JP2005315176A - ピストン式可変容量圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】最大容量時の性能を低下させることなく可変容量時における圧力変動の低減を図ることができるピストン式可変容量圧縮機を提供する。
【解決手段】ロータリーバルブ21の円筒状部材22に最大容量時の流量を確保するためのメイン吸入口23と可変容量時に圧力変動を抑制するに十分な流量に絞るためのサブ吸入口24とを形成し、前面に吸入室圧を受けると共に後面にクランク圧を受けるスプール25を円筒状部材22内に軸方向に移動自在に配置し、最大容量時には吸入ガス流によりスプール25が後退してメイン吸入口23とサブ吸入口24の双方が全開され、可変容量時には吸入室圧とクランク圧との差圧によりスプール25が前進してサブ吸入口24を開いたままメイン吸入口23を閉じる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ピストン式可変容量圧縮機に係り、特に可変容量時における圧力変動の低減に関する。
駆動シャフトの回転に応じてシリンダボア内でピストンが往復移動するピストン式可変容量圧縮機においては、ピストンのストロークを可変制御することにより容量を変化させることができる。ところが、低流量時には、吸入弁を通過するガス量の減少により、吸入弁がストッパに当接しない自由振動領域において吸入弁の自励振動が発生しやすくなる。この自励振動が発生すると、圧力変動が生じ、圧縮機に連結された蒸発器に圧力変動が伝播して騒音発生を来すことがある。
例えば特許文献1には、ピストンにより区画されるシリンダボア内の作動室に吸入圧力領域から吸入ガスを導入するための案内通路として多段状に切り欠き溝が形成されたロータリーバルブを用いて吸入流路の開口面積を制御し、起動時のショックを低減しようとする圧縮機が開示されている。
特開平7−324678号公報
このようなロータリーバルブの使用によっても低流量時における圧力変動をある程度低減することは可能であるが、上記特許文献1のロータリーバルブはスプリングによって軸方向において開口面積を最小にする方向に付勢されており、クランク室の圧力が吸入室の圧力より高くなるほどスプリングの付勢力に抗してロータリーバルブが移動され、開口面積が増加して流量が増大するように構成されている。このため、特に最大容量時にはスプリングを大きく圧縮して開口面積を最大限に増加させる必要があり、圧縮機としての性能が低下する虞があった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、最大容量時の性能を低下させることなく可変容量時における圧力変動の低減を図ることができるピストン式可変容量圧縮機を提供することを目的とする。
この発明に係るピストン式可変容量圧縮機は、駆動シャフトの周囲に配列された複数のシリンダボア内にそれぞれピストンを収容し、ピストンにより区画されるシリンダボア内の作動室に吸入ガスを導入するための案内通路が形成されたロータリーバルブを駆動シャフトに同期して回転可能に配置すると共にクランク室圧を調整することによりシリンダボア内のピストンのストロークが可変制御されるピストン式可変容量圧縮機において、ロータリーバルブは、最大容量時の流量を確保するためのメイン吸入口と可変容量時に圧力変動を抑制するに十分な流量に絞るためのサブ吸入口とを案内通路として有すると共に吸入室圧とクランク室圧を受けて軸方向に移動自在に配置されたスプールを有し、最大容量時には吸入ガス流によりスプールが移動してメイン吸入口とサブ吸入口の双方を全開し、可変容量時には吸入室圧とクランク室圧との差圧によりスプールが移動して前記円筒状部材のサブ吸入口を開いたままメイン吸入口を閉じるものである。
最大容量時にはロータリーバルブのスプールが吸入ガス流により後退してメイン吸入口とサブ吸入口の双方を全開状態とし、可変容量時にはロータリーバルブのスプールが吸入室圧とクランク室圧との差圧により前進してメイン吸入口を閉じることによりサブ吸入口のみの吸入となる。
