JP2004316586A - スクリュー圧縮機 - Google Patents

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慎 栗田
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Abstract

【課題】スクリュー圧縮機において、ケーシング(10)内の圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ高圧ガスを吐出する吐出部の流速を抑え、圧縮機の運転効率を高めるとともに振動や騒音を低減する。
【解決手段】吐出口(25)から軸方向へのびる軸方向ガス通路(78)を形成し、吐出直後の高圧ガスが径方向だけでなく軸方向へも流れるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリュー圧縮機に関し、特に、ケーシング内の圧縮機構から高圧空間へ高圧ガスを吐出する構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スクリュー圧縮機は、例えば冷凍空調用の圧縮機として用いられており、シングルスクリュー圧縮機とツインスクリュー圧縮機とが知られている。このうち、シングルスクリュー圧縮機の圧縮機構は、一般に、外周面に複数の螺旋溝を有するスクリューロータと、複数の歯を有する円板状の2枚のゲートロータとを備えている(例えば、特許文献1参照)。上記スクリューロータは、圧縮機のケーシング内に設けられている円筒壁内に回転可能に嵌合し、歯先外周面が該円筒壁に包囲されている。また、ゲートロータは、歯が円筒壁を貫通してスクリューロータと噛み合うように構成されている。そして、円筒壁の内周面と、スクリューロータの歯溝と、ゲートロータの歯により、円筒壁内に2つの圧縮室が形成されている。
【0003】
上記ケーシング内には、冷媒回路の蒸発器から低圧冷媒(低圧ガス)が導入される低圧空間と、圧縮機構から凝縮器へ送る前の高圧冷媒(高圧ガス)が充満する高圧空間とが区画形成されている。上記低圧空間はスクリューロータの軸方向の一端を介して圧縮室に連通している。また、この圧縮室は、上記円筒壁に形成された吐出口を介して上記高圧空間に連通している。
【0004】
上記ケーシング内には電動機が固定され、該電動機の回転軸には上記スクリューロータが連結されている。そして、このスクリュー圧縮機では、電動機を起動することでスクリューロータが回転すると、ゲートロータが回転しながら円筒壁内でスクリューロータの溝が移動し、圧縮室の容積が拡大後に縮小する動作を繰り返す。冷媒は、圧縮室の容積が拡大する間にスクリューロータの軸方向の一端(低圧側端部)側においてケーシング内の低圧空間から圧縮室へ吸入される一方、該容積が縮小を始めると圧縮される。圧縮されて高圧になった冷媒は、圧縮室である歯溝がスクリューロータの軸方向の他端(吐出側端部)側へ移動して上記吐出口と連通すると、該吐出口を径方向へ通過してケーシング内の高圧空間へ吐出される。
【0005】
上記スクリュー圧縮機には、一般に、スクリューロータの軸方向へ可動に構成されたスライドバルブが容量制御機構として設けられている。このスライドバルブは、圧縮室に吸い込んだ冷媒の一部を圧縮行程の途中で低圧空間に戻すことのできるバルブであり、ケーシングの円筒壁の一部分を該円筒壁とは別体の部品として軸方向へ可動にしたものである。そして、円筒壁とスライドバルブとの間に形成される軸方向隙間をバイパス通路とし、このバイパス通路の開度を調節しながら冷媒を低圧空間に戻すことにより圧縮機構の容量が制御される。
【0006】
このスライドバルブには、圧縮室の吐出側端部と高圧空間とに連通する吐出開口が形成されている。そして、この吐出開口が上記圧縮機構の吐出口の一部を構成しており、冷媒が該吐出開口をスクリューロータの径方向外側へ向かって通過するようになっている。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−129386号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成において、圧縮室から高圧空間へ吐出される冷媒は、スクリューロータの吐出側端部から、スライドバルブの吐出開口を該スクリューロータの径方向外側へ向かって通過する。