロファイルのリスト
などを表わすものである。表は各行が1つの情報単位
(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合と
してデータは構成されている。各レコードの内容は図7
で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID260
1、型ID2602および値2603から構成されている。図38は
図37の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属性ID601
(サポートしているデータのダウンロード方法)、属性
ID602(サポートしているデータのアップロード方
法)、属性ID1801(サポートしているカラープロファイ
ルデータのフォーマットのリスト)、属性ID1802(最大
保持可能カラープロファイル数)、属性ID1803(現在保
持しているカラープロファイル数)、属性ID1804(カラ
ープロファイル表)、型ID180(カラープロファイル表
形式)以外の他の属性IDについては図7のSupervisorの
属性表で使用されているものと同一である。ただし、設
定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属している
カラープロファイルマネージャの管理下にあるものに限
定されている。属性ID601の「サポートしているデータ
のダウンロード方法」、および属性ID602の「サポート
しているデータのアップロード方法」はそれぞれプリン
トジョブマネージャの説明中およびスキャンジョブマネ
ージャの説明中で説明されているものと同一であり、サ
ポートしているフォントデータのダウンロード方法およ
びアップロード方法を示すものである。
【0070】(カラープロファイル表)図39はカラープ
ロファイルマネージャが保持するカラープロファイルを
表わすものである。この表は図37で示される属性表の属
性ID1804(カラープロファイル表)の属性値としてDISK
315に保持されている。カラープロファイル表は、カラ
ープロファイルマネージャがどの様なカラープロファイ
ルを現在管理しているかを表わすものである。表は各行
が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数の
レコードの集合としてデータは構成されている。各レコ
ードはカラープロファイルID2701、カラープロファイル
フォーマット2702およびカラープロファイルデータを含
むファイル名2703から構成されている。カラープロファ
イルID2701はカラープロファイルデータがダウンロード
されたときに、カラープロファイルマネージャが割り当
てたカラープロファイルに対する識別子である。カラー
プロファイルデータとは、Scanner Engine102から送ら
れるデータや Ink Jet Printer Engine105へ送られるデ
ータを補正してカラーマッチングを行うための補正デー
タである。
【0071】(プリンタコントローラの属性表)図40は
各プリンタコントローラ510、511、512がDISK315に保持
するデータ(属性表)を表わす。この表は、プリンタコ
ントローラが制御しているプリントエンジンおよびフィ
ニッシャーの性能・機能を表わすものであり、性能・機
能に関する値は書き換えが出来ない。表は各行が1つの
情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコード
の集合としてデータは構成されている。各レコードの内
容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属
性ID2801、型ID2802および値2803から構成されている。
図41は図40の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属性ID
12(コントローラタイプ)、属性ID13(コントローラI
D)、属性ID5001(カラー印刷可能かどうか)、属性ID5
002(サポートしているフィニッシングの種類)、属性I
D5003(設定可能最高解像度)、属性ID5004(設定可能
最低解像度)、属性ID5005(ジョブキュー表)、型ID50
0(ジョブキュー表形式)以外の属性IDと型IDについて
は図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同
一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲
は、属性表が属しているプリンタコントローラの管理下
にあるものに限定されている。なお、図40に示すプリン
タコントローラの属性表はサービスIDが21の属性表(プ
リンタコントローラ510)であり、サービスID22、23のそ
れぞれに対応したプリンタコントローラ511、512の属性
表がDISK315に記憶されておりそれぞれ異なる。
【0072】(ジョブキュー表)図42はプリンタコント
ローラが保持するジョブキュー表を表わすものである。
この表は図40で示される属性表の属性ID5005(ジョブキ
ュー表)の属性値としてDISK315に保持されている。ジ
ョブキュー表は、プリンタコントローラが管理・実行す
るジョブがどの様な状態にあるのかを表わすものであ
る。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わして
おり、複数のレコードの集合としてデータは構成されて
いる。各レコードはジョブID2901、ジョブステータス29
02およびジョブの実体が保持されているファイル名2903
から構成されている。ジョブID2901はプリンタコントロ
ーラにジョブが投入されたときに、プリンタコントロー
ラが割り当てたジョブに対する識別子である。図43は図
42のジョブステータス2902(ジョブの状態)を表わす図
である。1はジョブの終了処理中、2はジョブがエンジン
で実行中、3は実行待ち状態であることを示す。ジョブ
のファイル名2903は、ジョブの実体が保持されているフ
ァイルの名前である。ジョブの実体は図52に示す様に、
属性ID、属性値サイズおよび属性値の組を複数持つこと
により構成されている。
【0073】(スキャンコントローラーの属性表)図44
はスキャナコントローラ420がDISK 315に保持するデー
タ(属性表)を表わす。この表は、スキャナコントロー
ラが制御しているスキャナエンジン性能・機能を表わす
ものであり、性能・機能に関する値は書き換えが出来な
い。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わして
おり、複数のレコードの集合としてデータは構成されて
いる。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorの
ものと同一であり、属性ID3001、型ID3002および値3003
から構成されている。図45は図44の属性表の属性IDと型
IDの値を示す。属性ID12(コントローラタイプ)、属性
ID13(コントローラID)、属性ID6001(カラースキャン
可能かどうか)、属性ID6002(最大原稿サイズ)、属性
ID6003(設定可能最高解像度)、属性ID6004(設定可能
最低解像度)以外の他の属性IDについては図7のSupervi
sorの属性表で使用されているものと同一である。ただ
し、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属し
ているプリンタコントローラの管理下にあるものに限定
されている。
【0074】(コマンドパケットの構造)図46は、ユー
ザインターフェースマネージャ405、TCP/IP・UDP/IP
処理モジュール406、IEEE1284.4処理モジュール407およ
びSBPー2処理モジュール408からインタープリンター409
に対して出力されるコマンドパケットの構造を表わすも
のである。またこのコマンドパケットはインタープリタ
409からユーザインターフェースマネージャ405、TCP/I
P・UDP/IP処理モジュール406、IEEE1284.4処理モジュ
ール407およびSBPー2処理モジュール408に出力される返
信パケットおよびイベントパケットの構造も表わしてい
る。パケットは、パケットの先頭を表わすパケットヘッ
ダ3101、パケットの構造バージョンを表わすパケットバ
ージョン3102、パケットの性格を表わすフラグ3103、ど
んな種類の操作を行うのかを表わすオペレーションコー
ド3104、Client(PC)が返信パケットを認識するために
使用するブロック番号3105、パラメータ3110の長さ表わ
すパラメータ長3106、ユーザの認証に使用されるユーザ
ID3107とパスワード3108、返信パケットにのみ使用され
返信の一般的な状態を表わすステータスコード3109およ
びオペレーションコード3105毎に決められたフォーマッ
トを持つパラメータ3110から構成されている。パラメー
タ3110には、アクセス対象サービスID、アクセス対象属
性ID等を含む。フラグ3104には、パケットがコマンドパ
ケット・イベントパケットであるかまたは返信パケット
であるかを表わすもの3111、およびパラメータ3110に送
信すべきデータが入りきらず、次に送信されるパケット
にも続きのデータが入っていることを示す連続フラグ31
12とがある。パラメータ3110の長さは、パラメータ長31
06が表わされる数(64kバイト)に制限されている。具
体的には、Ethernet208に接続されているClientPC202、2
03はIPアドレス、ポート番号を指定して多機能周辺機器
201に接続しIPパケットデータをNetwork Interface305
(107)へ出力する。IEEE1394インタフェース206に接続さ
れているClientPC204はノードIDとLUN(ロジカルユニッ
トナンバー)を指定して多機能周辺機器201と接続しSBP
ー2パケットデータをIEEE1394 Interface306(108)へ出
力する。IEEE1284インタフェース207に接続されているC
lientPC205はソケット番号を指定して多機能周辺機器20
1と接続しIEEE1284.4パケットデータをIEEE1284 Inter
face307(109)へ出力する。Network Interface Driver40
2, IEEE 1284 Interface Driver403, IEEE1394 Interfa
ce Driver404で図46に示すコマンドパケットの先頭にそ
れぞれIP Header, 1284Header, 1394 Headerが付加され
たトランスポートパケットをTCP/IP・UDP/IP処理モジュ
ール406, IEEE1284.4処理モジュール407、SBPー2処理モ
ジュール408に出力する。TCP/IP・UDP/IP処理モジュー
ル406,IEEE1284.4処理モジュール407、SBPー2処理モジ
ュール408は入力した各トランスポートパケットの処理
を行い図46に示すコマンドパケットを抽出しInterprete
r/Generater409に出力する。
【0075】(コマンドパケットの処理)図47は多機能
周辺機器201におけるコマンドパケットの処理フローを
表わすものである。ステップ3201において、各インター
フェース401、402、403、404から入力されたデータを各
トランスポート処理モジュール405、406、407、408が処
理し図46に示すコマンドパケットを抽出する。抽出され
たコマンドパケットは、データが入力された接続形式の
情報(接続形式ID)およびサブアドレスと共にTCP/IP・
UDP/IP処理モジュール406, IEEE1284.4処理モジュール4
07、SBPー2処理モジュール408からインタープリタ409に
入力される。ステップ3202において、インタープリタ40
9はSupervisor410が保持するサブアドレス:サービスID
対応表(図9)を参照し、入力された接続形式IDとサブ
アドレスとを比較することにより、サービスIDを得ると
共にデータ入力が有効かどうかをチェックする。チェッ
クの結果、データ入力が有効でない場合は、ステップ32
04においてコマンドパケットを破棄して終了する。デー
タ入力が有効の場合は、ステップ3203においてコマンド
パケットの解析を図46のパケット構造に基づいて行う。
パケットの解析の結果、図46で示される各項目は、それ
ぞれ独立した別々の情報として出力される。ステップ32
05において、サービスIDを基にアクセス制御表(図14)
を参照することによりサービスIDに対応するセキュリテ
ィレベルを取得する。
【0076】ステップ3206において、ステップ3205にお
いて取得したセキュリティレベルが0または1であるかを
調べる。セキュリティレベルが0または1の場合は、セキ
ュリティレベルのチェック(セキュリティゲート411)
を行わずにディスパッチャ412に入力する。ステップ320
6においてセキュリティレベルが0または1以外の時は、
ステップ3207においてセキュリティレベルが2であるか
どうかを調べる。セキュリティレベルが2の場合はステ
ップ3209においてコマンドパケットに含まれていたユー
ザIDがユーザ認証表(図13)内に存在するかどうかをチ
ェックする。ユーザIDが含まれていない場合、権限がな
いものとしてステップ3210においてエラー返信情報を生
成し、インタープリンター409によってパケット(ステ
ータスコード3109にエラー情報を埋め込む)を生成しコ
マンドパケット送信元に送信する。ユーザIDが含まれて
いる場合、ディスパッチャ412に入力する。送信元アド
レスはトランスポートパケット(Header)から抽出され
る。ステップ3207において、セキュリティレベルが2以
外の場合は、ステップ3208においてコマンドパケットに
含まれていたユーザID:パスワードの対がユーザ認証表
(図13)内に存在するかどうかをチェックする。ユーザ
ID:パスワードの対が含まれていない場合、権限がない
ものとして3211においてエラー返信情報を生成し、イン
タープリンター409によってパケットを生成しコマンド
パケット送信元に送信する。ユーザIDが含まれている場
合、ディスパッチャ412に入力する。ステップ3212にお
いてディスパッチャ412は、サービスIDを元に配布先の
マネージャを決定し、決定されたマネージャーに対して
データが入力された接続形式IDとサブアドレス、送信元
のアドレス、オペレーションコード、ブロック番号、フ
ラグ情報、ユーザID、パスワード、パラメータ長およ
びパラメータを配布する。そして、ステップ3213におい
て各マネージャは、これらの情報を処理する。
【0077】(属性表のアクセス処理)図48は、多機能
周辺機器201が保持する各マネージャ・各コントローラ
の属性表に対する読み出し・書き込みを、Clientが指示
した場合の処理を表す。各マネージャ・各コントローラ
が保持する属性表からの読み込みおよび書き込みは、Su
pervisorの有するサブアドレスに対して適当なコマンド
パケットを送信することにより行う。属性表読み出し用
コマンドパケットにはパラメータとして、アクセス対象
サービスIDおよびアクセス対象属性IDが含まれている。
また、属性表書き込み用コマンドパケットにはパラメー
タとして、アクセス対象サービスID、アクセス対象属性
IDおよび属性IDに対応した属性値が含まれている。Clie
ntから多機能周辺機器201に送られたパケットデータ
は、図47に示すフローによって処理され、Supervisorに
配布される。ステップ3301においてオペレーションコー
ド3104が、属性値読み出し用コード(”Get”)である
かどうかチェックする。オペレーションコードが”Ge
t”である場合は、ステップ3301においてサービスIDを
元にアクセス対象の属性表全体を取得する。サービスID
が0の場合は図7に示すSupervisor410の属性表、サービ
スIDが1、2、3、4、5、6、7、8、9の場合は図18に示すようなプ
リントジョブマネージャーの属性表、サービスIDが10の
場合は図22示すようなスキャンジョブマネージャー419
の属性表、サービスIDが11、12、13、14、15、16、17、18の場
合は図24に示すようなコピージョブマネージャーの属性
表、サービスIDが101の場合は図26に示すようなフォン
トマネージャー413の属性表、サービスIDが102の場合は
図29に示すようなフォームオーバーレイマネージャー41
4の属性表、サービスIDが103の場合は図32に示すような
ログマネージャー415の属性表、サービスIDが104の場合
は図37に示すようなカラープロファイルマネージャー41
6の属性表、サービスIDが21、22、23の場合は図40に示す
ようなプリンタコントローラの属性表、サービスIDが24
の場合は図44に示すようなスキャナコントローラ420の
属性表を取得する。なお、図18に示すプリントジョブマ
ネージャーの属性表はサービスIDが4の属性表(プリン
トジョブマネージャー504)であり、サービスID1、2、3、
5、6、7、8、9のそれぞれに対応したプリントジョブマネー
ジャー501、502、503、505、506、507、508、509の属性表がDIS
K315に記憶されている。同様に、図24に示すコピージョ
ブマネージャーの属性表はサービスID が18の属性表
(コピージョブマネージャー608)であり、サービスID1
1、12、13、14、15、16、17のそれぞれに対応したコピージョ
ブマネージャー601、602、603、604、605、606、607の属性表
がそれぞれDISK315に記憶されている。また、同様に、
図40に示すプリンタコントローラの属性表はサービスID
が21の属性表(プリンタコントローラ510)であり、サ
ービスID22、23のそれぞれに対応したプリンタコントロ
ーラ511、512の属性表がDISK315に記憶されている。
【0078】その後、ステップ3303において、指定され
た属性値が取得可能かどうかを検査する。検査は、対象
となる属性表の「管理者のみが取得出来る属性ID リス
ト」(属性ID=105)の値を取得し、この中に取得指示
された属性IDが含まれているかどうかを調べることによ
り行う。属性IDが含まれていれば、値を取得することは
出来ないので、ステップ3305においてエラー返信パケッ
トを作成し、これを送信して終了する。属性IDが含まれ
ていなければ、ステップ3304において指定された属性ID
を元に属性表を検索し、該当する属性IDを持つ型IDと属
性値を取得する。ステップ3306において、型IDに基づい
て返信パケットを生成し、ステップ3307においてこの返
信パケットを送信して終了する。ステップ3301において
オペレーションコードが”Get”でない場合は、ステッ
プ3308において、オペレーションコードが、属性値書き
込み用コード(”Set”)であるかどうかチェックす
る。オペレーションコードが”Set”である場合は、ス
テップ3309においてサービスIDに基づいてアクセス対象
の属性表全体を取得する。その後、ステップ3310におい
て、指定された属性値が設定可能かどうかを検査する。
検査は、対象となる属性表の「管理者のみが設定出来る
属性ID リスト」(属性ID=104)の値を取得し、この中
に設定指示された属性IDが含まれているかどうかを調べ
ることにより行う。属性IDが含まれていれば、値を取得
することは出来ないので、ステップ3314においてエラー
返信パケットを作成し、これを送信して終了する。属性
IDが含まれていなければ、ステップ3311において指定さ
れた属性IDを元に属性表を検索し、該当する属性IDを持
つ型IDと属性値を取得する。ステップ3312において、型
IDに基づいて指定された属性値を設定し、設定が成功し
た旨を知らせる返信パケットを生成する。ステップ3313
においてこの返信パケットを送信して終了する。ステッ
プ3308においてオペレーションコードが”Set”でない
場合は、オペレーションコードに従った後述するその他
の処理ステップ3315を行い終了する。
【0079】(サービスID一覧問い合わせ処理)図49
は、多機能周辺機器201が提供するサービスの一覧(サ
