JP2000199433A - 可変ノズルベ―ン付きタ―ボチャ―ジャ - Google Patents
可変ノズルベ―ン付きタ―ボチャ―ジャInfo
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- JP2000199433A JP2000199433A JP10372615A JP37261598A JP2000199433A JP 2000199433 A JP2000199433 A JP 2000199433A JP 10372615 A JP10372615 A JP 10372615A JP 37261598 A JP37261598 A JP 37261598A JP 2000199433 A JP2000199433 A JP 2000199433A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 過給性能の確保及び信頼性の向上を図ること
ができるとともに、コスト低減を図ることができる可変
ノズルベーン付きターボチャージャを提供する。 【解決手段】 ローラピン部材37の大径円盤部37c
は、その外周面の曲率半径r2が開閉レバー40のアー
ム40bの両側面の曲率半径r1と等しくなるように形
成されている。そして、開閉レバー40と大径円盤部3
7cとは当接するとき、大径円盤部37cの外周面はア
ーム40bの一側面とはぴったりに合うようになってい
る。また、その大径円盤部37cは、回動が同期した隣
合う両開閉レバー40の一方の開閉レバー40と当接す
ることによってノズルベーン39の全開角度を制御する
一方、該両開閉レバー40の他方の開閉レバー40と当
接することによってノズルベーン39の全閉角度を制御
するように該両開閉レバー40間に設けられている。
ができるとともに、コスト低減を図ることができる可変
ノズルベーン付きターボチャージャを提供する。 【解決手段】 ローラピン部材37の大径円盤部37c
は、その外周面の曲率半径r2が開閉レバー40のアー
ム40bの両側面の曲率半径r1と等しくなるように形
成されている。そして、開閉レバー40と大径円盤部3
7cとは当接するとき、大径円盤部37cの外周面はア
ーム40bの一側面とはぴったりに合うようになってい
る。また、その大径円盤部37cは、回動が同期した隣
合う両開閉レバー40の一方の開閉レバー40と当接す
ることによってノズルベーン39の全開角度を制御する
一方、該両開閉レバー40の他方の開閉レバー40と当
接することによってノズルベーン39の全閉角度を制御
するように該両開閉レバー40間に設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の過給シ
ステムに用いられるターボチャージャに係り、詳しくは
タービンホイールに吹き付けられる排気ガスの流速を可
変とするためのノズルベーンが設けられた可変ノズルベ
ーン付きターボチャージャに関するものである。
ステムに用いられるターボチャージャに係り、詳しくは
タービンホイールに吹き付けられる排気ガスの流速を可
変とするためのノズルベーンが設けられた可変ノズルベ
ーン付きターボチャージャに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジン等の内燃機関
は、内燃機関の出力向上のためには、燃焼室に充填され
る混合ガスの量を増やすことが好ましい。そこで従来
は、ピストンの移動に伴って燃焼室内に発生する負圧で
混合ガスを燃焼室に充填するだけでなく、その混合ガス
を強制的に燃焼室へ送り込んで、同燃焼室への混合ガス
の充填効率を高める過給システムが提案され、実用され
ている。こうした過給システムには、内燃機関の吸気通
路を流れる空気を強制的に燃焼室へ送り込むために、タ
ーボチャージャ等の過給機が設けられている。こうした
過給機としては、例えば可変ノズルベーン付きターボチ
ャージャが知られている。
は、内燃機関の出力向上のためには、燃焼室に充填され
る混合ガスの量を増やすことが好ましい。そこで従来
は、ピストンの移動に伴って燃焼室内に発生する負圧で
混合ガスを燃焼室に充填するだけでなく、その混合ガス
を強制的に燃焼室へ送り込んで、同燃焼室への混合ガス
の充填効率を高める過給システムが提案され、実用され
ている。こうした過給システムには、内燃機関の吸気通
路を流れる空気を強制的に燃焼室へ送り込むために、タ
ーボチャージャ等の過給機が設けられている。こうした
過給機としては、例えば可変ノズルベーン付きターボチ
ャージャが知られている。
【0003】この種のターボチャージャは、内燃機関の
排気通路を流れる排気ガスによって回転するタービンホ
イールと、同機関の吸気通路内の空気を強制的に燃焼室
側へ送り込むコンプレッサホイールとを備えている。こ
れらタービンホイールとコンプレッサホイールとは、ロ
ータシャフトを介して一体回転可能に連結されている。
そして、タービンホイールに排気ガスが吹き付けられて
同ホイールが回転すると、その回転はロータシャフトを
介してコンプレッサホイールに伝達される。こうしてコ
ンプレッサホイールが回転することにより、吸気通路内
の空気が強制的に燃焼室に送り込まれるようになる。
排気通路を流れる排気ガスによって回転するタービンホ
イールと、同機関の吸気通路内の空気を強制的に燃焼室
側へ送り込むコンプレッサホイールとを備えている。こ
れらタービンホイールとコンプレッサホイールとは、ロ
ータシャフトを介して一体回転可能に連結されている。
そして、タービンホイールに排気ガスが吹き付けられて
同ホイールが回転すると、その回転はロータシャフトを
介してコンプレッサホイールに伝達される。こうしてコ
ンプレッサホイールが回転することにより、吸気通路内
の空気が強制的に燃焼室に送り込まれるようになる。
【0004】また、上記ターボチャージャには、タービ
ンホイールに吹き付けられる排気ガスが通過する排気ガ
ス流路を備え、同流路はタービンホイールの外周を囲う
ように同ホイールの回転方向に沿って形成される。従っ
て、排気ガス流路を通過した排気ガスは、タービンホイ
ールの軸線へ向かって吹き付けられることになる。この
ような排気ガス流路には、タービンホイールに吹き付け
られる排気ガスの流速を可変とするための複数のノズル
ベーンが設けられている。これらノズルベーンは、ター
ビンホイールの軸線を中心として等角度毎に位置し、互
いに同期した状態で開閉動作する。
ンホイールに吹き付けられる排気ガスが通過する排気ガ
ス流路を備え、同流路はタービンホイールの外周を囲う
ように同ホイールの回転方向に沿って形成される。従っ
て、排気ガス流路を通過した排気ガスは、タービンホイ
ールの軸線へ向かって吹き付けられることになる。この
ような排気ガス流路には、タービンホイールに吹き付け
られる排気ガスの流速を可変とするための複数のノズル
ベーンが設けられている。これらノズルベーンは、ター
ビンホイールの軸線を中心として等角度毎に位置し、互
いに同期した状態で開閉動作する。