ここで、冷媒が吐出開口を通るときの流速は該吐出開口の開口面積によって決定され、この流速が速くなると冷媒の吐出抵抗が大きくなるため、圧縮機の運転効率が低下する。また、上記流速が速いと吐出開口の直前と直後の圧力差が大きくなるため、吐出圧力の脈動や、それに伴う振動・騒音が発生するおそれもある。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、スクリュー圧縮機において、ケーシング内の圧縮機構から高圧空間へ吐出される高圧ガスの流速を抑え、圧縮機の運転効率を高めるとともに振動や騒音を低減することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、高圧ガスが径方向へ流れる吐出口(25)から軸方向へ分岐する軸方向ガス通路(78)を形成し、高圧ガスが径方向だけでなく軸方向へも流れるようにしたものである。
【0011】
具体的に、請求項1に記載の発明は、ケーシング(10)内に、ガスを圧縮する圧縮機構(20)と、該圧縮機構(20)の吐出口(25)から径方向外側へ吐出された高圧ガスが流入する高圧空間(S2)とを備えたスクリュー圧縮機を前提としている。そして、この発明のスクリュー圧縮機は、上記吐出口(25)から軸方向へ分岐して上記高圧空間(S2)に連通する軸方向ガス通路(78)を備えていることを特徴としている。
【0012】
この請求項1の発明では、圧縮機構(20)で高圧になったガスは、上記吐出口(25)を通って高圧空間(S2)へ吐出される際に、該吐出口(25)を径方向外側へ向かって通過するだけでなく、上記軸方向ガス通路(78)を軸方向へも通過して高圧空間(S2)に吐出される。このことは、スクリュー圧縮機において圧縮機構(20)から吐出される高圧ガスに、径方向外側へ向かう流れ方向成分と、軸方向へ向かう流れ方向成分とが含まれる(これは、圧縮室が螺旋のねじれ方向へ移動するためである)ために確実に行われる。そして、このようにして高圧ガスを軸方向にも流すことにより、径方向だけに流す場合よりも吐出口(25)の開口面積を広くすることができるため、高圧ガスの流速を抑えることが可能となる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスクリュー圧縮機において、以下の構成を特徴としている。つまり、このスクリュー圧縮機は、圧縮行程中の冷媒の一部を圧縮機構(20)から低圧側へ戻すバイパス通路(76)と、該バイパス通路(76)を開度調節するスライドバルブ(70)とを備え、上記スライドバルブ(70)が、弁体である可動の本体部(71)と、該本体部(71)と一体的に形成されるとともに圧縮機構(20)に対する本体部(71)の動作をガイドするガイド部(72)とを備えている。該本体部(71)とガイド部(72)との間には、圧縮機構(20)の吐出口(25)を構成する吐出開口(75)が高圧空間(S2)に連通するように形成されている。さらに、軸方向ガス通路(78)が、上記スライドバルブ(70)のガイド部(72)に、上記吐出開口(75)から高圧空間(S2)へ連通するように形成されている。
【0014】
この請求項2の発明では、圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ吐出される高圧ガスは、スライドバルブ(70)に形成された吐出開口(75)を径方向外側へ流れるとともに、この吐出開口(75)から分流して軸方向ガス通路(78)にも流れていく。このことにより、高圧ガスの流速が抑えられる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスクリュー圧縮機において、スライドバルブ(70)のガイド部(72)が、圧縮機構(20)の高圧側に位置する軸受け部材(60)の外周面に沿って配置され、スライドバルブ(70)におけるガイド部(72)の内周面には、軸受け部材(60)との接触箇所において吐出開口(75)から高圧空間(S2)に連通する第1軸方向溝(72c) が軸方向ガス通路(78)として形成されていることを特徴としている。
【0016】