ービスIDの一覧)をClientが問い合わせた場合の処理を
表す。サービスの一覧の問い合わせは、Supervisorの有
するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送
信して、図9で示されるサブアドレス:サービスID対応
表を読み出し処理することにより行う。図49で示すフロ
ーは、図48で示したフローのステップ3315(その他のOp
eration Codeの処理)のステップを詳細化したものであ
る。ステップ3401において、オペレーションコードがサ
ービス一覧取得用コード(”List Service”)であるか
どうかチェックする。オペレーションコードが”List S
ervice” でない場合は、オペレーションコードに従っ
た後述するその他の処理ステップ3402を行い終了する。
ステップ3401において、オペレーションコードが“List
Service"の場合は、ステップ3403において、サブアド
レス:サービスID対応表の中から問い合わせに使用され
た接続形式IDに相当するものだけを抜き出したリストを
作成する。ステップ3404において、ステップ3403で作成
したリストの各レコードを検査し、有効フラグ804が有
効、有効ユーザリスト805に値がある場合は問合わせに
使用したユーザIDがその値に該当しないレコードを、無
効ユーザリスト806に値がある場合は問い合わせに使用
したユーザIDがその値に該当するレコードをリストから
削除する。ステップ3405において、ステップ3404で更新
したサービスIDのリストを含む返信パケットを作成し、
作成された返信パケットは、ステップ3406において送信
する。
【0080】(サブアドレス問い合わせ処理)図50は、
多機能周辺機器201が提供するサービスを利用するとき
に必要となるサブアドレスの情報を、Clientがサービス
IDを指定して問い合わせた場合の処理を表す。サブアド
レスの問い合わせは、Supervisor410の有するサブアド
レスに対して適当なコマンドパケットを送信して、図9
で示されるサブアドレス:サービスID対応表を読み出し
処理することにより行う。サブアドレスの問い合わせコ
マンドパケットにはパラメータとして、サービスIDが含
まれている。図50で示すフローは、図49で示したフロー
のステップ3402(その他のOperation Codeの処理)のス
テップを詳細化したものである。ステップ3501におい
て、オペレーションコードがサブアドレス取得用コード
(”Reserve”)であるかどうかチェックする。オペレ
ーションコードが”Reserve” でない場合は、オペレー
ションコードに従った後述するその他の処理ステップ35
03を行い終了する。ステップ3501においてオペレーショ
ンコードが“Reserve"の場合は、ステップ3502において
問合わせに使用された接続形式IDとパラメータ内に指定
されたサービスIDとからサブアドレス:サービスID対応
表を走査し該当するレコードを検索する。ステップ3504
において検索されたレコードについて、有効フラグが有
効となっているか、有効ユーザリストに値がある場合は
リスト中に問合わせに使用したユーザIDがあるかどう
か、無効ユーザリストに値がある場合はリスト中に問い
合わせに使用したユーザIDが無いかどうかをチェックす
る。チェックの結果どれかでもOKでない場合は、指定さ
れたサービスに対するアクセス権(利用権)が無いもの
として、ステップ3506においてエラー返信パケットを作
成し、ステップ3507においてこのパケットを送信して終
了する。ステップ3504におけるチェックの結果、どのチ
ェックもOKの場合は、ステップ3505においてサブアドレ
スを含む返信パケットを作成し、ステップ3507において
このパケットを送信して終了する。
【0081】(タスクタイプ指定のサービスIDの問い合
わせ処理)図51は、多機能周辺機器201が提供するサー
ビスのうち、サービスの種類を指定して指定された種類
のサービスを処理するために最適なサービスIDを問い合
わせた場合の処理フローを表す。サービスの種類を指定
したサービスIDの問合わせは、Supervisorの有するサブ
アドレスに対して適当なコマンドパケットを送信して、
図9で示されるサブアドレス:サービスID対応表と図11
で示されるサービスID:タスクタイプ対応表とを読み出
し処理することにより行う。サブアドレスID問い合わせ
コマンドパケットにはパラメータとして、サービスの種
類を指定するためのタスクタイプ、およびサービスを限
定するための組み合わせ(条件情報)が含まれている。
条件情報は属性IDと値の対のリストとして表されてい
る。図51で示すフローは、図50で示したフローのステッ
プ3503(その他のOperation Codeの処理)のステップを
詳細化したものである。ステップ3601において、オペレ
ーションコードがサブアドレス取得用コード(”Get Se
rvice”)であるかどうかチェックする。オペレーショ
ンコードが”Get Service” でない場合は、オペレーシ
ョンコードに従った後述するその他の処理ステップ3603
を行い終了する。ステップ3601においてオペレーション
コードが“Get Service"の場合は、ステップ3602におい
て問合わせに使用された接続形式IDとサブアドレス:サ
ービスID対応表とから、問合わせに使用された接続形式
IDを持つサービスIDのリストを作成する。ステップ3604
において、サービスID:タスクタイプ対応表を参照し、
上記リストの中から指定されたタスクタイプを有するも
ののリストを作成する。ステップ3605において、ステッ
プ3604で作成したリストの各レコードを検査し、有効フ
ラグ804が有効、有効ユーザリスト805に値がある場合は
問合わせに使用したユーザIDがその値に該当しないレコ
ードを、無効ユーザリスト806に値がある場合は問い合
わせに使用したユーザIDがその値に該当するレコードを
リストから削除する。ステップ3609において、パラメー
タに含まれている条件情報とリスト中のサービスIDに対
応する各マネージャの属性表と比較して、条件に合致す
る値以外をリストから削除する。ステップ3606におい
て、ステップ3605において変更されたリストのレコード
の数をチェックし、レコード数が0の場合は、要求され
たサービスは存在しないものとしてステップ3611におい
てエラー返信パケットを作成し、ステップ3613において
返信パケットを送信して終了する。ステップ3606におい
てレコード数が0以外の場合は、ステップ3607において
レコード数が1であるかどうかをチェックする。レコー
ド数が1の場合は、ステップ3612において得られたサー
ビスIDを含む返信パケットを作成し、ステップ3613にお
いて返信パケットを送信して終了する。ステップ3607に
おいてレコード数が1以外の場合は、ステップ3608にお
いて、リスト中のサービスIDに対応する各マネージャに
現在の負荷状態を問い合わせる。各マネージャは処理中
のジョブの数を負荷状態として返し、この中から最低の
負荷を持つマネージャを選択する。ステップ3610におい
て、選択されたマネージャーに対応するサービスIDを含
む返信パケットを作成し、ステップ3613において返信パ
ケットを送信して終了する。
【0082】(ジョブの構造)図52は、各マネージャが
管理するジョブの実体を保持するファイル(ジョブファ
イル)の内部構造を示すものである。ジョブファイルの
ファイル名はジョブ表(図20)のファイル名1502で保持
されている。またこのファイルの構造は、各コントロー
ラが管理するジョブの実体を保持するファイルの内部構
造も示している。このファイル名はジョブキュー表(図
42)のファイル名2903で保持されている。ジョブの実体
は、属性ID3701、属性値サイズ3702および属性値3703の
組を複数連続して持つことによって表されている。ジョ
ブがデータを含む場合は、3707、3708、3709で示される
ように属性IDとしてデータを表す値、属性値としてファ
イル名のサイズ、属性値としてドキュメントデータを保
持しているファイルのファイル名を保持している。属性
の中には、データの送信方法、データのフォーマット
(使用されているPDLなど)、イベントの種類とそのイ
ベントが発生した時にイベント通知を送信する宛先など
の情報、およびジョブの種類に依存した情報:プリント
ジョブの場合にはコピー部数、フィニッシング処理指
定、使用するフォントの指定、使用するフォームオーバ
ーレイの指定などが含まれる。
【0083】(各マネージャーでのジョブスクリプト処
理)図53と図54は、各マネージャにおけるジョブスクリ
プトの処理フローを表すものである。ジョブスクリプト
は、図46で示されるコマンドパケットの一続きによって
構成されており、"Job Start"オペレーションコードで
始まり、"Job End"オペレーションコードで終わるもの
として規定されている。ジョブスクリプトを構成する各
パケットは、図9で示されるサブアドレス:サービスID
対応表によって示されるサブアドレスに投入され、図47
で示されるコマンドパケット処理フローによって各マネ
ージャに配布される。図53で示される処理フローは、各
マネージャに配布されたコマンドパケットを処理して図
52で示されるジョブファイルおよびデータファイルを作
成する場合の処理フローである。各マネージャに配布さ
れたオペレーションは、ステップ3801においてオペレー
ションコードがサポートされているオペレーションコー
ドであるかどうかをチェックする。チェックは、各マネ
ージャが属性表内に保持している「サポートしているオ
ペレーション」属性(属性ID101)の値と比較すること
により行う。チェックの結果、サポート外のオペレーシ
ョンであった場合は、ステップ3816においてエラー返信
パケットを作成し、これを送信して終了する。ステップ
3801のオペレーションコードがサポートされているもの
であったならば、ステップ3802において現在ジョブ投入
中であるかどうかをチェックする。チェックは、ジョブ
投入中フラグ(ステップ3806で設定されるフラグ)が真
であるかどうかを検査することにより行う。検査の結
果、ジョブ投入中フラグが偽であり、ジョブ投入中でな
ければ、ステップ3804においてオペレーションコード
が"Job Start"であるかどうかをチェックする。チェッ
クの結果、オペレーションコードが"Job Start"で無い
場合は、ステップ3816においてエラー返信パケットを作
成し、これを送信して終了する。
【0084】ステップ3804のチェックの結果OKならば、
ジョブIDを割り当ててジョブ表(図20)に項目を追加
し、ジョブファイルを新規作成する。その後ステップ38
05において、ジョブ投入中フラグを真に設定してコマン
ドパケットの処理を終了する。ステップ3802のチェック
において、ジョブ投入中フラグが真の場合は、ステップ
3803においてオペレーションコードが"Send"であるかど
うかをチェックする。オペレーションコード"Send"は、
パラメータにジョブを構成するデータが含まれているこ
とをマネージャに指示するものである。ステップ3803に
おいてオペレーションコードが"Send"の場合は、ステッ
プ3807においてコマンドと共に入力された継続フラグを
チェックし、継続フラグが真の場合はステップ3808にお
いて既に存在しているデータファイル3713に新たに領域
を追加して、3809においてその領域にパラメータを書き
込み終了する。ステップ3807において継続フラグが偽の
場合は、ステップ3810においてデータファイル3713を新
規作成し、ステップ3811においてパラメータをデータフ
ァイルに書き込む。その後、ステップ3812においてジョ
ブファイルに領域を追加し、ステップ3813においてデー
タを表す属性ID3707、ファイル名のサイズ3708および新
規作成したファイルのファイル名3709をこの領域に書き
込み、終了する。ステップ3803においてオペレーション
コードが"Send"でない場合、ステップ3814においてオペ
レーションコードが"Job End"であるかどうかをチェッ
クする。オペレーションコードが"Job End"である場合
は、ステップ3815においてジョブの生成終了処理を行い
終了する。ジョブの生成終了処理には、ジョブファイル
のクローズなどの処理を含み、マネージャの種類(プリ
ントジョブ、スキャンジョブ、コピージョブ、フォン
ト、フォームオーバーレイ、ログ、カラープロファイ
ル)によって異なる。
【0085】ステップ3814において、オペレーションコ
ードが"Job End"でない場合は、ステップ3817において
オペレーションコードが"Set Job"であるかどうかをチ
ェックする。オペレーションコード"Set Job"は、パラ
メータにジョブを構成する属性(属性IDと属性値)が含
まれていることをマネージャに指示するものである。ジ
ョブのオペレーションコードが"Set Job"である場合
は、ステップ3818においてジョブファイルに領域を追加
し、ステップ3819において属性ID、属性値サイズおよび
属性値を追加した領域に書き込み終了する。
【0086】ステップ3817において、オペレーションコ
ードが"Set Job"でない場合は、ステップ3820において
オペレーションコードが"Send Request"であるかどうか
をチェックする。オペレーションコードが"Send Reques
t" は、データの送信をマネージャに指示するものであ
り、パラメータとしてデータの送信方法が含まれてい
る。オペレーションコードが"Send Request"である場合
は、ステップ3821において各マネージャに依存した処理
を行い終了する。ステップ3821における処理は、スキャ
ンジョブマネージャの場合は、ジョブファイルに保持さ
れている属性値に従った原稿のスキャンをスキャナコン
トローラに指示し、得られたデータを指定された方法で
送信すること、フォントマネージャの場合はジョブファ
イル内に属性値として指定されたフォントデータを即座
に指定された送信方法で送信することなどが含まれる。
ステップ3820においてオペレーションコードが"Send Re
quest"でない場合は、ステップ3822においてその他のオ
ペレーションコードの処理を行い終了する。
【0087】(プリントジョブマネージャーでのジョブ
処理)図55は、図5で示したプリントジョブマネージャ
501から509におけるジョブの処理フローを表したもので
ある。プリントジョブマネージャはジョブ表を常に監視
するタスクを動作させている。プリントジョブマネージ
ャが図54に示すジョブスクリプトの処理フローを行
い、"Job Start"オペレーションコードが入力されるこ
とによりジョブ表に新たな項目が追加されたことをが検
知すると、この監視タスクは図55で示す処理フローを持
つタスクを動作させて、入力されたジョブの処理を行わ
せる。ステップ3901においてデータ(ドキュメントデー
タ)の表現に使用されているPDL(Page Description La
nguage)の種類を示す属性がジョブファイルの中に追加
されるのを待ち、PDLの種類が確定すると使用するPDL R
asterizer(PDL Rasterizer417或いはPDL Rasterizer41
8)が使用可能となるまで待つ。ステップ3901でPDL Ras
terizerが使用可能となると、ステップ3902においてデ
ータ受信方法を示す属性がジョブファイルの中に追加さ
れるのを待つ。データ受信方法を示す属性がジョブファ
イルの中に追加されると、ステップ3903においてデータ
の受信方法をチェックする。データの受信方法が多機能
周辺機器MFP201の外部(例えば、ネットワーク上のClie
nt PC等)にアクセスする方法である場合は、ステップ3
904において指定されたデータの読込みを行うタスクを
生成して外部にアクセスする。その後ステップ3905にお
いてデータの読込みが開始されるのを待つ。ステップ39
03において、データがジョブ内に含まれる場合(図54に
おいて“Send"オペレーションコードによるデータ受信
の場合)、ステップ3906においてデータの受信が開始さ
れるのを待つ。
【0088】ステップ3905または3906のステップにおい
てデータの読込みまたは受信が開始された時、ステップ
3907においてデータをPDL Rasterizerに投入を開始す
る。その後、ステップ3908においてPDL Rasterizerから
イメージデータを受け取る。ステップ3909において使用
するプリンタコントローラを決定する。この決定はプリ
ントジョブマネージャー501から507と509の属性表の属
性ID2001(Jobを実行するController IDリスト)で予め
決められている場合と、プリントジョブマネージャー50
8の属性ID2002(Controller自動選択可能か否か)で可
が指定されてプリントジョブファイルの内容(図52に示
すジョブファイルの属性Iと属性値)を読むことにより
プリントに必要となるプリンタコントローラを動的に決
定する場合がある。この場合には、例えば、ジョブファ
イル内の属性IDと属性値でカラー印刷を指定されていれ
ばInk Jet Contorller512(CID23)を決定するし、属性
IDと属性値でFinisherの使用が指定されていればLBP Co
ntroller510(CID21)を決定する。プリンタコントロー
ラが決定すると、ステップ3910において、各プリンタコ
ントローラにイメージデータを投入しプリンタコントロ
ーラからジョブIDを受け取る。ステップ3911においてジ
ョブ依頼表(図21)に、ジョブIDとプリンタコントロー
ラIDおよびプリンタコントローラから受け取ったジョブ
IDをプリンタコントローラ毎に別々のレコードとして記
録する。その後、プリントジョブマネージャはステップ
3912で各プリンタコントローラでジョブ終了を待ち、ジ
ョブ終了がプリンタコントローラから通知されると、ス
テップ3913においてジョブ依頼表から対応するレコード
を削除する。3914において各プリンタコントローラに依
頼した全てのジョブが終了したかどうかをチェックし、
まだプリンタコントローラ内でジョブが残っている場合
は、ステップ3912に戻りプリンタコントローラでのジョ
ブ終了を待つ。ステップ3914において、依頼した全ての
プリンタコントローラでのジョブが終了した場合、ステ
ップ3915においてジョブ表(図20)から、ジョブのレコ
ードを削除する。この時、図61で示されるイベント送信
処理を行う。ステップ3916において、ジョブファイルの
中を検査し、ステップ3917においてジョブ終了に関する
イベント送信を指示する属性値があるかどうかをチェッ
クする。もしなければ処理は終了するが、ある場合はス
テップ3918において属性値を読み出すことにより送信方
法と送信宛先を取得する。ステップ3919においてイベン
トの送信パケットを作成し、指定された送信方法と送信
宛先に対してイベントを送信する。ステップ3920におい
て、ジョブファイル・データファイルの削除などの終了
処理を行い、ジョブの処理は終了する。
【0089】(スキャンジョブマネージャでのジョブ処
理)図56は、スキャンジョブマネージャ419におけるジ
ョブの処理フローを表したものである。スキャンジョブ
マネージャはジョブの投入が終了してからジョブの処理
を開始する。このため、スキャンジョブマネージャは図
54におけるステップ3815のジョブの終了処理として図56
のジョブ処理を開始する。ステップ4001において、スキ
ャナコントローラ420にジョブを投入しジョブIDを受け
取る。ステップ4002においてジョブ依頼表(図21)に、
ジョブIDとスキャナコントローラIDおよびスキャナコン
トローラ420から受け取ったジョブIDを記録する。ステ
ップ4003において、スキャナコントローラ420からのジ
ョブ終了を待ち、ジョブ終了がスキャナコントローラ42
0から通知されると、スキャンしたイメージデータをス
キャナコントローラ420から受け取り、ステップ4004に
おいてジョブ表(図20)からジョブのレコードを削除す
る。この時、図61で示されるイベント送信処理を行う。
ステップ4005において、ジョブ中の属性の中からデータ