【0005】タービンホイールに吹き付けられる排気ガ
スの流速は、上記ノズルベーンを同期して開閉動作さ
せ、隣合うノズルベーン間の隙間の大きさを変化させる
ことによって調整される。こうしてノズルベーンを開閉
させて上記排気ガスの流速調整を行うことにより、ター
ビンホイールの回転速度が調整され、ひいては燃焼室に
強制的に送り込まれる空気の量が調整される。こうした
燃焼室への吸入空気量の調整を行うことにより、内燃機
関の出力向上と燃焼室内の過剰圧防止との両立が図られ
るようになる。なお、従来、ノズルベーンを開閉動作さ
せるための機構である可変ノズル機構は図5及び図6に
示すように構成されている。
スの流速は、上記ノズルベーンを同期して開閉動作さ
せ、隣合うノズルベーン間の隙間の大きさを変化させる
ことによって調整される。こうしてノズルベーンを開閉
させて上記排気ガスの流速調整を行うことにより、ター
ビンホイールの回転速度が調整され、ひいては燃焼室に
強制的に送り込まれる空気の量が調整される。こうした
燃焼室への吸入空気量の調整を行うことにより、内燃機
関の出力向上と燃焼室内の過剰圧防止との両立が図られ
るようになる。なお、従来、ノズルベーンを開閉動作さ
せるための機構である可変ノズル機構は図5及び図6に
示すように構成されている。
【0006】詳述すると、これらの図に示されるよう
に、可変ノズル機構61は、タービンハウジング(図示
せず)に取り付けられたリング状のノズルバックプレー
ト62を備えている。ノズルバックプレート62には、
複数の軸63が同プレート62の中心軸線を中心として
一般に等角度毎に設けられている。これら軸63はノズ
ルバックプレート62の厚さ方向に同プレート62を貫
通して回動可能に支持され、軸63の一端部にはノズル
ベーン64(破線で示す)が固定されている。また、軸
63の他端部には、同軸63と直交してノズルバックプ
レート62の外縁部へ延びる開閉レバー65が固定され
ている。
に、可変ノズル機構61は、タービンハウジング(図示
せず)に取り付けられたリング状のノズルバックプレー
ト62を備えている。ノズルバックプレート62には、
複数の軸63が同プレート62の中心軸線を中心として
一般に等角度毎に設けられている。これら軸63はノズ
ルバックプレート62の厚さ方向に同プレート62を貫
通して回動可能に支持され、軸63の一端部にはノズル
ベーン64(破線で示す)が固定されている。また、軸
63の他端部には、同軸63と直交してノズルバックプ
レート62の外縁部へ延びる開閉レバー65が固定され
ている。
【0007】また、ノズルバックプレート62の上に
は、リングプレート66が中心軸線を中心に周方向へ回
動可能に支持されている。リングプレート66の内周部
には、前記軸63の他端部に固定された開閉レバー65
が連結されている。そして、開閉レバー65はリングプ
レート66の回動に基づいて軸63を回動させ、その軸
63の回動によってノズルベーン64が開閉動作するよ
うになる。
は、リングプレート66が中心軸線を中心に周方向へ回
動可能に支持されている。リングプレート66の内周部
には、前記軸63の他端部に固定された開閉レバー65
が連結されている。そして、開閉レバー65はリングプ
レート66の回動に基づいて軸63を回動させ、その軸
63の回動によってノズルベーン64が開閉動作するよ
うになる。
【0008】さらに、ノズルバックプレート62の上に
は、同プレート62の中心軸線を中心として等角度毎に
3個のストッパローラ67が設けられている。リングプ
レート66の回動に基づいて回動される開閉レバー65
は、そのストッパローラ67と当接することによって、
その回動範囲(図5において反時計回り方向の範囲)が
規制される。つまり、隣合うノズルベーン64間の隙間
の大きさ(図5においてノズルベーン64の全閉角度)
が制御される。
は、同プレート62の中心軸線を中心として等角度毎に
3個のストッパローラ67が設けられている。リングプ
レート66の回動に基づいて回動される開閉レバー65
は、そのストッパローラ67と当接することによって、
その回動範囲(図5において反時計回り方向の範囲)が
規制される。つまり、隣合うノズルベーン64間の隙間
の大きさ(図5においてノズルベーン64の全閉角度)
が制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
ように、ストッパローラ67の外周面の曲率半径は、開
閉レバー65のストッパローラ当接部の曲率半径とは一
致していないため、ストッパローラ67と開閉レバー6
5との当接はほぼ線接触である。従って、ストッパロー
ラ67と開閉レバー65との当接面圧が高くなり、スト
ッパローラ67と開閉レバー65との摩耗が多くなる。
この摩耗により、開閉レバー65の回動範囲、つまりノ
ズルベーン64の全閉角度を正確に制御することができ
なくなるとともに、ノズルベーン64同士間の衝突を招
く。つまり、可変ノズルベーン付きターボチャージャの
過給性能の確保及び可変ノズルベーン付きターボチャー
ジャの信頼性の向上を図る上の問題点となった。
ように、ストッパローラ67の外周面の曲率半径は、開
閉レバー65のストッパローラ当接部の曲率半径とは一
致していないため、ストッパローラ67と開閉レバー6
5との当接はほぼ線接触である。従って、ストッパロー
ラ67と開閉レバー65との当接面圧が高くなり、スト
ッパローラ67と開閉レバー65との摩耗が多くなる。
この摩耗により、開閉レバー65の回動範囲、つまりノ
ズルベーン64の全閉角度を正確に制御することができ
なくなるとともに、ノズルベーン64同士間の衝突を招
く。つまり、可変ノズルベーン付きターボチャージャの
過給性能の確保及び可変ノズルベーン付きターボチャー
ジャの信頼性の向上を図る上の問題点となった。
【0010】また、図5に示すように、ストッパローラ
67は、開閉レバー65の反時計回り方向(即ち、ノズ
ルベーン64の全閉角度)のみを規制している。そし
て、開閉レバー65の時計回り方向(即ち、ノズルベー
ン64の全開角度)に対する規制は、外部(図示せず)
に設けられた全開ストッパによって行われるようになっ
ている。これは、可変ノズルベーン付きターボチャージ
ャの部品点数を削減することによって可変ノズルベーン
付きターボチャージャのコスト低減を図る上の問題点と
なった。
67は、開閉レバー65の反時計回り方向(即ち、ノズ
ルベーン64の全閉角度)のみを規制している。そし
て、開閉レバー65の時計回り方向(即ち、ノズルベー
ン64の全開角度)に対する規制は、外部(図示せず)
に設けられた全開ストッパによって行われるようになっ
ている。これは、可変ノズルベーン付きターボチャージ
ャの部品点数を削減することによって可変ノズルベーン
付きターボチャージャのコスト低減を図る上の問題点と
なった。
【0011】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その第1の目的は、過給性能の確保及び