この請求項3の発明では、圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ吐出される高圧ガスは、スライドバルブ(70)に形成された吐出開口(75)を径方向へ流れるとともに、この吐出開口(75)から分流して、上記ガイド部(72)における軸受け部材(60)との接触箇所に形成された第1軸方向溝(72c) にも流れていく。このことにより、上記と同様に高圧ガスの流速が抑えられる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のスクリュー圧縮機において、軸受け部材(60)の外周面に、スライドバルブ(70)のガイド部(72)との接触箇所において吐出開口(75)から高圧空間(S2)に連通する第2軸方向溝(63)が軸方向ガス通路(78)として形成されていることを特徴としている。
【0018】
この請求項4の発明では、圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ吐出される高圧ガスは、スライドバルブ(70)に形成された吐出開口(75)を径方向へ流れるとともに、この吐出開口(75)から分流して、上記第1軸方向溝(72c) 及び第2軸方向溝(63)にも流れていく。このことにより、より確実に高圧ガスの流速が抑えられる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のスクリュー圧縮機において、以下の構成を特徴としている。つまり、このスクリュー圧縮機は、圧縮行程中の冷媒の一部を圧縮機構(20)から低圧側へ戻すバイパス通路(76)と、該バイパス通路(76)を開度調節するスライドバルブ(70)とを備え、上記スライドバルブ(70)が、弁体である可動の本体部(71)と、該本体部(71)と一体的に形成されるとともに圧縮機構(20)に対する本体部(71)の動作をガイドするガイド部(72)とを備えている。該本体部(71)とガイド部(72)との間には、圧縮機構(20)の吐出口(25)を構成する吐出開口(75)が高圧空間(S2)に連通するように形成されている。また、スライドバルブ(70)のガイド部(72)は、圧縮機構(20)の高圧側に位置する軸受け部材(60)の外周面に沿って配置されている。さらに、軸受け部材(60)の外周面には、スライドバルブ(70)のガイド部(72)との接触箇所において吐出開口(75)から高圧空間(S2)に連通する第2軸方向溝(63)が軸方向ガス通路(78)として形成されている。
【0020】
この請求項5の発明では、圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ吐出される高圧ガスは、スライドバルブ(70)に形成された吐出開口(75)を径方向へ流れるとともに、この吐出開口(75)から分流して、軸受け部材(60)の外周面に形成された第2軸方向溝(63)も流れていく。このことにより、上記と同様に高圧ガスの流速が抑えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態は、冷凍空調用のシングルスクリュー圧縮機(1) に関するものである。
【0022】
図1は、このシングルスクリュー圧縮機(1) の要部の構造を示す断面図である。図示するように、このシングルスクリュー圧縮機(1) は、ケーシング(10)内に、低圧ガスが導入されて該低圧ガスを圧縮する圧縮機構(20)を備えている。ケーシング(10)内には、図示していないが電動機が固定されており、該電動機と圧縮機構(20)とが回転軸(21)で連結されている。また、上記ケーシング(10)内には、冷媒回路の蒸発器(図示せず)から低圧のガス冷媒が導入されるとともに該低圧ガスを圧縮機構(20)へ案内する低圧空間(S1)と、圧縮機構(20)から吐出された高圧のガス冷媒が流入する高圧空間(S2)とが区画形成されている。
【0023】
上記圧縮機構(20)は、ケーシング(10)内に形成された円筒壁(30)と、該円筒壁(30)の中に配置されたスクリューロータ(40)と、該スクリューロータ(40)に噛み合うように構成されたゲートロータ(50)(破線参照)とを有している。スクリューロータ(40)は上記回転軸(21)に装着され、キー(22)によって回転軸(21)に対する回り止めが施されている。
【0024】