なお、ロータリーバルブが、駆動シャフトに同期して回転すると共にメイン吸入口及びサブ吸入口が形成された円筒状部材を有し、スプールを円筒状部材内に軸方向に移動自在に配置することができる。あるいは、スプールを、駆動シャフトに同期して回転すると共に軸方向に移動自在に配置し、このスプールにメイン吸入口及びサブ吸入口を形成することもできる。
また、スプールを、円筒状部材のメイン吸入口を開閉するために移動自在に配置され且つ吸入室圧を受ける第1のスプールと、第1のスプールの背部に移動自在に配置され且つクランク室圧を受ける第2のスプールと、第1のスプールと第2のスプールとの間に配置されたバネとから構成し、最大容量時には第2のスプールが第1のスプールから離れる方向へ移動して第1のスプールにバネによる荷重を作用させることなくメイン吸入口を全開し、可変容量時には第2のスプールが第1のスプールの方向へ移動して第1のスプールにバネによる荷重を作用させてメイン吸入口を閉じるようにすることもできる。
また、メイン吸入口として、最大容量時の流量を確保するための第1吸入口と、第1吸入口に対してロータリーバルブの回転方向に隣接して形成された第2吸入口とを用いることもできる。
また、好ましくは、サブ吸入口がスプールの移動に関わらずに常時開いている。
この発明によれば、最大容量時にはロータリーバルブのスプールが吸入ガス流により移動してメイン吸入口とサブ吸入口の双方を全開状態とし、可変容量時にはロータリーバルブのスプールが吸入室圧とクランク室圧との差圧により移動してサブ吸入口を開いたままメイン吸入口を閉じるので、最大容量時の性能を低下させることなく可変容量時における圧力変動の低減を図ることが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に実施の形態1に係るピストン式可変容量圧縮機の構造を示す。シリンダブロック1の前端部にフロントハウジング2が連結され、後端部に弁形成体3を介してリヤハウジング4が連結されている。シリンダブロック1とフロントハウジング2とによりクランク室5が区画形成されており、このクランク室5を貫通するようにシリンダブロック1及びフロントハウジング2に駆動シャフト6が回転可能に支持されている。駆動シャフト6の前端部はフロントハウジング2から外部に突出しており、車両のエンジンやモータ等の図示しない回転駆動源に連結される。フロントハウジング2内において駆動シャフト6に回転支持体7が固着されると共に回転支持体7に係合するように斜板8が取り付けられている。斜板8は、その中心部に形成された貫通孔に駆動シャフト6が貫通した状態で、斜板8に突出形成されたガイドピン9が回転支持体7に形成されたガイド孔10にスライド可能に嵌入されており、ガイドピン9とガイド孔10との連係により駆動シャフト6と一体的に回転すると共に駆動シャフト6の軸方向にスライド可能に且つ傾動可能に支持されている。また、回転支持体7はフロントハウジング2の前端内壁部に配設されたスラストベアリング11により回転可能に支持されている。
シリンダブロック1には駆動シャフト6の周りに複数のシリンダボア12が配列形成され、各シリンダボア12にピストン13がスライド可能に収容されている。各ピストン13はシュー14を介して斜板8の外周部に係合しており、斜板8が駆動シャフト6と共に回転すると、各ピストン13はシュー14を介してシリンダボア12内を駆動シャフト6の軸方向に往復運動する。
リヤハウジング4の中央部には弁形成体3に面して吸入室15が区画形成され、吸入室15の外周部には吸入室15を取り囲むように吐出室16が区画形成されている。
また、シリンダブロック1とリヤハウジング4には、クランク室5と吐出室16とを連通する連通路17が形成されており、この連通路17の途中に電磁弁からなる容量制御弁18が配設されている。さらに、シリンダブロック1には、クランク室5と吸入室15とを連通する抽気通路19が形成されている。
シリンダブロック1の中央部にはバルブ収容室20が軸方向に貫通形成されており、このバルブ収容室20内に駆動シャフト6の後端に配設されたロータリーバルブ21が収容されている。ロータリーバルブ21は、駆動シャフト6に同期して回転すると共に内部が吸入室15に連通する有底円筒状部材22を有している。円筒状部材22には、メイン吸入口23とサブ吸入口24とが形成されている。
