JPH11101318A - チェーンテンショナ - Google Patents

チェーンテンショナ

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JPH11101318A
JPH11101318A JP26539997A JP26539997A JPH11101318A JP H11101318 A JPH11101318 A JP H11101318A JP 26539997 A JP26539997 A JP 26539997A JP 26539997 A JP26539997 A JP 26539997A JP H11101318 A JPH11101318 A JP H11101318A
Authority
JP
Japan
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plunger
spring
screw
cylinder chamber
rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP26539997A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Yamamoto
山本  憲
Hisashi Hayakawa
久 早川
Natsuo Murakami
夏雄 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チェーンの取外し時に、複数の部品がバラバ
ラに分離するのを防止することができるようにしたチェ
ーンテンショナを提供する。 【解決手段】 ハウジング11に形成されたシリンダ室
12にプランジャ14をスライド自在に挿入し、そのプ
ランジャ14に形成されたロッド挿入孔15の内周に雌
ねじ16を設ける。雌ねじ16にスクリューロッド17
の外周の雄ねじ18をねじ係合する。スクリューロッド
17に形成されたスプリング収納孔19の閉塞端とロッ
ド挿入孔15の閉塞端間にスプリング21を組込み、そ
のスプリング21の一端に設けた係合リング24とスプ
リング収納孔19の内周に形成された係合溝26の係
合、および他端に形成した係合リング25とロッド挿入
孔15の内周に設けた肩部27の係合により、プランジ
ャ14とスクリューロッド17とが軸方向に分離するの
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カム軸駆動用チ
ェーンの張力を一定に保持するチェーンテンショナに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】カム軸駆動用のチェーンの張力を一定に
保つチェーンテンショナとして、図5に示したものが知
られている。このチェーンテンショナはハウジング40
に形成されたシリンダ室41内にプランジャ42と、ス
プリング43とを組み込み、上記スプリング43によっ
て突出性が付与されたプランジャ42によりチェーン4
4を押圧するようにしている。
【0003】また、プランジャ42の背部に形成された
圧力室45に給油通路46を連通し、その給油通路46
にチェックバルブ47を設け、上記プランジャ42が外
方向に移動して圧力室45の圧力が低下したとき、チェ
ックバルブ47を開放させ、給油ポンプの駆動により給
油通路46から圧力室45に油を流動させるようにして
いる。
【0004】ところで、カム軸駆動用のチェーンにおい
ては、エンジンを停止すると、カム軸に設けられたカム
の停止位置の関係から、チェーン44が緊張状態に保持
されることがある。この場合、上記チェーンテンショナ
のプランジャ42は緊張状態のチェーン44により押し
込まれるため、圧力室45の油はプランジャ42とシリ
ンダ室41の摺動面からリークし、プランジャ42は後
退して、チェーン44の弾力とスプリング43の張力と
が釣り合う位置に保持される。
【0005】このため、エンジンの再始動によりチェー
ン44に弛みが生じると、プランジャ42は外方向に大
きく移動する。このとき、油圧ポンプは始動直後であっ
て吐出量が少ないため、圧力室45に充分な油を供給す
ることができず、圧力室45に空気が侵入してダンピン
グ特性が低下し、異音が発生することがある。
【0006】また、低温始動時には、油の粘度が高く、
流動性が悪いため、上記と同様の問題が生じる。
【0007】上記のような問題点を解決するため、前記
プランジャにその後端面で開口するロッド挿入孔を形成
し、このロッド挿入孔の開口部内周に雌ねじを設けてス
クリューロッドの外周に形成された雄ねじをねじ係合
し、その雄ねじと雌ねじのねじ山を鋸歯状とすると共
に、プランジャとスクリューロッドの対向部間にスプリ
ングを組込んで両部材を相反する方向に押圧したチェー