図2(a)はスクリューロータ(40)の斜視図、図2(b)はスクリューロータ(40)の側面図である。図示するように、スクリューロータ(40)の外周面には螺旋状の歯溝(41)が形成されている。該スクリューロータ(40)は円筒壁(30)に回転可能に嵌合しており、歯先外周面が該円筒壁(30)に包囲されている。一方、ゲートロータ(50)は、上記円筒壁(30)の外側でケーシング(10)に回転可能に保持されている。このゲートロータ(50)は、歯(51)が円筒壁(30)の一部を貫通してスクリューロータ(40)の歯溝(41)に噛み合っている。このために、上記円筒壁(30)には、該円筒壁(30)の斜視図である図3に示すように、ゲート開口(31)が形成されている。
【0025】
スクリューロータ(40)の歯溝(41)は、図1に示すように、溝深さがゲートロータ(50)の外周面に沿って変化している。具体的には、上記スクリューロータ(40)の歯溝(41)はスクリューロータ(40)の吸入側端部(図の左側端部)と吐出側端部(図の右側端部)で浅く、中央部で深くなっている。
【0026】
上記圧縮機構(20)では、円筒壁(30)の内周面と、スクリューロータ(40)の歯溝(41)と、ゲートロータ(50)の歯(51)とによって囲まれた空間により、圧縮室(23)が構成されている。
【0027】
上記スクリューロータ(40)の吸入側端部の外周部分はテーパ状に形成されている。上記歯溝(41)は、吸入側端部において低圧空間(S1)に開放されていて、この開放された部分が圧縮機構(20)の吸入口(24)になっている。そして、上記圧縮室(23)では、スクリューロータ(40)及びゲートロータ(50)の回転時に、低圧空間(S1)の冷媒を低圧側端部の吸入口(24)から吸入し、これを圧縮して後述の吐出口(25)から高圧空間(S2)へ吐出する動作を行う。
【0028】
上記回転軸(21)の先端部は、圧縮機構(20)の高圧側(図の右側)に位置するベアリングホルダ(軸受け部材)(60)に回転可能に支持されている。このベアリングホルダ(60)は、スクリューロータ(40)の吐出側端面に隣接しており、ボールベアリング(61)を介して回転軸(21)を支持している。
【0029】
上記スクリュー圧縮機(1) には、圧縮室(23)に導入された冷媒を低圧空間(S1)へ戻すことにより運転容量の制御をする容量制御機構として、スライドバルブ(70)が設けられている。このスライドバルブ(70)は、円筒壁(30)の周方向の2カ所に設けられたスライドバルブ収納部(32)に軸方向へ可動に装着されている。スライドバルブ収納部(32)は、図3に示すように、円筒壁(30)がその周方向の2カ所において径方向外側へ膨出した部分である。このスライドバルブ収納部(32)は、吐出側の端部から吸入側の端部へ向かって、ほぼ半円筒形状に形成されている。また、このスライドバルブ収納部(32)の内面には、その吐出側端部から所定長さの2本の吐出溝(33)が形成されている。この吐出溝(33)は、スクリューロータ(40)の軸心とスライドバルブ収納部(32)の中心とを通る仮想平面に対して対称に形成されている。
【0030】
上記スライドバルブ(70)は、スライドバルブ収納部(32)に装着したときに、その内面が上記円筒壁(30)の内周面と同一の円筒面を構成するように形成されている。この点で、スライドバルブ(70)は、円筒壁(30)の一部を該円筒壁(30)とは別の部材にして軸方向へ可動にしたものと考えることができる。
【0031】
図1において、上記スライドバルブ(70)を右方向へスライドさせると、円筒壁(30)におけるスライドバルブ収納部(32)の端面(P1)とスライドバルブ(70)の端面(P2)との間に軸方向隙間(C) を形成することができる。上記スライドバルブ(70)は、この軸方向隙間(C) を圧縮機構(20)から低圧空間(S1)へ中間圧の冷媒を戻すバイパス通路(76)として、このバイパス通路(76)の開度を調節することにより圧縮機構(20)の容量制御を行うものである。
【0032】
上記スライドバルブ(70)は、斜視図である図4に示すように、弁体である本体部(71)と、該本体部(71)と一体的に形成されるとともに圧縮機構(20)に対する本体部(71)の動作をガイドするガイド部(72)と、本体部(71)とガイド部(72)とを連結する連結部(73)とから構成されている。本体部(71)には図の左側端面から突出するガイドロッド(74)が一体に形成され、該ガイドロッド(74)は円筒壁(30)のガイド孔(34)にスライド可能に嵌合している。また、上記ガイド部(72)は、ベアリングホルダ(60)の右側に配置されたスライドバルブ駆動機構(80)に連結されている。