円筒状部材22の内部には、円筒状のスプール25が移動自在に収容されている。また、円筒状部材22の底部22aは駆動シャフト6に形成された連通路26を介してクランク室5に連通されている。
ピストン13により区画される各シリンダボア12内の作動室とシリンダブロック1のバルブ収容室20とがそれぞれ導通路27を介して連通されている。ロータリーバルブ21の円筒状部材22のメイン吸入口23及びサブ吸入口24は各導通路27に対応した軸方向の位置に形成されている。
図2に示されるように、メイン吸入口23は最大容量時の流量を確保するために大きな開口面積S1を有し、一方、サブ吸入口24は、メイン吸入口23に対して軸方向に隣接して形成され、可変容量時に圧力変動を抑制するに十分な流量に絞るために小さな開口面積S2を有している。メイン吸入口23はスプール25の移動に応じて選択的に開閉され、サブ吸入口24はスプール25の移動に関わらずに常時開いている。スプール25には、吸入ポート20を臨む前面に吸入室15の圧力Piが、円筒状部材22の底部22aを臨む後面にクランク室5の圧力Pcがそれぞれ作用している。
スプール25が円筒状部材22内を底部22aに向かって後退すると、図2に示されるように、メイン吸入口23とサブ吸入口24の双方が全開状態となる。一方、スプール25が円筒状部材22内を吸入ポート20に向かって前進すると、図3に示されるように、メイン吸入口23を全閉したところでスプール25がストッパに当接し、サブ吸入口24のみが開いた状態となる。
次に、この実施の形態1に係るピストン式可変容量圧縮機の動作について説明する。駆動シャフト6の回転駆動に伴うピストン13の復動動作すなわちシリンダボア12内を後退する動作により、吸入室15内の冷媒ガスがロータリーバルブ21の円筒状部材22内に入る。このとき、駆動シャフト6と同期して回転するロータリーバルブ21の円筒状部材22のメイン吸入口23及びサブ吸入口24がこのシリンダボア12に接続された導通路27に対応した位置となり、冷媒ガスは、メイン吸入口23、サブ吸入口24及び導通路27を通ってシリンダボア12内へ流入する。
続くピストン13の往動動作すなわちシリンダボア12内を前進する際には、駆動シャフト6と同期して回転するロータリーバルブ21の円筒状部材22のメイン吸入口23及びサブ吸入口24がこのシリンダボア12に接続された導通路27とは異なる回転位置となり、シリンダボア12内の冷媒ガスが弁形成体3の吐出ポート28から吐出リード部を押しのけて吐出室16へ吐出される。
容量制御弁18の開度を設定することにより、連通路17を介したクランク室5へのガス導入量と抽気通路19を介したクランク室5からのガス導出量とのバランスが制御されてクランク室5の圧力Pcが決定される。容量制御弁18の開度を変えてクランク室5の圧力Pcが変更されると、ピストン13を介したクランク室5内とシリンダボア12内との差圧が変更され、斜板8の傾斜角度が変化する。その結果、ピストン13のストロークすなわち圧縮機の吐出容量が調整される。
例えば、クランク室5の圧力Pcが下げられると、斜板8の傾斜角度が増加してピストン13のストロークが増大し、吐出容量が大きくなる。逆に、クランク室5の圧力Pcが上げられると、斜板8の傾斜角度が減少してピストン13のストロークが縮小し、吐出容量が小さくなる。
ここで、最大容量時には、容量制御弁18の開度設定によりクランク室5の圧力Pcが低下されて吸入室15の圧力Piとほぼ等しくなる。このため、吸入室15から円筒状部材22内へ流れ込む吸入ガス流によってスプール25が円筒状部材22内を底部22aに向かって後退する。これにより、図2に示されるように、メイン吸入口23とサブ吸入口24の双方が全開して開口面積はS1+S2となる。これにより、最大容量の吐出が可能となる。このとき、スプール25にはスプリング等による付勢力は作用していないため、スプール25の後退に際してほとんどエネルギーの損失はなく、最大容量時の性能が確保される。