の送信方法を指示しているものを検索する。ステップ40
06においてデータ送信方法がデータをスクリプトとして
送信する指示であった場合は、ステップ4008においてデ
ータを他の属性情報と共にスクリプトとして送信する。
機器からのデータ送信処理は詳細が図62に示されてい
る。ステップ4006においてデータを参照として送信する
指示であった場合は、ステップ4007においてデータを機
器内部に保存し、これに対する参照情報を他の属性情報
と共にスクリプトとして送信する。ステップ4010におい
てジョブファイルの中を検査し、ステップ4011において
ジョブ終了に関するイベント送信を指示する属性値があ
るかどうかをチェックする。もしなければ処理は終了す
るが、ある場合はステップ4012において属性値を読み出
すことにより送信方法と送信宛先を取得する。ステップ
4013においてイベントの送信パケットを作成し、指定さ
れた送信方法と送信宛先に対してイベントを送信する。
ステップ4014において、ジョブファイル・データフ
ァイルの削除などの終了処理を行い、ジョブの処理は終
了する。
【0090】(コピージョブマネージャーでのジョブ処
理)図57は、コピージョブマネージャ601から608にお
けるジョブの処理フローを表したものである。コピージ
ョブマネージャはジョブの投入が終了してからジョブの
処理を開始する。このため、ジョブマネージャは図53に
おけるステップ3815のジョブの終了処理として図57のジ
ョブ処理を開始する。ステップ4101において、スキャナ
コントローラ420にジョブを投入しジョブIDを受け取
る。ステップ4102においてジョブ依頼表(図21)に、ジ
ョブIDとスキャナコントローラIDおよびスキャナコント
ローラ420から受け取ったジョブIDを記録する。ステッ
プ4103において、スキャナコントローラ420からのジョ
ブ終了を待ち、ジョブ終了がスキャナコントローラ420
から通知されると、スキャンしたイメージデータをスキ
ャナコントローラ420から受け取り、ステップ4104にお
いてジョブ表から(図20)から、ジョブのレコードを削
除する。次に、ステップ4105において使用するプリンタ
コントローラを決定する。この決定はコピージョブマネ
ージャー601から607と609の属性表の属性ID2001(Jobを
実行するController IDリスト)で予め決められている
場合と、コピージョブマネージャー608の属性ID2002(C
ontroller自動選択可能か否か)で可が指定されてジョ
ブファイルの内容(図52に示すジョブファイルの属性I
と属性値)を読むことによりプリントに必要となるプリ
ンタコントローラを動的に決定する場合がある。この場
合には、例えば、ジョブファイル内の属性IDと属性値で
カラー印刷を指定されていればInk Jet Contorller512
(CID23)を決定するし、属性IDと属性値でFinisherの
使用が指定されていればLBPController510(CID21)を
決定する。プリンタコントローラが決定すると、ステッ
プ4106において、各プリンタコントローラにスキャナコ
ントローラ420から受け取ったイメージデータを投入し
プリンタコントローラからジョブIDを受け取る。ステッ
プ4107においてジョブ依頼表(図21)に、ジョブIDとプ
リンタコントローラIDおよびプリンタコントローラから
受け取ったジョブIDをプリンタコントローラ毎に別々の
レコードとして記録する。
【0091】その後、プリントジョブマネージャはステ
ップ4108で各プリンタコントローラでジョブ終了を待
ち、ジョブ終了がプリンタコントローラから通知される
と、ステップ4109においてジョブ依頼表から終了したジ
ョブに対応するレコードを削除する。ステップ4110にお
いて各プリンタコントローラに依頼した全てのジョブが
終了したかどうかをチェックし、まだプリンタコントロ
ーラ内でジョブが残っている場合は、ステップ4108に戻
りプリンタコントローラでのジョブ終了を待つ。ステッ
プ4110において、依頼した全てのプリンタコントローラ
でのジョブが終了した場合、ステップ4111においてジョ
ブ表(図20)から、ジョブのレコードを削除する。この
時、図61で示されるイベント送信処理を行う。ステップ
4112において、ジョブファイルの中を検査し、ステップ
4113においてジョブ終了に関するイベント送信を指示す
る属性値があるかどうかをチェックする。もしなければ
処理は終了するが、ある場合はステップ4114において属
性値を読み出すことにより送信方法と送信宛先を取得す
る。ステップ4115においてイベントの送信パケットを作
成し、指定された送信方法と送信宛先に対してイベント
を送信する。ステップ4116において、ジョブファイル・
データファイルの削除などの終了処理を行い、ジョブの
処理は終了する。
【0092】(ジョブ処理ダウンロード)図58は、フォ
ントマネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ4
14、ログマネージャ415およびカラープロファイルマネ
ージャ416におけるジョブの処理フローのうちデータの
ダウンロード機能に関するものを表すものである。これ
らのマネージャに対するジョブは、各マネージャが管理
するデータのダウンロードおよびアップロードを行うた
めのものである。各マネージャが管理するデータの参照
・削除などの管理は、Supervisor410が管理するサブア
ドレスに対してコマンドパケットを投入し図48で示され
るように各マネージャの持つ属性表にアクセスすること
によって行う。各マネージャはジョブの投入が終了して
からデータダウンロードに関するジョブの処理を開始す
る。このため、各マネージャは図53におけるステップ38
15のジョブの終了処理として図58のデータダウンロード
に関するジョブ処理を開始する。ステップ4201におい
て、ジョブファイル(図52)を走査し、データの受信方
法に関する属性が存在するかどうかをチェックする。チ
ェックの結果データの受信方法に関する属性が存在しな
い場合は、このジョブファイルはアップロードに関する
もので図59に示す処理フローが既に行われているものと
してステップ4208において終了処理を行う。ステップ42
08における終了処理ではジョブファイルの削除を行う。
ステップ4201においてデータの受信方法に関する属性が
存在する場合は、ステップ4202においてデータの受信方
法をチェックする。データの受信方法がジョブ内に含ま
れる場合(図53において“Send"オペレーションコード
によるデータ受信の場合)すでにデータが受信済みであ
りステップ4205において受信したデータをファイルとし
て保存する。データの受信方法が機器外部にあるデータ
である場合はステップ4203において指定された外部ソー
スにアクセスし、データの取得を行い、取得したデータ
をステップ4205においてファイルとして保存する。ステ
ップ4205において保存したファイル情報を、ステップ42
06において各マネージャが管理する管理表(フォントマ
ネージャ413の場合フォント表(図28)、フォームオー
バーレイマネージャ414の場合フォームオーバーレイ表
(図31)、ログマネージャ415の場合ログ表(図34)、
カラープロファイルマネージャ416の場合カラープロフ
ァイル表(図39)に新規レコードを書き込むことにより
登録する。ステップ4207において、ジョブファイル・デ
ータファイルの削除などの終了処理を行い、ジョブの処
理は終了する。
【0093】(ジョブ処理アップロード)図59は、フォ
ントマネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ4
14、ログマネージャ415およびカラープロファイルマネ
ージャ416におけるジョブの処理フローのうちデータの
アップロード機能に関するものを表すものである。各マ
ネージャはジョブスクリプトを構成する“Send Reques
t"オペレーションコードが投入された時点で、データア
ップロードに関するジョブの処理を開始する。このた
め、各マネージャは図54におけるステップ3821の各マネ
ージャに依存した処理として図59のデータアップロード
に関するジョブ処理を開始する。ステップ4301におい
て、ジョブファイル中(図52)の属性の中からデータの
送信方法を指示しているものをチェックする。ステップ
4301においてデータ送信方法がデータをスクリプトとし
て送信する指示であった場合(NO)は、ステップ4303に
おいて、ジョブ内で指定データされたデータを他の属性
情報と共にスクリプトとして送信する。機器からのデー
タ送信処理は詳細が図62に示されている。ステップ4301
においてデータを参照として送信する指示であった場合
は、ジョブ内で指定されたデータに対する参照情報を他
の属性情報と共にスクリプトとして送信する。
【0094】(各マネージャーでのジョブ管理)図60
は、多機能周辺機器201内のプリントジョブマネージャ5
01から509、スキャンジョブマネージャ419およびコピー
ジョブマネージャ601−608が管理するジョブに対する操
作指示(ジョブの削除)をClientが行ったときに行われ
る処理フローを表したものである。各マネージャが管理
するジョブに対する操作は、Supervisorの有するサブア
ドレスに対して適当なコマンドパケットを送信すること
により行う。ジョブ管理用コマンドパケットにはパラメ
ータとして、対象ジョブマネージャを特定するためのサ
ービスIDおよび対象ジョブIDが含まれている。Clientか
ら多機能周辺機器201に送られたコマンドパケットは、
図47に示すフローによって処理され、Supervisor410に
配布される。図60に示す処理フローは、図51で示したフ
ロー中の3603(その他のOperation Codeの処理)のステ
ップを詳細化したものである。ステップ4401において、
Supervisor410はオペレーションコードがジョブ削除用
のもの(”Cancel Job”)であるかどうかチェックす
る。オペレーションコードが” Cancel Job” でない場
合は、オペレーションコードに従った後述するその他の
処理ステップ4409を行い終了する。ステップ4401におい
てオペレーションコードが“Cancel Job"の場合は、ス
テップ4402においてパラメータ内に指定されたサービス
IDに従って、パラメータをサービスIDに対応する各マネ
ージャに送る。各マネージャはステップ4403において、
指定されたジョブIDを各マネージャが管理するジョブ依
頼表の中を検索する。ステップ4404においてジョブ依頼
表の中に指定されたジョブIDが無い場合は、既にコント
ローラでのジョブが終了しているものとして、ステップ
4410においてジョブ表の中から該当するレコードを削除
し、ステップ4411において返信パケットを作成および送
信して終了する。ステップ4404においてジョブ依頼表の
中に指定されたジョブIDが有る場合は、ステップ4405に
おいて指定されたジョブIDに対応するコントローラのジ
ョブIDとジョブを実行しているコントローラのコントロ
ーラIDを取得する。ステップ4406において、コントロー
ラIDに対応するコントローラに対してコントローラのジ
ョブIDを指定してジョブの削除を指示する。ステップ44
07において、コントローラからの実行結果を待ち、実行
結果が不成功であった場合は、ステップ4408においてエ
ラー返信パケットを作成および送信して終了する。ステ
ップ4407において、コントローラからの実行結果が成功
であった場合、ステップ4408においてジョブ依頼表の中
から該当するレコードを削除し、ステップ4403における
ジョブ依頼表の検索を行って他のコントローラに対する
依頼が行われているかどうかを再度チェックする。
【0095】(イベント送信)図61は、各マネージャに
おけるイベント送信の処理フローを表したものである。
各マネージャは図16に示す様なイベント設定表を、各自
が保持する属性表の値として持っている。図16の説明で
示したように、この表にはイベントが発生したときにイ
ベントを送信する接続形式と宛先とが書かれている。あ
るイベントが発生すると、各マネージャはイベントに対
するイベントIDを認識する。その後、ステップ4501にお
いて、イベント設定表を参照しイベントIDが登録されて
いるかどうかを検索する。ステップ4502において、イベ
ントIDが1つも登録されていなければ処理を終了する。
ステップ4502においてイベントIDが1つでも登録されて
いれば、ステップ4503でイベントを送信する際に使用す
る接続形式とイベントを送信する宛先を最初のレコード
から取得し、ステップ4504においてイベント送信パケッ
トを作成する。このパケットの中にはイベントID毎に規
定されているパラメータと、Supervisor410が保持する
イベントフォーマット表(図17)に登録されているイベ
ントID毎のフォーマットに従ったパラメータとを付加す
る。ステップ4505において、このイベント送信パケット
を4503で取得した接続形式の送信宛先に送信する。そし
て、ステップ4506でイベントIDが有るレコード全てにつ
いてステップ4503からステップ4505までを繰り返し処理
したか否かを判断し、処理していなければステップ4503
に戻り、全てのレコードが処理されていれば終了する。
【0096】(多機能周辺機器からのデータスクリプト
送信)図62は、多機能周辺機器201からデータをコマン
ドパケットの連続であるスクリプトとして送信する際の
処理フローを表す。この処理フローは、スキャンジョブ
の結果得られるイメージデータの送信ステップ4008やフ
ォントデータの送信ステップ4303などにおいて使用され
るものである。ステップ4601において、データの属性を
含むパケットを生成して送信する。必要ならステップ45
01を繰り返し、複数の属性を送信する。ステップ4602に
おいて、送信を指定されたデータを取得する。コマンド
パケットは図46に示す構造を有し、パラメータとして送
信できるサイズがかぎられているため、4603において、
データの長さを検査する。検査の結果、データの長さが
制限値の長さ(64Kバイト)を超えている場合、ステッ
プ4606においてデータを制限値の長さで切断し、得られ
たデータをステップ4607においてパラメータとして付加
したコマンドパケットを生成し送信する。このコマンド
パケットには、オペレーションコードとして“Send"を
設定し、継続フラグを真として設定する。ステップ4608
において、切断した残りのデータを取得しステップ4603
のデータ長の検査を再び行う。ステップ4603の検査の結
果、データ長がコマンドパケットの制限値の長さに入っ
ている場合は、ステップ4604においてデータをパラメー
タとして付加したコマンドパケットを生成し送信する。
このコマンドパケットには、オペレーションコードとし
て“Send"を設定し、継続フラグを偽として設定する。
ステップ4605において、残りの属性を含むコマンドパケ
ットを生成して送信する。必要ならステップ4501を繰り
返し、複数の属性を送信して終了する。
【0097】(Client PCのハード構成)図63は図2に示
す本実施形態のClientPC202、203、204、205の共通したハ
ードウエア構成(コントローラ)を示す図である。コン
トローラの内部では、CPU6001がバス6010を介して、Mem
ory(RAM)6002, CRT等のディスプレイ6003、キーボード
やマウス等のポインティングデバイス6004, ROM6008, D
ISK6009が接続されている。図77に示す各種プログラム
及びデータは、ハードディスクやフロッピーディスク等
のDISK6009(記憶媒体)に記憶されており、必要に応じ
て順次Memory(RAM)6002に読み出されてCPU6001で実行さ
れる。このDISK6002は、Client PCに着脱可能でもClien
t PCに内蔵されたものでも良い。更に、図77に示すプロ
グラムは、ネットワークインタフェースケーブル208(1
0BASE-T)、IEEE1394インタフェースケーブル206、IEEE
1284インタフェースケーブル207を介して他のClient P
C、MFP201からダウンロードされてDISK6009に記憶され
る構成でも良い。図63に示すハードウエアは図78に示す
一般的なClient PCを構成する。CPU6001がディスプレイ
6003にデータを書き込むことにより表示を行い、CPU600
1がポインティングデバイス6004からデータを読み出す
ことにより、ユーザからの指示を入力する。
【0098】また、バス6010には、ネットワークインタ
ーフェースコネクタ6005、IEEE1394インターフェースコ
ネクタ6006、IEEE1284インターフェースコネクタ6007が
接続されており、図2に示すEthernet(10BASE-T)ケーブ
ル208、IEEE1394ケーブル206、IEEE1284ケーブル207が
接続される。CPU6001がこれらのインターフェースから
データを読み込みまたは書き込むことによりそれぞれの
インターフェースを使用した通信を行う。
【0099】(Client PCのソフトウエア構成)図64は
多機能周辺機器201を利用するClient202、203、204、20
5のソフトウエア(制御プログラム)ブロック図の一部
を表す。Client PCが使用するソフトウエア(制御プロ
グラム)とデータは図77に示すようにDISK6009に記憶さ
れている。501は、ユーザインターフェースであり、こ
れによって505から514で示される各ドライバおよびユー
ティリティーが多機能周辺機器201の持つ情報をディス
プレイ6003に表示する。502は現在使用中の多機能周辺
機器201の情報(データ)を保持するデーターベース(D
ISK6009)であり、Clientが多機能周辺機器201に接続し
た段階で、503の機器情報取得部が機器の持つ全ての情
報を取得して502のデータベースの中に保持する。504
は、多機能周辺機器201が保持する各属性表の中で使用
される、各属性の意味、各属性ID毎のデータ型、イベン
トID毎に規定されているパラメータのフォーマット、タ
スクタイプの意味、Supervisorのサブアドレスなどの規
定情報を保持している規定データベース(DISK6009)で
ある。505から514で示される各ドライバおよびユーティ
リティーは、規定データベース504および機器情報デー
タベース502に基づき動作する。5050は、プリンタドラ
イバでありClient PC上で動作するアプリケーションプ
ログラムからの指示によりプリントジョブスクリプトを
生成する。506は、スキャナドライバでありClient PC上
で動作するアプリケーションプログラムからの指示によ
りスキャンジョブスクリプトを生成する。507は、コピ
ードライバでありClient PC上で動作するアプリケーシ
ョンプログラムからの指示によりコピージョブスクリプ
トを生成する。508は、フォント管理ユーティリティで
あり、フォントデータのダウンロードおよびアップロー
ドを行うジョブを生成し、フォントデータを管理するコ
マンドを生成する。509は、フォームオーバーレイ管理
ユーティリティであり、フォームオーバーレイデータの
ダウンロードおよびアップロードを行うジョブを生成
し、フォームオーバーレイを管理するコマンドを生成す
る。510は、ログ管理ユーティリティであり、ログデー
タのダウンロードおよびアップロードを行うジョブを生
成し、ログを管理するコマンドを生成する。511は、カ
ラープロファイル管理ユーティリティであり、カラープ
ロファイルデータのダウンロードおよびアップロードを
行うジョブを生成し、カラープロファイルを管理するコ
マンドを生成する。512は、ジョブ管理ユーティリティ
であり、プリントジョブ・スキャンジョブ・コピージョ
ブの削除・一時停止・実行再開などの管理をおこなうコ
マンドを生成する。513は、機器管理ユーティリティで
あり、プリンタコントローラ・スキャナコントローラの
状態を取得するコマンドを生成する。514は、課金管理
ユーティリティであり、課金データの取得するコマンド
を生成する。
【0100】515は、505から514で示される各ドライバ
およびユーティリティーから生成されたコマンドを基に
