JP2000199551A - チェ―ンテンショナ - Google Patents
チェ―ンテンショナInfo
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- JP2000199551A JP2000199551A JP11000117A JP11799A JP2000199551A JP 2000199551 A JP2000199551 A JP 2000199551A JP 11000117 A JP11000117 A JP 11000117A JP 11799 A JP11799 A JP 11799A JP 2000199551 A JP2000199551 A JP 2000199551A
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- plunger
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
グのシリンダ室内に組込まれた各種の部品が外方に飛び
出してバラバラに分解するのを防止することができるチ
ェーンテンショナを提供することである。 【解決手段】 ハウジング11のシリンダ室12内にプ
ランジャ14を挿入する。プランジャ14の後端面で開
口するロッド挿入孔15の内周の雌ねじ16にスクリュ
ーロッド17の外周の雄ねじ18をねじ係合する。プラ
ンジャ14とスクリューロッド17をスプリング21に
よって相反する方向に押圧する。プランジャ14の先端
部外周に環状溝31を形成し、その環状溝31に取付け
た止め輪32と雌ねじ16の内端面の係合によりスクリ
ューロッド17からプランジャ14が分離して外部に飛
び出すのを防止する。
Description
ェーンの張力を一定に保持するチェーンテンショナに関
するものである。
保つチェーンテンショナとして、図5に示したものが知
られている。このチェーンテンショナはハウジング40
に形成されたシリンダ室41内にプランジャ42と、ス
プリング43とを組み込み、上記スプリング43によっ
て突出性が付与されたプランジャ42によりチェーン4
4を押圧するようにしている。
圧力室45に給油通路46を連通し、その給油通路46
にチェックバルブ47を設け、上記プランジャ42が外
方向に移動して圧力室45の圧力が低下したとき、チェ
ックバルブ47を開放させ、給油ポンプの駆動により給
油通路46から圧力室45に油を流動させるようにして
いる。
ては、エンジンを停止すると、カム軸に設けられたカム
の停止位置の関係から、チェーン44が緊張状態に保持
されることがある。この場合、上記チェーンテンショナ
のプランジャ42は緊張状態のチェーン44により押し
込まれるため、圧力室45の油はプランジャ42とシリ
ンダ室41の摺動面からリークし、プランジャ42は後
退して、チェーン44の弾力とスプリング43の張力と
が釣り合う位置に保持される。
ン44に弛みが生じると、プランジャ42は外方向に大
きく移動する。このとき、油圧ポンプは始動直後であっ
て吐出量が少ないため、圧力室45に充分な油を供給す
ることができず、圧力室45に空気が侵入してダンピン
グ特性が低下し、異音が発生することがある。
流動性が悪いため、上記と同様の問題が生じる。
プランジャにその後端面で開口するロッド挿入孔を形成
し、このロッド挿入孔の開口部内周に設けられた雌ねじ
にスクリューロッドの外周に形成された雄ねじをねじ係
合し、その雄ねじと雌ねじのねじ山を鋸歯状とすると共
に、プランジャとスクリューロッドの対向部間にスプリ
ングを組込んで両部材を相反する方向に押圧したチェー
ンテンショナを本件出願人は既に提案している(特願平
9−71947号明細書)。
ジンが停止し、カムの停止位置の関係によりチェーンが
緊張してプランジャに押し込み力が作用したとき、その
押し込み力を鋸歯状ねじ山の圧力側フランクにより受け
てプランジャが後退動するのを防止している。このた
め、エンジンが再始動されて弛みが生じても、その弛み
量は小さいため、プランジャは外方向に大きく移動せ
ず、圧力室に空気が侵入するのを防止することができる
という特徴を有している。
たチェーンテンショナにおいては、チェーンを取外すエ
ンジン回りのメンテナンス時に、スプリングの弾力によ
りプランジャがシリンダ室から飛び出し、スクリューロ