ンテンショナを本件出願人は既に提案している(特願平
9−71947号明細書)。
【0008】上記チェーンテンショナにおいては、エン
ジンが停止し、カムの停止位置の関係によりチェーンが
緊張してプランジャに押し込み力が作用したとき、その
押し込み力を鋸歯状ねじ山の圧力側フランクにより受け
てプランジャが後退動するのを防止している。このた
め、エンジンが再始動されて弛みが生じても、その弛み
量は小さいため、プランジャは外方向に大きく移動せ
ず、圧力室に空気が侵入するのを防止することができる
という特徴を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、既に提案し
たチェーンテンショナにおいては、エンジンのカムシャ
フトを取り外すようなメンテナンス時にチェーンが取り
外されることがある。このとき、スプリングの弾力によ
りプランジャがシリンダ室から飛び出し、スクリューロ
ッド、スプリング等の部品が分解状態となり、再組立て
時に部品の組込みを忘れたり、組付けの間違いが生じた
りするおそれがあり、チェーンテンショナを正確に再組
立てするうえにおいて改善すべき点が残されている。
【0010】この発明の課題は、チェーンを取外すよう
なエンジン回りのメンテナンス時において、チェーンテ
ンショナを構成する部品がバラバラに分解されるのを防
止することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明においては、ハウジングに、シリンダ
室と、そのシリンダ室の閉塞端において開口する給油通
路とを設け、上記シリンダ室内にチェーン押圧用のプラ
ンジャをスライド自在に挿入し、そのプランジャを外方
向に向けて押圧するスプリングと、プランジャにねじ係
合されたスクリューロッドとを同軸上に配置し、前記プ
ランジャとスクリューロッドを前記スプリングが伸長し
た自然状態において分離するのを防止する連結手段を設
けた構成を採用している。
【0012】ここで、前記連結手段として、スクリュー
ロッドに形成されたスプリング収納孔の閉塞端部の内周
に係合溝を設け、前記スプリングの両端には、上記係合
溝およびロッド挿入孔の内周に形成された肩部に対して
係合可能な大径の係合リングを設けた構成のものを採用
することができる。
【0013】また、第2の発明においては、ハウジング
に、シリンダ室と、そのシリンダ室の閉塞端において開
口する給油通路とを設け、上記シリンダ室内にチェーン
押圧用のプランジャをスライド自在に挿入し、そのプラ
ンジャをスプリングで押圧して外方向への突出性を付与
し、前記プランジャがシリンダ室から抜け出すのを防止
する抜け止め手段を設けた構成を採用している。
【0014】ここで、抜け止め手段は、シリンダ室内に
前記スプリングより弾力の弱いコイルスプリングを組込
み、そのコイルスプリングの一端をハウジング側に連結
し、他端をプランジャに連結してもよい。あるいは、ハ
ウジングの外周からシリンダ室に貫通するねじ孔を形成
し、そのねじ孔にボルトをねじ係合し、そのボルトの締
付けによりプランジャの外周を押圧して、プランジャを
抜け止めしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図4に基づいて説明する。
【0016】図1に示すように、クランクシャフト1の
端部に取付けられたスプロケット2とカムシャフト3の
端部に取付けられたスプロケット4間にチェーン5がか
け渡され、そのチェーン5の弛み側チェーン5aにスリ
ッパ6が接触されている。スリッパ6は軸7を中心とし
て揺動自在に支持されている。このスリッパ6はチェー
ンテンショナ10により押圧され、その押圧によってチ
ェーン5は一定の張力に保持される。
【0017】図2(I)はチェーンテンショナ10の詳
細を示す。このチェーンテンショナは、エンジンブロッ
クにねじ止めされるハウジング11を有する。
【0018】ハウジング11にはシリンダ室12と、そ
のシリンダ室12の閉塞端において開口する給油通路1
3とが設けられている。
【0019】シリンダ室12にはプランジャ14がスラ
イド自在に挿入されている。プランジャ14には後端面
で開口するロッド挿入孔15が形成され、そのロッド挿
入孔15の開口部内周に設けられた雌ねじ16にスクリ
ューロッド17の外周に形成された雄ねじ18がねじ係
合されている。
【0020】スクリューロッド17には、先端から軸方
向に延びるスプリング収納孔19と、後端からそのスプ
リング収納孔19に貫通する連通孔20とが形成され、
上記スプリング収納孔19とロッド挿入孔15の閉塞端
間にスプリング21と、スプリングシート22とが組込
まれている。スプリングシート22は、浸炭焼入れさ
れ、先端に形成された球形表面23がロッド挿入孔15