コマンドパケットを生成するジェネレータである。生成
されたコマンドパケットは、517、519、521の各トラン
スポート処理モジュールを利用して多機能周辺機器201
に送信する。ジェネレータ515は、517、519、521の各ト
ランスポート処理モジュールから入力された返信パケッ
トおよびイベントパケットを解釈し、適当なドライバま
たはユーティリティに配布する。517は、IEEE1394のト
ランスポート層であるSBPー2の処理モジュールである。
519は、TCP/IPおよびUDP/IPの処理モジュールである。5
21は、IEEE1284のトランスポート層であるIEEE1284.4の
処理モジュールである。518は、IEEE1394の物理層を処
理するインターフェースである。520は、ネットワーク
インターフェースである。522は、IEEE1284の物理層を
処理するインターフェースである。図64はまた、多機能
周辺機器201のソフトウエア(制御プログラム)ブロッ
ク図(図4)におけるユーザーインターフェースマネー
ジャ405の内部構成を表すものでもある。ユーザインタ
ーフェースマネージャ405の場合は、図64におけるSBPー
2処理モジュール517、TCP/IPおよびUDP/IP処理モジュー
519、IEEE1284.4処理モジュール521、ネットワークイン
ターフェース518、ネットワークインターフェース520、
IEEE1284インターフェース522は存在せず、ジェネレー
タ515が図4におけるインタープリター409に直接接続さ
れており、これによってコマンドパケット・返信パケッ
ト・イベントパケットのやり取りが行われている。この
直接接続は他のClient202、203、204、205のソフトウエ
ア(制御プログラム)構成には存在していない。
【0101】(パケット生成・送信処理)図65は、ジェ
ネレータ515が505から514で示される各ドライバおよび
ユーティリティーからコマンドまたはジョブスクリプト
を受けて、図46で示されるコマンドパケットを生成し多
機能周辺機器201に送信する処理フローを表す。この処
理フローの前に、送信先の多機能周辺機器の適当なサブ
アドレスには前もって接続されているものとする。どの
サブアドレスに接続するべきかという情報は、図66で示
される機器情報の取得フローによって取得される。ジョ
ブスクリプトはコマンドの連続で定義されており、処理
対象がジョブスクリプトの場合は、全てのコマンドが処
理されるまでステップ4701からステップ4706までを繰り
返す。以下の記述において、ジョブスクリプトの発行と
はステップ4701からステップ4707まで、各コマンド毎に
処理することを意味する。ステップ4701において、コマ
ンドと共に送信するデータの長さを検査する。検査の結
果、パラメータの制限値の長さ(64Kバイト)を超える
場合は、ステップ4702においてデータを制限値の長さで
切断する。切断されたデータはステップ4703において、
継続フラグを真としてコマンドに対応したオペレーショ
ンコードを含むパケットを生成し、ステップ4704におい
てパケットを送信する。ステップ4701において、データ
の長さがパラメータの制限値の長さに入る場合は、ステ
ップ4705において継続フラグを偽としてコマンドに対応
したオペレーションコードを含むパケットを生成し、ス
テップ4706においてパケットを送信する。
【0102】(Clientでの情報取得とソフトウエア自動
構成)図66は、図64の機器情報取得部503の処理フロー
チャートを表す。機器情報取得部503はClientが多機能
周辺機器201と接続直後に図66で表す処理を行い、機器
情報を取得して機器情報データベース502(DISK6009)
に保持する。この処理はまた、機器からコンフィギュレ
ーション変更のイベントが送られたときにも再度動作す
る。ステップ4801において、Client PCは多機能周辺機
器201と接続する。具体的には、Ethernet208に接続され
ているClientPC202、203はIPアドレス、ポート番号を指
定して多機能周辺機器201に接続しIPパケットデータを
出力する。IEEE1394インタフェース206に接続されてい
るClientPC204はノードIDとLUN(ロジカルユニットナン
バー)を指定して多機能周辺機器201と接続しSBPー2パ
ケットデータを出力する。IEEE1284インタフェース207
に接続されているClientPC205はソケット番号を指定し
て多機能周辺機器201と接続しIEEE1284.4パケットデー
タを出力する。接続先のサブアドレスは、接続に使用し
た接続形式ごとにあらかじめ規定されているSupervisor
用のサブアドレスを使用する。この規定値は、規定情報
データベース504(DISK6009)から取得する。ステップ4
802において、図7に示すSupervisorの属性表の属性ID10
0(属性IDのリスト)の値を取得する。属性値の取得
は、SupervisorのサービスID0と属性IDをパラメータと
して属性値取得用コマンド(Get)を生成し、ジェネレ
ータ515にコマンドを投入することにより行う。ジェネ
レータ515は図65の処理フローを行い、属性値取得用の
コマンドパケットを、多機能周辺機器201に送信する。
多機能周辺機器201では、上記コマンドパケットを受信
し、図47および図48の処理フローを行って指定された属
性IDの属性値をClientに返信する。Clientでは返信パケ
ットをジェネレータによって解析し、機器情報取得部に
送る。尚、属性ID100の属性は、Supervisorの属性表に
ある全属性IDのリストとなっている。ステップ4803にお
いて属性IDを指定して属性値を取得し、ステップ4804で
全ての属性IDの属性値を取得するまで繰り返し処理を
し、その属性値を属性IDと共に機器情報データベース50
2に保存する。以上のステップにおいてSupervisorの持
つ属性表(図7)が全て機器情報データベース502に保存
される。
【0103】そして、ステップ4805において機器情報デ
ータベース502(DISK6009)に保存された属性表からサ
ービスIDのリスト(図11に示すSID:TASK TYPE表)を取
得する。なお、サービスIDの取得は、サービスIDのリス
ト問合わせ用コマンド(LISTSERVICE)を生成し、ジェ
ネレータ515にコマンドを投入することにより行うこと
もできる。この時、多機能周辺機器201では、図47、図4
8、図49で示される処理フローが実行される。ステップ4
806からステップ4811において、ステップ4805において
取得した各サービスID毎に各マネージャの情報を取得す
る。ステップ4806で図11に示すリストからSupervisor
(サービスID0)を除くサービスIDの中で最初のサービ
スIDであるサービスID1(プリントジョブマネージャ50
1)を取得する。ステップ4807でサービスIDに対応する
サブアドレスの取得を行う。サブアドレスの取得は、サ
ービスIDをパラメータとしてサブアドレス取得用のコマ
ンド(Reserve)を生成し、ジェネレータ515にコマンド
を投入することにより行う。この時、多機能周辺機器20
1では、図47、図48、図49、図50で示される処理フロー
が実行される。取得したサブアドレスは、機器情報デー
タベース502に保存する。ステップ4808において、各マ
ネージャの属性表の属性ID100の値(属性IDのリスト)
を取得する。属性値の取得は、各マネージャに対応する
サービスIDと属性IDをパラメータを指定して属性値取得
用コマンド(Get)を生成し、ジェネレータ515にコマン
ドを投入することにより行う。ステップ4809において属
性IDを指定して属性値を取得し、ステップ4810で全ての
属性IDの属性値を取得するまで繰り返し処理をし、その
属性値を属性IDと共に機器情報データベース502に保存
する。ステップ4811においてサービスIDのリストの最後
のサービスIDか否かを判断し、最後でなければステップ
4812においてリストの次のサービスIDをリストから取得
してステップ4807からの処理を繰り返す。ステップ4811
においてサービスIDのリストの全てのサービスID(プリ
ントジョブマネージャー501、502、503、504、505、506、50
7、508、509、スキャンジョブマネージャー419、コピーマ
ネージャー601、602、603、604605、606、607、608、フォント
マネージャー413、フォームオーバーレイマネージャー4
14、ログマネージャー415、カラープロファイルマネー
ジャー416、プリンタコントローラ510、511、512、スキャ
ナコントローラー420)の属性値を属性IDと共に機器情
報データベース502に保存する。
【0104】そして、ステップ4813で機器情報データベ
ース502(DISK6009)に保存された機器情報(データ)
に基づいて各ドライバー・ユーティリティー(制御プロ
グラム)505から514のそれぞれに対応したマネージャー
のためのユーザーインタフェースを自動構成する。自動
構成ステップ4813の処理には、ユーザーインターフェー
スの更新が含まれており、ドライバー・ユーティリティ
に応じて設定画面(ユーザーインタフェース)の表示を
変える。例えば、プリンタドライバーのユーザーインタ
フェースは、ディスプレイ6003に表示される表示画面を
示す図81や図82のように、各プリントジョブマネージャ
ー(501から509)の属性ID1101の属性値に基づいてサポ
ートしているPDLのリスト、属性ID1102に基づいてカラ
ー印刷可能か、属性ID1103の属性値に基づいてサポート
しているFinishingの種類、属性ID1104の属性値に基づ
いて設定可能最高解像度、属性ID1105に基づいて設定可
能最低解像度の表示を変える。同様に他のドライバ50
6、507、ユーティリティ508から514のためのユーザーイ
ンタフェースの表示も属性に応じて変える。更に、各ド
ライバ・ユーティリティの(プリントマネージャ、コピ
ージョブマネージャー等)のアイコンを識別可能に表示
する。
【0105】また、ユーザインターフェースは、図83の
ようなものであってもよい。図83の画面では、サービス
IDのリスト(ステップ4806で取得したサービスIDのリス
ト)に含まれている各プリントジョブマネージャ、スキ
ャンジョブマネージャ、コピーマネージャの一覧が表示
されている。なお、ここでは、各プリントジョブマネー
ジャ、スキャンジョブマネージャ、コピージョブマネー
ジャについてマネージャ名称がつけられており、そのマ
ネージャ名称が一覧表示されている。
【0106】ユーザは、印刷、コピー、印刷物のスキャ
ンを行いたいときには、デバイス制御アプリケーション
やデバイス制御ドライバから図83の画面を開く。そし
て、ユーザは、そのデバイスに存在する複数のマネージ
ャの中から、印刷を行いたいときにはプリントマネージ
ャを選択し、スキャンを行いたいときにはスキャンマネ
ージャを選択する。
【0107】そして、画面上では、例えば、プリントマ
ネージャの印刷方式、用紙サイズ、カラー印刷の可否、
両面印刷の可否、可能な拡大/縮小の範囲などが、ステ
ップ4809で取得された属性値をもとに表示されている。
ここで、印刷方式は、プリントジョブマネージャの属性
ID2001(jobを実行するConroller IDのリスト)の属性
値からどのプリントコントローラを使用しているかで求
められる。また、カラー印刷の可否は、プリントジョブ
マネージャの属性ID1102の属性値から求められる。その
他のものも、図19には不図示の属性IDの属性値から求め
られる。よって、更に詳細な情報が属性値をもとに表示
されることも可能である。スキャンジョブマネージャ、
コピーマネージャについても同様である。
【0108】ユーザは、ジョブを発行する際に、ポイン
ティングデバイス6004を用いてマネージャ一覧の中から
所望のマネージャを選択する。或いは、図83の画面の
「マネージャの自動選択」のチェックボックスにチェッ
クが入れられているときには、各マネージャの機能・状
況から自動的に最適なマネージャが選択される。
【0109】また、図84のように、アプリケーションプ
ログラムの印刷画面の中で、各プリントジョブマネージ
ャに対応するプリンタ名が表示されるようにしてもよ
い。この印刷画面は、ユーザがアプリケーションプログ
ラムで印刷指示を出したときに、表示される画面であ
る。Clientは、機器情報データベース502の機器情報を
もとに、各プリントジョブマネージャに対応する仮想的
なプリンタを生成して、それらをユーザが選択できるよ
うに表示する。例えば、画面中の「プリンタA」はプリ
ントジョブマネージャ501を示し、「プリンタB」はプリ
ントジョブマネージャ502を示している。
【0110】さらに、ユーザが図83や図84の画面の中か
らあるマネージャ名あるいはあるプリンタ名を選択し
て、「プロパティ」画面を開くと、図85のような画面が
表示される。ユーザは、この画面で更に詳細に印刷指示
を出す。このとき、ユーザがここで選ぶことができる用
紙サイズ、拡縮率、給紙方法などは、図66のステップ48
09で取得された属性値をもとに決められる。
【0111】最後に、ステップ4814においてSupervisor
410との接続を終了して、処理は終了する。
【0112】(タスクタイプを指定したジョブの発行)
図67は、各アプリケーション・ユーティリティがタスク
タイプを指定したジョブスクリプトを発行した場合の処
理を表すものである。サービスIDを指定したジョブの発
行は、サービスIDをキーとして機器情報データベース50
2を検索し、得られたサブアドレスに対して適切なジョ
ブスクリプトを送信することにより行うが、ユーザから
の指示によりタスクタイプのみが指定された場合は、多
機能周辺機器201に対して使用するサービスIDの紹介依
頼を指示する必要がある。図67は、この場合の処理を示
すものである。ステップ4901おいて、タスクタイプを指
定してサービスIDを取得する属性値取得用コマンドを生
成し、ジェネレータ515にコマンドを投入することによ
り行う。多機能周辺機器201では、図47、図48、図49、
図50、図51で示される処理フローが実行される。ステッ
プ4902において、ステップ4901で得られたサービスIDを
基に機器情報データベース502を検索し、得られたサブ
アドレスに対してジョブスクリプトを送信する。
【0113】(イベントの構造)図68は、多機能周辺機
器201からClientに送られるイベントの構造を表す。イ
ベントパケットは図46に示されるコマンドパケットと同
一の構造を持ち、図68で示すものは、パケットのパラメ
ータ3110の部分の構造である。5001はイベントの種類を
表すイベントIDである。5002はイベントIDごとに規定さ
れているパラメータデータである。このデータのフォー
マットは規定情報データベース504に予め保持されてい
る。5003はイベントIDごとに機器でそのフォーマットが
決められているパラメータデータである。このデータの
フォーマットはイベントフォーマット表(図17)とし
て、図66の処理フローを実行することにより機器情報デ
ータベース502に保持されている。
【0114】(イベントの処理)図69は、Clientが多機
能周辺機器201から各ドライバー・ユーティリティーが
イベントを受けたときの処理を表すフローである。各ド
ライバー・ユーティリティーは、自分が欲しいイベント
をイベントIDをキーとしてジェネレータ515に予め登録
しておく。イベントが多機能周辺機器201からClientに
送られると、ジェネレータ515は登録してある各ドライ
バー・ユーティリティーにイベントを配布する。図69
は、各ドライバー・ユーティリティーがイベントの配布
を受けた後の処理を表すものである。ステップ5101にお
いて、規定情報データベース504から得たフォーマット
情報を元に規定パラメータデータ5002の解析を行う。ス
テップ5102において、イベントID(5001)をキーとして
機器情報データベース502に保持されているイベントフ
ォーマット表(図17)からイベントIDに対応するイベン
トフォーマット1302を取得する。ステップ5103におい
て、取得したイベントフォーマットに基づき、機器依存
のイベントフォーマット(イベントフォーマットの属性
ID676:紙サイズ、ID756:紙の種類、ID666:トナーの
種類、ID698:インクの種類、ID600:カバーの位置)を
解析する。そして、ステップ5104において解析されたパ
ラメータとイベントID (イベント ID200:紙なし、ID3
99:トナーなし、ID432:インクなし、ID234:多機能周
辺機器のカバーオープン)を処理してイベントに応じた
表示(例えば、紙なし、カバーオープン、トナーなし等
のユーザーインタフェースをディスプレイ6003に表示す
る)を行う。
【0115】(ログの処理)図70は、ログ管理ユーティ
リティ510が多機能周辺機器201が保持するログを取得し
て処理するフローを表すものである。ステップ5201にお
いて、ログデータの取得を行う。ログデータの取得は、
ログデータ取得用ジョブスクリプトを生成し、多機能周
辺機器201に送ることにより行う。多機能周辺機器201で
は、図47、図53、図59で示される処理フローが実行さ
れ、ログデータがClientに送られる。例えば、図35に示
すLogFormatID1、98/1/3 1:23のログデータ「12345、4、
1.23、“OK”」は、サービスID1のプリントジョブマネ
ージャーにジョブを発行したユーザーIDが12345で、出
力した紙数が4で、使用したトナー量が1.23、ジョブの
終了状態がOKを示す。ステップ5202において、機器情報
データベース502からログフォーマット表(図36)を取
得する。ステップ5203において、ログデータの各レコー
ドの先頭にあるログフォーマットID2401を取得し、この
値からログフォーマット表(図36)の中からログフォー
マット2502を取得する。例えば、LogFormatID1のフォー
マット「1:701、1:565、1:765、1:777」は、サービスI
D1のプリントジョブマネージャーにジョブを発行したユ
ーザーID、出力した紙数、使用したトナー量、ジョブの
終了状態を示す。また、LogFormatID2のフォーマット
「11:701、11:565、11:765、11:777」は、サービスID1
1のプリントジョブマネージャーにジョブを発行したユ
ーザーID、出力した紙数、使用したトナー量、ジョブの
終了状態を示す。ステップ5204において、ログデータ24
03の解析をログフォーマットフォーマット2502に従って
行い、解析したデータをログ発生時刻2402と共に処理
(ログをソートする等)する。そして、ステップ5205に
おいて各レコードのログデータを解析したか否かを判断
し、解析していなければステップ5203からの処理を繰り
返し実行し、全て解析していれば処理を終了する。
【0116】(課金情報の取得・処理)図71は、課金管
理ユーティリティ514が多機能周辺機器201が保持する課
金データを取得して処理するフローをあらわす。課金デ
ータは、各マネージャが保持するカウントデータとして
表される。カウントデータは属性ID401の値として属性
表(図7、図18、図22、図24、図26、図29、図32、図3
7、図40、図44)に保持されており、その値は整数値の
リストとなっている。各整数値の意味するところは、各
マネージャの属性表の中にカウントデータフォーマット
の属性(属性ID402)の値として表現されており、値は
属性IDのリストとなっている。カウントデータのリスト
とカウントデータフォーマットのリストは、リスト中の
順番によって対応している。例えば、カウントデータの
3番目の値は、カウントデータフォーマットの3番目の属
性IDの情報を意味している。図71は、各マネージャが保
持するカウントデータを取得して処理するフローを表す
ものである。ステップ5301において、対象となるマネー
ジャのサービスIDを指定して、属性ID401の値(カウン
トデータの値)を取得する。例えば、属性ID401の値(4
5、78、34、13)は、属性ID402のカウントデータフォーマ
ットで表わされる用紙サイズのプリント枚数を示す。こ