信頼性の向上を図ることができる可変ノズルベーン付き
ターボチャージャを提供することにある。その第2の目
的は、過給性能の確保及び信頼性の向上を図ることがで
きるとともに、コスト低減を図ることができる可変ノズ
ルベーン付きターボチャージャを提供することにある。
ものであって、その第1の目的は、過給性能の確保及び
信頼性の向上を図ることができる可変ノズルベーン付き
ターボチャージャを提供することにある。その第2の目
的は、過給性能の確保及び信頼性の向上を図ることがで
きるとともに、コスト低減を図ることができる可変ノズ
ルベーン付きターボチャージャを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、タービンホイールに吹
き付けられる排気ガスが通過する排気ガス流路に第1の
プレートを配設し、その第1のプレートに回転可能に支
持した回転軸の排気ガス通路側端部にノズルベーンを設
け、前記回転軸との排気ガス通路側端部と反対側端部に
開閉レバーを設けるとともに、前記第1のプレートと相
対回動する第2のプレートを設け、その両プレートの相
対回動に基づいて前記第2のプレートに設けた係合部材
にて前記開閉レバーを回動させて前記ノズルベーンの開
閉角度を制御して前記排気ガスの流速を可変するように
した可変ノズルベーン付きターボチャージャにおいて、
前記第1のプレートには、前記開閉レバーと面接触して
開閉レバーの少なくとも一方向の回動範囲を規制するス
トッパを設けたことを要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明は、タービンホイールに吹
き付けられる排気ガスが通過する排気ガス流路に第1の
プレートを配設し、その第1のプレートに回転可能に支
持した回転軸の排気ガス通路側端部にノズルベーンを設
け、前記回転軸との排気ガス通路側端部と反対側端部に
開閉レバーを設けるとともに、前記第1のプレートと相
対回動する第2のプレートを設け、その両プレートの相
対回動に基づいて前記第2のプレートに設けた係合部材
にて前記開閉レバーを回動させて前記ノズルベーンの開
閉角度を制御して前記排気ガスの流速を可変するように
した可変ノズルベーン付きターボチャージャにおいて、
前記第1のプレートには、前記開閉レバーと面接触して
開閉レバーの少なくとも一方向の回動範囲を規制するス
トッパを設けたことを要旨とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
可変ノズルベーン付きターボチャージャにおいて、前記
ストッパは円盤状に形成され、前記開閉レバーのストッ
パとの当接部が円弧状に形成されるとともに、前記スト
ッパの外周面の曲率半径を、前記開閉レバーの円弧状当
接部の曲率半径と等しくなるようにしたことを要旨とす
る。
可変ノズルベーン付きターボチャージャにおいて、前記
ストッパは円盤状に形成され、前記開閉レバーのストッ
パとの当接部が円弧状に形成されるとともに、前記スト
ッパの外周面の曲率半径を、前記開閉レバーの円弧状当
接部の曲率半径と等しくなるようにしたことを要旨とす
る。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
記載の可変ノズルベーン付きターボチャージャにおい
て、前記ストッパは、回動が同期した隣合う両開閉レバ
ーの一方の開閉レバーと当接することによってノズルベ
ーンの全開角度を制御する一方、該両開閉レバーの他方
の開閉レバーと当接することによってノズルベーンの全
閉角度を制御するように該両開閉レバー間に設けられて
いることを要旨とする。
記載の可変ノズルベーン付きターボチャージャにおい
て、前記ストッパは、回動が同期した隣合う両開閉レバ
ーの一方の開閉レバーと当接することによってノズルベ
ーンの全開角度を制御する一方、該両開閉レバーの他方
の開閉レバーと当接することによってノズルベーンの全
閉角度を制御するように該両開閉レバー間に設けられて
いることを要旨とする。
【0015】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、ストッパは、開閉レバーと面接触して開閉レバ
ーの少なくとも一方向の回動範囲を規制するように設け
られたため、従来技術に比べて、ストッパと開閉レバー
との間の当接面圧が低くなり、ストッパと開閉レバーと
の摩耗が低減される。従って、長期にわたり、開閉レバ
ーの回動範囲、つまりノズルベーンの開閉角度を正確に
制御することができるとともに、ノズルベーン同士間の
衝突を避けその衝突による損壊を未然に防止することが
できる。その結果、可変ノズルベーン付きターボチャー
ジャの過給性能の向上を図ることができるとともに、可
変ノズルベーン付きターボチャージャの信頼性を向上す
ることができる。
よれば、ストッパは、開閉レバーと面接触して開閉レバ
ーの少なくとも一方向の回動範囲を規制するように設け
られたため、従来技術に比べて、ストッパと開閉レバー
との間の当接面圧が低くなり、ストッパと開閉レバーと
の摩耗が低減される。従って、長期にわたり、開閉レバ
ーの回動範囲、つまりノズルベーンの開閉角度を正確に
制御することができるとともに、ノズルベーン同士間の
衝突を避けその衝突による損壊を未然に防止することが
できる。その結果、可変ノズルベーン付きターボチャー
ジャの過給性能の向上を図ることができるとともに、可
変ノズルベーン付きターボチャージャの信頼性を向上す
ることができる。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、ストッパ
と開閉レバーとは当接するとき、ストッパの外周面と開
閉レバーの円弧状当接部とは、ピッタリに合うように面
接触するようになるため、従来技術に比べて、ストッパ
と開閉レバーとの間の当接面圧が低くなり、ストッパと
開閉レバーとの摩耗が低減される。従って、長期にわた
り、開閉レバーの回動範囲、つまりノズルベーンの開閉
角度を正確に制御することができるとともに、ノズルベ
ーン同士間の衝突を避けその衝突による損壊を未然に防
止することができる。その結果、可変ノズルベーン付き
ターボチャージャの性能向上を図ることができるととも
に、可変ノズルベーン付きターボチャージャの信頼性を
向上することができる。
と開閉レバーとは当接するとき、ストッパの外周面と開
閉レバーの円弧状当接部とは、ピッタリに合うように面
接触するようになるため、従来技術に比べて、ストッパ
と開閉レバーとの間の当接面圧が低くなり、ストッパと
開閉レバーとの摩耗が低減される。従って、長期にわた
り、開閉レバーの回動範囲、つまりノズルベーンの開閉
角度を正確に制御することができるとともに、ノズルベ
ーン同士間の衝突を避けその衝突による損壊を未然に防
止することができる。その結果、可変ノズルベーン付き
ターボチャージャの性能向上を図ることができるととも
に、可変ノズルベーン付きターボチャージャの信頼性を