の閉塞端と点接触している。
【0021】スプリング21は、プランジャ14とスク
リューロッド17とを相反する方向に押圧し、その両端
には大径の係合リング24、25が形成され、一端の係
合リング24はスプリング収納孔19の閉塞端部の内周
に形成された係合溝26と係合している。一方、他端の
係合リング25は、ロッド挿入孔15の内周に設けられ
た肩部27に対して係合可能な外径とされている。
【0022】プランジャ14に形成された前記雌ねじ1
6とスクリューロッド17に設けられた雄ねじ18のね
じ山は、プランジャ14が軸方向に押された際の押し込
み力を受ける圧力側フランク28のフランク角が遊び側
フランク29のフランク角より大きい鋸歯状とされてい
る。その鋸歯状ねじ山にスプリング21の押圧によって
スクリューロッド17が回転しつつシリンダ室12の閉
塞端に向けて移動するリード角が設けられている。
【0023】前記シリンダ室12の閉塞端部にはスクリ
ューロッド17の後端を受けるロッドシート30が組込
まれている。ロッドシート30はシリンダ室12に圧入
されて軸方向に非可動の組付けとされ、そのロッドシー
ト30に給油通路13とシリンダ室12とを連通する通
路31が設けられている。
【0024】通路31には、チェックバルブ32と、そ
のチェックバルブ32の開閉量を制限するリテーナ33
とが組込まれ、チェックバルブ32はシリンダ室12内
の圧力が給油通路13内の圧力より高くなると通路31
を閉じるようになっている。
【0025】いま、エンジンを始動し、クランクシャフ
ト1の端部に取付けたスプロケット2の矢印方向の回転
によってチェーン5の弛み側チェーン5aに弛みが生じ
ると、給油通路13から通路31に送り込まれる油の圧
力によってプランジャ14およびスクリューロッド17
が外方向に移動し、その移動によってスクリューロッド
17がロッドシート30から離れ、シリンダ室12内に
油が供給される。
【0026】また、プランジャ14の外方向への移動に
よって、そのプランジャ14はスリッパ6を押圧するた
め、チェーン5の弛みは吸収されると共に、スプリング
21の弾力により、スクリューロッド17は回転しつつ
シリンダ室12の閉塞端に向けて移動してロッドシート
30に当接し、プランジャ14とスクリューロッド17
の停止によってチェーン5は所定の弾力に保持される。
【0027】エンジンが温度上昇し、熱膨張によりクラ
ンクシャフト1とカムシャフト3の心間距離が大きくな
り、チェーン5の張力増大によってプランジャ14が押
圧されると、その押圧力はシリンダ室12内に封入され
た油によって受けられると共に、雌ねじ16と雄ねじ1
8の圧力側フランク28によって受けられ、プランジャ
14は後退しない。プランジャ14を押圧する押圧力が
スプリング21の弾力と油圧力の合力より強くなると、
スクリューロッド17が回転し、プランジャ14が後退
する。
【0028】このとき、シリンダ室12内の油は、シリ
ンダ室12とプランジャ14の摺動面間からリークし、
プランジャ14は、押圧力とスプリング21の弾力と供
給油圧力との合力とが釣り合う位置までゆっくりと後退
動する。
【0029】エンジンを停止すると、カムシャフト3に
設けられたカムの停止位置の関係からチェーン5の弛み
側チェーン5aが緊張する場合がある。この場合は、プ
ランジャ14はチェーン5によって押圧され、その押圧
力は雌ねじ16と雄ねじ18のねじ係合部における圧力
側フランク28により受けられる。
【0030】ここで、上記押圧力は振動を伴わない静的
な荷重であるため、上記押圧力がスプリング21の弾力
より大きい場合でもスクリューロッド17は回転せず、
プランジャ14は後退しない。
【0031】このため、エンジンが再始動されてチェー
ン5の弛み側チェーン5aに弛みが生じても、その弛み
量はきわめて小さく、プランジャ14の突出量も小さ
い。したがって、シリンダ室12における圧力低下も少
ないため、シリンダ室12に空気が侵入することもな
い。
【0032】なお、エンジンの低温始動時、ポンプから
給油通路13に送られる油の粘度が高く、シリンダ室1
2への油の流入が悪いが、この場合でも、プランジャ1
4の外方向への移動量が少ないため、シリンダ室12内
に空気が侵入するのを防止することができる。
【0033】エンジン回りのメンテナンスのため、チェ
ーン5が取り外されると、スプリング21の弾力により
プランジャ14が外方向に飛び出すことになる。
【0034】このとき、図2(II)に示すように、プラ
ンジャ14のロッド挿入孔15の内周に形成された肩部
27にスプリング21の一方の係合リング25が係合す
る。このため、プランジャ14とスプリング21は分離
するのが防止されると共に、スプリング21の他方の係
合リング24はスクリューロッド17の内周に形成され