ッド、スプリング等の部品が分解状態となり、再組立て
時に部品の組込みを忘れたり、組付けの間違いが生じた
りするおそれがあり、チェーンテンショナを正確に再組
立てするうえにおいて改善すべき点が残されている。
なエンジン回りのメンテナンス時において、既に提案し
たチェーンテンショナの構成部品がバラバラに分解され
るのを防止することである。
めに、この発明においては、ハウジングに、シリンダ室
と、そのシリンダ室の閉塞端部において開口する給油通
路とを設け、上記シリンダ室内にチェーン押圧用のプラ
ンジャをスライド自在に挿入し、そのプランジャに後端
面から軸方向に延びるロッド挿入孔を設け、このロッド
挿入孔の後端部内周に形成された雌ねじにスクリューロ
ッドをねじ係合し、そのスクリューロッドとプランジャ
との間に両部材を相反する方向に押圧するスプリングを
組込み、前記スクリューロッドの前記ロッド挿入孔内に
位置する先端部外周に環状溝を形成し、この環状溝に前
記雌ねじの内端面に対する係合によってプランジャとス
クリューロッドの分離を防止する止め輪を取付けた構成
を採用している。
外周に形成された環状溝に雌ねじの内端面と係合可能な
止め輪を取付けることにより、チェーンを取外すエンジ
ン周りのメンテナンス時に、スプリングの押圧によって
プランジャが外方向に移動しても、止め輪に対する雌ね
じの内端面の係合によりプランジャがスクリューロッド
から分離して外部に飛び出すのを防止することができ
る。このため、シリンダ室内に組込まれた部品が外部に
飛び出してバラバラに分解するのを防止することができ
る。
ーロッドとの間に、シリンダ室内の油が給油通路側に逆
流するのを防止するチェックバルブを設けておくと、運
転中のプランジャの後退時に圧力室の圧力が上昇し、油
圧によりチェーンから作用する力を支持することができ
る。
ーナ部に丸みある略三角形等の多角形としておくと、プ
ランジャの雌ねじに対するスクリューロッドのねじ込み
時、スクリューロッドを軸方向に押し込みつつねじ込む
ことによって、止め輪のコーナ部が雌ねじの外端面との
接触により内方向に押圧されて止め輪が縮径するため、
雌ねじに対してスクリューロッドを簡単にねじ込むこと
ができる。
1乃至図4に基づいて説明する。
端部に取付けられたスプロケット2とカムシャフト3の
端部に取付けられたスプロケット4間にチェーン5がか
け渡され、そのチェーン5の弛み側チェーン5aにスリ
ッパ6が接触されている。スリッパ6は軸7を中心とし
て揺動自在に支持されている。このスリッパ6はチェー
ンテンショナ10により押圧され、その押圧によってチ
ェーン5は一定の張力に保持される。
詳細を示す。このチェーンテンショナは、エンジンブロ
ックにねじ止めされるハウジング11を有する。
のシリンダ室12の閉塞端において開口する給油通路1
3とが設けられている。
イド自在に挿入されている。プランジャ14には後端面
から軸方向に延びるロッド挿入孔15が形成され、その
ロッド挿入孔15の開口部内周に設けられた雌ねじ16
にスクリューロッド17の外周に形成された雄ねじ18
がねじ係合されている。
向に延びるスプリング収納孔19と、後端からそのスプ
リング収納孔19に貫通する連通孔20とが形成され、
上記スプリング収納孔19とロッド挿入孔15の閉塞端
間にスプリング21と、スプリングシート22とが組込
まれている。スプリングシート22は、浸炭焼入れさ
れ、先端に形成された球形表面23がロッド挿入孔15
の閉塞端と点接触している。
6とスクリューロッド17に設けられた雄ねじ18のね
じ山は、プランジャ14が軸方向に押された際の押し込
み力を受ける圧力側フランク24のフランク角が遊び側
フランク25のフランク角より大きい鋸歯状とされてい
る。その鋸歯状ねじ山にスプリング21の押圧によって
スクリューロッド17が回転しつつシリンダ室12の閉
塞端に向けて移動するリード角が設けられている。
ダ室12内の油が給油通路13内に逆流するのを防止す
るチェックバルブ26が組込まれている。
に圧入されたロッドシート27に給油通路13とシリン
ダ室12とを連通する通路28を設け、その通路28内
に球形の弁体29と、その弁体29の開閉量を制限する
リテーナ30とを組み込んでいる。
4内に位置する先端部外周には環状溝31が形成され、
その環状溝31に一部が切り離された縮径可能な止め輪
32が取付けられている。
外形は略三角形とされてコーナ部に丸み33を有し、各
