JP2000199491A - 油冷式スクリュ圧縮機 - Google Patents

油冷式スクリュ圧縮機

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JP2000199491A
JP2000199491A JP10372646A JP37264698A JP2000199491A JP 2000199491 A JP2000199491 A JP 2000199491A JP 10372646 A JP10372646 A JP 10372646A JP 37264698 A JP37264698 A JP 37264698A JP 2000199491 A JP2000199491 A JP 2000199491A
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JP
Japan
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slide valve
screw compressor
piston
spring
hydraulic cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP10372646A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Minamiyashiki
正道 南屋敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円滑に摺動できる容量調節用スライド弁を備
えた油冷式スクリュ圧縮機を提供する。 【解決手段】 吐出側に位置する油圧シリンダ2のピス
トンロッド4に結合して作動する容量調節用スライド弁
11を備えた油冷式スクリュ圧縮機1において、スライ
ド弁11を吸込側から常時吐出側に向けて付勢するばね
18を設け、かつばね18がスライド弁11を押圧する
力の合力の作用線上に油圧シリンダ2のピストン3に作
用する油圧の圧力中心が位置するようにばね18を配置
した構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量調節用スライ
ド弁を備えた油冷式スクリュ圧縮機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示す容量調節用スライド弁
11を備えた油冷式スクリュ圧縮機10は公知である。
このスクリュ圧縮機10は、一方に吸込口12を、他方
に吐出口13を設けたケーシング14内のロータ室15
に互いに噛合う雌雄一対のスクリュロータ16を回転可
能に収容して形成されている。また、上記スライド弁1
1は、スクリュロータ16から見て、吸込口12の反対
側に、スクリュロータ16の歯溝部を、スクリュロータ
16の周囲を取囲むロータ室の内壁面とともに覆うよう
に、ロータ軸に平行に摺動可能に嵌挿されている。この
スライド弁11の吸込側端面は、図示する状態では、ス
トッパ17に当接しており、スクリュロータ16から見
て、吸込口12の反対側の吸込側部分を該吸込口12に
連通させる上記吸込側端面とストッパ17との間の流路
は閉じられた状態、即ち100%容量の全負荷運転状態
となっている。さらに、このスライド弁11は、これと
吸込側のケーシング14の内壁面との間に介装されたば
ね18により常時吐出側に向けて付勢されている。な
お、このばね18によるスライド弁11に対する押圧力
の合力の作用線はばね18の中心軸である一点鎖線I上
に存在するようになっている。
【0003】一方、ケーシング14の吐出側には油圧シ
リンダ19が突設してあり、そのピストン20の一方の
端面は吐出口13に連通している。また、油圧シリンダ
19のピストンロッド21は、スライド弁11に結合し
ている。このピストン20の他方の空間部は高圧部或い
は低圧部に適宜切換え可能に連通させ得るようになって
おり、ピストン20、ピストンロッド21を介してスラ
イド弁11に対して吸込側に向かう方向の力を作用さ
せ、かつその力を強くし、或いは弱くし得るようになっ
ている。そして、上記他方の空間部における油圧がピス
トン20を押圧する力の圧力中心は一点鎖線II上にあ
り、この圧力中心に作用する合力の作用線と一点鎖線I
とは距離Lだけずれた状態となっている。
【0004】そして、周知のように、容量を小さくして
部分負荷運転状態にするには、上記他方の空間内の油を
低圧側に通じさせる一方、上記一方の端面に作用する吐
出圧力プラス上記ばね18による力によりスライド弁1
1を吐出側に移動させる。この結果、スライド弁11の
上記吸込側端面とストッパ17との間の流路が開き、ス
クリュロータ16から見て、吸込口12の反対側の吸込
側部分が該吸込口12に連通し、一旦スクリュロータ1
6に吸込まれたガスの一部が吸込口12に戻るようにな
り、部分負荷運転状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の油冷式
スクリュ圧縮機10の場合、ばね18からスライド弁1
1に作用する吐出側に向かう方向の力の合力の作用線
と、ピストン20の圧力中心からピストンロッド21を
介してスライド弁11に作用する吸込側に向かう方向の
力の作用線とは距離Lだけずれている。このため、スラ
イド弁11にこれを回転させようとするモーメントが働
く、この結果、スライド弁11の摺動時、特にスライド
弁11の前進側端面の角部に大きな抵抗力が生じ、スラ