た係合溝26に係合しているため、スプリング21とス
クリューロッド17の分離も防止される。
【0035】このように、スプリング21の押圧により
プランジャ14が飛び出しても、プランジャ14、スプ
リング21、スプリングシート22およびスクリューロ
ッド17は連結状態に保持される。このため、チェーン
テンショナの再組立てが容易であると共に、部品の組み
忘れや組み付け間違いを生じるという不都合がなく、チ
ェーンテンショナを正確に再組立てすることができる。
【0036】図3および図4は、この発明の他の実施の
形態を示す。図3に示す実施の形態においては、スクリ
ューロッド17とプランジャ14間に組込んだスプリン
グ21の外径を全長にわたって同一径とし、ロッドシー
ト30とプランジャ14との間に、そのスプリング21
より弾性力の弱いコイルスプリング34を組込み、その
コイルスプリング34の一端をロッドシート30に連結
し、他端をプランジャ14に連結している。
【0037】他の構成は、図2に示すチェーンテンショ
ナと同一であるため説明を省略する。また、チェーンの
張力変化に伴う作用も同一であるため、説明を省略す
る。
【0038】上記のように、ロッドシート30とプラン
ジャ14とをコイルスプリング34によって連結したこ
とにより、エンジン回りのメンテナンスによってチェー
ン5が取り外された場合、プランジャ14はスプリング
21の弾力により外方向に移動するが、そのプランジャ
14と軸方向に非可動に支持されたロッドシート30は
コイルスプリング34によって連結されているため、図
3(II)に示すように、プランジャ14はシリンダ室1
2から飛び出すことはなく、各部品が分離することはな
い。
【0039】このため、プランジャ14を軸方向に押し
込むことによってチェーンテンショナ10は再組立てさ
れ、再組立てがきわめて簡単である。
【0040】図4に示す実施の形態においては、図3に
示すチェーンテンショナのコイルスプリング34を省略
し、その代わりに、ハウジング11に外周面からシリン
ダ室12に貫通するねじ孔36を形成し、そのねじ孔3
6にボルト37をねじ係合している。
【0041】他の構成は、図3に示すチェーンテンショ
ナと同じであるため、同一部品に同一符号を付して説明
を省略する。
【0042】上記実施の形態においては、チェーン5の
張力調整に際してはボルト37を取外しておく。そし
て、メンテナンスによってチェーン5を取外す場合、ね
じ孔36にボルト37をねじ係合し、そのボルト37の
締付けによりプランジャ14を固定し、その固定後、チ
ェーンテンショナを取外し、チェーン5を取外す。
【0043】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
下記に示す効果を奏する。
【0044】請求項1乃至3に記載の発明においては、
チェーンの取外しによりシリンダ室からプランジャが飛
び出しても、そのプランジャとスクリューロッドは連結
状態に保持されるため、チェーンテンショナの再組立て
が容易であり、部品の組付け忘れや組付けの間違いを生
じるという不都合の発生はなく、チェーンテンショナを
正確に再組立てすることができる。
【0045】請求項4乃至6に記載の発明においては、
コイルスプリングによってプランジャがシリンダ室から
抜け出すのを防止することができるため、上記プランジ
ャを押し込むことによって再組立てが可能であり、チェ
ーンテンショナをより簡単に再組立てすることができ
る。
【0046】請求項7に記載の発明においては、ボルト
を締付けることによってプランジャを固定することがで
きるためチェーンの取外しによってチェーンテンショナ
を形成する部品の分離を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るチェーンテンショナの使用例を
示す正面図
【図2】(I)は同上チェーンテンショナを示す縦断正
面図、(II)はプランジャが飛び出した状態の断面図
【図3】(I)は同上チェーンテンショナの他の例を示
す縦断正面図、(II)はプランジャの移動状態を示す縦
断正面図
【図4】同上チェーンテンショナのさらに他の例を示す
縦断正面図
【図5】従来のチェーンテンショナを示す断面図
【符号の説明】
11 ハウジング 12 シリンダ室 13 給油通路 14 プランジャ 15 ロッド挿入孔 16 雌ねじ 17 スクリューロッド 18 雄ねじ 19 スプリング収納孔 21 スプリング 24、25 係合リング 26 係合溝 27 肩部 28 圧力側フランク 29 遊び側フランク 30 ロッドシート 31 通路 32 チェックバルブ 34 コイルスプリング 36 ねじ孔 37 ボルト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに、シリンダ室と、そのシリ