一方、可変容量時には、容量制御弁18の開度設定によりクランク室5の圧力Pcが上昇されて吸入室15の圧力Piより高くなる。このため、スプール25が円筒状部材22内を吸入室15に向かって前進し、図3に示されるように、メイン吸入口23を全閉してサブ吸入口24のみが開いた状態となる。すなわち、開口面積はS2となる。これにより、吸入ガスの通路が絞られ、圧力変動が十分に抑制される。
実施の形態2
図4に実施の形態2に係るピストン式可変容量圧縮機のロータリーバルブの構造を示す。円筒状部材22内に第1のスプール29が移動自在に収容されると共に第1のスプール29の後部側に第2のスプール30が移動自在に収容され、これら第1のスプール29と第2のスプール30との間にバネ31が配置されている。第1のスプール29の前面に吸入室15の圧力Piが、第2のスプール30の後面にクランク室5の圧力Pcがそれぞれ作用している。なお、その他の部分の構造は実施の形態1と同様である。
最大容量時には、クランク室5の圧力Pcが吸入室15の圧力Piとほぼ等しくなるので、吸入ガス流によって第1のスプール29が円筒状部材22内を底部22aに向かって押圧され、第2のスプール30と共に後退する。これにより、図4に示されるように、メイン吸入口23とサブ吸入口24の双方が全開して開口面積はS1+S2となる。このとき、バネ31は第1のスプール29及び第2のスプール30と共に後退するだけで付勢力は作用していないため、ほとんどエネルギーの損失はなく、最大容量時の性能が確保される。
一方、可変容量時には、クランク室5の圧力Pcが上昇されて吸入室15の圧力Piより高くなるので、第2のスプール30が円筒状部材22内を前進し、バネ31を介して第1のスプール29を前進させる。これにより、図5に示されるように、メイン吸入口23が第1のスプール29で全閉し、サブ吸入口24のみが開いた状態となり、圧力変動が十分に抑制される。
このように、最大容量時には、第1のスプール29にバネ31の付勢力が作用しない状態として性能を確保し、可変容量時には、第1のスプール29にバネ31の付勢力を作用させてメイン吸入口23の閉鎖動作の補助力とすることができる。
実施の形態3
図6に実施の形態3に係るピストン式可変容量圧縮機のロータリーバルブの構造を示す。この実施の形態3は、図1〜3に示した実施の形態1において、メイン吸入口23の代わりに、ロータリーバルブ21の円筒状部材22に最大容量時の流量を確保するための第1吸入口32と、第1吸入口32に対してロータリーバルブの回転方向先行側に隣接する第2吸入口33とを形成したものである。第1吸入口32は開口面積S3を有し、第2吸入口33は第1吸入口32の開口面積S3に対して小さな開口面積S4を有している。また、サブ吸入口24は第1吸入口32に対して軸方向に隣接して形成されている。その他の部分の構造は実施の形態1と同様である。
第1吸入口32に対してロータリーバルブの回転方向先行側に隣接して小さな開口面積S4の第2吸入口33が形成されているので、シリンダボア12内の作動室と吸入室15との連通開始時において作動室へ冷媒ガスが少量だけ流入出することとなり、これにより圧縮機の運転条件により実際の吸入タイミングが最適な吸入タイミングに対してずれた場合でも、吸入脈動による圧力変動の発生を抑制することができる。
最大容量時には、スプール25が円筒状部材22内を底部に向かって後退し、図6に示されるように、第1吸入口32と第2吸入口33とサブ吸入口24のすべてが全開して開口面積はS3+S4+S2となる。これにより、最大容量の吐出が可能となる。
一方、可変容量時には、スプール25が円筒状部材22内を吸入室15に向かって前進し、図7に示されるように、第1吸入口32と第2吸入口33を全閉してサブ吸入口24のみが開いた状態となる。すなわち、開口面積はS2となり、圧力変動が十分に抑制される。
また、上記の実施の形態1〜3では、スプール25あるいは第1のスプール29の移動に関わらずにサブ吸入口24が常時開いていたが、これに限るものではなく、スプール25あるいは第1のスプール29の移動に伴ってメイン吸入口23、第1吸入口32及び第1吸入口32と同様にサブ吸入口24を開閉するように構成することもできる。