【0033】
スライドバルブ駆動機構(80)は、図1に示すように、ベアリングホルダ(60)に固定されたシリンダ(81)と、シリンダ(81)内に装填されたピストン(82)と、ピストンロッド(83)に連結されたアーム(84)と、該アーム(84)とスライドバルブ(70)とを連結する連結ロッド(85)と、アーム(84)を上記ケーシング(10)に対して図の右方向へ付勢するスプリング(86)とを備えている。このスライドバルブ駆動機構(80)は、上記スプリング(86)でスライドバルブ(70)に右方向への付勢力を与える一方、ピストン(82)の左右の端面に高低差圧を付けることで該ピストン(82)の動きを制御し、スライドバルブ(70)の位置を調整するように構成されている。
【0034】
具体的に、上記ピストン(82)には、図における左側端面(82a) にケーシング(10)内の低圧圧力を作用させ、右側端面(82b) にケーシング(10)内の高圧圧力を作用させている。この高圧圧力は、圧縮機(1) の負荷に応じて該圧力の一部を低圧側へ逃がすことにより所定値に制御される。そして、負荷が大きいときはピストン(82)の左右端面(82a,82b) の差圧を大きめに設定し、ピストン(82)を上記スプリング(86)の付勢力に抗して図の左方向へ移動させる。これにより、スライドバルブ(70)を左方向へ移動させ、バイパス通路(76)の開度を小さくするか閉じる制御を行う。逆に負荷が小さいときはピストン(82)の左右端面(82a,82b) の差圧を小さめに設定し、ピストン(82)をスプリング(86)の付勢力で図の右方向へ移動させる。これにより、スライドバルブ(70)を右方向へ移動させ、バイパス通路(76)の開度を大きくして圧縮仕事を低減する制御を行う。
【0035】
上記スライドバルブ(70)は、本体部(71)の右側端面(71a) がスクリューロータ(40)の歯溝(41)のねじれ方向と同じ傾きで傾斜しており、ガイド部(72)の左側端面(72a) は回転軸(21)に軸直角の平面に沿って形成されている。また、上記連結部(73)は本体部(71)及びガイド部(72)の幅よりも細い棒状ないし板状に形成されている。そして、本体部(71)とガイド部(72)との間に、圧縮機構(20)の吐出口(25)を構成する吐出開口(75)が形成され、該吐出開口(75)が圧縮室(23)と高圧空間(S2)とに連通している。
【0036】
上記ガイド部(72)は、ベアリングホルダ(60)の外周面に沿って配置され、その内周面(72b) が該ベアリングホルダ(60)の外周面に接している。そして、該ガイド部(72)は、その姿勢を保持しながら軸方向へスライドすることにより、ケーシング(10)に対する本体部(71)の回転動作を禁止するとともに、軸方向動作は許容するように構成されている。なお、スライドバルブ(70)の回転動作をガイド部(72)によって禁止しているのは、本体部(71)がガス圧などによって回転してしまうとスクリューロータ(40)の歯先面が本体部(71)と干渉して動作不良が起こってしまうためである。
【0037】
このガイド部(72)は、軸直角断面が略T字形で、軸方向に所定長さに形成されている。そして、スライドバルブ(70)をスライドバルブ収納部(32)に装着すると、容量制御機構の要部断面図である図5に示すように、スライドバルブ収納部(32)の内部に、上記吐出開口(75)から高圧空間(S2)に連通する吐出通路(77)が形成されるようになっている。
【0038】
上記スライドバルブ(70)におけるガイド部(72)の内周面(72b) には、幅方向の両端部を残して第1軸方向溝(72c) が形成されている。この第1軸方向溝(72c) は、冷媒を径方向外側へ吐出する上記吐出口(25)(吐出開口(75))から軸方向へのびて、吐出通路(77)を介して高圧空間(S2)に連通している。また、ベアリングホルダ(60)の外周面には、上記第1軸方向溝(72c) と重なる位置に、第2軸方向溝(63)が形成されている。そして、第1軸方向溝(72c) と第2軸方向溝(63)とにより、スライドバルブ(70)の内周面とベアリングホルダ(60)の外周面との接触箇所(接触面)に、軸方向ガス通路(78)が形成されている。