    ンダ室の閉塞端において開口する給油通路とを設け、上
    記シリンダ室内にチェーン押圧用のプランジャをスライ
    ド自在に挿入し、そのプランジャを外方向に向けて押圧
    するスプリングと、プランジャにねじ係合されたスクリ
    ューロッドとを同軸上に配置し、前記プランジャとスク
    リューロッドを前記スプリングが伸長した自然状態にお
    いて分離するのを防止する連結手段を設けたチェーンテ
    ンショナ。
  2. 【請求項2】 前記プランジャに後端面で開口するロッ
    ド挿入孔を設け、このロッド挿入孔の開口部内周に形成
    された雌ねじにスクリューロッドの外周に設けられた雄
    ねじをねじ係合し、このスクリューロッドとプランジャ
    を、両部材間に組込まれた前記スプリングによって相反
    する方向に押圧し、前記雌ねじと雄ねじのねじ山をプラ
    ンジャに負荷される軸方向の押し込み力を受ける圧力側
    フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角よ
    り大きい鋸歯状とすると共に、スプリングの押圧によっ
    てスクリューロッドが回転しつつ軸方向に移動するリー
    ド角を設けた請求項1に記載のチェーンテンショナ。
  3. 【請求項3】 前記連結手段が、スクリューロッドに形
    成されたスプリング収納孔の閉塞端部の内周に係合溝を
    設け、前記スプリングの両端には、上記係合溝およびロ
    ッド挿入孔の内周に形成された肩部に対して係合可能な
    大径の係合リングを設けた構成から成る請求項1又は2
    に記載のチェーンテンショナ。
  4. 【請求項4】 ハウジングに、シリンダ室と、そのシリ
    ンダ室の閉塞端において開口する給油通路とを設け、上
    記シリンダ室内にチェーン押圧用のプランジャをスライ
    ド自在に挿入し、そのプランジャをスプリングで押圧し
    て外方向への突出性を付与し、前記プランジャがシリン
    ダ室から抜け出すのを防止する抜け止め手段を設けたチ
    ェーンテンショナ。
  5. 【請求項5】 前記プランジャに後端面で開口するロッ
    ド挿入孔を設け、このロッド挿入孔の開口部内周に形成
    された雌ねじにスクリューロッドの外周に設けられた雄
    ねじをねじ係合し、このスクリューロッドとプランジャ
    を、両部材間に組込まれた前記スプリングによって相反
    する方向に押圧し、前記雌ねじと雄ねじのねじ山をプラ
    ンジャに負荷される軸方向の押し込み力を受ける圧力側
    フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角よ
    り大きい鋸歯状とすると共に、スプリングの押圧によっ
    てスクリューロッドが回転しつつ軸方向に移動するリー
    ド角を設けた請求項4に記載のチェーンテンショナ。
  6. 【請求項6】 前記抜け止め手段が、シリンダ室内に前
    記スプリングより弾力の弱いコイルスプリングを組込
    み、そのコイルスプリングの一端をハウジング側に連結
    し、他端をプランジャに連結した構成から成る請求項4
    又は5に記載のチェーンテンショナ。
  7. 【請求項7】 前記抜け止め手段が、ハウジングの外周
    からシリンダ室に貫通するねじ孔と、そのねじ孔にねじ
    係合され、締付け時にプランジャの外周を押圧するボル
    トとから成る請求項4又は5に記載のチェーンテンショ
    ナ。
JP26539997A 1997-09-30 1997-09-30 チェーンテンショナ Pending JPH11101318A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000199551A (ja) * 1999-01-04 2000-07-18 Ntn Corp チェ―ンテンショナ
FR2812364A1 (fr) * 2000-07-31 2002-02-01 Peugeot Citroen Automobiles Sa Tendeur hydraulique pour lien sans fin, son procede de fabrication et systeme de distribution equipe d'un tel tendeur
US7559863B2 (en) * 2006-09-01 2009-07-14 Ntn Corporation Chain tensioner
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