この発明の実施の形態1に係るピストン式可変容量圧縮機の構造を示す断面図である。 実施の形態1における最大容量時のロータリーバルブの様子を模式的に示す図である。 実施の形態1における可変容量時のロータリーバルブの様子を模式的に示す図である。 実施の形態2における最大容量時のロータリーバルブの様子を模式的に示す図である。 実施の形態2における可変容量時のロータリーバルブの様子を模式的に示す図である。 実施の形態3における最大容量時のロータリーバルブの様子を模式的に示す図である。 実施の形態3における可変容量時のロータリーバルブの様子を模式的に示す図である。
符号の説明
1 シリンダブロック、2 フロントハウジング、3 弁形成体、4 リヤハウジング、5 クランク室、6 駆動シャフト、7 回転支持体、8 斜板、12 シリンダボア、13 ピストン、15 吸入室、16 吐出室、17,26 連通路、18 容量制御弁、20 吸入ポート、21 ロータリーバルブ、22 円筒状部材、22a 底部、23 メイン吸入口、24 サブ吸入口、25 スプール、27 導通路、29 第1のスプール、30 第2のスプール、31 バネ、32 第1吸入口、33 第2吸入口。

Claims (6)

  1. 駆動シャフトの周囲に配列された複数のシリンダボア内にそれぞれピストンを収容し、ピストンにより区画されるシリンダボア内の作動室に吸入ガスを導入するための案内通路が形成されたロータリーバルブを駆動シャフトに同期して回転可能に配置すると共にクランク室圧を調整することによりシリンダボア内のピストンのストロークが可変制御されるピストン式可変容量圧縮機において、
    ロータリーバルブは、
    最大容量時の流量を確保するためのメイン吸入口と可変容量時に圧力変動を抑制するに十分な流量に絞るためのサブ吸入口とを案内通路として有すると共に吸入室圧とクランク室圧を受けて軸方向に移動自在に配置されたスプールを有し、
    最大容量時には吸入ガス流により前記スプールが移動してメイン吸入口とサブ吸入口の双方を全開し、可変容量時には吸入室圧とクランク室圧との差圧により前記スプールが移動して前記円筒状部材のサブ吸入口を開いたままメイン吸入口を閉じることを特徴とするピストン式可変容量圧縮機。
  2. ロータリーバルブは、駆動シャフトに同期して回転すると共にメイン吸入口及びサブ吸入口が形成された円筒状部材を有し、
    前記スプールは前記円筒状部材内を軸方向に移動自在に配置された請求項1に記載のピストン式可変容量圧縮機。
  3. 前記スプールは、駆動シャフトに同期して回転すると共に軸方向に移動自在に配置され、メイン吸入口及びサブ吸入口は前記スプールに形成された請求項1に記載のピストン式可変容量圧縮機。
  4. 前記スプールは、
    メイン吸入口を開閉するために移動自在に配置され且つ吸入室圧を受ける第1のスプールと、
    第1のスプールの背部に移動自在に配置され且つクランク室圧を受ける第2のスプールと、
    第1のスプールと第2のスプールとの間に配置されたバネと
    を有し、最大容量時には第2のスプールが第1のスプールから離れる方向へ移動して第1のスプールにバネによる荷重を作用させることなくメイン吸入口を全開し、可変容量時には第2のスプールが第1のスプールの方向へ移動して第1のスプールにバネによる荷重を作用させてメイン吸入口を閉じる請求項1〜3のいずれか一項に記載のピストン式可変容量圧縮機。
  5. メイン吸入口は、最大容量時の流量を確保するための第1吸入口と、第1吸入口に対してロータリーバルブの回転方向に隣接して形成された第2吸入口とを有する請求項1〜4のいずれか一項に記載のピストン式可変容量圧縮機。
  6. サブ吸入口は前記スプールの移動に関わらずに常時開いている請求項1〜5のいずれか一項に記載のピストン式可変容量圧縮機。
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