の属性ID401の値の取得は、サービスIDと属性IDをパラ
メータをパラメータとして属性値取得用コマンドを生成
し、ジェネレータ515にコマンドを投入することにより
行う。ステップ5302において、同じサービスIDを指定し
て、属性ID402の値(カウントデータフォーマットの
値)を取得する。例えば、属性ID402の属性値565が用紙
サイズA2のプリント枚数、属性値537が用紙サイズA3の
プリント枚数、属性値545が用紙サイズA4のプリント枚
数、属性値523が用紙サイズA5のプリント枚数を意味す
る。これは機器情報データベース502から取得してもよ
い。ステップ5303において、取得したカウントデータフ
ォーマットを使用して、カウントデータの解析を行う。
ステップ5304において、解析したカウントデータを使用
して、例えば、サービスID毎、ユーザーID毎、部門毎に
課金データの処理・生成を行って終了する。
【0117】(プリントジョブ、データダウンロードジ
ョブの発行)図72は、プリンタドライバ505によるプリ
ントジョブの発行、フォント管理ユーティリティ508に
よるフォントデータダウンロードジョブスクリプト発
行、フォームオーバーレイユーティリティ509によるフ
ォームオーバーレイデータダウンロードジョブスクリプ
ト発行、ログ管理ユーティリティー510によるログデー
タダウンロードジョブスクリプト発行およびカラープロ
ファイル管理ユーティリティ511によるカラープロファ
イルデータダウンロードジョブスクリプト発行の各処理
を表す。以上の各ソフトウエア(制御プログラム)によ
る処理フローは共通であり、プリント対象ドキュメント
データおよび上記各種類のダウロード対象データ(フォ
ントデータ、フォームデータ、カラープロファイルデー
タ、ログデータ)は、図72および以下の説明において、
「データ」と記述されている。ジョブ発行の際には、プ
リントまたはダウンロードするデータがジョブスクリプ
トの中に設定する複数の属性値と共に指定される。ステ
ップ5401において、機器情報データベース502にアクセ
スして機器情報を取得する。
【0118】そして、取得した機器情報をもとに、図83
或いは図84のようなユーザインターフェースが表示され
る。ユーザは、データの投入対象となるマネージャを、
図83に一覧表示されているマネージャ名称、或いは、図
84に表示されているプリンタ名の中からポインティング
デバイス6004を用いて選択する。
【0119】ステップ5402において、データが投入対象
とする各マネージャ(例えば、プリント対象ドキュメン
トデータなら印刷を指定するプリントマネージャ)の有
する属性表を参照し、指定された属性値が属性表で設定
されている各属性値の範囲内にあるかどうかをチェック
する。チェックの結果、1つでも範囲内に無い場合は、
ステップ5405においてユーザインターフェース上にエラ
ーダイアログを表示するなど、ジョブ発行拒否の処理を
行い、終了する。
【0120】ステップ5402のチェックの結果、全ての属
性がマネージャの持つ属性表内の各属性値の範囲内にあ
る場合は、ステップ5403においてマネージャの属性表中
に禁止設定属性(属性ID801から805)が存在するかどう
かチェックする。マネージャの属性表が禁止設定属性を
持つ場合は、ステップ5404においてマネージャが属性表
内に持つ各禁止設定属性毎に指定されたジョブの属性が
禁止されている設定値の組み合わせとなっていないかど
うかチェックする。チェックの結果、禁止されている属
性の設定値の組み合わせがある場合は、ステップ5405に
おいてジョブ発行拒否の処理を行い終了する。ステップ
5403のチェックの結果、マネージャが禁止設定属性を持
たない場合およびステップ5404のチェックの結果ジョブ
の属性が禁止されている設定値の組み合わせとなってい
ない場合、ステップ5406においてデータの存在場所をチ
ェックする。データの存在場所の指定はは、ユーザーが
アドレスを指定するかアプリケーションがアドレスを生
成する事で行われる。データの存在場所がジョブを発行
するClient内部の場合は、ステップ5407において機器情
報データベース502内の各担当マネージャの属性表の属
性値601(サポートしているデータのダウンロード方
法)をチェックする。ステップ5407のチェックにおい
て、ジョブ内にデータを含ませる方法がサポートされて
いる場合、ステップ5408においてジョブ内にデータを含
ませたジョブスクリプトを生成し、図65に示すパケット
生成処理を経て、多機能周辺機器201に送信する。ステ
ップ5407のチェックにおいて、ジョブ内にデータを含ま
せる方法がサポートされていない場合、ステップ5409に
おいて、機器内に存在するデータの参照ポインタ(UR
L:Unified Resource Locator)をジョブ内に含ませた
ジョブスクリプトを生成し送信する。ステップ5406のチ
ェックにおいて、データがジョブを発行するClient外部
に存在する場合は、ステップ5410において機器情報デー
タ内の各担当マネージャの属性表の属性値601(サポー
トしているデータのダウンロード方法)をチェックす
る。ステップ5410のチェックにおいて、ジョブ内に参照
ポインタを含ませて機器自身がデータを読み込む方法が
サポートされている場合は、データに対する参照ポイン
タをジョブ内に含ませたジョブスクリプトを生成し送信
する。ステップ5410のチェックにおいて、ジョブ内に参
照ポインタを含ませて機器自身がデータを読み込む方法
がサポートされていない場合は、ステップ5412において
データを機器外部から機器内部へ一旦読み込む。そし
て、ステップ5413において、読み込んだデータをジョブ
内に含むジョブスクリプトを生成して送信する。ジョブ
スクリプトを受信した多機能周辺機器201の各マネージ
ャは、図53、図54、図55(プリントジョブマネージャ)
または図53、図54、図58(フォントマネージャ、フォー
ムオーバーレイマネージャ、ログマネージャ、カラープ
ロファイルマネージャ)に示される処理を行い、指示さ
れたジョブの処理を行う。
【0121】(スキャンジョブ、データアップロードジ
ョブの発行)図73は、スキャナドライバ506によるスキ
ャンジョブの発行、フォント管理ユーティリティ508に
よるフォントデータアップロードジョブスクリプト発
行、フォームオーバーレイユーティリティ509によるフ
ォームオーバーレイデータアップロードジョブスクリプ
ト発行、ログ管理ユーティリティー510によるログデー
タアップロードジョブスクリプト発行およびカラープロ
ファイル管理ユーティリティ511によるカラープロファ
イルデータアップロードジョブスクリプト発行の各処理
を表す。以上の各ソフトウエア(制御プログラム)によ
る処理フローは共通であり、スキャン結果得られたドキ
ュメントデータおよび上記各種類のアップロード対象デ
ータ(フォントデータ、フォームデータ、カラープロフ
ァイルデータ、ロゴデータ)は、図73および以下の説明
において、「データ」と記述されている。ジョブ発行の
際には、データを指し示す指示子が、ジョブスクリプト
の中に設定する複数の属性値と共に指定される。ステッ
プ5501において、機器情報データベース502にアクセス
して機器情報を取得する。ステップ5502において、デー
タをアップロード対象とする各マネージャ(例えば、フ
ォントデータならフォントデータを管理するフォントマ
ネージャ)の有する属性表を参照し、指定された属性値
が属性表で設定されている各属性値の範囲内にあるかど
うかをチェックする。データをアップロード対象とする
マネージャは、例えば、スキャンジョブマネージャの場
合は、図83のようなユーザインターフェースでユーザに
より選択される。
【0122】チェックの結果、1つでも範囲内に無い場
合は、ステップ5505においてユーザインターフェース上
にエラーダイアログを表示するなど、ジョブ発行拒否の
処理を行い、終了する。ステップ5502のチェックの結
果、全ての属性がマネージャの持つ属性表内の各属性値
の範囲内にある場合は、ステップ5503においてマネージ
ャの属性中に禁止設定属性(属性ID801から805)が存在
するかどうかチェックする。マネージャの属性表が禁止
設定属性を持つ場合は、ステップ5504においてマネージ
ャが属性表内に持つ各禁止設定属性毎に指定されたジョ
ブの属性が禁止されている設定値の組み合わせとなって
いないかどうかチェックする。チェックの結果、禁止さ
れている属性の設定値の組み合わせがある場合は、ステ
ップ5505においてジョブ発行拒否の処理を行い終了す
る。
【0123】ステップ5503のチェックの結果、マネージ
ャが禁止設定属性を持たない場合およびステップ5504の
チェックの結果ジョブの属性が禁止された設定値の組み
合わせとなっていない場合、ステップ5506において、デ
ータの送信宛先(保存位置)をチェックする。データの
送信宛先が機器外部の場合は、ステップ5507において、
再度データの送信宛先をチェックする。データの送信宛
先がジョブを発行するClientの場合は、ステップ5508に
おいて機器情報データ内の各担当マネージャの属性表の
属性値602(サポートしているデータのアップロード方
法)をチェックする。ステップ5508のチェックの結果デ
ータ送信をサポートしている場合は、ステップ5509にお
いて、データ送信を指示するジョブスクリプトを発行
し、ステップ5510においてデータ受信を行う。ステップ
5508のチェックの結果データ送信をサポートしていない
場合(NO)は、ステップ5511において機器内にデータを
留め置きデータへの参照ポインタを返信として送信する
ことを意味する参照送信を指示するジョブスクリプトを
発行し、返信された参照ポインタの情報を用いて、ステ
ップ5512においてデータを取得する。ステップ5507にお
いて、データの送信宛先がジョブを発行するClient以外
の場合は、ステップ5513において機器情報データ内の各
担当マネージャの属性表の属性値602(サポートしてい
るデータのアップロード方法)をチェックする。ステッ
プ5513のチェックの結果、参照送信をサポートしている
場合は、ステップ5514において送信宛先をパラメータと
する参照送信を指示するジョブスクリプトを発行し、ス
テップ5515においてデータの送信宛先に対して多機能周
辺機器201からデータが送信されることを伝えることに
より、データの取得指示を送る。ステップ5513のチェッ
クの結果、参照送信をサポートしていない場合は、ステ
ップ5516においてデータ送信を指示するジョブスクリプ
トを発行し、ステップ5517においてデータを受信し、こ
のデータを送信宛先に再度送信する。ステップ5506のチ
ェックの結果、送信宛先が機器内部である場合は、ステ
ップ5518において、機器情報データ内の各担当マネージ
ャの属性表の属性値602(サポートしているデータのア
ップロード方法)をチェックする。ステップ5518のチェ
ックの結果、参照送信をサポートしている場合は、ステ
ップ5519において機器内の宛先をパラメータとする参照
送信を指示するジョブスクリプトを発光する。ステップ
5518のチェックの結果、参照送信をサポートしていない
場合は、ステップ5520においてデータ送信を指示するジ
ョブを発行し、ステップ5521においてデータをClientが
受信した後に再度データを機器に送り返す。ジョブスク
リプトを受信した多機能周辺機器201の各マネージャ
は、図53、図54、図56(スキャンジョブマネージャ)ま
たは図53、図54、図59(フォントマネージャ、フォーム
オーバーレイマネージャ、ログマネージャ、カラープロ
ファイルマネージャ)に示される処理を行い、指示され
たジョブの処理を行う。
【0124】(コピージョブの発行)図74はコピージョ
ブの発行を行う処理を表す。コピージョブ発行の指示と
して、ジョブスクリプトの中に設定する複数の属性値が
指定される。ステップ5601において、機器情報データベ
ース502にアクセスして機器情報を取得する。ステップ5
602において、コピーマネージャの有する属性表を参照
し、指定された属性値が属性表で設定されている各属性
値の範囲内にあるかどうかをチェックする。このコピー
マネージャは、図83のようなユーザインターフェースで
ユーザにより選択される。
【0125】チェックの結果、1つでも範囲内に無い場
合は、ステップ5605においてユーザインターフェース上
にエラーダイアログを表示するなど、ジョブ発行拒否の
処理を行い、終了する。ステップ5602のチェックの結
果、全ての属性がコピーマネージャの持つ属性表内の各
属性値の範囲内にある場合は、ステップ5603においてコ
ピーマネージャの属性表中に禁止設定属性(属性ID801
から805)が存在するかどうかチェックする。コピーマ
ネージャの属性表が禁止設定属性を持つ場合は、ステッ
プ5604においてマネージャが属性表内に持つ各禁止設定
属性毎に指定されたジョブの属性が禁止されている設定
値の組み合わせとなっていないかどうかチェックする。
チェックの結果、禁止されている属性の設定値の組み合
わせがある場合は、ステップ5605においてジョブ発行拒
否の処理を行い終了する。ステップ5603のチェックの結
果、マネージャが禁止設定属性を持たない場合およびス
テップ5604のチェックの結果ジョブの属性が禁止されて
いる設定値の組み合わせとなっていない場合、ステップ
5606においてジョブスクリプトを生成し、発行して終了
する。ジョブスクリプトを受信した多機能周辺機器201
のコピージョブマネージャは、図53、図54、図57に示さ
れる処理を行い、指示されたジョブの管理を行う。
【0126】(ジョブ管理コマンドの発行)図75は、ジ
ョブ管理ユーティリティ512が、ジョブ管理コマンドを
発行する場合の処理フローを表す。ステップ5701におい
て、対象とするマネージャのサービスIDをパラメータと
してマネージャが保持するジョブ表(図20)をMFP201か
ら取得する。ステップ5702において、取得したジョブ表
に含まれるジョブリストの中から適当な方法で管理対象
とするジョブの持つジョブIDを選択する。選択手段とし
ては、ユーザインターフェース501を介してディスプレ
イ6003にジョブのリストを表示し、ユーザに選択させる
方法などが含まれる。ステップ5703において、指定され
たジョブIDをパラメータとするジョブ管理用コマンドを
生成し、発行し終了する。ジョブ管理コマンドを受信し
た多機能周辺機器201のSupervisorは、図47、図48、図4
9、図50、図51、図60に示される処理を行い、指示され
たジョブの管理を行う。
【0127】なお、本発明は、単体で存在するコピー
機、プリンタ、スキャナ等から構成されるシステムに適
用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,
ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0128】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウエア(制御プログラム)のプ
ログラムコードを記録した記憶媒体(図76、図77)を、
図2に示すようにシステムに供給し、そのシステムの装
置(CPU301やCPU6001)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読出し実行することによって達成される。
Client PCに図77に示すプログラムやデータを供給する
方法として図78に示すようにフロッピーディスクFD7000
に記憶させてPC本体7001に供給する方法も一般的であ
る。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコー
ド自体が前述した実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明
を構成することになる。
【0129】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスクやハードディス
ク以外にも,光ディスク,光磁気ディスク,CD−RO
M,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,
ROMなどを用いることができる。また、コンピュータ
が読出したプログラムコードを実行することにより、前
述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプ
ログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働
しているOS(オペレーティングシステム)などが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。さらに、記憶媒体から読出されたプロ
グラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボ
ードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備
わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0130】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウエア(制御プログラム)のプ
ログラムコード(図76、図77のプログラムコード)を、
プログラム送出装置が図2に示すようなシステムの記憶
手段(Memory302、Disk315、Memory6002、Disk6009)
に、LANや公衆回線を介して供給し、そのシステムの装
置(CPU301やCPU6001)が記憶手段に格納されたプログ
ラムコードを読出し実行することによっても達成され
る。プログラム送出装置は、主にクライアントサーバ方
式のシステムにおけるサーバであり、例えば、webサー
バやftpサーバなどが挙げられる。この場合、プログラ
ム送出装置が送出したプログラムコード自体が前述した
実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム
コードを送出した送出装置は本発明を構成することにな
る。
【0131】図79は図1のレーザービームプリンタエン
ジン103、104に適用可能なレーザビームプリンタ(以
下、LBPと略す)の内部構造を示す断面図で、このL
BPは、文字パターンデータ等を入力して記録紙に印刷
することができる。図79において、8012はLBP本体で
あり、供給される文字パターン等を基に、記録媒体であ
る記録紙上に像を形成する。8000は操作のためのスイツ
チ及びLED表示器などが配されている操作パネル、80
01はLBP8012全体の制御及び文字パターン情報等を解析
するプリンタ制御ユニツトである。このプリンタ制御ユ
ニツト8001は主に文字パターン情報をビデオ信号に変換
してレーザドライバ8002に出力する。レーザドライバ80
02は半導体レーザ8003を駆動するための回路であり、入
力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ8003から発射
されるレーザ光8004をオン・オフ切替えする。レーザ光
8004は回転多面鏡8005で左右方向に振られて静電ドラム
8006上を走査する。これにより、静電ドラム8006上には
文字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電
ドラム8006周囲の現像ユニツト8007により現像された
後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシート
を用い、カットシート記録紙はLBP8012に装着した複数
種の用紙に対応した複数の用紙カセツト8008に収納さ
れ、給紙ローラ8009及び搬送ローラ8010と8011とにより
装置内に取込まれて、静電ドラム8006に供給される。
【0132】図80は図1のインクジェットプリンタエン
ジン105に適用可能なインクジェット記録装置IJRA
の概観図である。同図において、駆動モータ9011の正逆
回転に連動して駆動力伝達ギア9010,9008を介して回転