向上することができる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の作用に加えて、ストッパは、回動
が同期した隣合う両開閉レバーの一方の開閉レバーと当
接することによってノズルベーンの全開角度を制御する
一方、該両開閉レバーの他方の開閉レバーと当接するこ
とによってノズルベーンの全閉角度を制御するように該
両開閉レバー間に設けられている。従って、ノズルベー
ンの全閉角度を制御するため外部に全閉ストッパを設け
る必要があった従来技術に比べて、部品点数が削減され
る。その結果、可変ノズルベーン付きターボチャージャ
のコスト低減を図ることができる。
又は2に記載の発明の作用に加えて、ストッパは、回動
が同期した隣合う両開閉レバーの一方の開閉レバーと当
接することによってノズルベーンの全開角度を制御する
一方、該両開閉レバーの他方の開閉レバーと当接するこ
とによってノズルベーンの全閉角度を制御するように該
両開閉レバー間に設けられている。従って、ノズルベー
ンの全閉角度を制御するため外部に全閉ストッパを設け
る必要があった従来技術に比べて、部品点数が削減され
る。その結果、可変ノズルベーン付きターボチャージャ
のコスト低減を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図4に従って説明する。図1に示すよう
に、可変ノズルベーン付きターボチャージャ11は、セ
ンタハウジング12、コンプレッサハウジング13及び
タービンハウジング14を備えている。センタハウジン
グ12には、ロータシャフト15がその中心軸線Lを中
心に回転可能に支持されている。このロータシャフト1
5の一端部(図中左端部)には、複数の羽根16aを備
えたコンプレッサホイール16が取り付けられている。
また、ロータシャフト15の他端部(図中右端部)に
は、同じく複数の羽根17aを備えたタービンホイール
17が取り付けられている。
形態を図1〜図4に従って説明する。図1に示すよう
に、可変ノズルベーン付きターボチャージャ11は、セ
ンタハウジング12、コンプレッサハウジング13及び
タービンハウジング14を備えている。センタハウジン
グ12には、ロータシャフト15がその中心軸線Lを中
心に回転可能に支持されている。このロータシャフト1
5の一端部(図中左端部)には、複数の羽根16aを備
えたコンプレッサホイール16が取り付けられている。
また、ロータシャフト15の他端部(図中右端部)に
は、同じく複数の羽根17aを備えたタービンホイール
17が取り付けられている。
【0019】センタハウジング12の一端側には、コン
プレッサホイール16の外周を囲うように、しかも渦巻
き状に延びるかたちで上記コンプレッサハウジング13
が取り付けられている。コンプレッサハウジング13に
おいて、センタハウジング12の反対側に位置する部分
には、内燃機関の燃焼室(図示せず)に供給される空気
が導入される吸気入口13aが設けられている。また、
コンプレッサハウジング13の内部には、同ハウジング
13と同じく渦巻き状に延びて上記燃焼室と連通するコ
ンプレッサ通路18が設けられている。更に、コンプレ
ッサハウジング13には、吸気入口13aを介して同ハ
ウジング13内に導入された空気をコンプレッサ通路1
8へ送り出すための送出通路19が設けられている。こ
の送出通路19は、コンプレッサ通路18に沿って設け
られている。そして、ロータシャフト15の回転に基づ
きコンプレッサホイール16が中心軸線Lを中心に回転
すると、空気が吸気入口13a、送出通路19及びコン
プレッサ通路18を介して燃焼室へ強制的に送り込まれ
るようになる。
プレッサホイール16の外周を囲うように、しかも渦巻
き状に延びるかたちで上記コンプレッサハウジング13
が取り付けられている。コンプレッサハウジング13に
おいて、センタハウジング12の反対側に位置する部分
には、内燃機関の燃焼室(図示せず)に供給される空気
が導入される吸気入口13aが設けられている。また、
コンプレッサハウジング13の内部には、同ハウジング
13と同じく渦巻き状に延びて上記燃焼室と連通するコ
ンプレッサ通路18が設けられている。更に、コンプレ
ッサハウジング13には、吸気入口13aを介して同ハ
ウジング13内に導入された空気をコンプレッサ通路1
8へ送り出すための送出通路19が設けられている。こ
の送出通路19は、コンプレッサ通路18に沿って設け
られている。そして、ロータシャフト15の回転に基づ
きコンプレッサホイール16が中心軸線Lを中心に回転
すると、空気が吸気入口13a、送出通路19及びコン
プレッサ通路18を介して燃焼室へ強制的に送り込まれ
るようになる。
【0020】一方、センタハウジング12の他端側に
は、タービンホイール17の外周を囲うように、しかも
渦巻き状に延びるかたちで上記タービンハウジング14
が取り付けられている。タービンハウジング14内に
は、同ハウジング14と同じく渦巻き状に延びるスクロ
ール通路20が設けられている。このスクロール通路2
0は、内燃機関の排気通路(図示せず)と連通し、内燃
機関からの排気ガスが同排気通路を介して送り込まれ
る。
は、タービンホイール17の外周を囲うように、しかも
渦巻き状に延びるかたちで上記タービンハウジング14
が取り付けられている。タービンハウジング14内に
は、同ハウジング14と同じく渦巻き状に延びるスクロ
ール通路20が設けられている。このスクロール通路2
0は、内燃機関の排気通路(図示せず)と連通し、内燃
機関からの排気ガスが同排気通路を介して送り込まれ
る。
【0021】また、タービンハウジング14内には、ス
クロール通路20内の排気ガスをタービンホイール17
へ向けて吹き付けるための排気ガス流路21が、そのス
クロール通路20に沿って設けられている。この排気ガ
ス流路21からのタービンホイール17への排気ガスの
吹き付けにより、タービンホイール17が中心軸線Lを
中心に回転するようになる。なお、タービンホイール1
7に吹き付けられた後の排気ガスは、タービンハウジン
グ14においてセンタハウジング12と反対側に位置す
る部分に設けられた排気出口14aを介して触媒(図示
せず)へ送り出される。
クロール通路20内の排気ガスをタービンホイール17
へ向けて吹き付けるための排気ガス流路21が、そのス
クロール通路20に沿って設けられている。この排気ガ
ス流路21からのタービンホイール17への排気ガスの
吹き付けにより、タービンホイール17が中心軸線Lを
中心に回転するようになる。なお、タービンホイール1
7に吹き付けられた後の排気ガスは、タービンハウジン
グ14においてセンタハウジング12と反対側に位置す
る部分に設けられた排気出口14aを介して触媒(図示
せず)へ送り出される。
【0022】次に、センタハウジング12とタービンハ
ウジング14との間に設けられて、上記排気ガス流路2
1を介してタービンホイール17に吹き付けられる排気
ガスの流速を調整する可変ノズル機構31について、図
2及び図3を参照して説明する。なお、図2は同機構3