丸み33を通る外接円径は雌ねじ16の内径より大き
く、上記止め輪32と雌ねじ16の内端面の係合によっ
て、プランジャ14の外方向への突出量が制限され、プ
ランジャ14とスクリューロッド17とが分離するのが
防止される。
有する略三角形とすると、プランジャ14に形成された
ロッド挿入孔15の開口内にスクリューロッド17の先
端部を挿入し、そのスクリューロッド17を押し込みつ
つ回転させることによって、止め輪32のコーナ部は雌
ねじ16の外端面に対する当接により内方向に押圧され
るため、止め輪32は縮径し、雌ねじ16に対してスク
リューロッド17を簡単にねじ係合することができる。
されず、四角形や五角形等の多角形の形状を採ることが
できる。
は、プランジャ14をシリンダ室12内に押し込み、ハ
ウジング11の先端部に設けたピン挿入孔34からプラ
ンジャ14の先端部外周に形成された係合溝35にセッ
トピン(図示省略)を挿入してプランジャ14を押し込
み状態に保持し、その保持状態でエンジンブロックに対
する取付けを行なう。そして、取付け後、セットピンを
引き抜き、スプリング21の弾力によりプランジャ14
を突出させて、図1に示すようにチェーン5aを押圧す
る。
状態において、エンジンを始動し、クランクシャフト1
の端部に取付けたスプロケット2の矢印方向の回転によ
ってチェーン5の弛み側チェーン5aに弛みが生じる
と、給油通路13から通路28に送り込まれる油の圧力
によってプランジャ14およびスクリューロッド17が
外方向に移動し、その移動によってスクリューロッド1
7がロッドシート27から離れ、シリンダ室12内に油
が供給される。
よって、そのプランジャ14はスリッパ6を押圧するた
め、チェーン5の弛みは吸収されると共に、スプリング
21の弾力により、スクリューロッド17は回転しつつ
シリンダ室12の閉塞端に向けて移動してロッドシート
27に当接し、プランジャ14とスクリューロッド17
の停止によってチェーン5は所定の弾力に保持される。
ンクシャフト1とカムシャフト3の心間距離が大きくな
り、チェーン5の張力増大によってプランジャ14が押
圧されると、その押圧力はシリンダ室12内に封入され
た油によって受けられると共に、雌ねじ16と雄ねじ1
8の圧力側フランク24によって受けられ、プランジャ
14は後退しない。プランジャ14を押圧するチェーン
からの変動荷重の最小値がスプリング21の弾力と油圧
力の合力より強くなると、スクリューロッド17が回転
し、プランジャ14が後退する。
ンダ室12とプランジャ14の摺動面間からリークし、
プランジャ14は、押圧力とスプリング21の弾力と供
給油圧力との合力とが釣り合う位置までゆっくりと後退
動する。
設けられたカムの停止位置の関係からチェーン5の弛み
側チェーン5aが緊張する場合がある。この場合は、プ
ランジャ14はチェーン5によって押圧され、その押圧
力は雌ねじ16と雄ねじ18のねじ係合部における圧力
側フランク24により受けられる。
な荷重であるため、上記押圧力がスプリング21の弾力
より大きい場合でもスクリューロッド17は回転せず、
プランジャ14は後退しない。
ン5の弛み側チェーン5aに弛みが生じても、その弛み
量はきわめて小さく、プランジャ14の突出量も小さ
い。したがって、シリンダ室12における圧力低下も少
ないため、シリンダ室12に空気が侵入することもな
い。
給油通路13に送られる油の粘度が高く、シリンダ室1
2への油の流入が悪いが、この場合でも、プランジャ1
4の外方向への移動量が少ないため、シリンダ室12内
に空気が侵入するのを防止することができる。
の使用状態において、プランジャ14はスプリング21
により常に外方向に向けて押圧されているため、エンジ
ン回りのメテンナンスのため、チェーン15が取り外し
されると、プランジャ14は外方向に突出し、雌ねじ1
6の内端面が止め輪32と対向する位置までプランジャ
14が移動すると、上記止め輪32に対する雌ねじ16
の内端面の係合によってプランジャ14が抜け止めされ
る。
ング21等の部品がバラバラに分解されることはなく、
再組立ての必要がないため、部品の組込み忘れや誤った
組込みを未然に防止することができる。
合によるプランジャの抜け止め構造は、ねじを用いた油
圧式のオートテンショナにも適用することができる。
ェーンを取外すと、プランジャはスプリングの弾性力に