するリードスクリュー9004の螺旋溝9003に対して係合す
るキャリッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b
方向に往復移動される。このキャリッジHCには、イン
クジェットカートリッジIJCが搭載されている。9001
は紙押え板であり、キャリッジの移動方向に亙って紙を
プラテン9000に対して押圧する。9006,9007はフォトカ
プラで、キャリッジのレバー9005のこの域での存在を確
認して、モータ9011の回転方向切り換え等を行うための
ホームポジション検知手段である。9013は記録ヘッドの
前面をキャップするキャップ部材9019を支持する部材
で、9012はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャ
ップ内開口9020を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。
9014はクリーニングブレードで、9016はこのブレードを
前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持板9015
にこれらが支持されている。ブレードは、この形態でな
く周知のクリーニングブレードが本例に適用できること
は言うまでもない。又、9018は、吸引回復の吸引を開始
するためのレバーで、キャリッジと係合するカム9017の
移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッ
チ切り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。これ
らのキャッピング、クリーニング、吸引回復は、キャリ
ッジがホームポジション側の領域に来た時にリードスク
リュー9004の作用によってそれらの対応位置で所望の処
理が行えるように構成されているが、周知のタイミング
で所望の作動を行うようにすれば、本例にはいずれも適
用できる。
【0133】以上説明したように本実施形態によれば、
情報処理装置からジョブが投入される論理デバイスの機
能を保持し当該論理デバイスに投入されたジョブを管理
する論理デバイス制御プログラム(スキャンジョブマネ
ージャー419、プリントジョブマネージャー501から50
9、コピージョブマネージャー601から608)と周辺機器
のデバイスエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジ
ンでのジョブを管理する物理デバイス制御プログラム
(スキャナコントローラー420、LBPコントローラー510、
511、Ink Jetコントローラー512)を用いてジョブを解
析することができる。
【0134】ここで、物理デバイス制御プログラムは、
周辺機器のスキャナエンジンを制御するスキャナ制御プ
ログラム(スキャナコントローラ420)である。物理デ
バイス制御プログラムは、周辺機器のレーザービームプ
リンタエンジンを制御するレーザービームプリンタ制御
プログラム(LBPコントローラー510、511)である。物理
デバイス制御プログラムは、周辺機器のインクジェット
プリンタエンジンを制御するインクジェットプリンタ制
御プログラム(Ink Jetプリンタコントローラー512)で
ある。また、論理デバイス制御プログラムは、周辺機器
のレーザービームプリンタ制御プログラム或いはインク
ジェットプリンタ制御プログラム或いはレーザービーム
プリンタ制御プログラム及びインクジェットプリンタ制
御プログラムを制御するプリントジョブ制御プログラム
(プリントジョブマネージャー501から509)である。ま
た、論理デバイス制御プログラムは、周辺機器のスキャ
ナ制御プログラムを制御するスキャナジョブ制御プログ
ラム(スキャンジョブマネージャー419)である。ま
た、論理デバイス制御プログラムは、周辺機器のスキャ
ナ制御プログラムとレーザービームプリンタ制御プログ
ラム或いはインクジェットプリンタ制御プログラム或い
はレーザービームプリンタ制御プログラム及びインクジ
ェットプリンタ制御プログラムを制御するコピージョブ
制御プログラム(コピージョブマネージャー601から60
8)である。
【0135】このような構成により、論理デバイス制御
プログラムは論理デバイスがジョブの実行のために使用
する少なくとも一つのデバイスエンジンとの関係を保持
することができる。また、論理デバイスに投入されたジ
ョブに基づいて実際にジョブ実行のために使用するデバ
イスエンジンを決定することができる。また、論理デバ
イス制御プログラムが保持する機能を変更できる。論理
デバイスに投入されたジョブを実際に実行する物理デバ
イスで管理するジョブと関係付けて管理することができ
る。また、論理デバイス制御プログラムは複数存在し、
複数の論理デバイス制御プログラムの負荷状態を比較し
て最適な論理デバイス制御プログラムを選択することが
できる。また、複数の論理デバイス制御プログラムとこ
れら複数の論理デバイス制御プログラムを統括する統括
プログラム(Supervisor410)を有し、当該統括プログ
ラムはそれぞれの前記論理デバイス制御プログラムにジ
ョブを投入する際に使用するサブアドレスと接続インタ
フェースの種類をそれぞれの論理デバイス制御プログラ
ムに対応して付けて保持することができる。また、統括
プログラムはサブアドレスが有効或いは無効かを示す情
報の一覧を保持し、有効でないサブアドレスにジョブが
投入された場合に当該ジョブを破棄することができる。
また、統括プログラムは使用可能なユーザーの認証情報
の一覧を保持し、入力したジョブに含まれるユーザー情
報が当該認証情報の一覧に含まれない場合に当該ジョブ
のエラー報知をすることができる。また、統括プログラ
ムは使用可能なユーザーの認証判断処理の種類を示すセ
キュリティレベルの一覧を保持することができる。ま
た、論理デバイス制御プログラムはジョブを解析中にイ
ベントが発生した場合にイベントデータを情報処理装置
へ送信するための接続インタフェースと送信先アドレス
の一覧を保持することができる。また、論理デバイス制
御プログラムでジョブを解析中にイベントが発生した場
合に、情報処理装置へ送信するための接続インタフェー
スと送信先アドレスの一覧を参照してイベントデータを
送信することができる。
【0136】また、以上説明したように本実施形態によ
れば、周辺機器から取得した機能(属性値)に応じて、
周辺機器を制御するための制御プログラムのユーザーイ
ンタフェースを自動構成(ステップ4813)することがで
きる。また、取得した機能に応じて周辺機器のためのユ
ーザーインタフェースの表示(図81、図82)を制御する
ことができる。また、前記周辺機器の機能の設定範囲に
関する情報(属性値)を取得することができる。また、
設定範囲に関する情報はジョブ設定が禁止されている属
性の組み合わせ(属性ID801からID805)で表現されてい
る。また、周辺機器の機能選択肢に関する情報(属性
値)を取得することができる。周辺機器から当該周辺機
器の機能を示す属性リスト(属性表)を取得して、当該
属性リストの属性IDを指定することによって属性値を取
得することができる。また、周辺機器の物理デバイス制
御プログラム、論理デバイス制御プログラム、リソース
制御プログラムとそれらを統括する統括制御プログラム
のそれぞれの機能を示す属性リスト(属性表)を当該周
辺機器から取得することができる。また、物理デバイス
制御プログラムは周辺機器のスキャナエンジンを制御す
るスキャナ制御プログラムである。また、物理デバイス
制御プログラムは周辺機器のレーザービームプリンタエ
ンジンを制御するレーザービームプリンタ制御プログラ
ムである。
【0137】また、物理デバイス制御プログラムは周辺
機器のインクジェットプリンタエンジンを制御するイン
クジェットプリンタ制御プログラムである。また、論理
デバイス制御プログラムは周辺機器のレーザービームプ
リンタ制御プログラム或いはインクジェットプリンタ制
御プログラム或いはレーザービームプリンタ制御プログ
ラム及びインクジェットプリンタ制御プログラムを制御
するプリントジョブ制御プログラムである。また、論理
デバイス制御プログラムは周辺機器のスキャナ制御プロ
グラムを制御するスキャナジョブ制御プログラムであ
る。また、論理デバイス制御プログラムは周辺機器のス
キャナ制御プログラムとレーザービームプリンタ制御プ
ログラム或いはインクジェットプリンタ制御プログラム
或いはレーザービームプリンタ制御プログラム及びイン
クジェットプリンタ制御プログラムを制御するコピージ
ョブ制御プログラムである。また、リソース制御プログ
ラムは周辺機器のフォントを管理するフォント制御プロ
グラムである。また、リソース制御プログラムは周辺機
器のフォームオーバーレイを管理するフォームオーバー
レイ制御プログラムである。また、リソース制御プログ
ラムは周辺機器のログを管理するログ制御プログラムで
ある。また、リソース制御プログラムは周辺機器のカラ
ープロファイルを管理するカラープロファイル制御プロ
グラムである。
【0138】また、以上説明したように本実施形態によ
れば、周辺機器(MFP201)から取得した機能に基づいて
前記周辺機器へジョブスクリプトを発行できるか否か判
断(ステップ5402から5404、ステップ5502から5504、ス
テップ5602から5604)することにより、その判断結果に
応じてジョブ発行処理を制御できる。
【0139】ここで、周辺機器の物理デバイス制御プロ
グラム、論理デバイス制御プログラム、リソース制御プ
ログラム(フォントマネージャー413、フォームオーバー
レイマネージャー414、ログマネージャー415、カラープ
ロファイルマネージャー416)とそれらを統括する統括
プログラムのそれぞれの機能を示す属性リスト(属性
表)が当該周辺機器から取得される。また、ジョブ設定
が禁止されている属性の組み合わせ(属性ID801からID8
05)が取得される。また、ダウンロードジョブ或いはプ
リントジョブが周辺機器へ発行される。また、アップロ
ードジョブ或いはスキャンジョブが周辺機器へ発行され
る。また、取得した機能のダウンロード方法のサポート
を示す属性(属性ID601)とジョブ発行対象のデータの
存在位置に応じて、ジョブ発行方法が選択される。ま
た、取得した機能のアップロード方法のサポートを示す
属性(属性ID602)とジョブ発行対象のデータの保存位
置に応じて、ジョブ発行方法が選択される。また、ジョ
ブ発行対象のデータは、プリントドキュメントデータで
ある。また、ジョブ発行対象のデータは、スキャンドキ
ュメントデータである。また、ジョブ発行対象のデータ
は、フォントデータである。また、ジョブ発行対象のデ
ータは、フォームオーバーレイデータである。また、ジ
ョブ発行対象のデータは、カラープロファイルデータで
ある。また、ジョブ発行対象のデータは、ログデータで
ある。また、ジョブ発行対象のデータは、フォントデー
タである。また、周辺機器から受信したイベントに応じ
たイベントフォーマットデータを取得し、当該イベント
フォーマットデータに基づいて受信したイベントが解析
される。また、周辺機器のログデータと当該ログデータ
のログフォーマットデータを取得し、当該ログフォーマ
ットデータに基づいて前記ログデータが解析される。ま
た、周辺機器の課金データ(カウントデータ)と当該課
金データのフォーマットデータを取得し、当該課金フォ
ーマットデータに基づいて前記課金データが解析され
る。
【0140】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、論理
デバイス制御プログラムでジョブを解析させた後物理デ
バイス制御プログラムでジョブを解析させる構成を有す
ることにより、デバイスエンジンの有する機能とは独立
した機能をユーザーに提供できる。また、ユーザーに提
供する機能を外部から変更できる。また、実際にジョブ
を実行するデバイスエンジンを把握することができる。
【0141】また、複数のデバイスエンジンを有する場
合に、デバイスエンジンの最適利用を可能にする。ま
た、論理デバイスに投入されたジョブを管理できる。ま
た、ジョブを実行する最適な論理デバイス制御プログラ
ムを選択できる。また、複数の論理デバイス制御プログ
ラムとこれら複数の論理デバイス制御プログラムを統括
する統括プログラムを有することで、当該統括プログラ
ムはそれぞれの前記論理デバイス制御プログラムにジョ
ブを投入する際に使用するサブアドレスと接続インタフ
ェースの種類をそれぞれの論理デバイス制御プログラム
に対応して付けて保持することができる。
【0142】また、統括プログラムがサブアドレスが有
効或いは無効かを示す情報の一覧を保持することで、有
効でないサブアドレスにジョブが投入された場合に当該
ジョブを破棄することができる。また、統括プログラム
が使用可能なユーザーの認証情報の一覧を保持すること
で、入力したジョブに含まれるユーザー情報が当該認証
情報の一覧に含まれない場合に当該ジョブのエラー報知
をすることができる。
【0143】また、統括プログラムは使用可能なユーザ
ーの認証判断処理の種類を示すセキュリティレベルの一
覧を保持することができる。また、論理デバイス制御プ
ログラムはジョブを解析中にイベントが発生した場合に
イベントデータを情報処理装置へ送信するための接続イ
ンタフェースと送信先アドレスの一覧を保持することが
できる。また、論理デバイス制御プログラムでジョブを
解析中にイベントが発生した場合に、情報処理装置へ送
信するための接続インタフェースと送信先アドレスの一
覧を参照してイベントデータを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す多機能周辺機器(M
FP)の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すシステム構成を示す
図である。
【図3】図1に示したMFPのコントローラのハード構
成を示す図である。
【図4】図1に示したMFPのコントローラのソフト構
成を示す図である。
【図5】図1に示したMFPのコントローラのソフト構
成を示す図である。
【図6】図1に示したMFPのコントローラのソフト構
成を示す図である。
【図7】図4に示したSupervisor410の属
性表を示す図である。
【図8】図7の属性表の属性IDと型IDの意味を示す
図である。
【図9】サブアドレス:サービスID対応表を示す図で
ある。
【図10】図9の接続形式IDの意味を示す図である。
【図11】サブアドレス:タスクタイプ対応表を示す図
である。
【図12】図11のタスクタイプIDの意味を示す図で
ある。
【図13】ユーザ認証表を示す図である。
【図14】アクセス制御表を示す図である。
【図15】セキュリティレベルを示す図である。
【図16】イベント設定表を示す図である。
【図17】イベントフォーマット表を示す図である。
【図18】プリントマネージャの属性表を示す図であ
る。
【図19】図18に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図20】ジョブ表を示す図である。
【図21】ジョブ依頼表を示す図である。
【図22】スキャンジョブマネージャの属性表を示す図
である。
【図23】図22に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図24】コピージョブマネージャの属性表を示す図で
ある。
【図25】図24に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図26】フォントマネージャの属性表を示す図であ
る。
【図27】図26に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図28】フォント表を示す図である。
【図29】フォームオーバーレイマネージャの属性表を
示す図である。
【図30】図29に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図31】フォームオーバーレイ表を示す図である。
【図32】ログマネージャの属性表を示す図である。
【図33】図32に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図34】ログ表を示す図である。
【図35】ログデータの内容を示す図である。
【図36】ログフォーマット表を示す図である。
【図37】カラープロファイルマネージャの属性表を示
す図である。
【図38】図37に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図39】カラープロファイル表を示す図である。
【図40】プリンターコントローラの属性表を示す図で
ある。
【図41】図40に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図42】ジョブキュー表を示す図である。
【図43】図42のステータスを示す図である。
【図44】スキャナコントローラの属性表を示す図であ
る。
【図45】図44に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図46】コマンドパケットの構造を示す図である。
【図47】コマンドパケットの処理を示すフローチャー
トである。
【図48】属性表のアクセス処理を示すフローチャート
である。
【図49】サービスID一覧問合わせ処理のフローチャ
ートである。
【図50】サブアドレス問合わせ処理のフローチャート
である。
【図51】タスクタイプを指定したサービスIDの問合
わせ処理のフローチャートである。
【図52】ジョブの構造を示す図である。
【図53】各マネージャでのジョブスクリプト処理のフ
ローチャートである。
【図54】各マネージャでのジョブスクリプト処理のフ
ローチャートである。
【図55】プリントジョブマネージャでのジョブ処理の
フローチャートである。
【図56】スキャンジョブマネージャでのジョブ処理の
フローチャートである。
【図57】コピージョブマネージャでのジョブ処理のフ
ローチャートである。
【図58】フォントマネージャ、フォームオーバーレイ
マネージャ、ログマネージャ、カラープロファイルマネ
ージャでのジョブ処理(ダウンロード)のフローチャー
トである。
【図59】フォントマネージャ、フォームオーバーレイ
マネージャ、ログマネージャ、カラープロファイルマネ
ージャでのジョブ処理(アップロード)のフローチャー
トである。
【図60】各マネージャでのジョブ管理のフローチャー
トである。
【図61】イベント送信のフローチャートである。
【図62】機器からのデータ(スクリプト)送信のフロ
ーチャートである。
【図63】Client PCのハード構成を示す図で
ある。
【図64】Client PCのソフトウエア(制御プ
ログラム)構成を示す図である。
【図65】パケット生成・送信処理のフローチャートで
ある。
【図66】Client側での情報取得およびソフトウ
エア(制御プログラム)自動構成のフローチャートであ
る。
【図67】タスクタイプを指定したジョブ発行のフロー
チャートである。
【図68】イベントの構造を示す図である。
【図69】イベント送信のフローチャートである。
【図70】ログ処理のフローチャートである。
【図71】課金情報の取得・処理のフローチャートであ
る。
【図72】ジョブ発行(プリントジョブ、データダウン
ロード)のフローチャートである。
【図73】ジョブ発行(スキャンジョブ、データアップ
ロード)のフローチャートである。
【図74】コピージョブ発行のフローチャートである。
【図75】ジョブ管理コマンド発行のフローチャートで
ある。
【図76】MFPのDISK315のメモリマップであ
る。
【図77】Client PCのDISK6009のメ
モリマップである。
【図78】Client PCの構成を示す図である。
【図79】MFPのレーザービームプリンタエンジンに
適用可能なLBPを示す図である。
【図80】MFPのインクジェットプリンタエンジンに
適用可能なIJRAを示す図である。
【図81】ディスプレイに表示される表示画面のサンプ
ルを示す図である。
【図82】ディスプレイに表示される表示画面のサンプ
ルを示す図である。
【図83】マネージャの一覧表示を示す図である。