1の正面図であり、図3は同機構31の図2におけるA
−A線側断面図である。
ウジング14との間に設けられて、上記排気ガス流路2
1を介してタービンホイール17に吹き付けられる排気
ガスの流速を調整する可変ノズル機構31について、図
2及び図3を参照して説明する。なお、図2は同機構3
1の正面図であり、図3は同機構31の図2におけるA
−A線側断面図である。
【0023】図2及び図3に示すように、可変ノズル機
構31は、第1プレートとしてのノズルバックプレート
32を備えている。図3に示すように、このノズルバッ
クプレート32は、リング状に形成されリング中央に貫
通孔32aが設けられている。また、ノズルバックプレ
ート32は、その外周面が段差状に形成され、外径の違
う大径部32bと小径部32cの二部分とから構成され
ている。小径部32cには、ノズルバックプレート32
をその厚さ方向に貫通する複数の小貫通孔32dが同プ
レート32の中心軸線L1を中心として等角度毎に設け
られている。本実施形態では、12個の小貫通孔32d
が設けられている。また、大径部32bと小径部32c
との境界上に位置する段差部分には、3個の円形凹部3
2eがノズルバックプレート32の中心軸線L1を中心
として等角度毎に前記小径部32cの外周を削るように
設けられている。その各凹部32eは、ノズルバックプ
レート32の周方向において、隣合う前記小貫通孔32
dの中間に位置するようになっている。各凹部32eの
中央には、螺孔32fが設けられている。
構31は、第1プレートとしてのノズルバックプレート
32を備えている。図3に示すように、このノズルバッ
クプレート32は、リング状に形成されリング中央に貫
通孔32aが設けられている。また、ノズルバックプレ
ート32は、その外周面が段差状に形成され、外径の違
う大径部32bと小径部32cの二部分とから構成され
ている。小径部32cには、ノズルバックプレート32
をその厚さ方向に貫通する複数の小貫通孔32dが同プ
レート32の中心軸線L1を中心として等角度毎に設け
られている。本実施形態では、12個の小貫通孔32d
が設けられている。また、大径部32bと小径部32c
との境界上に位置する段差部分には、3個の円形凹部3
2eがノズルバックプレート32の中心軸線L1を中心
として等角度毎に前記小径部32cの外周を削るように
設けられている。その各凹部32eは、ノズルバックプ
レート32の周方向において、隣合う前記小貫通孔32
dの中間に位置するようになっている。各凹部32eの
中央には、螺孔32fが設けられている。
【0024】そして、前記各凹部32e内には、筒状の
ローラ33が配置されている。そのローラ33は、筒体
部33aと、その筒体部33aの一端部に形成されたリ
ング状鍔部33bとから構成されている。その鍔部33
bは、その外径が前記凹部32eの直径と同じなるよう
に形成されているとともに、ローラ33の中央に設けら
れた貫通孔33cは、前記螺孔32fよりやや大径に形
成されている。また、鍔部33bの厚さは、ローラ33
を図3に示すように前記凹部32e内に配置するとき鍔
部33bの上表面が前記大径部32bの上表面と一致す
るように設定されている。そして、図3に示すようにロ
ーラ33を前記凹部32e内に配置した状態から、環状
の第2プレートとしてのリングプレート34が環状シー
ト35を介して鍔部33bと大径部32bとの上表面に
配置されている。
ローラ33が配置されている。そのローラ33は、筒体
部33aと、その筒体部33aの一端部に形成されたリ
ング状鍔部33bとから構成されている。その鍔部33
bは、その外径が前記凹部32eの直径と同じなるよう
に形成されているとともに、ローラ33の中央に設けら
れた貫通孔33cは、前記螺孔32fよりやや大径に形
成されている。また、鍔部33bの厚さは、ローラ33
を図3に示すように前記凹部32e内に配置するとき鍔
部33bの上表面が前記大径部32bの上表面と一致す
るように設定されている。そして、図3に示すようにロ
ーラ33を前記凹部32e内に配置した状態から、環状
の第2プレートとしてのリングプレート34が環状シー
ト35を介して鍔部33bと大径部32bとの上表面に
配置されている。
【0025】前記リングプレート34は、その外径が前
記大径部32bと等しくなるとともに、その内周面が前
記凹部32e内に配置されたローラ33の筒体部33a
の外周面と当接するように形成されている。つまり、リ
ングプレート34の内周面は、各凹部32e内に配置さ
れた各ローラ33の筒体部33aの外周面における接線
上に位置されている。また、リングプレート34の上表
面には、その中心軸線L2を中心として等角度毎に前記
小貫通孔32dと同じ数の12個の係合部材としてのピ
ン36が設けられている。そして、図3に示すように、
ローラ33及びリングプレート34は、ノズルバックプ
レート32から抜けないようにローラピン部材37より
保持されている。
記大径部32bと等しくなるとともに、その内周面が前
記凹部32e内に配置されたローラ33の筒体部33a
の外周面と当接するように形成されている。つまり、リ
ングプレート34の内周面は、各凹部32e内に配置さ
れた各ローラ33の筒体部33aの外周面における接線
上に位置されている。また、リングプレート34の上表
面には、その中心軸線L2を中心として等角度毎に前記
小貫通孔32dと同じ数の12個の係合部材としてのピ
ン36が設けられている。そして、図3に示すように、
ローラ33及びリングプレート34は、ノズルバックプ
レート32から抜けないようにローラピン部材37より
保持されている。
【0026】ローラピン部材37は、前記ローラ33の
貫通孔33cを貫挿支持するピン部37aと、該ピン部
37aの一端(図3において下端)に形成された小径固
定部37b及び該ピン部37aの他端(図3において上
端)に形成されたストッパとしての大径円盤部37cと
を備えている。そして、小径固定部37bを前記螺孔3
2f内に螺合することによって、ローラピン部材37の
大径円盤部37cがローラ33及びリングプレート34
と係合しノズルバックプレート32から抜けないように
同ローラ33及びリングプレート34を規制する。この
とき、ローラ33は、ローラピン部材37より該ローラ
ピン部材37の中心軸線に対して回動可能に保持される
とともに、リングプレート34は、ローラピン部材37
より自身の中心軸線L2(つまりノズルバックプレート
32の中心軸線L1)に対して回動可能に保持される。
貫通孔33cを貫挿支持するピン部37aと、該ピン部
37aの一端(図3において下端)に形成された小径固
定部37b及び該ピン部37aの他端(図3において上
端)に形成されたストッパとしての大径円盤部37cと
を備えている。そして、小径固定部37bを前記螺孔3
2f内に螺合することによって、ローラピン部材37の
大径円盤部37cがローラ33及びリングプレート34
と係合しノズルバックプレート32から抜けないように