【0039】
つまり、以上の構成において、軸方向ガス通路(78)は、圧縮機構(20)からの高圧のガス冷媒を吐出開口(75)で径方向に流す途中で軸方向に分岐させる通路である。
【0040】
−運転動作−
このシングルスクリュー圧縮機(1) において電動機を起動すると、回転軸(21)が回転するのに伴ってスクリューロータ(40)が回転し、同時にゲートロータ(50)も回転して圧縮機構(20)が作動を開始する。
【0041】
圧縮機構(20)では、スクリューロータ(40)が回転することにより、圧縮室(23)の容積が歯溝(41)の移動に伴って拡大した後に縮小する動作を行う。圧縮機構(20)の容積が拡大する間は、冷媒回路の蒸発器からケーシング(10)内に導入された低圧のガス冷媒が圧縮室(23)に吸入される。スクリューロータ(40)の回転が進むと、ゲートロータ(50)の歯(51)により圧縮室(23)が仕切られた状態となって容積が縮小し、吸入された冷媒が圧縮される。圧縮室(23)は、スクリューロータ(40)がさらに回転することで図1の右側へ移動して行き、やがて吐出口(25)と連通する。このようにして圧縮室(23)の吐出側が開口すると、圧縮室(23)から高圧空間(S2)へ高圧のガス冷媒が吐出される。
【0042】
吐出行程が始まると、圧縮室(23)の高圧のガス冷媒は、スライドバルブ(70)の吐出開口(75)から吐出通路(77)を通り、高圧空間(S2)へ流れていく。ここで、スクリュー圧縮機(1) では、圧縮室(23)から排出される高圧のガス冷媒は、その流れ方向成分として、径方向外側へ向かう径方向成分と、軸方向へ向かう軸方向成分とを含んでいる。したがって、この実施形態においては、圧縮室(23)から吐出されるガス冷媒の一部は、径方向への通路として形成された吐出開口(75)内において途中で分流して軸方向ガス通路(78)も流れていく。このため、圧縮機構(20)から吐出される高圧のガス冷媒の流速は、ガス冷媒が吐出開口(75)だけを流れる場合と比べて低速になる。また、ガス冷媒はその後に吐出通路(77)で合流し、高圧空間(S2)へ流入する。そして、冷媒は、高圧空間(S2)から図示しない冷媒回路へ流れて該回路内を循環し、再び圧縮機構(20)に吸入される。
【0043】
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、圧縮機構(20)の吐出口(25)であるスライドバルブ(70)の吐出開口(75)に連通して軸方向へのびる軸方向ガス通路(78)を形成したことにより、吐出口(25)の開口面積を大きくしている。そして、圧縮室(23)から吐出直後のガス冷媒が、径方向への流れ成分だけでなく軸方向への流れ成分も有していることを利用して、該ガス冷媒を吐出開口(75)と軸方向ガス通路(78)の両方に流すようにしている。このため、吐出口(25)を通過する冷媒の流速を遅くできるので、吐出口(25)の前後の圧力差を抑えることが可能となり、吐出圧力の脈動や、それに伴う振動・騒音も抑えられる。
【0044】
また、このように吐出開口(75)から分岐する軸方向ガス通路(78)を設けて吐出口(25)の開口面積を大きくしているため、ガス冷媒が径方向へ流れる吐出開口(75)だけを用いている従来の構成と比べて、吐出抵抗を抑えることも可能となる。
【0045】
【発明のその他の実施の形態】
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
【0046】
例えば、上記実施形態では、軸方向ガス通路(78)として、スライドバルブ(70)の内周面(72b) に第1軸方向溝(72c) を形成するとともに、ベアリングホルダ(60)の外周面に第2軸方向溝(63)を形成しているが、第1軸方向溝(72c) と第2軸方向溝(72b) の一方のみを形成するようにしても、ガス冷媒を軸方向に案内することは可能である。
【0047】