よって外方向に移動するが、所定量移動すると止め輪に
雌ねじの内端面が係合してプランジャは抜け止めされる
ため、シリンダ室内に組込まれたスクリューロッドやス
プリング等の部品がバラバラに分解するのを防止するこ
とができる。
組み忘れや誤った組込みを未然に防止することができ
る。
る略三角形等の多角形とすると、スクリューロッドを押
し込みつつ回転させると、止め輪が雌ねじ端面に対する
当接により縮径してプランジャの雌ねじにスクリューロ
ッドがねじ係合するため、雌ねじに対してスクリューロ
ッドを簡単にねじ係合することができる。
を示す正面図
め状態を示す縦断正面図
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジングに、シリンダ室と、そのシリ
ンダ室の閉塞端部において開口する給油通路とを設け、
上記シリンダ室内にチェーン押圧用のプランジャをスラ
イド自在に挿入し、そのプランジャに後端面から軸方向
に延びるロッド挿入孔を設け、このロッド挿入孔の後端
部内周に形成された雌ねじにスクリューロッドをねじ係
合し、そのスクリューロッドとプランジャとの間に両部
材を相反する方向に押圧するスプリングを組込み、前記
スクリューロッドの前記ロッド挿入孔内に位置する先端
部外周に環状溝を形成し、この環状溝に前記雌ねじの内
端面に対する係合によってプランジャとスクリューロッ
ドの分離を防止する止め輪を取付けたチェーンテンショ
ナ。 - 【請求項2】 前記給油通路の油出口とスクリューロッ
ドとの間に、シリンダ室内の油が給油通路側に逆流する
のを防止するチェックバルブを設けた請求項1に記載の
チェーンテンショナ。 - 【請求項3】 前記止め輪の外形がコーナ部に丸みのあ
る多角形とされた請求項1又は2に記載のチェーンテン
ショナ。 - 【請求項4】 前記止め輪の外形がコーナ部に丸みのあ
る略三角形とされた請求項1乃至3のいずれかに記載の
チェーンテンショナ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP00011799A JP3712550B2 (ja) | 1999-01-04 | 1999-01-04 | チェーンテンショナ |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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JP2000199551A true JP2000199551A (ja) | 2000-07-18 |
JP3712550B2 JP3712550B2 (ja) | 2005-11-02 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP00011799A Expired - Fee Related JP3712550B2 (ja) | 1999-01-04 | 1999-01-04 | チェーンテンショナ |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010144895A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Ntn Corp | チェーンテンショナ |
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JPH10132039A (ja) * | 1996-03-29 | 1998-05-22 | Ntn Corp | チェーンテンショナおよびチェーンシステム |
JPH11101318A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-13 | Ntn Corp | チェーンテンショナ |
-
1999
- 1999-01-04 JP JP00011799A patent/JP3712550B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010144895A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Ntn Corp | チェーンテンショナ |
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