同ローラ33及びリングプレート34を規制する。この
とき、ローラ33は、ローラピン部材37より該ローラ
ピン部材37の中心軸線に対して回動可能に保持される
とともに、リングプレート34は、ローラピン部材37
より自身の中心軸線L2(つまりノズルバックプレート
32の中心軸線L1)に対して回動可能に保持される。
【0027】また、前記ノズルバックプレート32の各
小貫通孔32d内には、それぞれ回転軸としての軸38
が貫挿して回動可能に支持されている。これら軸38の
一端部(図3において下端部)には、ノズルベーン39
が固定されている。また、軸38の他端部(図3におい
て上端部)には、同軸38と直交してノズルバックプレ
ート32の外縁部へ延びる開閉レバー40が固定されて
いる。開閉レバー40の基端は軸38と固着され、開閉
レバー40の先端部は二股に分岐した一対の挟持部40
aが形成されている。そして、各開閉レバー40の挟持
部40a間に、前記ピン36を回動可能な状態で挟持す
ることによって、各開閉レバー40とリングプレート3
4とは連結されている。
小貫通孔32d内には、それぞれ回転軸としての軸38
が貫挿して回動可能に支持されている。これら軸38の
一端部(図3において下端部)には、ノズルベーン39
が固定されている。また、軸38の他端部(図3におい
て上端部)には、同軸38と直交してノズルバックプレ
ート32の外縁部へ延びる開閉レバー40が固定されて
いる。開閉レバー40の基端は軸38と固着され、開閉
レバー40の先端部は二股に分岐した一対の挟持部40
aが形成されている。そして、各開閉レバー40の挟持
部40a間に、前記ピン36を回動可能な状態で挟持す
ることによって、各開閉レバー40とリングプレート3
4とは連結されている。
【0028】従って、リングプレート34がその中心軸
線L2(つまり中心軸線L1)を中心に回動されると、
各ピン36が各開閉レバー40の挟持部40aをリング
プレート34の回動方向へ押す。その結果、それら開閉
レバー40は軸38を回動させることとなり、軸38の
回動に伴い各ノズルベーン39は同軸38を中心にして
各々同期して開閉動作する。また、隣合うノズルベーン
39間の隙間の大きさは、それらノズルベーン39の同
期した開閉動作に基づき変化する。このとき、ローラピ
ン部材37を挟んだ両開閉レバー40は、その当接部と
してのアーム40bがそれぞれ前記ローラピン部材37
の大径円盤部37cに当接するによって、その両方向
(一方の開閉レバー40の時計回り方向と他方の開閉レ
バー40の反時計回り方向)の回動が規制される。つま
り、大径円盤部37cは、両開閉レバー40のそれぞれ
の回動を規制するストッパとなっている。両開閉レバー
40のそれぞれの回動が大径円盤部37cにより規制さ
れることによって、隣合うノズルベーン39間の隙間の
大きさ範囲(ノズルベーン39の全閉又は全開の角度)
が制御されるとともに、それらノズルベーン39の同期
した閉動作時のベーン同士の衝突が防止される。
線L2(つまり中心軸線L1)を中心に回動されると、
各ピン36が各開閉レバー40の挟持部40aをリング
プレート34の回動方向へ押す。その結果、それら開閉
レバー40は軸38を回動させることとなり、軸38の
回動に伴い各ノズルベーン39は同軸38を中心にして
各々同期して開閉動作する。また、隣合うノズルベーン
39間の隙間の大きさは、それらノズルベーン39の同
期した開閉動作に基づき変化する。このとき、ローラピ
ン部材37を挟んだ両開閉レバー40は、その当接部と
してのアーム40bがそれぞれ前記ローラピン部材37
の大径円盤部37cに当接するによって、その両方向
(一方の開閉レバー40の時計回り方向と他方の開閉レ
バー40の反時計回り方向)の回動が規制される。つま
り、大径円盤部37cは、両開閉レバー40のそれぞれ
の回動を規制するストッパとなっている。両開閉レバー
40のそれぞれの回動が大径円盤部37cにより規制さ
れることによって、隣合うノズルベーン39間の隙間の
大きさ範囲(ノズルベーン39の全閉又は全開の角度)
が制御されるとともに、それらノズルベーン39の同期
した閉動作時のベーン同士の衝突が防止される。
【0029】前記アーム40bは、図2及び図4に示す
ように、その両側面が互いに対称的に円弧状に形成され
ている。本実施形態では、そのアーム40bの円弧状両
側面の曲率半径r1は、前記大径円盤部37cの外周面
の曲率半径(即ち、大径円盤部37cの半径)r2と等
しくなるように設定されている。また、図4に示すよう
に、前記ローラピン部材37の両側に配置された開閉レ
バー40は、その基端(即ち軸38)がローラピン部材
37の大径円盤部37cに対してそれぞれ等角度(図4
においてθ1=θ2)に設けられている。
ように、その両側面が互いに対称的に円弧状に形成され
ている。本実施形態では、そのアーム40bの円弧状両
側面の曲率半径r1は、前記大径円盤部37cの外周面
の曲率半径(即ち、大径円盤部37cの半径)r2と等
しくなるように設定されている。また、図4に示すよう
に、前記ローラピン部材37の両側に配置された開閉レ
バー40は、その基端(即ち軸38)がローラピン部材
37の大径円盤部37cに対してそれぞれ等角度(図4
においてθ1=θ2)に設けられている。
【0030】従って、各開閉レバー40がリングプレー
ト34の回動により回転角度θ3を持って時計回り方向
に回動されるとき、図4において実線で示すように、前
記両開閉レバー40のうちの一方(図4において下側)
の開閉レバー40は、そのアーム40bの一側面(図4
において上側面)が前記大径円盤部37cの外周面に当
接する。それとともに、他方(図4において上側)の開
閉レバー40は、前記大径円盤部37cから離れるよう
になっている。一方、各開閉レバー40がリングプレー
ト34の回動により回転角度θ4を持って反時計回り方
向に回動されるとき、図4において2点鎖線で示すよう
に、前記両開閉レバー40のうちの一方(図4において
上側)の開閉レバー40は、そのアーム40bの一側面
(図4において下側面)が前記大径円盤部37cの外周
面に当接する。それとともに、他方(図4において下
側)の開閉レバー40は、前記大径円盤部37cから離
れるようになっている。
ト34の回動により回転角度θ3を持って時計回り方向
に回動されるとき、図4において実線で示すように、前
記両開閉レバー40のうちの一方(図4において下側)
の開閉レバー40は、そのアーム40bの一側面(図4
において上側面)が前記大径円盤部37cの外周面に当
接する。それとともに、他方(図4において上側)の開
閉レバー40は、前記大径円盤部37cから離れるよう
になっている。一方、各開閉レバー40がリングプレー
ト34の回動により回転角度θ4を持って反時計回り方
向に回動されるとき、図4において2点鎖線で示すよう
に、前記両開閉レバー40のうちの一方(図4において
上側)の開閉レバー40は、そのアーム40bの一側面
(図4において下側面)が前記大径円盤部37cの外周