また、軸方向ガス通路(78)は、スライドバルブ(70)やベアリングホルダ(60)に溝状に形成する必要はなく、例えばスライドバルブ(70)のガイド部(72)に軸方向へ貫通する孔を形成して軸方向ガス通路(78)としてもよい。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ流れる高圧ガスが、吐出口(25)を径方向外側へ向かって通過するだけでなく、軸方向ガス通路(78)を軸方向へも通過するため、吐出口(25)を径方向だけに流れる場合よりも流速を抑えることが可能となる。したがって、上記吐出口(25)における冷媒の吐出抵抗が小さくなり、圧縮機の運転効率が低下するのを防止できる。また、上記流速が遅くなることで吐出開口(75)の直前と直後の圧力差が小さくなるため、吐出圧力の脈動や、それに伴う振動や騒音の問題も防止できる。
【0049】
請求項2に記載の発明によれば、スライドバルブ(70)のガイド部(72)に、本体部(71)とガイド部(72)との間の吐出開口(75)から高圧空間(S2)に連通する軸方向ガス通路(78)を形成するようにしているので、圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ流れる高圧ガスは、吐出開口(75)を通過するとともに、その途中で分岐して軸方向ガス通路(78)を通過する。このことにより、吐出されるガス冷媒の流速が遅くなるので、吐出抵抗による運転効率の低下を抑えることができ、吐出圧力の脈動や、振動及び騒音などの問題も防止できる。
【0050】
請求項3に記載の発明によれば、スライドバルブ(70)の軸方向ガス通路(78)である第1軸方向溝(72c) を、ガイド部(72)における上記軸受け部材(60)との接触箇所に形成するようにしているので、圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ流れる高圧ガスは、吐出開口(75)を通過するとともに、その途中で分岐して第1軸方向溝(72c) を通過する。このことにより、高圧ガスの流速が遅くなるので、吐出抵抗による運転効率の低下を抑えることができ、吐出圧力の脈動や、振動及び騒音などの問題も防止できる。また、軸方向ガス通路(78)を溝にしているため、構造を簡単にすることができる効果もある。
【0051】
請求項4に記載の発明によれば、スライドバルブ(70)の軸方向ガス通路(78)を、ガイド部(72)における上記軸受け部材(60)との接触箇所に形成した第1軸方向溝(72c) と、軸受け部材(60)の外周面におけるガイド部(72)との接触箇所に形成した第2軸方向溝(63)とから構成している。したがって、圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ流れる高圧ガスは、吐出開口(75)を通過するとともに、途中で分岐して軸受け部材(60)とガイド部(72)との間の第1軸方向溝(72c) 及び第2軸方向溝(63)を通過する。このことにより、高圧ガスの流速が遅くなるので、吐出抵抗を低減して運転効率を高めることができ、吐出圧力の脈動や、振動及び騒音などの問題も防止できる。また、構造も簡単である。
【0052】
請求項5に記載の発明によれば、軸受け部材(60)の外周面に、スライドバルブ(70)のガイド部(72)との接触箇所において吐出開口(75)から高圧空間(S2)に連通する第2軸方向溝(63)を形成するようにしているので、圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ流れる高圧ガスは、吐出開口(75)を通過するとともに、途中で分岐して該第2軸方向溝(63)を通過する。このことにより、高圧ガスの流速が遅くなるので、吐出抵抗による運転効率の低下を抑えることができ、吐出圧力の脈動や、振動及び騒音などの問題も防止できる。また、構造も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシングルスクリュー圧縮機の要部の構造を示す第1の断面図である。
【図2】図1のスクリュー圧縮機に用いられているスクリューロータを示す図であり、図2(a)はスクリューロータの斜視図、図2(b)はスクリューロータの側面図である。
【図3】図1の圧縮機の圧縮機構を構成する円筒壁の斜視図である。
【図4】図1の圧縮機の容量制御機構に用いられるスライドバルブの斜視図である。
【図5】容量制御機構の要部断面図である。
【符号の説明】
(1) シングルスクリュー圧縮機
(10) ケーシング
(20) 圧縮機構
(23) 圧縮室