【図84】プリンタ名の一覧表示を示す図である。
【図85】プリンタのプロパティ画面を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下平 真子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高木 智子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 佐々木 安彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 長田 守 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 井上 敬史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (108)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置と接続された周辺機器であ
    って、 前記情報処理装置からパケットデータから構成されるジ
    ョブを入力する入力手段と、 前記情報処理装置からジョブが投入される論理デバイス
    の機能を保持し当該論理デバイスに投入されたジョブを
    管理する論理デバイス制御プログラムで前記入力手段で
    入力したジョブを解析させた後、前記周辺機器のデバイ
    スエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジンでのジ
    ョブを管理する物理デバイス制御プログラムで前記ジョ
    ブを解析させる制御手段とを有することを特徴とする周
    辺機器。
  2. 【請求項2】 前記物理デバイス制御プログラムは、前
    記周辺機器のスキャナエンジンを制御するスキャナ制御
    プログラムであることを特徴とする請求項1に記載の周
    辺機器。
  3. 【請求項3】 前記物理デバイス制御プログラムは、前
    記周辺機器のレーザービームプリンタエンジンを制御す
    るレーザービームプリンタ制御プログラムであることを
    特徴とする請求項1に記載の周辺機器。
  4. 【請求項4】 前記物理デバイス制御プログラムは、前
    記周辺機器のインクジェットプリンタエンジンを制御す
    るインクジェットプリンタ制御プログラムであることを
    特徴とする請求項1に記載の周辺機器。
  5. 【請求項5】 前記論理デバイス制御プログラムは、前
    記周辺機器のレーザービームプリンタ制御プログラム或
    いはインクジェットプリンタ制御プログラム或いはレー
    ザービームプリンタ制御プログラム及びインクジェット
    プリンタ制御プログラムを制御するプリントジョブ制御
    プログラムであることを特徴とする請求項1に記載の周
    辺機器。
  6. 【請求項6】 前記論理デバイス制御プログラムは、前
    記周辺機器のスキャナ制御プログラムを制御するスキャ
    ナジョブ制御プログラムであることを特徴とする請求項
    1に記載の周辺機器。
  7. 【請求項7】 前記論理デバイス制御プログラムは、前
    記周辺機器のスキャナ制御プログラムとレーザービーム
    プリンタ制御プログラム或いはインクジェットプリンタ
    制御プログラム或いはレーザービームプリンタ制御プロ
    グラム及びインクジェットプリンタ制御プログラムを制
    御するコピージョブ制御プログラムであることを特徴と
    する請求項1に記載の周辺機器。
  8. 【請求項8】 前記論理デバイス制御プログラムは、前
    記論理デバイスがジョブの実行のために使用する少なく
    とも一つのデバイスエンジンとの関係を保持することを
    特徴とする請求項1に記載の周辺機器。
  9. 【請求項9】 前記論理デバイス制御プログラムは、前
    記論理デバイスに投入されたジョブに基づいて実際にジ
    ョブ実行のために使用するデバイスエンジンを決定する
    ためのプログラムであることを特徴とする請求項1に記
    載の周辺機器。
  10. 【請求項10】 前記論理デバイス制御プログラムが保
    持する機能は変更可能であることを特徴とする請求項1
    に記載の周辺機器。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記論理デバイスに
    投入されたジョブを実際に実行する物理デバイスで管理
    するジョブと関係付けて管理することを特徴とする請求
    項1に記載の周辺機器。
  12. 【請求項12】 前記論理デバイス制御プログラムは前
    記周辺機器に複数存在し、前記制御手段は当該複数の論
    理デバイス制御プログラムの負荷状態を比較して最適な
    論理デバイス制御プログラムを選択することを特徴とす
    る請求項1に記載の周辺機器。
  13. 【請求項13】 前記周辺機器は複数の前記論理デバイ
    ス制御プログラムとこれら複数の論理デバイス制御プロ
    グラムを統括する統括プログラムを有し、当該統括プロ
    グラムはそれぞれの前記論理デバイス制御プログラムに
    ジョブを投入する際に使用するサブアドレスと接続イン
    タフェースの種類をそれぞれの前記論理デバイス制御プ
    ログラムに対応して付けて保持することを特徴とする請
    求項1に記載の周辺機器。
  14. 【請求項14】 前記統括プログラムは前記サブアドレ
    スが有効或いは無効かを示す情報の一覧を保持し、有効
    でないサブアドレスにジョブが投入された場合に前記制
    御手段は当該ジョブを破棄することを特徴とする請求項
    13に記載の周辺機器。
  15. 【請求項15】 前記統括プログラムは前記周辺機器を
    使用可能なユーザーの認証情報の一覧を保持し、前記入
    力したジョブに含まれるユーザー情報が当該認証情報の
    一覧に含まれない場合に前記制御手段は当該ジョブのエ
    ラー報知をすることを特徴とする請求項13に記載の周
    辺機器。
  16. 【請求項16】 前記統括プログラムは前記周辺機器を
    使用可能なユーザーの認証判断処理の種類を示すセキュ
    リティレベルの一覧を保持することを特徴とする請求項
    13に記載の周辺機器。
  17. 【請求項17】 前記論理デバイス制御プログラムはジ
    ョブを解析中にイベントが発生した場合にイベントデー
    タを前記情報処理装置へ送信するための接続インタフェ
    ースと送信先アドレスの一覧を保持することを特徴とす
    る請求項13に記載の周辺機器。
  18. 【請求項18】 前記論理デバイス制御プログラムでジ
    ョブを解析中にイベントが発生した場合に、前記制御手
    段は前記情報処理装置へ送信するための接続インタフェ
    ースと送信先アドレスの一覧を参照してイベントデータ
    を送信することを特徴とする請求項17に記載の周辺機
    器。
  19. 【請求項19】 情報処理装置と接続された周辺機器に
    おける周辺機器制御方法であって、 前記情報処理装置からパケットデータから構成されるジ
    ョブを入力し、前記情報処理装置からジョブが投入され
    る論理デバイスの機能を保持し当該論理デバイスに投入
    されたジョブを管理する論理デバイス制御プログラムで
    前記入力したジョブを解析させた後、前記周辺機器のデ
    バイスエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジンで
    のジョブを管理する物理デバイス制御プログラムで前記
    ジョブを解析させることを特徴とする周辺機器制御方
    法。
  20. 【請求項20】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナエンジンを制御するスキャナ制
    御プログラムであることを特徴とする請求項19に記載
    の周辺機器制御方法。
  21. 【請求項21】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のレーザービームプリンタエンジンを制御
    するレーザービームプリンタ制御プログラムであること
    を特徴とする請求項19に記載の周辺機器制御方法。
  22. 【請求項22】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のインクジェットプリンタエンジンを制御
    するインクジェットプリンタ制御プログラムであること
    を特徴とする請求項19に記載の周辺機器制御方法。
  23. 【請求項23】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のレーザービームプリンタ制御プログラム
    或いはインクジェットプリンタ制御プログラム或いはレ
    ーザービームプリンタ制御プログラム及びインクジェッ
    トプリンタ制御プログラムを制御するプリントジョブ制
    御プログラムであることを特徴とする請求項19に記載
    の周辺機器制御方法。
  24. 【請求項24】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナ制御プログラムを制御するスキ
    ャナジョブ制御プログラムであることを特徴とする請求
    項19に記載の周辺機器制御方法。
  25. 【請求項25】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナ制御プログラムとレーザービー
    ムプリンタ制御プログラム或いはインクジェットプリン
    タ制御プログラム或いはレーザービームプリンタ制御プ
    ログラム及びインクジェットプリンタ制御プログラムを
    制御するコピージョブ制御プログラムであることを特徴
    とする請求項19に記載の周辺機器制御方法。
  26. 【請求項26】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記論理デバイスがジョブの実行のために使用する少な
    くとも一つのデバイスエンジンとの関係を保持すること
    を特徴とする請求項19に記載の周辺機器制御方法。
  27. 【請求項27】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記論理デバイスに投入されたジョブに基づいて実際に
    ジョブ実行のために使用するデバイスエンジンを決定す
    るためのプログラムであることを特徴とする請求項19
    に記載の周辺機器制御方法。
  28. 【請求項28】 前記論理デバイス制御プログラムが保
    持する機能は変更可能であることを特徴とする請求項1
    9に記載の周辺機器制御方法。
  29. 【請求項29】 前記論理デバイスに投入されたジョブ
    は実際に実行する物理デバイスで管理するジョブと関係
    付けて管理されることを特徴とする請求項19に記載の
    周辺機器制御方法。
  30. 【請求項30】 前記論理デバイス制御プログラムは前
    記周辺機器に複数存在し、当該複数の論理デバイス制御
    プログラムの負荷状態を比較することによって最適な論
    理デバイス制御プログラムが選択されることを特徴とす
    る請求項19に記載の周辺機器制御方法。
  31. 【請求項31】 前記周辺機器は複数の前記論理デバイ
    ス制御プログラムとこれら複数の論理デバイス制御プロ
    グラムを統括する統括プログラムを有し、当該統括プロ
    グラムはそれぞれの前記論理デバイス制御プログラムに
    ジョブを投入する際に使用するサブアドレスと接続イン
    タフェースの種類をそれぞれの前記論理デバイス制御プ
    ログラムに対応して付けて保持することを特徴とする請
    求項19に記載の周辺機器制御方法。
  32. 【請求項32】 前記統括プログラムは前記サブアドレ
    スが有効或いは無効かを示す情報の一覧を保持し、有効
    でないサブアドレスにジョブが投入された場合に当該ジ
    ョブは破棄されることを特徴とする請求項31に記載の
    周辺機器制御方法。
  33. 【請求項33】 前記統括プログラムは前記周辺機器を
    使用可能なユーザーの認証情報の一覧を保持し、前記入
    力したジョブに含まれるユーザー情報が当該認証情報の
    一覧に含まれない場合に当該ジョブのエラー報知が行わ
    れることを特徴とする請求項31に記載の周辺機器制御
    方法。
  34. 【請求項34】 前記統括プログラムは前記周辺機器を
    使用可能なユーザーの認証判断処理の種類を示すセキュ
    リティレベルの一覧を保持することを特徴とする請求項
    31に記載の周辺機器制御方法。
  35. 【請求項35】 前記論理デバイス制御プログラムはジ
    ョブを解析中にイベントが発生した場合にイベントデー
    タを前記情報処理装置へ送信するための接続インタフェ
    ースと送信先アドレスの一覧を保持することを特徴とす
    る請求項31に記載の周辺機器制御方法。
  36. 【請求項36】 前記論理デバイス制御プログラムでジ
    ョブを解析中にイベントが発生した場合に、前記情報処
    理装置へ送信するための接続インタフェースと送信先ア
    ドレスの一覧を参照してイベントデータが送信されるこ
    とを特徴とする請求項35に記載の周辺機器制御方法。
  37. 【請求項37】 情報処理装置と接続された周辺機器で
    実行される周辺機器制御プログラムを記憶した記憶媒体
    であって、 前記情報処理装置からパケットデータから構成されるジ
    ョブを入力し、前記情報処理装置からジョブが投入され
    る論理デバイスの機能を保持し当該論理デバイスに投入
    されたジョブを管理する論理デバイス制御プログラムで
    前記入力したジョブを解析させた後、前記周辺機器のデ
    バイスエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジンで
    のジョブを管理する物理デバイス制御プログラムで前記
    ジョブを解析させる周辺機器制御プログラムを記憶する
    ことを特徴とする記憶媒体。
  38. 【請求項38】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナエンジンを制御するスキャナ制
    御プログラムであることを特徴とする請求項37に記載
    の記憶媒体。
  39. 【請求項39】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のレーザービームプリンタエンジンを制御
    するレーザービームプリンタ制御プログラムであること
    を特徴とする請求項37に記載の記憶媒体。
  40. 【請求項40】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のインクジェットプリンタエンジンを制御
    するインクジェットプリンタ制御プログラムであること
    を特徴とする請求項37に記載の記憶媒体。
  41. 【請求項41】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のレーザービームプリンタ制御プログラム
    或いはインクジェットプリンタ制御プログラム或いはレ
    ーザービームプリンタ制御プログラム及びインクジェッ
    トプリンタ制御プログラムを制御するプリントジョブ制
    御プログラムであることを特徴とする請求項37に記載
    の記憶媒体。
  42. 【請求項42】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナ制御プログラムを制御するスキ
    ャナジョブ制御プログラムであることを特徴とする請求
    項37に記載の記憶媒体。
  43. 【請求項43】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナ制御プログラムとレーザービー
    ムプリンタ制御プログラム或いはインクジェットプリン
    タ制御プログラム或いはレーザービームプリンタ制御プ
    ログラム及びインクジェットプリンタ制御プログラムを
    制御するコピージョブ制御プログラムであることを特徴
    とする請求項37に記載の記憶媒体。
  44. 【請求項44】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記論理デバイスがジョブの実行のために使用する少な
    くとも一つのデバイスエンジンとの関係を保持すること
    を特徴とする請求項37に記載の記憶媒体。
  45. 【請求項45】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記論理デバイスに投入されたジョブに基づいて実際に
    ジョブ実行のために使用するデバイスエンジンを決定す
    るためのプログラムであることを特徴とする請求項37
    に記載の記憶媒体。
  46. 【請求項46】 前記論理デバイス制御プログラムが保
    持する機能は変更可能であることを特徴とする請求項3
    7に記載の記憶媒体。
  47. 【請求項47】 前記論理デバイスに投入されたジョブ
    は実際に実行する物理デバイスで管理するジョブと関係
    付けて管理されることを特徴とする請求項37に記載の
    記憶媒体。
  48. 【請求項48】 前記論理デバイス制御プログラムは前
    記周辺機器に複数存在し、当該複数の論理デバイス制御
    プログラムの負荷状態を比較することによって最適な論
    理デバイス制御プログラムが選択されることを特徴とす
    る請求項37に記載の記憶媒体。
  49. 【請求項49】 前記周辺機器は複数の前記論理デバイ
    ス制御プログラムとこれら複数の論理デバイス制御プロ
    グラムを統括する統括プログラムを有し、当該統括プロ
    グラムはそれぞれの前記論理デバイス制御プログラムに
    ジョブを投入する際に使用するサブアドレスと接続イン
    タフェースの種類をそれぞれの前記論理デバイス制御プ
    ログラムに対応して付けて保持することを特徴とする請
    求項37に記載の記憶媒体。
  50. 【請求項50】 前記統括プログラムは前記サブアドレ
    スが有効或いは無効かを示す情報の一覧を保持し、有効
    でないサブアドレスにジョブが投入された場合に当該ジ
    ョブは破棄されることを特徴とする請求項49に記載の
    記憶媒体。
  51. 【請求項51】 前記統括プログラムは前記周辺機器を
    使用可能なユーザーの認証情報の一覧を保持し、前記入
    力したジョブに含まれるユーザー情報が当該認証情報の
    一覧に含まれない場合に当該ジョブのエラー報知が行わ
    れることを特徴とする請求項49に記載の記憶媒体。
  52. 【請求項52】 前記統括プログラムは前記周辺機器を
    使用可能なユーザーの認証判断処理の種類を示すセキュ
    リティレベルの一覧を保持することを特徴とする請求項
    49に記載の記憶媒体。
  53. 【請求項53】 前記論理デバイス制御プログラムはジ
    ョブを解析中にイベントが発生した場合にイベントデー
    タを前記情報処理装置へ送信するための接続インタフェ
    ースと送信先アドレスの一覧を保持することを特徴とす
    る請求項49に記載の記憶媒体。
  54. 【請求項54】 前記論理デバイス制御プログラムでジ
    ョブを解析中にイベントが発生した場合に、前記情報処
    理装置へ送信するための接続インタフェースと送信先ア
    ドレスの一覧を参照してイベントデータが送信されるこ
    とを特徴とする請求項53に記載の記憶媒体。
  55. 【請求項55】 情報処理装置と周辺機器から構成され
    る周辺機器制御システムであって、前記周辺機器へパケ