イド弁11ががたつき易く、円滑に摺動できないという
問題があった。本発明は、斯る従来の問題点をなくすこ
とを課題としてなされたもので、円滑に摺動できる容量
調節用スライド弁を備えた油冷式スクリュ圧縮機を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、吐出側に位置する油圧シリンダのピスト
ンロッドに結合して作動する容量調節用スライド弁を備
えた油冷式スクリュ圧縮機において、上記スライド弁を
吸込側から常時吐出側に向けて付勢する弾性部材を設
け、かつ上記弾性部材が上記スライド弁を押圧する力の
合力の作用線上に上記油圧シリンダのピストンに作用す
る油圧の圧力中心が位置するように上記弾性部材を配置
した構成とした。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1は、本発明に係る油冷式ス
クリュ圧縮機1を示し、図2に示す油冷式スクリュ圧縮
機10と共通する部分については、互いに同一番号を付
して説明を省略する。このスクリュ圧縮機1では、ケー
シング14の吐出側に突設した油圧シリンダ2における
ピストン3の両側の空間部を、それぞれ高圧部或いは低
圧部に適宜切換え可能に連通させ得るように形成してあ
る。また、スライド弁11を吸込側から常時吐出側に向
けて付勢するばね18によるスライド弁11を押圧する
力の合力の一点鎖線Iで示す作用線上に油圧シリンダの
ピストンに作用する油圧の圧力中心が位置するようにば
ね18を配置してある。
【0008】そして、斯かる構成により、ばね18から
スライド弁11に作用する吐出側に向かう方向の力と、
ピストン3からピストンロッド4を介してスライド弁1
1に作用する吸込側に向かう方向の力について、それぞ
れの合力の作用線のずれをなくし、スライド弁11を回
転させようとするモーメントが働かないようにしてあ
る。このため、スライド弁11は、摺動方向以外の力を
受けることなく、円滑に、がたつきなく摺動でき、この
ような力による摺動部の摩耗、破損を防止するようにな
っている。
【0009】なお、本発明は、上記実施形態に限定する
ものではなく、複動型の油圧シリンダ2に代えて、例え
ば図2に示す如く単動型の油圧シリンダを用いた油冷式
スクリュ圧縮機、およびばね3に代えてばね作用を有す
る他の弾性部材を用いた油冷式スクリュ圧縮機をも含む
ものである。また、現実には、上記弾性部材がスライド
弁11を押圧する力の合力の作用線に、油圧シリンダ2
のピストン3に作用する油圧の圧力中心を誤差なく完全
に一致させるように製造することは不可能であり、スラ
イド弁11に摺動方向以外の力がピストン2およびばね
3から作用しないようにするということになる。
【0010】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、吐出側に位置する油圧シリンダのピストンロ
ッドに結合して作動する容量調節用スライド弁を備えた
油冷式スクリュ圧縮機において、上記スライド弁を吸込
側から常時吐出側に向けて付勢する弾性部材を設け、か
つ上記弾性部材が上記スライド弁を押圧する力の合力の
作用線上に上記油圧シリンダのピストンに作用する油圧
の圧力中心が位置するように上記弾性部材を配置した構
成としてある。このため、容量調節用のスライド弁は、
ピストンおよびばねから摺動方向以外の力を受けること
なく、円滑に、がたつきなく摺動でき、このような力に
よる摺動部の摩耗、破損を防止することが可能になると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る油冷式スクリュ圧縮機を示す断
面図である。
【図2】 従来の油冷式スクリュ圧縮機を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 油冷式スクリュ圧縮機 2 油圧シリンダ 3 ピストン 4 ピストンロッ
ド 11 スライド弁 18 ばね
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月27日(2000.4.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出側に位置する油圧シリンダのピスト
    ンロッドに結合して作動する容量調節用スライド弁を備
    えた油冷式スクリュ圧縮機において、上記スライド弁を
    吸込側から常時吐出側に向けて付勢する弾性部材を設
    け、かつ上記弾性部材が上記スライド弁を押圧する力の
    合力の作用線上に上記油圧シリンダのピストンに作用す
    る油圧の圧力中心が位置するように上記弾性部材を配置
    したことを特徴とする油圧式スクリュ圧縮機。
JP10372646A 1998-12-28 1998-12-28 油冷式スクリュ圧縮機 Pending JP2000199491A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020143229A1 (zh) * 2019-01-09 2020-07-16 约克(无锡)空调冷冻设备有限公司 螺杆压缩机及其控制方法

Cited By (2)

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Effective date: 20050204

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050913