面に当接する。それとともに、他方(図4において下
側)の開閉レバー40は、前記大径円盤部37cから離
れるようになっている。
【0031】このいずれの当接においても、大径円盤部
37cの外周面はアーム40bの一側面とはぴったりに
合うようになっている。つまり、開閉レバー40と大径
円盤部37cとの当接は、開閉レバー40のアーム40
bの一側面と大径円盤部37cの外周面との面接触であ
る。
37cの外周面はアーム40bの一側面とはぴったりに
合うようになっている。つまり、開閉レバー40と大径
円盤部37cとの当接は、開閉レバー40のアーム40
bの一側面と大径円盤部37cの外周面との面接触であ
る。
【0032】上記構成の可変ノズル機構31は、ノズル
バックプレート32を図示しないボルトでタービンハウ
ジング14に固定することで、図1に示すように同ハウ
ジング14に取り付けられる。こうしてタービンハウジ
ング14に取り付けられた可変ノズル機構31は、セン
タハウジング12とタービンハウジング14との間に位
置することとなる。この状態において、リングプレート
34は、可変ノズル機構31を駆動するための図示しな
い駆動機構と連結されている。その駆動機構の駆動によ
りリングプレート34が周方向に押され、中心軸線L2
(つまり中心軸線L1,L)を中心に回動することとな
る。そして、このリングプレート34の回動により、隣
合うノズルベーン39間の隙間の大きさが調整され、当
該隙間の調整に基づきスクロール通路20から排気ガス
流路21を介してタービンホイール17へ吹き付けられ
る排気ガスの流速が調節される。
バックプレート32を図示しないボルトでタービンハウ
ジング14に固定することで、図1に示すように同ハウ
ジング14に取り付けられる。こうしてタービンハウジ
ング14に取り付けられた可変ノズル機構31は、セン
タハウジング12とタービンハウジング14との間に位
置することとなる。この状態において、リングプレート
34は、可変ノズル機構31を駆動するための図示しな
い駆動機構と連結されている。その駆動機構の駆動によ
りリングプレート34が周方向に押され、中心軸線L2
(つまり中心軸線L1,L)を中心に回動することとな
る。そして、このリングプレート34の回動により、隣
合うノズルベーン39間の隙間の大きさが調整され、当
該隙間の調整に基づきスクロール通路20から排気ガス
流路21を介してタービンホイール17へ吹き付けられ
る排気ガスの流速が調節される。
【0033】更に、タービンホイール17へ吹き付けら
れる排気ガスの流速を調節することにより、タービンホ
イール17、ロータシャフト15及びコンプレッサホイ
ール16の回転速度が適宜に調節され、ひいては燃焼室
へ強制的に送り込まれる空気の量が調節される。こうし
た燃焼室への吸入空気量の調整を行うことにより、内燃
機関の出力向上と燃焼室内の過剰圧防止との両立が図ら
れるようになる。
れる排気ガスの流速を調節することにより、タービンホ
イール17、ロータシャフト15及びコンプレッサホイ
ール16の回転速度が適宜に調節され、ひいては燃焼室
へ強制的に送り込まれる空気の量が調節される。こうし
た燃焼室への吸入空気量の調整を行うことにより、内燃
機関の出力向上と燃焼室内の過剰圧防止との両立が図ら
れるようになる。
【0034】次に、本実施形態の可変ノズルベーン付き
ターボチャージャ11の特徴を以下に記載する。 (1)本実施形態では、ストッパとしてのローラピン部
材37の大径円盤部37cは、その外周面の曲率半径r
2(つまり大径円盤部37cの半径)が開閉レバー40
のアーム40bの両側面の曲率半径r1と等しくなるよ
うに形成されている。そして、開閉レバー40と大径円
盤部37cとは当接するとき、大径円盤部37cの外周
面はアーム40bの一側面とはぴったりに合うようにな
っている。つまり、開閉レバー40と大径円盤部37c
との当接は、開閉レバー40のアーム40bの一側面と
大径円盤部37cの外周面との面接触である。
ターボチャージャ11の特徴を以下に記載する。 (1)本実施形態では、ストッパとしてのローラピン部
材37の大径円盤部37cは、その外周面の曲率半径r
2(つまり大径円盤部37cの半径)が開閉レバー40
のアーム40bの両側面の曲率半径r1と等しくなるよ
うに形成されている。そして、開閉レバー40と大径円
盤部37cとは当接するとき、大径円盤部37cの外周
面はアーム40bの一側面とはぴったりに合うようにな
っている。つまり、開閉レバー40と大径円盤部37c
との当接は、開閉レバー40のアーム40bの一側面と
大径円盤部37cの外周面との面接触である。
【0035】従って、従来技術に比べて、大径円盤部3
7cと開閉レバー40との間の当接面圧が低くなり、大
径円盤部37cと開閉レバー40との摩耗が低減され
る。その結果、長期にわたり、開閉レバー40の回動範
囲、つまりノズルベーン39の開閉角度を正確に制御す
ることができるとともに、ノズルベーン同士間の衝突を
避けその衝突による損壊を未然に防止することができ
る。つまり、可変ノズルベーン付きターボチャージャ1
1の過給性能の向上を図ることができるとともに、可変
ノズルベーン付きターボチャージャ11の信頼性を向上
することができる。
7cと開閉レバー40との間の当接面圧が低くなり、大
径円盤部37cと開閉レバー40との摩耗が低減され
る。その結果、長期にわたり、開閉レバー40の回動範
囲、つまりノズルベーン39の開閉角度を正確に制御す
ることができるとともに、ノズルベーン同士間の衝突を
避けその衝突による損壊を未然に防止することができ
る。つまり、可変ノズルベーン付きターボチャージャ1
1の過給性能の向上を図ることができるとともに、可変
ノズルベーン付きターボチャージャ11の信頼性を向上
することができる。
【0036】(2)本実施形態では、ストッパとしての
ローラピン部材37の大径円盤部37cは、回動が同期
した隣合う両開閉レバー40の一方の開閉レバー40と
当接することによってノズルベーン39の全開角度を制
御する一方、該両開閉レバー40の他方の開閉レバー4
0と当接することによってノズルベーン39の全閉角度
を制御するように該両開閉レバー40間に設けられてい
る。従って、ノズルベーンの全閉角度を制御するため外
部に全閉ストッパを設ける必要があった従来技術に比べ
て、可変ノズルベーン付きターボチャージャ11の部品
点数が低減される。その結果、可変ノズルベーン付きタ
ーボチャージャ11のコスト低減を図ることができる。
ローラピン部材37の大径円盤部37cは、回動が同期
した隣合う両開閉レバー40の一方の開閉レバー40と
当接することによってノズルベーン39の全開角度を制
御する一方、該両開閉レバー40の他方の開閉レバー4
0と当接することによってノズルベーン39の全閉角度
を制御するように該両開閉レバー40間に設けられてい
る。従って、ノズルベーンの全閉角度を制御するため外
部に全閉ストッパを設ける必要があった従来技術に比べ