    ットデータから構成されるジョブを出力する出力手段
    と、前記出力手段から出力された前記ジョブを入力する
    入力手段と、前記情報処理装置からジョブが投入される
    論理デバイスの機能を保持し当該論理デバイスに投入さ
    れたジョブを管理する論理デバイス制御プログラムで前
    記入力したジョブを解析させた後、前記周辺機器のデバ
    イスエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジンでの
    ジョブを管理する物理デバイス制御プログラムで前記ジ
    ョブを解析させる制御手段とを有することを特徴とする
    周辺機器制御システム。
  56. 【請求項56】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナエンジンを制御するスキャナ制
    御プログラムであることを特徴とする請求項55に記載
    の周辺機器制御システム。
  57. 【請求項57】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のレーザービームプリンタエンジンを制御
    するレーザービームプリンタ制御プログラムであること
    を特徴とする請求項55に記載の周辺機器制御システ
    ム。
  58. 【請求項58】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のインクジェットプリンタエンジンを制御
    するインクジェットプリンタ制御プログラムであること
    を特徴とする請求項55に記載の周辺機器制御システ
    ム。
  59. 【請求項59】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のレーザービームプリンタ制御プログラム
    或いはインクジェットプリンタ制御プログラム或いはレ
    ーザービームプリンタ制御プログラム及びインクジェッ
    トプリンタ制御プログラムを制御するプリントジョブ制
    御プログラムであることを特徴とする請求項55に記載
    の周辺機器制御システム。
  60. 【請求項60】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナ制御プログラムを制御するスキ
    ャナジョブ制御プログラムであることを特徴とする請求
    項55に記載の周辺機器制御システム。
  61. 【請求項61】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナ制御プログラムとレーザービー
    ムプリンタ制御プログラム或いはインクジェットプリン
    タ制御プログラム或いはレーザービームプリンタ制御プ
    ログラム及びインクジェットプリンタ制御プログラムを
    制御するコピージョブ制御プログラムであることを特徴
    とする請求項55に記載の周辺機器制御システム。
  62. 【請求項62】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記論理デバイスがジョブの実行のために使用する少な
    くとも一つのデバイスエンジンとの関係を保持すること
    を特徴とする請求項55に記載の周辺機器制御システ
    ム。
  63. 【請求項63】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記論理デバイスに投入されたジョブに基づいて実際に
    ジョブ実行のために使用するデバイスエンジンを決定す
    るためのプログラムであることを特徴とする請求項55
    に記載の周辺機器制御システム。
  64. 【請求項64】 前記論理デバイス制御プログラムが保
    持する機能は変更可能であることを特徴とする請求項5
    5に記載の周辺機器制御システム。
  65. 【請求項65】 前記制御手段は、前記論理デバイスに
    投入されたジョブを実際に実行する物理デバイスで管理
    するジョブと関係付けて管理することを特徴とする請求
    項55に記載の周辺機器制御システム。
  66. 【請求項66】 前記論理デバイス制御プログラムは前
    記周辺機器に複数存在し、前記制御手段は当該複数の論
    理デバイス制御プログラムの負荷状態を比較して最適な
    論理デバイス制御プログラムを選択することを特徴とす
    る請求項55に記載の周辺機器制御システム。
  67. 【請求項67】 前記周辺機器は複数の前記論理デバイ
    ス制御プログラムとこれら複数の論理デバイス制御プロ
    グラムを統括する統括プログラムを有し、当該統括プロ
    グラムはそれぞれの前記論理デバイス制御プログラムに
    ジョブを投入する際に使用するサブアドレスと接続イン
    タフェースの種類をそれぞれの前記論理デバイス制御プ
    ログラムに対応して付けて保持することを特徴とする請
    求項55に記載の周辺機器制御システム。
  68. 【請求項68】 前記統括プログラムは前記サブアドレ
    スが有効或いは無効かを示す情報の一覧を保持し、有効
    でないサブアドレスにジョブが投入された場合に前記制
    御手段は当該ジョブを破棄することを特徴とする請求項
    67に記載の周辺機器制御システム。
  69. 【請求項69】 前記統括プログラムは前記周辺機器を
    使用可能なユーザーの認証情報の一覧を保持し、前記入
    力したジョブに含まれるユーザー情報が当該認証情報の
    一覧に含まれない場合に前記制御手段は当該ジョブのエ
    ラー報知をすることを特徴とする請求項67に記載の周
    辺機器制御システム。
  70. 【請求項70】 前記統括プログラムは前記周辺機器を
    使用可能なユーザーの認証判断処理の種類を示すセキュ
    リティレベルの一覧を保持することを特徴とする請求項
    67に記載の周辺機器制御システム。
  71. 【請求項71】 前記論理デバイス制御プログラムはジ
    ョブを解析中にイベントが発生した場合にイベントデー
    タを前記情報処理装置へ送信するための接続インタフェ
    ースと送信先アドレスの一覧を保持することを特徴とす
    る請求項67に記載の周辺機器制御システム。
  72. 【請求項72】 前記論理デバイス制御プログラムでジ
    ョブを解析中にイベントが発生した場合に、前記制御手
    段は前記情報処理装置へ送信するための接続インタフェ
    ースと送信先アドレスの一覧を参照してイベントデータ
    を送信することを特徴とする請求項71に記載の周辺機
    器システム。
  73. 【請求項73】 情報処理装置と接続された周辺機器で
    実行される周辺機器制御プログラムを送出する送出装置
    であって、 前記情報処理装置からパケットデータから構成されるジ
    ョブを入力し、前記情報処理装置からジョブが投入され
    る論理デバイスの機能を保持し当該論理デバイスに投入
    されたジョブを管理する論理デバイス制御プログラムで
    前記入力したジョブを解析させた後、前記周辺機器のデ
    バイスエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジンで
    のジョブを管理する物理デバイス制御プログラムで前記
    ジョブを解析させる周辺機器制御プログラムを送出する
    ことを特徴とする送出装置。
  74. 【請求項74】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナエンジンを制御するスキャナ制
    御プログラムであることを特徴とする請求項73に記載
    の送出装置。
  75. 【請求項75】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のレーザービームプリンタエンジンを制御
    するレーザービームプリンタ制御プログラムであること
    を特徴とする請求項73に記載の送出装置。
  76. 【請求項76】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のインクジェットプリンタエンジンを制御
    するインクジェットプリンタ制御プログラムであること
    を特徴とする請求項73に記載の送出装置。
  77. 【請求項77】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のレーザービームプリンタ制御プログラム
    或いはインクジェットプリンタ制御プログラム或いはレ
    ーザービームプリンタ制御プログラム及びインクジェッ
    トプリンタ制御プログラムを制御するプリントジョブ制
    御プログラムであることを特徴とする請求項73に記載
    の送出装置。
  78. 【請求項78】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナ制御プログラムを制御するスキ
    ャナジョブ制御プログラムであることを特徴とする請求
    項73に記載の送出装置。
  79. 【請求項79】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナ制御プログラムとレーザービー
    ムプリンタ制御プログラム或いはインクジェットプリン
    タ制御プログラム或いはレーザービームプリンタ制御プ
    ログラム及びインクジェットプリンタ制御プログラムを
    制御するコピージョブ制御プログラムであることを特徴
    とする請求項73に記載の送出装置。
  80. 【請求項80】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記論理デバイスがジョブの実行のために使用する少な
    くとも一つのデバイスエンジンとの関係を保持すること
    を特徴とする請求項73に記載の送出装置。
  81. 【請求項81】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記論理デバイスに投入されたジョブに基づいて実際に
    ジョブ実行のために使用するデバイスエンジンを決定す
    るためのプログラムであることを特徴とする請求項73
    に記載の送出装置。
  82. 【請求項82】 前記論理デバイス制御プログラムが保
    持する機能は変更可能であることを特徴とする請求項7
    3に記載の送出装置。
  83. 【請求項83】 前記論理デバイスに投入されたジョブ
    は実際に実行する物理デバイスで管理するジョブと関係
    付けて管理されることを特徴とする請求項73に記載の
    送出装置。
  84. 【請求項84】 前記論理デバイス制御プログラムは前
    記周辺機器に複数存在し、当該複数の論理デバイス制御
    プログラムの負荷状態を比較することによって最適な論
    理デバイス制御プログラムが選択されることを特徴とす
    る請求項73に記載の送出装置。
  85. 【請求項85】 前記周辺機器は複数の前記論理デバイ
    ス制御プログラムとこれら複数の論理デバイス制御プロ
    グラムを統括する統括プログラムを有し、当該統括プロ
    グラムはそれぞれの前記論理デバイス制御プログラムに
    ジョブを投入する際に使用するサブアドレスと接続イン
    タフェースの種類をそれぞれの前記論理デバイス制御プ
    ログラムに対応して付けて保持することを特徴とする請
    求項73に記載の送出装置。
  86. 【請求項86】 前記統括プログラムは前記サブアドレ
    スが有効或いは無効かを示す情報の一覧を保持し、有効
    でないサブアドレスにジョブが投入された場合に当該ジ
    ョブは破棄されることを特徴とする請求項85に記載の
    送出装置。
  87. 【請求項87】 前記統括プログラムは前記周辺機器を
    使用可能なユーザーの認証情報の一覧を保持し、前記入
    力したジョブに含まれるユーザー情報が当該認証情報の
    一覧に含まれない場合に当該ジョブのエラー報知が行わ
    れることを特徴とする請求項85に記載の送出装置。
  88. 【請求項88】 前記統括プログラムは前記周辺機器を
    使用可能なユーザーの認証判断処理の種類を示すセキュ
    リティレベルの一覧を保持することを特徴とする請求項
    85に記載の送出装置。
  89. 【請求項89】 前記論理デバイス制御プログラムはジ
    ョブを解析中にイベントが発生した場合にイベントデー
    タを前記情報処理装置へ送信するための接続インタフェ
    ースと送信先アドレスの一覧を保持することを特徴とす
    る請求項85に記載の送出装置。
  90. 【請求項90】 前記論理デバイス制御プログラムでジ
    ョブを解析中にイベントが発生した場合に、前記情報処
    理装置へ送信するための接続インタフェースと送信先ア
    ドレスの一覧を参照してイベントデータが送信されるこ
    とを特徴とする請求項89に記載の送出装置。
  91. 【請求項91】 情報処理装置と接続された周辺機器で
    実行される周辺機器制御プログラム製品であって、前記
    情報処理装置からパケットデータから構成されるジョブ
    を入力し、前記情報処理装置からジョブが投入される論
    理デバイスの機能を保持し当該論理デバイスに投入され
    たジョブを管理する論理デバイス制御プログラムで前記
    入力したジョブを解析させた後、前記周辺機器のデバイ
    スエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジンでのジ
    ョブを管理する物理デバイス制御プログラムで前記ジョ
    ブを解析させる周辺機器制御プログラム製品。
  92. 【請求項92】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナエンジンを制御するスキャナ制
    御プログラムであることを特徴とする請求項91に記載
    の周辺機器制御プログラム製品。
  93. 【請求項93】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のレーザービームプリンタエンジンを制御
    するレーザービームプリンタ制御プログラムであること
    を特徴とする請求項91に記載の周辺機器制御プログラ
    ム製品。
  94. 【請求項94】 前記物理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のインクジェットプリンタエンジンを制御
    するインクジェットプリンタ制御プログラムであること
    を特徴とする請求項91に記載の周辺機器制御プログラ
    ム製品。
  95. 【請求項95】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のレーザービームプリンタ制御プログラム
    或いはインクジェットプリンタ制御プログラム或いはレ
    ーザービームプリンタ制御プログラム及びインクジェッ
    トプリンタ制御プログラムを制御するプリントジョブ制
    御プログラムであることを特徴とする請求項91に記載
    の周辺機器制御プログラム製品。
  96. 【請求項96】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナ制御プログラムを制御するスキ
    ャナジョブ制御プログラムであることを特徴とする請求
    項91に記載の周辺機器制御プログラム製品。
  97. 【請求項97】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記周辺機器のスキャナ制御プログラムとレーザービー
    ムプリンタ制御プログラム或いはインクジェットプリン
    タ制御プログラム或いはレーザービームプリンタ制御プ
    ログラム及びインクジェットプリンタ制御プログラムを
    制御するコピージョブ制御プログラムであることを特徴
    とする請求項91に記載の周辺機器制御プログラム製
    品。
  98. 【請求項98】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記論理デバイスがジョブの実行のために使用する少な
    くとも一つのデバイスエンジンとの関係を保持すること
    を特徴とする請求項91に記載の周辺機器制御プログラ
    ム製品。
  99. 【請求項99】 前記論理デバイス制御プログラムは、
    前記論理デバイスに投入されたジョブに基づいて実際に
    ジョブ実行のために使用するデバイスエンジンを決定す
    るためのプログラムであることを特徴とする請求項91
    に記載の周辺機器制御プログラム製品。
  100. 【請求項100】 前記論理デバイス制御プログラムが
    保持する機能は変更可能であることを特徴とする請求項
    91に記載の周辺機器制御プログラム製品。
  101. 【請求項101】 前記論理デバイスに投入されたジョ
    ブは実際に実行する物理デバイスで管理するジョブと関
    係付けて管理されることを特徴とする請求項91に記載
    の周辺機器制御プログラム製品。
  102. 【請求項102】 前記論理デバイス制御プログラムは
    前記周辺機器に複数存在し、当該複数の論理デバイス制
    御プログラムの負荷状態を比較することによって最適な
    論理デバイス制御プログラムが選択されることを特徴と
    する請求項91に記載の周辺機器制御プログラム製品。
  103. 【請求項103】 前記周辺機器は複数の前記論理デバ
    イス制御プログラムとこれら複数の論理デバイス制御プ
    ログラムを統括する統括プログラムを有し、当該統括プ
    ログラムはそれぞれの前記論理デバイス制御プログラム
    にジョブを投入する際に使用するサブアドレスと接続イ
    ンタフェースの種類をそれぞれの前記論理デバイス制御
    プログラムに対応して付けて保持することを特徴とする
    請求項91に記載の周辺機器制御プログラム製品。
  104. 【請求項104】 前記統括プログラムは前記サブアド
    レスが有効或いは無効かを示す情報の一覧を保持し、有
    効でないサブアドレスにジョブが投入された場合に当該
    ジョブは破棄されることを特徴とする請求項103に記
    載の周辺機器制御プログラム製品。
  105. 【請求項105】 前記統括プログラムは前記周辺機器
    を使用可能なユーザーの認証情報の一覧を保持し、前記
    入力したジョブに含まれるユーザー情報が当該認証情報
    の一覧に含まれない場合に当該ジョブのエラー報知が行
    われることを特徴とする請求項103に記載の周辺機器
    制御プログラム製品。
  106. 【請求項106】 前記統括プログラムは前記周辺機器
    を使用可能なユーザーの認証判断処理の種類を示すセキ
    ュリティレベルの一覧を保持することを特徴とする請求
    項103に記載の周辺機器制御プログラム製品。
  107. 【請求項107】 前記論理デバイス制御プログラムは
    ジョブを解析中にイベントが発生した場合にイベントデ
    ータを前記情報処理装置へ送信するための接続インタフ
    ェースと送信先アドレスの一覧を保持することを特徴と
    する請求項103に記載の周辺機器制御プログラム製
    品。
  108. 【請求項108】 前記論理デバイス制御プログラムで
    ジョブを解析中にイベントが発生した場合に、前記情報
    処理装置へ送信するための接続インタフェースと送信先
    アドレスの一覧を参照してイベントデータが送信される
    ことを特徴とする請求項107に記載の周辺機器制御プ
    ログラム製品。
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