(25) 吐出口
(30) 円筒壁
(32) スライドバルブ収納部
(33) 吐出溝
(40) スクリューロータ
(41) 歯溝
(42) 開口部
(50) ゲートロータ
(60) ベアリングホルダ(軸受け部材)
(63) 第2軸方向溝(軸方向ガス通路)
(65) 軸方向吐出通路
(70) スライドバルブ
(71) 本体部
(72) ガイド部
(72c) 第1軸方向溝(軸方向ガス通路)
(75) 吐出開口
(76) バイパス通路
(77) 吐出通路
(78) 軸方向ガス通路
(80) スライドバルブ駆動機構
(S1) 低圧空間
(S2) 高圧空間

Claims (5)

  1. ケーシング(10)内に、ガスを圧縮する圧縮機構(20)と、該圧縮機構(20)の吐出口(25)から径方向外側へ吐出された高圧ガスが流入する高圧空間(S2)とを備えたスクリュー圧縮機であって、
    上記吐出口(25)から軸方向へ分岐して上記高圧空間(S2)に連通する軸方向ガス通路(78)を備えていることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  2. 請求項1に記載のスクリュー圧縮機において、
    圧縮行程中の冷媒の一部を圧縮機構(20)から低圧側へ戻すバイパス通路(76)と、該バイパス通路(76)を開度調節するスライドバルブ(70)とを備え、
    上記スライドバルブ(70)が、弁体である可動の本体部(71)と、該本体部(71)と一体的に形成されるとともに圧縮機構(20)に対する本体部(71)の動作をガイドするガイド部(72)とを備え、
    該本体部(71)とガイド部(72)との間に、圧縮機構(20)の吐出口(25)を構成する吐出開口(75)が高圧空間(S2)に連通するように形成され、
    軸方向ガス通路(78)が、上記スライドバルブ(70)のガイド部(72)に、上記吐出開口(75)から高圧空間(S2)へ連通するように形成されていることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  3. 請求項2に記載のスクリュー圧縮機において、
    スライドバルブ(70)のガイド部(72)が、圧縮機構(20)の高圧側に位置する軸受け部材(60)の外周面に沿って配置され、
    スライドバルブ(70)におけるガイド部(72)の内周面には、軸受け部材(60)との接触箇所において吐出開口(75)から高圧空間(S2)に連通する第1軸方向溝(72c) が軸方向ガス通路(78)として形成されていることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  4. 請求項3に記載のスクリュー圧縮機において、
    軸受け部材(60)の外周面には、スライドバルブ(70)のガイド部(72)との接触箇所において吐出開口(75)から高圧空間(S2)に連通する第2軸方向溝(63)が軸方向ガス通路(78)として形成されていることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  5. 請求項1に記載のスクリュー圧縮機において、
    圧縮行程中の冷媒の一部を圧縮機構(20)から低圧側へ戻すバイパス通路(76)と、該バイパス通路(76)を開度調節するスライドバルブ(70)とを備え、
    上記スライドバルブ(70)が、弁体である可動の本体部(71)と、該本体部(71)と一体的に形成されるとともに圧縮機構(20)に対する本体部(71)の動作をガイドするガイド部(72)とを備え、
    該本体部(71)とガイド部(72)との間に、圧縮機構(20)の吐出口(25)を構成する吐出開口(75)が高圧空間(S2)に連通するように形成され、
    スライドバルブ(70)のガイド部(72)が、圧縮機構(20)の高圧側に位置する軸受け部材(60)の外周面に沿って配置され、
    軸受け部材(60)の外周面には、スライドバルブ(70)のガイド部(72)との接触箇所において吐出開口(75)から高圧空間(S2)に連通する第2軸方向溝(63)が軸方向ガス通路(78)として形成されていることを特徴とするスクリュー圧縮機。
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