て、可変ノズルベーン付きターボチャージャ11の部品
点数が低減される。その結果、可変ノズルベーン付きタ
ーボチャージャ11のコスト低減を図ることができる。
【0037】なお、上記実施形態は、例えば以下のよう
に変更することもできる。 ○上記実施形態では、ローラピン部材37を挟んだ両開
閉レバー40は、その基端(即ち軸38)がローラピン
部材37の大径円盤部37cに対してそれぞれ等角度
(図4においてθ1=θ2、よってθ3=θ4)に配設
されるように実施したが、ローラピン部材37を挟んだ
両開閉レバー40は、その基端(即ち軸38)がローラ
ピン部材37の大径円盤部37cに対してそれぞれ非等
角度(つまり、θ1≠θ2、よってθ3≠θ4)に配設
されるように実施してもよい。この場合、上記実施形態
の特徴(1)及び(2)と同様な効果を得ることができ
る。
に変更することもできる。 ○上記実施形態では、ローラピン部材37を挟んだ両開
閉レバー40は、その基端(即ち軸38)がローラピン
部材37の大径円盤部37cに対してそれぞれ等角度
(図4においてθ1=θ2、よってθ3=θ4)に配設
されるように実施したが、ローラピン部材37を挟んだ
両開閉レバー40は、その基端(即ち軸38)がローラ
ピン部材37の大径円盤部37cに対してそれぞれ非等
角度(つまり、θ1≠θ2、よってθ3≠θ4)に配設
されるように実施してもよい。この場合、上記実施形態
の特徴(1)及び(2)と同様な効果を得ることができ
る。
【0038】○上記実施形態では、ノズルベーン39と
開閉レバー40はそれぞれ12個にて実施したが、ノズ
ルベーン39と開閉レバー40の数は12個に限定され
ず、例えば8個〜16個にて実施してもよい。この場
合、上記実施形態の特徴(1)及び(2)と同様な効果
を得ることができる。
開閉レバー40はそれぞれ12個にて実施したが、ノズ
ルベーン39と開閉レバー40の数は12個に限定され
ず、例えば8個〜16個にて実施してもよい。この場
合、上記実施形態の特徴(1)及び(2)と同様な効果
を得ることができる。
【0039】○また、上記実施形態では、ストッパとし
てのローラピン部材37の大径円盤部37cは3個にて
実施したが、ストッパの数は3個に限定されず、4個以
上例えば6個、8個などの数にて実施してもよい。この
場合、上記実施形態の特徴(1)及び(2)と同様な効
果を得ることができる。
てのローラピン部材37の大径円盤部37cは3個にて
実施したが、ストッパの数は3個に限定されず、4個以
上例えば6個、8個などの数にて実施してもよい。この
場合、上記実施形態の特徴(1)及び(2)と同様な効
果を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、可
変ノズルベーン付きターボチャージャの過給性能の向上
を図ることができるとともに、可変ノズルベーン付きタ
ーボチャージャの信頼性を向上することができる。
変ノズルベーン付きターボチャージャの過給性能の向上
を図ることができるとともに、可変ノズルベーン付きタ
ーボチャージャの信頼性を向上することができる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、可変ノズルベーン
付きターボチャージャのコスト低減を図ることができ
る。
又は2に記載の発明の効果に加えて、可変ノズルベーン
付きターボチャージャのコスト低減を図ることができ
る。
【図1】本発明の可変ノズルベーン付きターボチャージ
ャの一実施形態を示す断面図。
ャの一実施形態を示す断面図。
【図2】ノズルベーンを開閉動作させるための本実施形
態の可変ノズル機構を示す底面図。
態の可変ノズル機構を示す底面図。
【図3】同可変ノズル機構の図2におけるA−A線断面
図。
図。
【図4】同可変ノズル機構のストッパ構造を説明する説
明図。
明図。
【図5】従来の可変ノズルベーン付きターボチャージャ
の可変ノズル機構を示す底面図。
の可変ノズル機構を示す底面図。
【図6】従来の可変ノズルベーン付きターボチャージャ
の可変ノズル機構を示す要部拡大図。
の可変ノズル機構を示す要部拡大図。
11…可変ノズルベーン付きターボチャージャ、17…
タービンホイール、21…排気ガス流路、32…第1プ
レートとしてのノズルバックプレート、34…第2プレ
ートとしてのリングプレート、36…係合部材としての
ピン、37c…ストッパとしての大径円盤部、38…回
転軸としての軸、39…ノズルベーン、40…開閉レバ
ー。
タービンホイール、21…排気ガス流路、32…第1プ
レートとしてのノズルバックプレート、34…第2プレ
ートとしてのリングプレート、36…係合部材としての
ピン、37c…ストッパとしての大径円盤部、38…回
転軸としての軸、39…ノズルベーン、40…開閉レバ
ー。
Claims (3)
- 【請求項1】 タービンホイールに吹き付けられる排気
ガスが通過する排気ガス流路に第1のプレートを配設
し、その第1のプレートに回転可能に支持した回転軸の
排気ガス通路側端部にノズルベーンを設け、前記回転軸
との排気ガス通路側端部と反対側端部に開閉レバーを設
けるとともに、前記第1のプレートと相対回動する第2
のプレートを設け、その両プレートの相対回動に基づい
て前記第2のプレートに設けた係合部材にて前記開閉レ
バーを回動させて前記ノズルベーンの開閉角度を制御し
て前記排気ガスの流速を可変するようにした可変ノズル
ベーン付きターボチャージャにおいて、 前記第1のプレートには、前記開閉レバーと面接触して
開閉レバーの少なくとも一方向の回動範囲を規制するス
トッパを設けたことを特徴とする可変ノズルベーン付き
ターボチャージャ。 - 【請求項2】 請求項1記載の可変ノズルベーン付きタ
ーボチャージャにおいて、 前記ストッパは円盤状に形成され、前記開閉レバーのス
トッパとの当接部が円弧状に形成されるとともに、前記
ストッパの外周面の曲率半径を、前記開閉レバーの円弧
状当接部の曲率半径と等しくなるようにしたことを特徴
とする可変ノズルベーン付きターボチャージャ。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の可変ノズルベーン
付きターボチャージャにおいて、 前記ストッパは、回動が同期した隣合う両開閉レバーの
一方の開閉レバーと当接することによってノズルベーン
の全開角度を制御する一方、該両開閉レバーの他方の開
閉レバーと当接することによってノズルベーンの全閉角
度を制御するように該両開閉レバー間に設けられている
ことを特徴とする可変ノズルベーン付きターボチャージ
ャ。
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1998
- 1998-12-28 JP JP37261598A patent/JP3473469B2/ja not_active Expired - Fee Related
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